転職して何がしたいかわからない…そんなときはどうする?適職の見つけ方!

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この記事のまとめ

  • 転職して何がしたいのかわからない原因は、自分の強みや興味を知らないことなど
  • 転職して何がしたいかわからないときは自分の長所や短所、得意不得意を把握しよう
  • 特定の業界だけでなく視野を広げて情報収集すると、やりたい仕事を見つけやすくなる
  • 何がしたいかわからないときは、労働条件や職場環境も考慮して転職先を選ぼう
  • 現在の仕事でワークライフバランスがとれているなら、焦って転職しないほうが良い

「転職したいけど何がしたいかわからない」という悩みを抱え、転職活動に行き詰まっている人は少なくありません。何がしたいかわからないまま転職に踏み切ると、新しい会社とのミスマッチを感じたり、「やりたかったことと違う…」と後悔したりする可能性があります。
このコラムでは、何がしたいかわからない人がやりたい仕事を見つけ出す方法を解説。転職に失敗しないよう、前向きな気持ちで取り組める仕事を見つけましょう。

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転職して何がしたいかわからない人にありがちな7つの原因

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「転職はしたいものの、何がしたいかわからない」と悩んでしまうのは、以下のような原因があることが考えられます。
自分に当てはまっている原因がないか、チェックしてみましょう。

1.仕事における自分の強みがわからない

仕事はこなせているものの、自分の強みを聞かれても答えられないのは、自己分析ができていない状態といえます。そのため、転職して何がしたいかわからないと感じるのも自然なことです。

「もっと自分に合う仕事があるのでは…」と漠然と思うことがあっても、その仕事とは何かがはっきりせず転職活動が行き詰りやすくなります。自分の強みがわかれば、それを活かせる仕事という観点で何がしたいかを考えられるでしょう。

2.やりたいことや興味のあることがない

やりたいことや興味のあることがないのも、転職へのモチベーションが上がらない原因の一つです。転職を検討する場合、やりたいことや興味のあること、好きなことから仕事を選ぼうとする方は少なくありません。

自分の興味・関心がわからなければ、転職で何がしたいかわからないと感じる可能性があります。まずは、「自分について知る」という作業から始めてみるのがおすすめです。

3.今の仕事にやりがいを感じず働く意義が見いだせない

「今の仕事にやりがいを感じられない」というのも、転職の意義が見つからない理由としてよくあるパターンです。このような場合、「仕事とはやりがいを持ちながら働くものだ」という理想に囚われ過ぎている可能性もあるでしょう。

もちろん、やりがいは働くうえで大きな意味を持つものですが、働き始めたばかりなど、やりがいを感じるまでの経験値が足りないこともあります。今の仕事をもうしばらく続けてみることで、やりがいを発見できるかもしれません

4.キャリアビジョンがはっきりしていない

漠然と転職を考えているものの、「転職後に何がしたいかわからない」という方は、キャリアビジョンがはっきりしていない可能性があります。将来の方向性が定まっていなければ、転職への道筋も考えるのは難しいはずです。

10年後の未来を考えるのは難しいかもしれませんが、1年後、3年後、5年後と短いスパンで考えてみることで、自分の進むべきキャリアが見えてくることもあります。

5.何がしたいかわからないまま転職活動を始めている

転職したい気持ちだけが先行してしまい、何がしたいかわからないまま転職活動をしても、やりたい仕事はなかなか見つからないでしょう。仕事探しの軸がないまま転職先を探そうとすると、必然的に給与や福利厚生、通勤のしやすさなどの条件だけで仕事を選ぶことになります。

しかし、待遇面だけを見て転職するのは、仕事内容とのミスマッチが生じて早期退職につながる可能性も。無理に転職しようとせず、転職の軸を明確にすることから始めるのがおすすめです。転職の軸の考え方は、「転職軸の作り方を解説!面接時の答え方や例文も紹介」のコラムをご参照ください。

6.「何がしたいのか」を考える方法がわからない

転職先を考える以前に、「やりたいことを考えるのが苦手」という人もいるでしょう。「何がしたいのか」を考え過ぎるあまり、必要以上に悩んでしまうこともあります。
しかし、ただ漠然と「やりたいこと」を考えるのは難しいものです。「何がしたいのか」にこだわらず、興味・関心・得意・不得意など、さまざまな方向から、できることを考えるのも方法の一つです。

7.転職には大きな目標がないとダメだと思っている

「転職」という大きなイベントに対して大きな目標を定めておくべきだと考えて、動きづらくなってしまうパターンもあるでしょう。確かに多くの人にとって、転職はキャリアの大きな転換を迎える重要なタイミングです。

しかし一方で、「今の職場よりよい経験が積めそう」「今の職場に不満はないけれど、何か新しいことをやってみたい」のようにフットワーク軽く転職活動を行う人もいます。転職の先に何がしたいかわからないという悩みを抱えている方は、仕事に対するちょっとした気持ちの変化を探ってみるのも良いでしょう。

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転職して何がしたいのかわからない人の特徴は?

転職して何がしたいのかわからない人の特徴

  • 人と比較してばかりで自分に自信がない
  • 「こうあるべき」という理想が高過ぎる
  • 失敗を恐れて行動が慎重になりやすい
  • 世の中の仕事についてよく調べていない

転職活動中に「何がしたいのかわからない」と悩みやすい人には、いくつかの傾向があります。
下記で、悩みやすい人の特徴を見ていきましょう。

人と比較してばかりで自分に自信がない

自分より優れている人と比較しがちな場合、自分の経歴や能力に自信がなくなることも珍しくありません。自分の自信がなくなると、転職活動をしても何がしたいかわからないという状況になってしまうこともあるでしょう。

「こうあるべき」という理想が高過ぎる

「転職はこうあるべき」といった高い理想を掲げている場合、現実とのギャップに悩んでしまうこともあります。理想を持つことやそれに向かって努力することは必要といえますが、理想に囚われ過ぎているとかえって動きづらくなる場合もあるので、ほどよいバランスで考えることが大事です。

失敗を恐れて行動が慎重になりやすい

挫折や失敗を恐れる気持ちが強い場合、転職先を決めきれずに迷ってしまう可能性があります。転職する際に慎重さはもちろん必要ですが、不安になり考え過ぎてしまうと何がしたいかわからない状態になってしまうことも。慎重になり過ぎず、一歩前に踏み出す勇気も必要になるでしょう。

世の中の仕事についてよく調べていない

世の中にある業界や職業などの知識が不足していると、関心を抱く範囲は必然的に狭まってしまいます。そのため、せっかく自分に合う転職先があっても見逃してしまい、何がしたいかわからない状態に陥ってしまうことがあるようです。

世の中の仕事を調べたい方は、「仕事の種類を知って適職を探そう!系統別に職業一覧をご紹介」のコラムがおすすめ。少しでも興味のあるジャンルがあれば、突き詰めてみましょう。

転職して何がしたいかわからないときの仕事の見つけ方10選

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転職して何がしたいかわからない状態から抜け出し、やりたい仕事を見つけるためには、「自己分析をしてみる」「身につけたいスキルから考える」「自分ができることを考える」といった方法が有効です。

ここでは、何がしたいかわからないときに試したい、10個の考え方をご紹介します。自分がやりたいことを見つけるヒントにしてください。

1.自己分析で強みや価値観を見つける

自己分析で自分への理解を深めることで、何がしたいかわからない状態から抜け出せる可能性があります。自己分析のやり方は色々ありますが、自分の過去の経験を振り返り、好き嫌いや得意不得意を把握し、強みや価値観を見つけるのが一般的な方法です。

たとえば、今までの人生で良かったことを振り返ってみましょう。仕事の経験だけでなく、学生時代の部活動やアルバイトなどで自信を持っていたこと、褒められたことなど、何でもOKです。過去を振り返りながら自分の長所や性格、価値観などを見つければ、自分に向いている仕事を探しやすくなるでしょう

興味を持っていることを洗い出してみるのもおすすめ

何がしたいかわからないときは、日常生活を振り返り、興味を持っていることを洗い出してみましょう。SNSやニュース番組などで自然と惹きつけられるテーマや、詳しく検索してしまう話題があれば、それが転職先を探すヒントになるかもしれません。
また、どのようなことにお金をかけているかを把握すると、興味・関心が明らかになる場合もあります。

2.身につけたいスキルから考える

転職したいものの何がしたいかわからない人は、スキルを身につけられる仕事を探してみるのも良いでしょう。プログラミングや簿記といった専門的な知識や技術はもちろん、コミュニケーションスキルなども仕事をするうえで役立つスキルです。

身につけたスキルは、キャリアを積むうえでも活かせるはず。「自分のWebサイトを作りたい」「コミュ力を鍛えたい」など、自分の強化したい部分を整理し、そのスキルが磨ける転職先を探してみましょう

3.仕事のやりがいにつながることを見つける

仕事にやりがいをもてずに、何がしたいかわからなくなっている人は、モチベーショングラフを作成してみるのが効果的です。モチベーショングラフとは、自分の感情の波をグラフに表したもの。プラスに感じることと、マイナスに感じることを客観的に把握できるので、仕事に対するやりがいを探す際にも重宝します。

また、自分のモチベーションがわからない場合は、現在の仕事に没頭してみるのも方法の一つです。納得いくまで徹底的に業務をやり切ったときに、現職についてさらに追求してみたいと感じたり、今まで気づかなかったやりがいに気づいたりすることも。「やっぱり転職したい」と感じた場合も、以前より何がしたいかが明確になっているはずです。

やりがいは転職活動で重要視されている

厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況(p.21)」によると、転職者が現在の勤め先を選んだ理由として、最も多いのは41.0%を占める「仕事内容・職種に満足がいくから」でした。次点で36.0%の「自分の技能・能力が活かせるから」、26.0%の「労働条件(賃金以外)がよいから」という結果となっています。

仕事を続けるうえでもやりがいを持つことは大切なので、これまでの経験のなかで自分の気持ちが前向きになる場面がなかったか、振り返ってみましょう。
 

参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況

4.人に喜ばれる仕事という視点で仕事を探してみる

何がしたいかわからないときは、一度「自分がやりたい仕事」という考え方から離れて、「誰かに喜ばれる仕事」という観点で仕事を探してみるのもおすすめです。誰かに喜ばれることを嬉しいと感じる方は、それが「やりたい仕事」になる場合があります。

また、「どんな仕事も誰かの役に立っている」と考え方を変えれば、今の仕事にやりがいを見出せる可能性もあるでしょう。その結果、転職せずもう少し現職を続けてみるという選択に至ったときは、それもまた新たな発見になり自分のキャリアにつなげられます。

5.「働き方」や「条件」から仕事を選んでみる

転職して何がしたいかわからない場合、あまり仕事の種類にこだわりがないパターンもあります。「仕事内容」に特にこだわりがないのであれば、自分が理想とする働き方や条件から仕事を探してみるのも良いでしょう。

ただし、「給料が○○円以上」「大手企業」のように、企業の待遇面や知名度だけに絞るのは、選択肢を狭めることになるので避けてください。「リモートワークが可能」「通勤60分圏内」「子育て世代に優しい制度がある」など、理想の働き方に関する条件を考えるのがポイントです。

6.視点を変えて新しい体験を積んでみる

転職したくても何がしたいかわからない原因の一つに「経験不足」があります。これを解消するには新たな体験を積んで、自分自身の引き出しを増やすのも効果的です。業界・企業研究を行いながら、今まで全く関わってこなかった分野のイベントやセミナーに足を運ぶのも有効な手段。友人にどのような仕事をしているのか、じっくり話を聞いてみるのも良いでしょう。

習い事や旅行をするのもおすすめ

習い事を始める・旅行をするという方法もおすすめです。今まで関わりのなかった人たちとの交流や行ったことのない場所への訪問で見聞が広がったり、自分の長所・短所が明確になったりする可能性があります。やりたい仕事が見つかるまで、現在の生活や仕事を充実させてみましょう。

7.世の中にどのような仕事があるか調べる

転職して何がしたいのかわからない人の特徴は?」でお伝えしたように、転職で何がしたいかわからないと感じるのは、世の中にどのような仕事があるのかを知らないだけかもしれません。その場合、世の中にある業界や職種について調べてみるのが、理想の仕事を見つける近道です。

情報収集を徹底し、多くの業界や職種について知識を得る必要があるでしょう。今まで特定の仕事しか見ていなかった人は、自分が知らなかった業界や職種のなかに、自分のやりたい仕事が隠れている可能性があります。世の中の業界や仕事については、「業界図鑑」と「職種図鑑」でも紹介しているので、参考にしてみてください。

「やりたい」と思えた仕事が見つかったら、その職種を募集している企業について調べてみれば、転職後に自分がどうしたいかが見えてくるはずです。

8.将来の「なりたい・なりたくない」から探してみる

「何かしたいか」という観点だけでなく、「将来なりたい自分になれる仕事かどうか」も転職先を選ぶときには重要です。「キャリアパスが整備されているか」「産休・育休を取得しても昇進できるか」といった条件は、将来のキャリアに大きく関わります。将来なりたい自分をイメージし、それを叶えられる職場の風潮や制度があるかを、あらかじめ確認しておきましょう。

反対に、「なりたくない」というイメージから消去法で仕事を見つけるのも手です。何がしたいかわからないのであれば、苦手分野に関わりがある職種を除外することでやりたい仕事が可視化されたり、逆に弱みを克服するために挑戦したい仕事が見つかったりする可能性があります。何がしたいかわからない状態でも、苦手な職種や業界を最低限避けられれば、転職後のミスマッチを防げるでしょう。

9.「何がしたいか」ではなく「何ができるか」を考えてみる

何がしたいかわからないときは、「何がしたいか」ではなく「何ができるか」を考えてみるのもおすすめです。「パソコンが得意」「人と話すのが好き」「相手のちょっとした変化に気づける」など、自分の得意なことを考えてみましょう。

たとえば、パソコンが得意ならデータ入力やプログラミング、人と話すのが好きなら接客や営業の仕事が向いている可能性も。また、相手のちょっとした変化に気づけるのなら、介護職や看護助手などの仕事が適職かもしれません。

最初から「できない」と決めつけるのはNG

始めから「やりたくない」「できない」と決めつけると選択肢が狭まってしまうので気をつけましょう。興味がある仕事なのに「自分にはできない」と躊躇している人は、とにかくやってみるという勇気が必要な場合もあります。
「始めてみたら意外とできた」ということもあり得るので、選択肢は広く持っておくのが仕事探しのコツです。

10.転職を考えたきっかけを振り返ってみる

転職を考えていたのに、何がしたいかわからなくなってしまったときは、原点に戻り「なぜ転職したいと思ったか」を振り返ると、やりたい仕事を見つけるヒントになる場合があります。
「今の仕事がつまらない」という方は「なぜつまらないのか」を、「今の仕事がつらい」という方は「具体的に何がつらいのか」を考えてみましょう。出てきた答えに対し、自問自答を繰り返していくことで、転職したい本当の理由と次にやりたい仕事が見えてくる可能性があります。

今の仕事がつまらない理由が「日々の変化が少なくやりがいがない」のであれば、臨機応変な対応が求められる仕事を探してみると良いでしょう。また、「仕事の成果が正当に評価されないから」という理由であれば、企業の風潮や職場環境に注目して転職先を探すべきであることがわかります。

周囲やプロの意見を聞いてみるのもおすすめ

転職して何がしたいかわからないと感じたときは、家族や友人など身近な人に他己分析をお願いしてみるのも方法の一つです。他己分析とは、自分の長所や短所、性格などを第三者に聞いて分析すること。自己分析とあわせて行うと、より自分を客観的に知ることができるでしょう。

「分析」とはいうものの堅苦しく考えず、家族であれば子どものころのエピソード、友人であれば一緒に過ごしていて印象に残っていることなどを聞いてみてください。客観的に見た自分の姿を知ることで、今まで気づけなかった魅力や、興味・関心のある転職先が見つかる可能性もあります。

「身近な人に聞くのは気が引ける…」という方は、転職エージェントに相談してみるのもおすすめ。プロならではの視点で、あなたの強みや適性を洗い出し、ぴったりの求人を紹介してくれるはずですよ。

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転職を考え直した方がいい人の特徴は?

ここでは、転職を考え直した方が良い人の特徴を解説します。
プラスの変化を求めて転職したものの、「前職より仕事や職場環境に不満を感じやすくなってしまった」というのはよくある話です。
以下の特徴に当てはまる場合は、現職で「何がしたいかわからない」という不満があるからといって、すぐに転職しないほうが良い可能性があります。

転職を考え直した方がいい人の特徴

  • 現在の収入や働き方の条件に満足している
  • ワークライフバランスがとれている
  • 現在の職場で良好な人間関係を築けている

現在の収入や働き方の条件に満足している

現在の生活が経済的に安定している方は、何がしたいかわからないままの状態で転職しないことをおすすめします。転職すれば今よりも自分の希望に合った職場や環境で働ける可能性はありますが、同時にミスマッチのリスクも伴います。
転職の目的がはっきりするまでは、今の職場で仕事を続けたほうが良いでしょう。

ワークライフバランスがとれている

定時で退社しやすい、仕事とプライベートの両立ができているなど、現職でワークライフバランスがとれているのなら、焦って転職する必要はないでしょう。
何がしたいかわからないまま転職した場合、企業と自身の相性が悪ければ「前の職場のほうが働きやすかった」と後悔してしまう恐れも。ワークライフバランスがとれている場合は無理に転職せず、企業内での部署異動などを検討してみるのも選択肢の一つです。

現在の職場で良好な人間関係を築けている

現在の職場で良好な人間関係を築けている場合も、目的が定まっていない状態から転職するの控えた方が良いでしょう。転職先では、一から人間関係を構築しなければいけないうえに、必ずしも良好な人間関係を築けるとは限りません。新しい職場での人間関係が上手くいかなかった場合、早期退職につながる可能性があります

厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると、人間関係が理由で職場を退職した人は男性で8.3%、女性で10.4%という結果が出ており、個人的理由のなかでも高めの数値であることがわかります。
そのため、現在の職場で人間関係が良好な方は、何がしたいかわからないままの転職は避けるのが無難です。

参照元
厚生労働省
令和4年雇用動向調査結果の概要

転職に不安やデメリットが多い場合は検討し直してみよう

転職がしたいものの不安を感じる内容のほうが多いという場合は、あらためて本当に転職が必要かどうかを検討し直してみましょう。
転職活動には、仕事探しや応募、面接、入職手続きなど、多くの時間とエネルギーが必要です。「何がしたいのかわからない」のように不安な状態のまま進めれば、疲労からミスマッチに気づけずに合わない会社に決めてしまう可能性もゼロではありません。
完全に不安がない状態にする必要はないですが、転職エージェントをはじめとしたプロに相談して不安を減らせるかどうか試してみることをおすすめします。

何がしたいかわからないまま転職活動を進めるとどうなる?

何がしたいかわからないまま転職活動を進めるとどうなる?の画像

「何がしたいかわからない」「どのような仕事が自分に合っているかわからない」という状態で転職活動をしても、思うような結果は得られないでしょう。
むしろ、希望が不明確なまま転職活動を始めると、以下のようなリスクを抱える恐れがあります。

なかなか内定を貰えない

転職の目的がはっきりしていない状態なので、採用担当者へ仕事に対する意欲が伝わらず、なかなか内定を貰えない可能性があるでしょう。
面接で定番の質問といえば、「なぜ転職をするのか」「なぜほかではなくこの仕事を選んだのか」といった動機に関するものです。しかし、何がしたいかわからない状態では、志望動機を示しづらく、選考を突破するのは難しいといえます

ミスマッチによる早期退職のリスクにつながる

何がしたいかわからないまま「とにかく今の職場から離れたい」という理由だけで転職するのは、新しい職場が肌に合わず、早期退職してしまうリスクが高まります。「どのように働きたいか」を考えずに転職してしまうと、結果としてしたくない仕事や適性の低い職種に配属されてしまう可能性があるためです。
自分がどのような仕事内容や職場環境を希望しているのか整理し、それに見合った会社を探すことが転職を繰り返さないためのポイントといえます。

転職活動が長期化してキャリアに影響を及ぼす恐れがある

何がしたいかわからないまま現職を退職する場合は、転職活動が長引いてブランクができる可能性があることも考えておかなければなりません。
転職活動が長期化すると、自身のキャリアが途切れるだけでなく、面接の際に採用担当者に離職期間の長さを説明しづらくなることも。転職活動は方向性を決めたうえで開始するのが望ましいといえます。

転職活動の途中で妥協しやすくなる

なかなか理想の企業に出会えないときに、「とりあえずこの会社でいいか」と妥協しやすくなります。転職活動には、軸になる「方向性」が必要。本当に働きたいと思えていない状態で転職先を決めると、新しい職場でもやりがいを感じられず、転職を繰り返すことになるかもしれません。
転職したいけどやりたいことがない!仕事探しのコツや現職の見直し方を紹介」では、ビジョンがないまま転職活動を始めることのリスクや仕事の探し方などを解説していますので、あわせてご覧ください。

自分の適性を知るなら適職診断も有効

転職を考えているものの、何がしたいかわからない状態で悩んでいる方は、適職診断も活用してみましょう。適職診断は、設問への答えをもとにおすすめの仕事を提案してくれるツールのこと。いくつかの設問に答えていくことで、自分にはどのような仕事が向いているかが導き出され、簡単に適職のヒントが見つかります。

ただし、必ずしも適職診断の結果が正しいわけではないので、結果はあくまで参考として受け止め、自己分析や業界・企業研究などもあわせて行うのがベターです。

このコラムの上部にも適職診断があるので、「転職したいけど何がしたいかわからない…」という方は、ぜひ活用してみてください。所要時間は1分程度なので、スキマ時間に気軽に試せますよ。

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転職活動を行う際に注意すべきポイント

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転職して何がしたいかだけに注目し過ぎると、重要な点を見落とす恐れがあります。せっかくやりたい仕事に就職できたのに、結局転職を繰り返してしまう…ということがないよう、今現在何がしたいかわからない方は以下の4点に気をつけましょう。

転職活動を行う際に注意すべきポイント

  • やりたいことと適職は異なる可能性がある
  • 仕事内容だけでなく労働条件や職場環境にも注目する
  • 異業界・異職種への転職はゼロからのスタートとなる
  • 退職後の転職は収入がなくなるリスクがある

1.やりたいことと適職は異なる可能性がある

好きなことが必ずしも適職であるとは限りません。仕事をしていれば、ときには困難や苦労に直面することもあるでしょう。「好きなことを仕事にできて幸せ」と感じる方がいる一方で、「実際に働いてみたら嫌いになってしまった」ということも。好きなことを仕事にする場合は、プロとして業務をやり遂げられるかを考えることが大切です。

また、「何がしたいかわからないけど、美容やファッションの華やかな業界ならなんでもいい」など、抽象的なイメージで転職先を決めるのも控えたほうが良いでしょう。イメージだけで転職先を決めると、「思っていた仕事と違った」とミスマッチの原因になりやすいため注意が必要です。

2.仕事内容だけでなく労働条件や職場環境にも注目する

何がしたいかわからないからといって、応募先企業の仕事内容や労働条件、職場環境のチェックを疎かにしてしまうと、転職は失敗しやすくなります。転職する前に、仕事内容は自分に合っているか、長期的に働ける環境かなどを総合的に判断しましょう。

特に、給与や休日休暇、職場環境は注目すべきポイントです。給与が希望していたよりも低く生活が困窮したり、合わない職場でストレスを抱えたりしては、転職した意味がありません。求人サイトや企業の公式サイトを閲覧するほか、近年では転職者向けのインターンシップを行っている企業もあるので、職場の内情を知る機会も活用しましょう。

3.異業界・異職種への転職はゼロからのスタートとなる

何がしたいかわからないときは、転職して現職と全く異なる世界に飛び込みたくなることもあるでしょう。しかし、異業界や異職種など、未経験の仕事に就く場合はゼロからのスタートとなることも考えておく必要があります

これまで、特定のスキルやキャリアを積んでいた場合、一から勉強したりキャリア形成を考えたりしていくことになるので、転職後は一定の大変さを感じるかもしれません。そのため、何がしたいかわからない状態で挑戦するのは避けたほうが無難。異業界や異職種でモチベーションを保ちながら働き続けるためには、目的意識を持つことが大切です。

4.退職後の転職は収入がなくなるリスクがある

退職すれば、それまで受け取っていた給与収入がなくなります。雇用保険の加入などの一定条件を満たしていれば失業保険を受け取りながら休職活動を行うことも可能ですが、給付期間中に転職先が決まらない場合は収入がストップしてしまう可能性もあるでしょう

何がしたいかわからないまま目的なく転職活動をしても、新しい職場が見つかるとは限りません。目的を探しているうちは、退職せず働きながら「やりたいこと」「できること」を探してみることをおすすめします。

年代別!何がしたいかわからない状態から転職を成功させるコツ

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20代や30代などの年齢に関わらず、「何がしたいかわからない」と悩む方は多いようです。そのため、「やりたいこと見つけて頑張っている同年代と比べてしまい不安を感じる」「もう●●歳なのに、何がしたいかわからなくなった…」と不安になっても、あなただけではないので安心してください。

少しでも不安な場合は、転職に向けた一歩を踏み出してみることで、今後の方向性が見えてくる可能性もあります。ここでは、転職活動を成功させるためのコツを、20代と30代それぞれの年代別にまとめたので、参考にしてみましょう。

20代の場合:キャリアビジョンを明確にする

20代の方は、「将来どうなっていたいのか」というビジョンを考えてみましょう。「管理職になりたい」「専門スキルを身につけてバリバリ働きたい」「ライフ・ワーク・バランスを実現させたい」など、ざっくりとしたビジョンでもかまいません。そのビジョンを叶えられる仕事は何かという考え方で、仕事を探し、色々な経験を積んでみましょう。

20代のような若い年齢は、ポテンシャルや熱意を武器に転職活動を進められます。応募先の企業についてきちんと調べたうえで、「入社後どのように貢献していきたいか」「自分の強みをどのように活かしていきたいか」を具体的にアピールすれば、転職を成功させられるでしょう。
転職する年齢は20代がおすすめ!成功させるポイントを解説」では、20代の転職のポイントを解説しているので、あわせてご一読ください。

30代の場合:条件を絞り過ぎない

30代は、20代よりも採用の場で経験やスキルが求められる傾向があるため、条件を絞り過ぎないのがポイントです。何がしたいかわからないときは、給与条件や待遇面に惹かれて仕事を選びたくなるかもしれません。しかし、給与や待遇が良いからといって続けやすい仕事とは限らないので、条件は必要最低限の内容だけ見るようにしましょう。

30代の方の転職活動では、これまでの仕事で身につけたスキルや経験をアピールするのがおすすめ。今までの仕事のなかで「なぜ企画が通ったのか」「なぜ営業成績を挙げられたのか」など、実績や成功体験からスキルや強みを探してみると良いでしょう。
30代の転職のポイントについては、「30歳からの転職事情を解説!メリットデメリットは?未経験の職種は無理?」でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

何がしたいかわからないときは資格を取得するのが有効?

何がしたいかわからないまま、とりあえず資格だけを取るのは避けたほうが良いでしょう。転職市場では、資格よりも実務経験の有無を優先される場合があります。資格取得を目指すのであれば、転職先(希望の職種)に活かせることがわかってからにしましょう。

資格取得を考えるのではなく、転職サイトで求人情報を閲覧したり、実際に応募して履歴書や職務経歴書を作成してみたりすることで、自分に合いそうな仕事ややりたいことが見つかる場合も。転職への行動を起こしてから具体策を考えるのも方法の一つです。

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転職で何がしたいかわからないならプロに相談しよう

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何がしたいかわからないときは、ハローワークや転職エージェントに相談するのがおすすめです。
仕事探しといえば、転職サイトをイメージする方も多いかもしれませんが、ハローワークや転職エージェントでは、転職の相談ができるメリットがあります。以下で詳しく見ていきましょう。

ハローワーク

ハローワークは、厚生労働省が運営する公共職業安定所です。ハローワークでの求人探しには利用料がかからないほか、地域の求人が豊富なのが特徴。求人探しは基本的に自分で行いますが、窓口で職業相談ができるので、サポートを受けながら転職活動を進められます。

何がしたいかわからない人は、在職中にハローワークに相談すれば、収入を得ながら焦らず転職先を探せるでしょう。ただし、在職中の方がハローワークを利用する場合、求人への応募はできないので注意が必要です。基本的に平日の受付なので、在職中だと利用しにくい可能性もあります。平日勤務の仕事で、在職中にハローワークを利用したい方は、土曜日も開庁しているハローワークが近くにないか探してみましょう。
ハローワークを初めて利用する方は、「ハローワークの利用方法|初めての方向けに利用条件や登録のやり方をご紹介」をご覧ください。

参照元
ハローワーク
ハローワークインターネットサービス

転職エージェント

考えてみたものの、自力では何がしたいかわからなかったという方は、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。転職エージェントでは、転職活動を熟知したプロのアドバイザーから希望職種や条件などのヒアリングを受けたあと、本人の適性に合った求人を紹介してもらえます。

現段階で希望職種が決まっていない方であっても大丈夫です。転職に関する悩み相談に乗ってくれるため、転職活動の不安を軽減できるでしょう。「転職サイトで求人を探しても気になる職場が見つからない…」「転職活動の悩みがあるけど、誰にも相談できない…」という方は、転職エージェントの利用を検討してみてください。

既卒や第二新卒、20代の若年層向け転職エージェントのハタラクティブでは、専任のアドバイザーが仕事探しにおける不安や疑問に丁寧に回答し、お悩みを解決します。「何がしたいかわからない」という方の転職活動も徹底サポートするので、おまかせください。
マンツーマンで実施するカウンセリングをもとに、あなたの希望に合った求人をご紹介。また、応募書類の添削や面接対策などのサービスも無料で実施しているので、志望動機や自己PRに自信のない方にも安心してご利用いただけます。
キャリアアドバイザーと一緒にやりたい仕事を明確にし、転職活動を成功させましょう。

何がしたいかわからないときは?転職の疑問Q&A

転職したいものの、次に何がしたいかわからない人は多いようです。
ここでは、やりたいことが見つからない人によくある転職のお悩みを、Q&A方式でご紹介します。

やりたいことの有無は転職活動に影響する?

やりたいことがあると求人を探しやすくなるだけでなく、面接や履歴書で仕事への意欲や将来のビジョンを伝えやすくなります。「やりたいことの見つけ方とは?自分が本当にしたい仕事を見つける方法」で詳細を記載しているので、ご覧ください。

適職を見つけるには?

「適職」を探すには、自己分析や企業・業界研究が欠かせません。これらを通して自分の強みを明確にし、企業・業界・職種に求められる能力と自身の強みがマッチしているかを確認します。
詳しい適職探しのやり方は、「適職の見つけ方を解説!好きなことだけでなく得意なことを探そう」でご紹介していますので、参考にしてください。

趣味を仕事にしても大丈夫?

趣味や好きなことを仕事にできるかどうかは、本人の性格や適性、労働環境によるところが大きいでしょう。
たとえば、「絵を描くのが趣味」でイラストレーターになれたとしても、クライアントからの修正依頼をつらく感じてしまったり、スケジュール管理が苦手だったりすると、「仕事がつらい」と感じてしまう可能性もあります。趣味を仕事にする場合でも、業務内容が自分に合うかはきちんと確認しておきましょう。

労働条件が良ければ転職しても良い?

労働条件は長く働くうえで欠かせない項目のため、「労働条件を軸とした就職活動」をするのも一つの手段といえます。ただし、労働条件を満たしている求人であっても、自己分析と企業・業界研究はしっかり行うのが前提です。自分の強みと企業の求める能力がマッチしていなければ就職できる可能性は低くなるうえに、就職できたとしても場合によっては業務を行うのがつらくなり早期退職につながる恐れがあります。
転職活動でお悩みの方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブにぜひご相談ください。

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