既卒と第二新卒の違いとは?どちらが有利?定義や就職のコツも紹介

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【このページのまとめ】

  • ・既卒と第二新卒の違いは、社会人経験の有無にある
  • ・既卒者は学校卒業後に就職していない人のことであり、フリーターが多い
  • ・第二新卒者は新卒として就職し、入社後数年以内に退職している人
  • ・新卒として入社後3年以内に退職する大卒者は、32%ほど
  • ・同じ企業を受けた場合、既卒より第二新卒が有利になることはある

既卒や第二新卒の方の中には、自分に合った仕事が見つかるか不安に感じている人もいるのではないでしょうか。しかし、新卒枠で既卒を募集する企業や、若く吸収力のある人材を求めている会社も多いので、アプローチ方法さえ掴めれば既卒の方でも十分に就職のチャンスはあります。このコラムでは、既卒・第二新卒の違いやそれぞれのメリットを明らかにし、何が武器になるかをお教えします。ぜひご参考にしてください。

既卒と第二新卒の違いとは?

既卒と第二新卒の違いは、社会人経験の有無にあります。既卒とは、主に大学や専門学校を卒業した後、「就職活動が上手くいかなかった」「留学をしていた」「研究に集中したかった」などの理由で正社員としての就職を選択しなかった人のこと。卒業後にフリーターとして働いている人も、基本的に既卒者として扱われます。一方第二新卒とは、新卒で就職したものの、数年以内に退職した人のこと。退職理由は、「仕事が合わなかった」「人間関係が上手くいかなかった」など人によってさまざまです。既卒と第二新卒の違いについては「既卒と第二新卒、何が違う?仕事探しのポイントとは」でも解説しているので、チェックしてみてください。

既卒の定義

既卒に法的に定められた明確な定義はありませんが、一般的には「すでに学校を卒業している」人で、正社員就職した経験のない人を指します。ここでいう「学校」には、短大や専門学校、高校も含まれます。また、厚生労働省による「三年以内既卒者等採用定着奨励金」という制度の名称からも分かるように、卒業後3年以内の人を既卒と呼ぶことが多いようです。(平成29年5月1日以降
「特定求職者雇用開発助成金」に名称変更)

参照元
厚生労働省
特定求職者雇用開発助成金(三年以内既卒者等採用定着コース)

第二新卒の定義

第二新卒も既卒と同様に明確な定義はありませんが、一般的には学校を卒業してからおよそ3年以内、かつ1度以上就職したことがある人の指す場合が多いようです。ただし、企業によっては第二新卒を「大卒のみ」としている場合もありますので、応募条件をよく確認しておきましょう。第二新卒については「第二新卒はいつまでを指す?既卒との違いは?」でも解説しているので、チェックしてみてください。

第二新卒になる人の割合

新卒で入社後、数年で退職した第二新卒はどのくらいいるのでしょうか。厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)を公表します」によると、新卒として入社後3年以内に退職した人は、学歴ごとに以下の割合となっています。

・大学:32.8%
・短大など:43.0%
・高校:39.5%

入社1年目・2年目・3年目それぞれの離職率でいうと、学歴に関わらず1年目に辞める人の割合が最も高く、入社後比較的すぐに退職するケースが多いと分かります。短期離職の背景はさまざまですが、入社前の印象と入社後の状況にギャップを感じる、いわゆるミスマッチが原因のケースが多いのが一般的な見方。第二新卒の転職活動では、自分の適性を意識した仕事探しが、長く勤められるかどうかのカギになるでしょう。

参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)

既卒のメリット・デメリット

ここでは、既卒のメリットとデメリットを詳しくみていきましょう。

既卒のメリット

既卒のメリットとしては、現職の退職調整をしなければならない中途採用者と異なり、すぐ入社できることがあります。加えて、正社員経験がないことから教育コストがかかる反面、自社のやり方で一から教育しやすく、社風に馴染みやすい点が魅力です。

新卒枠で既卒を募集する企業の割合

新卒枠で応募できる企業も多くあります。既卒者の企業の募集状況に関するデータについては、厚生労働省が「労働経済動向調査(p14)」を出しているのでご参照ください。データによると、2019年新規学卒者の採用を行った企業のうち、既卒の応募が可能だった企業は70%にのぼり、そのうち46%が実際に既卒を採用しています。また、以下は新卒枠での既卒募集に関する企業へのアンケートの結果です。

【新卒採用枠で既卒を応募可能とするか】
応募可能としたい:26%
年齢によって応募可能としたい:12%
本社等でしか回答できない:16%
応募不可としたい:4%
現在のところ未定:33%
無回答:11%

既卒でも新卒枠で選考を受けることは可能ですが、その割合はあまり多くないと考えておきましょう。

参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(2020年8月)結果の概要

既卒のデメリット

一方で企業側が既卒に対し「新卒で就職できなかったのは、何か問題があるからでは?」という疑問を抱く恐れもあります。既卒の人は、新卒時の失敗を反省している姿勢を示すことが大切。過去の失敗を踏まえ、これからどうしていきたいかを説明することで、仕事への意欲を伝えましょう。また、既卒には、企業ニーズが高い新卒と、社会人経験がある第二新卒という強力なライバルがいます。しかし、人柄やポテンシャルを見込まれて採用に至るケースは多々あるので、諦めることなく就職活動に取り組みましょう。既卒の就活の強みについては「既卒の就活での強み」でも解説しているので、チェックしてみてください。

第二新卒のメリット・デメリット

ここでは、第二新卒のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

第二新卒のメリット

第二新卒は一度社会人経験をしていることから、電話対応やパソコンの基礎スキルなど、社会人としての基本的な能力やマナーが身についている点が武器になります。時間的・金銭的な教育コストを抑える意味で、企業側が魅力に感じやすいのが第二新卒といえるでしょう。

第二新卒のデメリット

第二新卒のデメリットは、転職後に再び早期離職してしまう不安があること。前職を短期で退職している第二新卒は、「ストレス耐性がない」「仕事にすぐ不満を持つ」と思われがちです。面接では転職への前向きな姿勢と入社後のビジョン(目標)を示し、企業の不安を払拭する必要があるでしょう。第二新卒の転職については「第二新卒のための転職成功の秘訣」でも解説しているので、チェックしてみてください。

既卒と第二新卒、どちらが就職に有利?

既卒と第二新卒、どちらが就職に有利なのかは、採用条件や企業の考え方にもよるため、一概にはいえません。ただし、既卒と第二新卒が全く同じ企業を受けた場合、第二新卒が有利になる可能性が高いでしょう。なぜなら、社会人未経験の新人を一から教育するのは、非常に大変だからです。そのため、一定の社会人マナーが身についている第二新卒の人材を採用し、新人教育にかけるコストや時間をできるだけ少なくしたいと考える企業が多い可能性は否めないでしょう。

ただし、多くの企業では、既卒・第二新卒問わず「若く吸収力のある人材」を求めているのも事実です。採用における両者の差はごくわずかといってもよく、大切なのは企業にとって自分が魅力的な人材に映るようアピールすること。「既卒だから…」「新卒には勝てないから…」とネガティブにならず、前向きに入社意欲を伝え、自信を持った姿で企業に好印象を与えましょう。既卒と第二新卒のどちらが就活に有利なのかについては「既卒枠と第二新卒枠。就職に有利なのはどっち?」でも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

既卒の就職は早い方が良い!

既卒が就職するには、卒業後できるだけ早く就職活動を始める必要があります。厚生労働省
の「労働経済動向調査(平成30年8月)の概況(p12)」によると、新卒枠で既卒を採用する企業のうち、「卒業後の経過期間に上限がある」と回答した企業の割合は37%、「卒業後の経過期間に上限はない」とする企業は60%でした(無回答3%)。採用可能な卒業後の経過期間については、1年以内の企業が21%、1年を超え2年以内の企業が17%、2年を超え3年以内の企業が55%、3年を超える企業が7%という数字です。

6割の企業が既卒者の卒業後の年数を気にしていないと聞くと、「卒業後しばらくたっても就職できるのでは?」と思うかもしれません。それでも上限を設ける企業があることを考えると、やはり就活は早めに始めるのが得策です。新卒枠で応募する場合、社会人経験がない点で学生と既卒は同様ですが、年齢の若さでは学生の方が有利です。正社員になりたいと思うなら、できるだけ早い段階で就職活動を始めましょう。

参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(平成30年8月)の概況

中途採用で応募できる?

既卒の就活のやり方として、新卒枠で既卒を募集している企業に応募するほか、中途採用を目指す方法があります。即戦力が必要とされる中途採用はハードルが高く感じますが、「未経験者歓迎」「経験不問」の記載がある求人なら、既卒でも応募が可能です。社会人経験を問わない求人は意外と多いので、視野を広げて仕事を探しましょう。

既卒の就職活動の3つのポイント

既卒の方はアルバイトで生計を立てている人が多いと思いますが、フリーターをしながら就職活動をする場合、以下の3つのポイントに注意しましょう。

1.空白期間を説明できるようにしておく

就職前の期間、つまりフリーターとしての期間をどのように過ごしていたかについてきちんと説明できるようにしておくことです。卒業後の活動については、既卒の面接で頻出する質問。フリーターとして何をしていたのか、それによってどんなことを学んだのか整理をしておくことが大切です。

2.アルバイトが本業にならないよう注意する

就職を目指す人は、アルバイトがメインの生活になってしまわないように注意することが大切です。フリーターでも報酬をもらって責任を持って働くという点は正社員と同じです。真剣にフリーターの仕事をすればもちろんやりがいを感じることもあるでしょう。しかし、正社員としての就職を目指している既卒者の場合は、その目標を強く意識し続けることが重要です。

3.第三者のアドバイスをもらう

第既卒から就職を目指す人は1人で頑張ろうとせず、第三者に頼ってみるのも大切です。フリーターをしながらの就職活動は、時間的にも精神的にも大変でしょう。 そんなときは、就職市場に詳しい第三者のサポートを受けるのがおすすめ。民間の就職エージェントでは、就職に関する相談や求人紹介、面接対策などのサービスを無料で提供しており、プロの意見を聞きながら就活を進められます。

既卒・第二新卒で就職活動をする方は、ハタラクティブを利用してみませんか?ハタラクティブは若年層に特化した就職エージェントとして、既卒や第二新卒が応募可能な求人のみをご提案。効率的な仕事探しをサポートします。ハタラクティブでは、専任のアドバイザーが求職者の状況に合わせて応募書類・面接対策を行いますので、「新卒の就活がうまくいかなかった」「1社目の会社選びに失敗してしまった」という方もご安心を。優良企業の中から、あなたのご希望や適性に合った仕事を見つけ出します!

こんなときどうする?第二新卒と既卒に関するお悩みQ&A

未だに新卒一括採用の考えが根付いている日本では、第二新卒や既卒からの就職に不安を感じる方も多いでしょう。以下に、想定される質問と回答をまとめました。疑問を解消して、就活に臨みましょう。

面接で必ず聞かれる質問はありますか?

既卒の場合は「新卒時に就活しなかった理由」が問われます。 前述したように、日本では新卒時に就職するのが慣例となっているため、なぜそのタイミングで就職しなかったのかを問う採用担当者は多いようです。「既卒の就活「なぜ新卒で就職しなかったのか?」上手な答え方と回答例7つ」では、企業の質問意図や回答例を挙げて解説しています。

内定が出やすい人の特徴はありますか?

主体性やコミュニケーション能力を持った方は高評価の傾向にあります。 「既卒の採用事情!企業が内定を出す人材」で解説しているように、既卒や第二新卒、新卒を問わずに、企業側が若年者に求めるのは粘り強さやチームで動く力、コミュニケーション能力です。

第二新卒なら転職できますか?

メリットは大きいですができるとは限りません。
第二新卒は社会人経験があるため、基本的な社会人スキル・マナーが見についていて教育コストがかからず、積極採用をする企業が多いのは事実です。
しかし、第二新卒だからと慢心してはいけません。「転職の難易度って高い?業界のランキングや成功のコツなどを紹介!」を参考に、真摯に転職活動に臨んでください。

既卒と第二新卒の就活のコツを教えて下さい

既卒は自分を振り返って反省すること、第二新卒は社会人の気持ちを持つこと。
既卒と第二新卒、何が違う?仕事探しのポイントとは」でも触れていますが、企業は、既卒者に対して少なからず「新卒時に努力をしなかった人」という印象を抱いています。この不安を払拭するためにも、自分の行動や考えを振り返って反省し、今後に活かす旨を伝えましょう。 
第二新卒は、新卒と就いていますが立派な社会人経験者。前述したように、企業は第二新卒に対して基本的なマナーやスキルを求めています。社会人の自覚を持ち、適切な対応を心がけてください。

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