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正社員の社会保険加入条件を解説!加入メリットは?非正規でも入れる?
更新日
この記事のまとめ
- 原則として、法人で働く正社員には社会保険に加入する義務がある
- 正社員でなくても社会保険に加入することは可能である
- 社会保険というのは、労働者を守るための必要最低限の保証制度で国が運営している
- 社会保険以外にも正社員が就職先を選ぶポイントとして給与や人間関係などが挙げられる
- 社会保険完備の正社員の求人を探すならエージェントを利用しよう
「正社員の社会保険の加入条件は?」「そもそも社会保険って何?」などの疑問をお持ちの方もたくさんおられることでしょう。社会保険とは、労働者が安心して働くために設けられた制度のこと。このコラムでは、社会保険への加入条件以外に、求人の社会保険完備の意味についても詳しく解説。社会保険以外で就職先を選ぶポイントなども紹介します。
これから正社員への転職を含む就活をはじめる方は、ぜひ参考にしてください。
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正社員で社会保険なしは違法?
社会保険の加入は、条件を満たす労働者に対して義務付けられています。すべての従業員のいる会社(法人)は義務、個人事業所の場合は5名以上の従業員がいれば強制加入(サービス業以外)です。また、強制加入の対象は正社員。平成28年からは、一定条件を満たす非正規雇用・時短労働者も加入の対象となっています。
社会保険に加入するメリット
社会保険に加入するメリットは、「将来の年金額が増える」「障害厚生年金・遺族厚生年金額が増える」「傷病手当・出産手当金の対象になる」「国民年金・国民健康保険より安くなる可能性がある」の4つ。
社会保険は会社と労働者が折半で支払う制度のため、全体の支払額は国民年金や国民健康保険より増えるものの、労働者の支払い負担が減る可能性があります。また、国民年金に厚生年金を上乗せするイメージなので、年金額そのものの支払額が増え、将来の支給額も増えることに。傷病手当や出産手当金の支給対象は加入している本人だけが対象です。
参照元
厚生労働省
平成28年10月から厚生年金保険・健康保険の加入対象が広がっています!(社会保険の適用拡大)
社会保険に含まれる4つの保険
社会保険は「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「労災保険」の4つで構成されています。40歳以上になると「介護保険」も加入義務の対象になりますが、ここでは、主な4つの保険について解説していきます。
1.健康保険
健康保険は、仕事以外の怪我や病気に対する保険で、治療費の補助をしてくれるものです。加入者に配布される保険証を提示することで、70歳未満は3割、70歳以上は1~3割の自己負担で医療が受けられます。
それ以外に、出産などで会社を休まなくてはいけないときには出産手当金や傷病手当金などとして、給与の3分の2程度を受け取ることができる制度もあります。
2.厚生年金保険
厚生年金は、全ての国民に支払い義務がある国民年金にプラスされる保険です。先述したとおり、厚生年金は基礎となる国民年金に上乗せされるため、社会保険加入者のほうが将来の給付額が高くなります。
また、加入期間中に何らかの理由で障害を負った場合でも、障害基礎年金に加えて障害厚生年金が支払われることになり、被保険者が亡くなったときには、遺族に遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給されます。
3.雇用保険
雇用保険は、失業時に給付金を受け取れる保険のことで、「失業保険」とも呼ばれています。
雇用保険に加入している人が失業すれば、再就職までの期間にお金を受け取ることができるとても頼りになる保険です。
4.労災保険
労災保険は、仕事中や通勤中の怪我や病気に対する保険のことで、正式名称は「労働者災害補償保険」。対象になった怪我や病気の治療費は全額補償され、雇用者本人や遺族が保険を受け取ることができます。
雇用保険と労災保険は「労働保険」と呼ばれていて、雇用保険は雇用形態に関わらず1ヶ月に21日以上働く労働者、労災保険はすべての労働者が必ず加入する保険です。
社会保険の仕組みについて詳しく知りたいという方は、社会保険制度について詳しく書かれているコラム「社会保険料ってなぜ支払うの?その仕組みと内容」をご覧になってください。
社会保険完備の意味
正社員の求人募集でよく記載されている「社会保険完備」とは、「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「労災保険」の4つの社会保険に加入できることを意味しています。
社会保険というのは、労働者を守るための必要最低限の保証制度のことで、病気や怪我や失業をしたときや、老後の生活を送るときなどの助けになるものです。しかし、そもそも法人であれば社会保険は完備していて当たり前。正社員求人なのに「社会保険完備」と書いていない場合は、当たり前なので記載がないのか、加入義務を怠っているのか、確認する必要があります。
「完備」でも加入できない?
正社員であれば社会保険への加入は必須なので問題ありませんが、パートなど非正規・時短労働者の場合は、たとえ会社が社会保険を完備していても、労働者側が加入条件を満たさないと加入できません。加入条件については次項で解説しているので、確認しておきましょう。
「社会保険完備」については、「社会保険完備の内容って?加入できる種類と役割とは」のコラムでも触れています。併せてご確認ください。
正社員と非正規社員の社会保険の加入条件
社会保険は、労働条件によって加入対象が異なります。正社員以外の雇用形態の場合は、自分が加入対象かどうか正しく把握することが大切。加入条件についてまとめました。
正社員の場合
繰り返しになりますが、法人で働く正社員には、社会保険へ加入する義務があります。
正社員として働く労働者及び、正社員を雇用している企業は、どんな理由であっても社会保険の加入を拒否することはできません。
パート・アルバイトの場合
正社員ではないパートやアルバイトでも、所定の労働時間や労働日数が正社員の4分の3以上あれば社会保険へ加入することは可能です。また、平成28年からは、下記の条件に当てはまる非正規雇用者も社会保険の加入対象となりました。
・1週間の所定労働時間が20時間以上
・1ヶ月あたりの所定内賃金が88,000円以上
・雇用期間の見込みが1年以上
・学生でない
この条件は、「従業員数501名以上の企業」で働く非正規雇用者が対象。ただし、500名以下の場合でも、労使合意があれば加入することが可能です。
ただし、会社としてはパートやアルバイトを社会保険に加入させることにより会社側の負担が大きくなるため、条件を満たしていても加入させていないケースが多く見られるようです。
したがって、現実的には非正社員が社会保険に加入することは難しいと考えた方がいいでしょう。
派遣社員の場合
派遣社員の場合は、実際に勤務している派遣先ではなく派遣元会社と雇用契約を締結しています。
派遣元会社である人材派遣会社においては、締結する雇用契約の契約期間が2ヶ月を超える場合は社会保への加入が必須となり、加入手続きが必要です。
また、契約期間が2ヶ月以内だったとしても、契約更新がある場合は最初の雇用契約期間終了日の翌日から、社会保険への加入が必須となります。
短期間での契約の場合の加入要件は、パートやアルバイトと同じです。
フリーターでも社会保険に加入できるか不安に思っている方には、社会保険に加入するメリットなども紹介しているコラム「フリーターも社会保険に加入できる?正社員と比較しよう」を参考にすることをおすすめします。
社会保険以外で就職先を選ぶポイントとは
基本的には正社員になれば社会保険に加入することになり、働くうえでも将来に向けても大きな安心感が得られることになりますが、就職先を選ぶ大事な要素には、「給与」「勤務時間」「人間関係」「企業規模」「やりがい」などが挙げられます。
人によって何が大切かは異なりますが、それ故自分にとって何が大事かを事前に明確にしたうえで応募先を選んでください。
自分が望む全ての条件を満たす職場が見つからないことも多いので、優先順位をつけましょう。仕事選びで悩んでいるなら、「仕事の探し方がわからない人へ!フリーター・新卒・転職など状況別に解説!」や「仕事の選び方に迷ったら?コツが分からない方に向け重視する点を解説!」のコラムを参考にしてください。
社会保険完備の求人を探すならエージェントを頼ろう
社会保険完備の求人を探して正社員になれば、病気や怪我をしたときにも治療費などの補償を受けられたり、将来もらえる年金が増えたりとのさまざまなメリットがあります。また、社会保険料は給与から天引きされるため、面倒な手続きを自分で行う必要もなく、払い忘れの心配も不要です。
「社会保険」と聞くと負担額が大きくデメリットがあると捉えがちですが、扶養家族にもよるものの国民年金や国民健康保険より安くなるのが一般的。また、それ以上に保障や将来の給付額で差が出るため、社会保険がネックで就職をためらうなら考えを改めてみてはいかがでしょうか。
社会保険に確実に入れるか不安なら、信頼できる求人を扱うエージェントを活用しましょう。就職・転職エージェントのハタラクティブは、扱っているすべての企業に訪問調査を実施しています。
求人票や企業情報に記載されていることの確認だけでなく、職場の雰囲気や環境もチェック。生きた企業情報をお伝えできるので、入社後のミスマッチを減らして満足できる就職・転職のお手伝いをいたします。社会保険以外にも、福利厚生やキャリアなど気になることはぜひお問い合わせください。専任アドバイザーが対応いたします。
正社員とフリーターが入れる社会保険に違いはある?
フリーターでも社会保険に入れるのか、そもそも社会保険とは何なのか…社会保険にまつわる疑問にQ&Aでお答えします。「社会保険完備」は何を指しているのですか?
一般的には、「雇用保険」「労災保険」「健康保険」「厚生年金保険」の4つに加入できることを指しています。
雇用保険は失業時に給付金を受け取れる保険、労災保険は仕事中や通勤中の怪我・病気に対する保険です。また、健康保険は仕事以外の怪我・病気に対する保険、厚生年金はいわゆる「年金」にあたる保険になります。
社会保険の詳細は、「社会保険料ってなぜ支払うの?その仕組みと内容」でご確認ください。
社会保険には入った方が良いですか?
社会保険には入っておいた方が良いでしょう。社会保険は、病気や怪我をしたとき、失業したとき、老後の生活を送るときに、私たちを助けてくれるものです。
国民年金や国民健康保険は個人で加入できますが、会社を通して加入した場合、雇用主が保険料の半分を負担してくれるメリットがあります。
正社員とフリーターでは入れる社会保険に違いがありますか?
労働時間の条件を満たせば、フリーターも正社員と同様に社会保険に加入できます。雇用主は一定の条件以上で働く従業員を社会保険に加入させる義務があり、条件を満たせば雇用形態にかかわらず加入の対象になります。
詳しい加入条件は、「任意じゃない?労働者が加入する社会保険とは」を参考にしてください。
社会保険に入っていても、正社員になった方がいいですか?
収入や雇用の安定を求めるなら正社員になるのが良いでしょう。正社員は非正規社員より給与水準が高いですし、非正規社員とは福利厚生の適用範囲が異なります。住宅手当などの各種手当やボーナス、退職金といった収入面のメリットも大きいでしょう。
正社員の利点は、「正社員のメリットとデメリットを解説!非正規社員とのちがいは?」で詳しく解説しています。
今まで数々の20代の転職、面接アドバイス、キャリア相談にのってきました。受かる面接のコツをアドバイス致します!
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