美容業界の仕事

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この記事のまとめ

  • 美容業界とは、顧客の美をサポートする仕事
  • 美容業界で美容師や理容師として働くなら、国家資格が必要
  • 美容業界は今後も需要が拡大し、シニア層や男性層の顧客も増える
  • 美容業界に就職するには、自己分析や企業研究をしっかり行う

「美容業界の仕事に興味がある」「美容業界に関われる働き方を知りたい」という方は多くいるでしょう。美容業界の仕事は幅広く、エステサロンやネイルサロンで施術を行ったり、化粧品販売をしたりする働き方が挙げられます。

このコラムでは、美容業界の代表的な職種や必要な資格・スキル、業界全体の今後の動向を解説。美容業界に就職するためにできることも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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美容業界とは

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美容業界とは、「顧客の美をサポートする業界」です。美容業界で働く方には、美のプロフェッショナルとして顧客の悩みに寄り添う繊細さや、美を追求するストイックさが求められます。
「顧客をきれいにしたい」「自分自身もきれいであり続けたい」という思いがあると、現場で活躍できるでしょう。

以下では、美容業界の代表的な業種や必要な資格・スキルなどを紹介します。

代表的な仕事

美容業界の代表的な業種は、「美容室」「理容室」「エステサロン」「リラクゼーションサロン」「ネイルサロン」「まつげエクステサロン」「化粧品販売」です。

美容室・理容室

美容室では、カット・カラー・パーマといった施術を用いて、お客さまの髪型をデザインします。髪型だけでなく、まつげエクステ・ネイル・着物の着付けを行っている店舗もあるでしょう。

「顧客を現状より美しくすること」を目的としているのが、美容室。理容室は、「顧客の容姿を整えること」が目的です。美容室・理容室で行える業務範囲は、 「美容師法(昭和三十二年法律第百六十三号)」「理容師法(昭和二十二年法律第二百三十四号)」それぞれで定められています。

参照元
e-Gov法令検索
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エステサロン

エステサロンは、顧客の肌や体型の美をサポートするのが役割です。エステティシャンがカウンセリングを行い、顧客の悩みに寄り添った施術を提案・実施。店舗ごとに得意とする分野・施術が異なるため、メニューをはじめ顧客の利用目的や年齢層が多様な点も特徴です。チェーン展開している大規模なエステサロンや、個人経営のサロンなどがあります。

リラクゼーションサロン

リラクゼーションサロンでは、オイルマッサージや足つぼマッサージ、ホットストーンを使用した施術など、店舗ごとに多種多様なサービスを提供。美容を目的としたエステサロンとは異なり、お客さまの心身を癒やすことを目的としているのがリラクゼーションサロンの特徴です。

働くために必須な資格はないものの、仕事で活かせる技術や知識を学んでから入職する方も多い傾向といえます。資格保持者に対し、「資格手当」が支給される場合もあるので、求人を確認してみましょう。

ネイルサロン

ネイルサロンでは、爪の手入れを行う「ネイルケア」、爪に装飾を施す「ネイルアート」を提供しています。現場ではネイリストの資格を持っている方が多く活躍していますが、取得は必須ではありません。未経験からネイルサロンでの勤務を始めたい方は、入社後の研修が充実している店舗を選ぶと良いでしょう。

まつ毛エクステサロン

まつ毛エクステサロンでは、アイリストがまつ毛パーマやまつ毛エクステなどの施術を提供しています。まつ毛エクステの施術をする場合は美容師免許が必須なので、注意しましょう。
美容師として活躍してから独立し、まつ毛エクステやまつ毛パーマを提供するプライベートサロンを開業することもあるようです。

化粧品販売

化粧品販売とは、お客さまへカウンセリングを行い、希望や悩みに応じて化粧品を販売したり実際にメイクを施したりする仕事を指します。美容部員やビューティーアドバイザー、ビューティーカウンセラーなどが活躍しています。

未経験からチャレンジしやすい仕事とは?

未経験から美容業界に挑戦したい方には、エステサロンやリラクゼーションサロンがおすすめです。美容業界では、資格や専門学校での経験を求められる仕事もあるなか、無資格・未経験から応募できる点がポイント。入社後の研修制度が整っている店舗も多いので、働きながら知識と技術を身につけられるでしょう。就職・転職支援を行うハタラクティブでも、未経験歓迎の求人を多く取り扱っています。美容業界への就職を目指している方は、ぜひ一度ご相談ください。

美容に関連する業界

美容に関連する業界として主に挙げられるのは、ヘルスケア業界やアパレル業界です。
以下で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

ヘルスケア業界

ヘルスケア業界は、顧客の健康維持や健康管理などを行うのが仕事です。フィットネス施設や介護施設などが該当します。

心身の健康には、美容も大きな影響を与えると考えられており、メイクやハンドケアなどを施せる人材を求める施設も増えているようです。ヘルスケア業界は、日本の少子高齢化に伴い需要が高まっているので、美容業界の発展のためにも関連性を高めていきたい業界といえます。

アパレル業界

アパレル業界は衣類をメインに扱っており、職種は販売員・デザイナー・バイヤーなど多岐にわたるのが特徴です。美容はおしゃれの一環であり、服装に合わせてメイクやヘアのアレンジを変える方もいるでしょう。なかには、ファッション雑誌のヘアメイクを担当する美容師もいるので、美容業界とアパレル業界は近い関係といえます。アパレル業界は流行の変化が激しいため、最新の情報をチェックするのが好きな方に向いているでしょう。

アパレル業界の詳細は、「アパレル業界の現状と将来性は?市場規模や志望動機の例文を紹介!」のコラムでご確認ください。上記のほか、美容サプリメントやヘアケア剤を販売しているドラッグストア、美容機器製造メーカーなども美容業界と関連があります。

メーカー勤務の場合、カレンダーどおりに休日が設けられている企業が多いでしょう。しかし、接客を伴う職種では、土日祝日は出勤し平日に休む場合がほとんどです。就職先によって勤務体制は異なるため、美容業界へ就職・転職を考えている方は、自分に合う働き方ができる志望先を探してみましょう。

美容とは

美容とは、容姿を美しくすることです。
前述したように、美容に関連するものは、ヘアケア、ヘルスケア、アパレルなど幅広く存在します。しかし、どの分野においても、何を美しいと思うかは人それぞれ。なりたい像や憧れの姿は、顧客によって異なります。
美容に関する仕事は、「顧客の望むかたちを実現するためのサポート」「顧客の魅力を引き出す」という役割があるといえるでしょう。

美容業界に必要な資格やスキル

ここでは、美容業界に必要な資格やスキルを解説しています。
「美容業界の仕事に就きたい」と考えている方は、以下をぜひチェックしておきましょう。

業務に必須となる免許

美容師やアイリストは美容師免許、理容師は理容師免許がないと業務に従事できません。美容師や理容師は国家資格であり、厚生労働省が指定した学校を修了したうえで試験に合格する必要があります。

接遇スキル

美容業界において、接遇スキルは重要な要素です。どれほど高い技術があっても、顧客に接しているなかで不信感や嫌悪感を与えてしまうと、契約やリピートにはつながらないでしょう。
飲食店やアパレルショップなどでの接客経験や、接客サービスマナー検定の資格がある方は、選考で評価してもらえる可能性があるので、積極的にアピールするのがおすすめです。

業務に役立つ資格

美容業界のどの仕事にも通ずる資格はなく、業務に役立つ資格は職種によって異なります。
応募者のなかには、専門学校を卒業したり資格をもっていたりする方も多くいるので、無資格・未経験で選考に臨む場合、アピールポイントに差が出てしまう可能性も。通信講座や独学で試験合格を目指すことも可能なので、美容業界で活かせる資格を調べ学んでおくと良いでしょう。

ネイリストやアイリストといった民間資格は、選考時のアピール材料になるうえ業務にも役立ちます。

ネイリストの資格には、「JNECネイリスト技能検定」「JNAジェルネイル技能検定」「I-NAIL-Aジェルネイル技能検定」などがあります。試験の難易度によって1~3級、初級~上級に分かれているため、どの等級に合格したかによって自分の実力を証明できるでしょう。「アイデザイナー技能検定試験」や「まつ毛エクステンション技能検定試験」は、アイリストとしての技術や知識が身についていることを証明する資格です。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

美容業界の具体的な職種

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美容業界の具体的な職種を、「髪の毛」「体」「化粧品」の3つの観点から紹介します。
自分に合う仕事があるかどうかを参考にするためにも、ぜひご一読ください。

髪の毛の美容

ここでは、髪の毛の美容に関する職種を解説しています。
美容師と理容師に興味がある方は、以下をチェックしてみてください。

美容師

美容師は、美容室でシャンプー・カット・カラー・パーマを行うのが主な仕事です。
一般的に、入社直後はアシスタントとして働き、実践的な技術を身につけ集客できるようになってからスタイリストへ昇格します。
なかには、店長や独立を目指す方もいるでしょう。ほかにも、フリーランスのヘアメイクアーティストとして活躍したり、アイリストへ転身したりする方もいるようです。

理容師

理容師は、美容師と同じく髪型のデザインのほか、ひげ剃り・顔剃りといった「シェービング」を行えるのが特徴。理容室は比較的、男性客が多い傾向にあります。また、近年ではブライダルサロンや女性専用のシェービングサロンで、うなじや背中のシェービングを施すことも。なお、理容師免許がないとシェービング施術は行えません。

ネイルや顔の美容

以下は、ネイルや顔の美容に関する職種です。顔の美容は、目元のケアを行うアイリストを紹介しています。

ネイリスト(爪、指先)

ネイリストは、ネイルアートを施すだけでなく、爪や指先の状態もきれいにするネイルケアも大事な仕事の一つです。就職先はネイルサロンが一般的ですが、なかには経験を積んでから独立する方もいます。自宅で開業できるので、結婚・出産後も仕事を続けたい方に向いている働き方でもあるでしょう。

アイリスト(まつ毛、まゆ毛)

まつ毛パーマやまつ毛エクステなどを行うアイリストは、美容師免許が必須。施術中に目に接着剤が入ったり、角膜を傷つけてしまったりするトラブルが起きないよう、専門知識を身につける必要があるからです。
就職先はアイラッシュサロンのほか、美容室併設型のサロンもあり、美容師と兼任することもできます。また、フリーランスとして美容室やブライダルサロンの一角を借り、仕事をする方法もあるようです。

体の美容

ここでは、体の美容に関する職種を紹介します。エステティシャンやアロマセラピスト、リフレクソロジストに興味がある方は、ぜひご一読ください。

エステティシャン

専門の機器や化粧品などを使って、フェイシャルケアやボディケアをする職種をエステティシャンといいます。
フェイシャルケアに特化したサロンや、リフレクソロジーなどのリラクゼーションを取り入れたサロンなど、一口にエステサロンといってもさまざまです。就職先はエステサロンのほか、ブライダルサロンやホテルのスパなどもあります。

正社員

エステティシャン職 ※愛知・静岡※

  • 年収 234万円 ~ 328万円

  • 未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり

 

アロマセラピスト

アロマセラピストは、精油の知識やマッサージの技術で人を癒す専門家です。専門のサロンのほか、ホテル・温泉施設・鍼灸院などでもアロマセラピーを行う施設が増えています。

アロマセラピストを目指す方は、民間資格を取得しておくと就職で有利に働く可能性があるのでおすすめです。仕事内容については、「セラピストとはどのような仕事?種類や目指す方法をご紹介」のコラムで紹介しているので、ぜひご一読ください。

リフレクソロジスト

足の裏や手などを刺激して、疲労回復を行うことをリフレクソロジーといいます。痛みを伴わない施術で血液やリンパの流れを良くする効果があるため、高齢者にも提供しやすいのが特徴です。美容業界のなかでは、ヘルスケアに近い仕事といえるでしょう。

リフレクソロジストの多くは、民間資格を所持しています。就職先としては、リフレクソロジー専門サロンやエステサロンのほか、整体院・介護施設・ホテル・スポーツジムなど、さまざまな場所で活躍できるでしょう。

化粧品の美容

ここでは、化粧品に関する美容の仕事について紹介します。
「商品をとおして顧客の美容に関する悩みを解決したい」という気持ちがある方は、以下の職種がおすすめといえるでしょう。

美容部員

美容部員は、お客さまの悩みや要望を聞き、化粧品を提案するのが仕事です。実際に、お客さまに化粧を施すこともあります。
美容部員に必要なのは、扱う商品知識のほか、相手の話をよく聞くヒアリング能力、商品提案力も重要です。また、在庫管理やレジ打ちなど、接客以外の仕事も多いのが特徴。百貨店やドラッグストア、化粧品専門店などが就職先になるでしょう。

メイクアップアーティスト

雑誌やテレビ、広告や映画などに映る方のヘアメイクを担当するのがメイクアップアーティストです。プロダクションに所属して働く方もいれば、フリーランスで活動する方もいます。

メイクアップアーティストになるには、美容師の資格が必要。資格取得後は、まず美容室に就職するか、フリーで活躍している方のアシスタントとして経験を積んでから独立を目指すのが一般的です。

美容業界の仕事とは?代表的な職業や求められるスキルをご紹介」のコラムでは、美容師やネイリストなどの仕事内容を詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。

美容業界の現状と課題

ここでは、美容業界の現状や課題を解説します。美容業界を目指す方は、就職後のミスマッチを防ぐためにもしっかりと確認しておきましょう。

美容業界の市場規模

以下では、美容業界のなかでも代表的な、美容室・エステサロン・ネイルサロンの現状を解説します。

美容室

厚生労働省の「令和4年度衛生行政報告例の概況(p.5)」によると、2022年度における美容室(美容所)の施設数は26万9,889件でした。
下記のデータを参照すると、美容室の施設数は年々増加していることが分かります。

年代美容所の数
2018年度25万1,140
2019年度25万4,422
2020年度25万7,890
2021年度26万4,223
2022年度26万9,889

引用:厚生労働省の「令和4年度衛生行政報告例の概況 3 生活衛生関係 表4 生活衛生関係施設数の年次推移(p.5)

施設数が多いほど懸念されるのが、「生き残り問題」です。厚生労働省の厚生労働省「美容業の振興指針(平成31年厚生労働省告示第58号)(p.3)」によると、経営課題として、「施設・設備の老朽化」「客単価の減少」「原材料費の上昇」「水道・光熱費の上昇」などが挙げられています。実際に競合店との市場争いに勝ち残れず、営業が困難になり閉店・廃業するサロンも少なくないようです。

参照元
厚生労働省
令和4年度衛生行政報告例の概況
美容業の振興指針

エステサロン

美容業界のなかでも、エステサロンのニーズは高まっています。なかには「癒やし」をコンセプトにしたエステサロンもあり、「癒やされたい」「リフレッシュしたい」と考える顧客の需要も満たせるのが強みです。また、新型コロナウイルス感染症の影響で運動量が減った人も多く、瘦身エステを利用する人が増え始めているといわれています。反対に、マスク生活が定着し現在もマスクを着けるようになった方が増えたため、フェイシャルエステの需要は減少傾向にあるという見方も。エステティシャンに求められる技術は、社会動向によっても変化するといえるでしょう。

ネイルサロン

ネイルサロンは、店舗数が増え続けており、求人数も豊富なのが特徴。しかし、比較的低コストでできる「セルフネイル」の登場によって、ネイルサロンを利用しない人が増えているのも現状です。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で外出する機会が減ったことも、需要減少に関係しているでしょう。一方、近年では女性・男性に関わらず「素の爪をきれいにしたい」と考える若い世代が増えており、ネイルケアへの関心が高まっているようです。

美容業界の課題

近年、美容業界全体でオーバーストア化(需要より供給が大きい状態)が進行しているため、業界内で生き残るにはライバル店とどれだけ差別化を図れるかが重要だといえます。厚生労働省の「美容業の振興指針(平成31年厚生労働省告示第58号)(p.3)」を見ると、美容業界では「顧客数の減少」「客単価の低下」「従業員の確保難」が問題になっていることが分かります。また、営業者が考える今後の経営方針については、「接客サービスの充実」が46.1%でトップでした。

低コストで質の高いパフォーマンスを提供し、顧客を固定化することが美容業界の課題となるでしょう。また、美容業界には高齢者や障がい者のニーズを把握し、サービスを提供することも求められています。

参照元
厚生労働省
美容業の振興指針

美容業界の将来性

「美と健康」に対する関心は社会的に高まっており、美容業界は将来的に発展を続けると考えられます。しかし、流行や日本の少子高齢化の影響によって、求められるサービス内容は変化するでしょう。

ここでは、美容業界の今後の動向について解説します。

美容業界の今後の動向

美容業界は今後も、SNSでの戦略的なPRやサービスの多様化を軸に、事業を発展させることになるでしょう。理由としては、企業がSNSで商品やサービスをPRしていることが、多くの人の美意識を芽生えさせることに影響していると考えられます。

減少傾向の理容室もそれぞれの対策を行っている

厚生労働省の「令和4年度衛生行政報告例の概況 3 生活衛生環境(p.5)」によると、2021年の理容室(理容所)の施設数は11万2,468件で、2018年度の11万9,053件と比較すると減少傾向にあります。
なかには、「低価格」「内装にこだわる」「女性向けサービスを提供する」など、独自の対策を行っている店舗も。理容室を好んで利用する方は一定数いるため、需要がなくなる可能性は低いものの、リピーターを逃さない対策が求められるでしょう。

ターゲット層の変化

昨今は、ターゲット層にも変化が見られます。シニア層と男性層の顧客について以下で解説しているので、美容業界の今後の動きとあわせてチェックしておきましょう。

シニア層

シニア層の顧客は、拡大傾向にあります。「老後もきれいな身だしなみで過ごしたい」「老後をより楽しみたい」という方が増えているのが背景です。 また、病院や介護施設で過ごす外出が困難な方が利用できる、「訪問理美容」というサービスも人気の高まりを見せています。髪を切るだけでなく染めることも可能なうえ、保険適用になる場合もあるようです。

男性

近年はメンズエステや男性専用の脱毛サロンが増え、ネイル、男性用化粧品を楽しむ層も広がっています。これまで顧客のほとんどを女性が占めていたものも、男性の割合が増えると考えられるでしょう。

参照元
厚生労働省
令和4年度衛生行政報告例の概況

美容業界のメリット・デメリット

美容業界のメリット・デメリットの画像

美容業界への就職・転職を検討している方は、ここでメリット・デメリットを確認しましょう。
良い面だけでなく悪い面にも目を向けておくことで、入社後のミスマッチを防げます。

美容業界の魅力とやりがい

美容業界の魅力や、業務のやりがいは以下のとおりです。

  • ・専門的な知識やスキルが身につく
  • ・顧客と深く関われる
  • ・顧客が喜ぶ姿を直接見られる
  • ・実力が評価に反映されやすい
  • ・実績を積めば独立することも可能

美容業界は慢性的な人手不足の状態にあるといわれており、未経験から挑戦しやすいのも魅力の一つ。未経験から美容業界を目指す場合は、入社後の研修や資格取得支援制度が充実している会社を選んでみてください。

美容業界の大変なところ

美容業界の大変な部分としては、以下が挙げられます。

  • ・拘束時間が長い傾向にある
  • ・状況によっては休憩時間を落ち着いて取れない場合がある
  • ・厳しいノルマが課せられる場合がある
  • ・直接クレームを言われることがある

就職先によって勤務時間や働き方は異なりますが、美容業界は土日祝日の出勤を求められるのが一般的です。仕事帰りに店舗を利用するお客さまもいるため、帰宅が夜遅くなる日もあるでしょう。

ノルマはあくまで「目標」と捉えることも多く、達成できなくてもペナルティが発生することは少ないようです。給与がインセンティブ制・歩合制の場合、「ノルマがあるから、やりがいを感じる」という方もいます。美容業界のメリット・デメリットについては求人サイトのほか、口コミサイトで実際に働いている方の意見を見てみるのがおすすめです。

美容業界に向いている人

美容業界に向いているのは、美を追求したい方や美意識が高い方、人と関わるのが好きで気遣いができる方といった傾向があります。以下で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

美容業界に向いている人

  • 美意識が高い人
  • 人と関わることが好きでサービス精神旺盛な人
  • 観察する力がある人
  • 体力がある人

美意識が高い人

美意識が高い方は、美容業界で働くのに向いています。店舗に訪れるお客さまは美意識が高い傾向にあり、現場で働くスタッフを目標にする方もいるようです。スタッフが美容に無頓着だと、サービスに説得力がなくなってしまうでしょう。たとえば、美容師であれば髪型だけでなく、服装にも気を配るのがおすすめ。

エステティシャンの場合は、手入れの行き届いた肌や美しい体型をキープするのがポイントです。自分の美意識の高さは、顧客からの評価につながるため、リピート率にも影響するでしょう。

人と関わることが好きでサービス精神旺盛な人

人とコミュニケーションを取るのが好きで、おもてなしの心がある方も美容業界で活躍しやすいといえます。
美容業界で安定した収益を確保するには、顧客を獲得しなければなりません。顧客を得るためには、知識の豊富さや技術の高さだけでなく、自分の人柄も大事な要素です。親しみやすい・相談しやすい・心遣いが温かいなど、顧客が安心できるような人柄であれば、自然とリピートしてもらえるでしょう。

観察する力がある人

観察力があると、美容業界で働くのに向いているといえます。
多くの顧客は、数週間~数ヶ月の間隔で来店します。前回の来店時と異なる点や好みの変化を顧客ごとに把握できていると、顧客の不安や悩みにも気づきやすくなったり、「覚えてくれている」というポジティブな印象を顧客に与えられたりするでしょう。

なかには、一度でも接客や施術を担当したら、会話の内容や顧客の情報をノートにまとめて管理している方もいるようです。

体力がある人

体力がある方も、美容業界で求められる人材といえるでしょう。美容業界のなかで顧客に対面で接する仕事は、ほとんど1日中座らずに立って働くことになります。顧客との会話や施術、商品案内などをとおして体を動かし続けることを踏まえたうえで、適性を考えるのも良いでしょう。

また、内定を得ても、プロになるまではアシスタントとして経験を積む期間があります。場合によっては閉店後に施術の練習を行うことがあるため、体力があると働きやすいといえるでしょう。

美容業界の志望動機

ここでは、美容業界を目指す方に向けて志望動機の例文を紹介しています。未経験から就職を目指す場合と美容業界で働いた経験のある場合の、自分に合うものをぜひ参考にしてみてください。

未経験者の志望動機

未経験者の志望動機では、美容業界に興味をもった理由を明確にするのがポイントです。
業界未経験でも適性があることをアピールするために、コミュニケーション能力など活かせるスキルがあれば積極的に伝えましょう。

未経験者の志望動機の例文

「私は、3年前にはじめてデパートの化粧品売り場でメイクをしてもらったのがきっかけで、美容部員の仕事に興味をもち始めました。それまで美容に無頓着だった私にとって、デパートのコスメカウンターに行くのはハードルが高く、なかなか足を踏み入れられませんでした。しかし、いざ入店してみると、美容部員の方が常に優しく声を掛けてくれ、緊張はいつの間にか和らいでいました。会話をしながらも、私の顔型や雰囲気に合うメイクをしてくださり、私はすっかりその美容部員の方とお店のとりこになりました。私自身、飲食店で3年ほど接客の経験があり、物腰の柔らかさを評価していただいたこともあるため、その経験を業務に活かせると感じております。美容の知識に関してはやや不十分な面もありますが、私と同じように『コスメカウンターは敷居が高い』と感じている方のイメージを覆せるような、誰にも負けない温かい対応で尽力します。」

経験者の志望動機

経験者は即戦力を求められるため、前職での実績を具体的に伝えましょう。
転職理由を明らかにし、応募先企業ではどのようなキャリアを積みたいのかをアピールするのがおすすめです。

経験者の志望動機の例文

「私は、エステティシャンとして約4年間エステサロンで勤務しておりました。契約数が社内ランキングで常に上位5%であったことや、指名数が社内で最も多かったことなどから、入社2年で主任に昇格した実績があります。前職は、外面からのアプローチが中心のエステサロンでしたが、内面からのケアにも注目したく、在職中にマクロビオティックセラピストの資格を取得しました。貴社は、『内側から美しく』をコンセプトにしたトータルビューティーサービスを提供しているため、前職で培った外面からのアプローチ方法やマクロビオティックセラピストの資格を活かして、よりお客さまの美に貢献できるのではないかと感じております。入社後は、主任としての経験を活かしつつも、新しいことを一から学ばせていただく姿勢で、業務へ真摯に向き合いたいと考えております。」

美容業界の志望動機を書くときのポイント

美容業界への就職を目指す方は、志望動機に「なぜ美容業界なのか」「なぜそのサロン(お店)なのか」「そのサロン(お店)で何をしたいのか」といった情報を盛り込みましょう。その際、実体験を添えると説得力が増します。また、企業と自分の接点を見つけ、入社後どのように業務に貢献するかをアピールすると、採用担当者に採用のメリットを感じてもらいやすくなるのでおすすめです。

 

美容業界に就職・転職するためにできること

ここでは、美容業界に就職・転職するためにできることを解説します。これから行動を開始する場合は、自分に合う方法があるか以下をチェックしてみてください。

美容業界に就職・転職するためにできること

  • 働く目的を明らかにする
  • 専門学校に進学する
  • 資格を取得する
  • 業界・企業研究をする

働く目的を明らかにする

美容業界で働くことに興味がある場合、「なぜ美容業界で働きたいのか」を掘り下げて考えましょう。働く目的を明らかにすることで、将来のビジョンや現在の自分に必要なことも明確になります。場合によっては、「ほかの仕事にも興味がある」という新たな発見が生まれることもあるでしょう。

働く目的を明らかにする方法や仕事の決め方について詳しく知りたい方は、「仕事の決め方で大切なことは?自分に合ってるか不安なときの対処法を解説」のコラムもぜひご確認ください。

専門学校に進学する

美容業界で働くには、専門学校に進学するのも一つの方法です。専門学校で学ぶには専攻を選択する必要があるため、専門性を身につけたい科目が定まってから受験すると決めるのが良いでしょう。
美容師や理容師はといった国家資格を受けたい場合にも、専門学校に進学するのがおすすめ。専門学校では、国家資格を受けるための知識を学べます。

資格を取得する

資格が必要な職に興味がある場合は、資格取得をしなければなりません。前述した美容師や理容師のように、国家資格を取得する必要のある職もあります。

資格取得に関して興味がある方は、「資格なしは就職で不利?企業が資格よりも重視しているポイントを紹介!」のコラムをぜひご覧ください。

業界・企業研究をする

就きたい職や興味のある企業が決まったら、応募するかどうか、どのような労働環境で働くことになるのかを知るために、企業研究を行いましょう。求人票だけでなく、口コミのチェックやOGOB訪問を踏まえ、多角的な視点から自分に合う働き方ができるかを考えることが大切です。

「美容業界で働きたい」という前向きな気持ちがある場合も、改めて業界研究もしてみると良いでしょう。業界の構図やほかの業界との関係性も知ることで、美容業界に対しての理解を深められます。業界の知識量を増やすことは、面接対策としても役立つでしょう。とっさの質問にも答えやすくなることがあります。

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美容業界に関するQ&A

美容業界に挑戦するなら、業界について知ることが大切です。ここでは、美容業界を目指す方にありがちなお悩みをQ&A方式で解決します。

美容業界で働く人の年収はどれくらいですか?

職業情報提供サイト jobtag「美容師」によると、2022年の美容師・理容師の年収は約330万円、ネイリストやエステティシャンは約322万円でした。一方、美容部員は約357万円、アロマセラピストやリフレクソロジストは約381万円と、美容業界のなかでは比較的高い傾向に。経験を重ねて知識と技術に磨きをかければ、さらなる年収アップが期待できるでしょう。

参照元
職業情報提供サイト jobtag
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10年後の美容業界について教えてください

近年では年齢・性別問わず美容への関心が高まっていることから、今後も安定したニーズが見込まれるでしょう。厚生労働省の「令和4年度衛生行政報告例の概況(p.5)」によると、2022年度の美容室(美容所)の店舗数は26万9,889件でした。就職先に困ることはないものの、サロン存続には固定客をどれだけ獲得できるかが深く関わるでしょう。エステサロンやネイルサロンの現状は、このコラムの「美容業界の現状と課題」をご覧ください。

参照元
厚生労働省
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美容業界にはどのような業種がありますか?

美容業界には、「美容師」「エステサロン」「ネイルサロン」「化粧品販売」などの業種があります。業種について知りたい方は、このコラムの「美容業界の具体的な職種」を、仕事内容をチェックしたい方は「美容業界の仕事とは?代表的な職業や求められるスキルをご紹介」のコラムをご覧ください。

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