大卒に人気の事務職!平均初任給や月給は?向いている人の特徴も紹介

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この記事のまとめ

  • 事務職とは、ほかの従業員の業務が円滑に進ようにサポートする仕事
  • 大卒から事務職に就く場合、基本的に学部や学科の制約はない
  • 大卒で事務職に就いた場合の平均初任給は20万7,878円
  • 大卒者の事務職就職におすすめの資格は「簿記」「MOS」「秘書検定」など
  • 事務職に向いている人の特徴は「作業を円滑にこなせる人」「対人能力が高い人」など

「事務職が大卒に人気な理由が知りたい」と思っている方は多いでしょう。事務職は、「転勤がない」「残業が少ない」などの理由から大卒者を含む求職者に人気の職種です。

このコラムでは、大卒事務職の平均初任給や月給を解説。また、事務職におすすめの資格や向いている人の特徴もご紹介します。事務職が気になっている大卒者は、ぜひ参考にしてください。

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大卒に人気の事務職とは

事務職とは、書類作成や管理、データ入力、電話応対、来客対応といった業務をとおして、ほかの従業員をサポートする仕事です。「一般事務」や「営業事務」「介護事務」などの種類があり、それぞれ業務内容も異なります。

現在では、「転勤がない」「営業に配属されるのが怖い」「残業時間が少ない職種が良い」といった理由から、事務職に魅力を感じる大卒者が増えているようです。

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大卒で事務職になるには

大卒で事務職に就く場合、学部・学科の制約はあるのかについて、詳しくご説明します。

学部・学科の制約はある?

大卒から事務職に就く場合、基本的に学部や学科の制約はありません。どの学部・学科であっても、事務職を目指すことは可能です。

ただし、大企業の場合は募集要件に「大卒以上」の記載があることも多いため、大学を卒業しておいたほうが良いでしょう。また、新卒の採用だけではなく、中途採用をしている会社も多くあります。

学歴に自信がない場合は「大学中退後に事務職の正社員を目指す!向いている人や就職成功のコツを解説」や「高卒で事務職に就くには?種類ごとの仕事内容やおすすめの資格を紹介」もチェックしてみてください。

事務職への就職は難易度が高い?

このコラムの「大卒に人気の事務職とは」で述べたとおり、事務職は大卒に人気の職種なので、就職の難易度が高い傾向にあるようです。

厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和5年11月分)について『職業別一般職業紹介状況[実数]』(7p)」によると、事務職の有効求人倍率は0.44倍。これは、求職者1人当たりの求人数が1件にも満たないことを意味します。

大卒で事務職を目指す人は、上記を踏まえたうえで就職活動を進めると良いでしょう。また、「ニートから事務職の正社員になれる?」や「フリーターから事務職の正社員は目指せる!採用されやすい求人の特徴とは?」もチェックすることをおすすめします。

参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和5年11月分)について

大卒事務職の給料は?

大卒事務職の初任給

人事院の「民間給与の実態(令和4年職種別民間給与実態調査の結果)『表4 事務員・技術者の初任給金額階層別、企業規模別、学歴別事業所分布』」によると、大卒で事務職に就いた場合の平均初任給は20万7,878円でした。
また、大卒事務員の年齢別平均月給は下記のとおりです。

・20歳未満:20万5,785円
・20歳以上24歳未満:25万3,584円
・24歳以上28歳未満:29万6,982円
・28歳以上32歳未満:33万444円
・32歳以上36歳未満:34万5,266円
・36歳以上40歳未満:35万6,362円
・40歳以上44歳未満:35万7,294円
・44歳以上48歳未満:36万822円
・48歳以上52歳未満:37万343円
・52歳以上56歳未満:38万3,260円
・56歳以上:38万5,342円

引用:人事院「民間給与の実態(令和4年職種別民間給与実態調査の結果)『表7 職種別、年齢階層別平均支給額』
大卒事務員の平均月給は、年齢が上がるにつれて上昇していくことが分かります。

ただし、上記はあくまでも平均額です。また、時間外手当や通勤手当の額も含まれています。給与の総支給額や手取り額は職場によって異なるので、応募企業の就業規則をよく確認しましょう。

参照元
人事院
民間給与の実態(令和4年職種別民間給与実態調査の結果)

大卒者の事務職就職におすすめの資格

事務職の就活が有利に進む可能性がある資格として、「簿記」「MOS」「秘書検定」が挙げられます。以下で、大卒者の事務職就職におすすめの資格を確認してみましょう。

簿記

簿記は経理の仕事で活用できる資格です。会社によっては、事務職が経理の仕事を担う場合もあります。そのため、事務職を目指す大卒者が簿記を取得しておくと、就活で有利になる場合もあるでしょう。

実際の業務に役立つのは、日商簿記検定であれば2級以上だといわれています。取得を検討している大卒者は、2級以上を目指しましょう。

MOS

大卒で事務職を目指している方にはMOSの取得もおすすめです。事務職のようにパソコンを使用する仕事なら、MOSを持っていることで就活が有利になる可能性があります。

MOSは国際資格の1つで、マイクロソフト社が認定している信頼性の高いものです。WordやExcel、PowerPointなど、アプリケーション別に取得が可能で、オフィス系ソフトの操作ができる証明になります。

基本的なパソコン操作ができると業務の幅が広がるので、アピールにつながるでしょう。

秘書検定

秘書検定はビジネスマナーの基本が身についている証拠になるため、事務職に限らず、就活の際に有利になる可能性があります。事務職に秘書の業務を担わせる会社もあるため、役立つ資格といえるでしょう。

秘書検定は、3級から1級まであります。3級は高校生の受験者が多く、ビジネスの世界で役に立つのは大学生の受験者が多い2級以上でしょう。そのため、大卒者が秘書検定を受験する際は2級以上を選ぶのがおすすめです。

事務職就職におすすめな資格は「既卒が事務職に正社員就職するには?仕事内容やおすすめの資格も紹介」でも紹介しているので、こちらもご覧ください。

事務職に向いている人とは?

事務職に向いている人の特徴として、「作業をスムーズにこなせる人」「コミュニケーション能力が高い人」「他人の手助けをするのが好きな人」が挙げられます。大卒で事務職を目指す人は、以下を参考にしながら、自分に事務職が向いているかどうか確かめてみましょう。

作業をスムーズにこなせる人

事務職に向いている人に挙げられるのは、作業をスムーズにこなせる人です。事務職は複数の仕事に素早く対応しなくてはなりません。すべての仕事を完璧にこなし、急に任された業務にも対応する力が求められます。

コミュニケーション能力が高い人

他人とうまくコミュニケーションが取れ、良い人間関係を築ける人は、事務職に向いているといえます。事務職はオフィス内での業務が多く、常に同じ人と仕事をするのが基本です。閉鎖的な環境であっても人間関係は重要視されるので、コミュニケーション能力が高い人であると良いでしょう。

他人の手助けをするのが好きな人

事務職の仕事は、他人の手助けをすることが基本です。事務の仕事が楽しいと感じる人のなかには、「他人のサポートをするのが好き」という人もいるでしょう。そのため、他人の手助けが好きな人のほうが、事務職に向いているといえます。

この項では事務職に向いている人の特徴をご紹介しましたが、上記のポイントに当てはまらないからといって、事務職に就けないわけではありません。このコラムの「大卒に人気の事務職とは」で述べたとおり、事務職の種類は多様で業務内容もそれぞれ異なります。情報を比較しながら、自分に合った分野を見つけてみましょう。

短大卒の22歳が手に入れた“憧れ”の『教育業界 事務』の仕事」の体験談も参考にしてみてください。

事務職に向いていない人とは?

事務職は基本的にオフィスから出ることがなく、自分の席に座って仕事をします。そのため、「1日中デスクに座ってパソコンと向き合っている」という状態が苦手な大卒者は、「向いていないかも…」と思ってしまう可能性があるでしょう。

お手洗いや休憩で席を立つことはありますが、基本的に座りっぱなしの仕事です。あまり動かないことを「辛い」と感じてしまう大卒者は、避けるのが無難でしょう。

事務職を楽と感じるか辛いと感じるかは人それぞれです。自分に何が向いているのか分からない大卒者は、「楽な仕事はある?自分にとっての適職を見つけよう」のコラムをお役立てください。

大卒で事務職はもったいない?キャリアアップを目指す方法

事務職の仕事だけでキャリアアップを目指すのは、難しい可能性があります。キャリアアップを目指す大卒者は、簿記の資格を取得して経理業務を兼任するなど、事務と並行してほかの仕事もできるようになると良いでしょう。

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大卒に人気の事務職に関するQ&A

事務職は、大卒に人気のある職種です。ただし、ひとくちに事務職といってもいくつかの種類があるので、志望する際は業務内容まで詳細に調べておくことが大切です。

ここでは、事務職に関する疑問をQ&A方式で解決します。

事務職の仕事の特徴を教えてください

事務職の仕事は、書類作成やデータ入力、電話対応といったデスクワークが中心となります。事務職の業務範囲は、企業の規模や部署によって異なりますが、会社によってはお茶出しや案内といった来客対応を行うこともあるようです。

事務職について詳しく知りたい方は、「事務員ってどんな仕事?事務職のメリット・デメリットを解説」のコラムを参考にしてみてください。

事務職は未経験から目指せますか?

目指せます。事務職には「一般事務」をはじめ、「経理事務」「総務事務」「営業事務」といった種類があり、そのなかでも未経験から目指しやすいのは「一般事務」です。

ただし、未経験者の場合も、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルの有無はチェックされます。事務職に求められるスキルについては、「未経験から事務職を目指して大丈夫?業務内容と求められるスキルをチェック」をご覧ください。

事務職の種類を教えてください

事務職は、大きく「一般事務(OA事務)」「営業事務」「経理・財務・会計」「総務・法務」「貿易事務」「秘書」の6種類に分類されます。職務によって業務内容や求められるスキルが異なるので、就職を希望する場合は募集要項をしっかりと確認してください。

大学中退から事務職に就ける?

可能です。
ただし、大学を中退した理由が問われる場合があるので、落ち着いて答えられるように準備しておきましょう。大学を中退したことや経験不足を懸念する場合は、資格を取得したり事務系の専門学校へ通ったりしてスキルを身につける方法も有効です。

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