自分が何がしたいのかわからない方へ！やりたいことの見つけ方を紹介

「自分が何をしたいのかわからない…」と悩む人は多いでしょう。やりたいことがハッキリしないと他人の意見に流されやすくなったり、空回りな行動を取ったりします。このコラムでは、やりたいことの見つけ方を紹介。また、自分が何をしたいのかわからないという状態に何故陥るのかを解説しています。やりたいことを仕事にできれば、人生はより豊かなものになるでしょう。自分の軸を持ちたい人はぜひ参考にしてください。

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自分が何をしたいのかわからないとはどのような状態？

自分が何をしたいのかわからないのは、自分自身を見失い、視野が狭くなっている状態です。また、気力が湧かないときも、やりたいことが見えづらくなるでしょう。

自分自身を見失っている

自分自身の気持ちや考えを見失ってしまっている人は、自分が何をしたいのかわからない状態になりやすいようです。漠然と「やりたい」と考えているものについて改めて深く考えてみると、本当にしたいことなのか確信が持てず、混乱することも。日々忙しく生活していると、自分を見つめ直す機会はなかなか持てません。そのため、自分の本当の気持ちを見失い、何がしたいのかわからなくなります。自分の軸をしっかり持つには、まず自分自身をよく知ったうえで、望むものを見極める力を鍛える工夫が必要です。

目の前のことで精一杯になっている

目の前のことで精一杯になり、余裕がなくなっている人は、「自分が何をしたいのかわからない」と悩んでしまいがちです。特に仕事に関しては、日々こなさなければならない業務に追われ、自分の本当の気持ちに向き合う時間を持てないという人も。このような状態のときは、まず目の前の仕事の進め方を見つめ直し、気持ちに余裕を持てる環境を整える必要があります。

何もしたくない気持ちになっている

自分が何をしたいのかわからない人のなかには、そもそも何もしたくない気持ちになっている人もいるでしょう。すべての人が日々意欲的に活動できている訳ではありません。仕事や生活に疲れ、無気力な状態になっている人もいます。そのようなときは、やりたいことを探すといったエネルギーが必要な行動は控えるのが無難です。何もする気力がないと感じている人は、まず休息を取り、心身をしっかり休めることに徹しましょう。「働きたくない…何もしたくないと思うのは甘え？」のコラムでは、何もしたくないと感じたときの対処法を紹介しているので、参考にしてください。

自分が何をしたいのかわからなくなる原因

自分が何をしたいのかわからない気持ちになるのは、視野が狭かったり、強みが見つけられていなかったりするのが原因です。また、興味のあることが多過ぎてやりたいことが絞れない人もいるでしょう。

視野が狭い

視野が狭まっていると、自分が何をしたいのかわからない状態になりやすいでしょう。視野の狭さはそのまま選択肢の狭さに繋がります。詳しく知らない仕事に就こうとする人はいません。たとえば、保育士や看護師など、どのような仕事内容かが分かりやすい職業は、自分が心惹かれれば目指しやすいといえます。しかし、「デバッカー」や「デコレーター」といった、名前を聞いただけでは内容が想像しにくい珍しい仕事は、視野を広げないとなかなか見つけられません。なお、デバッカーはゲームの不具合を見つける仕事で、デコレーターは、店舗のディスプレイや装飾を行う仕事です。このように、視野を広げてみると、世の中にはさまざまな仕事があることが分かるでしょう。視野の狭いままでは、目標が定められず迷ってしまう原因になります。

得意なことがないと思っている

何がしたいのかわからないという人は、自分に得意なことがないと思っている可能性があるでしょう。大抵の人は、自分の得意分野からやりたいことを見つけます。苦手でやりたくないと思っていることを、自ら仕事に選ぶ人は少ないでしょう。そのため、自分には得意なものがないと思っている場合、仕事選びが難しくなります。たとえば、賞を取ったり、人から褒められたりといった明確な成功体験がある場合は、得意な分野として見つけやすいでしょう。しかし、そこまで明確に得意といえるものがない場合、自分を見つめ直す機会を持たないと、強みはすぐには見つかりません。

興味があることが多過ぎて定まらない

興味があることが多過ぎてやりたいことを決められない人は、自分が何をしたいのかわからない状態になりがちです。「あれもしたい」「これもしたい」と1番にやりたいことを決められず、なかなか仕事を決められなくなります。一見すると何もしたくない状態よりは良いように感じますが、実際は1つを選べばほかのやりたいことを諦めなくてはいけなくなるため、葛藤のある状態といえるでしょう。

自分に自信がない

自分に自信がなく「どうせ無理だろう」と思っている人は、自分が何をしたいのかわからない状態になりやすいでしょう。本当はやりたいことがあるものの、その仕事に就く難易度が高かったり、競争率が高かったりするため、目指す前に諦めてしまう傾向にあるようです。また、失敗を恐れる気持ちが大きく、安全な道を選ぼうとした結果、目標を見失った状態になることもあります。

自分が何がしたいのかわからないとどうなる？

ここでは、自分が何をしたいのかわからないとどうなるかを解説します。自分の軸がぶれてしまうため他人の意見に流されやすくなったり、空回りしたりする可能性があるでしょう。また、仕事を選ぶ際のミスマッチにも繋がります。

他人の意見に流されやすくなる

自分が何をしたいのかわからない人は、考え方の軸が定まっていないことから、他者に影響されやすくなります。自分の目標が定まっていれば、他者の意見に振り回されることはないでしょう。しかし、自分自身をよく理解できていない人は、人から意見を言われたら「もしかしてそうかもしれない」「自分もそう思ってきた」と考えが変わってしまうことがあります。他者の意見に流されやすくなっている状態は、自分も混乱してしまい好ましくありません。まずは自分の考えをしっかり持てるようになりましょう。

突発的な行動をしてしまう

突発的な行動をしてしまうのも、自分が何をしたいのかわからない人の特徴です。やりたいことが定まっていないため、衝動的に行動する傾向にあります。突然海外に旅立ったり、何かに熱狂的にハマったりするといった、周囲を驚かすような行動をしてしまうことも。さまざまな経験を積むのは悪いことではありませんが、仕事をするうえでは自分のやるべきことを絞り、効率良く取り組むことが大切です。

空回りしてしまう

自分が何をしたいのかわからない人は、空回りしがちです。たとえば、資格をたくさん取得したり、セミナーや講演会に連日参加したりといった行動が挙げられます。資格取得や講演会はただやみくもに参加するのではなく、自分の夢や目標を叶えるために適切な内容のものを選ぶのが効果的です。無計画に行動していると、せっかく得た知識や得たスキルが適切な効果を発揮せず、空回りしてしまう可能性があります。

自分に合わない仕事に就いてしまう

自分が何をしたいのかわからない人は、仕事とのミスマッチが起こりやすい傾向にあります。自分自身を理解しきれていないため、特性や強みを活かしきれない仕事に就いてしまいがちです。その結果、仕事が上手くいかなくなったり、職場の人間関係が悪くなったりして悩みを抱えてしまうこともあります。自分が何をしたいのか明確にしておけば、自分に合った仕事を見つけられる可能性が高まるでしょう。詳しくは「何がしたいかわからないのに転職可能？どんな仕事がしたいか明確にするには」のコラムも参考にしてください。

自分が何をしたいのかわからない人がやるべきこと

ここでは、自分が何をしたいのかわからない人に向けて、やりたいことを見つける方法を紹介します。まずは、小さなことから始め、自分自身を的確に理解できるようにしましょう。

少しでもやりたいと思ったことはやる

自分が何をしたいのかわからない人は、少しでも興味が湧いたら勇気を出してチャレンジしてみるのをおすすめします。始めたときはあまりこころを動かされなくても、続けていくうちに良さが分かり熱中できるものに変わる場合も。「途中で辞めても良い」程度の気持ちで、気楽にチャレンジしてみましょう。チャレンジしたいことの整理や振り返りができるよう、やりたいことをリスト化してまとめておくとスムーズです。

視野を広げる

自分が何をしたいのかわからない人は、まず視野を広げる工夫をしてみましょう。

読書をする

視野を広げるには、読書をして幅広い知識を身につけるのがおすすめです。仕事に関する本だけではなく、旅や暮らしに関するエッセイも視野を広げるのに役立ちます。「やりたいことを見つけるため」と固くならずに、作者を変えてさまざまな本を楽しんでみましょう。読書は作者の視点をとおして物事を見られる行為です。人の考え方や価値観を知る機会はなかなかありません。通勤や家事の合間の時間に、読書を取り入れると視野が一気に広がります。

積極的にさまざまな人とコミュニケーションを取る

年齢や仕事の異なるさまざまな人と積極的にコミュニケーションを取り、話を聞くと知見が広がります。そのため、自分が何をしたいのかわからない人は、たくさんの人と会って話を聞いてみましょう。特に、人生経験の豊富な年上の人や、珍しい体験をした人の話を聞くのは有効です。直接会話をするのが難しければ、インターネットの掲示板や交流サイトを活用してみましょう。インターネット上であれば、海外に住んでいる人の話も聞けます。

自分に自信がつくような行動をする

自分に自信がつくと、自分が何をしたいのかわからない状態から抜け出せる可能性も。人から褒められたり、認められたりすると自信が付きます。そのためには、自分の得意なことから重点的に行動してみましょう。賞を取ったり、1位になったりといった明確な得意なことでなくても構いません。たとえば、掃除が得意な人であれば、普段より念入りに掃除して褒められることで気持ちを前向きにできる可能性があります。料理が得意な人の場合は、手の込んだ料理を家族や友人に振る舞って「美味しい」と言ってもらえれば、自信が得られるでしょう。

自分の性格や考え方を見つめ直す

自分の性格や考え方を見つめ直すのも、何がしたいのかわからない人には必要でしょう。自分を見つめ直す行為は「自己分析」といい、就職活動でもよく用いられる手段です。時間を取って自分と向き合うと、今まではよくわからなかったやりたいことが見えてくる可能性があります。

「やりたいことを見つける方法とポイントをご紹介」のコラムでは、自分が何をしたいのかわからない人に役立つ内容が紹介されているので、参考にしてください。

【仕事編】何をしたいかわからない人がやるべきこと

ここでは、自分が何をしたいのかわからない人に向けて、仕事でやるべきことを紹介します。仕事の取り組み方を変えると、やりたいことが見えてくる可能性もあるので、参考にしてください。

色々な職業について調べてみる

仕事で自分が何をしたいのかわからない状況を脱出する方法の一つとして、世の中の色々な仕事について調べてみるのがおすすめです。「転職先を探す」のではなく、世の中にはどのような仕事があるのか知識を蓄えるのを目的として気軽に調べてみると良いでしょう。現職以外の仕事について調べてみることで、知らなかった資格やスキル、業務内容などの情報を得られ、新しい発見につながる可能性があります。

新しい仕事に積極的に挑戦する

自分が何をしたいのかわからない人は、新しい仕事をする機会があれば積極的に関わってみましょう。新規事業や新規部署の立ち上げがあれば、挑戦してみるのをおすすめします。同じ会社でも、行う業務が違うだけで心持ちが変わります。転職といったリスクのある行動より、失敗する可能性が少ないのもメリットです。新しい場所でなら、自分のしたいことが見つかる可能性があるでしょう。

成果を出して自己肯定感を高める

自分が何をしたいのかわからない人は、自信がない場合が多い傾向にあります。そのため、仕事の成功体験を積み重ね、自己肯定感を高める必要があるでしょう。自己肯定感とは、自分自身を受け入れ肯定する感情のことです。自己肯定感が高いとは自信に満ちあふれている状態を指し、低いとは自分に自信がなく好きになれない状態を指します。仕事で明確な成果を出し周囲から評価されるというのは、自己肯定感がもっとも高まる出来事です。「本当にやりたいことでない」といった考えは一旦忘れ、誠実に仕事に向き合うようにしましょう。
「自分に自信が持てない原因とは？自己肯定感を高める方法を紹介」では、自己肯定感の高め方をさらに詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。

目の前の仕事に集中して取り組む

自分が何がしたいのかわからない人は、まず目の前の仕事に集中して取り組んでください。今の仕事がやりたいこととはいえない場合もあるでしょう。それでも、目の前の仕事に集中することで見えてくるものもあります。そのうえで、どうしても合わないと思ったら転職や異動といった環境を変える方法を検討するようにしましょう。

自分が何をしたいのかわからないときは就職のプロに相談しよう

「自分が何をしたいのかわからない」と悩んでいる方は、就職のプロに相談してみるのも良いでしょう。特に、専属のアドバイザーがマンツーマンでサポートしてくれる転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントでは、アドバイザーによるヒアリング結果に基づいた求人の紹介を中心に、書類の添削や面接対策などのサポートも行っています。悩んでいることがある場合は相談にも乗ってもらえるので、1人で転職活動をするのが不安な方も安心でしょう。

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自分が何をしたいのかわからない人のためのQ&A

「現職のキャリアで悩んでいる」「転職を考えているけれど自分のしたいことがわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。ここでは、仕事で自分が何をしたいのかわからない方に向けて、疑問や不安の解決方法をQ&A方式でお答えしています。

仕事で何がしたいかわからなくなるのはなぜですか？

仕事で何がしたいかわからなくなる原因として、視野が狭くなっている、自分に自信がないといったことが考えられます。視野が狭いままだと、知らない仕事について詳しく情報収集しようとしないので、自ずと選択肢が狭まってしまうでしょう。また、自分に自信がない状態では、失敗を恐れてすぐに「自分には無理だ」と諦めてしまい、やりたいことを見失ってしまいやすくなります。このコラムの「自分が何がしたいのかわからなくなる原因」では、ほかの原因についても詳しく解説しているので、ご一読ください。

30代で何がしたいかわからないのはだめですか？

30代で「自分が何をしたいかわからない」と悩むのは珍しいことではないため、だめということはありません。30代は仕事である程度の経験を積んでいるからこそ、自身のキャリアについて改めて考える機会にもなる年代です。なかにはその過程で自分の現状について悩みが生じ、「何がしたいのかわからない」状態になる方も。30代で自分のキャリアについて悩んでいる方は、「30代から目指せる職業を紹介！男女別におすすめの仕事を解説」のコラムもあわせてご覧ください。

仕事で何がしたいかわからないときの対処法は？

仕事で何をしたいのかわからないときは、自己分析で自分と向き合ってみたり、視野を広げるために本を読んだりしてみるのがおすすめです。自己分析はこれまでの経験を振り返り、やりがいを感じたことや嬉しかったことなどを棚卸しして整理していくことなので、自分を見つめ直すきっかけになります。また、ビジネス書やエッセイなど、自分と違った考え方に触れられる本を読んで視野を広げるのも、「何がしたいのかわからない」を解消するのに有効でしょう。やりたいことがわからないときの対処法については、「自分がしたい仕事が分からないときはどうする？診断ツールもご紹介」のコラムでも紹介しています。

やりたい仕事を見つけるのに役立つサービスは？

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監修者：吉田早江就活アドバイザー

就活アドバイザーとして数々の就職のお悩み相談をしてきました。言葉にならないモヤモヤやお悩みを何でもご相談下さい！

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