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継続力を自己PRで効果的にアピールする例文6選!注意点もあわせて解説
更新日
この記事のまとめ
- 継続力を自己PRでアピールするためには、志望企業が何を求めているのかを把握する
- 継続力を自己PRに盛り込むと、真面目で仕事を辞めない人と評価される可能性がある
- 継続力の自己PRで効果的なのは、結論から延べて具体的なエピソードを盛り込むこと
- 継続力を自己PRに含める際、具体的な数字や会社での活かし方を含めると良い
継続力を自己PRでアピールする文を作成したい人は多いでしょう。継続力があることを強みとしてアピールするためには、企業が求めている能力を把握するのが重要です。
このコラムでは、効果的な例文や押さえておくべき注意点を紹介します。自分の継続力を自己PRで効果的に示すためのコツについてもまとめたので、これから履歴書や面接の準備をする方はぜひチェックしてみましょう。
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継続力を自己PRするための例文6選
継続力があることを自己PRするためには、応募企業に合う強みを伝えるのが重要です。身につけている継続力や企業が求めるスキルによって、企業にアピールする内容は異なるでしょう。
自己PRの基本から知りたいという方は、「自己PRの基本の書き方は?新卒と転職での違いや例文を紹介」のコラムをご覧ください。
ここでは継続力を自己PRするための例文を6つ紹介します。応募企業が求める人物像や継続力を把握し、自分の状況に合う例文があるか確認してみましょう。
未経験から専門性の高い企業に入社したい場合の例文
以下は、未経験から専門性の高い企業に入社したい場合の例文です。
「私には、目標を達成するために怖気づかない行動力と継続力があります。私はこれまで営業として働いてきました。最初は取引先とのやりとりに苦心することもありましたが、半年間通い続けて信頼関係を築いた結果、提案を受け入れてくださるようになったことは良い経験です。営業職として得たコミュニケーションスキルや継続力は専門職でも活かせると考えております。貴社の仕事は未経験ではありますが、大学時代に身につけた専門知識を活かし、貴社に貢献できるよう成長していく所存です」
自主的に学ぶ継続力を伝える例文
以下は、自主的に学び続けられる能力をアピールしたい場合の例文です。
「私の強みは、学び続けられる力です。私は中学生のときから最先端のIT技術に興味を持ち、今まで12年間勉強を続けました。書籍やWebサイトで新しい情報を探すことに加え、毎月行われている勉強会にも参加しています。国家資格であるITパスポート試験にも合格し、現在は難易度の高い基本情報技術者試験にも合格するために勉強中です。一つのテーマについて学び続けることが楽しく、自分の知識を増やすための勉強は苦になりません。自主学習の継続力を活かし、貴社でも日々学び続けていきたいと思っております」
アルバイトで磨いた継続力を伝える例文
以下は、アルバイト経験で得た継続力の例文です。
「私は一度決めた目標に向かって、工夫して努力し続けられます。私は高校2年生からコンビニでのアルバイトを始め、大学3年生まで続けていました。人手不足で業務に手が回りきらないこともありましたが、安定して仕事を回すために作業をリスト化したり、従業員間の連絡を密に取ったりすることで業務改善を図りました。
結果的に、全員がほぼ業務時間内に仕事を終えられるようになり、職場の雰囲気も良くなったという成果もあります。この経験から得た、継続して工夫する力を貴社でも活かして貢献できるよう努めたいです」
部活動やスポーツで得た継続力を伝える例文
以下は、部活動やスポーツで培った精神力を盛り込んだ自己PRの例文です。
「私の長所は、何事も毎日コツコツと続けられる精神力です。
私は、中学校でサッカー部に所属していました。試合に出られないこともありましたが、その原因を把握し、自分の弱点を補えるよう毎日自主練習を重ねたことで、再びチームの軸としてプレーできました。結果的に、この経験は精神面の成長につながったと思っています。
現在も地元のサッカーチームに所属し、ほぼ毎日練習を続けています。サッカーを通して得た精神力と継続力を活かし、貴社でもコツコツと努力を重ねていきたいです」
趣味に関する継続力を伝える例文
以下は、幼いころから続けている趣味や習い事に関する忍耐力を含む例文です。
「私は継続力に自信をもっています。私は幼いころからピアノを習っており、毎週のレッスンは特別な事情がない限り休んだことはありません。当初は母のすすめで始めたのですが、続けていくうちに弾けなかった曲を覚えたり、発表会で緊張感に打ち勝ったりすることが楽しくなりました。レッスンは受験もあったため高校生で終わりましたが、今も趣味でピアノを弾き続けています。
ピアノをとおして身につけた強みである忍耐力や継続力を活かし、会社の発展に長く尽力したいと思っております」
学業に関する継続力を伝える例文
以下は、学業での努力の積み重ねをアピールしたい場合の自己PRの例文です。
「私には問題を解決するために努力し、その努力を積み重ねる継続力があります。私は英語に苦手意識をもっていたのですが、大学の成績が低く危機感を覚えたため、TOEIC700点を目標に英語の自主勉強に取り組みました。毎日最低でも1時間はリスニングや問題集を解きましたが成績は上がらず、自主学習では限界があると感じたため学習方法を見直しました。疑問点があれば教授に質問して一つ一つ苦手を潰した結果、先月650点を取得できました。
現在も700点を目指し、日々英語の勉強を続けています。問題解決のために努力できる力を活かし、貴社の発展に尽力したいと考えております」
継続力を自己PRにする際の注意点
前述したように、応募先の企業がどのような「継続力」を求めているかを把握することも重要です。応募企業に、継続力よりも高く評価する要素がほかにある場合、継続力を自己PRとしても、有効なアピールにつながらない可能性があります。応募企業のWebサイトや事業内容、企業理念などを調査して、どのような継続力を求めているかを知れば、効果的な自己PRが作成できるでしょう。
ここでは、継続力を自己PRにする際に注意すべき点を紹介します。自己PRを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
抽象的な説明にならないよう意識する
継続力を自己PRの材料にするなら、「数字を用いた具体的な表現」が重要です。抽象的な表現だと印象に残らず、アピールとして弱くなってしまう可能性があるでしょう。
「長い間取り組みました」という抽象的な表現では、どの程度努力したのか伝わりにくい場合があります。一方、「15年間取り組みました」と伝えれば、より努力量が理解しやすくなります。
面接官がどれだけ継続力があるかをイメージしやすくなるよう、具体的な数字を用いて自己PRをしてみましょう。
継続力を希望職種に活かせるかを分析しておく
継続力を、どのようにして希望職種に活かせるかを分析しましょう。
業務に関係のない観点から継続力をアピールしても、「企業が求める人材と合わない」と判断され、採用担当者に響かない可能性もあります。「入社後はこの継続力を活かして貢献してくれる人材だ」というイメージをもってもらうために、企業がどのような観点から継続力を求めているかを分析するのが大切です。
何かを続けた過程や努力を振り返っておく
何かを続けたエピソードから、その過程や実際に行った努力を振り返ってみてください。長く続けていたことだけではなく、どのような姿勢で取り組んでいたかを伝えることも大切です。
特別なことを継続しなくてはいけないわけではありません。アルバイトや部活動、勉強などから、自己PRできるエピソードを見つけましょう。何かを続けるための努力やその経験によって身につけたものに着目して、自分の強みをアピールしましょう。
効果的な自己PRの方法についてさらに知りたい方は、「自己PRの例文を自分流にアレンジ!面接で好印象のアピールとは」のコラムもあわせてご覧ください。
短所と矛盾しないようにする
継続力を自己PRでアピールする場合、ほかの質問で矛盾しないように気をつけましょう。たとえば短所を聞かれて「集中力が切れやすい」と答えてしまうと、継続力が本当にあるのか面接官から疑問視される原因になりかねません。面接の受け答えだけでなく履歴書の内容もチェックし、一貫性がある回答を心掛けましょう。
別の表現で言い換えることも手
矛盾しないためには、別の表現で言い換える練習をしておくのも効果的。たとえば、「自主的な学習を続けられる」は「コツコツと進めるのが得意」「諦めずやり抜ける」「目標達成のため努力できる」「問題解決のため前向きに取り組める」と言い換えられます。いくつかの表現で伝えられるようにしておくと、どのような質問に対しても一貫性のある回答をしやすくなるでしょう。
自己PRで評価されやすい継続力とは?
ここでは、自己PRで企業に高く評価されやすい継続力の種類について解説します。一言で「継続力」といっても、その内容はさまざまです。
自己PRで評価されやすい継続力の伝え方を把握し、アピールの方向性を固める参考にしてみてください。
根気強く最後までやり抜ける
「根気強く最後までやり抜ける」と伝えれば、途中で仕事を投げ出さない真面目な人だと評価されやすいといえます。
壁にぶつかったとしても工夫して乗り越えられる粘り強さは、企業に「目標を達成するための努力は惜しまない人材だ」という好印象を与えられるでしょう。
地道にコツコツ積み重ねられる
「地道に努力や経験を積み重ねられる」という継続力をアピールすると、すぐに結果が出なくても仕事を続ける忍耐力があると評価されるでしょう。
転職先や未経験から挑戦する分野で新しいスキルを習得する必要がある場合も、「活躍するために努力し続けられそう」と企業から思ってもらいやすくなるといえます。
仕事の質を維持できる
仕事の質を維持できる継続力があることを伝えられると、企業から好評価を受けやすくなるでしょう。自分の仕事の質を維持することは、社会人が求められる基本的な姿勢の一つです。
ただし、向上心があることもあわせて伝える必要があります。仕事の質を保つうえで高みを目指せる人材であることをアピールできれば、企業からは「安定的」と評価してもらえるでしょう。
継続力がメインの自己PRは企業にどう評価される?
「継続力」の種類はさまざまですが、純粋に「何かを継続する力」は企業から高評価を得やすいといわれています。長い時間をかけてスキルや知識を身に付ける業務なら、継続力がある点は大きなアピールポイントになるでしょう。
「解説!良い印象を与える自己PR文の作り方」のコラムでも企業に好印象を与える自己PRについて紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
ここでは、継続力がメインの自己PRは企業にどう評価されるかを紹介します。
仕事を完遂できる
継続力をメインとした自己PRを伝えると、与えられた仕事を投げ出さず完遂できる印象を与えられるといえます。困難な状況でも仕事を途中で投げ出さないことは、どのような業務においても重宝される強みです。任せられた物事を達成できるという信頼感は、企業にとって魅力的に映りやすいでしょう。
長く働いてくれる
継続力があるという自己PRをすると、企業は「長く働いてくれる人材」という印象をもつでしょう。
採用活動は時間やコストがかかることに加え、人手不足の業界や企業の場合は少子高齢化の影響から働き手が不足していることが多く、採用した人材には長く働いてほしいと考えることがほとんど。
これまでの経験で長く継続したことがあれば、仕事も長く続けられる人材だと期待してもらえるでしょう。
課題解決のために努力できる
自己PRで継続力があるとアピールすると、課題解決のために努力できるといった好印象になると考えられます。
どのような仕事であっても、予期せぬトラブルが起こったり、課題があったりするもの。企業研究の時点で事業展開の予測を行い、「将来的な課題を解決したい」という熱意を伝えれば、長期的に会社に貢献してくれる人材として評価してもらえる可能性があるでしょう。
継続力の自己PRを履歴書や面接でする方法
ここでは、履歴書や面接の自己PRで、自分に継続力があることをアピールするための方法について解説します。
1.企業がどのような継続力を求めているか把握する
履歴書や面接の自己PRで継続力をアピールするには、.企業がどのような継続力を求めているか把握しましょう。
応募先の企業によって、人材に求める「継続力」の種類や内容は違います。企業理念や募集要項などを確認し、応募先の企業がどのような人材を求めているのかを分析しましょう。たとえば、専門職なら専門知識を身につけるため自主的に学ぶ継続力が求められ、営業職では提案を断られても諦めない力が求められるといえます。
2.結論から伝える
継続力を履歴書や面接でアピールする際は、はじめに「継続力がある」という結論から伝えます。志望企業が求める継続力にあわせて、「日々コツコツ努力できる継続力」「目標達成のために工夫できる継続力」などと述べるのも良い方法です。
最初に結論をいえば、面接官に話の軸を的確に伝えられます。また、面接官も話を聞く準備を整えられ集中しやすくなるため、聞く人の立場に立った話し方ができるとアピールすることも可能。
面接で自己PRを述べる時間を指定する企業も多いため、「30秒」「1分」「2分」と、回答時間ごとに自己PRの練習をしておくのもおすすめです。◯3.具体的な数字やエピソードを述べる
継続力があるという結論を述べたら、「具体的な数字」や「説得力のあるエピソード」を伝えることを意識しましょう。
「継続力がある」とするだけでは、具体性が伝わらず、ほかの応募者との差別化も図れません。たとえば、「小学生から大学生まで野球部だった」「5年間ジョギングを続けている」などといった具体的なエピソードがあれば、継続力があることを効果的にアピールできるでしょう。
企業によって継続力を評価する判断基準は異なりますが、3ヶ月や半年の習慣では継続力があるとは評価してもらえないこと。少なくとも数年以上は続けているものや、もしくは続けたことがあるものをエピソードにするとより効果的です。
4.継続した結果を示す
継続力があることを自己PRでアピールしたいなら、その結果として何を得たのかを示す必要があるでしょう。
多くの企業は、「ただ物事を続けた」という事実だけでなく、学びや成果を得られたかどうかも評価対象としているもの。たとえば、「野球を続けていたおかげで他の人よりも体力には自信がある」「毎日のジョギングで自分の弱さに負けず目標を達成する力が身についた」など、具体的に結果を示すことが大切です。
5.継続力を仕事に活かせることをアピールする
継続力をどう仕事に活かすのかを自己PRでアピールすることも重要です。「自分は企業のためになる力をもっている」と伝えられれば、ポジティブな評価につながるでしょう。「入社後は継続力をどのように活かすのか」「どのような将来像を描いているのか」といった具体的なキャリアプランとともに伝えられると、入社意欲も伝わりやすくなります。
エントリーシートでの自己PRのやり方を知りたい方は、「就活で差をつける!エントリーシートの自己PRの書き方」のコラムにも目を通してみてください。
「継続力をアピールポイントとしてどのようにまとめたら良いか分からない」「自分の強みの伝え方に自信がない」という場合は、エージェントの活用も視野に入れましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。