ホテルの正社員はきつい?未経験でもフロントスタッフになれる?詳細を解説

ホテルの正社員はきつい?未経験でもフロントスタッフになれる?詳細を解説の画像

この記事のまとめ

  • ホテルの正社員の仕事内容は、フロントのほか料理部門や管理部門など多岐にわたる
  • ホテルの正社員はクレーム対応やシフトの不規則さにより「きつい」といわれやすい
  • ホテルの正社員にはメリットとやりがいも多く、キャリアアップや月給アップを図れる
  • 未経験からホテルの正社員を目指すことは十分可能で、求人数も多い傾向がある
  • ホテルの正社員を目指すなら、就職先の種類や定着率といった求人詳細を確認する

ホテルへの正社員就職に興味があるものの、「仕事がきついのでは」「未経験での就職は難しそう」という不安を抱いている人もいるでしょう。しかし、未経験でもホテルの正社員になることは可能です。このコラムでは、ホテルの正社員における仕事内容や月給事情をご紹介。また、きついといわれる理由や仕事のやりがい、未経験で求人詳細をチェックするポイントなども解説しています。

ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

求人の一部はサイト内でも閲覧できるよ!

ホテルの正社員はきつい?部門別の仕事内容

ホテルの正社員はきつい?部門別の仕事内容の画像

きついといわれることもあるホテルの正社員は、配属される部門によって仕事内容が変化します。ここでは、ホテルの正社員における主な仕事を5つの部門ごとにご紹介。ホテル業界でどのような業務が展開されているのか、詳細を確認しましょう。

1.宿泊部門

ホテルの宿泊部門には、フロントやドアマンといった仕事があるのが特徴です。宿泊部門の正社員は、ホテルの顔として利用客を迎え、快適な滞在時間を提供する役割を果たします。

フロント

ホテル業界のフロントは受付に立ち、利用客のチェックイン・チェックアウトや会計、電話対応などを担当します。ほかの部門と連携を図りながら、利用客をスムーズにご案内することがフロントスタッフの重要な役割です。ホテル業界ではフロントからキャリアをスタートさせる会社も多く、求人詳細を見つけやすい傾向にあります。

正社員のフロントはワンランク上の対応が必要

正社員のフロントスタッフは、インフォメーションセンターのような役割を担う場合もあります。ホテル利用客のトラブルを解決したり、相手のニーズに応じて交通案内や観光地の紹介をしたりする場面もあるでしょう。
コンシェルジュ

コンシェルジュは、利用客の相談内容に合わせてホテル外のサービスを案内します。観光地の案内や航空券の予約、記念日のサプライズの依頼など、幅広いニーズに対応できる経験が必要です。利用客が旅先で充実した時間を過ごせるよう、日々の情報収集が求められます。

コンシェルジュを配置していないホテルもある

中小規模のホテルでは、フロントスタッフがコンシェルジュを兼任する場合が多くあります。コンシェルジュ業務を担当したい人は、大規模ホテルや外資系ホテルへの就職が望ましいでしょう。コンシェルジュへの正社員就職は経験者が優遇されるため、どのような依頼にも柔軟に対応できるよう業務経験を重ねることが重要です。
ドアマン

ドアマンはホテルの玄関に立ち、ゲストの車を誘導したり、荷物を持ってフロントまで案内したりする職種です。タクシーの手配や玄関の警備といった業務も担当します。フロントよりも先に利用客と対面するため、ホテルの印象を左右する立場として、正しいマナーや言葉づかいを身につけることが重要です。

ドアマンの求人詳細はこまめに確認しよう

ドアマンを配置しているホテルは、大規模ホテルや外資系ホテルがほとんどです。会社の採用枠は少なめなので、ドアマンの正社員を目指したい方はこまめに求人詳細をチェックする必要があります。
ハウスキーピング(清掃)

ハウスキーピングは、客室の清掃やベッドメーキング、家具・備品の管理などを行います。備品の貸し出しや、ランドリーサービスもスタッフの担当業務です。利用客と直接顔を合わせる機会は少ないものの、ホテルの印象を左右する清潔感はハウスキーピングの手腕にかかっているといえます。

清掃の正社員はリーダーシップも欠かせない

ホテルの清掃は、アルバイトや派遣社員、契約社員向けの求人も豊富です。非正規雇用者が多く活躍するため、正社員のハウスキーピングは周囲をまとめる能力が求められるでしょう。「清掃業の仕事内容とは?メリット・デメリットと向いている人もご紹介」のコラムでは、清掃に携わる人の向き・不向きをご紹介しているので、ご参考にしてください。

2.料理部門

ホテルの料理部門の仕事には、レストランのウェイター・ウェイトレスや調理師、ワインの選定を行うソムリエなどがあります。レストランの質の高さを売りにしているホテルも増加傾向にあるため、専門性を活かせるでしょう。未経験で料理部門に正社員就職する場合は、サポート業務から経験を積む必要があります。洗い場や簡単な盛り付けといったサポート業務は、アルバイトや契約社員が担当する場合も多いようです。

料理部門の正社員は調理関係の学歴や下積みが必要

ホテルの料理部門では、調理系学校の学歴や資格を求められる場合があります。どうしても未経験からでは就職が難しい場合もあるため、求人詳細をよく確認しましょう。ほかの業界で調理スタッフをしていた経験があれば、優遇される可能性もあります。
調理スタッフ

調理スタッフは、ホテルのレストランで提供する料理を作る仕事です。調理スタッフの正社員求人は、調理師免許や実務経験のある方を優遇する場合があります。食事を楽しみにホテルに来ている利用客のために、味も見た目も魅力的な料理を作る技術・工夫が欠かせません。

ウェイター/ウェイトレス

ウェイター・ウェイトレスは、ホテル内のレストランで利用客の注文を受けたり、料理を運んだりする仕事です。レストランのランク・ジャンルによっては、料理の提供順や食器のセッティングのマナーといった知識が求められます。また、利用客の食事の進み具合を確認したり、困りごとにいち早く気付いたりする気配りも重要です。

ソムリエ

ソムリエは、レストランにおけるワインの専門家です。利用客の好みやどの料理に合わせるかを考慮し、最適なワインを選定します。ワインそのものだけでなく、接客や料理の知識も大切です。
なお、ホテルのソムリエは高いホスピタリティが求められるため、雇用形態は正社員が一般的。ホテルに就職してウェイター・ウェイトレスの経験を積み、ソムリエの資格を取得する必要があります。

バーテンダー

バーテンダーは、ホテル内のレストランやバー、ラウンジでお酒を提供する仕事です。ホテルでは、一般的なバーよりも利用料金が高めに設定されています。そのため、質の高いサービスや技術を提供できる人が正社員就職で優遇されるでしょう。

3.宴会部門

ホテルで開かれる宴会やパーティーといったイベントは、調理師・バーテンダー・ホールスタッフなどが連携してサービスにあたります。結婚披露宴では、ウェディングプランナーを中心に準備を進めるのが一般的です。イベントを滞りなく進めるため、チームワークが非常に重要な業務といえます。

正社員のホールスタッフはまとめ役を担う

ホールスタッフはアルバイトや派遣社員、契約社員が務めることも多い仕事です。そのため、正社員はチームをまとめる役割を任される傾向にあります。

4.運営部門

ホテル業界も一般の会社と同様に、人事・経理・企画などの運営部門が存在します。運営部門の正社員として就職するには、現場である程度のキャリアを積むことが必要です。実際の現場で活躍し、ホテル業界でどのようなサービスが求められているかを掴みましょう。

運営部門への正社員就職は未経験者には高難度

ホテルの運営部門への就職は、フロントスタッフや宴会部門を経験してから異動する場合が多いようです。未経験者向けの求人は少ないため、最初から会社の運営部門へ就職するのはやや難しいといえます。ただし、経理や運営の専門知識を持っていれば、接客経験がなくても会社で優遇される可能性があるでしょう。

5.管理職

各部署のマネージャーや支配人といった管理職は、一般的に正社員が就く仕事です。ホテル業界の会社における管理職の選考では、現場で十分な経験を積んだ人材が優遇されるでしょう。ホテルの管理職を目指すのであれば、現場で一からキャリアアップする必要があります。

ホテル未経験者も支配人を目指せる可能性がある

チェーンのビジネスホテルであれば、マネジメント経験者を優遇する形で支配人の求人を出している場合があります。そのため、会社でプロジェクトを管理したりチームをまとめたりした経験があれば、ホテル業界未経験でも正社員就職のチャンスを掴めるでしょう。

上記のほかにも、旅館をホテルの一つとして数えるならば、女将や仲居、板前などの仕事が挙げられます。ホテルへの正社員就職を考えている人は、希望する仕事や提供したいサービスの内容を整理したうえで、各会社の求人詳細をチェックしましょう。

ホテルの正社員がきついといわれる5つの理由

ホテルの正社員がきついといわれる5つの理由の画像

ホテルの正社員の仕事は、利用客のクレーム対応やシフトが不規則になりがちな点から、「きつい」という意見も聞かれるようです。以下では、ホテルの正社員がきついといわれる理由の詳細を5つご紹介します。

1.景気の変動に影響されやすい

ホテル業界は、景気の変動に影響されやすいのがきついといわれています。
景気によって会社の業績が悪くなれば、昇給や賞与に影響が出たり、廃業につながったりする恐れも考えられるでしょう。反対に、景気が良くなってホテルの利用客が増大すると、極端に業務量が増える場合もあります。年収や仕事の忙しさが景気に左右されると、心身のストレスにつながる可能性もあるので注意が必要です。

2.クレーム対応がある

ホテルの正社員に限らず、クレーム対応は多くの接客業でぶつかりやすい壁といえます。明らかに利用客側に非がある場合でも、冷静に受け止めて適切な対処をとることが求められるため、きついと感じる人が多いようです。また、正社員は、アルバイトや派遣社員、契約社員では対処できないクレームを任されるので、苦労する場面も増えるでしょう。

3.大勢のパート・アルバイトのまとめ役を担う

ホテルはアルバイトや契約社員が数多く働く場所です。そのため、ホテルの正社員になると、非正規雇用者のまとめ役を任される可能性もあるでしょう。上司としての責任感を持ち、頼れる存在として積極的にコミュニケーションを取ることが必要です。リーダー業務が苦手な人や、正社員経験が浅い人にとっては、きついと感じる理由の一つといえます。

4.シフトが不規則になりがち

ホテルの正社員は、業務の終了時間やシフトが不規則になり、きついと感じる人も多いようです。自分の本来のシフトと人員補充としての出勤が重なって連勤になったり、続けて夜勤に入ったりする可能性もあるでしょう。24時間、365日営業のホテルで長く働くには、体調管理に十分気を配る必要があります。

体力勝負の仕事も多い

ホテルの仕事は立ち仕事が多く、体力勝負といわれています。立ち仕事の代表格であるフロントやドアマンはもちろん、宴会部門の仕事でも会場のセッティングに体力が必要です。また、清掃スタッフも慣れないうちはスピーディーに動くのに苦労し、ベッドメイクによる腰痛に悩む人も少なくありません。立ち仕事や不規則なシフトに対応できる体力のある人は、就職の際に優遇されるでしょう。

5.管理職になると残業代が出ない場合がある

ホテルの正社員に限らず、会社の管理職に就くと残業代が出ない場合があります。
これは、労働基準法(第41条)の「監督もしくは管理の地位にある者は労働時間、休憩及び休日に関する規定を適用しない」という記述に基づくものです。一定の条件を満たし、管理職に相応しい月給(基本給)や手当が支払われていれば、残業代の未支給は違法になりません。ホテル業界は残業が多い傾向にあるため、収入が割に合わず「きつい」と感じることもあるでしょう。

給与に疑問を感じたら詳細を確認しよう

違法に残業代を支払わない会社も存在するため、専門家への相談や転職が必要な場合もあります。ホテルの業務量と収入の関係に違和感があれば、すぐに労働契約内容を確認し、会社の上司や人事部に申告しましょう。

参照元
e-Gov法令検索
労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)

ホテルの正社員の月給・年収

ホテルの正社員の月給・年収の画像

ホテルの正社員の月給は、就職する会社の規模や役職によって異なります。新卒者の初任給は、大卒で月給20万前後、短大・専門学校卒で月給17万円前後に設定されている場合が多いようです。ホテルの正社員における平均年収は300〜400万円台といわれており、全業種の平均額よりもやや低い傾向があります。質の高いサービスの提供を求められながら、高収入が狙いにくい点も、ホテルの正社員が「きつい」といわれる要因の一つと考えられるでしょう。

年収アップを目指すには、会社で長く勤めて経験を十分積むことや、スキルを磨いて役職を目指すことが欠かせません。就職するホテルを選ぶ際は、長く勤められそうな環境か、キャリアアップできる評価制度が整っている会社かどうかも確認するのが重要です。ホテル業界における月給事情の詳細は、「ホテル業界へ就職するためには?学歴は?仕事内容や給与事情なども解説!」でもご紹介しています。ホテル業界の正社員が該当する宿泊業・飲食サービス業の平均年収も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

高い年収を目指すなら福利厚生が整ったホテルを選ぼう

ホテルの正社員が十分な収入を得るには、残業手当や深夜手当、資格手当などがきちんと整った会社を選ぶことも必要です。待遇が良いホテルであれば住宅手当や社員寮といった福利厚生も用意されており、生活費を補えるでしょう。ホテル業界で高い年収を得るなら、月給だけでなく福利厚生も求人詳細でチェックすることが大切です。

未経験からホテルの正社員になるのはきつい?

未経験からホテルの正社員になるのはきつい?の画像

ホテルの高質なサービスや格式高いイメージから、「未経験でも正社員になれるのか?」「専門知識がないと就職できないのでは?」といった疑問を抱く方もいるでしょう。ここでは、未経験からホテルの正社員に就職できるのかどうか、就職するにはどうすれば良いかを詳細に解説します。

未経験からホテルの正社員就職は可能

未経験からホテルの正社員に就職することは十分可能です。ホテル業界は経験や学歴を問わない求人も多く、高卒から挑戦しやすい業界ともいわれています。ただし、一部の高級ホテルでは「ホテルスタッフ専門学校卒」という応募条件を設けている場合があるので注意しましょう。
高卒でホテルに就職できる?仕事内容や採用試験について解説」のコラムでは、高卒でホテル業界に就職した人のやりがいや苦労していることをまとめています。働くイメージを固めたいと考えている方は、ぜひご一読ください。

アルバイト・契約社員・派遣社員から正社員になる道もある

ホテル業界は、アルバイト・契約社員・派遣社員の求人詳細も多く見られます。そのため、正社員登用制度が適用されるアルバイトや、紹介予定派遣のスタッフから正社員を目指す道も選択可能です。正社員登用制度がある会社や紹介予定派遣の求人なら、未経験でもホテルの正社員になりやすいでしょう。

ホテル業界の有効求人倍率

ホテル業界は人手不足といわれているのが現状です。国土交通省観光庁の「観光や宿泊業を取り巻く現状及び課題等について(36p)」によると、宿泊に関する職業の有効求人倍率は2017年度で6.15倍でした。詳細は以下のとおりです。

単位:人、倍

職業分類(小分類) 有効求人数 有効求職者数 有効求人倍率(求人/求職)
旅館・ホテル支配人 6,311 2,794 2.26
飲食物給仕係 92万4,027 12万8,972 7.16
旅館・ホテル・乗物接客員 22万3,721 5万5,859 4.01
合計 115万4,059 18万7,625 6.15
(参考)職業計 2899万7,798 2098万2,347 1.38

引用:国土交通省観光庁「観光や宿泊業を取り巻く現状及び課題等について(36p)

ホテルを含む宿泊関連の有効求人倍率は、全職業計の1.38倍と比較しても高いといえます。宿泊の需要に対してホテルのスタッフは足りていないと考えられるため、正社員になれば業界人からも歓迎されるでしょう。

参照元
国土交通省観光庁
日本旅館の生産性向上・インバウンド対応の強化等を加速するための新たなビジネスモデルのあり方等に関する検討会(資料2・観光や宿泊業を取り巻く現状及び課題等について)

ホテルの正社員に向いている人の5つの特徴

ホテルの正社員に向いている人の5つの特徴の画像

未経験からホテルの正社員就職は目指せますが、一定のコミュニケーション能力や機転の良さといった要素が必要です。ここでは、ホテルの正社員に向いている人の特徴を5つご紹介します。以下の内容に当てはまる人は、就職活動で積極的にアピールしましょう。

1.ホスピタリティがある人

ホスピタリティ、いわゆる「おもてなしの心」は、ホテルで働く人にとって欠かせない特徴の一つです。相手を喜ばせるのが好きな人、人が喜んでいる姿を見ると自分も嬉しくなる人はホテルの正社員に向いているでしょう。正しく丁寧な言葉遣いはもちろん、利用客の声にしっかりと耳を傾けることが重要です。

2.臨機応変に対応できる人

ホテルの仕事は、利用客が何を求めているのか、どのようなことをすれば喜んでもらえるかを考えることが求められます。思いがけないクレームや依頼を受けることも考えられるため、臨機応変に物事へ対応できる人がホテルの正社員に向いているでしょう。ホテルのスタッフは冷静に状況を見極め、自発的に工夫したり行動を起こしたりできる人が選考で優遇されます。

3.話しかけやすい雰囲気の人

ホテルの正社員は、困っている利用客にとって話しかけやすい存在であることが大切です。そのため、普段から親しみやすい雰囲気を持つ人や、頼られたり相談を受けたりすることが多い人は、ホテルの正社員に向いているといえます。仕事を通じて人間性に磨きをかければ、人を惹きつける魅力が高まるでしょう。

4.相手の気持ちを感じ取れる人

相手の気持ちを一番に考えられるのも、ホテルの正社員として優遇される能力です。ホテルのスタッフは、利用客それぞれのニーズを丁寧にヒアリングしたり、表情やちょっとした会話から状況を判断したりする必要があります。相手の状況次第では、「あえて話しかけない」「希望以外のサービスを提案する」といった、マニュアル外の対応も求められるでしょう。

5.協調性がある人

ホテルの利用客に上質なサービスを提供するには、各部門の連携が欠かせません。そのため、協調性のある人は正社員として活躍できるでしょう。単に自分の仕事をこなすだけでは、利用客の満足度が下がり、クレームにつながる恐れも考えられます。
協調性については「協調性の意味とは?ある人の特徴や自己PRの例文を紹介!身に付ける方法も」もあわせてご一読ください。ビジネスシーンにおける協調性の意味合いを解説しています。

きついだけじゃない!ホテルの正社員になるメリット

きついだけじゃない!ホテルの正社員になるメリットの画像

ホテルの正社員はきついという意見もありますが、年収アップやキャリアアップを狙えるメリットも存在します。下記では、ホテルの正社員になる3つのメリットをまとめました。

1.正社員は高待遇の傾向にある

ホテルの正社員になれば、アルバイト・契約社員・派遣スタッフなどの非正規雇用者よりも、高待遇で働けます。
非正規社員の多くは時給制のため、けがや病気でシフトに入れない日が続くと、収入を得られなくなる可能性も考えられるでしょう。正社員の場合は、月給制の導入が多く手当も充実しており、収入が途切れる心配もありません。また、無期契約で雇用が安定している点や、定期的に昇給し賞与(ボーナス)が支給される点は、正社員ならではのメリットといえます。

アルバイトや契約社員にはない福利厚生も受けられる

ホテル業界には、正社員向けの優遇サービスが充実している会社もあります。社員専用のパーティーでレストランの食事を楽しめたり、系列ホテルやテーマパークを安く利用できたりするのは、正社員の特権です。ホテル業界の正社員がどのような待遇を受けられるかは、気になる会社のWebサイトや求人詳細をチェックしましょう。

2.年収アップが狙える

先述のとおり、ホテル業界の平均年収は全業種と比較するとやや低い傾向があります。しかし、正社員として大規模ホテルや外資系ホテルに就職したり、役職に就いたりすれば、年収アップは十分に狙えるでしょう。
マネージャーや支配人といった管理職に就けば、年収1000万円以上を目指せる場合もあります。ただし、会社の昇給制度や評価制度によっては給与が上がりにくい場合があるため、就職・転職先は慎重に検討しましょう。求人詳細を見る際は、経験者や有資格者への優遇がある会社か、積極的にキャリアアップに挑戦できるかといったポイントを確認するのが重要です。

3.キャリアアップを目指せる

幅広い方法でキャリアアップが狙えるのも、ホテルの正社員のメリットです。未経験からでも就職しやすいだけでなく、経験を積めば積むほどキャリアの選択肢が広がります。
各部署の仕事を経験して管理職を目指したり、専門スキルを極めたスペシャリストになったりすれば、会社で昇給も狙えるでしょう。また、より好条件で働けるホテルに転職する道や、自分で宿泊施設を開業する道を選ぶことも可能です。たとえ異業種の会社に転職することになったとしても、ホテル業界で得た上質なサービスを提供する能力は、多くの職場で活かせます。

ホテルの正社員が得られる4つのやりがい

ホテルの正社員が得られる4つのやりがいの画像

ホテルの正社員のなかには、「きついことがあっても、やりがいがあるから乗り越えられる」と感じながら働いている方もいるでしょう。ここでは、ホテルの正社員が得られるやりがいをご紹介します。

1.感謝の言葉をもらえる

利用客から直接感謝の言葉をもらえることは、ホテルの正社員にとって最大級のやりがいといえるでしょう。厳しいクレームや対応の難しい依頼に苦労しても、「ありがとう」の言葉を糧に仕事を頑張れる人もいます。ホテルスタッフとして一人ひとりの好みに合ったオーダーメイドのサービスを提供できれば、利用客の感謝や喜びにつなげることが可能です。

2.日々の変化を楽しめる

ホテルには年代や国籍を問わず幅広い利用客が訪れるため、常に新鮮な気持ちで仕事に臨めます。臨機応変に仕事がしたい人は、日々変化するホテルの仕事に楽しく取り組めるでしょう。また、ホテルの正社員になると部署異動を経験する機会が増えます。現場で多種多様な経験や知識を得られるのも、ホテルの正社員のやりがいです。

3.語学力が活かせる

ホテルの正社員になると、語学力を活かせる場面が増えます。語学力に自信がある人や、海外の方と積極的にコミュニケーションをとりたい人にとっては、やりがいを感じられるでしょう。また、入社時は日常会話レベルの語学力しかなかった人も、ホテルで働くうちにスキルを伸ばせる場合があります。

4.自分らしいサービスを追求できる

自分らしいサービスを追求することは、ホテル業界における正社員のやりがいの一つです。最低限のマナーを学んだあとは、スタッフ一人ひとりが「どうすればお客さまを喜ばせられるか」を考え、実行する必要があります。自身の創意工夫がサービスの改善や感謝の言葉につながれば、成長を感じたり、モチベーションを上げたりできるでしょう。

接客業のやりがいについては「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」でもご紹介しています。ホテル業界でも通用する内容がまとめられているので、ぜひご覧ください。

ホテルへの正社員就職で優遇されやすい資格

ホテルへの正社員就職で優遇されやすい資格の画像

ホテルへの正社員就職に必須の資格はありません。ただし、取得を通じてスキルをアピールでき、就職活動で優遇されやすい資格はあります。以下の資格を有していると、ホテルの正社員就職で有利になりやすく、諸手当の支給で優遇される場合もあるでしょう。

・ホテルビジネス実務検定
・ホテル実務技能認定検定
・レストランサービス技能検定
・サービス接遇検定
・マナー・プロトコール検定
・TOEICや英検

上記の資格のほか、運転免許があればゲストの車の移動や、旅館の送迎業務に役立てられます。なお、料理部門への正社員就職では、調理師やソムリエなどの資格取得が必須条件になっている場合もあるので注意が必要です。

日常会話レベルの語学能力があれば採用時に優遇される

資格を有していなくても日常会話レベルの語学能力があれば、外資系ホテルや海外の観光客が多いホテルで優遇・評価されます。英語・中国語・韓国語などを話せる場合は積極的にアピールしましょう。

ホテル業界で優遇されやすいスキルの詳細は、「ホテル業界に就職するには?あると有利な資格やスキルを解説」でもご紹介しています。自分の有している能力がホテル業界で活用できるかどうか照らし合わせてください。

ホテルの正社員を目指す3つのポイント

ホテルの正社員を目指す3つのポイントの画像

ホテルの正社員を目指す場合は、就職先を十分に検討する必要があります。自分に合った働き方ができる会社かどうかをよく確かめないまま入社してしまうと、「きつい」と感じる場面も増えてしまうでしょう。以下で紹介する3つのポイントを参考に、正社員として長く働けるホテルを探してみてください。

1.どのホテルの正社員を目指すのか考える

ビジネスホテルやリゾートホテルというように、ホテルにはさまざまな種類があります。どのタイプのホテルに就職したいのか、イメージが曖昧なまま就職活動を進めると、ミスマッチを引き起こす原因になりかねません。以下に主なホテルの種類を挙げるので、自分の志望先をイメージしてみましょう。

ビジネスホテル

ビジネスホテルは、出張中の滞在先を前提としている施設です。シングルの部屋がメインで、アメニティやサービスを最小限にして宿泊料を抑えています。パソコンやプリンターといったビジネスパーソン向けの設備が充実しているのが特徴です。立地は駅周辺が多いため利便性が高く、出勤のしやすさがメリットといえます。

ビジネスホテルはフロントや清掃の求人が多い

サービスを最小限にしている分、業務内容が絞られるため、ビジネスホテルの正社員求人はフロントやハウスキーピング(清掃)が多い傾向です。コンシェルジュやドアマンとして正社員になりたい人には向かないでしょう。
シティホテル

シティホテルは、ビジネスや観光というような目的に使われる都心の宿泊施設です。客室の種類もシングルやダブル、ツインルームと幅広く、ビジネスホテルよりも室内も広い傾向があります。また、レストランやバー、エステなどを併設したり、ドアマンを配置したりと、各種サービスが充実しているのが特徴です。

高級シティホテルは経験者を優遇する場合も

高級ホテルでは質の高いサービスを提供するため、経験者を優遇する求人が多い傾向にあります。未経験から正社員に応募する場合は、求人詳細の募集条件を調べましょう。
リゾートホテル

リゾートホテルは、スキー場や高原、海辺などのリゾート地に立地する観光・滞在に特化した施設です。プールやスパ、エステなど、ゆったりと過ごすための設備が充実しています。立地している環境によってホテルの雰囲気は異なり、家族向けや大人数向けを目的としているのが特徴です。
リゾート(リゾートホテル従業員)の仕事」では、リゾートホテルでの働き方や志望動機例をご紹介しています。リゾートホテルの正社員を検討している方はぜひチェックしてください。

リゾートホテルは社員寮完備が多い

都市部からのアクセスが良くないリゾートホテルには、正社員用の寮が用意されている場合が多く、毎日の通勤時間が短縮できるのがメリットです。リゾート地で働きながら一人暮らしをしてみたい方には向いているでしょう。

2.会社ごとの離職率や平均年齢を確認する

ホテルの求人詳細を見る際は、会社ごとの離職率や平均年齢を確認するのも大切です。離職率や平均年齢からは正社員の定着率をうかがい知れるため、給与や福利厚生とあわせて忘れずにチェックしましょう。
正社員の離職率が高いホテルや、ほかの会社と比較して平均年齢が低いホテルには注意が必要です。人材が定着しにくい何らかの原因があると予想され、入社後に「きつい」と感じる場面が増える恐れがあります。

3.求人の勤務時間をチェックする

ホテルの正社員求人に応募する際は、シフトを十分に確認しましょう。先述のとおり、ホテルの正社員はシフトの不規則さにより「きつい」といわれがちです。そのため、体力に不安がある人は、なるべく勤務時間が固定されている会社の求人を見つけるのがおすすめといえます。
ブライダルサロンや管理部門は、比較的勤務時間が固定されやすいでしょう。また、夜勤のないフロントの募集もあります。求人数は絞られますが、自分らしい働き方を実現するために積極的に検索してみましょう。

ホテルの正社員の将来性

ホテルの正社員の将来性の画像

2022年6月現在、ホテル業界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、経営が不安定になっているのが実態です。状況が落ち着けば、国内外問わず観光客が増えていくと予想されるため、ホテル業界の需要はあたらめて拡大を見込めるでしょう。現状は厳しくても、将来を見据えて新規の宿泊施設を開設している会社もあります。
また、ホテル利用客のニーズも景気や時代に合わせて変化していくことが考えられるでしょう。ホテルの正社員は、利用客が特別な時間を過ごせるよう、質の高いサービスを提供していく姿勢が求められます。業界・業種を問わず幅広い経験のある人や、即戦力として活躍できる人が優遇されるでしょう。

ホテルや接客・サービス業の正社員就職に興味がある方は、「ハタラクティブ」へのご相談もおすすめです。
ハタラクティブは、若年層への支援を中心とした就職・転職エージェント。専任のアドバイザーが丁寧にカウンセリングを行い、相談者にぴったりの求人や会社をご紹介します。未経験者歓迎の求人も数多く取りそろえているため、初めて就職する人も安心です。また、取り扱っている求人はすべて会社に直接取材したもののため、職場の雰囲気や実際の勤務状況といった詳細な内部情報もお伝えできます。さらに、面接対策や応募書類の添削、選考日程の調整なども一貫してサポート。ホテル業界への就職・転職を目指す方は、ぜひお気軽にご相談ください。

ホテルの正社員に関するQ&A

ここでは、ホテルへの正社員就職を考える人が抱きやすい疑問をQ&A方式で解説します。

ホテルの仕事はどのようなものですか?

ホテルには、宿泊部門や料理部門、管理部門などのさまざまな部署が存在します。一般的にイメージしやすいのはフロントスタッフですが、ハウスキーピング(清掃)やシェフといった裏方としてサービスを提供する役割もあるため、自分の特性に合った仕事を選びましょう。詳細はこのコラムの「ホテルの正社員はきつい?部門別の仕事内容」をご覧ください。

ホテルの正社員はきついのですか?

一概にきついとはいえません。クレーム対応やシフトの不規則さがきついという意見につながりやすいようですが、やりがいやメリットを糧に働いている人も多くいます。このコラムの「ホテルの正社員を目指す3つのポイント」を参考に、自分に合った会社を見つければ「きつい」と感じる機会を減らせるでしょう。

ホテルの正社員になる条件はありますか?

特にありません。応募条件は各会社によって異なりますが、基本的には専門知識やスキルがなくても、適性があれば正社員として就職できる可能性は十分にあるでしょう。ホテル業界で求められる適性は「ホテル業界に就職するには?あると有利な資格やスキルを解説」で詳細を紹介しています。

ホテルの正社員の年収が知りたいです。

ホテルの規模やタイプによって月給の相場は異なりますが、平均年収は300~400万円台といわれており、全業種のなかではやや低い傾向があります。しかし、キャリアアップ次第では年収1000万円以上も狙えるようです。「ホテル業界へ就職するためには?学歴は?仕事内容や給与事情なども解説!」ではホテル業界の給与事情のほか、学歴による月給差についても解説しています。

未経験からのホテル就職は難しいですか?

一般的に、ホテル業界は学歴・経験不問で就職や転職がしやすいといわれています。ホテルのランクやタイプによっては経験者が優遇されがちですが、未経験者でもやる気や適性があれば正社員就職が可能です。未経験向けの求人がなかなか見つからないとお困りの方はハタラクティブをご活用ください。

関連タグ