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就職試験にはどんな問題が出る?SPI対策や面接準備のやり方をご紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 就職試験とは、企業に採用されるために受ける試験のこと
- 就職試験は、筆記試験と面接試験で構成されることが多い
- 就職試験の筆記試験は「性格適性検査」「能力適性検査」「一般常識」など
- 筆記試験は、繰り返し問題を解いて苦手分野の傾向を掴んでおくと良い
- 面接試験は形式や面接官によって傾向が違うため、模擬面接で慣れるのがおすすめ
「就職試験の内容って?」「筆記試験の対策は何をすべき?」と疑問をもつ方もいるでしょう。就職試験の問題は国語や数学などの基礎的学力を問うものや、小論文で論理的思考力を測るものなど企業によって異なるため、それぞれの試験内容にあわせた対策が必要です。
このコラムでは、就職試験の概要から試験問題ごとの対策までを網羅的に紹介します。就活中の方は就職試験の準備を万全にして、選考突破を目指しましょう。
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就職試験とは?
就職試験とは、企業に採用されるために受ける試験のことです。主に民間企業の入社試験を指しますが、公務員試験や教員採用試験も就職試験と呼ぶことがあります。また、採用試験や入社試験と呼ばれるものも、すべて就職試験と同様の意味と理解して問題ないでしょう。
就職試験は、企業と応募者がマッチしているかどうかを見極める方法の一つです。一般的な就職試験は、筆記試験と面接の2つで構成されています。それぞれの概要は以下のとおりです。
筆記試験
筆記試験では、性格と能力を測定する適性検査のほか、企業によっては一般常識(教養)や小論文を出題するところがあります。就職試験で行う筆記試験には企業ごとに違いがあるため、応募先試験の種類を確認しておきましょう。
就職試験の適性検査やSPIについて詳しく知りたい方は、「適性検査とSPIの違いとは?落ちる理由や対策方法とともに注意点も解説」をぜひチェックしてみてください。
面接試験
就職試験では、一般的に採用決定までに2~3回程度の面接が設定されています。1回目はグループ面接、2回目はディスカッション、3回目は個別面接など、毎回面接官や面接形式が変更される場合もあるようです。近年ではオンライン面接も増えてきているので、どのような形式でも対応できるよう準備しておきましょう。
個別面接
個別面接は、面接試験のなかでもオーソドックスだといえるでしょう。応募者1人に対して、面接官は1~3人ほどであるのが一般的です。時間は15~60分ほどで、応募者に志望動機や転職理由、長所・短所などの質問をします。
企業によっては、事前に課題が与えられ、プレゼンテーション形式での発表を求められる場合もあるようです。
集団面接
集団面接は、応募者3〜8人に対して採用担当者2〜5人で行うのが一般的です。人数が多いこともあり、時間は個別面接より長い50〜60分ほどである傾向があります。一人あたりの回答時間が少ないため、限られた時間で自身をアピールしなくてはなりません。
また、「回答しようと思っていた内容を、自分の前の応募者が回答してしまった」ということもあります。同じ内容を伝えてもかまいませんが、いくつか回答を考えておくのがおすすめです。集団面接のマナーや注意点は「集団面接の入退室の基本マナーとは?手順や注意すべき行動も解説」で紹介しているので、こちらもあわせてご覧ください。
グループディスカッション
グループディスカッションは、与えられたテーマについて4~6人で議論する様子が評価される選考手法です。議論の結論はもちろん、結論に至る過程やグループのなかでの役割なども評価の対象となります。
積極的に発言をしようとすることは大切ですが、ほかのメンバーとの協調性を重視する企業も多いため、自分をアピールしたいあまりに意見を押し付けたり対立意見を論破しようとしたりするのは避けましょう。
グループディスカッションの対策は「グループディスカッションを行う意味とは?進め方や対策のコツをご紹介」で紹介しているので、こちらもチェックしてみてください。
面談
面談は、企業と応募者が相互理解を深めることを目的に、選考の前後や選考の間に行われます。基本的には選考には影響しないとされていますが、面談の内容や態度によっては、今後の選考にマイナスに影響する場合があるため注意しましょう。
動画試験
動画試験は、自分で撮影した動画を企業に送る選考方式です。Web面接では、インターネットを通じて採用担当者とリアルタイムにやりとりするのに対し、動画試験では自分のペースで撮影し、撮り直すこともできます。
ただし、回答が棒読みになったり表情が硬くなったりしやすいといったデメリットもあるので、実際に撮影し、動画を見返す練習を繰り返しておきましょう。
- 面接でどう答えたらいいの?
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就職試験で実施されている代表的な適性検査
適性検査は「SPI」を導入する企業が多いですが、ほかに「玉手箱」「GAB」などを取り入れているところもあるようです。ここでは、これら3つの適性検査について解説します。
なお、「転職時に行われる性格検査と能力検査とは?対策や注意点をご紹介」のコラムでも性格検査と能力検査の詳細や対策を解説しているので、こちらもぜひご一読ください。
SPI
SPIは、リクルートが開発・提供している適性検査です。SPIは、業務遂行に必要な知的能力を測る「能力検査」と、受検者の人となりを知るための「性格検査」の2種類で構成されています。
能力検査の問題内容は、言葉の意味や話の要旨の理解力を問う「言語分野」と計算力や論理的思考力を問う「非言語分野」の2種類です。
さらに、企業によっては英語や構造的把握力の問題が出題される場合があります。SPI対策は「転職のSPI対策をしよう!アプリは活用すべき?重要度や問題傾向も解説」で詳しく解説しているので、こちらでご確認ください。
SPIの受検方法
SPIの受検方法は、以下の4種類があります。
受検形式 | |
---|---|
テストセンター | オンライン・リアル会場で監督者の監督のもと受検 |
WEBテスティング | 自宅や学校などのインターネット環境に接続できるパソコンから受検 |
ペーパーテスティング | 応募先の企業が用意した会場で受検 |
インハウスCBT | 応募先の企業内のパソコンで受検 |
受検方法になるかは応募先企業によって異なるため、受検形式の傾向を確認したうえで対策を練るのがおすすめです。
受検形式を詳しく知りたい方は「SPIを行う意味とは?気になる試験内容と受検ポイント」で解説しているので、こちらもあわせてご確認ください。
玉手箱
玉手箱は、日本エス・エイチ・エルが開発・提供している適性検査の一つです。Webテストが主流ですが、C-GABと呼ばれるテストセンター方式のテストもあるため、玉手箱を受検する際は応募先の企業がどちらを採用しているかチェックしておきましょう。
テストの内容は、計数、言語、英語、性格テストの4つで構成されています。制限時間内により多くの問題に回答する必要があるため、事前の対策は欠かせません。
GAB
GABも、玉手箱と同じく日本エス・エイチ・エルが開発・提供する適性検査の一つです。受検形式は、ペーパーテストとテストセンター、Webテストの3種類があります。言語問題において、SPIは熟語の意味や語句の用法などの短い文章問題が中心であるのに対し、GABは長文読解が中心です。
就職試験における筆記試験の5つの内容
就職試験の筆記では、性格適性検査と言語(国語)、非言語(数学系)の問題が出される能力適性検査が行われるのが一般的です。外資系企業では英語が出題される場合もあります。
また、前述したように就職試験の適性検査ではSPIを活用している企業が多いようですが、筆記試験の内容は企業によって異なるため、どのような試験が実施されるかは一概にいえません。自分の志望先企業の就職試験で、例年どのような問題が出題されているのかを、あらかじめ調べておくことをおすすめします。
しかし、実際には就職試験当日まで筆記試験の内容が分からない場合も少なくありません。そのため、下記に挙げる試験に関しては、一通り準備をしておくと安心です。
就職試験における筆記試験の内容
- 性格適性検査
- 能力適性検査
- 小論文
- 一般常識
- 外国語
1.性格適性検査
就職試験の性格適性検査では、その人のメンタルの強さや積極性、ストレスに対する耐久性などを測ります。個々の設問に対して「あてはまる/どちらともいえない/あてはまらない」などの選択肢が用意され、自分に合ったものを選択する形式が一般的です。知識を問われる問題ではないですが、一問ごとに考え過ぎず、直感で答えていく必要があります。
2.能力適性検査
就職試験の能力適性検査とは、基礎学力や一般常識を測るために行われる検査です。試験の内容は、主に国語や英語などの言語系分野と、数学といった非言語系分野の2つに分けられます。
専門知識がないと解けないような問題が出題されることはないですが、スムーズに解答するにはそれなりに準備と対策が必要でしょう。
就職試験の適性検査を測る合格基準ラインは、設定する企業により異なります。「基礎的なことが身についていれば良い」と、合格ラインを低めに設定する企業も存在するようです。しかし、一般常識問題をラインぎりぎりの点数で合格するよりも、成績上位者であるほうが採用者側からの印象も良くなるため、高得点を目指して準備するのがおすすめです。
3.小論文
小論文といった作文系の就職試験は、基本的な文章力や、論理的な思考力があるかどうかを見極めるために行われます。また、業界の知識や意見をどれだけもっているか確認する手段として、就職試験に作文を取り入れている企業もあるようです。
入社後のキャリアビジョンや業界関連のニュースなど、小論文のテーマ設定は多岐にわたります。そのため、日常的にアンテナを広く張り、個々の出来事に関して自分の考えや意見をもっておくと良いでしょう。
就職試験で課される小論文の書き方は、「就職試験の作文の書き方や注意点を解説!よく出題されるテーマや例文も紹介」で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。就職試験でよく出題される作文のテーマにも触れています。
4.一般常識
一般常識の就職試験では、時事問題を中心とした出題が目立ちます。時事問題のほかには、国語や算数、英語に関しての出題、ときにはビジネスマナーについて問われることもあるようです。先述の能力適性検査に共通する部分もあるでしょう。
一般常識という名前のとおり、基本的には「一般的に広く知られていること」に関する問題がメインです。しかし、経済や国際関係など、幅広い分野において基礎的な知識を身につけておく必要があるため、日ごろから意識的にニュースや新聞に触れるよう心掛けましょう。一般常識の就職試験については、「転職で一般常識テストはある?問題の対策法や例題について解説」もご参照ください。
5.外国語
すべての企業ではありませんが、就職試験で英語をはじめとする外国語の問題を出題するところもあります。一般常識としての語学力を試す試験が多く、学生時代の基礎ができていれば基本的に問題ないでしょう。ただし、就職試験で外国語が出題されても答えられるよう、ある程度英語の筆記試験に慣れておくことは必要です。
グローバルに事業を展開する企業が増えていたり、海外展開に積極的なところも多かったりするため、英語ができることでプラス評価を得やすい可能性はあるでしょう。英語力が身についていれば就職活動でのアピールポイントにもなるので、勉強しておいて損になることはありません。
就職試験に向けていつから何をすべき?
就職試験に必要な準備は、志望先企業の試験内容によっても異なるため、「試験に向けていつから何をすべき」という明確な答えはありません。しかし、公務員試験や教員採用試験などは試験の傾向を掴みやすいこともあり、それぞれにあわせた準備や対策を行いやすいでしょう。
十分な準備や対策を行えるかどうかは、志望先企業の就職試験情報をいかに把握できるかがカギになるといえます。
SPIや玉手箱などの筆記試験問題の対策
SPIや玉手箱といった就職試験の筆記試験に関しては、問題を繰り返し解いて慣れておくことや、間違えやすい問題の傾向を掴んでおくことが大切です。
特に非言語分野は出題範囲が広く、問題に対して解答時間が短いこともあるので要注意です。Webサイトや問題集をうまく活用し、迅速かつ的確な解答ができるよう練習しておくと安心でしょう。企業独自の問題を出題するところでは、その業界が抱える課題や時事問題が課せられる傾向が強いとされています。就職試験がいつ行われても良いように、日ごろから新聞やニュースに目を通し、自分なりの意見をもっておくと良いでしょう。
また、性格適性検査については正直に回答することが重要。特別な対策は不要ですが、全問回答が基本なので時間配分には気をつけましょう。
パソコンでの受検の準備をしておく
パソコンで就職試験を受検する際は、筆記とは異なるパソコンならではの操作に慣れておく必要があります。たとえば、計算問題は手元のメモなどで計算し答えだけを選択する、次の画面に進むと前の画面に戻れない、といった試験もあるでしょう。
操作に慣れないまま本番に挑むと、操作方法に手間取って貴重な時間を費やしてしまう恐れがあります。パソコンでの受検では、基本的に「説明画面」や「練習画面」があるので、チェックして不明点がない状態で進むようにしましょう。
問題の出題形式を把握しておく
筆記試験の問題の出題形式を把握しておくことで、本番で焦らずに本来の能力を発揮しやすくなります。マーク式の問題もあれば、小論文の問題が出ることもあるため、応募先がどのような形式を採用しているのか事前にチェックしておきましょう。
就職試験の問題の詳細は「就職試験の一般常識問題には何が出題される?出題内容や学習方法を紹介」で詳しく解説しているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
性格検査は正直に答える
性格検査に関しては、準備は必要ありません。正直に答えるのがポイントです。
「こう答えたほうが評価が高そう」と、企業の求める人物像を描いて回答をするのは避けましょう。性格検査内では「信用度」をチェックする項目がある場合があり、自分を偽った回答では矛盾が生じて信頼度が低いという結果が出る恐れがあります。
具体的には、似たような内容の質問がいくつかあるため、その回答が乖離していると、「信用度」が低い回答だと判断される場合があるため注意が必要です。また、いくら取り繕った回答をしても、そのあとの選考で「性格検査結果の人物像と異なる」と判断される可能性があります。
仮に内定をもらえたとしても、入社後にミスマッチを起こして苦労する場合もあるでしょう。内定を獲得するだけが就職活動のゴールではありません。自分にマッチした企業に入社するためにも、性格検査は正直に答えるようにしましょう。
性格検査について詳しく知りたい方は「性格適性検査の対策方法は?回答のポイントや企業が実施する目的を解説」もあわせてご覧ください。
面接の模擬練習
就職試験の面接対策には、模擬面接が効果的です。入退室や挨拶などの基本的なマナー、所作は急に身につけられるものではありません。事前に繰り返し模擬面接を行うことで、それらを自然に行えるようになります。
面接のポイントは、履歴書や職務経歴書の記載内容と面接時の回答に齟齬が生まれないようにすることです。詳しくは、「模擬面接のやり方を知りたい!効果のある進め方やポイントを解説」もぜひ参考にしてください。模擬面接では何度失敗してもかまいません。スムーズに明確な回答ができるようになるまで、何度も練習しましょう。
さらに、面接形式や面接官によっても質問内容や対策方法は異なるため、それぞれにあわせた練習を行うのがおすすめです。さまざまなケースを想定して準備することで、どのような場面でも対応できる力が身につくでしょう。
動画試験の対策
動画試験では、主に対面の面接のように自己紹介や自己PRが求められます。自己分析をしっかり行って、自分のアピールポイントや弱み、価値観などを改めて確認しておきましょう。
また、動画試験では回線や画質、音質などによって表情や声の伝わりやすさが対面とは異なります。そのため、自己紹介や自己PRの様子を撮影し、動画をチェックしておくようにしましょう。なお、家族や友人にもチェックしてもらうと、自分では気づかなかった改善点が見つかりやすいためおすすめです。
「Web面談とは?聞かれることや服装・背景の注意点を解説」でもWeb面談の対策方法や気をつけたいポイントを紹介しているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
就職試験の面接を受ける際のポイント
就職試験の面接では、身だしなみや基本的なマナーがチェックされていることを念頭に置いて行動しましょう。ここでは、具体的にどのようなポイントに気をつければ良いかを紹介します。
第一印象を良くする
就職試験の面接は、企業に自分を売り込む場のため第一印象が大切です。身だしなみは事前にチェックし、採用担当者に清潔感のある印象を与えるよう心掛けましょう。明るい表情やはっきりした話し方も、好印象につながります。面接における第一印象の重要性は、「面接の心得9選!内定獲得に向けて知っておきたいポイントやマナーを解説」をぜひご覧ください。
挨拶など基本的なマナーに気をつける
入退室時の挨拶など、基本的なマナーは押さえておきましょう。特に転職者は社会人経験があるため、「基本的なビジネスマナーは身についていて当然」と見られることがあります。そのため、少しの粗相でも大きなマイナスイメージにつながりかねません。
これまでに身につけたビジネスマナーや所作を再確認し、就職試験当日にうっかりミスをしないよう気をつけましょう。面接時のマナーは、「面接で好印象を残すコツとは?話し方就活時の身だしなみも解説」でも詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
就職試験の当日に気をつけるべき3つのこと
就職試験の当日に気をつけるべきことには、持ち物や服装をチェックする、余裕をもって会場に行くなどがあります。就職試験当日は、緊張やプレッシャーから普段なら何でもないことが、意識しないとできなくなってしまうこともあるため注意が必要です。基本的な注意事項を確認して、落ち着いて行動できるよう一つひとつチェックしましょう。
就職試験の当日に気をつけるべきこと
- 持ち物を確認する
- 服装に注意する
- 余裕をもって会場に到着する
1.持ち物を確認する
面接でも筆記でも、就職試験当日の持ち物として最低限必要なのは、「筆記用具」と「時計」です。そのほか、メモ帳や履歴書のコピー、常備薬、女性であれば予備のストッキングなどを持っていると良いでしょう。
ただし、筆記試験の場合、会場によっては持ち込み禁止物について細かい指定があることも。持ち込み不可のものを携帯して不正行為と見なされないためにも、あらかじめ試験会場の注意事項にはしっかり目を通しておきましょう。
就職試験の面接の持ち物は、「面接時の持ち物を言われなかったら?転職活動で用意すべきアイテムリスト」でも解説しています。
2.服装に注意する
企業側から特に指定がないかぎり、就職試験会場にはスーツを着ていくのが無難です。
企業のオフィスではなくテストセンターで筆記試験のみが行われる際は、通常、服装に指定がありません。しかし、指定がない場合であっても就職試験ではラフ過ぎる服装は避け、オフィスカジュアルやスーツをおすすめします。
就職試験の面接に適した服装を知りたい方は、「正社員の面接の服装はどうすれば良い?男女ごとに詳しく解説!」もぜひ参考にしてみてください。
3.余裕をもって会場に到着する
就職試験の当日は、指定された時間より遅くても10分前には到着するよう心掛けましょう。
早過ぎてもマナー違反となりますので、早く到着した場合には近くの喫茶店で時間を調整してください。就職試験に向けて身だしなみを整え、できれば資料などに目を通しておきましょう。
就職試験当日のトラブルにはどう対応すべき?
就職試験当日にやむを得ず遅刻や欠席をする場合には、分かった時点で採用担当者に連絡を入れましょう。本来ならば、就職試験の開始時刻15~30分前には会場に到着し、気持ちを落ち着けて試験に臨むのが望ましいもの。しかし、電車の遅延や事故、体調不良などでどうしても試験時間に間に合わないことも起こり得ます。そのような状況に置かれた場合でも、マナーを心得た対応ができれば、過度なイメージダウンは避けられるでしょう。
就職試験当日の遅刻
就職試験の開始時間に間に合わないことが分かったら、その時点で採用担当者に連絡を入れます。連絡先は、試験案内のメールや書面などに記載されている場合が多いので、あらかじめ確認しておきましょう。
メールは相手が読むタイミングが分からないため、急ぎの連絡は電話のほうが良いとされています。採用担当者宛てに電話を掛け、まずは自分の名前と受ける予定の試験会場や開始時刻を述べましょう。そして、遅刻の理由と到着予定時刻を伝えます。会場に到着したら、遅刻のお詫びを伝えることも忘れないようにしてください。
電車内など、電話をするのが難しい場所にいる場合は、一旦メールで連絡を入れます。そして、のちほど電話で連絡を入れるようにすると、相手に誠意が伝わりやすいでしょう。就職試験に遅刻しそうなときの対応方法は、「面接に遅刻しそうなときはどうする?対応のポイントと連絡方法を解説」もぜひ参考にしてください。
就職試験当日の欠席
万が一、就職試験当日に欠席する場合は、すぐに電話で連絡を入れましょう。就職試験当日の無断欠席は、社会人としてマナー違反です。くれぐれも、連絡なしに就職試験をキャンセルすることは避けてください。
なかには、ぎりぎりまで悩んだ結果、就職試験の辞退を決める人もいるでしょう。しかし、応募者が試験に向けて準備をしたのと同じように、採用担当者や面接官は、応募者一人ひとりの選考のために時間を割いてくれています。企業側の時間や努力を無駄にしないためにも、辞退を決めた際にはできるだけ早く連絡を入れましょう。
就職試験の対策をしっかりして選考を突破しよう
就職試験当日には、しっかり準備ができている状態で試験を受けましょう。就職試験は、応募者の適性や基本能力について診断されます。漫然と就職試験を受けるのではなく、試験の傾向を把握できるよう過去問題を繰り返し解き、問題に慣れておくことが、内定を引き寄せるカギといえるでしょう。
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就職試験に関するお悩みに関するFAQ
就職試験といっても、具体的にはどのような内容で、どのように対策すれば良いのか悩んでいる方もいるでしょう。ここでは、想定される就職試験に関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。
就職試験の筆記試験にはどのような内容がありますか?
就職試験の筆記試験は、言語(国語)や非言語(数学)の基礎学力や一般常識の問題や、メンタルや積極性を測る性格適性検査を行います。企業によっては英語が出題される場合もあるようです。また、テスト形式も、紙やWeb形式など、企業によりさまざまです。
就職試験の筆記試験はどのように対策すべきですか?
言語と非言語に関しては、テキストや問題集で解く練習を繰り返し行いましょう。苦手な問題を克服して理解を深められたら、次は時間内にできる練習にシフトしていきます。
なお、性格適性検査は直感に従って正直に答えるものなので、事前の練習は必要ありません。見栄を張って嘘をつかないよう注意しましょう。詳しくは「就活の筆記テストにはどんな種類がある?やるべき準備や対策法を解説!」を参考にしてください。
就職試験の面接でよく聞かれる質問は何ですか?
面接で聞かれる質問は企業によって異なりますが、志望動機や自己PR、学生時代に頑張ったことなどは高い確率で聞かれるでしょう。
また、最後に面接官から「なにか質問はありますか?」と聞かれる場合があり、これは逆質問と呼ばれています。詳しくは「転職面接の質問例を紹介!好印象につながる回答の仕方やコツなども解説」をご覧ください。
就職試験に落ちる人の特徴は何ですか?
選考基準や評価されるポイントは企業によって異なるため、一概に「こういう人は試験に落ちやすい」という特徴はありません。
しかし、「試験の対策をしていない」「選考の振り返りをしない」「業界研究・自己分析ができていない」という人は、合格しづらいといえるでしょう。
就職試験の面接はどのように対策すべきですか?
面接は、まず志望動機や自己PRなどのよく聞かれる質問の回答を準備しておきましょう。その後は、家族や友達など、周りの人に頼んで模擬面接をしてもらうと効果的です。
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