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第二新卒が採用されるには?効果的な転職方法や企業側の視点を解説!
更新日
この記事のまとめ
- 第二新卒とは、新卒で入社した会社を短期間で離職した若者のこと
- 社会人経験があり、柔軟性や伸びしろに期待できる第二新卒を採用する企業は多い
- 第二新卒の採用メリットは、「ポテンシャルがある」「教育コストがかかならい」など
- 第二新卒が採用されるには、経歴を気にしないことやエージェントの活用がポイント
「第二新卒は採用の場で不利になるのでは?」と不安を感じている人は少なくありません。確かに、第二新卒は新卒に比べて求人数が少ないため、転職活動に一定の大変さはあるでしょう。とはいえ、若い年齢特有の柔軟性やポテンシャルを期待して、第二新卒を積極的に採用する企業は多くあります。このコラムでは、採用の場における第二新卒の価値や求職活動に最適な時期、転職方法をまとめていますので、ぜひご参照ください。
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第二新卒とは
第二新卒とは、「新卒採用で入社した会社を数ヶ月から3年程度で離職した25歳前後の若者」を指すのが一般的です。一度も社会人経験のない人や、卒業後3年を大きく過ぎてから転職をする人は、第二新卒には含まれません。ただ、第二新卒に明確な定義があるわけではないため、企業によって考え方は異なります。
第二新卒はどれくらいいる?
厚生労働省の「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」によると、2018年度に大学新卒採用で入社したあとに会社を早期離職した人の割合(離職率)は以下のとおりでした。
入社年数 | 離職者数 | 離職率 |
---|---|---|
1年目 | 53,326人 | 11.6% |
2年目 | 105,225人 | 22.8% |
3年目 | 144,047人 | 31.2% |
引用元:厚生労働省の「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」
データから、大学を卒業と同時に入社した会社を3年目までに離職した人は31.2%で、およそ3人に1人が該当していることが分かります。すべての離職者が転職活動を行うわけではないものの、第二新卒の数は決して少なくないと予想できるでしょう。
参照元
厚生労働省
「新規学卒者の離職状況」
第二新卒は採用されにくい?
第二新卒の採用選考は、新卒採用に準じた項目が重視される傾向にあるため、新卒と比べても採用されにくいわけではありません。ただし、第二新卒に対し、「またすぐに辞めてしまうのではないか」といった懸念を抱く企業もあるのが実情です。第二新卒が採用されるには、こうした企業側の懸念点を払拭することが大切であるといえます。
第二新卒の採用選考で重視される項目
厚生労働省の「若年者雇用を取り巻く現状」によると、第二新卒の採用選考で重視されるのは、「熱意・意欲」「コニュニケーション力」「強調性」などです。これは、新卒の採用選考で重視される項目とほとんど一緒といえます。
引用元:厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状(p2)」
一方、中途採用枠で最も重視されるのは、「実務経験」です。言い換えると、卒業後3年を過ぎたり年齢を重ねたりして第二新卒ではなくなった途端に、実務経験を問われるようになります。少しでも採用される可能性を高めたい方は、第二新卒として転職できる今のうちに求職活動を進めましょう。
参照元
厚生労働省
第57回労働政策審議会職業安定分科会雇用対策基本問題部会
採用者側が抱く第二新卒の不安要素
第二新卒は、前職を短期間で辞めたことから、「何か問題点があって会社を辞めたのではないか」「採用してもまたすぐに退職するかもしれない」などのマイナスのイメージを持たれることがあります。転職の場で採用者側の不安を払拭できないと、なかなか内定獲得につながらない可能性もあるでしょう。
第二新卒の不安を払拭できれば問題ない
第二新卒の不安要素を払拭すれば採用の場で好印象を与えられるので、前向きに挑戦しましょう。第二新卒の不安を払拭する方法は、このコラムの「第二新卒が採用されるためにできる3つの方法」で詳しく解説します。
そもそも第二新卒には需要があるの?
少子高齢化の日本では、第二新卒のような若い人材を採用したい企業は多くあります。特に、「職場の若返りを図りたい」「若い人材を一から育てたい」という企業にとって、第二新卒は高い需要があるはずです。それでも、「第二新卒は新卒に比べて採用されにくいのでは…」と心配な人は、「第二新卒の需要は高いって本当?強みを活かして転職を成功させよう!」のコラムを参考にしてみてください。
企業が第二新卒を積極的に採用するメリットを知ろう
これから転職活動を行う場合、企業側が第二新卒を採用するメリットを知っておくと面接対策がしやすくなります。「年齢が若くポテンシャルが高い」「ビジネスマナーが身についている」といった第二新卒の強みは、企業にとっての採用メリットになるので、ここでチェックしておきましょう。
1.年齢が若く新卒同様のポテンシャルがある
第二新卒は学校を卒業して数ヶ月~3年程度の若い人材なので、新卒とそれほど変わらないポテンシャルを秘めているのが特徴です。そのため、「新卒採用で募集をかけたものの、希望人数に届かなかった」といった事情で、第二新卒を積極的に採用する企業は増えています。採用の場では、新卒に負けないポテンシャルの高さをアピールするのが効果的でしょう。
2.新卒よりも高いビジネススキルが備わっている
短期間とはいえ、社会人経験のある第二新卒にはビジネススキルが身についています。つまり、新卒社員に比べて教育コストが掛からないのが、企業が第二新卒を採用するメリットです。履歴書や職務経歴書などの書き方、電話の対応、面接での言葉遣い、身だしなみなど、細かい部分を見直して、ビジネススキルが身についていることをアピールしましょう。
3.通年採用ができる
新卒一括採用とは異なり、第二新卒の採用は「何月にスタートする」といった明確なルールがないため、1年を通して募集をかけることが可能です。離職者が出たタイミングで募集をかけられ、人材不足を解消しやすいことが、企業が第二新卒を採用するメリットといえます。ただ、第二新卒の募集が出やすい時期はあるので、後述する「第二新卒が転職を成功させやすい採用選考の時期は?」をご参照ください。
4.新しい環境に馴染みやすい
第二新卒は、数ヶ月~3年程度の比較的早期に離職しているため、前職の社風や業務体制に染まりきっていない傾向があります。年齢が若く柔軟性があり、新しい環境へすぐに馴染みやすいのが企業側にとっての採用メリットになるようです。入職後、「前職ではこうだった」と以前の考えを変えられずにいれば、なかなか職場に馴染むことはできません。企業からみて「職場に馴染んでくれそうか」というのは採用を判断する重要な要素の一つとなるようです。
このほか、企業が第二新卒を採用するメリットについて詳しく知りたい方は、「第二新卒を採用するメリットとは」のコラムをご参照ください。
第二新卒が転職を成功させやすい採用選考の時期は?
第二新卒が転職を進めやすい採用選考のタイミングは、1~3月ごろと7~8月ごろといわれています。以下で、2つの時期の特徴をまとめました。
1~3月に採用選考を受けて4月入社を目指す
1~3月は、年度末で退職者が出たり、新卒採用の内定者の辞退があったりと、なにかと人材の動きがあるタイミングです。そのため、第二新卒が転職を成功させやすい時期といえるでしょう。また、この時期に内定を貰えると、新卒者と同時期に入社して研修や教育を受けられる可能性があります。
7~8月に採用選考を受けて9月入社を目指す
7~8月は、「夏のボーナスを受け取ってから退職しよう」という人が出やすいため、人材募集をかける企業が少なくありません。中途採用のタイミングで応募できるのは第二新卒のメリット。タイミング次第ではライバルも少ないため、転職成功の可能性が高まるでしょう。
第二新卒の転職は何年目が良い?
新卒として入社後、1年未満での転職は「まだビジネススキルが不十分」「忍耐が足りないのでは」と捉えられる可能性があるので、あまりおすすめできません。第二新卒として転職するなら、ある程度の業務経験を積んでいる2~3年目が良いでしょう。ただ、健康上の問題や避けられない事情がある場合には、たとえ早期離職になっても最善の方法を選んでください。
第二新卒が採用されるためにできる3つの方法
最後に、第二新卒が採用されるためにできる転職活動の仕方をご紹介します。第二新卒としての転職に不安を感じている方は、ぜひ参考にしましょう。
1.ポジティブな転職理由で不安要素を払拭する
面接の場では、「なぜ転職するのか」という転職理由に関する質問をされるのが定番です。ポジティブな理由を回答し、企業が抱く第二新卒の不安要素を払拭すれば、転職成功へぐっと近づけるでしょう。
まずは第二新卒になった理由を振り返ろう
ポジティブな転職理由を考える前に、第二新卒になった理由を振り返ってみてください。第二新卒になった理由には、以下のような内容が多いようです。
・新卒採用で希望する会社に入社できなかった
・業務内容や社風にミスマッチを感じた
・ほかにやりたい仕事を見つけた
・キャリアアップのため
・上司や同僚などの人間関係に対する悩みがある
・給料や待遇面に不満がある
第二新卒の離職理由は、「ほかにやりたい仕事を見つけた」「スキルアップのため」といったポジティブな理由がある一方、「会社や仕事とのミスマッチ」「就職活動の失敗」「人間関係や待遇に関する不満」などのネガティブな理由があるようです。このうち、ポジティブな理由は採用担当者にそのまま伝えて問題ありません。
ネガティブな転職理由はポジティブに変換してみよう
転職理由がネガティブな内容の場合は、ポジティブなイメージになるよう言い換えましょう。たとえば、「激務の割に給料が少なかった」という転職理由の場合、「正当な評価を受け、成果に応じた報酬を得たい」と言い換えることで、きちんとした考えを持っていることが伝わります。転職理由の伝え方が知りたい第二新卒の方は、「転職理由別の例文を8つご紹介!伝え方のコツも解説」もチェックしてみてください。
2.第二新卒の経歴は気にし過ぎない
前述したように、第二新卒は採用されにくいわけではありません。転職活動を行う際は、第二新卒の経歴を気にし過ぎる必要はないので、自信を持って臨みましょう。「第二新卒だからきっと採用されない…」と不安なまま面接に行っても、採用担当者にマイナスの気持ちが伝わってしまうでしょう。「これから転職して心機一転頑張りたい」というプラスの気持ちが伝われば好印象を与えられるので、経歴は気にしなくて大丈夫です。
3.第二新卒向けの転職サイトやエージェントを利用する
一般的に、転職活動を行う際は、転職サイトや転職エージェント、ハローワークなどの就職支援サービスを使うことになります。就職支援サービスを利用する場合は、必ず第二新卒に適したものを選ぶようにしてください。転職支援には、「若者向け」「既卒・第二新卒向け」「ハイクラス向け」「業界に特化したもの」のような種類が存在します。第二新卒の場合は、「若者向け」「既卒・第二新卒向け」を選びましょう。自分の状況にマッチした求人を探しやすくなり、同時に採用される可能性も高まるはずです。
第二新卒をはじめ、既卒やフリーターなどの若者向けの転職エージェントをお探しの方は、ハタラクティブを活用してみるのがおすすめ。ハタラクティブでは、丁寧なカウンセリングのうえ、一人ひとりの適性や希望にマッチした求人をご紹介しています。専任のアドバイザーが、採用につながる応募書類の書き方、面接対策方法といった転職ノウハウをお教えするので、スムーズに求職活動を進めることが可能です。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。
第二新卒の採用選考に関するQ&A
第二新卒の転職活動に不安を感じている方も多いでしょう。ここでは、これから採用選考を受けようと考えている第二新卒向けに、よくある疑問をQ&A方式で回答します。
第二新卒はいつまで含まれる?
第二新卒は、「学校を卒業後3年以内の者」と定義する企業が多いようです。一般的に大学新卒で入社した会社を3年程度で退職すると25歳前後になるため、その程度と考えておくと良いでしょう。ただし、第二新卒に明確な定義はなく、卒業年度や企業の方針によっても変わります。詳しくは、「既卒と第二新卒の違いとは?どちらが有利?定義や就職のコツも紹介」のコラムをご覧ください。
第二新卒ですが、なかなか採用されません
第二新卒の転職がうまくいかない主な原因は、採用者側の「また早期離職しないか」という不安要素を払拭できていないこと。転職理由を伝える際は、前向きな内容を心がけ、「働く意欲」を伝えると好印象を与えられるでしょう。第二新卒の転職を成功させる方法については、「転職を成功させる秘訣!第二新卒の需要が高まっています」をチェックしてみましょう。
第二新卒の採用ニーズは高いって本当?
第二新卒の採用ニーズは比較的高めです。少子高齢化の影響により、日本国内で若手人材が不足傾向にあります。そのため、「会社の若返りを図りたい」「若い人材に活躍してほしい」といった企業は少なくありません。詳しくは、このコラムの「第二新卒は採用されにくい?」や「第二新卒の需要は高いって本当?強みを活かして転職を成功させよう!」を参考にしてみてください。
第二新卒が大手に行くのは難しいですか?
第二新卒の方も大手企業に挑戦することは可能です。ただし、大手企業では新卒一括採用や、一定の実務経験を積んだ方の中途採用が多いため、難易度は高いでしょう。大手企業への転職を目指す第二新卒の方は、別の企業である程度の業務経験を積んでから、再度挑戦するのも一つの手です。また、ハタラクティブでプロのアドバイスを受けてみることもおすすめします。
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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