転職したいけど何がしたいかわからない人に適職の見つけ方を解説!

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この記事のまとめ

  • 転職して何がしたいかわからないときは自分の長所や短所、得意不得意を把握しよう
  • 何がしたいかわからないときは、身につけたいスキルや人に喜ばれるかを考えるのも大切
  • 特定の業界だけでなく視野を広げて情報収集すると、やりたい仕事を見つけやすくなる
  • 何がしたいかわからないときは、労働条件や職場環境も考慮して転職先を選ぼう
  • 現在の仕事でワークライフバランスがとれているなら、焦って転職しないほうが良い

「転職したいけど何がしたいかわからない」という悩みを抱え、転職活動に行き詰まっている人は少なくありません。何がしたいかわからないまま転職に踏み切るとミスマッチが発生したり、「やりたかったことと違う…」と後悔する可能性があります。このコラムでは、何がしたいかわからない人がやりたい仕事を明確にする方法を解説。早期離職をして転職を繰り返さないよう、前向きな気持ちで取り組める仕事を見つけましょう。

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転職して何がしたいかわからない人に多い5つのタイプ

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「転職はしたいものの、何がしたいかわからない」と悩んでしまうのは、以下の5つの理由が考えられます。自分に当てはまっているタイプはどれかチェックしてみましょう。

1.仕事における自分の強みがわからない

仕事自体はこなせているものの、自分の強みを聞かれても答えられないという人は、転職後に何がしたいかわからない状態になってしまいがちです。この場合、「もっと自分に合う仕事があるのでは…」と漠然と思うことがあっても、その仕事とは何かを明確にできず転職活動が行き詰りやすくなります。自分の強みがわかれば、それを活かせる仕事という観点で何がしたいかを考えられるでしょう。

2.自信がなく仕事で活躍するイメージが持てない

「今の職場は向いていない」「別の仕事なら今より活躍できるかもしれない」と感じているものの、自分の能力に自信が持てず、転職で何がしたいかわからないという人も少なくありません。

自信が持てない場合は、現在の仕事に没頭してみるのも大切です。納得いくまで徹底的に業務をやり切ったときに、現職についてさらに追求してみたいと感じたり、今まで気づかなかったやりがいに気づいたりすれば、転職は見送っても良いでしょう。自分ができることをやり切ったうえで「やっぱり転職したい」と確信した場合でも、以前より何がしたいかが明確になっているはずです。

3.失敗を恐れて行動が慎重になり過ぎる

挫折や失敗を恐れる気持ちが強過ぎた結果、何がしたいかわからない状態になってしまうパターンもあります。慎重になり過ぎて、なかなか決断を下せないことが多いようです。

慎重過ぎる人は、思い切って転職活動を始めたほうが良い場合もあります。転職サイトで求人情報を閲覧したり、実際に応募して履歴書や職務経歴書を作成してみたりすることで、自分に合いそうな仕事や、やりたかったことが見つかる可能性もあるでしょう。

4.世の中にある仕事の知識が不足している

世の中にある業界や職業などの知識が不足していると、関心を抱く範囲は必然的に狭まってしまいます。そのため、せっかく自分に合う転職先があっても見逃してしまい、何がしたいかわからない状態に陥ってしまうようです。

まずは情報収集を徹底し、さまざまな業界や職種について知識を得る必要があります。特に、今まで特定の仕事しか見ていなかった人は、自分が知らなかった業界や職種の中に、自分のやりたい仕事が隠れている可能性が高いでしょう。

5.何がしたいかわからないまま転職先を考えている

転職したい気持ちだけが先行してしまい、何がしたいかわからないまま転職活動をしても、やりたい仕事はなかなか見つからないでしょう。やりたい仕事がないまま転職先を探そうとすると、必然的に給与や福利厚生、通勤のしやすさなどの条件だけで仕事を選ぶことになります。しかし、待遇面だけを見て転職すると、ミスマッチが生じて早期退職に繋がる可能性もあるでしょう。
やみくもに仕事を探してしまっている人は無理に転職しようとせず、やりたい仕事を明確にすることから始めるのがおすすめです。何がしたいかわからない状況を改善したい方は、「何がしたいかわからないニートから脱却!悩む理由や就職のポイントとは?」もあわせてご一読ください。

年齢に関わらず何がしたいかわからない人は多い

20代や30代、40代などの年齢に関わらず、何がしたいかわからないと悩む方は多いようです。そのため、「周りの同年代は卒業前からやりたいことが決まっていたのに…」「もう40代なのに、今頃になって何がしたいかわからなくなった…」と過度に悲観的になることはありません。このコラムの「何がしたいかわからない人必見!理想の転職を叶える方法」でご紹介した内容は、どの年齢層の方にも効果的な方法ばかりなので、ぜひ実践してみてください。

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何がしたいかわからない人必見!理想の転職を叶える方法

何がしたいかわからない人必見!理想の転職を叶える方法の画像

転職で何がしたいかわからない状態から抜け出し、やりたい仕事を明確にするためには、「なぜ転職したいのか改めて考える」「楽しかったことや自分ができることを書き出してみる」といった方法が有効です。以下で詳しく解説するので、転職したいものの何がしたいかわからないという方は参考にしてみてください。

1.「なぜ転職したいのか?」を改めて考える

何がしたいかわからない方は、原点に戻り「なぜ転職したいと思ったか」を振り返ると、やりたい仕事が見つかる場合があります。「今の仕事がつまらない」という方は「なぜつまらないのか」を、「今の仕事がつらい」という方は「具体的に何がつらいのか」を考えてみましょう。出てきた答えに対し、さらに自問自答を繰り返していくことで、転職したい本当の理由と次にやりたい仕事が見えてくる可能性があります。

たとえば、今の仕事がつまらない理由が「日々の変化が少なくやりがいがない」のであれば、臨機応変な対応が求められる仕事を探してみると良いでしょう。また、「仕事の成果が正当に評価されないから」という理由であれば、企業の風潮や職場環境に注目して転職先を探すべきであることがわかります。

2.自己分析で自分への理解を深める

自己分析で自分への理解を深めることで、何がしたいかわからない状態から抜け出せる可能性があります。以下の方法で自分の好き嫌いや得意不得意を把握し、転職先を見つけるヒントにしてみてください。

楽しかったことや自分ができることを書き出す

まずは、今までの人生で楽しかったことや、自分ができることについて書き出してみましょう。興味・関心がある分野でなら、やりたい仕事が見つかる可能性が高くなります。

仕事の経験だけでなく、これまでの自分の経験を遡り、学生時代の部活動やアルバイトなどで自信を持ってたこと、得意だと思うことを書き出してみると、今まで気付かなかった自分の長所が見えてくることがあります。得意なことが思いつかない場合は、上司や同僚など第三者から褒められたことを参考にしてみましょう。長所を把握し、それを活かせる仕事を探すことで、何がしたいかわからない人も転職活動が進めやすくなります。

嫌だったことや自分ができないことを書き出す

前項とは反対に、嫌だったことやできないことを書き出してみるのも自己分析の一つです。苦手分野に関わりがある職種を除外することでやりたい仕事が可視化されたり、逆に弱みを克服するために挑戦したい仕事が見つかったりする可能性があります。何がしたいかわからない方も、苦手な職種や業界を最低限避けられれば、転職後のミスマッチを防げるでしょう。

ただし、最初からなんでも「やりたくない」「できない」と決めつけると選択肢が狭まってしまうので、避けたいことの優先順位は明確にしておきましょう。また、興味がある仕事なのに「自分にはできないかもしれない」と躊躇している人は、まずはとにかくやってみるという勇気が必要な場合もあります。

3.周囲の人に「他己分析」してもらう

自分自身で長所や短所を考えるのが難しい方は、家族や友人など身近な人に他己分析をしてもらうのもおすすめです。

他己分析とは、自分の長所や短所、性格などを第三者に聞いて分析するやり方です。自己分析とあわせて行うと、より自分を客観的に知ることができるでしょう。「分析」とはいうものの堅苦しく考えず、家族であれば子どものころのエピソード、友人であれば一緒に過ごしていて印象に残っていることなどを聞いてみてください。客観的に見た自分の姿を知ることで、今まで気づけなかった魅力や、興味・関心のある転職先が見つかる可能性もあります。

4.身につけたいスキルから考える

転職で何がしたいかわからない人は、スキルを身につけるために仕事を探してみるのも良いでしょう。専門的な知識や技術はもちろん、コミュニケーション力や視野の広さなども仕事をするうえで重要なスキルです。これらを身につければ、どのような職場でも活躍できるようになるでしょう。自分の強化したい長所、改善したい短所を整理し、そのスキルが磨ける転職先を探してみてください。

5.人に喜ばれる仕事という視点で考える

何がしたいかわからない方は一度「自分がやりたい仕事」という考え方から離れて、「誰かに喜ばれる仕事」という観点で仕事を探してみるのもおすすめです。誰かに喜ばれることを嬉しいと感じたりやりがいにつながったりするという方は、それが「やりたい仕事」になる場合もあります。

また、「どんな仕事も誰かの役に立っている」と考え方を変えることで、今の仕事にやりがいを見出せる可能性もあるでしょう。その結果、転職せずもう少し現職を続けてみるという選択に至ったときは、それもまた新たな発見になり自分のキャリアにつなげることができます。

6.普段興味を持っていることを洗い出してみる

何がしたいかわからない人は日常生活を振り返り、普段興味を持っていることを洗い出してみましょう。SNSやニュース番組などで自然と惹きつけられるテーマや、詳しく検索してしまう話題があれば、それが転職先を探すヒントになる可能性も。また、どのジャンルの書籍を多く持っているか、どのようなことにお金をかけているかを把握すると、興味・関心が明確になる場合もあります。

7.新たな体験を積む

転職したくても何がしたいかわからない原因の一つに「知識不足」があります。これを解消するには新たな体験を積んで、自分自身の引き出しを増やすことが大切です。業界・企業研究を行うことはもちろん、今まで全く関わってこなかった分野のイベントやセミナーに足を運ぶのも有効な手段。友人にどのような仕事をしているのか、じっくり話を聞いてみるのも良いでしょう。

習いごとや旅行をするのもおすすめ

転職後に何がしたいかわからない人は、習いごとを始める・旅行をするという方法もおすすめです。今まで関わりのなかった人たちとの交流や行ったことのない場所への訪問で見聞が広がったり、自分の長所・短所が明確になったりする可能性があります。やりたい仕事が見つかるまで、現在の生活や仕事を充実させてみましょう。

8.どのような仕事があるか調べる

転職したくてもどのような仕事があるかわからない場合は、世の中にある業界や職種について調べてみるのがおすすめです。仕事を解説するWebサイトや求人サイトなどを見てみれば、どのような仕事があるかわかるでしょう。「やりたい」と思えた仕事が見つかった場合は、その職種を募集している企業について調べてみれば、転職後に自分がどうしたいかが見えてくるはずです。

世の中の業界や仕事については、「業界図鑑」と「職種図鑑」でも紹介しているので、参考にしてみてください。

転職で何がしたいかわからないなら適職診断もおすすめ

転職を考えているものの、何がしたいのかわからない状態で悩んでいる方は、適職診断も活用してみましょう。適職診断は、設問への答えをもとにおすすめの仕事を提案してくれるWebツールを指します。いくつかの設問に答えていくことで、自分にはどのような仕事が向いているかが導き出されていくでしょう。ただし、必ずしも適職診断の結果に従うのが正解というわけではないので、結果はあくまで参考として受け止め、自己分析や業界・企業研究などもあわせて行うのがベターです。

このコラムの上部にも適職診断があるので、「転職したいけど何がしたいかわからない…」という方は、ぜひ活用してみてください。所要時間は1分程度なので、スキマ時間に気軽に試せます。

すぐ転職することを考え直した方が良い人の特徴

ここでは、転職を考え直した方が良い人の特徴を解説します。やりがいを求めて転職したものの、前職よりも「仕事や職場環境に不満を感じやすくなってしまった」というのはよくある話です。以下の特徴に当てはまる人は、現職で何がしたいかわからないからといって、すぐに転職しないほうが良い可能性があります。

現在の生活が経済的に安定している

現在の生活が経済的に安定している方は、何がしたいかわからないままの状態で転職しないことをおすすめします。

転職すれば今よりも自分の希望に合った職場や環境で働ける可能性はありますが、同時にミスマッチのリスクも伴います。転職理由に経済的な悩みや労働環境の改善が含まれていないのなら、今の職場で仕事を続けた方が良いでしょう。

現職でワークライフバランスがとれている

基本的に定時で退社している、仕事とプライベートの両立ができているなど、現職でワークライフバランスがとれているのなら、焦って転職する必要はないでしょう。何がしたいかわからないまま転職した企業と自身の相性が悪かった場合、「前の職場のほうが働きやすくてやりがいがあった」と後悔してしまう恐れも。ワークライフバランスがとれている場合は無理に転職せず、環境を変えたいのなら企業内での部署異動を申し出てみましょう。

海外での仕事を考えている

「何がしたいかわからないけど、海外で働いてみたい気持ちはある」という方は、少なくとも現時点での転職はおすすめしません。海外での勤務には語学力が必要であったり、現地の大手企業への入社が条件であったりします。さらに、海外支社のある日本企業の場合も、まずは国内で実績をあげた社員でなければ、海外出向できないという可能性は十分ありえるでしょう。何がしたいかわからないまま、海外への憧れだけでなんとなく転職するのは控えた方が賢明です。

現在の職場で良好な人間関係を築けている

現在の職場で良好な人間関係を築けている場合も、すぐに転職するのはおすすめしません。転職先では、一から人間関係を構築しなければいけないうえに、必ずしも良好な人間関係を築けるとは限らないからです。

新しい職場での人間関係が上手くいかなかった場合、早期退職につながる恐れも。厚生労働省の「令和4年 雇用動向調査結果の概要 転職入職者が前職を辞めた理由」によると、人間関係が理由で職場を退職した人は男性で8.3%、女性で10.4%という結果が出ており、個人的理由のなかでも高めの数値であることがわかります。そのため、現在の職場で人間関係が良好な方は、何がしたいかわからないままの転職は避けたほうが良いでしょう。

参照元
厚生労働省
令和4年 雇用動向調査結果の概要

何がしたいかわからないまま転職するとどうなる?

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「何がしたいかわからない」「どのような仕事が自分に合っているかわからない」という状態で転職活動をしても、思うような結果は得られないでしょう。むしろ、希望が不明確なまま転職活動を始めると、以下のようなリスクを抱える恐れがあります。

ミスマッチによる早期退職のリスクがある

何がしたいかわからないまま「とにかく今の職場から離れたい」という理由だけで転職すると、新しい職場が肌に合わず、早期退職してしまう可能性が高まります。自分がどのような仕事内容や職場環境を希望しているのか整理し、それに見合った会社を探すことが転職を繰り返さないためのポイントです。

転職活動が長期化してキャリアに影響する恐れも

何がしたいかわからないまま現職を退職すると、転職活動が長引いてキャリアに影響する恐れがあります。無職のまま転職活動が長期化すると安定した収入を得られないまま、面接先への交通費や自身の生活費による支出が増えてしまうでしょう。また、無職の期間が長いほど、面接の際に空白期間の説明が難しくなってしまいます。転職活動は方向性を決めたうえで開始するのが望ましいでしょう。

転職活動の途中で妥協しやすくなる

何がしたいかわからないまま転職活動を行うと、なかなか理想の企業に出会えないときに「もう面倒だからこの会社で良いか」と妥協しやすくなります。本当に働きたいと思える企業を見つけられていない状態で転職先を決めると、新しい職場でもやりがいを感じられず転職を繰り返すことになってしまう可能性が高くなるでしょう。

転職したいけどやりたいことがない!現職の見直し方や仕事探しのコツを紹介」では、ビジョンがないまま転職活動を始めることのリスクや仕事の探し方などを解説していますので、あわせてご覧ください。

「とりあえず資格を取る」も避けるべき?

何がしたいかわからないままとりあえず資格だけを取る、というのは避けたほうが良いでしょう。転職市場では、資格よりも実務経験の有無を優先される傾向にあります。また、資格取得を目指すのであれば、転職先(希望の職種)に活かせるものを選択するのがおすすめです。

転職では「何がしたいか」だけに注目しないよう注意

転職では「何がしたいか」だけに注目しないよう注意の画像

転職して何がしたいかだけに注目し過ぎると、重要な点を見落とす恐れがあります。せっかくやりたい仕事に就職できたのに、結局転職を繰り返してしまう…ということがないよう、今現在何がしたいかわからない方は以下の4点に気を付けましょう。

1.好きなことと仕事は別物である可能性も

「好きなことを仕事にできて幸せ」と感じる方がいる一方で、「実際に働いてみたら嫌いになってしまった」という例もあるため、好きなことを仕事にするのが必ずしも正解であるとは限りません。仕事をしていれば、ときには困難や苦労に直面することもあるでしょう。そのなかで、「好きなことでも仕事にするとこんなに大変だったんだ…」と後悔する可能性もないとはいえないのが実情です。そのため、好きなことを仕事にするのはプロとして業務をやり遂げられる方に向いているといえます。

また、「美容やファッションの華やかな業界が気になるかも」「かわいい・かっこいいものに触れられるなら何でも良い」など、抽象的なイメージで転職先を決めるのも控えたほうが良いでしょう。イメージだけで転職先を決めると、「思っていた仕事と違った」とミスマッチの原因になりやすいため注意が必要です。

2.労働条件や職場環境にも注目

何がしたいかわからない方がやりたいことを見つけられても、その企業の労働条件や職場環境のチェックをおろそかにしてしまうと、転職は失敗しやすくなります。長く働き続けられる条件が整っているかどうか、転職前に忘れずに確認しましょう。

特に、給与や休日休暇、人間関係は注目すべきポイントです。生活が困窮したり、ストレスを抱えてしまったりしては、転職した意味がありません。求人サイトや企業ホームページを閲覧するほか、近年では転職者向けのインターンシップを行っている企業もあるので、職場の内情を知る機会も活用しましょう。

3.将来なりたい自分から逆算する

「やりたい仕事かどうか」という観点だけでなく、「将来なりたい自分になれる仕事かどうか」も転職先を選ぶときには重要です。特に「管理職になれるか」「産休・育休を取得しても昇進できるか」といった条件は、将来のキャリアに大きく関わります。やりたい仕事に転職しても、なりたい自分を実現できなければ、モチベーションが下がってしまい、徐々にやりがいを感じられなくなる恐れも。将来なりたい自分をイメージし、それを叶えられる職場の風潮や制度があるかを、あらかじめ確認しておくことも大切です。

4.「どのような仕事か」「どう働きたいか」を考える

何がしたいかわからない方は、転職の際「どのような仕事か」「どう働きたいか」まで考えて企業を選ぶと、ミスマッチが減ります。たとえばアパレル業界に興味がある方であれば、販売スタッフやデザイナー、営業など、アパレルのどのような職種に就きたいかまで考えることが大切です。「どのような仕事か」「どう働きたいか」を考えずに転職してしまうと、やりたくない仕事や適性の低い職種に配属されてしまう可能性があります。

転職先を選ぶ理由ランキング

厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると、転職者が現在の勤め先を選んだ理由として、最も多いのは41.0%を占める「仕事内容・職種に満足がいくから」でした。次点で36.0%の「自分の技能・能力が活かせるから」、26.0%の「労働条件(賃金以外)がよいから」という結果となっています。「転職したいけど何がしたいかわからない」と悩んでいる方は、これらの結果も参考にしたうえで、自分が転職先に求めるものを考えてみるのも良いでしょう。

参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況

年代別!転職活動を成功させるコツ

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ここでは、20代と30代が転職活動を成功させるためのコツを、それぞれの年代別で紹介します。

20代の場合

20代の方は、ポテンシャルや熱意を武器に転職活動を行いましょう。応募先の企業についてきちんと調べたうえで、「入社後どのように貢献していきたいか」「自分の強みをどのように活かしていきたいか」を具体的にアピールするのが効果的です。

20代の転職で失敗しない!年齢別の対策ポイントを教えます」では、20代の転職について、前半から後半までの年代別でポイントを解説しているので、あわせてご一読ください。

30代の場合

30代の方の転職活動では、これまでの仕事で身につけたスキルや経験をアピールするのがおすすめです。今までの仕事のなかで「なぜ企画が通ったのか」「なぜ営業成績を挙げられたのか」など、実績や成功体験からスキルや強みを探してみると良いでしょう。

30代の転職のポイントについては、「30歳からの転職事情を解説!メリットデメリットは?未経験の職種は無理?」でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

転職で何がしたいかわからないならプロに相談しよう

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何がしたいかわからないときは転職サイトで求人を探すだけでなく、ハローワークや転職エージェントに相談するのもおすすめです。ここでは、転職活動の相談ができるサービス「ハローワーク」と「転職エージェント」についてご紹介します。

ハローワーク

ハローワークは、厚生労働省が運営する公共職業安定所です。就職や転職をしたい人に対して職員が求人紹介を行ったり、職業相談に乗ったりします。ハローワークインターネットサービスから求人の閲覧もできるため、直接窓口に来訪できない人も利用可能です。ハローワークでは利用料がかからず、在職中であっても利用できるのが大きなメリット。何がしたいかわからない人は、在職したままハローワークに相談すれば、収入を得ながら焦らず転職先を探せるでしょう。

ただし、在職中の方がハローワークを利用する場合、求人への応募はできないので注意が必要です。また、基本的に平日の受付なので、在職中だと利用しにくい可能性もあります。平日勤務の仕事で、在職中にハローワークを利用したい方は、土曜日も開庁しているハローワークが近くにないか探してみましょう。

ハローワークに行ったことがない方は「ハローワークの利用方法|初めての方向けに利用条件や登録のやり方をご紹介」をご覧ください。

参照元
ハローワーク
ハローワークインターネットサービス

転職エージェント

このコラムの「何がしたいかわからない人必見!理想の転職を叶える方法@#list02」でご紹介したやり方を試してみても何がしたいかわからなかったという方は、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。

一般的に転職サイトは、求人の検索と応募にのみ特化しているのが特徴。一方、転職エージェントでは、転職活動を熟知したプロのアドバイザーから希望職種や条件などのヒアリングを受けたあと、本人の適性に合った求人を紹介してもらえます。もちろん、現段階で希望職種が決まっていない方であっても大丈夫です。転職に関する悩み相談にも乗ってくれるため、転職活動の不安を軽減できるでしょう。「転職サイトで求人を探しても気になる職場が見つからない…」「転職活動の悩みがあるけど、誰にも相談できない…」という方は、転職エージェントの利用を検討してみてください。

既卒や第二新卒、20代の若年層向け転職エージェントのハタラクティブでは、専任のアドバイザーが仕事探しにおける不安や疑問に丁寧に回答し、お悩みを解決。「何がしたいかわからない」という方の転職活動も徹底サポートします。
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何がしたいかわからないときは?転職の疑問Q&A

転職したいものの次に何がしたいかわからない人は多いようです。ここでは、やりたいことが見つからない人に向けて、よくある転職のお悩みをQ&A方式で解決していきます。

やりたいことの有無は転職活動に影響する?

やりたいことがあると求人を探しやすくなるだけでなく、面接や履歴書で仕事への意欲や将来のビジョンを伝えやすくなります。「やりたいことの見つけ方とは?自分が本当にしたい仕事を見つける方法」で詳細を記載しているので、ご覧ください。

適職を見つけるには?

「適職」を探すには、自己分析、他己分析、企業・業界研究が欠かせません。これらを通して自分の強みを明確にし、企業・業界・職種に求められる能力と自身の強みがマッチしているかを確認します。詳しい適職探しのやり方は「適職の見つけ方を解説!好きなことよりも得意なことを探そう」でご紹介していますので、参考にしてください。

趣味を仕事にしても大丈夫?

趣味や好きなことなどを仕事にして大丈夫かどうかは、本人の性格や適性、労働環境によるところが大きいでしょう。たとえば、「絵を描くのが趣味」でイラストレーターになれたとしても、クライアントからの修正依頼を辛く感じてしまったり、スケジュール管理が苦手だったりすると、「仕事がつらい」と感じてしまう可能性もあります。趣味を仕事にする場合でも、業務内容が自分に合うかはきちんと確認しておきましょう。

労働条件が良ければ転職しても良い?

労働条件は長く働くうえで欠かせない項目のため、「労働条件を軸とした就職活動」をするのも一つの手段といえます。ただし、労働条件を満たしている求人であっても、自己分析と企業・業界研究はしっかり行うのが前提です。自分の強みと企業の求める能力がマッチしていなければ就職できる可能性は低くなるうえに、就職できたとしても場合によっては業務を行うのが辛くなり早期退職につながる恐れがあります。転職活動でお悩みの方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブにぜひご相談ください。

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