既卒が事務職に正社員就職するには?仕事内容やおすすめの資格も紹介

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既卒から事務職の正社員を目指したいものの、就職は可能なのかどうか不安な方もいるでしょう。事務職は、応募者が多く人気な職業のため、未経験から目指すにはハードルが高めです。既卒の方は、面接で企業の採用担当者にチェックされることや志望動機のポイントなどを押さえて、事前準備をきちんと行うことが大切といえます。このコラムでは、既卒が事務職で就職するための対策を詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事のまとめ

  • 事務職の正社員求人は応募数が多いため、既卒からの就職は難易度がやや高め
  • 既卒とは、主に卒業後1~3年の社会人経験のない求職者を指す
  • 既卒から正社員の事務職を目指す際、事務のバイト経験や簿記などの資格が有利になる
  • 事務職未経験の既卒の方は、事務の仕事内容を理解し求められる資質を把握しよう
  • 正社員の事務職を目指す既卒の方は、就職しなかった理由を説明できるようにしておこう

既卒から事務職の正社員を目指したいものの、就職できるのか不安な方もいるでしょう。事務職は応募者が多く人気な職業のため、未経験から目指すにはハードルが高めですが、全く就職できないわけではありません。既卒の方は、面接でチェックされることや志望動機のポイントなどを押さえて、事前準備をきちんと行うことが大切です。このコラムでは、既卒が事務職で就職するための対策を詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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既卒者が事務職の正社員になることは可能

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結論からいうと、既卒の方もアルバイトやインターンで事務の経験があれば、事務職として就職することは難しくないでしょう。ただし、事務未経験の既卒者の場合、正社員として就職するのはやや難易度が高いといえます。以下で詳しく解説するのでご覧ください。

未経験からの挑戦は難易度が高くなりがち

既卒で事務の経験がない場合、事務職の正社員就職はややハードルが高め。事務職の求人には応募が殺到するうえ、採用する企業側は事務経験のある転職者を優先する傾向にあるからです。「未経験から事務職に応募したい」という方は、書類選考や面接で「事務職としての適性」を伝えましょう。簿記2級やMOS資格など、事務職で活かせる資格を持っている方は、積極的にアピールするのがおすすめです。

事務職にこだわるなら正社員以外も検討してみよう

事務職は、派遣社員の求人が多い傾向にあります。人件費や教育コスト削減のため、正社員ではなく派遣社員に事務職を任せている企業も多いようです。正社員の事務職に興味のある既卒の方は、まず派遣社員として事務職の経験を積み、そのあと正社員へステップアップするのも一つの選択肢。興味のある方は、未経験者を歓迎している事務職の派遣社員求人も調べてみましょう。

既卒とは

「既卒」に明確な定義はありませんが、「卒業後1~3年で就活中の人」を指すのが一般的です。一度でも就職し正社員経験がある人は、「第二新卒」として扱われます。そのため、既卒は「正社員の職歴がない求職者」が一般的な認識となるでしょう。既卒という言葉の意味については、「既卒とは」で詳しくご紹介しています。

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6種類の事務職と仕事内容

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事務職というと、デスクでパソコンの仕事をしたり、電話対応をしたりするイメージがある人も多いでしょう。しかし、事務職といっても一般事務や営業事務などさまざまな種類があり、それぞれ仕事内容が異なります。ここでは、代表的な事務の種類と仕事内容をまとめました。

1.一般事務(OA事務)

一般事務は、社内で発生する事務作業をこなしていく職種です。具体的には、資料や報告書、契約書などの書類作成、電話、メール対応や来客対応、データ集計やファイリング作業など、さまざまな仕事をします。また、完全週休2日制の求人が多いのが特徴です。仕事の範囲は企業、部署、部門によって異なるので、既卒の方は求人の業務内容をよく確認しましょう。

正社員

電話対応含む一般事務

  • 年収 252万円 ~ 288万円

  • 大手企業,安定的な仕事,賞与あり,学歴不問,昇給あり,未経験OK

正社員

未経験事務職

  • 年収 260万円 ~ 297万円

  • 大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり

2.営業事務

営業事務では、営業担当者のサポート業務を行います。プレゼン用の資料や請求書といった書類作成、商品の受発注・発送、納品管理、在庫・納期管理、顧客からの電話対応などが主な仕事内容です。営業事務の顧客対応が会社の印象を決めるため、人当たりの良い人やコミュニケーション能力のある人が求められます。ルーティンワークではない業務も発生するので、「毎日同じことをしたくない」という人におすすめの職種です。売り上げ管理などを行うことから、経験を活かして経理事務にキャリアチェンジする人もいます。

正社員

営業事務

  • 年収 261万円 ~ 298万円

  • 未経験OK,昇給あり,諸手当あり,残業少なめ

3.経理・財務・会計

事務職のなかでも、主に金銭管理を行う職種が「経理」「財務」「会計」です。日常的な出入金の管理や簿記、伝票整理、書類作成などを行う経理、予算編成や金融機関からの資金調達、情報収集と分析、金銭管理などを行う財務、金銭の収支や変動について報告を行う会計など、業務内容にはそれぞれ特徴があります。

4.総務・法務

オフィスの備品や機器、ビルの管理、防災対策、社内イベントの企画運営、福利厚生の整備など、総合的な仕事をする総務。それに対して法務は、企業の法的業務を担当する事務職です。法律上の課題について、専門知識を生かして対応します。商取引や契約、社員へのコンプライアンス教育、法的トラブルの解決など、専門性の高い仕事です。未経験の場合はアシスタント事務の仕事をしますが、経験を積んで資格を取れば、専門士へキャリアアップすることが可能です。

5.貿易事務

貿易事務は、貿易関連の商社やメーカー、百貨店、海運、船舶業者などで、輸出入に関する事務を行う仕事。税関申告や手続きといった通関手配とその書類作成、運送手配、商品の納入管理、海外の取引先とのやり取りなど、より専門性の高い仕事内容です。輸出入の知識や、業務内容によっては英語力が求められます。求められる語学レベルは職場によってまちまちですが、TOEICでハイスコアを取るとスキルを証明できるでしょう。

正社員

貿易・経理事務職

  • 年収 268万円 ~ 307万円

  • 大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,学歴不問,諸手当あり,昇給あり,土日祝休み

6.秘書

秘書とは、企業の役員や経営者などを補佐する仕事です。主な業務内容は、スケジュール調整、出張時の宿泊などの手配、書類作成、情報収集、会議の議事録作成など。上司の要望を汲み取る洞察力や信頼関係を築くコミュニケーション能力が求められます。必須の資格ではありませんが、既卒で事務職未経験の場合は「秘書検定」を通して秘書の心がまえや基礎的な知識を学べるでしょう。

既卒者が事務職の正社員求人を探すときのポイント

事務職に興味のある既卒の方は、未経験者を歓迎している求人を中心に探してみましょう。求人を見るときは、「月給は残業手当を含んだ金額なのか」「給与のほかに賞与はあるか」「転勤はないか」などもチェックすることが大切です。求人を見るときのポイントについては「既卒・第二新卒が求人票を見るときのポイント」のコラムで解説しているので、こちらもご覧ください。

既卒者が事務職の正社員就職を成功させる6つのコツ

既卒者が事務職の正社員就職を成功させる6つのコツの画像

冒頭で、既卒の方にとって事務職への正社員就職は難易度が高いとお伝えしましたが、アプローチ次第では採用に持ち込める可能性もあります。ここでは、既卒が事務職に就職するためのコツを紹介するので、事前準備の参考にしてください。

1.事務職に求められる能力を理解する

まずは、事務職に求められるスキルや資質をよく理解しておくことが大切です。下記で、事務職に求められる主なスキルを確認してみてください。

基礎的なパソコンスキルや事務処理能力

事務職は、PC作業がメインのオフィスワークなので、ある程度のパソコンスキルは必要です。事務職を目指す既卒の方は、ワードやエクセル、パワーポイントは使いこなせるようにしておくと良いでしょう。また、正確な事務処理能力や作業スピードも大切です。

気配りやコミュニケーション能力

事務職の実務面以外で求められるのは、人をサポートする気持ちです。「営業に向いていないから事務職が良い」と考える人もいますが、事務職には働く仲間への気配りや臨機応変な対応、社内の人とスムーズにやりとりするコミュニケーション能力が求められます。

社内外問わず信頼されるヒューマンスキル

事務職は、取引先の企業や顧客への丁寧な応対で相手の信頼を得るヒューマンスキルも欠かせません。売り上げに直結する仕事ではありませんが、縁の下の力持ちとして会社を支える重要な存在といえるでしょう。

面接では事務職に活かせる強みをアピールしよう

正社員で事務職を目指している方は、アルバイト経験や既卒時の経験を振り返り、自分の特性が事務職でどのように活かせるか考えてみましょう。面接では、企業にどのような形で貢献できるかを説明し、熱意を伝えるのがポイントです。面接に不安のある既卒の方は「既卒の自己紹介では何を伝える?面接での回答例やポイントも解説」のコラムもチェックしてみてください。

2.事務職で役立つ資格を取る

事務職で活かせる資格があると、スキルや意欲をアピールしやすくなります。事務職に就きたい既卒の方におすすめの資格を紹介するので、参考にしてください。

簿記(2級以上)

簿記とは、会社のお金の流れを記録するスキルのことです。就活でアピールできるのは、企業の営業報告書や貸借対照表、損益計算書、決算報告書などを理解できるレベルの2級以上が目安。一般事務だけではなく経理部門へ採用されるチャンスも開ける資格なので、正社員就職を目指すうえで取っておいて損はないでしょう。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)資格

事務職未経験の既卒の方は、マイクロオフィス製品のスキルを証明できるMOS資格の取得もおすすめです。今やワードやエクセルなどの簡単なPC操作は一般化されつつあるため、事務職に就くうえでは当たり前のように求められるスキルといえるでしょう。さらに、パワーポイントやアクセスなどのオフィスアプリケーションも実用レベルで使えると、即戦力となれることをアピールできます。

資格の取得が目的にならないように注意

資格の取得が目的化すると、「就職」という本来の目的から遠ざかってしまう可能性もあります。資格の有無を問わない求人もあるため、応募先の状況や自身の就活スケジュールを踏まえたうえで、計画的に就活を進めましょう。「事務系の資格を持っていれば未経験でも採用で有利になる?」のコラムでは、事務職の種類別におすすめの資格を解説しているので、就職を見据えた資格取得に興味のある方は参考にしてみてください。

3.既卒になった理由を説明できるようにする

企業は入社意欲やポテンシャルを確かめるために、「なぜ既卒になったのか」を面接時に聞くことが多いです。ネガティブな理由で既卒になった方も、「自分の努力が足りなかったので、新卒時の準備不足を反省して、今度こそは正社員になって自分を成長させたい」といったように、過去を反省する姿勢と今後への意気込みを伝えることで、仕事への意欲をアピールできます。また、卒業後に留学や資格取得をしていた人は、その経験で得た学びや仕事に活かせる要素を強調して伝えましょう。アルバイトで得た経験やスキルも評価対象になるため、具体的なエピソードを交えながら自分の強みをアピールしてください。

4.効果的な志望動機を作成する

事務職の就活では、志望動機を工夫しましょう。応募書類や面接では、「事務職としてどのように補佐したいと思っているか」「その業界がいかに好きか」「人をサポートする仕事をしたい理由」などが伝わるような表現を意識してください。事務職として会社を支える熱意を言葉にできれば、高評価を得られるでしょう。
志望動機の作成方法については、「既卒が志望動機を作成する際のポイントは?好印象を与える作成のコツも紹介」のコラムも参考にしてみてください。

5.求人情報サイトを利用する

前述のとおり、事務職の求人は人気が高く、求人数自体が多くないこともしばしば。そのため、確実に事務職の求人を探したい場合は、事務職に特化した求人情報サイトで検索するのが効率的です。求人情報サイトは、勤務地や希望条件を指定し求人を絞り込み、自分に合った仕事に応募できるネットサービス。特に、事務職に特化した求人サイトであれば、正社員や未経験OKの求人も多く扱っている可能性が高いので、事務職を目指している既卒の方は利用してみましょう。

6.就職支援サービスを活用する

既卒の方は、全面的に就職支援をしてくれる就職エージェントの活用もおすすめです。事務職の正社員就職を目指す場合、既卒が応募できる求人が限られる場合も。既卒の方は、既卒者に特化した就職エージェントを利用すると求人が見つけやすいでしょう。就職エージェントでは、自分の希望条件や適性に合った求人を紹介してもらえます。

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