ゼネコンとは何の略称?意味や仕事内容をわかりやすく解説!

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【このページのまとめ】

  • ・ゼネコンとは「設計」「施工」「研究」の3つの部門を有する総合建築業者のこと
  • ・ゼネコンの仕事は元請業者として施工管理を行い、下請け業者への指示や管理を行う
  • ・スーパーゼネコンとは企業のなかでも売り上げが高い、上位5社のこと
  • ・サブコンとはゼネコンの依頼を受けて、工事を下請けする専門工事業者のこと
「ゼネコンって何の略称?」「ゼネコンはどんな仕事をしているの?」と疑問に思う人もいるでしょう。ゼネコンとは、総合建設業のことです。このコラムでは、ゼネコンはの意味や仕事、建築会社や工務店との違いを解説。建築業界は未経験でも始めやすい業界といえます。ゼネコンという仕事について理解を深め、就職の際の選択肢の一つとして考えてみても良いでしょう。

 

ゼネコンとは

ゼネコンとは、General Contractor(ゼネラルコントラクター)の略称で、総合建設業者のことです。Generalには全体的・総合的、Contractorには請負人・土建業者といった意味があります。ビルやマンションのほかにも、テーマパークや商業施設などの大型の建築物を建てる企業の総称です。
ゼネコン以外にも建設業界にどんな仕事があるのか興味がある人は、「建設業界の仕事」をチェックしてみてください。

ゼネコンが行う5つの仕事

ゼネコンの仕事内容をわかりやすくいうと、元請業者として施工管理を行い、建築を担当する土木会社や建築会社の監督をして、建設完了まで進行を管理します。
ゼネコンには、自らの土地に建物を建築して、街を開発する不動産ディベロッパーからの依頼が多いようです。
ゼネコンが建設に関わるまでの流れを順番に詳しく解説します。

1.不動産ディベロッパーが土地を見つける

不動産ディベロッパーが条件に合う土地を見つけて、土地の所有者や仲介会社にアプローチをします。

2.不動産ディベロッパーが設計を依頼

不動産ディベロッパーが建物の簡易設計をゼネコンや関連企業、もしくは個人事務所の設計士に依頼します。

3.設計図をもとに見積もりを依頼

不動産ディベロッパーが設計図をもとに、ゼネコンに工事金額の見積もりを依頼します。依頼主がゼネコンに設計図を依頼しない場合、ゼネコンが建設に関わるのはこの見積もりからです。

4.ゼネコンが見積もりを作成

現段階では、人件費や資材にかかる費用が不透明なので、あくまで簡易的な見積もりとなります。そのため、後に見積もり金額が変わっていくのが一般的といえるでしょう。不動産ディベロッパーとゼネコンが見積もりに関して交渉を重ねることが多いようです。

5.プロジェクトの開始

ゼネコンが簡易的な見積もりを不動産ディベロッパーに提出し、了承されれば、プロジェクトが開始します。見積もりから着工まで数カ月はかかるので、正式な見積もり金額は着工直前に決定。タイルの品質やエントランスなどの共用施設の仕様、廊下やキッチンの材質など、おもに素材や品質をどれだけ落として金額を抑えるのかを話し合います。

ゼネコンと入札

入札は、ゼネコンが仕事を請け合うための方法です。オークション形式で金額を定めて、企業から仕事の契約を獲得します。
入札方法は、ゼネコン各社が工事金額や工事期間を競って入札する「競争入札」が主流。また、金額や期間だけではなく、工事概要や工事の質も重要です。
工事を発注した企業の選定基準は、工事見積もり金額が低い企業か、工事予算に近い企業であることが一般的といえます。コストを削減しすぎると工事の質も低下するため、見積もり金額が低い企業だけが選ばれるわけではないようです。費用と質のバランスを保つことが、ゼネコンが仕事を獲得することにつながるといえるでしょう。
また、どの企業がいくらで落札するかを決める話し合いを指す「談合」は、独占禁止法に違反します。たとえば、公共事業の入札において費用を抑えるためにも競合入札をする際に、談合をして特定の企業を優遇することは違法行為といえるでしょう。

ゼネコンと建設会社や工務店との相違点

ゼネコンと建築会社や工務店との違いは、「設計・施工・研究」を自社で行っているかどうかという点です。
「設計・施工・研究」の3つの部門を持つ総合建築業者は、それだけ資金力がある大規模な企業としてゼネコンと呼ばれます。対して、建設会社や工務店も設計・施工までを行いますが、研究は行っていません。中には研究を行う会社もありますが、規模が小さく、それに比例して売り上げも少ないといえるでしょう。
また、ゼネコンが3部門を有する理由は、上記の「ゼネコンの仕事」でも触れたように、不動産ディベロッパーと連携する必要があるためです。不動産ディベロッパーと交渉するには、設計・建築だけでなく、品質を保ちながら、かかる費用を削減するためにも、研究部門が欠かせないといえます。設計・施工・研究の3部門をゼネコンが一貫して行うことで、柔軟な対応が可能になるといえるでしょう。

設計

ゼネコンの設計部門は、依頼主と話し合いながら設計をします。
設計の内容は、大きく分けて下記の3つです。

意匠設計

外観や内観のデザインや間取り構成などの建築物の形態を設計する

構造設計

地震や台風などの災害に耐えられるように土台と骨組みを設計する

設備設計

空調や電気、水などの設備を設計して快適な室内環境をデザインする

設計をゼネコンに依頼する際、別の企業が作成した設計図を持ち込むこともできますが、ゼネコンの設計部門に任せることで、設計から施工まで一貫した建設が可能です。そのため余分なコストを削減でき、作業をスムーズに進行できるでしょう。

施工

ゼネコンの施工部門は、工事全体の施工の管理を行うことです。ゼネコンは施工作業を下請け業者に任せ、その管理をし、期間内に設計図どおりに建設が進むようにします。
管理する点は以下の4つです。

工程管理

建築には、土台造りやコンクリートの注入、鉄筋の骨組みなどのいくつもの工程があるため、建築には複数の下請け業者が関わります。それぞれの企業の進行具合を把握し、業者間の連携をとり、管理することはゼネコンにとって重要な仕事といえるでしょう。建設が進行していくに従ってでてくる変更箇所の調整も仕事の一つです。

コスト管理
 

設計図段階から変更した使用や資材のコスト管理や人件費の管理も行い、予算内で建築できるように管理します。

品質管理

建物の品質を管理するのもゼネコンの仕事の一つ。設計図や施工計画書どおりに建築が進んでいるか、決まった資材を使用しているのか、計測状況を随時保存したり材料搬入報告書をチェックし、細かい部分まで確認して一定の品質を保てるようにします。

安全管理

建築現場の安全を確保することも施工管理の一環といえるでしょう。現場で働く下請け業者の作業員が安心して働けるように、建築現場の通路確保や物資の落下、作業員の転落防止などの安全管理を徹底的に行います。また、労働時間の管理も行い、労働基準法に違反しないようにすることもゼネコンの仕事です。

以上の「工程・コスト・品質・安全」の4つをしっかり管理することがゼネコンの施工管理です。どれもおろそかにしては建築が進まない重要な仕事といえるでしょう。

研究

ゼネコンの研究部門は、建築資材の強化や業務の効率化を研究しています。
地震が多く発生する日本では、建築における耐震技術の研究が重要です。たとえば、コンクリートの研究では、コストを抑えつつ品質の高いものを作れるように、耐震性や施工のしやすさといった技術を向上させるための研究を行っています。
また、ゼネコンは建設現場の指揮をしている立場であるため、現場の声や施主の意見を参考にして研究を進めることも可能です。このようなゼネコンの研究によって、日本の建設技術が日々向上しているといえるでしょう。

ゼネコンの魅力

ゼネコンで働く魅力は、大規模なプロジェクトに携わることができ、やりがいも強く感じられる点です。

やりがいがある

ゼネコンでは、道路や橋、トンネル、ダムのほかにも商業施設やマンション、病院といった生活から切り離せない建築物の建設を行っています。人々の日常に関わるため、社会貢献度性の高い仕事といえるでしょう。また、ゼネコンの仕事は同一の建物を建設するより、依頼内容や土地の性質に合わせたものを作るのが主流です。そのため、この世に唯一の建築物に関わることも。建築後、ランドマークとして有名になることもあるので、やりがいも感じられるでしょう。

大規模なプロジェクトに関われる

ゼネコンは、設計から施工まで一貫した業務ができるので、数千人が関わる大規模なプロジェクトを進めることもあります。いくつもの下請け業者をまとめ、プロジェクトを進行させることは、自分の手腕を十分に発揮できる環境といえるでしょう。

建築業界はフリーターが正社員を目指しやすい業界といえます。ほかにも、正社員を目指しやすい業界はどんなものがあるのか興味がある人は、「フリーターにチャンス!求人豊富な業界」をチェックしてみてください。

ゼネコンで働くために有利な資格

ゼネコンで正社員として働くために取得しておくと有利になる資格を紹介します。建設業界の仕事は資格を有していると、採用される可能性が高まる業界といえるでしょう。また、資格を有していれば手当や給与の増加が見込めます。

一級建築士

一級建築士は、建築物の設計や工事監理、建築工事の指導を行います。ほかにも、契約に関する事務や建築物の調査や鑑定、建築に関する法令や条例に関する手続の代理が行える資格です。ゼネコンでは、一級建築士の資格の取得を求められることが多いでしょう。

1級建築施工管理技士

1級建築施工管理技士は、施工において、施工計画や工程管理、品質管理を行います。ゼネコンの施工部門に携わる場合は、取得が必要な資格といえるでしょう。また、1級建築施工管理技士は監理技術者なれる資格でもあるので、将来現場所長を目指したい方におすすめです。

1級土木施工管理技士

1級土木施工管理技士は、道路や河川、トンネルの土木工事において、施工や安全性品質の管理を行います。また、土木の一式工事で監理技術者になれる資格です。
請負金額が4000万円以上の土木工事を行う際は、監理技術者を配置することが義務付けられているので、1級土木施工管理技士の資格を有している人材の需要は高いといえるでしょう。

スーパーゼネコンって何?

スーパーゼネコンは、ゼネコンの企業のなかでも売り上げが多い企業のことです。ゼネコンは売り上げによって「スーパーゼネコン」「大手ゼネコン」「準大手ゼネコン」の3つがあります。
スーパーゼネコンと呼ばれるのは、売り上げが1兆円を超える上位5社。この5社は会社の規模も大きく、有名な建築物を多数手掛けています。
大手ゼネコンは、スーパーゼネコンには及ばないものの、売れ揚げも多く、規模の大きなゼネコンです。準大手ゼネコンは、大手との違いに明確な定義はないものの、基本的に売り上げの多さでランク付けされるようです。タワーマンションや商業施設、複合ビルなどを手掛けています。
ゼネコンのなかでも「スーパーゼネコン」と呼ばれる企業は別格といえるでしょう。
建築業界の将来性ついて興味がある人は、「建設業界の今後」をチェックしてみてください。

サブコンについて

サブコンは、subcontractor(サブコントラクター)の略称。ゼネコンから依頼を受けて、工事を下請けする専門工事業者のことです。サブコンは各分野に別れて、ゼネコンのサポートをしています。

サブコンの役割

「サブコン」でイメージしやすいものには、大工や鳶職などが挙げられるでしょう。ほかにも、電気設備や機械設備を行う職人やフローリングを敷いたり、タイルを張ったりする職人も建築には欠かせません。大工や鳶職のなかでも、専門分野が細分化しています。
一つの建築物を完成させるために多くのサブコンが、特定の分野の知識や技術を活かし、ゼネコンの施工を支えています。

ゼネコンとサブコンの関係

ゼネコンは建設全体を指揮し、多数のサブコンの管理を行ってます。
ゼネコンの現場監督は、基本的に1物件につき1人付きますが、現場では複数の職人や企業が関わって作業をするため、各サブコンごとにも現場監督を配置して作業を管理する仕組みです。ゼネコンは、サブコンの現場監督から進捗状況や安全の報告を受けて進行を調整し、サブコンに仕事を割り振ります。
このようにゼネコンとサブコンは密接に関係を保ちながら、建設をしているといえるでしょう。

ゼネコンは、規模の大きな建築物の建設に携わりたい人におすすめの仕事です。建設業界への就職に興味がある方はハタラクティブをご活用ください!
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