人手不足の業界とは?原因を考察するとともにメリット・デメリットも解説

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この記事のまとめ

  • 人手不足といわれている業界は建設業界や医療・介護業界、運送業界など
  • 人手不足か人余りかを見極めるためには、求人数と求職者数から「有効求人倍率」を算出
  • 人手不足になる業界は、肉体的な負担や未経験者へのハードルの高さなどが影響している
  • 求人数が多い人手不足の企業へ応募する場合、就職成功率が高い可能性がある
  • 人手不足の業界だからこそ、高給与や昇給制度などのプラスαを提示する企業もある

「人手不足の業界はどこ?」「採用されやすい?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。人手不足は企業にとって深刻な問題の一つ。求人は出しているのに、一向に若者や新しい人が増えない…と悩みを抱えている業界もあるようです。このコラムでは、深刻な人材不足が叫ばれている業界について解説しています。仕事に就いた際の魅力やメリットなども紹介しているので、就職・転職活動の参考にしてみてください。

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人手不足の業界か人余りの業界かを見極める方法とは

人手不足の業界かどうかを見極めるための方法は、求人数と求職者数から割り出される「有効求人倍率」を出すこと。その方法は以下のようなものです。

有効求人倍率の見方

有効求人倍率は、求人数と求職者数が同じ場合を1倍としたときに求められる数字になります。もし、求人数が求職者数を上回っている場合は1倍よりも大きくなり、人手不足状態。下回る場合は1倍よりも小さくなるため、人余りの状態です。このように数値を算出して倍率を見ることで、その業界が人手不足なのか、人余りなのかを把握することができます。また、人余りの状態では、比較的安易に求人を集めることができるというメリットも。深刻な人手不足が引き起こす問題は、業界を倒産の危機に追い込みかねません。有効求人倍率数に目を向けると、景気や労働市場の動向が把握でき、就職・転職活動で役立てられるでしょう。

有効求人倍率とは

有効求人倍率とは、経済指標の一つで、求職者一人あたりにどのくらい仕事があるかを表すものです。ハローワークの有効求人数を有効求職者数で割ったもので、景気を測る指標に使われています。有効求人倍率について知りたい方は「有効求人倍率をわかりやすく解説!年度ごとの推移や職種別の値もご紹介」でも詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

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有効求人倍率1倍以上で人手不足が叫ばれている業界は?

では、有効求人倍率が1倍以上の業界はどこなのでしょうか。以下では、人材不足といわれている業界を解説します。

建設業

建設業は、業界全体で高齢化が進んでいる業界の一つ。特に若手が不足しており、業界の若返りを図るために、20代の若者の需要が高まっているようです。建設業の詳しい仕事内容や現状を知りたい方は「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

宿泊・飲食・販売業

飲食/販売業は、非正規雇用で働く人が多いというのが特徴の一つ。アルバイトやパートの非正規雇用者が多いことで、低賃金や長時間労働といったネガティブなイメージを抱いているのも大きな要因となっています。しかし、アルバイト経験が活かせたり、専門知識がなくても始められたりするなど、就業経験がない方も始めやすい業界でもあるといえます。「ニートから飲食業で正社員になるには?就職のポイント」では、未経験から飲食業界への転職を成功させるコツなどを解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

運送業界

近年、ネット通販で買い物をする人が増加傾向にあり、その影響から配送数が軒並み上昇しているようです。これまでは業者間での商品のやりとりが主流だったのが、個人宛が増えて1商品の配達が増加したことにより人手不足を悪化させていると考えられています。また、長時間に渡る運転や、不規則な休憩・休暇により、運送業を選ぶ若者が少なくなっている傾向にあるようです。

介護・看護業

「老老介護」や「認認介護」といった言葉を聞いたことはあるでしょうか。近年は高齢化社会や核家族化が進み、夫婦や高齢の両親・兄弟姉妹による介護が多くなってきています。そのため、肉体的・精神的な負担が大きく、施設を利用する方も増加。都市によっては空き待ち状態が続いているのが現状です。しかし、夜勤があること、低収入であること、肉体的労働であることなどにより、介護業界も慢性的な人手不足が叫ばれています。また、看護業界も同様に、夜勤シフトや肉体的な面でタフさが求められる仕事のため、退職を考える人が多い傾向にあるようです。

情報サービス業

技術者が求められる情報サービス業は、IT関連の情報に長けており、実務経験もある人が重宝されるケースが多いようです。そのため、未経験での就職が難しく、選択する若者が少ない傾向にあります。

人手不足の業界への就職や転職は狙い目?

人手不足の要因は業界によって異なりますが、常に人材が求められているため、就職成功率は高くなることが予測できます。では、人手不足の業界へ就職する場合、メリットやデメリットはあるのでしょうか。以下で具体的に解説していきます。

人手不足の業界に就職するメリット

人手不足の業界では、未経験者を歓迎している企業も多く、一からスキルと知識を習得することができる点も魅力です。また、人材を大量に確保できた際には、業界の飛躍も期待できるでしょう。就職・転職活動をするときには、人手不足の業界にも目を向けてみることで、採用へのチャンスを掴むことができる可能性を秘めています。

人手不足の業界で考えられるデメリット

人手不足の業界で就職するデメリットとして考えられるのは、人材が満たされるまでは長時間労働を行う可能性がある点。長時間労働が続くと、肉体的な疲弊やモチベーションの低下を引き起こすおそれがあります。また、有効求人倍率が大きく、常に人材が求められているからといって、倒産の危機がないわけではありません。業界でトップクラスに君臨していた企業が倒産してしまうと、さらなる人手不足を招いてしまう恐れなども考えられます。

人手不足の業界だからこそのプラスαが期待できる?

人手不足の業界では、高給与や昇給制度、研修体制、福利厚生の充実など、さまざまなプラスαによって人員確保に乗り出している企業もあるようです。気になる業界が深刻な人材不足の傾向にあるのなら、有効求人倍率が小さいため、採用されやすい傾向にあるといえるでしょう。また、未経験者を歓迎している場合も多く、より採用の確率が高くなるといえます。

実際のところは、業界や企業研究をしっかりと行わないと見えてこない部分が大きいのが就職・転職活動です。「どうやって業界研究や企業研究をしたらいいかわからない」と悩んでしまうときは、よりリアルな企業情報を入手することができる就職エージェントを利用するのがオススメです。ハタラクティブではプロの就職アドバイザーがマンツーマンで丁寧にサポートします。
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