接客業とは?どんな種類がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説

接客業とは?どんな種類がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説の画像

【このページのまとめ】

  • ・接客業は気配りやコミュニケーション能力のほか、職種によって多種多様なスキルが必要
  • ・接客業のやりがいは、自分の仕事に対してお客さまから直接評価をもらえること
  • ・接客業では、クレーム処理といった大変な仕事もある
  • ・お客さまの立場に立って考えられない人は、接客業に向いていない可能性がある
  • ・接客業の志望動機では、応募先の会社の商品やサービスを体験したエピソードが効果的

接客業に興味があるものの、「種類が多くて選ぶのが難しい」「自分に向いているか分からない」と悩んでいませんか?接客業には飲食店やアパレル、ホテルなどさまざまな種類があり、それぞれに必要なスキルがあります。どの種類を選ぶかは、スキルを身につけたいのか、今あるスキルを活かしたいのかにもよるでしょう。このコラムでは、接客業の種類や志望動機の書き方をご紹介。接客業に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

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接客業とは

接客業とは、お店や施設のお客さまをもてなしたり、サービスや商品を提供したりする仕事のことです。飲食店のホールスタッフやアパレルショップの販売員、ホテルのフロント、美容師やエステティシャンなどの種類があり、活躍の場が非常に幅広い職種といえます。

接客業で大切なことは、お客さまに心地良く過ごしてもらうこと。いずれの職場で働く場合も、コミュニケーション力や相手に応じた柔軟な対応が求められるでしょう。

接客業の経験者の声や、実際の求人例については「就活アドバイザーが教える!接客のお仕事」で詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。

接客業の有効求人倍率

厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和3年2月分)について」によると、全体的な有効求人数は133万5,554件です。そのうち、接客業の代表的な職種として挙げられる販売業の有効求人は、12万5,276件となっています。

接客業の有効求人倍率1の画像

接客業の有効求人倍率2の画像

接客業の有効求人倍率3の画像

参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和3年2月分)について

接客業の主な種類とそれぞれに必要なスキル

先述のとおり、接客業には飲食店のホールスタッフやアパレルの販売員など、さまざまな業界に活躍の場があります。ここでは、代表的な接客業の種類や、仕事内容の特徴についてご紹介。それぞれの職種に挑戦する場合に「心得ておきたいこと」も解説します。

職種1.飲食店のホールスタッフ

職種1.飲食店のホールスタッフの画像

レストランや居酒屋などのホールスタッフは、食事の配膳やオーダー、お客さまのご案内、会計などが主な仕事内容。飲食店は全国的に多く存在しているので、接客業の中でも求人数が多いのが特徴です。店舗によってはまかないがあり、学生やフリーターなどの若年層に人気の職種でもあります。

飲食店のスタッフに必要なスキル

飲食店では気配りが重要です。スタッフを呼んでいるお客さまはいないか、グラスの中の水は空になっていないかなど、常に気を配る必要があります。また、笑顔でお客さまを迎えるといったコミュニケーションスキルはもちろん、ほかのスタッフとのチームワークも大切です。
飲食店のスタッフが心得ておきたいこと
飲食店は、接客業の中でも特に体力勝負といわれる職種。仕事中はキッチンとテーブルを行き来し、店内を歩き回ることになります。重いアルコールの瓶を持って歩くこともあり、体力は必須でしょう。
また、お客さまを待たせないスピードも大事です。特に混雑する時間帯は素早い対応を求められます。そのほか、勤務時間が遅いシフトがあったり、酔っ払ったお客さまに対応しなければならなかったりするなどの苦労もあるようです。

職種2.アパレルやインテリアショップなどの販売員

職種2.アパレルやインテリアショップなどの販売員の画像

アパレルショップやインテリアショップなどの販売員は、商品の提案や品出し、在庫管理、会計などが主な仕事内容です。販売員はあらゆるお店で必要とされる職種。百貨店やショッピング施設、商業施設、雑貨店、書店、コスメ販売店など、接客業の中でも就職・転職先の選択肢が多いでしょう。販売員の仕事では基本的な接客スキルが身につくほか、提供する商品に関する最新トレンドを押さえられるのも魅力の一つです。

販売員に必要なスキル

販売員には、豊富な商品知識を身につけ、提案するスキルが必要です。売りたい商品を一方的に説明するのではなく、お客さまが何を求めているのかを聞く姿勢が重要になります。傾聴力はほかの接客業にも必要なスキルですが、販売員には特に重要でしょう。また、身だしなみや言葉づかいなどのマナーも必須。プレゼント用のラッピングを頼まれることあるため、ラッピングのスキルもあると良いでしょう。
販売員が心得ておきたいこと
販売員の仕事は個人の売上目標が決まっている場合があります。結果が数字で表れるため、厳しい側面もあるでしょう。また、アパレルでは商品の入れ替わりが早く、常に新しい情報を学ぶ必要があります。お店のレイアウト変更やディスプレイを閉店後に行う場合は、帰宅時間が遅くなることもあるようです。

職種3.コンビニやスーパーのレジスタッフ

職種3.コンビニやスーパーのレジスタッフの画像

コンビニやスーパーのレジスタッフは、レジ打ちのほか、品出しやカゴの整理などを行います。一つひとつの作業は難しくありませんが、ほかの接客業に比べてタスクが多いのが特徴です。

レジスタッフに必要なスキル

レジに並ぶお客さまを待たせないために、レジ打ちはスピードが大事です。さらに、食料品が傷まないよう丁寧に扱うことや、レジの打ち間違えがないように正確に会計することも重要となります。仕事の合間に清掃やカゴの整理を行うため、要領よくタスクを進めるスキルが必要です。
レジスタッフが心得ておきたいこと
上記のとおり、レジスタッフはスピードが求められるほか、お金を扱う緊張感がともないます。また、同じ商品でも値引き率が異なったり、商品券の使用対象が分かれていたりと、細かい対応が必要です。モバイル決済の導入で支払い方法は多様化しており、瞬時に判断する能力が求められます。

職種4.ホテルや旅館のフロントスタッフ

職種4.ホテルや旅館のフロントスタッフの画像

ホテルや旅館といった宿泊施設のフロントスタッフは、チェックインやチェックアウトの手続き、お客さま対応などが主な業務。お客さまに快適な環境で過ごしてもらうため、礼儀やマナーなどを重んじる傾向があります。

ホテルや旅館ののフロントスタッフに必要なスキル

ホテルや旅館のお客さまは、丁寧な接客サービスを期待していることが多いでしょう。そのため、一般的な接客業に比べて、一段上の接客スキルが求められます。身だしなみや言葉づかいだけでなく、立ち居振る舞いも重視されるようです。また、宿泊施設にはキッチンスタッフや清掃スタッフなど、さまざまな職種の人がいます。一段上のサービスを提供するには、各スタッフと連携するコミュニケーション能力も必要です。
そのほか、観光地やビジネス街周辺に立地する宿泊施設では、英語や中国語など、外国語を用いた接客に対応する施設もあるため、語学力があると良いでしょう。
ホテルや旅館ののフロントスタッフが心得ておきたいこと
ホテルや旅館ののフロントスタッフは、お客さまから多種多様な要望を受けます。ときには、クレームのような厳しい要望を受けることもあるでしょう。接客業の中でも、特に礼儀やマナーが重んじられる職種であり、お客さまの期待値も高いのが特徴。ほかの接客業に比べて、高いホスピタリティ精神が求められる仕事です。また、勤務時間は不規則で夜勤もあるため、体力も必要になります。

職種5.遊園地やアミューズメント施設のスタッフ

職種5.遊園地やアミューズメント施設のスタッフの画像

遊園地やゲームセンターなどのアミューズメント施設のスタッフは、お客さまの案内やアトラクションの添乗員、施設内のショップや飲食店での販売・接客などが仕事内容です。そのほか、ショーを盛り上げるアナウンスの仕事も。「お客さまと一緒に楽しみながら働ける」という接客業の醍醐味を味わえるのが魅力です。

アミューズメント施設のスタッフに必要なスキル

アミューズメント施設に来るお客さまは楽しい雰囲気を求めているため、常に笑顔で接客することが重要です。どれだけ忙しくても、明るく元気に接客するスキルが必要でしょう。お客さまを喜ばせるために、裏方に徹することができる人に向いています。
アミューズメント施設のスタッフが心得ておきたいこと
屋外の施設では、季節や天候によって働く環境が快適でない日もあります。また、担当業務によっては、暑い日に着ぐるみを着ることも。体力と体調管理が重要な仕事です。特に、夏休みやイベントシーズンなどの繁忙期は来客数が増えるため、プライベートよりも仕事を優先しなければならないこともあります。

職種6.美容院やエステサロンの専門職スタッフ

職種6.美容院やエステサロンの専門職スタッフの画像

美容院のスタッフは、お客さまの要望を聞いてその人に合ったヘアスタイルを提案するのが仕事内容です。エステサロンのスタッフは、美容のためのアドバイスや施術を行います。どちらの仕事も専門知識やスキルが必要です。また、お客さまから髪型やメイクを見られることもあるので、常に外見に気をつかわなければなりません。

専門職スタッフに必要なスキル

どちらの仕事も専門的な技術は重要ですが、まずはお客さまの悩みや要望を聞くカウンセリング力が必要とされる接客業です。技術があっても、お客さまの要望に沿っていなければ満足してもらえないでしょう。お客さまが話しやすい雰囲気を作れるようなコミュニケーション能力も求められます。
また、美容師の場合は美的センスも大事。お客さまから「◯◯のような髪型にしてほしい」といわれてもすぐに理解できるよう、流行に敏感であることも重要です。
専門職スタッフが心得ておきたいこと
美容師はキャリアステップが明確な接客業で、アシスタントからスタートします。最初は受付や清掃など、専門的ではない仕事も多いでしょう。また、閉店後にヘアカットの練習を行う場合もあるので、帰宅時間が遅くなることも少なくありません。
エステティシャンは施術の際に腕や腰に負担がかかるため、体の負担が大きいといわれています。お店によっては売上ノルマがあり、サービスや商品を勧めることも。そのようなお店では、エステティシャンの技術だけでなく、営業職のような提案力が必要になるようです。

職種7.病院やスポーツジムなどの受付スタッフ

職種7.病院やスポーツジムなどの受付スタッフの画像

病院やスポーツジムなどの受付スタッフは、来客への応対、案内が主な業務です。電話応対や予約管理、送迎車の手配などを行うこともあります。

受付スタッフに必要なスキル

受付は施設の顔であり、お客さまにとって最初に接する相手です。正しい言葉づかいやビジネスマナーはもちろん、臨機応変に対応ができる能力、高いホスピタリティ精神も重要になります。特に病院の受付は、接客業の中でも繊細な対応が求められる仕事。精神的に不安を抱えている患者さまに寄り添うことが重要です。話しやすい雰囲気づくりのほか、困っている様子があれば声を掛けるなどの気配りが求められるでしょう。
受付スタッフが心得ておきたいこと
受付の仕事は複雑な手続きを行うことが多いため、手順を覚えておく必要があります。数カ月に一度しか発生しないような手続きもあるので、やり方を忘れないように工夫しましょう。また、病院の受付では専門用語や制度を覚えなければなりません。医療制度は改正があるたびに手続きも変わるため、情報のキャッチアップが必要です。

職種8.冠婚葬祭スタッフ

職種8.冠婚葬祭スタッフの画像

冠婚葬祭スタッフには、ブライダルスタッフや葬祭スタッフなどの種類があります。ブライダルスタッフは、結婚式場の受付や料理の配膳、新郎新婦のサポートが主な仕事です。また、葬祭スタッフは遺族や式の参列者の案内、葬儀場のアナウンスなどを行います。
冠婚葬祭は人生における重要なイベントであるため、ミスは許されません。ほかの接客業以上にお客さまに寄り添い、礼儀やマナー、丁寧な所作を意識する必要があります。

冠婚葬祭スタッフに必要なスキル

結婚式や葬儀の場では、参加者は感情を揺さぶられ、なおかつ慣れない場面に緊張しがちです。そのため、冠婚葬祭スタッフには、お客さまの気持ちを汲み取るホスピタリティと、着実にイベントを進行する冷静さが求められます。特に葬儀は、人の「死」を目の当たりにするため、不安やつらい気持ち生じやすい場です。遺族に寄り添いつつも、同調し過ぎない線引きが必要でしょう。
また、万が一、トラブルや急な予定変更が生じた場合は、ほかのスタッフと連携しながら式を滞りなく進めるコミュニケーション力と柔軟性が重要です。
冠婚葬祭スタッフが心得ておきたいこと
先述のとおり、冠婚葬祭は人生に幾度とない重要なイベントです。そのため、ミスが許されない緊張感はどの接客業よりも持たなければならないでしょう。また、基本的な礼儀作法のほか忌み言葉といった独特なマナーなど、覚えることは少なくありません。お客さまに失礼がないよう、漏れなく把握する必要があります。些細な失敗もクレームにつながる恐れがあるため、十分注意しましょう。

接客業の4つのやりがい

接客業のやりがいは、お客さまと直接関われることでしょう。その分緊張感がありますが、感謝されたときの喜びは大きいもの。自分の仕事が人の役に立っていることを実感しやすいのが魅力です。

1.お客さまから感謝される

接客業はお客さまから「あなたのおかげで良い買い物ができた」「話を聞いてくれて嬉しかった」など、感謝の言葉を直接かけられる機会があります。自分のどの行動が喜ばれ、どのように役に立ったのか、といった意見を直接もらえるのは接客業ならではのやりがいです。マニュアル一辺倒の接客ではなく、自分で工夫しながら対応した結果、お客さまから感謝されたときには大きなやりがいを感じられるでしょう。

2.会社の顔として仕事をする

接客業には「会社の顔」という側面があります。販売員や受付スタッフは、お客さまにとってはその人が会社そのもの。人の印象が第一印象でほぼ決まるのと同じように、会社の印象も最初に接した人の印象で大きく左右されるでしょう。つまり、接客業の仕事は、自分次第で「素晴らしい会社」「提案力のあるお店」などのように、お客さまに良い印象をもたらすことができるのです。自分次第で会社の印象が決まるのは責任がともないますが、その分やりがいも大きいといえます。

3.言葉づかいや対人マナーが身につく

接客業は言葉づかいや対人マナーにおいて、高レベルなビジネススキルを身につけられるのがやりがいです。接客業を経験すると礼儀正しさはもちろん、相手によって対応を工夫する臨機応変さ、相手が求めていることを察する力などのスキルも身につきます。このようなスキルは他職種でも役立つだけでなく、「聞き上手」「おもてなし上手」といった人間的な魅力にもつながるでしょう。また、対人スキルはマネジメントにも必要といわれる能力の一つ。管理職を目指したい人にとって、ビジネススキルが身につくのはやりがいといえます。

4.自分ならではのサービスが追求できる

「自分にしかできないサービス」を追及し続けられるのは接客業のやりがいの一つでしょう。多くの接客業には基本的な接客マニュアルが用意されています。しかし、相手にするお客さまのタイプや要望は多種多様で、対応には自分なりの工夫が欠かせません。臨機応変な対応には苦労もともないますが、自分ならではのサービスを追及していくうちに「ファン」のお客さまがついたり、指名をもらえたりする可能性も。「いつもありがとう」「あなたがいるからこの店に来ている」といった言葉をかけられれば、喜びもひとしおでしょう。

接客業を辞めたい?仕事で辛い4つのこと

接客業は魅力の多い仕事ですが、「マニュアルどおりにいかない」「土日休みが少ない」など、人によっては苦労する部分も。ここでは、接客業の仕事で辛いことをご紹介します。

1.土日休みが少ない

接客業はゴールデンウィークやお盆、クリスマス、年末年始といった長期休暇中が繁忙期になることが多く、休みを取りにくくなります。土日休みも少ないため、友人や恋人と予定が合わせづらいというデメリットもあるようです。

2.クレームに対応することもある

接客業は、人に接する仕事である以上、クレーム対応は避けられない役目の一つ。時にはマニュアルが通用せず、臨機応変な対応が求められることもあるようです。マニュアルを守って丁寧に対応しているつもりが、クレームになることも。お客さまによってはマニュアル接客に不快感を覚えてしまう可能性があるため、相手に寄り添った対応が求められます
しかし、対応の仕方によっては、クレームを申し出たお客さまがお店のファンになってくれることもあります。クレーム対応は辛いことではありますが、お客さまと信頼関係を築くチャンスと捉えて前向きに取り組むと良いでしょう。

3.高収入を狙える仕事は少なめ

接客業には特殊な資格が必要ないといったことから、ほかの業種に比べて給与が低い場合が多いようです。厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況(p1)」によると、接客業の賃金は20代のうちはほかの産業と大差がないものの、30代ごろから差が開き始めています。特に男性は産業による賃金の差が大きく、40~50代のピーク時で、金融業・保険業と宿泊業・飲食サービス業の間には312万円ほどの賃金差があるようです。

第5図「主な産業、性、年齢階級別賃金」の画像

第5図「主な産業、性、年齢階級別賃金」の画像

引用:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況 産業別 (5)主な産業別にみた賃金(1p) 第5図 主な産業、性、年齢階級別賃金

接客業に必要な「コミュニケーション能力」「ホスピタリティ精神」などは、能力を測定するのが難しく、資格を持っていても評価につながりにくいもの。そのため、接客業はスキル評価による収入アップが難しいと考えられます。また、未経験者歓迎や経験不問とする会社が多く、求人数も多いため、買い手市場になりがちなのも、高収入を狙うのが難しい原因のようです。

参照元
厚生労働省
令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況 産業別 (5)主な産業別にみた賃金

4.正社員の求人は少なめ

接客業はアルバイトの募集が多く、正社員の求人は少なめといわれています。正社員になりたい場合、アルバイトで経験を積んでから正社員登用制度を利用する方法もあるでしょう。上司の信頼を得られれば、会社側から「正社員にならないか」と打診されることもあるようです。
正社員になるには、ある程度の期間はアルバイトとして働かなければなりません。また、売上目標を達成したり、シフトに柔軟に対応したりするなど、熱意をアピールする必要があるようです。
高卒フリーターから目指す販売・接客業」のコラムでも、接客業の正社員登用について触れていますので、ご一読ください。

接客業に向いてる人・向いていない人の特徴

接客業に向いてる人・向いていない人の特徴の画像

接客業に向いている人の特徴としては、「人と関わるのが好き」「体力がある」などが挙げられるでしょう。一方、接客業に向いていない人の特徴としては、「ストレスを抱えやすい」「マイペース過ぎる」などが挙げられます。
この項では、接客業に向いている人・向いていない人の特徴を解説。自分の特徴と照らし合わせて、接客業に向いているかを分析してみましょう。

向いてるのは相手に寄り添える人や体力のある人

接客業に向いているのは相手に寄り添ったコミュニケーションが取れる人や体力のある人です。自分のことより、相手のことを優先できる人が向いています。

人と関わるのが好き

接客業において一番大切なのは、コミュニケーション能力といえるでしょう。自分からお客さまに声をかけて商品提案やサービスを提供するので、積極的に人と関わろうとする気持ちが大切です。

聞き上手

接客業では「聞き上手」であることが重要です。お客さまが話したいこと・質問したいことを丁寧に聞くことが、接客におけるコミュニケーションの一つといえます。

気配りができる

先述のとおり、たとえば飲食店では、食事の済んだ食器を下げるかどうか、水のおかわりは必要かどうかなど、常に気を配ることが大事です。お客さまが何を求めているのか、多くの人が来店しやすい店舗にするにはどうすれば良いかなど、人の気持ちに寄り添って考えられる人が接客業に向いています

臨機応変に対応できる

接客業では、その場で求められるものに対して素早く行動することも大切。商品の問い合わせや突然のクレームに対しできるだけ早く的確に答えられれば、その分、質の高いサービスを提供できます。そのため、臨機応変に対応する力のある人は接客業で重宝されるでしょう。

体力がある

多くの接客業は立ち仕事が多いため、体力が必要です。体調不良などで欠勤してしまうと、職場だけでなくお客さまにも迷惑をかけかねません。在庫管理など裏方の仕事や力仕事をする場合もあるので、体力は重要な要素だといえるでしょう。

向いていないのはマイペースな人やストレスを抱えやすい人

先述のとおり、接客業ではコミュニケーション能力が重要。人と関わること自体にストレスを感じる人には、あまり向いていないといえます。人見知りで最初は緊張してしまい、うまく話せない…という程度なら、業務への慣れで対応できます。しかし、そもそも人と話すのが好きでない人や、根本的に人との関わりが苦手な人には難しいでしょう。

自分が話したいことばかりを話してしまう

接客業に向いている人の特徴の一つに「聞き上手」があるように、接客業は自分が話したいことを一方的に話してしまう人には向いていないといえます。また、お客さまが急いでいるのに話し続けてしまうといった、マイペース過ぎる人は向いていない可能性があるでしょう。

ストレスを抱えやすい

接客業を続けていると、ときにはお客さまから傷つくような言葉を投げかけられたり、うまく対応ができなかったりすることもあるでしょう。そのような場面で毎回傷ついてしまっては、大きなストレスとなり、接客業を続けるのは難しくなってしまいます。ある程度強い精神力が必要な仕事なので、ストレスを抱えやすい人にはあまり向いていないといえるでしょう。

細かいことが苦手

細かいことが苦手な人も接客業に向いていません。お客さまを喜ばせるには面倒なことをどれだけ丁寧にやれるかがポイント。細かいことを丁寧にやるのが楽しいと思える人が向いています。
向いていないかもと思うなら適職診断がおすすめ!
自己分析を行う方法もありますが、適職診断で向き不向きをチェックする方法もあります。適職診断を行うことで、接客業が自分に向いているかどうか知ることができるでしょう。
ハタラクティブでは、簡単な質問に答えるだけで適職が分かる「適職診断」を公開しています。接客業が自分に合っているか知りたい方は、こちらも活用してください。

接客業に活かせる4つの資格

接客業に活かせる資格は、サービス接遇検定、販売士といったものなどです。以下で詳しくご紹介します。

1.サービス接遇検定

サービス接遇検定は、敬語やマナーといった接客業の基礎となるものから、顧客心理の理解といった専門的な内容まで、サービスに関して包括的に学べる資格です。試験には、筆記試験と実技試験があります。

2.販売士(リテールマーケティング)

販売士の資格は、小売や流通について学べるのが特徴です。3級では、接客販売に関する内容が出題されます。売場づくりに関する知識や、接客スキルを身につけられるので、小売店に就職・転職する際に役立つといわれています。販売員に必要な資格は「販売員に資格は必要?業界ごとに必要なスキルを解説」で詳しくご紹介しているのであわせてチェックしてみてください。

3.レストランサービス技能検定

レストランサービス技能検定は、テーブルマナーから公衆衛生・安全管理まで、ホテルやレストランといった飲食店にまつわるサービススキルを証明する国家資格です。受験資格があり、3級の場合は1年以上の実務経験が求められます。1級の受験には、専門学校などでレストランサービスの学科を卒業した人でも9年以上の実務経験が必要です。

4.TOEIC

日本を訪れる観光客への対応として、英語が話せることは大きく役立ちます。TOEICは英語力を証明するポピュラーな資格の一つ。TOEICである程度のスコアを持っていると、英語力があるとみなされ、就職や転職に有利に働く可能性があります。外国人旅行客が増加している現在、どのような仕事内容の接客業でも活かすことができるでしょう。

接客業に役立つ資格については「接客の仕事に役立つ資格とは」のコラムでも詳しくご紹介しています。

接客業の職種・業種を選ぶ4つのポイント

接客業は求人数が多く、無資格や未経験でも挑戦しやすい身近な仕事です。しかし、自分がどんな接客業に向いているか分からないまま、何となく仕事を選んでしまうとミスマッチを起こす可能性があります。そこでまず、自分にはどんな接客に向いているのか、どのようなポイントで求人を選べば良いのかを考えてみましょう。

1.経験不問や未経験者歓迎の求人から探す

接客業に就くのであれば、経験不問や未経者歓迎の求人から探すのがおすすめ。できるだけ多くの人材を確保するために、募集要項を経験不問とし、未経験者歓迎の求人を出すことがあるようです。そのため、接客業は未経験者を歓迎していることが多く、業界経験のない人でも挑戦しやすいのが特徴。接客業にはじめて挑戦するのであれば、経験不問や未経験者歓迎の求人を狙うのも良いでしょう。

2.身につくスキルで選ぶ

一口に接客業と言っても、身につくスキルはそれぞれに違います。在庫管理や小売業の基礎を学びたいなら百貨店や商業施設の販売員が良いでしょう。そのほか、高い接遇スキルで接客のプロフェッショナルになりたいならホテル、お客さまとの関係構築を目指したいなら常連客の多い飲食店がおすすめです。

3.活かせるスキルで選ぶ

専門的なスキルや資格を持っているのなら、それらを活かせる求人を探すのがおすすめです。たとえば、調理師免許があるなら飲食店、販売士の資格があるなら小売店への就職・転職が有利になるでしょう。また、先述したようにTOEICのような英語資格があれば、外国人旅行客が多い宿泊施設で重宝されます。

4.自分の苦手なことを選ぶ

数ある接客業の求人の中から、「苦手だけど克服したいこと」を選ぶのも一つの方法です。たとえば、「人と話すのは好きだけど、正しい敬語の使い方が苦手」といった点を克服するためにホテルのフロント、「カジュアルな接客は得意だけど、高級感のある立ち居振る舞いが苦手」といった点を克服するためにコスメ販売店を選ぶことが考えられます。仕事であれば、苦手なことも乗り越えられる可能性が高いため、スキルを増やすにはおすすめです。

職種・業種の選び方は人それぞれなので、自分なりのポイントを決めることが重要です。「仕事の決め方がわからない!どんな働き方をしたいのか自分の基準で考えよう」のコラムに記載の「仕事の決め方のコツ」も参考にしてみましょう。

自己PRにつながる接客業の志望動機の書き方は?

自己PRにつながる接客業の志望動機の書き方は?の画像

志望動機を作成するときは、接客業ならではのポイントを押さえつつ、自己PRとつなげましょう。ここでは、接客業の志望動機を考えるポイントと、例文をご紹介します。

接客業の志望動機を考える3つのポイント

接客業の志望動機の主なポイントは、下記の3つです。

1.コミュニケーション能力をアピールする

人と接することが好き、コミュニケーション能力があることなどをアピールします。コミュニケーション能力は接客業の基本ともいえるので、最初に触れると良いでしょう。

2.接客経験は必ずアピールする

接客業は人の入れ替わりが激しい傾向があるため、接客経験の有無は適性を判断するための重要なポイント。接客経験があれば採用される可能性が高まるため、積極的にアピールするのがおすすめです。
アピールの際には「以前の接客業務でどんな経験をし、何を得たのか」について、具体的な事例を挙げて説明すると良いでしょう。

3.応募先の会社の商品やサービスへの想いを伝える

面接では、応募先の会社の商品やサービスへの想いについて聞かれる場合があります。スムーズに回答できるように、あらかじめ応募先の会社の商品やサービスを体験しておくのが望ましいでしょう。想いを伝えたうえで今後の目標と結びつけると効果的です。
体験を志望動機に活かす際のポイントは、「貴社のサービスに感動しました」といった抽象的な感想ではなく、「貴社のサービスに何を感じ、自分の目指している接客とどうつながるのか」のように自分の目標と結びつけること。単なる体験で終わらせないのが大切です。

自己PRとのつなげ方

自己PRでは「自分は応募先の会社でどのような活躍ができるのか」を分かりやすく説明するのがポイント。自分の経験や特性をもとに、活かせそうな強みをアピールしましょう。また、キャリアプランにつなげてアピールするのも良い方法。「飲食業のノウハウを学んで店長を目指したい」「売上を挙げて、商品の認知度を高めたい」などとアピールすれば、意欲や熱意が伝わりやすいでしょう。

職種別の志望動機の例文

ここでは、接客業の職種別に志望動機の例文をご紹介します。

アパレルの販売員

流行を追いかけるのではなく、「品質の良いものを長く着ること」を大事にする貴社の姿勢に共感したため、志望いたします。私は学生時代、ショッピングモール内のアパレルショップでアルバイトをしていました。アルバイトでは、接客をとおして商品を提案し、お客さまに喜んでもらえることに楽しさを感じていました。しかし、商品の入れ替わりが激しく、短期間しか着てもらえない洋服を販売することに疑問を感じるようになりました。入社後は、アルバイトで培った提案力やコーディネート力を活かし、お客さまのためを一番に考えた接客をしたいと思っています。

ホテルのフロント

私は現在、テーマパークのアトラクションスタッフをしています。お客さまが喜ぶ姿を見ることにやりがいを感じていますが、テーマパークでその姿を見るのは瞬間的です。もっとじっくりお客さまをもてなしたいと感じるようになり、貴社への転職を決意いたしました。私は以前、貴社のホテルに宿泊したことがあります。その際、私と友人の会話を耳にしたフロントの方が、帰り際に「お誕生日おめでとうございます」とささやかなプレゼントをしてくれました。私はホテルのホスピタリティ精神に感動し、これが接客業に興味を持ったきかっけになりました。テーマパークで身につけたコミュニケーション能力を活かし、「すべての人に感動を」という貴社の理念を実現していきたいと考えております。

接客業への挑戦を検討している方は、就職・転職エージェントに相談するのもおすすめです。ハタラクティブは20代のフリーター、第二新卒、既卒向けの就職・転職エージェント。数ある求人の中から、あなたに合った接客業の求人を厳選してご紹介いたします。就活アドバイザーは、プロの視点からあなたに合う接客業を一緒に考えますので、「自分に合う仕事が分からない」という方にも安心です。また、応募書類の添削や面接対策、応募先の会社とのやりとりなども就活アドバイザーにお任せいただけます。すべて無料のサービスですので、お気軽にお問い合わせください。

就職・転職で接客業を目指す一のお悩みQ&A

接客業を目指す方によくあるお悩みを想定して、Q&A形式で回答いたします。

マナーに自信がありません

マナーは大切ですが、大事なのはお客さまのニーズをとらえ、臨機応変な対応ができること。 接客業では、「いかにお客さまの立場に立って業務を進められるか」が求められます。最初はマナーを完璧に身につけていなかったとしても、業務を通じて少しずつ身につけていけば良いでしょう。不安があれば、就職・転職前に資格取得を目指して勉強するのもおすすめです。資格については「接客の仕事に役立つ資格とは」のコラムをご覧ください。

お客さまに強い態度を取られるのが不安です

接客業では、強い態度のお客さまに対応する可能性もあるでしょう。その場合、対応を上司に交代してもらう、情報をほかの人と共有して判断を仰ぐなど、工夫が必要となることも。 しかし、「ありがとう」と心からの感謝の言葉をいただくなど、接客していて良かったと思うような場面に出会えるのが接客業の魅力です。「営業職のストレス解消法は?耐性をつけるには?限界がきたら転職も考えよう」のコラムでは、接客業と同様にクレーム対応をすることがある営業職について解説。ストレス解消法をご紹介していますので、ご一読ください。

接客業で土日休みの職場はありますか

接客業全体の割合から見ると土日休みの求人は非常に少なめといえますが、平日勤務の求人もあるようです。たとえば「人数が多くシフトを自由に入れやすい」「ビジネス街にあるため日曜日は休業」などの職場が考えられます。 一方で、土日出勤にはメリットもあります。「土日出勤の仕事におけるメリットとは?」のコラムを読んで、検討してみましょう。

接客業が自分に向いているか不安です

接客業と一口にいっても多くの職種や職場の種類があり、求められる内容が違います。 「一人ひとりに対応するか、同時にたくさんのお客さまに対応するか」「静かなところか、活気のあるところか」などにより、それぞれ適している要素があるので、性格や強みから自分に合う接客業を考えてみましょう。 「活躍の場は多い?販売職のやりがいと仕事内容とは」のコラムでは、販売職に向いている人の特徴を解説していますので、一つの参考にしてください。 自分に向いている接客業がよく分からないという方は、ハタラクティブに相談するのもおすすめです。

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