接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説

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この記事のまとめ

  • 接客業は気配りやコミュニケーション能力のほか、職種によって多種多様なスキルが必要
  • 接客業のやりがいは、自分の仕事に対してお客さまから直接評価をもらえること
  • 接客業では、クレーム処理やノルマ達成といったきついと感じる仕事もある
  • お客さまの立場で考えられない人は、接客業に向いてない可能性がある
  • 接客業の志望動機では、応募先の会社の商品やサービスを体験したエピソードが効果的

接客業に興味があるものの、「職種が多くて選ぶのが難しい」「自分に向いてるか分からない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。接客業には飲食店やアパレルなどさまざまな種類があり、それぞれの職種に必要なスキルがあります。どの職種が適しているかは、身につけたいスキルや活かしたいスキルによって異なるでしょう。このコラムでは、接客業の職種や志望動機の書き方を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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接客業とは

接客業とはの画像

接客業とは、お店や施設のお客さまをもてなしたり、商品を提供したりする仕事のことです。具体的には、飲食店のホールスタッフやアパレルショップの販売員、ホテルのフロント、美容師、エステティシャンなどが該当します。
接客業で大切なことは、お客さまに心地良く過ごしてもらうことです。いずれの職場で働く場合も、コミュニケーション能力や相手に応じた柔軟な対応が求められるでしょう。

接客業とサービス業の違い

接客業がお客さまと直接コミュニケーションを取り、もてなす仕事であるのに対して、サービス業は形のないサービスを提供する業務のすべてを指します。
サービス業は、業種に基づいて9つの種類があるのが特徴。総務省の「日本標準産業分類(平成25年10月改定)(平成26年4月1日施行)」に掲載されている産業のうち、サービス業に当てはまる業種は以下のとおりです。

  • ・情報通信業
  • ・運輸業、郵便業
  • ・不動産業、物品賃貸業
  • ・学術、専門・技術サービス業
  • ・宿泊業、飲食サービス業
  • ・生活関連サービス業、娯楽業
  • ・教育、学習支援業
  • ・医療、福祉
  • ・サービス業(ほかに分類されないもの)

このように、一般的にイメージされる接客業だけでなく、生活に密着したものから専門知識を必要とするものまで、幅広い業種があります。

参照元
総務省
日本標準産業分類(平成25年10月改定)(平成26年4月1日施行)-目次

接客業と販売業の違い

接客業と販売業の違いは、「販売に対する取り組み方」といえます。接客業は、先述したように来店するお客さまとのやり取りや商品の提供などを行い、顧客満足度を向上させることが求められる仕事です。一方、販売業はお客さまに対して積極的に商品やサービスの紹介をし、販促に注力する必要があります。接客業と販売業は似ているものの、求められることが大きく異なるのが特徴です。

接客業は就職しやすい?

接客業は、一般的に就職しやすい業種といわれています。
厚生労働省の「一般職業紹介状況 全国計」によると、2023年11月における職業計の有効求人数は143万9,224件です。そのうち、接客業の代表的な職種として挙げられる販売業の有効求人は、14万6,132件となっています。
以下で接客業とほかの業種の有効求人倍率や有効求人数を比較して見てみましょう。

仕事有効求人倍率有効求人数
販売の仕事2.15倍14万6,132件
サービスの仕事2.79倍25万8,937件
事務的職業0.43倍13万4,196件

引用:厚生労働省「職業別一般職業紹介状況 全国計 常用(除パート)(8-1p)

表を見てみると、販売やサービスなどの接客業の有効求人倍率はどちらも2倍を超えていることが分かります。有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を表すので、接客業の就職しやすさは一目瞭然です。
営業と接客業の仕事の違いは何ですか?」のコラムでは、接客業の仕事についてキャリアアドバイザーの立場から詳しく解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。

参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和5年11月分)について

【アンケート調査】接客業で働く人の割合は?

ハタラクティブの「若者しごと白書2023」によると、正社員のうち接客業で働いている割合は全体の9.2%です。

【アンケート調査】接客業で働く人の割合は?の画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2023(01 就業状況について)(p4)

「事務」「技術職」「営業」「医療・介護・福祉」に続き、接客業には多くの人が従事しています。正社員で働く場合のメジャーな職種の一つといえるでしょう。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023

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接客業の主な8つの種類とそれぞれに必要なスキル

接客業には、飲食店のホールスタッフやアパレルの販売員というように、さまざまな活躍の場があります。ここでは、代表的な接客業の種類や仕事内容、心得ておきたいことをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

職種1.飲食店のホールスタッフ

職種1.飲食店のホールスタッフの画像

レストランや居酒屋などのホールスタッフは、食事の配膳やオーダー、お客さまのご案内、会計などが主な仕事。飲食店は全国に存在しているので、接客業のなかでも求人数が多いのが特徴です。店舗によっては「まかない」があり、学生やフリーターなどの若年層に人気の職種でもあります。就職するにあたって必須の資格や学歴などは必要なく、未経験からも挑戦しやすい職種です。
jobtag「ホールスタッフ(レストラン)」によると、全国の就業者数は88万7,020人。平均年収は約330万円です。

飲食店のスタッフに必要なスキル

飲食店の接客では、気配りが重要です。「スタッフを呼んでいるお客さまはいないか」「グラスの中は空になっていないか」など、常に気を配る必要があります。また、笑顔でお客さまを迎えるといったコミュニケーションスキルはもちろん、ほかのスタッフとのチームワークも大切です。

飲食店のスタッフが心得ておくこと

飲食店の接客業は、接客業のなかでも特に体力勝負といわれています。仕事中は、キッチンとテーブルを行き来したり、多くの料理や飲み物を一度に運んだりする必要があり、体力は必須でしょう。また、混雑する時間帯は、お客さまを待たせないための素早い対応が求められます。
そのほか、勤務時間の遅いシフトがあったり、酔っ払ったお客さまに対応しなければならなかったりするといった苦労もあるようです。

参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
ホールスタッフ(レストラン)

職種2.アパレルやインテリアショップなどの販売員

職種2.アパレルやインテリアショップなどの販売員の画像

アパレルショップやインテリアショップの販売員は、会計に加えて、商品の提案や品出し、在庫管理などが主な仕事です。販売員は、あらゆる場所で必要とされる職種。百貨店やショッピング施設、商業施設、書店、雑貨店、コスメ販売店など、接客業のなかでも就職・転職先の選択肢が多いでしょう。
販売員の仕事では、基本的な接客スキルが身につくほか、商品に関する最新のトレンドを掴めるのも魅力の一つです。店舗の客層に合わせていろいろな人が働いているので、職場内でのコミュニケーションもポイントになります。
jobtag「衣料品販売」によると、全国の就業者数は329万1,060人。平均年収は約358万円です。

販売に必要なスキル

販売員には、豊富な商品知識を身につけ、提案するスキルが必要です。売りたい商品を一方的に説明するのではなく、お客さまが何を求めているのかを聞く姿勢が重要になります。傾聴力はほかの接客業にも必要なスキルですが、販売員には特に大切でしょう。
また、身だしなみや言葉遣いなどのマナーも必須です。さらに、プレゼント用のラッピングを頼まれることもあるため、手先の器用さもあると良いでしょう。

販売員が心得ておくこと

販売員の仕事は、個人の売上目標が決まっている会社やお店もあります。結果が数字で表れるため、厳しい側面もあるでしょう。また、アパレルでは商品の入れ替わりが早く、常に新しい情報を収集する必要があります。なお、お店のレイアウトやディスプレイの変更を閉店後に行う場合は、帰宅時間が遅くなることもあるようです。

参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
衣料品販売

職種3.コンビニやスーパーのレジスタッフ

職種3.コンビニやスーパーのレジスタッフの画像

コンビニやスーパーのレジスタッフは、レジ打ちのほか、品出しやカゴの整理などを行います。一つひとつの作業は難しくありませんが、ほかの接客業に比べてタスクが多いのが特徴です。
jobtag「スーパー店員」によると、全国の就業者数は329万1,060人。平均年収は約358万円になります。

レジスタッフに必要なスキル

レジに並ぶお客さまを待たせないために、レジ打ちはスピードが大事です。また、食料品が傷まないよう丁寧に扱うことや、レジを打ち間違えないように正確に会計することも心掛けなければなりません。仕事の合間に清掃やカゴの整理を行うため、要領よくタスクを進めるスキルが必要です。

レジスタッフが心得ておくこと

レジスタッフは、お金を扱う緊張感が伴います。また、同じ商品でも値引き率が異なったり、商品券の使用対象が分かれていたりと、細かい対応が必要です。モバイル決済の導入で支払い方法も多様化しており、それぞれの会計の仕方を覚えなければいけません。

参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
スーパー店員

職種4.ホテルや旅館のフロントスタッフ

職種4.ホテルや旅館のフロントスタッフの画像

ホテルや旅館といった宿泊施設のフロントスタッフは、チェックインやチェックアウトの手続き、お客さま対応などが主な業務です。この職種は、お客さまに快適な環境で過ごしてもらうため、礼儀やマナーを重んじる傾向があります。jobtag「フロント(ホテル・旅館)」によると、全国の就業者数は88万7,020人。平均年収は約315万円です。

ホテルや旅館のフロントスタッフに必要なスキル

ホテルや旅館のお客さまは丁寧な接客サービスを期待しているため、ほかの接客業より1ランク上の接客スキルが求められます。身だしなみや言葉遣いだけでなく、立ち居振る舞いも重視されるようです。
また、宿泊施設にはキッチンスタッフや清掃スタッフなど、幅広い職種の人がいます。良いサービスを提供するには、各スタッフと連携するコミュニケーション能力も必要です。そのほか、観光地やビジネス街周辺に立地する宿泊施設では、英語や中国語など、外国語を用いた接客に対応する施設も立地しているため、語学力があると役立つでしょう。

ホテルや旅館のフロントスタッフが心得ておくこと

ホテルや旅館のフロントスタッフは、お客さまから多種多様な要望を受けます。ときには、クレームのような厳しい要望を受けることも。接客業のなかでも、特に礼儀やマナーが重んじられる職種であり、お客さまの期待値も高いのが特徴です。
ほかの接客業に比べて、高いホスピタリティ精神が求められます。また、勤務時間は不規則で夜勤もあるため、体力も必要といえるでしょう。

参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
フロント(ホテル・旅館)

職種5.遊園地やアミューズメント施設のスタッフ

職種5.遊園地やアミューズメント施設のスタッフの画像

遊園地やゲームセンターといったアミューズメント施設のスタッフは、アトラクションの添乗員や施設内のショップ店員、飲食店での接客員などに分類されます。そのほか、ショーを盛り上げるアナウンスの仕事も。「お客さまと一緒に楽しみながら働ける」という接客業の醍醐味を味わえるのが魅力です。
jobtag「遊園地スタッフ」によると、全国の就業者数は40万8,310人。平均年収は約351万円になります。

アミューズメント施設のスタッフに必要なスキル

アミューズメント施設に来るお客さまは楽しい雰囲気を求めているため、常に笑顔で接客することが必要です。どれだけ忙しくても、明るく元気に接客しましょう。この職種は、お客さまを喜ばせるために、裏方に徹することができる人に向いてます。

アミューズメント施設のスタッフが心得ておくこと

屋外の施設では、働く環境が季節や天候によって左右されます。また、担当業務によっては暑い日に着ぐるみを着ることもあるので、体力と体調管理が重要な仕事です。特に、夏休みやイベントシーズンといった繁忙期は来客数が増えるため、プライベートよりも仕事を優先しなければならないこともあります。

参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
遊園地スタッフ

職種6.美容院やエステサロンの専門職スタッフ

職種6.美容院やエステサロンの専門職スタッフの画像

美容院のスタッフは、お客さまの要望を聞いてその人に合ったヘアスタイルを提案するのが仕事です。エステサロンのスタッフは、美容のためのアドバイスや施術を行います。どちらの仕事も専門知識やスキルが必要です。また、お客さまから髪型やメイクを見られることもあるので、常に外見に気を遣わなけれななりません。
jobtag「美容師」によると、全国の就業者数は35万1,060人、平均年収は約330万円です。また、「エステティシャン」の全国の就業者数は11万9,220人、平均年収は約323万円となっています。

専門職スタッフに必要なスキル

美容院やエステサロンなどの専門職スタッフは、お客さまの悩みや要望を聞くカウンセリング力が必要とされる職種です。技術があっても、お客さまの要望に沿っていなければ仕上がりに満足してもらえないでしょう。お客さまが話しやすい雰囲気を作れるようなコミュニケーション能力も求められます。
また、美容師の場合は美的センスも大事。お客さまから「○○のような髪型にしてほしい」と要望があったときにすぐに理解できるよう、流行に敏感であることも重要です。

専門職スタッフが心得ておくこと

美容師は接客業のなかでも特にキャリアステップが明確な職種で、アシスタントからスタートします。最初は受付や清掃など、専門的ではない仕事も多いでしょう。また、閉店後にヘアカットの練習を行う場合もあるので、帰宅時間が遅くなることも少なくありません。
なお、エステティシャンは、施術の際に腕や腰に負担がかかるため、体の負担が大きいといわれています。お店によっては売上ノルマがあり、サービスや商品を勧めることも。そのようなお店では、エステティシャンの技術だけでなく、営業職のような提案力が必要になります。

参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
美容師
エステティシャン

職種7.病院やスポーツジムなどの受付スタッフ

職種7.病院やスポーツジムなどの受付スタッフの画像

病院やスポーツジムなどの受付スタッフは、来客への応対や案内が主な業務です。電話応対や予約管理、送迎車の手配などを行うこともあります。医療機関の場合、レセプトの入力チェックや診察券・カルテの作成、診察料の計算など、正確な対応が求められます。
jobtag「医療事務」によると、全国の就業者数は373万7,860人。平均年収は約437万円です。

受付スタッフに必要なスキル

受付スタッフは施設の顔であり、お客さまの印象を左右するため、正しい言葉遣いや臨機応変に対応ができる能力、高いホスピタリティ精神が重要です。特に病院の受付は、精神的に不安を抱えている患者さまに寄り添える繊細さが求められます。話しやすい雰囲気づくりのほか、困っている様子があれば声を掛けるなどの気配りができると良いでしょう。

受付スタッフが心得ておくこと

受付の仕事は複雑な手続きを行うことが多いため、正確さが求められます。数ヶ月に一度だけ行うような手続きもあるので、手順を忘れないように工夫しましょう。
また、病院の受付では専門用語や制度を覚えなければなりません。医療制度は改正があるたびに手続きも変わるため、情報のキャッチアップが必要です。

参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
医療事務

職種8.冠婚葬祭スタッフ

職種8.冠婚葬祭スタッフの画像

冠婚葬祭スタッフには、ブライダルスタッフや葬祭スタッフといった種類があります。ブライダルスタッフは、結婚式場の受付や料理の配膳、新郎新婦のサポートが主な仕事です。
また、葬祭スタッフは、遺族や式の参列者の案内、葬儀場のアナウンスなどを行います。冠婚葬祭は人生における重要なイベントであるため、ミスは許されません。お客さまに寄り添い、礼儀やマナー、丁寧な所作を意識する必要があります。
jobtag「ブライダルコーディネーター」によると、全国の就業者数は45万6,590人。平均年収は382万円です。

冠婚葬祭スタッフに必要なスキル

結婚式や葬儀の場では、参加者が感情を揺さぶられ、なおかつ慣れない場面に緊張しがちです。そのため、冠婚葬祭スタッフには、お客さまの気持ちを汲み取るホスピタリティと、着実にイベントを進行する冷静さが求められます。特に、葬儀は人の「死」を目の当たりにするため、不安やつらい気持ちが生じやすい場です。遺族に寄り添いつつも、同調し過ぎない線引きが必要といえます。
また、万一トラブルや急な予定変更が生じた場合は、周囲と連携しながら式を滞りなく進めるコミュニケーション力と柔軟性が重要です。

冠婚葬祭スタッフが心得ておくこと

前述のとおり、冠婚葬祭は人生に幾度とない重要なイベントです。そのため、ミスが許されない緊張感を持たなければならないでしょう。また、基本的な礼儀作法のほか忌み言葉といった独特なマナーなど、覚えることは少なくありません。お客さまに失礼がないように漏れなく把握して、些細な失敗もクレームにつながらないようにしましょう。

参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
ブライダルコーディネーター

接客業を通して身につく5つのスキル

接客業を通して身につくスキルは、「コミュニケーション能力」「柔軟性」などさまざまです。ここでは、そのスキルを詳しく紹介します。

接客業で身につくスキル

  • 言葉遣いやマナー
  • コミュニケーション能力
  • 柔軟性
  • 対応力
  • 忍耐力

1.言葉遣いやマナー

接客業では、マナーや接客スキルが身につきます。接客業で大事なのは、お客さまを不快にさせないことです。業務を通じて挨拶や言葉遣い、お客さまに対する態度など、接客業に必要なマナーを身につけ、スムーズに対応できるように心掛けましょう。

2.コミュニケーション能力

接客業を通して、コミュニケーション能力を身につけられるでしょう。お客さまと直接関わったり、スタッフ同士で連携したりする接客業は、コミュニケーション能力なくして成り立ちません。仕事を通して、お客さまの声に耳を傾けることや細かな気遣いにも磨きをかけられます。
コミュニケーションスキルを鍛える方法を知りたい方は、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムを参考にしてみてください。

3.柔軟性

お客さまによって従業員に求める対応は異なるため、接客業の経験を積むうちに柔軟性が身につきます。接客業の仕事は、マニュアルどおりに対応すれば良いわけではなく、その場で機転を効かせて行動することが必要です。接客業を続けていくなかで、お客さまの雰囲気やTPOを感じ取れるようになり、その人に合った接客サービスを提供できるようになったりするでしょう。

4.対応力

接客業を通して、臨機応変な対応力を身につけられます。接客業の仕事では、クレーム対応やトラブル対応をしなければならず、予定どおりにいかない場面もあるでしょう。どのような状況においても、落ち着いて冷静に行動できる臨機応変な対応力が身につくといえます。

5.忍耐力

接客業では、お客さまからのクレーム対応を行う場面があり、忍耐力が身につきます。ときには、理不尽な物言いをされることもあるでしょう。そのようななかで経験を積めば「こういうお客さまもいる」「自分に対してではなく会社に文句を言っている」といった、自分自身の精神的な負担を減らす考え方ができるようになります。

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接客業の4つのやりがい

接客業のやりがいは、お客さまと直接関われることです。緊張感もありますが、感謝されたときの喜びは大きいもの。自分の仕事が人の役に立っていることを実感しやすいのが魅力です。

接客業のやりがい

  • お客さまから感謝される
  • 会社の顔として仕事をする
  • 言葉遣いや対人マナーが身につく
  • 自分ならではのサービスが追求できる
  • いろいろな人との出会いがある

1.お客さまから感謝される

接客業はお客さまから「あなたのおかげで良い買い物ができた」「話を聞いてくれて嬉しかった」など、感謝の言葉を直接かけられる機会があります。自分のどういった行動が喜ばれ、どのように役に立ったのか、といった意見を直接もらえるのは接客業ならではのやりがいです。
マニュアル一辺倒の接客ではなく、自分で工夫しながら対応した結果、お客さまから感謝されたときには大きなやりがいを感じられるでしょう。

2.会社の顔として仕事をする

接客業には「会社の顔」という側面があります。人の印象が第一印象でほぼ決まるのと同じように、会社の印象も最初に接した人の印象で大きく左右されるでしょう。
接客業の仕事は、自分次第で「素晴らしい会社」「提案力のあるお店」など、お客さまに良い印象をもたらせます。自分次第で会社の印象が決まる責任があるものの、やりがいも大きいといえるでしょう。

3.言葉遣いや対人マナーが身につく

接客業は、高レベルな言葉遣いや対人マナーを身につけられるのがやりがいです。接客業を経験すると礼儀正しさはもちろん、「相手によって対応を工夫する臨機応変さ」「相手が求めていることを察する力」などのスキルも身につきます。このようなスキルは、「聞き上手」「おもてなし上手」といった魅力にもつながり、他職種でも役立つでしょう。
対人マナーについて知りたい方は、「ヒューマンスキルとは?具体例や身につける方法を解説」もあわせてご覧ください。
また、対人スキルはマネジメントにも必要といわれる能力の一つです。管理職を目指したい人にとって、ビジネススキルが身につくのはプラスといえます。

4.自分ならではのサービスが追求できる

「自分にしかできないサービス」を追及できるのは、接客業のやりがいの一つ。基本的な接客マニュアルが用意されていても、お客さまのタイプや要望次第では、対応に自分なりの工夫が欠かせません。臨機応変な対応には苦労を伴いますが、自分ならではのサービスを追及していくうちに「ファン」のお客さまがついたり、指名をもらえたりする可能性もあります。
「いつもありがとう」「あなたがいるからこの店に来ている」といった言葉をかけられれば、喜びもひとしおでしょう。

5.いろいろな人との出会いがある

接客業は、仕事を通じていろいろな人と出会えます。たとえば、企業でデスクワークをしている場合、毎日同じメンバーと顔を合わせることがほとんどのため、新しい出会いの機会はなかなか得られません。しかし、接客業をしていると、いろいろな価値観や考え方などをもった人たちと接することができます。普段関わりがないタイプの方ともコミュニケーションが取れるので、新たに視野が広がって仕事にもやりがいを感じられるでしょう。

接客業を辞めたい?仕事で辛い5つのこと

接客業は魅力の多い仕事ですが、「マニュアルどおりにいかない」「土日休みが少ない」というように、人によっては苦労する部分も。ここでは、接客業の仕事でつらいことをご紹介します。

接客業の仕事で辛いこと

  • 土日休みが少ない
  • クレームに対応することもある
  • 高収入を狙える仕事は少なめ
  • 正社員の求人は少なめ
  • 仕事によってはノルマがある

1.土日休みが少ない

接客業はゴールデンウィークやお盆、クリスマス、年末年始などの長期休暇で繁忙期になることが多く、休みを取りにくい傾向があります。土日休みも少ないため、友人や恋人と予定が合わせにくいというデメリットもあるようです。

2.クレームに対応することもある

接客業は、人に接する仕事である以上、クレーム対応は避けられない役目の一つ。ときにはマニュアルが通用せず、臨機応変な対応が求められることもあるようです。お客さまによっては、マニュアル接客に不快感を覚えてしまう可能性があるため、相手に寄り添った対応が求められます。
しかし、対応の仕方によっては、クレームを申し出たお客さまがお店のファンになってくれることもあります。クレーム対応はつらいことではありますが、お客さまと信頼関係を築くチャンスと捉えて前向きに取り組むと良いでしょう。

3.高収入を狙える仕事は少なめ

接客業には、資格が必要ないため、ほかの業種に比べて給与が低い場合が多いようです。
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(p1)」によると、接客業の賃金が20代のうちは、ほかの産業と大差がないものの、30代ごろから差が開き始めています。特に男性は産業による賃金の差が大きく、40~50代のピーク時で、金融業・保険業と宿泊業・飲食サービス業の間には12万円以上の賃金差があるようです。

年齢別で見る産業別の賃金

 宿泊業・飲食サービス業金融業・保険業
20~24歳(男女計)20万700円22万3,800円
40~44歳(男女計)29万2,800円42万円
50~54歳(男女計)29万3,300円48万1,200円

引用:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(産業別 第5表 主な産業、性、年齢階級別賃金及び年齢階級間賃金格差金)

接客業に必要な「コミュニケーション能力」「ホスピタリティ精神」などは、能力を測定するのが難しく、資格を持っていても評価につながりにくいもの。そのため、接客業はスキル評価による収入アップが難しいと考えられます。また、未経験者歓迎や経験不問とする会社が多く求人数も多いため、買い手市場になりがちなのも高収入を狙うのが難しい原因のようです。

参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況

4.正社員の求人は少なめ

接客業はアルバイトの募集が多く、正社員の求人は少ない印象があります。jobtag「飲食チェーン店店員」を例に挙げると、一般的な就業形態は正社員が25.9%に対し、パートタイマーは58.6%。続いてアルバイト(学生含む)は37.9%です。このように、職種によっては正社員として働いている人が少ないといえるでしょう。

しかし、正社員登用制度のある職場なら、アルバイトで経験を積んでから正社員を目指せます。上司の信頼を得られれば、会社側から「正社員にならないか」と打診されることもあるようです。正社員登用制度で正社員になるには、ある程度の期間はアルバイトとして働かなければなりません。売上目標を達成したり、シフトに柔軟に対応したりと、意欲的な行動によって熱意をアピールしましょう。
社員登用制度を利用するメリット・デメリットは?基本的な流れも紹介!」のコラムでは、正社員登用制度について詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

参照元
job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
飲食チェーン店店員

5.仕事によってはノルマがある

接客業のなかには、ノルマを課せられる仕事もあります。お客さまに対する気遣いだけでなく、売上のノルマを達成しなくてはいけないため、大きな負担を感じる人もいるでしょう。「ノルマがある仕事は自分に向いてない」と考えている人は、求人に応募するときにノルマの有無を確認する必要があります。

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接客業に向いてる人・向いてない人の特徴

接客業に向いてる人・向いてない人の特徴の画像

この項では、接客業に向いてる人・向いてない人の特徴を解説します。自分の特徴と照らし合わせて、接客業に向いているかどうかを分析してみましょう。

接客業に向いてる人の5つの特徴

接客業に向いてる人の特徴は、「聞き上手」「臨機応変に対応できる」などが挙げられます。以下で詳しく紹介するので、自分に当てはまる特徴がないかを確認しましょう。

接客業に向いてる人の特徴

  • 人と関わるのが好き
  • 聞き上手
  • 気配りができる
  • 臨機応変に対応できる
  • 体力がある

1.人と関わるのが好き

接客業において大切なのは、コミュニケーション能力。自分からお客さまに声をかけて商品の提案やサービスを提供するので、積極的に人と関わろうとする気持ちが大切です。「人に話し掛けることに抵抗がない」という方は、接客業でストレスなく仕事ができるでしょう。

2.聞き上手

接客業では「聞き上手」であることが重要です。お客さまが話したいこと・質問したいことを丁寧に聞ければ、接客で円滑なコミュニケーションが取れます。
傾聴力がある人の特徴やアピールする方法は、「聞き上手に向いてる仕事は?より強みを活かすポイントも紹介!」で解説しています。ぜひチェックしてみてください。

3.気配りができる

飲食店では「食事の済んだ食器を下げる適切なタイミングはいつか」「水のおかわりは必要か」など、常に気を配らなければなりません。「お客さまが何を求めているのか」「多くの人が来店しやすい店舗にするにはどうすれば良いか」というように、人の気持ちに寄り添って考えられる人が接客業に向いてます。

4.臨機応変に対応できる

接客業では、その場で求められることに対して素早く対応するのも大切です。商品の問い合わせや突然のクレームに対して早く的確に答えられれば、質の高いサービスにつながります。そのため、臨機応変に対応する力のある人は職場で歓迎されるでしょう。

5.体力がある

多くの接客業は立ち仕事のため、体力が必要です。体調不良で頻繁に欠勤してしまうと、職場だけでなくお客さまにも迷惑をかけかねません。在庫管理といった裏方の仕事や力仕事をする場合もあるので、体力は重要な要素といえます。

接客業に向いてない人の3つの特徴

接客業は、ストレスを抱えやすい人や細かいことが苦手な人には向いてない可能性があるでしょう。接客業に向いてない人の特徴を以下で詳しく紹介します。

接客業に向いてない人の特徴

  • 自分が話したいことばかりを話してしまう
  • ストレスを抱えやすい
  • 細かいことが苦手

1.自分が話したいことばかりを話してしまう

接客業に向いてる人の特徴の一つに「聞き上手」があるように、接客業は自分が話したいことを一方的に話してしまう人には向いてないといえます。また、お客さまが急いでいるのに話し続けてしまうといった、マイペース過ぎる人は向いてない可能性があるでしょう。

2.ストレスを抱えやすい

接客業を続けていると、ときにはお客さまから傷つくような言葉を投げかけられたり、うまく対応ができなかったりすることもあるでしょう。そのような場面で毎回傷ついて引きずっていると、大きなストレスとなり、接客業を続けるのは難しくなってしまうことも。ある程度強い精神力が必要な仕事なので、ストレスを抱えやすい人にはあまり向いてないといえます。

3.細かいことが苦手

細かいことが苦手な人も接客業に向いてない傾向があります。お客さまを喜ばせるには、面倒なことをどれだけ丁寧にやれるかがポイントです。細かいことを丁寧にやるのが楽しいと思える人が向いてます。

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ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

接客業に活かせる4つの資格

ここでは、持っていると接客業で歓迎される資格をご紹介します。具体的には、サービス接遇検定、販売士などです。ぜひ参考にしてください。

接客業に活かせる資格

  • サービス接遇検定
  • 販売士(リテールマーケティング)
  • レストランサービス技能検定
  • TOEIC

1.サービス接遇検定

サービス接遇検定は、敬語やマナーといった接客業の基礎的な内容から、顧客心理の理解を深めるような専門的な内容まで、サービスに関して包括的に学べる資格です。試験には、筆記試験と実技試験があります。

2.販売士(リテールマーケティング)

販売士の資格は、小売や流通について学べるのが特徴です。3級では、接客販売に関する内容が出題されます。売場づくりに関する知識や、接客スキルを身につけられるので、小売店に就職・転職する際に役立つでしょう。
販売員に必要な資格は「販売員に資格は必要?業界ごとに必要なスキルを解説」でもまとめているので、あわせてチェックしてください。

3.レストランサービス技能検定

レストランサービス技能検定は、テーブルマナーから公衆衛生・安全管理まで、ホテルやレストランといった、飲食店にまつわるサービススキルを証明する国家資格です。受験資格があり、3級の場合は1年以上の実務経験が求められます。1級の受験には、専門学校などでレストランサービスの学科を卒業した人でも9年以上の実務経験が必要です。

4.TOEIC

日本を訪れる観光客への対応として、英語力の高さは大きく役立ちます。TOEICは英語力を証明するポピュラーな資格の一つ。TOEICである程度のスコアを持っていると、英語力があるとみなされ、就職や転職に有利に働く可能性があります。外国人旅行客が増加している現在、接客業のどのような職種でも活かせるでしょう。

接客業の職種・業種を選ぶ4つのポイント

接客業は求人数が多く、無資格や未経験でも挑戦しやすい身近な仕事です。しかし、自分がどのような接客業に向いてるか分からないまま、何となく仕事を選んでしまうとミスマッチを起こす可能性があります。
そこで、どのようなポイントで求人を選べば良いか考えてみましょう。

接客業を選ぶときのポイント

  • 経験不問や未経験者歓迎の求人から探す
  • 身につくスキルで選ぶ
  • 活かせるスキルで選ぶ
  • 自分の苦手なことを選ぶ

1.経験不問や未経験者歓迎の求人から探す

接客業に就くのであれば、経験不問や未経者歓迎の求人から探すのがおすすめ。企業はできるだけ多くの人材を確保するために、未経験者歓迎の求人を出すことがあります。特に、接客業は未経験者を歓迎していることが多く、業界経験のない人も挑戦しやすいのが特徴です。
接客業にはじめて挑戦するのであれば、経験不問や未経験者歓迎の求人を狙うのも良いでしょう。

2.身につくスキルで選ぶ

一口に接客業といっても、身につくスキルは職種によってそれぞれ違います。在庫管理や小売業の基礎を学びたいなら百貨店や商業施設の販売員。そのほか、高い接遇スキルで接客のプロフェッショナルになりたいならホテルスタッフ、お客さまとの関係構築を目指したいなら常連客の多い飲食店スタッフがおすすめです。
このように、職種によって極められるスキルが異なるため、「将来どんなスキルを持って働きたいか」という視点を持って仕事を選ぶのも良いでしょう。

3.活かせるスキルで選ぶ

専門的なスキルや資格を持っているのなら、それを活かせる求人を探すのがおすすめです。たとえば、調理師免許があるなら飲食店、販売士の資格があるなら小売店への就職・転職が有利になるでしょう。また、TOEICのような語学力を証明できる資格があれば、外国人旅行客が多い宿泊施設やリゾート地で歓迎されます。

4.自分の苦手なことを選ぶ

「苦手だけど克服したいこと」を軸にして、接客業の求人を選ぶのも一つの方法です。たとえば、「人と話すのは好きだけど、正しい敬語の使い方が苦手」といった点を克服するためにホテルのフロント、「カジュアルな接客は得意だけど、高級感のある立ち居振る舞いが苦手」といった点を克服するためにコスメ販売店を選ぶことが考えられます。
仕事であれば、苦手なことも乗り越えられる場合もあるため、スキルを増やすにはおすすめです。

職種・業種の選び方は人それぞれなので、自分なりのポイントを決めることが重要です。「仕事の決め方が分からない!どんな働き方をしたいのか自分の基準で考えよう」の「仕事の決め方のコツ」を参考にしてみましょう。

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接客業の自己PRで効果的なアピールポイントは?

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接客業の自己PRで効果的なアピールポイントは、「コミュニケーション能力」「接客経験」です。以下で詳しく解説するので確認してみましょう。

コミュニケーション能力

接客業を目指すのであれば、コミュニケーション能力をアピールしましょう。「人と接することが好き」「チームワークを大切にしている」など、具体的にアピールしてみてください。コミュニケーション能力は、接客業の基本ともいえるので、最初に触れると良いでしょう。

接客経験

もし接客経験がある場合は、自己PRで伝えましょう。接客業は入れ替わりが激しい傾向があるので、接客経験の有無は採用側が適性を判断するための重要なポイント。接客経験があれば、即戦力として採用される可能性が高まるため、積極的にアピールするのがおすすめです。
アピールの際には「以前の接客業務でどのような経験をし何を得たのか」について、具体的な事例を挙げて説明すると良いでしょう。

接客業の志望動機が思いつかない方へ

接客業の志望動機が思いつかない方への画像

ここでは、接客業の志望動機を伝えるときの方法をご紹介します。志望動機の作成に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

熱意が伝わる志望動機を作るコツ

接客業の志望動機を考えるときは、応募先の会社の「商品やサービスへの想い」を盛り込むのがコツです。面接では、応募先の会社の商品やサービスへの想いについて聞かれることがあります。
スムーズに回答するためには、応募先の会社の商品やサービスをあらかじめ体験したり確認したりするのが望ましいでしょう。商品やサービスへの想いを伝えたうえで、今後の目標と結びつけると効果的です。

体験をもとに志望動機を作るときは?

体験を志望動機に活かす際のポイントは、「貴社のサービスに感動しました」といった抽象的な感想ではなく「サービスに何を感じ、自分の目指している接客とどうつながるのか」といった形で自分の目標と結びつけてみてください。単なる体験で終わらせないのが大切です。
志望動機の書き方や注意点については、「志望動機の書き方はどうする?注意点やパターン別のポイントも紹介」のコラムも参考にしてください。

職種別の志望動機の例文

ここでは、接客業の職種別に志望動機の例文を紹介します。以下を参考に志望動機を考えてみましょう。

アパレル販売員の場合

「流行を追いかけるのではなく、『品質の良いものを長く着ること』を大事にする貴社の姿勢に共感したため、志望いたします。
私は学生時代、ショッピングモール内のアパレルショップでアルバイトをしていました。アルバイトでは、接客をとおして商品を提案し、お客さまに喜んでもらえることに楽しさを感じていました。
しかし、商品の入れ替わりが激しく、短期間しか着てもらえない洋服を販売することに疑問を感じるようになりました。入社後は、アルバイトで培った提案力やコーディネート力を活かし、お客さまのためを一番に考えた接客をしたいと思っています」

ホテルフロントの場合

「私は現在、テーマパークのアトラクションスタッフをしています。お客さまが喜ぶ姿を見ることにやりがいを感じていますが、テーマパークでその姿を見るのは瞬間的です。
じっくりお客さまをもてなしたいと感じるようになり、貴社への転職を決意いたしました。私は以前、貴社のホテルに宿泊したことがあります。その際、私と友人の会話を耳にしたフロントの方が、帰り際に『お誕生日おめでとうございます』とささやかなプレゼントをしてくれました。
私はホテルのホスピタリティ精神に感動し、これが接客業に興味を持ったきかっけになりました。テーマパークで身につけたコミュニケーション能力を活かし、『すべての人に感動を』という貴社の理念を実現していきたいと考えております」

接客業に興味がある方は、就職・転職エージェントに相談するのもおすすめです。ハタラクティブは20代のフリーターや第二新卒、既卒向けの就職・転職エージェント。数ある求人のなかから、一人ひとりに合った接客業の求人を厳選してご紹介します。
キャリアアドバイザーは、プロの視点から最適な仕事を一緒に考えるので、「自分に合う仕事が分からない」という方も安心です。また、応募書類の添削や面接対策、応募先の会社とのやりとりなどもキャリアアドバイザーにお任せいただけます。サービスはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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就職・転職で接客業を目指す方のお悩みQ&A

接客業を目指す方によくあるお悩みを想定して、Q&A形式で回答します。

接客業といわれる仕事ってどんなもの?

接客業は、飲食店のホールスタッフやスーパーのレジスタッフ、遊園地のスタッフなどさまざまな種類があります。美容院やエステサロン、ブライダルのスタッフも接客業の一つ。より多くの接客業を知りたい方は、このコラムの「接客業の主な8つの種類とそれぞれに必要なスキル」を参考にしてください。

接客業で身につけられるスキルが知りたい!

接客業では、お客さまに接したりスタッフと連携したりすることで、コミュニケーションスキルが身につけられます。また、お客さまの要望に応えたり、機転を利かせて行動したりする必要があるため、柔軟性も身につくでしょう。
このコラムの「接客業を通して身につく5つのスキル」では、ほかにも接客業で身につけられるスキルを紹介していますので、ぜひご覧ください。

マナーに自信がありません

マナーは大切ですが、大事なのはお客さまのニーズをとらえ、臨機応変な対応ができること。接客業では、「いかにお客さまの立場に立って業務を進められるか」が求められます。
最初はマナーを完璧に身につけていなかったとしても、業務を通じて少しずつ身につけていけば良いでしょう。不安があれば、就職・転職前に資格取得を目指して勉強するのもおすすめです。資格については「接客の仕事に役立つ資格とは」のコラムをご覧ください。

お客さまに強い態度を取られるのが不安です

接客業では、強い態度のお客さまに対応する可能性もあるでしょう。その場合「対応を上司に交代してもらう」「情報をほかの人と共有して判断を仰ぐ」など、工夫が必要となることも。
しかし、「ありがとう」と心からの感謝の言葉をいただくなど、接客していて良かったと思うような場面に出会えるのが接客業の魅力です。「営業職はストレスがやばい?解消法や耐性をつける方法を解説」のコラムでは、接客業と同様にクレーム対応をすることがある営業職について解説しています。自分に合った接客業に就きたい方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。

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