転職理由別の例文を8つご紹介!伝え方のコツも解説

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この記事のまとめ

  • 企業が転職理由を聞くのは、自社との相性や人間性を確かめるため
  • 転職理由を伝える際は志望動機と一貫性を持たせよう
  • 転職理由のまとめ方に悩む場合、例文を参考にするのも一つの方法
  • 転職理由で前職の不満を言ったり感情的な理由を述べたりするのは避ける
  • 履歴書に転職理由を書く際は2つまでに絞って結論から書く

「転職理由の伝え方が分からない」という方もいるでしょう。企業側は転職理由で「前職と同じ理由で退職しないか」「自社と合うか」などを見極めていることを念頭に置き、志望動機と一貫性を持たせたり、ポジティブな表現にしたりすることが大切です。
このコラムでは、転職理由の例文を状況別に8つご紹介します。伝え方のコツや避けた方が良いことも解説するので、ぜひ参考にしてください。

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企業が転職理由を聞く3つの意図

採用担当者が転職理由を聞くのは、前職と同じ理由で辞めないかを確認したり、企業との相性を見極めたりするためです。

1.同じ転職理由で辞めないかを確認するため

応募者の転職理由を確認するのは、「同じ理由ですぐに辞めないか」をチェックするため。採用後、短期間で退職されてしまうと、採用や人材育成にかけたコストとの釣り合いがとれません。企業は、雇うからには長く勤めてもらいたいと考えています。もし応募者の退職理由が自社にも当てはまる内容であれば、面接官は採用の判断に慎重になるでしょう。

2.企業との相性を見極めるため

転職理由には、応募者の価値観や仕事への意欲・モチベーションなどが含まれています。こういった要素と、会社の風土・仕事内容・経営理念などを照らし合わせ、齟齬がないかを判断するのも目的の一つ。転職理由は、企業と応募者の相性を見極めるためにも役立っています。

3.応募者の人間性を見極めるため

転職理由を尋ねることで、応募者の人間性も見極めようとしています。転職のきっかけを確かめることで、応募者が大切にしていることや人柄、入社後に実現できそうなことを判断しているでしょう。

採用担当者が転職理由を聞く意図については「転職の理由はどう答える?質問の意図と例文」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

転職理由を伝えるときの10個のコツ

転職理由を伝えるときは、「志望動機と一貫性を持たせる」「なるべく前向きな表現にする」といったこと心掛けましょう。

1.転職理由と志望動機に一貫性を持たせる

転職理由は、志望動機と一貫性を持たせるようにしましょう。志望動機と整合性がとれていると、面接官が納得しやすくなります。たとえば志望動機が「プログラミングスキルを活かしたい」の場合、
転職理由は「エンジニアになりたくてIT企業に入ったが、営業職に配属されたため、スキルを活かせなかった」となります。
転職理由を考えるときは、つい前職で不満だった点に着目しがち。しかし、大切なのは「自分のビジョンは応募先企業であれば実現できる」という視点です。自分が前職で実現できなかったものとは何かを明確にし、転職理由に反映させるのがポイントです。

2.ネガティブな転職理由はポジティブ変換する

転職理由が「有給が使えなかった」「給与が少なかった」といったネガティブな要因であっても、そのまま伝えるのは避けましょう。このような場合は、以下のようにポジティブな印象の言葉に変えるのがおすすめです。

・給与が少ない→客観的な評価のもと、成果に応じた報酬を得たい
・有給が使えない→ワークライフバランスを大切にし、効率よく働きたい

選考の場は応募者の能力だけでなく、人柄を見極めるものでもあります。ネガティブな理由を述べてしまうと、「仕事の待遇に不満ばかりを持つ人」という印象を与えてしまい、高評価を得られなくなるので注意しましょう。

3.問題解決に積極的な姿勢をアピールする

ビジネスでは「問題解決のため、どんなアクションを起こすか」も重要な評価ポイントです。そのため、「転職理由に対してどのように向き合ったか」を盛り込むと、「問題やトラブルに積極的に取り組む姿勢がある」というアピールにつながるでしょう。
結果が実っていなくとも、「改善に向けて行動した」という事実が評価されます。また、前職を辞めたことが、「前職の仕事を投げ出した」という印象につながるのを防げるでしょう。

4.転職理由は正直に答える

転職理由では嘘の内容を述べることはせず、できる限り正直に答えましょう。もちろん、「給与が安過ぎたため」と直接的に答えるのは良くありませんが、「成果に対して納得のいく給料をもらえなかった」と正直に話そうとする姿勢が、好感を与えるケースもあります。

言いにくい転職理由は工夫して伝える

人間関係の悪さといった、正直に答えにくい理由である場合は、伝え方を工夫することも大切です。たとえば、特定の人物の批判にならないように「社風が自分の理想とマッチしていなかった」というように、伝え方を工夫してみましょう。

5.前の会社の不満や愚痴を言い過ぎない

すでに退職した会社であっても、前の職場の不満や愚痴はできるだけ言わないようにしましょう。面接官に与える印象が良くないのはもちろん、「面接で悪口・愚痴を言っていて、マナーがない」とマイナス評価を受けてしまう可能性もあります。

6.転職理由であらかじめ伝えないことを決めておく

転職理由を聞かれた際、前の会社の愚痴や人間関係の悪さなどをうっかり口に出してしまわないように、あらかじめ言わないことを決めておきましょう。転職理由をスムーズに答えるには、事前の面接練習が大切です。

7.自分の努力したことをアピールする

転職理由には、状況改善のために努力したこともあわせて伝えるようにしましょう。たとえば、前職の退職理由が人間関係の悪さだとしても、誰かのせいにするのではなく、「チームをまとめるために自分が行った努力」を伝えられる人の方が良い印象を与えられます。

8.自信を持って転職理由を答える

転職理由は、堂々と自信を持って答えましょう。ぼそぼそと暗く答えてしまうと、「前の会社を辞めたこと自体を後悔しているのではないか」と思われてしまいます。

9.転職理由と一緒に志望動機も一緒に伝える

転職理由を伝える際に、志望動機も一緒に伝えるようにしましょう。転職理由と応募先の会社を選んだ理由がつながっていると、より説得力のある内容になります。

10.応募先企業にも関係しそうな転職理由は避ける

前職の不満について話す場合は、応募先企業とも関係しそうな話題は避けましょう。たとえば、「旧態依然とした社風が合わなかった」が転職理由の場合、応募先企業が保守的な体制の企業だと「自社とマッチしない」と判断される恐れがあります。そのため、話す内容については、慎重に判断しましょう。

転職理由は『人間関係』と答えても良い?伝え方のコツを例文付きで解説」のコラムでは、転職理由を伝える際のポイントをご紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

転職理由別の例文8つ

ここでは転職理由別の例文をご紹介するので、自分の状況に近いものを参考にしてみてください。

1.人間関係が転職理由の場合

人間関係は、転職理由として多く挙げられる原因です。主観による部分が大きく、そのまま伝えると愚痴のように捉えられてしまいがちなので、注意が必要。「会社の方針や上司などと考え方の違いがあったため、転職を決意した」という流れが自然でしょう。

転職理由の例文

前職の社風は個人主義的な雰囲気があり、周囲と協力することよりも個人の結果が重視される環境でした。そのため、協調性を持って仕事に取り組みたい自分の考え方とは合わず、退職を決意しました。
新しい環境では周囲とコミュニケーションをとりながら、チーム一丸となって目標に向かいたいと考えております。協調性を重んじ、一致団結して成果につなげる御社の働き方に魅力を感じ、志望いたしました。

2.給与が転職理由の場合

給与が少ないと感じ、転職を決意する人もいます。年功序列制度の風潮が強い会社の場合、不公平に感じる人も多いでしょう。給与が転職理由の場合、「やりがいを感じられる環境で働きたい」といった前向きな表現に変えて伝えるのがコツです。

転職理由の例文

前職は年功序列制度が強い企業で、仕事の成果ではなく勤続年数のみで社員を評価するという部分がありました。こういった環境で仕事へのモチベーションを保つことが難しくなり、退職を決意しました。
年齢に関係なく成果が重視される職場に身を置き、向上心を持って働きたいという気持ちから、若手社員が数多く活躍している御社を志望いたしました。

3.労働時間が転職理由の場合

「残業時間が長い」「休日出勤が多い」などプライベートの時間がとれないことを理由に転職を決意する方もいるでしょう。しかし、選考の場で「残業をしたくない」と伝えると、「労働意識が低い」と判断されてしまう可能性があります。
この場合、漠然と「残業が嫌だった」という気持ちを伝えるのは避けた方が無難。代わりに、具体的な残業時間を明らかにしながら、労働環境を変えたいと思う必然性を示してみてください。

転職理由の例文

前職では残業時間が月平均□時間を超えており、日々の業務をこなすことに追われていました。興味のある分野について自主的に勉強する時間もとれない状態が続き、その環境を改善したいと考え、転職を決意しました。
今後は自分の成長のためにも、最小限の時間で最大限の力を発揮できる環境で仕事をしたいと考えております。業務効率化に積極的な取り組みを行っている御社で活躍したく、志望いたしました。

4.仕事内容が転職理由の場合

「仕事にやりがいを感じられない」「簡単な仕事でつまらない」といった理由で転職を決意している人は、前向きなアピールがしやすいといえます。「今の業務よりも意欲を持って取り組みたいと感じている」という点を積極的に伝えましょう。

転職理由の例文

前職では□□の業務に従事していましたが、その中で✕✕の分野に触れ、興味を持ちました。
今後のキャリアにおいて✕✕の分野への理解を深めたく、実現できる環境に転職しようと決意いたしました。
✕✕分野の第一線で活躍を続ける御社にて、スキル習得を目指したいと考えております。今までの業務で築いてきた経験とスキルを活かしながら、新しい仕事に挑戦したく志望いたしました。

5.業績悪化が転職理由の場合

勤務先の業績が悪化し、やむを得ず退職をするケースもあるでしょう。こういった場合は、「企業批判」と判断されないよう注意が必要です。他責的な内容にするのではなく、「自分の判断」を強調するようにしましょう。

転職理由の例文

現在勤めている企業で、業績悪化による事業縮小が決定しました。エンジニア職を続けたいと願いましたが、営業職に異動することが判明し、転職を決意しました。
昨年よりIT分野に進出した御社にて、これまでの培ってきた経験を活かしながら、さらなるスキルアップをしたいと考え、応募いたしました。

6.キャリアアップが転職理由の場合

キャリアアップを理由にする場合、意欲だけでなく自分を採用することによるメリットも述べる必要があります。どのようなスキルを活かして会社に貢献できるのかを伝えましょう。

転職理由の例文

前職ではエンジニアとしてアプリ開発に携わっており、将来的にはARやVR領域のエンジニアになるために勉強をしておりました。しかし、前職の会社にはARやVR領域の専門の部署がありませんでした。転職を検討しているときに、ARやVRの最先端の開発を行っている御社のことを知りました。ぜひ御社に入社し、AR、VR開発分野で身につけた知識を活かしたいと考えております。

7.プライベートな内容が転職理由の場合

家族の介護などのプライベートな事情を転職理由にする場合、今は問題なく働けることを伝えるのが大切です。今も同じ状態だと、面接官は「また同じ理由で退職するのではないか」と不安になってしまいます。

転職理由の例文

父が脳梗塞で倒れてから母が介護を行っていましたが、母も高齢のため、私が退職して介護をすることになりました。現在、父は介護施設に入所しているため、これからは業務に集中し、御社に貢献したいと考えております。

8.収入の不安定さが転職理由の場合

給与に不満があった場合でも、「より安定した収入を得るために退職した」という言い方をすれば、前向きな表現になるでしょう。

転職理由の例文

前職は給与水準が低く、将来的にも給与の改善は見込めない状態でした。御社では成績に応じてインセンティブが与えられるとうかがっておりますので、御社に貢献する形で安定した収入を獲得し、キャリアを築いていきたいと考えております。

転職理由を答える際に避けた方が良いこと

転職理由を伝える際、「不満をメインに話す」「感情的な転職理由を答える」といったことは避けましょう。

自分の望みが叶わなかったことを主張し過ぎる

転職理由を伝える際、「前職では自分のやりたいことができなかったため、転職して希望を叶えたい」という流れで答えるのは問題ありません。ただし、自分の望みどおりにいかなかったことをメインに話すと、印象は良くないでしょう。

感情的な転職理由を答える

「直属の上司に嫌われていると感じた」といった感情的な内容を答えるのは避けましょう。人間関係の感情論を持ち出すと、面接官に「この会社でもまた同じように辞めてしまうのでは」と思われてしまいます。

転職理由を答える際の注意点は「避けるべき転職理由はある?面接での回答ポイントまとめ」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

履歴書に転職理由を書く際のポイント

履歴書に転職理由を書く際には、転職理由を絞る、結論を先に述べるというポイントがあります。

転職理由は2つまでに絞る

いくつかの転職理由があったとしても、多くとも2つまでに絞りましょう。いくつも理由を挙げると、主張の軸がぶれてしまうからです。転職理由は志望動機とつなげる必要があり、理由が多いとつなげにくくなってしまいます。

結論を最初に述べる

転職理由を書く際には、最初に結論を端的に述べ、次に理由を説明するようにしましょう。最初に結論を持ってくることで、採用担当者は転職理由の要点を把握したうえで具体的な内容を読むことができます。採用担当者は、応募書類を見て「論理的な思考ができる人材か」も同時にチェックしています。

転職理由がうまくまとまらない場合は、就職のプロに相談してみてはいかがでしょうか。
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こんなときどうする?転職理由に関するお悩みQ&A

ここでは、転職理由に関するお悩みにQ&A方式で答えます。

転職理由にはどのようなものがある?

転職理由は、職場の労働条件や人間関係、会社の将来に対する不安などさまざまです。厚生労働省の「雇用動向調査の概状(令和元年)」の「転職入職者が前職を辞めた理由」でも、定年や契約満了などを除き、最も多い退職理由は男性が「労働条件が悪い(11.2%)」、女性が「職場の人間関係が悪い(14.8%)」という結果が出ています。


参照元
厚生労働省
雇用動向調査の概状(令和元年)p.16-転職入職者が前職を辞めた理由
 

転職理由は本音で話しても良い?

退職理由は正直に話したほうが良いですが、場合によっては言い回しを変える必要があります。たとえば人間関係が転職理由の場合は、「仕事に集中できる環境で働きたい」「チームワークを大切にしたい」など、ポジティブに伝えると良いでしょう。パワハラやセクハラなど、理不尽なハラスメントを受けていた場合は実情を伝えても問題ありません。ただし、必要以上に言及せず、事実のみを簡潔に伝えましょう。転職理由の伝え方は「転職理由を面接で聞かれたら本音を伝える?前向きさを示す書き方の例文とは」のコラムも参考にしてください。

説得力のある転職理由を伝えるにはどうしたら良いですか?

転職理由に説得力を持たせるには、自分のビジョンを明確にし、「応募先企業であればビジョンを叶えられる」ことをはっきり伝えることが大切です。ネガティブな退職理由でもポジティブな言い回しに変換し、そのうえで今後の展望をきちんと伝えるようにしましょう。「転職理由の伝え方が面接結果を決める!」のコラムでは、転職理由の伝え方を例文つきでご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

後悔しない転職をするためのコツを教えてください。

後悔しない転職をするには、転職先で実現したいことを明確にし、企業研究を入念に行ったうえで応募することが大切です。企業や仕事内容について十分に情報収集していないと、転職後に「思っていた仕事と違った」「社風が合わない」など、ミスマッチを起こす可能性があります。転職でお悩みなら、ハタラクティブにご相談ください。スキル・希望に合う求人をご紹介するほか、応募書類のアドバイスや面接対策などを行います。

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