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広告代理店の年収は高い?具体的な仕事内容や転職するメリットなどを解説!
更新日
この記事のまとめ
- 広告代理店を含む業界の平均年収は約521万円
- 広告代理店が高収入といわれるのは、大手企業数社の年収が高いことが理由の一つ
- 広告代理店の仕事内容は、大きく分けて「営業」と「プランナー」の2種類
- 広告代理店に転職したからといって、年収アップするとは限らない
- 広告代理店に転職するには、自己分析をして応募企業に合った面接対策を行おう
広告代理店への転職を考える際、業界の平均年収はいくらか知りたいという方もいるのではないでしょうか。広告代理店の年収は、日本の平均年収よりやや高めといわれています。このコラムでは、広告代理店の年収が高いといわれる理由や仕事内容、転職のメリットなどを詳しく解説。広告代理店への転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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広告代理店の平均年収はどれくらい?
国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査結果(180p)」によると、広告代理店を含む学術研究、専門・技術サービス業の年齢階層別平均年収は以下のとおりです。
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 約294万円 |
25~29歳 | 約406万4,000円 |
30~34歳 | 約449万2,000円 |
35~39歳 | 約518万7,000円 |
40~44歳 | 約543万7,000円 |
45~49歳 | 約560万1,000円 |
50~54歳 | 約621万7,000円 |
55~59歳 | 約628万8,000円 |
引用元:国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査結果(180p)」
平均年収は、年齢を重ねるごとに上がっていく傾向があることが分かります。また、20代後半から年収400万円以上を目指せるため、比較的高収入な業界であるといえるでしょう。
広告代理店以外にも比較的高収入といわれている職種を知りたい方は、「高収入の仕事に転職するには?高収入業界・職種の傾向」で紹介しているのでご参照ください。
参照元
国税庁
標本調査結果
男女で年収に差が出ることはほとんどない
広告代理店の場合、男女で年収に差が出ることは少ないようです。多くの企業が、男女平等の給与形態を取っています。よって、広告代理店では、男性も女性も性別に関係なく活躍できるといえるでしょう。
広告代理店の年収は高い?業界別ランキング
国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査結果(15p)」によると、日本人全体の平均年収は男女合わせて約443万円でした。同資料によると、業界別の平均年収ランキングは以下のとおりです。
順位 | 業界 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 約766万円 |
2位 | 金融業、保険業 | 約677万円 |
3位 | 情報通信業 | 約624万円 |
4位 | 学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業 | 約521万円 |
5位 | 製造業 | 約516万円 |
引用元:国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査結果(20p)」
上記のランキングから、最も年収が高い業界は電気・ガス・熱供給・水道業であると分かります。広告代理店を含む学術研究、専門・技術サービス業の平均年収は、約521万円で、ランキングでは4位です。よって、広告代理店の平均年収は日本人全体の平均年収よりも高く、比較的高収入を得やすい業界であるといえます。
「高収入を目指せる正社員求人とは?給料が高い職種ランキングも紹介」のコラムでは、給与の高い職種をランキング形式でご紹介しているので、あわせてご覧ください。
参照元
国税庁
標本調査結果
広告代理店の年収が高い理由
広告代理店の年収が高いといわれるのは、大手企業数社の年収が高いことが理由だと考えられます。しかし、広告代理店の多くは中小企業で、年収は大手の広告代理店よりも低い傾向にあるのも事実です。業界ごとの平均年収は、転職の際の一つの目安にすると良いでしょう。
インターネット広告代理店のニーズが高まっている
近年、インターネット広告代理店が増加しています。インターネット広告代理店とは、リスティング広告やSNS広告を制作し、商品の販売やプロモーションを行う会社です。大手の広告代理店に比べると年収は低い傾向にあります。しかし、インターネット利用者が多いことから、今後さらに増加・拡大する分野といえるでしょう。
広告代理店の主な仕事内容
広告代理店の職種は主に、「営業」と「プランナー」の2種類です。営業の仕事では、企業にメディアを通じた広告の制作を提案し、担当者との良好な関係作りを目指します。また、広告制作時のサポートやスケジュール管理を徹底するのも営業の仕事です。
一方、プランナーは広告の制作を担当します。効果の高い広告になるよう企画し予算を算出したり、媒体ごとの特色を踏まえて実際に制作したりするのが仕事です。また、必要に応じてCM制作会社やイベント制作会社などへ依頼し、広告を完成させます。広告代理店の業務形態は大きく分けて、「総合広告代理店」「専門広告代理店」「ハウスエージェンシー」の3つです。以下で詳しく解説します。
総合広告代理店
総合広告代理店では依頼主の要望に応えるために、新聞や雑誌のほかテレビやラジオ、インターネットなどさまざまな媒体を利用した広告を制作します。また、豊富な経験と実績がある総合広告代理店は、依頼主からの要望を聞くだけではありません。「どのような広告がより効果的か」を依頼主に提案し、企画から制作までを総合的に行います。依頼主が希望する広告内容に合った媒体を選択、または同時に複数の媒体を連動させた広告を展開できるのが総合広告代理店の特徴です。なお、総合広告代理店は自社の広告媒体を持っていません。
専門広告代理店
専門広告代理店はテレビや雑誌、インターネットなどの媒体に自社の広告枠を持っているので、それを販売するために営業を積極的に行うのが特徴です。専門広告代理店は、一つの媒体に特化した広告制作を得意としています。そのため、総合広告代理店のような複数の媒体を連動させた広告展開や、広告の総合プロデュースを任される機会は少ないでしょう。
ハウスエージェンシー
ハウスエージェンシーとは、特定の企業の広告を専属で制作する広告代理店を指します。企業の広告宣伝部から、ハウスエージェンシーとして独立・分社している場合が多いようです。そのため、基本的にハウスエージェンシーは仲介手数料が掛かりません。なお、一つの企業の広告制作のみを行うのが一般的ですが、別企業からの依頼を受ける場合もあるようです。
広告業界の仕事内容については、「広告業界の仕事」のコラムでも詳しく解説しているので、ぜひご参照ください。
未経験者も広告代理店への転職を目指せる
広告業界が未経験の人でも、広告代理店へ転職できる可能性があります。そのためには面接の際に、前職でのスキルや経験を徹底的にアピールすることが重要です。ただし、転職を機に年収アップできるかどうかは、業務形態や企業、どのような経験があるのかによって異なります。未経験からの転職が不安な方は、「転職エージェントで成功!未経験業界への転職」を参考にしてみてください。
広告代理店の仕事が向いてる人とは?
ここでは、広告代理店の仕事に向いている人の特徴について解説します。以下のスキルを持っている場合は、面接の際に徹底的にアピールできるよう心掛けましょう。
コミュニケーション能力が高い
広告代理店の業務において、コミュニケーション能力は非常に重要です。特に営業の仕事では、「自分の話を伝えること」と「相手の話を聞きだすこと」の両方を徹底しましょう。
面接でコミュニケーション能力の高さをアピールしたいという方は、「コミュニケーション能力とは?スキルを鍛える具体的な方法をご紹介!」をご参照ください。
積極性や行動力がある
広告代理店の仕事ではスピード感を持って業務に取り組める人が求められるため、仕事に対する積極性や行動力も必要なスキルといえます。クライアントのニーズに応えた提案をいち早くできれば、仕事の評価につながるでしょう。
法人営業の実績がある
広告代理店の仕事は、主にクライアントが法人であるといった特徴があります。そのため、過去に法人営業の経験があると、そのスキルを活かして働けるでしょう。特に、広告や保険のような形のない商材を取り扱っていた経験がある場合、広告業界が未経験だったとしても採用されやすい傾向にあるようです。
広告代理店に転職するメリット・デメリット
広告代理店に転職するメリットは、「やりがいがある」「年収がアップする可能性がある」などが挙げられます。一方デメリットは、「勤務時間が長い」「企業によってはスキルアップが望めない」などです。以下で詳しく解説するので、ご参照ください。
広告代理店に転職するメリット
広告代理店に転職する主なメリットは、以下のとおりです。
・やりがいがある
・流行をいち早く知れる
・年収がアップする可能性がある
・コミュニケーション能力が高まる
・専門スキルを身につけられる
自身が携わった広告が多くの人の目に留まれば、やりがいを実感できるでしょう。また、広告代理店では、仕事の成果を認められると年収がアップする可能性も。デザインやマーケティング、エンジニアなどの専門スキルを身につければ、さらに年収が上がることも期待できます。
広告代理店に転職するデメリット
広告代理店に転職するデメリットは、以下のとおりです。
・残業や休日出勤が比較的多い
・専門知識を身につけ、キャリアアップできるとは限らない
納期が迫っているときや依頼主との打ち合わせ、人員不足などの理由で、時間外労働をせざるを得ないときもあります。そのため、広告代理店の仕事は「華やかなイメージだったが実際の業務はハード」といったギャップを感じる人も少なくありません。また、転職先の企業や担当ポジションによっては任される業務に偏りがあり、広告業界ならではの専門知識が身につけられないこともあるようです。
仕事に対するギャップを避けたいという方は、「離職率が低い業界ランキング!その理由やメリット・デメリットもご紹介」も参考にしてみてください。
「広告代理店に転職=年収アップ」とは限らない
一般的に広告代理店は、今後も成長が期待できる業界といわれています。ところが、需要が少ない広告や媒体が事業の中心になっている広告代理店へ転職すると、年収アップが難しい場合もあるようです。転職の際は企業調査をしっかりと行いましょう。転職活動の準備に役立つ情報は、「転職活動をスムーズに進めるために準備しておくこと」で紹介しているので、参考にしてみてください。
年収アップを目指して広告代理店に転職する3つの方法
年収アップを目指して広告代理店に転職するときは、「スキルに見合った企業に応募する」「応募企業に合った対策を行う」「募集のタイミングを逃さない」の3つが大切です。以下で詳しく解説します。
1.自分のスキルや経験に見合った企業に応募する
年収アップを目指して広告代理店に転職するなら、求人情報を確認し、自分のスキルや経験に見合った企業に応募しましょう。自己分析をして、これまでの仕事で身につけたスキルや資格、成果などを書き出します。転職活動の際に、それらを自己PRとして面接官へ徹底的に伝えられるよう、準備しておくことが大切です。
学歴による応募制限がない企業もある
求人情報を確認した際、学歴に関する応募条件がない場合はどのような学歴の方も広告代理店への就職を目指すことが可能です。ただし、総合広告代理店の大手企業は応募が集まりやすいため、学歴による応募制限を設けていることも少なくありません。求人情報に「大卒のみ」などの記載がないかどうか確認してみましょう。高卒で高収入を目指したい方は、「高卒の平均年収は?産業別ランキングや1000万円を目指す方法を紹介」もご一読ください。
2.応募企業に合った対策を行う
広告代理店に転職する際は、応募企業の求人情報やホームページなどを調べたうえで面接対策を行うのも重要です。広告業界全体に共通する魅力を伝えるのも大切ですが、それだけでは相応しいとはいえません。複数の広告代理店へ応募するのであれば、「応募企業ならではの魅力」や「入社後どのように貢献したいか」などを企業ごとにまとめ、面接対策を徹底しましょう。
3.求人募集のタイミングを逃さない
広告代理店へ転職を目指すなら、募集が出るタイミングを逃さないように、求人情報のチェックを徹底しましょう。中途採用の募集を人材が必要なときだけ行っている企業もあれば、1年のうち決まった時期だけしか行わない企業などさまざまなので、求人情報から確認してみてください。
求人募集のタイミングを逃さず、年収アップを目指して広告代理店へ転職したい方は、転職エージェントを利用するのも一つの手です。若年層に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブでは、専任アドバイザーが一人ひとりの希望に合った求人情報をご紹介。また、面接対策や効果的な自己アピール方法なども、プロのアドバイザーがアドバイスします。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。
広告代理店の年収に関するQ&A
ここでは、広告代理店の年収に関する質問をQ&A方式で解決します。
どうして広告代理店の年収は高いの?
大手広告代理店の年収が高いことから、業界全体の年収が高いというイメージにつながっていると考えられます。このコラムの「広告代理店の年収は高い?業界別ランキング」で、ほかの業界との平均年収を比較しているため、ご参照ください。また、広告代理店の仕事は基本的に実力主義の傾向があるため、労働者の実績次第で年収アップを目指せるでしょう。「実力主義のメリット・デメリットは?向いている人を知って働き方を考えよう」では、実力主義の仕事についてまとめているので、あわせてご覧ください。
年収が低い広告代理店の特徴は?
広告代理店のなかでも、下請けの仕事のみを行っている場合、高収入は期待できない可能性があります。下請けのみでは大幅に業績が拡大することを望めない傾向があるからです。求人情報から取り扱っている案件の内容に関する調査を徹底したり、エージェントを利用している場合は事前に確認したりしておくと安心でしょう。給料を上げる方法が知りたい方は、「給料が少ない原因を解明して給与アップする対策法」もご一読ください。
広告代理店に就職するのはやめとけといわれる理由は?
広告代理店は、時間外労働の多さや納期厳守の環境から、やめとけといわれることもあるようです。しかし業務量が多いぶん、仕事にやりがいを求める人にとっては成長を感じやすい仕事であるといえるでしょう。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、若年層の就職支援に特化したサービスを展開中。一人ひとりに合った求人情報をご紹介するので、「広告代理店への就職を検討しているけど、自分に向いているかどうか分からない…」とお悩みの方の相談にも対応します。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にご連絡ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。