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既卒から正社員を目指す!人生終了や終わりというイメージは本当?
更新日
この記事のまとめ
- 既卒を採用する企業は多いため「終わり」ではない
- 既卒が「終わり」といわれるのは新卒に比べると就活が難航する傾向があるから
- 既卒から正社員就職を目指すなら、企業が抱くイメージを把握して払拭できる対策が必要
- 既卒が就活を成功させるには、自己分析や企業研究といった準備をしっかり行う
「既卒になってしまうと人生終わり」というイメージを持っている方もいるようですが、必ずしも「終わり」ではありません。企業によっては既卒者を積極的に採用している場合もあり、就職できる可能性は十分にあるといえます。このコラムでは、既卒者が就職するための方法についてご紹介。「既卒になってしまったから人生終わり…」と諦める前に、就職に向けて積極的に行動しましょう。
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既卒になっても人生終わりではない!
既卒になったとしても人生終わりではなく、就職することは十分可能です。厚生労働省の「労働経済動向調査」によると、新規学卒者の採用枠で既卒者が応募可能だった事業所の割合は調査産業計で68%となっており、そのうち採用に至ったのは40%との結果が出ています。
既卒者は応募可能だった | 採用にいたった | |
---|---|---|
調査産業計 | 68% | 40% |
建設業 | 79% | 29% |
製造業 | 52% | 27% |
情報通信業 | 73% | 38% |
運輸業・郵便業 | 53% | 50% |
卸売業・小売業 | 64% | 46% |
金融業・保険業 | 88% | 34% |
不動産業・物品賃貸業 | 63% | 43% |
学術研究・専門/技術サービス業 | 49% | 25% |
宿泊業,飲食サービス業 | 79% | 57% |
生活関連サービス業・娯楽業 | 72% | 52% |
医療・福祉 | 88% | 50% |
サービス業(他に分類されないもの) | 65% | 27% |
引用:厚生労働省「労働経済動向調査(2021年8月)の概況(p14)」
そのため、一部の企業を除き、既卒を理由に就活が不利になるとは限りません。日本では少子高齢化の影響により人手不足が慢性化している業界も多く、既卒を積極的に採用している企業も増えているようです。
就活における既卒の強みが知りたい方は、「既卒の就活はしんどい?プロがおすすめする面接のやり方と質問の回答例」をご覧ください。既卒の就活の方法についても詳しく解説しています。
参照元
厚生労働省
労働経済動向調査
既卒者は人材不足の業界から注目がある
既卒は、人材不足の業界からの注目度が高い傾向にあります。特に新卒採用で若手を十分に採用できなかった企業や、慢性的な人手不足に悩む中小企業・業界などは、経歴ではなく年齢や人柄を重視した採用を行っている傾向が強いでしょう。
既卒でも卒業後3年以内なら新卒扱いになる可能性がある
厚生労働省の発表によると、「青少年雇用機会確保指針」を改正して、卒業から3年以内は新卒枠で応募可能としました。
卒業から3年以内であれば新卒扱いされる機会が増えるため、既卒者でも就職しやすいといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!発表資料全文
既卒は終わり?人生終了と感じる4つの理由
「既卒は終わり」のようにマイナスに感じる理由には、次のような事情があるようです。
1.既卒になると大きく就職率が下がってしまう
既卒は新卒と比較したときに就職率が大きく下がる傾向にあります。文部科学省の「令和3年度大学等卒業予定者の就職状況調査(4月1日現在)」によると、現役大学生の就職率は95.8%となっています。
前述のとおり、既卒者が新卒採用枠で応募可能な68%の企業のうち、採用にいたった割合は40%程度です。このことから、既卒者は新卒者に比べて就職が難しいといえるでしょう。
参照元
文部科学省
大学、短期大学、高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職内定状況等調査
2.採用してもすぐに辞めてしまうのでは?と思われる
既卒は「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」と懸念される傾向があります。新卒時に就職活動をしなかったことや社会人経験がないことから、「就業意欲が低い」と思われるためです。そのため、既卒は新卒採用時以上に自己分析や企業分析に時間を掛け、仕事に対する熱意や自分の強みを十分に確認してから就活に臨むことが重要になるでしょう。
3.人柄に問題があるのではないかと懸念される
新卒時に就職をしなかった既卒に対し、「人柄やコミュニケーション能力に問題があるのでは」と懸念する企業もあります。特に、大学卒業後にニートをしていたという人は、コミュニケーション能力を不安視されやすいでしょう。どのような仕事であっても最低限のコミュニケーションは必要です。「どうしても人と話すのが苦手で、コミュニケーション能力が心配」という人は、就活と同時に人と積極的に関わるようにしてください。コミュニケーションスキルを高め、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」という好印象を与えられれば、採用の可能性も高まるはずです。
4.ビジネスマナーが身についていないと思われる
既卒は社会人としての経験がないので、基本的なマナーやビジネススキル不足も懸念されがちです。新卒時の就活でもビジネスマナーや基本スキルは重視されるので、「既卒だから身についてなくて当たり前」と考えず、社会人としての基本的なマナーを身に着けておきましょう。
既卒のまま就職しないデメリット
既卒者は卒業から期間が経つほど、正社員就職が難しくなる傾向が見られます。ここでは既卒のまま就職しないデメリットについてまとめたので、確認しましょう。
既卒の期間が長期間になるほど就職率が下がる
既卒は卒業から時間が経つほど、就職率が下がる傾向があります。「既卒でも卒業後3年以内なら新卒扱いになる可能性がある」でもお伝えしたとおり、既卒の期間が3年を超えてくると、新卒扱いでの採用枠に応募するのが難しくなり、中途採用枠で応募することになるためです。中途採用では既卒のような社会人未経験の人だけでなく、経験やスキルが豊富な転職者もいるので、競争率は高くなります。
年齢を重ねるごとに求められるスキルが上がる
転職市場では年齢が上がれば上がるほど、専門性やマネジメント経験が求められるようになり、採用基準が上がります。そのため、既卒といえる卒業後3年程度の期間を過ぎてから就職しようとしても、なかなか採用につながらないことも。既卒は、新卒同様の扱いをしてもらえる若いうちに就職活動をしたほうが良いでしょう。
既卒で人生終わりになる人・ならない人の特徴
ここでは、既卒の就活がうまくいかない人とうまくいく人の特徴をご紹介します。
既卒で就活がうまくいかない人の特徴
既卒で就活がうまくいかない人の特徴は以下のとおりです。
既卒の危機感を持っていない人
既卒であることに危機感を覚えない人は、就活がうまくいかない傾向にあります。「既卒になると大きく就職率が下がってしまう」でお伝えしたとおり、既卒は新卒と比べて就職が難しくなることは否めません。できるだけ早く就職活動を始めなければ、ますます不利な状況になる可能性があります。
親に甘えてしまっている人
実家暮らしや親に甘えられる環境にあり、働かなくてもなんとかなるという人は、就活がうまくいかないことが多いです。親に甘えることは精神的に楽かもしれませんが、自立できるスキルがなければ、後々困ることが多くなるでしょう。
そもそも働く意欲がない人
働くことが嫌過ぎて、就活がうまくいかない人もいます。働く意欲が沸かないのは、「やりたい仕事」に出会えていないことが大きな原因でしょう。
既卒で就活がうまくいく人の特徴
「既卒だから終わり」から「既卒でも就職できる」と希望が持てると、就活がうまくいきやすいようです。
準備を怠らない人
既卒のなかでも準備を怠らない人は、就活がうまくいきやすいでしょう。なぜなら、就活は事前の準備が成功の大きなカギになるからです。自己分析や企業分析などを入念に行うほど、選考がスムーズに進むでしょう。
自分の価値観を持っている人
自分の価値観を持っている人は就活がうまくいきやすいでしょう。自分が大切にしている信念と志望先の考え方が合えば、ミスマッチも起こりづらくなります。客観的に見ても信頼できる人物に映るでしょう。
就職後の目標や目的がある人
就活がうまくいく人は、就職後の目標や目的を持っている傾向にあります。就職をゴールとすると、内定をもらった時点で満足しやすく、成長しにくいからです。「将来経営者になる」や「キャリアアップのために就職する」といった目標を持っている人は、就活がうまくいくでしょう。
「既卒=人生終わり」を回避する方法
既卒が就職をスムーズに行うためには、自己分析や企業分析・業界分析など、入念な準備が必要です。ここでは、具体的な方法を見ていきましょう。
自己分析や業界・企業研究をする
自分の価値感や考え方に合う志望先から内定をもらうためにも、自己分析や業界・企業研究は入念に行う必要があります。新卒時に行っていても、改めて実施しましょう。
自己分析の方法
自己分析とは、自分の過去の経験や好きなことを棚卸し、自分の強みや価値観を発見することです。紙に書き出すなど目に見える形でアウトプットしていくと効果的でしょう。会社のビジョンや価値観とマッチした志望先から内定をもらうためにも、効果的な自己分析は必須です。面接や書類選考の場面でも的確な自己表現をしやすくなり、自信にも繋がるでしょう。詳しくは「自己分析って何?やり方がわからない方へのヒント集」を参考にしてみてください。
業界研究の方法
業界研究の目的は、世の中にある業界を広く浅く調べて、自分の興味のある業界を知ることです。インターネットや本、雑誌で調べたり、セミナー・説明会などへ参加したりする方法があります。自分が興味のある業界について深く調べることで、就活におけるモチベーションの低下も防げるでしょう。
企業研究の方法
企業研究は、企業の特徴から自分とのマッチ度を図るために行います。Webサイトでの情報収集はもちろん、OB・OG訪問などで実際に働く人の意見を聞いて、自己分析で導き出した自分の価値観やビジョンとマッチする企業を見つけましょう。
実践に沿った応募書類の作成・面接対策をする
応募書類の作成や、面接対策などを実践に沿って準備することで、既卒の就職は成功に近づくでしょう。
通過率の高い履歴書の作成
通過率の高い履歴書のポイントは「簡潔で分かりやすい」ことです。なぜなら、ビジネスの現場では冗長な表現などを使うと、「要点を押さえられない人」というネガティブな印象を与えてしまうからです。既卒の就活を成功させるためにも、「簡潔で分かりやすい」書類作成を意識してみてください。
本番を想定した面接対策
新卒時に面接を経験したことがないという人は、必ず本番を想定して面接練習をしておきましょう。既卒の就活が上手くいかないのは、面接練習が足りていないからです。選考が進むにつれ緊張感は高まります。自然に受け答えができるようになるまで練習しておきましょう。
既卒が正社員就職するための5つのポイント
既卒が正社員就職を叶えるには、できるだけ早く就活を始めるのが大切。また、既卒になると経歴上の「空白期間」が生じてしまうため、空白期間になにをしていたか説明できるよう準備もしておきましょう。
1.できるだけ早めに就活を始める
既卒が就職するには、できるだけ早めに就活を行うことが大事です。既卒が新卒扱いとなる3年間は、意外とあっという間に過ぎてしまいます。さらに、既卒2年目、3年目になると、新卒者と同じ位置に立って就活を行う心構えが乏しくなってしまいがちです。新卒のフィールドに自分の足でしっかりと立てなくなってしまう前に、できるだけ早めに就活をスタートさせることが大事なポイントといえます。
2.空白期間を説明できるようにする
既卒が就活を成功させるには、空白期間をしっかりと説明できるようにしておきましょう。
既卒は卒業後から面接までの空白期間があります。その期間中に何をしていたのか、という質問は企業側からされる可能性が高いといえるでしょう。空白期間中に以下のような経験があれば、アピールするのがおすすめです。
留学経験
卒業後に留学をしていた場合、年数や活動内容について詳しく語るのがポイント。「留学した場合の既卒の就活はどうなる?メリットとデメリットも紹介」のコラムでは、留学経験のある既卒者に向けてアピール方法を説明しています。合わせてご確認ください。
アルバイト経験
内定がもらえないまま卒業を迎えたり、自分のやりたい仕事が決められなかったりした人は、アルバイトをしながら就活をしている人もいるはず。アルバイト経験がある人は、身につけた知識や能力をアピールすると良いでしょう。
資格取得への挑戦
卒業後に資格取得のための時間を過ごしていた場合、取得した資格や目指していた資格などをアピールして、既卒の理由を伝えましょう。
資格取得に臨んでいる人の中には、公務員試験や税理士、公認会計士など、資格浪人をして取得を目指している場合もあるようです。
ほかにも既卒になった背景には、病気の治療期間や家族の介護といった理由もあるでしょう。どのような理由であっても、既卒となった背景は聞かれる可能性が高いため、面接前にしっかりと内容をまとめておくことが大切です。
3.就活の軸を明確にする
既卒が正社員へ就職するためには、就活の軸を決めることが大切です。就活の軸とは、就活において自分が大切にする事柄のこと。就活の軸がはっきりとしていれば、仕事選びの基準も明確になるためミスマッチを起こしにくくなるでしょう。軸がよく分からなければ「就活の軸の決め方を解説!考え方や答え方の例文を確認しよう」を参考に考えてみてください。
4.アルバイトや紹介予定派遣から正社員を目指す
正社員求人に応募せずに、アルバイトや紹介予定派遣から正社員を目指す方法もあります。正社員登用制度がある企業であれば、アルバイトから正社員へのステップアップが期待できるでしょう。また、紹介予定派遣は、派遣先の企業と派遣者が直接雇用契約を結ぶことを指します。今の仕事で正社員になりたい人や、正規採用の前に仕事を経験したい人は、このような制度を活用するのも良いでしょう。
5.視野を広げて人材不足の業界を狙う
既卒は人材不足の業界を狙うことで、正社員へ就職できる可能性が高まります。なぜなら、人材不足の業界は、既卒や新卒問わず仕事に意欲のある人材を確保したいからです。とくにIT業界は人材不足に悩まされています。建設や運輸、医療業界などもこの先さらに需要が高まっていくでしょう。「人手不足の業界は就職成功率が高いってホント?」も参考にして、自分の強みやスキルを活用できる業界を探してみましょう。
既卒で人生終わりと思ったらエージェントを活用しよう
既卒の就活がうまくいかないと思っても、就職エージェントを利用すれば一人で活動するよりも効率的に進められます。ここでは具体的に、就職エージェントのメリットを紹介します。
自分では難しい自己分析や企業研究をサポートしてくれる
就職エージェントを活用すれば、自己分析や企業研究を効率的に行えます。なぜなら、経験豊富なアドバイザーの立場から客観的に見てもらえるからです。業界の最新動向も把握しているため、企業の選び方に自信のない方でも気軽に相談できるでしょう。
ビジネスマナーや面接対策のノウハウを教えてもらえる
就職エージェントでは最低限のビジネスマナー習得や、内定をもらうための面接対策が可能です。学生時代に就活をしていないと、ビジネスマナーや面接での立ち居振る舞いが分からないことも。対面で教えてもらうことで、しっかり身につくメリットがあります。
既卒でも応募可能な求人を紹介してもらえる
一般的に不利に働く既卒ですが、就職のプロであるアドバイザーから、自分に合った求人を紹介してもらえるので、応募可能な求人を見つけやすくなります。また既卒は応募書類作成に戸惑うことがあるかもしれませんが、エージェントの担当アドバイザーと一緒に取り組むことで負担が軽減されるでしょう。
既卒は終わりではない!自分の強みを活かして就職しよう
既卒になると「 人生が終わった」 と感じることもあるでしょう。しかし、既卒だからといってキャリアを積めない、正社員として働けないということはありません。アルバイトからスタートしたり、 資格を身につけたりと、正社員就職に向けてできることは多くあります。
また、経歴ではなく人柄や仕事への熱意、強みをアピールすることも大切。自分の強みがよく分からなければ、ハタラクティブに相談してみませんか?
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