面接の流れやマナーを理解しよう!受付・入室・退室の場面別に解説!

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この記事のまとめ

  • 面接は、基本的に「入室→自己紹介→志望動機→自己PR→逆質問→退室」の流れで進む
  • 面接を受ける際は、流れだけでなく身だしなみにも気を配ろう
  • 面接室へ入室する際はドアを3回ノックし、挨拶してからお辞儀をする
  • 面接終了後も建物を出るまでは油断せず、落ち着いた行動を心掛ける
  • 面接を成功させるには、一連の流れを把握し練習を重ねておくことが重要

面接を控えている人のなかには、「流れが分からず対策ができない」という方もいるでしょう。就職活動における面接は、入室・自己紹介・志望動機(自己PR)・企業からの説明・逆質問・退室といった流れで進むのが一般的です。このコラムでは、面接における身だしなみのポイントやマナー、面接を成功させるコツなども解説しているので、ぜひお役立てください。

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就職面接の基本的な流れ

面接を成功させるためには、面接の一連の流れを把握しておくことが重要です。面接の流れを事前に知っておくことで、効率的な面接対策ができるようになります。面接の一連の流れは以下を参考にしてください。

入室
自己紹介
志望動機
自己PR
企業からの説明
逆質問
退室

面接の流れをより詳細に知りたい方は、「対面面接の流れやマナーを解説!入退室の仕方や持ち物も確認しよう」のコラムを確認しましょう。

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面接における身だしなみの4つのポイント

面接での身だしなみのポイントは「スーツのサイズは体に合ったものを選ぶ」「髪型は清潔感を意識する」などです。面接は、「企業に、一人のビジネスパーソンとして自分をアピールする場」でもあるので、下記を参考に準備を整えておきましょう。

1.スーツは体に合ったサイズを選ぶ

スーツは身体に合うサイズを選びましょう。シワがなくサイズ感の合ったスーツは、面接時の好印象につながります。色は黒やグレー、ネイビーなどシンプルなものを選ぶと良いでしょう。なお、スーツは面接前にクリーニングに出しておくのがおすすめです。

女性はパンツ・スカートどちらでもOK

女性の面接用のスーツはパンツ・スカートどちらのタイプでも構いません。スカートは親しみやすく柔らかな印象を与え、パンツは活発ではつらつとした印象を与えるため、希望する職種に合わせて選ぶと良いでしょう。たとえば、営業職を希望しているならパンツスーツを着用して、行動力のあるイメージをアピールするのがおすすめです。

2.髪型は「清潔感」を意識

面接では、髪型の清潔感も重要です。派手な髪色やスタイリングは、企業に不真面目な印象を与える恐れがあるため、落ち着きのあるすっきりとした髪型にしましょう。髪色は男女ともに黒髪がベターです。また、表情が伝わりやすくなるよう、前髪は短めに切っておきましょう。
就活時の髪型のポイントは「就活の髪型はこうする!印象アップのヘアスタイルとは?」で解説しているので、あわせてご参照ください。

3.靴は汚れや傷がないかチェック

靴は汚れや傷のないものを用意します。色は黒やこげ茶が無難です。新品の靴はサイズ不良や靴擦れなどのトラブルが起きやすいため、面接前に履き慣らしておくと良いでしょう。
就職活動用の靴の選び方が知りたい方は、「就活スーツに合う靴は、内羽式?それとも外羽式?」のコラムも要チェックです。

4.カバンは自立するものを選ぶ

カバンは、面接中足元に置くことが多いので、自立するものを選びましょう。大きさは、応募書類が入るA4サイズがおすすめ。色は黒が無難です。派手な色やデザインのカバンは、ビジネスの場にそぐわず、マイナスイメージを持たれる可能性があるので注意する必要があります。「持ち物にも気を使おう!面接向けカバンはこれで決まり」のコラムでは、就職活動用のカバンの選び方や持ち方・置き方などを解説しているので、ぜひご一読ください。

【受付編】面接の流れ

この項では、受付時の流れを紹介します。企業によっては、受付の様子も確認していることがあるので、「面接は会場に着いたときから始まる」という意識で臨みましょう。

1.受付前に身だしなみをチェックする

受付を済ませる前に、一度鏡を見て自分の身だしなみをチェックしましょう。寝ぐせがついていたりスーツが汚れていたりすると、面接時にマイナスなイメージを与えてしまう恐れがあります。出先でもすぐに直せるよう、携帯用のヘアブラシやホコリ取りなどを持参すると便利です。

2.面接の5~10分前までに受付を済ませる

受付は、遅くても面接の5分前に済ませましょう。ただし、受付は早ければ早いほど良いという訳ではありません。約束の時間より極端に早く到着してしまうと、逆に企業側の迷惑になる可能性があるので注意してください。遅刻が心配な場合は、会場周辺のカフェやベンチを事前に探しておくのも一つの手です。もし早めに着いても、そこで待ちながら到着時間を調整できます。

3.受付後は静かに待機する

受付後、控室に通された場合は席について静かに待ちましょう。待ち時間が長く、手持ち無沙汰になっても、スマホや雑誌を見るのはマナー違反です。面接の流れやマナーを思い返したり、質問内容を想定したりするなどして待機しましょう

面接における受付時の4つのマナー」のコラムでは、受付での取り次ぎ方法やマスクの着脱についても解説しているので、チェックしてみてください。

【入室編】面接の流れ

この項では、面接における入室の流れを紹介します。就職活動では、第一印象が評価に大きく影響することもあるので、以下でマナーをしっかりと押さえましょう。

1.ドアを3回ノックする

入室するときは、ドアをゆっくり3回ノックします。ドアが開いている場合もノックをするのがマナーです。面接官に「どうぞ」と声をかけられたら、「失礼いたします」と言って入室します。なお、入室後にドアを閉める際は、後ろ手を使わないように注意しましょう。

2.面接官にお辞儀をする

入室後は面接官のほうを向き、「よろしくお願いいたします」と挨拶をしてお辞儀をします。お辞儀をしたあとは椅子の横に立ち、氏名を名乗ってから「よろしくお願いいたします」と挨拶しましょう。

3.声を掛けられてから椅子に座る

挨拶が終わり、面接官から椅子に座るように言われたら着席します。このときも、浅めのお辞儀をしてから座りましょう。カバンは椅子に立てかけるか、椅子の横に置きます。

正しい形のお辞儀を心掛けよう

面接におけるお辞儀は、状況や場面によって適切な角度があります。たとえば、入退室時の「失礼いたします」は30度、着席前の「よろしくお願いいたします」は45度、椅子に着席する前の「失礼いたします」は15度の会釈が理想的です。お辞儀をする際の手は、男性は身体の脇に添え、女性は身体の前でそろえましょう。

4.面接中は姿勢や表情に注意する

着席時は、椅子の座面半分ほどの位置を目安に腰掛け、姿勢を正して胸を張りましょう。面接中は質問の回答内容だけでなく、立ち居振る舞いや態度などもチェックされています。 猫背や足を組む姿勢は、やる気がないイメージを与える恐れがあるので避けましょう。
また、目線は面接官のほうに向けます。顔がこわばったり目線を泳がせていたりすると、「自信がない」と思われる場合があるので、落ち着いた表情で、明るく自然なコミュニケーションを心掛けましょう。

話は簡潔に伝えよう!

面接中は、要点を押さえた簡潔な話し方を意識しましょう。話が長いとまとまりがなく、内容がうまく伝わらない可能性があります。相手に明確な内容を伝えるために、日ごろから結論ファーストで話す練習をしておくのもおすすめです。

【退室編】面接の流れ

この項では、面接における退室時の流れを解説します。

面接終了後にお礼の挨拶をする

面接が終了したら、お礼を述べて頭を下げましょう。椅子から立ち上がったあと、「本日はありがとうございました」といって一礼すると、面接官に良い印象を与えられます。

退出時の挨拶をする

面接官へのお礼の挨拶が済んだら、退室します。退室前は、ドア付近で面接官のほうへ向き直り、「失礼いたします」と言って再度お辞儀をしましょう。入室時と同様、ドアの開閉は静かに行うのがマナーです。

退室するときのマナーは「面接前に確認!退室時のマナー」のコラムでも解説しているので、あわせて確認しておきましょう。

退室後の行動にも注意しよう

面接会場から出るまでは、どこで様子を見られているか分からないので、緊張感を持って行動しましょう。退室後すぐにスマホを見たり、衣服を崩したりするなどの行為は避けるのが無難です。

面接を成功させる3つのコツ

就職活動における面接を成功させるには、「受け答えの練習を行う」「逆質問を複数用意しておく」といった対策を行うのがおすすめです。下記を参考にしながら、面接練習に役立ててみましょう。

1.受け答えの練習を繰り返し行う

面接における受け答えでは、会社との相性だけでなく、社会人としての素養があるかどうかも判断されています。普段の会話と違う配慮が必要なので、慣れるまで練習を重ねましょう。受け答えの練習では、以下のポイントを意識してみてください。

自然な笑顔を心掛ける
明るくハキハキと話す
質問への返事や相槌は「はい」
慌てて早口にならないようにする
肯定的な表現を使う
質問に合った回答をする

上記のほか、面接では正しい言葉遣いも評価につながります。日ごろから正しい言葉遣いを意識したり、目上の人と話す機会を作ったりするなどして、敬語の使い方をしっかり身につけておきましょう。「「頂いております」は正しい?間違えやすい敬語の例をご紹介」では、敬語の基本を解説しているので、自信がない方は事前にチェックしてみてください。

2.志望動機は具体的で伝わりやすい内容にする

「志望動機」は面接で必須ともいえる質問事項です。志望動機を考える際は、以下3つのポイントを最低限押さえておきましょう。

「なぜその会社が良いのか」を明確に伝える
具体的かつ端的で意欲が伝わりやすい内容にする
待遇面を理由にするのは避ける

企業は志望動機から「なぜ他社ではないのか」「入社意欲の強さ」「入社後の貢献度の高さ」などをチェックします。そのため、自分の体験や考え、強みなどを洗い出したうえで、具体的かつ企業が採用のメリットを感じる内容にしましょう。志望動機の書き方に自信がない方には、「志望動機の書き方は?面接での答え方も例文付きでご紹介!」のコラムがおすすめです。

3.逆質問は複数用意しておく

就職活動における面接では、逆質問の機会を与えられることが多くあります。質問によっては意欲のアピールにつながることもあるため、事前にしっかりと準備しておくのがおすすめです。
ただし、Webサイトで調べたらすぐに分かることを聞いてしまうと、「企業研究が足りていない」と思われる可能性があるので注意してください。

待遇面について掘り下げるのも避けよう

面接の逆質問で待遇面について深く聞くのは、悪い印象につながる恐れがあります。業務内容ではなく、給与や福利厚生だけに興味があると思われてしまうからです。どうしても待遇面について聞きたい場合は、直接的な表現にならない質問を考えてみましょう。たとえば、給与のことなら同年代のモデルケースや平均などについて質問するのがおすすめです。

面接の具体的な流れが知りたい方や効果的な面接対策がしたい方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは既卒やフリーター、第二新卒といった若年層の就職支援を無料で行っています。経験豊富な就活アドバイザーが求職者を包括的にサポートするので、1人で選考対策をするのが不安な方も安心です。応募書類の書き方が知りたい、面接の流れを事前に確認しておきたいなど、就活に関する悩みも解決できるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

就職面接に関するQ&A

この項では、就職面接に関するお悩みをQ&A方式で解決します。「面接後は改めてお礼をするべき?」「面接でよく聞かれる質問は?」といった悩みを抱えている方は、ぜひお役立てください。

面接後は改めてお礼をするべき?

面接後に改めてお礼をするのは義務ではありません。そのため、お礼の有無で選考結果が左右されることは基本的にないといえます。そのうえで、面接後にどうしてもお礼がしたい場合は、手紙やメールを出しましょう。面接で確認しそびれたことがある方も、お礼状を送るついでに確認するのがおすすめです。お礼状の書き方や送り方は、「面接後のお礼状は必要?正しい書き方や送る際のマナーを解説!」のコラムで確認できます。

面接でよく聞かれる質問は?

面接では、「なぜ他社ではなくこの会社を選んだのか」「業務に活かせるスキルはあるか」「将来的にどうなりたいのか」といった質問をされます。頻出の質問に対する回答を事前に考えておけば、本番でも焦らずに回答できるので、しっかりと準備しておきましょう。「転職活動における面接の流れは?基本的なマナーやよくある質問について解説」では、転職の面接で聞かれやすい質問を紹介しているので、あわせてご参照ください。

「私服OK」と言われたらどうする?

企業から「面接の服装は私服でもOK」と言われたら、オフィスカジュアルで行くのが無難です。オフィスカジュアルとは、スーツほどかしこまってはいないものの、私服よりはきちんとした服装のことを指します。ジャケットとシャツ、パンツ(スカート)の組み合わせが一般的です。「オフィスカジュアルとは?スーツでも良いの?男女別おすすめアイテムを紹介」では、コーディネートのポイントを解説しているので、服装を選ぶ際の参考にしてみてください。

Web面接の流れは?

Web面接は、基本的に「応募企業から渡されたURLにアクセス」→「挨拶」→「面接」→「接続を切る」という流れで進みます。面接をスムーズに進めるためには、通信環境が整っているか・機材が正常に作動するかなどを事前に確認しておくのがおすすめです。Web面接の具体的な流れや作法は「オンライン面接の流れは?マナーやコツを押さえて就職・転職を成功させよう」のコラムで確認しましょう。なお、面接対策に自信がない方は、ハタラクティブのご利用もご検討ください。

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