ホテル業界へ就職するには学歴は必要?仕事内容や給与事情なども解説!

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この記事のまとめ

  • 就職を決める前にホテル業界の現状を知っておくことが大切
  • ホテル業界への就職では学歴よりも人柄が重視される
  • ホテル業界への就職には語学力があると有利
  • ホテル業界で働くスタッフの給与額が学歴で左右されることは少ない
  • ホテル業界に就職するには、明確な志望動機や面接対策が欠かせない

ホテル業界への就職を目指しているものの「自分には難しいのでは?」と不安を感じる人も多いでしょう。このコラムでは、ホテル業界への就職に求められるスキルや給与事情などについてご紹介します。また、ホテル業界の現状やスタッフの職種、ホテルの業態なども詳しく解説しています。ホテル業界の仕事を十分に理解したうえで、自身の適性を見極めて就職活動を進めましょう。

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就職する前にホテル業界の現状を知ろう

ホテルへの就職を決める前に、まずホテル業界の現状について知っておく必要があります。自分が働きたい業界についてあらかじめ理解しておくと、就職後のミスマッチをなくすことにも繋がるでしょう。

宿泊者数の減少

国土交通省(観光庁)の「宿泊旅行統計調査(2p)」を見ると、令和2年度の宿泊者数が急激に減少していることが分かります。
令和2年度の宿泊者数減少には、新型コロナウイルスの感染拡大が関わっている可能性が高いと考えられます。また、宿泊者数の減少の影響により開業が延期されたり閉館したりする施設もあり、令和4年1月の段階でホテル業界の先行きは不透明であるといえるでしょう。

参照元
国土交通省
観光庁宿泊旅行統計調査(令和2年・年間値(確定値))

離職率は高め

厚生労働省が調査した「産業別入職率・離職率(令和2年(2020))」によると、ホテル業界が属する宿泊業・飲食サービス業の離職率は26.9%と高い結果が出ています。
宿泊業は早朝や深夜、土日や祝日に出勤を求められることが多い仕事。ホテル業界へ就職後の給与事情の項でも後述しますが、ホテルスタッフの年収は平均より少ないことが分かっています。不規則な就業体系や少ない給与が離職率の高さに繋がっている可能性は高いでしょう。

参照元
厚生労働省
令和2年雇用動向調査結果の概要

ホテル業界への就職に学歴は関係ない

華やかなイメージのあるホテル業界ですが、就職にあたって特別な資格や学歴は求められない場合が多いでしょう。一般企業に就職する場合、大卒が最も有利と思われがちですが、ホテル業界ではやや状況が異なります。

大卒よりも専門学校・短大卒の方が有利なこともある

ホテル業界では、大卒よりも専門学校・短大卒の方が就職に有利なことも。「一般的には高学歴の方が就職に有利では?」と思うかもしれませんが、それには以下のような理由があります。
即戦力になれる人が多い

短大・専門学校のホテル科や観光科などでは、授業の中で実践的なスキルや知識を身に付けられるので、新卒であっても就職後は即戦力となれる人が多いです。特にホテル業界では即戦力が求められる傾向があるため、大卒でなくてもスキルや知識のある人の方が重宝され、就職に結びつきやすくなります。

大卒と専門・短大卒のキャリアパスには差がない

ホテル業界では大卒と専門・短大卒にキャリアパスの差がない場合が多いようです。一般的な企業では、大卒・大学院卒とそれ以外で初任給や今後のキャリア形成が異なるケースも見られるため、学歴で差別されないのも専門・短大卒にとって有利なポイントといえるでしょう。

ホテル業界の求人には高卒者向けもある

ホテル業界への就職は「高卒者向けの求人」も多く見られます。採用地域やホテルの形態などの面で選択肢はやや狭まってしまう傾向がありますが、若いうちから現場で経験を積めば将来的に転職やキャリアアップができる可能性も。そのため、ホテル業界は幅広い学歴の人が活躍できる場といえるでしょう。
高卒からホテル業界に就職する方法について興味がある人は「高卒でホテルに就職できる?仕事内容や採用試験について解説」の関連コラムもご一読ください。就職試験についてなど、詳細を説明しています。

ホテル業界へ就職後の仕事内容

ここでは、ホテルスタッフのなかでも代表的な職種と仕事内容について紹介します。「ホテル業界に就職したい」と一言でいっても、仕事内容は多種多様。お客さまがまず顔を合わせるフロントやドアマンだけでなく、食事の調理や清掃など裏方でホテルを支える職種もあります。
ホテル業界の仕事内容を理解したうえで「どのような仕事に就きたいのか」を明確にし、自分が「どのような働き方をしたいのか」を整理すると、就職活動も進めやすくなるでしょう。

ホテル業界へ就職後に配属の可能性がある職種

ホテル業界へ就職後、配属の可能性がある職種は以下のとおりです。各職種で役割が異なるため、それぞれ確認しましょう。

フロント

主にホテルの受付カウンターで、チェックイン・チェックアウトの対応と、宿泊客の予約管理を行います。また、サービスや設備など施設に関する案内や、外貨両替などを行うことも。ホテルスタッフのなかでも、フロントは最もお客さまと会話する機会が多い職種といえるでしょう。

ベルパーソン

主にお客さまの荷物の運搬を行ったり、チェックインしたお客さまを部屋に案内したりします。また、ホテルの設備について分かりやすく説明するのもベルパーソンの大切な役割。ロビー全体に目を配り、困っているお客さまのサポートを行う必要もあるので、観察力が求められます。

ドアマン

車やホテル入口のドアを開閉し、お客さまがスムーズに移動できるよう誘導する仕事です。一見簡単そうな仕事に思われますが、ホテルの利用者が最初に接するスタッフでもあるため、ドアマンの対応はホテルの第一印象を左右します。お客さまの車やタクシーの誘導、ホテル玄関の周辺警備も重要な役目です。

コンシェルジュ

ロビー付近に常駐し、お客さまのリクエストに対応する仕事です。ホテル内の案内に留まらず、周辺の観光地や外食のできるお店・交通機関などの紹介や、レンタカーの手配、各種チケットの予約と業務内容は多岐にわたります。どんな要望も可能な限り叶える、臨機応変な対応が求められるでしょう。

ハウスキーピング

客室の清掃やベッドメイキング、備品の補充など、ホテル内を清潔で快適な環境に整える仕事です。裏方ではあるものの、ホテル内の衛生環境は利用者の満足度を大きく左右します。短時間で客室を整えるプロの技術が求められるでしょう。

ウェイター/ウェイトレス

ホテルに併設するレストランで、席への案内やメニューについての説明のほか、オーダー取り・料理の配膳などを行います。お客さまへの丁寧な所作やマナーはもちろん、ほかのスタッフとのチームワークが求められるでしょう。また、お客さまから料理について質問される機会も多いため、食材や調理法に関連する幅広い知識も必要です。

コック

調理のほか、仕込みや調理場の清掃、食材の手配など、飲食に関連する業務を行います。ホテルでの食事を楽しみにしているお客さまも多いため、質の高い料理の提供が求められるでしょう。また、立ち仕事を乗り切る体力や、スムーズに料理の提供をするための連帯感も必要です。ホテル業界の中でコックは専門職となるので、調理師の短大・専門学校出身者などは就職しやすいでしょう。

バーテンダー/ソムリエ

バーテンダーは、オーダー通りの酒類を提供したり、リクエストに応じたカクテルを作ったりします。ソムリエは、料理との相性やお客さまの好みをふまえて、おすすめのワインを紹介するのが仕事です。専門知識だけでなく、お客さまの要望を引き出すコミュニケーション力も求められます。

宴会部門

宴会部門では、宴会の予約管理を行ったり、ニーズに合った宴会場をコーディネートしたりします。接客スキルだけでなく、当日出される料理・飲み物の専門的な知識も求められる仕事です。

管理部門

ホテルスタッフというと現場で宿泊客にサービスを提供する人のことを思い浮かべがちですが、ホテル業界には管理部門での仕事も存在します。管理部門は総務や経理、人事などの立場から従業員を支える役割です。

ホテル業界の仕事については「ホテル業界の仕事」のコラムでもご紹介しています。ホテル業界への就職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ホテル業界へ就職後の給与事情

憧れのホテル業界に就職したいものの、「給与はいくらもらえるのか?」と気になる人も多いでしょう。ここでは、ホテル業界の具体的な給与額について解説します。

他業種に比べホテル業界の平均給与額は低め

ホテル業界の平均年収は他業種に比べ、低い傾向にあるようです。国税庁が発表した令和2年分「民間給与実態統計調査結果(18p)」によると、ホテル勤務が該当する宿泊業・飲食サービス業の平均年収は251万円。同調査(6p)の、すべての業種の平均年収は433万円なので、宿泊業・飲食サービス業の給与は大幅に低いことが分かります。ただし、ホテルの規模や資本先、担当する業務、社内でのポジションによって給与額はさまざま。ホテル業界に就職して収入アップを狙うのであれば、積極的に昇進やキャリアアップを目指すことが必要です。

参照元
国税庁
民間給与実態統計調査結果

ホテル業界では学歴による給与差は少ない

ホテル業界では、大卒と専門学校卒との給与差がないことも多いようです。厚生労働省が実施している「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によると、学歴別の初任給額は以下のとおりでした(産業は「宿泊業、飲食サービス業」)。

学歴 男性 女性 男女計
大学院修士課程終了 データなし 16万9,600円 16万9,600円
大学卒 20万3,700円 19万9,000円 20万8,000円
高専・専門卒 17万6,000円 17万6,700円 17万6,500円
高校卒 16万9,700円 16万6,700円 16万7,800円

引用:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:3 主な産業別にみた初任給

大卒の初任給はわずかに高いものの、学歴による大きな差は見られません。また、男女の差も小さいことが分かります。このことから、ホテル業界への就職に関しては、学歴を重視しない傾向があると読み取れるでしょう。

参照元
厚生労働省
賃金構造基本統計調査(初任給)

ホテル業界に就職後の働き方

ホテル業界に就職後、スタッフは一般的に以下のような働き方をするようになるでしょう。

一般的なホテルスタッフの働き方例
  詳細
勤務時間 7~8時間
残業時間 シフト制のため少ない傾向
休日 週休2日・平日がメイン
夜勤の有無 あり(配属によってはなし)

ホテルの種類や運営会社、仕事によって異なる場合もありますが、ホテルスタッフの勤務時間は7〜8時間が一般的です。また、ホテルは24時間営業のため、スタッフは日勤と夜勤に分かれて働きます。退勤時間になったら夜勤または日勤のスタッフが仕事を引き継ぐため、残業時間は少なめといえるでしょう。ホテルは土日や祝日に混雑する都合から、スタッフの休みは平日に集中する場合が多くなります。

ホテル業界に就職後のキャリアパス

未経験者がホテル業界に就職すると、まずはレストランやフロントなど接客経験を積める部署へ配属されるのが一般的。いきなり管理部門として就職することは少ないようです。ホテル業界での仕事は3〜5年ごとにジョブローテーションが行われ、多くの経験が得られるようになっています。
ホテルに就職後、何年か経験を積んだ後は、特定の分野でスペシャリストを目指すか、管理部門としてマネジメントの仕事に携わるかを決めることになるでしょう。

キャリアプランを考えながら働くのがおすすめ

前項で述べたとおり、ホテル業界へ就職後は、さまざまな部署に異動しながらホテルスタッフとしての基礎を身につけていきます。その間に、今後どのようなキャリアアップをしていきたいかを考えていきましょう。基礎的な知識やスキルを習得している間は、希望の担当業務や部署に就くのはなかなか難しいといえます。しかし、仕事を覚えていくうちに将来的にやりたいことができたり、視野が広がることで考えに変化が生まれたりすることもあるでしょう。ホテル業界への就職を検討している方は、将来のキャリアプランも考えておくことをおすすめします。

就職先としてのホテルの種類

ホテルといってもいくつかの種類があり、どこに就職するのが良いかも人それぞれです。ここでは6つの代表的なホテルについて解説します。どのようなホテルに就職しようか悩んでいる方は参考にしてみてください。

1.外資系ホテル

外資系ホテルとは、海外に拠点を持ち、世界中に幅広く展開しているホテルのことです。ホテル業界の中でも就職難易度は高めで、一定レベルの語学力や大卒・大学院卒の学歴が必要なことも。ホテルには高級感とネームバリューがあり、外国からの宿泊客が多いのも特徴です。常に質の高い接客やサービスが求められるため、外資系ホテルでの就業経験は、ホテルスタッフとして有力なキャリアとなるでしょう。

2.歴史ある日系ホテル

日系ホテルとは、日系企業が経営・所有するホテルです。外資系ホテル同様、就職難易度はやや高めですが、学歴よりも人間性を重視し、志望動機や人柄を十分に確認するホテルが多いようです。知名度の高いホテルでの就職経験は転職やキャリアアップの際に有利になるでしょう。

3.シティホテル

シティホテルとは、団体客や個人客などが、多目的に利用する便利なホテルです。レストランやバー、結婚式場、エステなどを併設しているホテルが多く、幅広い職種の人が働いていることから、就職先としては間口が広め。一口にシティホテルといっても、グレードによって客層や雰囲気が大きく異なるため、気になるホテルがある人は事前に見学してみると良いでしょう。

4.ビジネスホテル

ビジネスホテルは、泊まりがけの出張や寝るためだけといった目的で利用されることが多いホテルです。提供されるサービスも少なく、少人数のスタッフで運営しているのが特徴。就職難易度は比較的低めですが、華やかなホテル業界への就職をイメージしていると、実際の職場が想像と異なる場合もあるので注意が必要です。
一方で、ビジネスホテルでの仕事は一人ひとりの裁量も大きく、やりがいを感じることも多くあります。頑張り次第では比較的早く管理職になれる可能性も。入職後のギャップを防ぎたい方は、あらかじめ仕事内容や職場の雰囲気などを確認しておくと良いでしょう。

5.リゾートホテル

リゾートホテルは海辺やスキー場、高原などのリゾート地にある観光客をターゲットにしたホテルです。客室の多くはダブル以上で構成されており、価格も高め。そのぶん、サービスや客室からの景観などにこだわっています。レストランやプール、バーなども併設されており、ホテルで1日中楽しめるようになっているのが特徴です。

6.アーバンリゾートホテル

アーバンリゾートホテルとは、都心やその周辺にありながらリゾートホテルと同じような体験ができる施設のことです。都会の中でリゾート気分を味わえるため、近年人気が高まってきています。シティホテルと異なるのは、リラクゼーションを目的にプールやスパが併設されている場合が多い点です。

ホテル業界に就職するメリットとデメリット

ここでは、ホテル業界で働くメリットやデメリットについて解説します。ホテル業界への就職は華やかなイメージがある一方、厳しい場面を乗り切る力も必要です。メリットとデメリットの両方を知ったうえで、ホテル業界への就職を考えましょう。

ホテル業界に就職するメリット

ホテル業界で働くメリットには以下のようなものが挙げられます。

・さまざまなお客さまと触れ合うことができ、視野が広がる
・語学力やコミュニケーション力が高まる
・変化のある毎日を送れる
・お客さまから感謝の言葉をもらえる

多くのホテルスタッフが仕事のやりがいとして挙げているのが、お客さまからの感謝の言葉。つらいことがあってもお客さまに喜んでもらえるということがモチベーションの維持につながっているようです。

ホテル業界に就職するデメリット

上記のメリットがある一方、ホテル業界で働くデメリットには以下のようなものが挙げられます。

・理不尽なクレームを言われることもある
・シフト制で早朝や深夜の勤務、土日出勤などがある
・立ち仕事が多く体力が必要
・ホテルによっては通勤が不便だったり、全国転勤があったりする

ホテルを利用するお客さまの中には、無理難題を押し付ける人や理不尽なクレームをいう人もいます。反論したい気持ちを抑えなければならず、どのような相手に対しても「おもてなしの心」を持つことにストレスを感じる人もいるでしょう。また、平日だけ働きたい人や転勤をしたくない人にとっては、ホテル業界の勤務形態はデメリットになることも。応募前に自身の希望と相違がないか、しっかり確認しましょう。

ホテル業界の華やかなイメージだけで就職を決めるのは危険!

ホテル業界の良い面だけを捉えて就職してしまうと、「こんなはずではなかった」と後悔する人も多いようです。メリットやデメリットをきちんと理解した上で就職を検討しましょう。ホテル業界での就職がきついといわれやすい理由については、「ホテルの正社員はきつい?未経験でもフロントスタッフになれる?詳細を解説」の関連コラムでも紹介しています。ホテル業界への就職が自分に向いているのか悩んでいる人は、あわせてご覧ください。

ホテル業界への就職に必要なスキル

ここでは、ホテル業界への就職に必要なスキルについて詳しく解説します。ホテル業界に就職するために必須の資格や経験などはありませんが、以下のスキルを身につけている方はさまざまな職場で重宝されるでしょう。

ホスピタリティ

ホテル業界に就職する際は、まず第一にホスピタリティを求められます。ホテル業界では基本的な接客マナーを身に付けることはもちろん、他人への気配り・心配りができる人や、おもてなしの心を大切に仕事に取り組める人が必要です。逆に、接客やサービスを単なる「作業」として捉えてしまう人には向いていないといえます。

語学力

多くのホテルでは、一定の語学力が求められるでしょう。特に、外国人のお客さまが多い観光地や空港近くのホテルでは「TOEIC△△点以上」といった条件が募集要項に明記されていることもあります。志望するホテルの客層によっては、語学力を磨いておくのが望ましいでしょう。就職したあとに語学力アップを求められることもあるので、外国語の勉強に対して抵抗がある人には、ホテル業界での仕事は難しい可能性もあります。

コミュニケーション力

コミュニケーション力もホテル業界への就職に必要な要素です。ホテルにはさまざまな人が訪れます。ときには理不尽なクレームをつけられたり、無理難題をいってくるお客さまに対峙する場面もあるでしょう。そのようなときこそ相手の主張を丁寧にヒアリングし、可能な限り不快な思いをさせない対処が求められます。また、質の高いサービスを提供するにはホテル内のスタッフとの連携も欠かせません。同僚とのコミュニケーションを最小限に、1人で黙々と仕事をしたいという人には、ホテル業界への就職は向かないでしょう。

観察力

お客さまの困りごとや要望を察知する観察力も、ホテル業界で働く人に求められるスキルの一つ。素早く相手の状況を把握し、適切な対応ができる人は重宝されるでしょう。あまり他人に興味がなく物事の変化に気付きにくい人は臨機応変な対応ができず、ホテル業界では苦労する可能性があります。

ホテル業界への就職に役立つ資格

ホテル業界へ就職するのに必須の資格はありませんが、仕事をするうえで役に立つものはあります。ホテル業界への就職を少しでも有利に進めたいという人は、下記の資格取得に挑戦してみると良いでしょう。

TOEICや英検といった語学系の資格

海外からの利用客が多いホテル業界では語学力が必要になるため、TOEICや英検など語学関連の資格は取得しておきましょう。特に、外資系のホテルではTOEIC600~800点取得が応募の条件になっていることも。日系ホテルに就職する場合でも、外国語が話せることは強みとして評価されるので、日常会話レベルの英会話だけでも勉強しておくのがおすすめです。

ホテルビジネス実務検定

ホテルに関連する専門知識は就職時点では不要ですが、あらかじめ知識を深めておきたいという人はホテルビジネス実務検定(H検)に挑戦してみましょう。H検は、宿泊や宴会などのサービスオペレーションや、総務人事・マーケティングといったマネジメント業務など、ホテル業務の総合的な知識を習得するものです。4つの階級に分かれており、ホテル業界への就職を希望する学生や転職者には最も易しい「ベーシックレベル2級」の受験が推奨されています。

サービス接遇実務検定

サービス接遇検定とは、サービス業に必要な「おもてなし」の心構えや応対の技術・知識、言葉遣いなどが問われる、接客マナーの検定です。待遇マナー全般の実践的なスキルが試される試験内容で、合格すればホテルの仕事をはじめとするサービス業全般の仕事に役立ちます。

マナー・プロトコール検定

マナー・プロトコール検定は、ホテルで働く人材に必須のマナーとプロトコール(国際儀礼)の知識や技術を認定する資格です。お客さまへの丁寧な接客を求められるホテル業界において、マナー・プロトコール検定の資格を持っている人は就職に有利になる可能性があるでしょう。検定は1級、準1級、2級、3級の4段階に分かれています。最初は3級か2級の取得を目指し、経験を積みながら上級に挑戦していくと良いでしょう。

秘書検定

一見ホテルへの就職に関係がないように見えますが、秘書検定で得た知識や技術は接客にも活かせます。社長や上司が働きやすいよう常に行動を先読みして動く必要がある秘書は、宿泊客が快適に過ごせるように働くホテルスタッフに通ずるものがあるでしょう。秘書検定は社会人にとって対人コミュニケーション全般に活かせる資格であるため、取得しておいて損はありません。
ホテル業界に求められる資格については「ホテル業界に就職するには?あると有利な資格やスキルを解説」のコラムでもご紹介しています。資格に加えて、活かせる能力やスキルも記載しているので、ホテル業界への就職を考えている方は参考にしてみてください。

就職するときのホテルの選び方

ホテルに就職する際には、「業務内容が自分に合っているか」「予約が多いか」といった点に注目しましょう。以下に詳しく解説していきます。

ホテルでの業務内容が自分に合っているか

ホテルへ就職するには、自分に合っているホテルであるかどうかを判断しましょう。後述します。
が。ホテルのタイプは複数のタイプに分かれており、それぞれ働き方や雰囲気が大きく異なります。そのため、自分が働きたい場所(立地)やどのようなお客さまをおもてなししたいのかを考えておきましょう。

予約が多いか

ホテルの人気状況を調べてみることも就職先として選ぶには重要です。インターネットからホテルの予約空き情報や口コミ情報を見ることができます。人気や評判から就職を希望するホテルを選ぶのも一つの手です。

利益率の高いホテルに就職するとメリットが多い

利益率の高いホテルは安定した経営で倒産のリスクが低く、利益をスタッフの給与にも反映している場合が多いので、就職先としておすすめです。利益を出しているホテルかどうかは、企業の有価証券報告書に掲載される売上高経常利益率から確認できます。

ホテル業界に就職するのに必要な準備

志望するホテルによっては採用競争率が高く、就職が難しい場合もあります。少しでも内定に近づけるよう、事前準備は怠らないようにしましょう。

ホテル業界や企業の研究を行う

就職活動において業界・企業研究は大変重要です。特にホテル業界の場合、ホテルの種類によって雰囲気や客層が大きく異なります。実際の仕事の様子を知らないまま、憧れやイメージだけで就職活動を進めてしまうと、ミスマッチが生じる可能性も。就職活動の際は、志望するホテルの特色をきちんと把握しておくようにしましょう。

ホテル業界への志望動機を明確にする

「数あるホテルの中から、なぜここを選んだのか」という志望動機は選考において非常に重視される項目であり、就職面接においてほぼ確実に質問されます。しっかり企業研究を行って、そのホテルならではの特徴を洗い出し、自分の経験や強みと結び付けてアピールしましょう。「以前利用したときにサービスの質が高かったから」「スタッフの印象が良かったから」など、利用者目線での感想を述べるだけでは志望動機として成立しません。

就職面接で聞かれやすい質問の対策をする

面接では志望動機のほか、「どんなホテルスタッフになりたいか」「学生時代やこれまでの仕事の中で力を入れたことは何か」といった質問が予想されます。いわゆる定番質問の回答は、あらかじめ用意しておきましょう。また、質問には相手に分かりやすい言葉でハキハキと伝えられるように練習しておくことをおすすめします。ホテルスタッフに求められるのは、気持ちの良いコミュニケーション。面接の段階で、話し方や表情は厳しくチェックされるはずです。基本的なマナーや正しい敬語もきちんと押さえておきましょう。

ホテル業界への就職は通常よりも面接の比重が大きくなると想定されるため、面接に自信がない人は就職エージェントの活用がおすすめ。就職活動のプロが面接対策を実施してくれるところが多く、安心して応募することができます。
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