アパレル業界の現状と将来性は?市場規模や志望動機の例文を紹介!

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この記事のまとめ

  • アパレル業界では、海外市場やECサイトの売上が伸びている
  • アパレル業界には、消費者のニーズの多様化や人手不足といった課題もある
  • アパレル業界の就職先は繊維メーカーやアパレル商社、小売店など
  • 流行に敏感でコミュニケーション能力の高い人がアパレル業界に向いている
  • 未経験でアパレル業界を目指すなら、就職エージェントのサポートを受けよう

アパレル業界に興味があるものの、現状と将来性に不安を感じる人もいるでしょう。アパレル業界の国内市場は縮小傾向にあるものの、海外市場やECサイトは伸びるとの見方もあります。このコラムでは、アパレル業界の市場規模や今後の課題について解説。また、アパレル業界の職種や向いている人の特徴なども紹介します。就活成功のポイントや志望動機の例文もまとめたので、アパレル業界に挑戦してみたい人は参考にしてください。

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アパレル業界とは

アパレル業界とは、既製服の生産・卸・販売を行う産業をいいます。もともとは、衣料品を製造するアパレルメーカーと、小売店に卸す卸売業がアパレル産業と呼ばれていました。現在はメーカーが小売も行ったり商社も洋服を作ったりするようになったため、衣料品関連の産業をアパレル業界としています。

アパレル業界の市場規模

経済産業省の「2030年に向けた繊維産業の展望(4p)」によると、2021年の繊維産業の市場規模は8.6兆円でした。新型コロナウイルス感染症の流行前である2019年は11兆円でしたが、2020年に8.6兆円に落ち込み、2021年も引き続き停滞している状況です。

輸出額においては、衣料品は405億円前後でほぼ横ばいが続いているものの、生地は減少傾向にあります。生地の輸出額は2018年には3,000憶円を超えていたのが、2020年には2,279憶円まで落ち込みました。また、繊維工業の事業所数も減少しており、後継者不足の現状が垣間見えます。

参照元
経済産業省
「2030年に向けた繊維産業の展望(繊維ビジョン)」をとりまとめました_3.とりまとめについて-2.(概要資料)

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アパレル業界の現状

前述の通り、アパレル業界の市場規模は減少傾向にあり、現状は厳しいといえます。しかし、海外でアパレル業界の収益が伸びていることや、国内でもファッション系ECサイトのニーズ増加の動向から、改善の見込みはあると考えられるでしょう。

衣料品への支出金額は年々減少している

総務省統計局の「家計調査(家計収支編) 3.時系列データ(総世帯・単身世帯)」によると、消費者の衣料品に関する支出額は減少傾向にあると分かります。
主な衣料品の年間の平均支出金額の推移を以下にまとめました。

 2000年2010年2020年2022年
男子用洋服2万2,458円1万6,241円1万1,413円1万3,650円
婦人用洋服4万1,290円2万8,864円2万1,204円2万1,278円
子供用洋服8,138円5,819円4,532円3,838円

引用:総務省統計局「家計調査(家計収支編) 総世帯 支出金額

2000年と2022年を比較すると、衣料品の年間支出が大幅に減っているのが分かります。特に、婦人用服と子供用服は約半分です。2020年以降の減少は新型コロナウイルス感染症の影響もあると考えられるものの、それ以前から減り続けているのは、一時的な要因だけではないといえるでしょう。

参照元
総務省統計局
家計調査

ECサイトの市場規模は拡大傾向

アパレル業界の市場規模が縮小傾向にあるなか、ファッション系ECサイトの市場は拡大しています。経済産業省の「令和4年度電子商取引に関する市場調査」によると、BtoC-EC(いわゆるオンラインショッピングサイト)の市場規模は右肩上がりに伸びており、そのなかでも物販系分野は高い伸び率です。

BtoC-ECの市場規模のグラフの画像

引用:経済産業省「令和4年度 電子商取引に関する市場調査 報告書(7p)

物販系分野のなかで「衣類・服飾雑貨等」の市場規模は2兆5,499億円で、2021年に比べて5.02%増加しています。

また、物販系分野のなかで「衣類・服装雑貨等」のEC化率は21.56%。前年の21.15%から微増ではあるものの、感染症の流行が落ち着いてもなお伸びていることが明らかになっています。かねてからECサイトの市場は拡大しつつあったようですが、新型コロナウイルス感染症の流行がさらに拡大を後押しした形となりました。また、ECサイトのほうが在庫を確保しやすかったり、「オンライン限定商品」があったりするなど、ブランド側もECサイトでの顧客獲得を進めているようです。

2023年は明るいニュースもある

アパレル業界の現状において、百貨店の衣料品販売が回復傾向にあるといった明るいニュースもあります。経済産業省の「百貨店・スーパー販売の動向(2023年10月速報)」によると、百貨店の販売額は前年同月比4%で、26カ月連続で前年同月を上回りました。
衣料品については、スーパーでは2022年10月に比べるとマイナス傾向ではありますが、百貨店では1.4%の増加です。特に「紳士服・洋品」は3.2%伸びています。

前述の通り、2015〜2022年にかけて衣料品の家計支出は減少傾向にありましたが、新型コロナウイルス感染症が落ち着いてきたことで流れが変わる可能性も。楽観視はできませんが、ここ数年の低迷期を抜け出せるチャンスの時期に差し掛かっているようです。

参照元
経済産業省
ニュースリリースアーカイブ 2023年度 8月一覧
百貨店・スーパー販売の動向

アパレル業界の課題

アパレル業界では、国内の人口減少や消費者ニーズの多様化の影響を受け、課題は山積しているようです。ここでは、経済産業省の「2030年に向けた繊維産業の展望」をもとに、アパレル業界の主な課題を解説します。

国内市場は縮小が進むと予想される

日本は人口が減少しているため、アパレル業界の国内市場は縮小が進むと考えられます。さらに、低価格・高品質なファストファッションが人気を高めているという動向も、市場規模の縮小に影響しているようです。そのため、海外事業をいかに展開するかが課題となっています。

人手不足が進んでいる

人口減少による人手不足・後継者不足もアパレル業界の課題の一つです。紡績・織物・縫製において、日本の品質や技術は高いといわれています。しかし、技術を引き継ぐ人材の不足が進むと、新しい技術の開発や海外市場への事業展開に影響が出てしまうでしょう。分野を超えた新しいビジネスモデルを構築し、さらなる発展を目指せるかどうかが課題といえます。

ニーズの多様化

低価格商品が人気を集めている一方で、サステナビリティに配慮した商品は高額でも売れるなど、消費者のニーズは多様化しています。また、フリマアプリやハンドメイド通販を利用した個人間の取り引きが増え、消費行動も多様化しているでしょう。近年はファストファッションやフリマアプリを利用し、安くて良いものを求める消費者が増えています。

このような動向から、大規模な市場を一つ作るよりも、小規模な市場を多数作ることが、アパレル業界の今後の課題と考えられています。

参照元
経済産業省
「2030年に向けた繊維産業の展望(繊維ビジョン)」をとりまとめました

アパレル業界の将来性

アパレル業界の厳しい状況を打破するためには、IT技術の促進や海外展開に向けて改革が必要といえるでしょう。しかし、改革がうまく進めば、新しいビジネスチャンスの可能性は広がっているとも考えられます。ここでは、経済産業省の「2030年に向けた繊維産業の展望」をもとに、アパレル業界の将来性を考察します。

デジタル技術の活用が進む見込み

ファッション系ECサイトの市場拡大が進むなか、「サイズが合うか分からない」「質感が確かめられない」といった声があるのも事実です。そのため、今後は仮想空間での試着や、メタバースでのイベント開催といった、デジタル技術の活用が進むと見込まれます。ショップにはないサービスをECサイトで提供できれば、店舗とECサイトの併用で相乗効果が期待できるでしょう。

海外事業の展開が必須

アパレル業界の国内市場を拡大するのは難しいため、海外事業の展開は必須です。日本の人口が減っているのとは反対に、世界的には人口爆発といわれており、欧米や東南アジアの市場は今後も拡大する可能性が高いといえます。

日本の素材品質は高い評価を得ているので、海外事業における展開の仕組みや販路を作れば、市場を開拓できる可能性は十分にあるでしょう。

サステナビリティへの取り組みが求められる

アパレル業界は、シーズンごとに新しい商品を発売し、セールで売れ残ったら廃棄するというビジネスモデルを続けてきました。しかし、昨今はリサイクル・リユースに注目が集まっており、アパレル業界にも厳しい目が向けられています。

特に欧米では、繊維製品における生産工程がチェックされるようになっており、日本のアパレル業界も環境配慮への取り組みは避けられないでしょう。

収益を増やすためにコスト削減が進む

アパレル業界では会社の垣根を超えて売上・在庫の情報を共有したり、AIに倉庫の発送作業を任せたりするなどの改革が進められています。

素材メーカーや縫製工場、物流会社や小売業者など、多種多様な会社を含めた全体の流れを効率化し、コストを削減する狙いです。これをSCM(サプライチェーン・マネジメント)といいます。価格競争が激しくなるなか、商品価格を上げるのは難しいので、SCMの改革は加速度的に進むでしょう。

アパレル業界にはどんな企業がある?

アパレル業界は流通の流れに合わせて、川上・川中・川下と企業の業種を分けています。代表的な業種は、「製造」「卸」「小売」です。この項では、アパレル業界における業種を川上・川中・川下に分けて紹介するので、就活の参考にしてみてください。

川上(原材料の製造)

川上とは、糸や生地の製造または卸業者のことです。衣料品を作るための素材を企画・調達・製造し、これらが川中へ渡って商品が作られます。

テキスタイルコンバーター

テキスタイルコンバーターとは、向上とアパレルメーカーを仲介し、商品に最適な生地を提供する卸売業者です。アパレルメーカーから発注を受けると、紡績メーカーや染色業者に糸や染めを依頼します。ファッションの流行や社会的なニーズも理解したうえで、色や材質などで生地に付加価値をつけるのが仕事です。

テキスタイルメーカー

テキスタイルメーカーは、織物やニットの企画・製造を行う会社です。アパレルメーカーだけでなく、テキスタイルコンバーターから発注を受けることもあります。使用する糸や織り方を決め、依頼主から求められる生地を完成させる重要な業種です。

繊維メーカー

繊維メーカーはコットンやシルクといった天然繊維から、ナイロンやポリエステルなど合成繊維まで、繊維全般を開発・製造する業種です。近年はリサイクル可能な素材を開発したり、自動車や防護服に使われる繊維を製造したりする会社もあります。

川中(商品化・卸し)

川中とは、生地を購入して製品化し、小売店などに卸す業種です。また、企画やデザインまで自社で行う会社もあります。

アパレル商社

アパレル商社には、専門商社のほか繊維事業部がある総合商社なども含まれます。アパレル商社は、海外から素材を輸入してアパレルメーカーに卸したり、海外ブランドのライセンスを取得したりする業種です。大手のアパレル商社では、商品の企画から生産、販売まで流通全般に関わるケースもあります。

アパレルメーカー

商品を企画・製造し、小売店に卸すのがアパレルメーカーです。自社工場を持つメーカーは少なく、縫製は外部に委託するのが一般的。また、メーカーでありながら、自社ブランドのショップを出すアパレルメーカーもあります。消費者の声を自社ブランドに効率的に反映させたいとの考えから、小売りまで手掛けるアパレルメーカーが増えつつあるようです。

OEM

OEMとは、「Original Equipment Manufacturing」の略で、他社ブランドの製品を生産すること、または企業をいいます。本社は国内にあり、縫製工場は海外に持つという会社も多いようです。OEM企業に就職すると、多種多様なブランドの生産に関われるのが魅力の一つ。OEM企業は、ブランドと小売店をつなぐ橋渡し役といえます。

ODM

ODMは、企画・デザイン・設計を代行することです。正式には「Original Design Manufacturing」といい、生産のみならず、企画やデザインも行うのがOEMとは異なります。ODM企業を活用すると、依頼主はデザイナーやパタンナーを抱える必要がないため人件コストを削減でき、製造工程もシンプルになるのがメリットです。

今後増えそうなSPA(製造小売業)

SPAとは、企画から製造、販売まで全てを一貫して行うビジネスモデルのことを指します。
SPAの特徴は、顧客ニーズに素早く対応できること。製造から販売を行うことで、SCM(サプライチェーン・マネジメント)の無駄を省くことができ、効率的に顧客へ商品を届けることが可能です。
マーケティング効果があることから、アパレル業界では、SPAの考えを持つ会社が増加傾向にあります。

川下(販売)

川下は完成した製品を販売する業種です。アパレルショップや百貨店、ECサイトなど、アパレル業界のなかで消費者にとって身近な存在といえるでしょう。

小売

メーカーや商社から商品を仕入れて販売するのが「小売」です。代表的な例に、ブランドの専門店やセレクトショップ、百貨店やファッションビルなどがあります。
販売員が消費者に商品を薦めたり、コーディネートを提案したりして、商品の魅力や価値を伝えるのが小売業の役割です。

ファッション系ECサイト

Webサイトで衣料品を販売するのが、ファッション系ECサイトです。アパレルメーカーが運営するサイトや、複数のブランドの商品を販売するプラットフォーム型のECサイトもあります。
経済産業省の「令和4年度 電子商取引に関する市場調査(60p)」によると、ファッション系ECサイトの売上は拡大傾向です。ECサイトで予約した商品を店舗で試着したり、アプリでオンライン接客を受けられたりするなど、サービスの拡充が売上アップの要因とされています。

参照元
経済産業省
電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました(報告書)

古着・リサイクルショップ

中古の衣料品を扱う古着屋やリサイクルショップも、アパレル業界の小売業の一つです。消費者が持ち込んだ古着の買い取りや、海外での買い付けなど、お店によってさまざまな仕入方法があります。

また、オンラインでブランド品の買取・販売を行うECサイトのリサイクルショップも。近年は環境問題の観点から、衣料品のリサイクル・リユースへの関心も高まっているようです。

アパレル業界の主な職種11選

アパレル業界の主な職種11選の画像

アパレル業界にはデザイナーやバイヤー、営業やショップスタッフなど、さまざまな職種があります。志望する職種によって、就職のしやすさや求められるスキルが異なるため、自分に合ったファーストキャリアを選ぶのが重要です。

1.デザイナー・パタンナー

アパレル業界のデザイナーは、商品企画や縫製仕様書作成、納期管理などを行います。センスやデザイン力が求められるだけでなく、素材や縫製に関する専門知識が必要な職種です。さらに、予算管理やスケジュール管理、コミュニケーション能力も求められます。

パタンナーはデザイナーが作成したデザイン画を実際に形にするのが仕事です。工場に指示を出してサンプルを作ってもらい、デザイナーの意図に合っているかチェックします。専門知識はもちろん、デザイン画を読み取る能力も必要です。そのため、未経験で挑戦するのは難しい職種といえます。

2.MD(マーチャンダイザー)

MDは、マーケットやトレンド分析、売上分析や予算管理などを行います。商品企画や販売計画に顧客ニーズを反映させる役割なので、会社の売上に大きく関わる職種といっても過言ではありません。分析力や語学力、ファッションに関する深い知識が求められるでしょう。

3.バイヤー

MDが立てた企画・計画に沿って、生産元から商品を買い付けるのがバイヤーです。売れる商品を見極めるため、トレンドを把握し、見る目を養う必要があります。

商品の購入が決まった後は、金額設定や販売スタッフへ商品説明を行うのもバイヤーの役割。海外への買い付けを行うこともあるため、会社によっては英語力があると有利です。アパレル業界では花形職種の一つで、販売や営業などを経験してからバイヤーになるのが一般的といわれています。

4.広報・プレス

アパレル業界の広報は、ブランドの顔として、商品の宣伝やブランディングを行い、取材応対や商品のリースなどを担当する仕事です。豊富な知識と人脈が求められる職種のため、就職後にいきなり配属されるのは極めて稀でしょう。会社に就職して広報を経験したのち、独立を目指す人もいます。広報の年収や業務内容については、「広報の仕事」のコラムで詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

5.生産管理

生産管理は、納期までに商品を完成させるため工場の進捗管理を担当します。また、品質管理や原価交渉も品質管理の役割です。アパレル業界の生産管理は縫製工場とのやり取りが多いため、コミュニケーション能力が求められます。また、納期を守るためのスケジュール管理能力や正確性なども必要な職種です。

6.VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)

店舗のディスプレイやレイアウトを担当するのがVMDです。シーズンごとのコンセプトやブランドのイメージに沿って、売り場を作り込みます。また、ショップスタッフに売り場の作り方を指南することも。レイアウトによって売上が変わる場合もあるので、VMDの知識とセンスが必要です。

7.ショップスタッフ(販売員)

接客を中心に、商品検品や返品作業、顧客管理などを行います。アパレル業界のなかでは消費者に近い重要な役割を持つ職種です。ブランドのコンセプトや意図をしっかりと理解し、それを発信する第一人者として活躍します。

販売員はアパレル業界のなかでも求人数が多く、比較的採用されやすい職種です。また、アルバイトや他業界での販売経験があれば、就活の選考で評価される場合もあります。
接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」のコラムでは、接客の仕事で身につくスキルを紹介していますので、販売員を目指す人はこちらも併せてご覧ください。

8.SV(スーパーバイザー)

複数の店舗を統括する責任者として、本社と店舗の橋渡し役を担います。エリアごとにSVを配置する会社も多く、エリアマネージャーと呼ばれる場合もあるでしょう。店舗ごとの特徴や、ショップスタッフの能力などを把握し、人員配置や育成について考える場合もあります。マネジメント能力が必要となる仕事です。

9.EC(イーコマース)

オンラインショッピングのサイト運営、商品管理、受注・発送、コンテンツデザインなどを担当します。PCスキルはもちろん、担当する仕事によってはWebデザインやデジタルマーケティングの知識も必要です。アパレル業界のなかでは、今後の需要が増える職種と考えられます。

10.営業職

アパレル業界の営業職はアパレルメーカーやブランドに就職し、百貨店やセレクトショップに自社商品を売り込むのが仕事です。イベントにバイヤーを招いて接客し、受注を獲得することで商品が店頭に並びます。バイヤーと信頼関係を作り、自社ブランドの知名度を高めるうえで重要な役割といえるでしょう。

11.事務職

アパレル業界にも経理部や人事部、総務部などがあります。仕事内容はほかの業界と概ね同じで、書類作成や経費精算、労務管理などです。また、ECサイトの運営部門では、在庫管理や商品発送なども行います。

業界未経験でも、事務系職種の経験があれば採用される可能性も。アパレル業界への足がかりとしてまずは事務職で就職し、経験・スキルを身につけてほかの職種を目指すのも良いでしょう。

アパレル業界への就職に成功するポイント

アパレル業界に就職するためには、求人情報だけでなく、志望するブランドやショップの特徴・雰囲気なども確認しましょう。アパレル業界の場合、ファッションの方向性や感性が合っていることも就活成功のポイントになります。

アパレル業界の求人の探し方

アパレル業界の求人は、求人サイトや就職・転職エージェントで探せます。ただし、求人サイトで募集しているのは販売職が中心なので、そのほかの職種を目指す場合は就職・転職エージェントの利用がおすすめです。また、派遣社員やアルバイトから正社員登用を目指す方法もあります。

業界未経験の場合、前職で身につけたスキルやアパレル業界への適性をうまくアピールする必要があるため、プロのサポートを受けるのが良いでしょう。

就職・転職エージェントはアドバイザーが丁寧にアドバイスしてくれるうえ、面接対策も行ってくれます。「アパレル業界の詳しい情報が知りたい」「キャリアプランの立て方が分からない」という人は相談してみましょう。「転職エージェントの効果的な使い方とは?登録から内定までを徹底解説」のコラムで、就職・転職エージェントの活用方法について詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

アパレル業界に向いている人

アパレル業界に向いている人は、世の中のトレンドに敏感な人や、コミュニケーション能力が高い人です。また、裏方の地道な作業も楽しめる人が向いています。

流行に敏感な人

トレンドを追求することが好きな人は、MDやバイヤー、ショップスタッフ、広報などアパレル業界の多くの職種に向いています。ファッションに限らず、音楽やアート、インフルエンサーなど、さまざまな流行にアンテナを張るのが大事です。情報収集を楽しめる人は、アパレル業界に向いているでしょう。

コミュニケーション能力が高い

接客を中心とする業務のショップスタッフはもちろん、生産管理やデザイナー、バイヤーなどにもコミュニケーション能力は求められます。製造過程では、縫製工場との連携も必要なため、円滑な業務を行うにはコミュニケーション能力が必須です。特にショップスタッフは、初対面の人と話すのも苦でない人が向いています。

地道な作業が好きな人

アパレル業界の仕事では、商品の発注・検品・品出しなど、地道な作業も多いです。コミュニケーション能力がありながら、黙々と作業するのも好きな人が求められます。

また、デザイナーやパタンナーは細部にこだわって仕様を決めたり、細かい図面を書いたりする仕事が多く、1人で作業する時間も長いでしょう。華やかなイメージの裏には、地道な作業があることを覚悟できる人が向いています。

アパレル業界の志望動機の例文

アパレル業界の志望動機では、「ファッションが好き」というのは前提に過ぎず、それだけでは不十分です。就活の選考で印象を残すためには、数あるアパレル会社のなかで応募先を選んだ理由や、就職後に何をしたいのかを明確にする必要があります。
ここでは、アパレル業界にマッチする人物像と志望動機の例文を紹介するので、参考にしてみてください。

未経験者の志望動機

未経験でアパレル業界を目指す場合は、「ファッションに関心がある」「応募先企業のブランドが好き」ということを具体的なエピソードで示すのがポイントです。
トレンドへの知識や、ブランドが持つストーリーなどを志望動機に入れ込み、単に好きというだけではないことを伝えましょう。
先ほど紹介したマッチする人物像をもとに、志望動機の例を挙げてみました。

未経験者の志望動機の例文

『私は御社の「シンプルで良質なものを」というコンセプトに共感しています。流行を追いかけるのではなく、着心地や品質を重視してものづくりをしている点に惹かれ、実際に愛用してきました。
良質な分、長く使える点も魅力で昨今の環境配慮にも適していると感じています。

私は学生時代、Webデザインの会社でアルバイトをしていました。専用ソフトを扱って制作に携わっていたので、御社が力を入れているECサイトの運営に貢献できると考えております。
御社製品の品質の良さをオンラインでも伝えられるように、新しい技術を使ったECサイトを作るのが将来の目標です。』

経験者の志望動機

経験者の志望動機では、なぜ前職を辞めて応募先企業を選んだのかを説明する必要があります。また、これまでに培ったスキルを、今後どのように活かしたいのかを述べて、応募先企業へ貢献できる点を示しましょう。

経験者の志望動機の例文

『私はアパレルメーカーで営業を担当しておりました。憧れの百貨店に売り場を設けてもらったり、自社ショップを立ち上げたりすることにやりがいを感じてきました。
しかし、サステナビリティへの取り組みを問われるようになり、このままで良いのかと疑問を持つようになったのが転職のきっかけです。

御社はブランドでありながら、「私たちの仕事はサステナブルな素材を開発することといっても良い」と宣言し、循環型社会への取り組みを進めている点に共感しております。
これまでに作った人脈やコミュニケーション能力を活かし、今後は広報としてこの活動を広め、業界全体の取り組みにしていきたいと考えています。』

志望動機は具体的なエピソードで応募先企業への熱意を伝え、就職後にどのような貢献ができるのかを示すのが大切です。「志望動機の書き方はどうする?注意点やパターン別のポイントも紹介」のコラムで志望動機における注意点を解説していますので、参考にしながら実際に作成してみましょう。

アパレル業界への就職を希望する方や迷っている方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは既卒や第二新卒、フリーターといった若年層を対象としている就職・転職エージェント。そのため、未経験からの正社員就職をサポートにおける実績が豊富です。アドバイザーと一緒に自己分析やキャリアの棚卸しを行い、就職の方向性を決めましょう。

また、働き方や条件についての希望を聞いたうえで、あなたに合いそうな求人を探します。職場の雰囲気や働き方についての詳しい情報もお伝えしますので、ミスマッチに不安がある方も安心です。
サービスはすべて無料ですので、お気軽にご相談ください。

アパレル業界に関するFAQ

ここでは、アパレル業界の仕事や就職に関する疑問をQ&A方式で解消します。

アパレル業界の現状は厳しい?

厳しい側面もあります。人口減少や低価格化の影響で、売上が下降傾向にあるためです。
しかし、海外市場の拡大や、国内のECサイトの売上増加といった現状もあり、状況が変わる可能性はあるでしょう。アパレル業界の現状を調べるには、業界研究が欠かせません。「業界研究のやり方から情報収集の仕方・ノートのまとめ方まで徹底解説!」のコラムを参考にして、業界全体の動向を掴みましょう。

アパレル業界のランキングを参考にしても良い?

売上や業界ニュースのランキングを企業研究の参考にしても良いでしょう。
アパレル業界の現状や動向を知るために、ランキングは一定の指標になります。ただし、データの出所や調査元を確認して、信頼できるランキングを選ぶのが大切です。また、「ランキング上位だから良い会社」と安易に考えるのではなく、企業理念や社風などを確認して、総合的に判断するようにしましょう。「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムを参考にして、丁寧な企業研究を心がけてみてください。

アパレル業界の将来性は「やばい」って本当?

新型コロナウイルス感染症の影響で売上が落ちたことから、「アパレル業界は衰退するのでは?」というイメージを持った人もいるようですが、売上が伸びている分野もあります。また、右肩上がりに業績を伸ばしている会社も。衣料品は生活必需品でもあるため、需要がなくなることはないでしょう。「10年後もなくならない仕事とは?職業や就職する方法を紹介!」のコラムでは、将来性のある仕事の特徴を紹介していますので、ご一読ください。

アパレル業界の就職動向は?

EC関連の職種は需要が伸びているようです。
また、ショップスタッフは比較的就職がしやすく、その他の職種はハードルが高い傾向も。未経験の場合は、まずはスキルを磨いてから就職を目指すのも検討しましょう。「販売員に資格は必要?業界ごとに必要なスキルを解説」のコラムでは、アパレル業界の販売員におすすめの資格を紹介していますので、ご覧ください。
ハタラクティブを利用すると、業界の就職事情や採用傾向について情報を得やすくなります。1人で情報収集するのが難しい方は、ぜひご相談ください。

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