自己研鑽の意味とは?実行するためのポイントや使える例文も紹介

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この記事のまとめ

  • 自己研鑽とは自分自身を鍛え、学問や研究などにおけるスキル向上に繋げること
  • 自己研鑽には、経験値を上げたり、視野を広げたりするメリットがある
  • 自己研鑽を実行するには、目的意識を明確に持つことや基礎を忘れないことが重要
  • 自己研鑽は、情報収集で知識を増やすことやセミナー勉強会に参加するやり方がある

「自己研鑽」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。就職活動していると、この言葉を見聞きする機会があります。なんとなく理解した気でいると、意味をはき違えてしまうこともあるため、注意が必要です。
このコラムでは、自己研鑽の意味や実行するためポイントを解説します。さらに、自己研鑽として使える例文を紹介していくので、志望動機や自己PRなどで正しく使うためにも参考にしてください。

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「自己研鑽」てどういう意味?

「自己研鑽(じこけんさん)」の意味は、一言でいうと「自分自身を鍛えること」。研鑽は学問や研究など、自分が得意とするジャンルを深く極め、自身の向上を促すことを指す言葉です。勉強や仕事において「スキルや知識を鍛え高め、磨きをかけいく」行為や状態を「自己研鑽」と呼びます。
言葉としては、「研鑽を積む」「研鑽を重ねる」「自己研鑽を怠らない」「自己研鑽に励む」のように使うのが一般的です。

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自己研鑽を行う3つのメリット

自己研鑽に励むことで、自分のできることの幅を増やすことにもつながっていきます。社会人生活を有意義に過ごしていくためにも重要です。
これまで、あまり意識して何かの勉強に取り組んでこなかった方は、自己研鑽のメリットを知り、自分を磨く内容を考えることをおすすめします。それでは、3つのメリットを見ていきましょう。

1.経験値を上げられる

自己研鑽のメリットには、経験値を上げられるという点があります。自己研鑽に励んでいるだけでは、経験値は変わりません。しかし、それなりにスキルや能力がついてくると、仕事では周りからの評価も変わってくるでしょう。
上司としては、業務をこなせそうな能力を持った人間に、作業を振り分け、任せたい部分も出てくることも。スキルや能力を持っていることをアピールしていけば、仕事で任される範囲は広がります。

このように自己研鑽に励んでいたことが実を結び、難易度の高い業務を任され、順調に経験値は上がっていく可能性があるでしょう。

2.視野を広げられる

視野を広げられるというのも自己研鑽のメリットの一つです。自己研鑽に励むことで、その分野の知識が増え、さまざまなパターンを思いつくようになり、視野が広がっていきます。
視野が広ければ何か問題が起きたときも、何パターンか解決方法が思いつくでしょう。仕事でトラブルが起きた際も比較的落ちついた対処が可能になり、周囲からも頼りがいのある存在として認識されます。

3.転職を有利にする

自己研鑽を重ねることは、人によっては最新の技術を習得していることとしても捉えることでもあり、転職でアピールすれば面接官に好印象を残せるでしょう。同程度のスキル・経験値を持った人材は、自己研鑽の有無で合否の結果が変わってくることもあります。
そのため、転職を考えている人は自主的な学習であっても、希望する職種に必要な自己研鑽をスタートするのがおすすめです。

自己研鑽を実行する7つのポイント

自己研鑽は一時的なものではなく、長期的に継続していくことが大切です。続けていくために、下記を心掛けましょう。

1.目的意識を明確に持つ

自己研鑽には、明確な目的意識が必須です。「どの部分を伸ばしたいのか・伸ばしたスキルを活かして何をしていきたいのか」を常に忘れないようにしましょう。
せっかく勉強に励んでも、目標をしっかり持っていないと何も身につかないまま時間だけが過ぎていってしまいます。

2.基礎を忘れない

スキルを伸ばしたい場合は、まずは基礎をしっかり固めることが重要。基礎が構築されていないのに、ハイレベルなスキルに挑戦するのは避けましょう。
また、「あれもこれも」と興味を分散させてしまうのもNGです。地道にコツコツと基礎を重ねることが、確実にスキルアップにつながります。

3.失敗を分析して次に活かす

失敗したときは諦めたり闇雲に繰り返したりせず、同じ失敗が起こらないようにすることが重要です。「なぜ失敗したのか」という原因追求を徹底して行いましょう。原因が分かると対策を立てることができ、次に活かせます。
失敗してしまったときの対処法は「失敗した時の対処法とは?ミスしがちな人の特徴や繰り返さないコツを解説」でご紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

4.自分の改善すべき点を知る

自己研鑽を実行するには、自分の弱点を把握し、どう改善していくか知ることが大切です。改善する部分に向き合った学習をすることで、自分の成長を促していけるでしょう。
たとえば、IT業界を目指している場合、ネットワーク知識が曖昧だと感じていたら、その部分を重点的に学習して穴を埋めていけば自信にもつながります。

5.他人の意見を素直に受け入れる

自己研鑽を続けるためには、客観的な視点も大切な要素。ときには他人の意見に耳を傾け、素直に受け入れましょう。自分に自信を持つことはもちろん大切ですが、過信のし過ぎには注意が必要です。
信頼のおける第三者から貰ったアドバイスは積極的に取り入れ、スキルアップの糧にしましょう。

6.挑戦を恐れない

挑戦を恐れて尻込みしていては、何も得ることはできません。ある程度のリスクを予測することは大切ですが、それだけを考え過ぎず、思い切って行動に移していきましょう。

7.モチベーションを保つ工夫をする

自己研鑽では、継続力が必要になってくるため、何かしらモチベーションを保つ工夫を取り入れましょう。あまりにも目標が高過ぎる場合は、くじけてしまう可能性があります。
そうならないためには、大きな目標を細分化し、達成しやすい小さな目標を設定しておきましょう。小さな目標でも達成感はモチベーションとして作用します。

モチベーションの保つための方法は「負のループから抜け出そう!モチベーションの保ち方」で詳しくご紹介しているので、チェックしてみてください。

自己研鑽の具体的な3つのやり方

自己研鑽の具体的なやり方には、情報収集で知識を増やす、セミナー・勉強会に参加する、資格取得のために勉強するなどがあります。
自己研鑽はある程度継続していけることが重要になるため、自分に合ったやり方を見つけることが大切です。

1.情報収集で知識を増やす

自己研鑽として知識を増やすことを重点的にやる場合は、情報収集が欠かせないでしょう。昨今はスマートフォンでどこでもインターネットを使用できる時代ということもあり、通勤時間などの隙間時間で、情報収集することも可能です。
最新の情報が入ってこないかSNSやネットニュースなどで、常にアンテナを立てておきましょう。特にIT関連の業界では、技術革新が目覚ましいため、ついていくには普段から情報収集に徹底しておく習慣が必要です。

2.セミナーや勉強会に参加する

セミナーや勉強会に参加して、その業界・職種での最新情報を取り込んでいくのも自己研鑽のやり方です。自分が見逃していた情報を得たり、スキル向上にも役立ったりします。
また、セミナーや勉強会は参加者と交流する機会にもなるため、その業界での伝手を得ることにもつながるでしょう。ビジネスチャンスを得るきっかけになることもあります。
インターネットやSNSなどでセミナー・勉強会の情報がよく出ているため、よく確認するようにしましょう。

3.資格取得のために勉強する

自己研鑽の具体的な取り組み方として、資格取得のために勉強する方法があります。漠然とスキルや知識に磨きをかけていくことは、習慣化できないと継続が難しい問題にぶつかりやすいです。
しかし、資格取得のための勉強であれば、目的も明確なため、試験に向けて邁進しやすいでしょう。まずは、今の仕事関連の資格や、今後進んでいきたい方向の資格に何があるか調べることが先決です。目指す資格が決定したあとは、勉強を開始しましょう。
就職・転職に有利な資格については「持っていると有利?転職に役に立つ資格とは」のコラムでご紹介しています。

「自己研鑽」を使った例文

ここでは、「自己研鑽」を使った例文を紹介します。以下をチェックしてみてください。

自分に対して使う例文

まずは、自分に対して使う例文をご紹介します。

・私はプログラマーになるため、自己研鑽を重ねてきました
・大学の長期休みはすべて自己研鑽に利用しました
・3年間、自己研鑽を欠かかさず、優勝という結果につなげました
・将来は海外で仕事をしたいと考え、語学力アップを目的に自己研鑽に励みました
・さらなる躍進を目指し、今後も自己研鑽に努めます

上記のように自分のスキルを向上させるために努力したことを伝えましょう。

他人に対して使う例文

他人に対して使う例文は以下のとおりです。

・多くの学生は説明会を自己研鑽の場として使っています
・彼は自己研鑽を怠らず第一線で活躍し続けている
・自己研鑽を積む仲間の姿に触発されました

応募書類や面接で自己PRをする際は、「自己研鑽」をしたことでどんな成長を遂げたか、その結果をどう仕事に活かすか、といった点を含めると効果的です。

「自己研鑽」は履歴書に書くこともできる

「自己研鑽」は履歴書に書くことも可能です。履歴書の種類によっては自己研鑽欄があるものがあります。自分の強みをアピールできる重要な項目になるため、自分が自己研鑽として励んできたことを記入しましょう。
業務に活かせる資格を持っていれば、即戦力になる人材と判断してもらえます。直接仕事とは結びつかないことであっても、人柄が伝わったり、体力的なトレーニングに励んでいたりする内容でも良いです。前向きに何かに取り組んでいることを記入しましょう。

自己研鑽でスキルアップを目指そう

キャリアアップやキャリアチェンジも仕事における自己研鑽の一つ。「やってみたい仕事がある」「もっと知識や経験を積みたい」と考えている人は、転職を視野に入れても良いでしょう。

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自己研鑽に関する疑問Q&A

自己研鑽は自分を高めていくことを指しますが、就職活動においてどんな影響があるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、自己研鑽に関する疑問をQ&A方式で解決していきます。

自己研鑽も兼ねた就職に役立つ資格は?

資格は、営業職であればTOEIC、事務職であれば日商簿記検定というように、志望する業種に合わせて選びましょう。複数の資格を持っていると自己研鑽していることは証明できますが、取得した資格の内容によっては「一貫性がない」「持っていても意味がない」と判断されることも。「転職に資格は必要?職種別使える資格!」で役立ちそうな資格をチェックしてください。

自己研鑽のアピール方法を教えて下さい。

自己研鑽をしている人は「向上心がある」と高く評価されます。履歴書には仕事に役立つ資格を持っていることを、これから取得する場合も「○○の資格取得予定」と記載しましょう。自己PRなどでは、仕事で活かせる能力を言及し、具体的なエピソードを添えて伝えてください。自己研鑽のアピールの仕方は「自己啓発は就活に活かせる!採用担当者へのアピール方法を解説」も参考になるでしょう。

仕事が暇なときは自己研鑽して良いですか?

仕事が暇なときは上司に相談してください。仕事がなければ、マニュアルの作成や整備などを行うことが許されるところも。ExcelやWordなど業務に関連するものなら勤務時間中にして良いとすることもあるようです。いずれにせよ勝手な判断はせず、上司の指示に従いましょう。「仕事が暇な時にすることは?時間を有効活用する対応術」でも暇なときの対処法を紹介しています。

やりがいのある仕事に転職するには?

やりがいがないと感じるのは仕事内容や労働条件が自分に合っていないからかもしれません。「貢献している実感があるか」「労働条件は希望に合っているか」「適正な評価を得ているか」などを確認しましょう。どのような職場ならやりがいを感じられるか考え、転職の軸を定めます。転職をお考えの方はこちらのコラムを参考にしてください。ハタラクティブでも転職活動を支援しています。

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