新卒入社から3ヶ月で退職したら転職は不利?その後の影響や対策を解説!

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この記事のまとめ

  • 新卒入社後3ヶ月以内の退職でも、早いうちに行動すれば再就職できる可能性はある
  • 新卒入社から3ヶ月で退職した場合は、応募企業の不安を払拭する理由付けが重要
  • 新卒で入社した会社を3ヶ月で退職した場合は「第二新卒」に該当する
  • 第二新卒を積極的に採用している企業もある
  • 第二新卒として転職を成功させるためには、退職理由を明確にすることが重要

新卒入社後3ヶ月以内に退職した場合、「面接官に悪印象を抱かれないか」「再就職先が見つかるか」などさまざまな不安が浮かぶでしょう。新卒入社してから3ヶ月以内の退職でも、早い段階で行動を起こせば、再就職のチャンスは十分にあります。このコラムでは、短期間で退職した方が転職を成功させるコツや悪印象を回避するための方法をご紹介。早期退職に関して悩んでいる方は、参考にしてください。

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新卒入社から3ヶ月で退職…その後の影響は?

就職や転職は20代のうちにするのが有利とされています。労働政策研究・研修機構(JILPT)の「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③ー平成29年版『就業構造基本調査』よりー(p72)」の2017年調査をもとに、非正規雇用から正社員への移行割合を表にしてみましょう。

 男性女性男女計
15-19歳37.3%29.9%29.9%
20-24歳38.4%32.7%32.7%
25-29歳40.1%25.5%25.5%
30-34歳34.3%18.1%18.1%
35-39歳29.8%15.5%15.5%
40-44歳27.1%15.6%15.6%

※マーカー部分の数値は、性別ごとの最高値

上記から、男女ともに20代を過ぎると正社員就職率が低下傾向になることが分かります。そのため、新卒入社から3ヶ月で退職した場合でも、早い段階で就活を始めれば再就職のチャンスは十分にあるといえるでしょう。
ただし、企業によっては新卒入社後3ヶ月以内で退職していることを問題視する場合もあります。入社後早期に退職していると、「忍耐力がない」「また早期で辞めてしまうのではないか」といった不安を抱かれやすいようです。企業側の不安を払拭するためには、早期退職に至った理由や今後どのように仕事と向き合うかをきちんと伝えることが重要といえます。
新卒で入社後3ヶ月以内に退職した理由を上手く述べる自信がない人は、「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例9つを紹介!」を参考にしてみましょう。

参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)
資料シリーズ No.217 若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③ー平成29年版「就業構造基本調査」よりー

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早期退職するときは最低限のマナーを守ろう

「新卒入社後3カ月以内」で早期退職する場合でも、最低限のマナーは守りましょう。たとえば、「退職を申し出る時期は社内規定に従う」「退職理由に会社の不満を含めない」などです。新卒で入社後3カ月以内に退職するとしても、退職までの手順をきちんと踏めば円満退職できる可能性が高まります。退職時にトラブルを起こしてしまうと自分の評判が下がってしまい、最悪の場合は転職活動に支障が出る恐れも。そのため、感情的になって揉めたり一方的な要求を通そうとしたりするのは避けるのが無難です。退職間際でも「どうせもう辞めるから」と気を抜かず、マナーを守った言動や対応を心掛けましょう。
また、退職のマナーを守るのは早期退職の場合に限りません。詳しくは「辞める理由はどう伝える?覚えておきたい退職マナー」で解説しているので、退職を考えている方はぜひご一読ください。

新卒入社後3ヶ月での退職は第二新卒になる

新卒入社後3ヶ月で退職した人は、「第二新卒」に分類されるのが一般的です。第二新卒とは、新卒で入社後、数年以内に離職して転職活動をしている人のこと。明確な定義はないものの、新卒で入社後およそ3年以内の退職者を指すことが多いようです。
第二新卒と似たような言葉に「既卒」があります。既卒とは、学校を卒業したあと一度も就職を経験していない人のこと。学校卒業後にアルバイトや派遣社員などの非正規雇用で働いている方、あるいは、卒業以降働いていない方が既卒の対象です。

上記から、とえ新卒入社後3ヶ月で退職したとしても、一度正社員として就職した経験があれば「第二新卒」として扱われることが分かります。次の項目で、第二新卒として扱われるメリットを確認しましょう。

第二新卒を積極的に採用している企業もある

第二新卒として扱われるメリットは、第二新卒を積極的に採用している企業がある点です。第二新卒は、企業から「基本的なビジネスマナーが備わっている」「柔軟性がある」と評価してもらえる場合があります。「一度でも就職した経験がある」という点が企業にとっては魅力的に映るのです。中には、一般の転職者と枠を分けて第二新卒を募集している企業もあります。
そのため、新卒入社後3ヶ月以内に退職したことを負い目に感じる必要はありません。第二新卒枠を狙う場合は、これまでに培ったビジネスマナーや仕事への意欲などをアピールして、新卒やほかの転職者と差をつけましょう。

既卒と第二新卒の違いとは?どちらが有利?定義や就職のコツも紹介」でも、第二新卒と既卒の違いや就職のコツを紹介しています。第二新卒や既卒についてより詳しく知りたい方は、あわせてご参照ください。

第二新卒として転職を成功させる5つのコツ

新卒入社後3ヶ月以内に退職した方が、第二新卒として転職を成功させるためのポイントを5つ紹介します。転職活動を始める際は、ぜひ参考にしてみてください。

1.新卒入社から短期間で退職した原因を分析する

まずは、新卒入社後3ヶ月以内のように、短期間で退職した原因を分析しましょう。退職理由を曖昧なままにしておくと、せっかく再就職先を見つけても同じような失敗を繰り返してしまう恐れがあります。「残業が多い」「社内の人間関係が悪い」など、ネガティブなものでも問題ないので、退職した理由を明確にしておくことが大切です。早期退職に至った原因が分かれば、転職先を探す際の1つの指標になります。

2.退職理由をポジティブに伝える

面接で、新卒入社後に早期退職した理由を伝える際は、ポジティブな内容を心掛けましょう。決して嘘をつく必要はありませんが、ネガティブな理由をそのまま伝えるのは自身のマイナスイメージにつながる恐れがあるので注意してください。
たとえば、残業が多くて退職した場合は「オンとオフの切り替えをはっきりさせたい」と言い換えてみましょう。また、人間関係が原因であれば「チームワークを大切にし、お互いにサポートし合う環境で働きたい」などと伝えることをおすすめします。悪印象を避けるためにも、前職の愚痴などは伝えないようにしましょう。

3.履歴書や面接で経歴を偽らない

「新卒入社後3ヶ月以内に退職した」のように経歴に自信がなくても、在籍期間をごまかすのはやめましょう。在籍期間をごまかしたり、第二新卒であることを隠したりする行為は、経歴詐称に当てはまります。経歴詐称は犯罪にはならないものの、入社前に発覚した場合は内定取り消し、入社後に発覚した場合は解雇になる可能性も。経歴詐称は、面接での受け答えや前職場とのつながりなど、思わぬ形で発覚する恐れがあります。そのため、職歴は正直に伝えるようにしましょう。

4.大手企業ばかりにとらわれず視野を広げる

新卒が企業を選ぶ際は、大手企業や特定の企業ばかりにとらわれず、広い視野を持ちましょう。企業選びにこだわり過ぎてしまうと、再就職のチャンスを逃してしまう恐れがあります。たとえ知名度が低くても、業績を伸ばしている企業や職場環境がホワイトな企業もあるため、広い範囲でリサーチするようにしましょう。

5.転職エージェントを利用する

「新卒で入社後3ヶ月以内に退職してしまっているから再就職できるか不安」「自分一人で転職活動をする自信がない」という場合は、転職エージェントの利用がおすすめ。就職・転職に関する経験や知識が豊富なプロのアドバイザーが、親身になってサポートしてくれます。既卒や第二新卒など若年層のサポートに特化した転職エージェントのハタラクティブでは、求職者の適性や希望に合った仕事を紹介。また、履歴書の書き方や面接のポイントなど不安な点も、アドバイザーがマンツーマンでアドバイスいたします。サービスはすべて無料なので、転職をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。

第二新卒の転職に関するQ&A

新卒入社後すぐに会社を辞めた・これから辞める人に向けて、Q&Aで転職の疑問を解消します!

新卒入社後すぐの退職は駄目?

入社後すぐに退職して良いかどうかは、退職したい理由によって異なります。たとえば、「ミスが多い」という悩みは、仕事に慣れることで改善する可能性があり、早期退職は控えるのが良いでしょう。 一方で、就職先が明らかにブラック企業である場合や、心身の負担が限界だと感じる場合は、早期に退職するのが賢明です。 退職の判断に迷ったら、「早期退職とは?定義とメリット・デメリットについて」も参考にしてください。

職歴が短いと転職活動で苦労する?

職歴が短いと、「物事が長く続かないのでは?」「採用してもすぐ辞めてしまうのでは?」と思われるリスクは高まります。ただし、企業の懸念を払拭できれば十分に転職は可能。企業が納得できる転職理由を説明し、仕事への前向きな姿勢を示すのがポイントです。 早期退職後の転職事情は、「新卒だけど半年で退職したい!再就職は実現できるの?」に掲載しています。

第二新卒にメリットはある?

第二新卒は年齢が若く、1社目で身につけたビジネススキルがアピールポイントになります。企業としても、教育コストが省ける若い人材は魅力的であるため、第二新卒はニーズが高い存在といえるでしょう。 第二新卒のメリットは、「第二新卒って誰のこと?転職に有利といわれる根拠とは?」で詳しくご紹介しています。

第二新卒が転職を成功させるには?

新卒時の反省を活かして、ミスマッチのない転職先を選ぶことが重要です。自分の適性や価値観を確認し、条件に合った企業を探しましょう。志望する業界や企業についても詳しく情報収集することで、入社後に「イメージと違った!」と後悔するのを防げます。 転職を確実に成功させいたいなら、若年層の転職支援を行うハタラクティブもご利用ください。

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