やりたいこと探しで第二新卒に必要なことは?希望に合う仕事の選び方を解説

やりたいこと探しで第二新卒に必要なことは?希望に合う仕事の選び方を解説の画像

この記事のまとめ

  • 「本当にやりたいこと」を見つけるために転職する第二新卒もいる
  • 第二新卒は新卒に比べて教育コストがかからず、ミスマッチを回避しやすい点が魅力
  • やりたいことが見つからない第二新卒は、「倍率が高そう」など懸念点を考えがち
  • やりたいことを見つけるためには、将来の目標から逆算してみるのもおすすめ
  • やりたいことが仕事につながらないと悩んだときは、転職エージェントに相談しよう

「第二新卒として転職したいけれど、やりたいことが分からない」「新卒で正社員の職に就いたのに、やりたいことが実現できずに辞めてしまった」という人もいるのではないでしょうか。このコラムでは、やりたいことの見つけ方を解説します。また、やりたいことを仕事にするコツや、第二新卒の転職事情、就職活動における注意点についてもまとめました。本当にやりたいことを考え、自分に合った求人を探すための参考にしてください。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事なんてあるのかな?
  • 避けたいことはあるけれど、
  • やりたいことが分からない・・・
私たちは「やりたいこと」から一緒に探します!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

まずは会社選びの参考に

性格でわかる

自分に合った長く働ける職種
未経験でも受かりやすい職種がわかる!

さっそく診断スタート

所要時間30

第二新卒の転職理由は「本当にやりたいこと」を見つけるため

第二新卒の転職理由は「本当にやりたいこと」を見つけるための画像

第二新卒が転職する背景には、「希望する部署に配置されず、やりたいことができない」「学生時代に思い浮かべていた『仕事』との違いに、やりがいや実績を残すモチベーションを保てない」など、さまざまな理由があります。希望とは異なる仕事をこなすうちに、本当にやりたいことが分からなくなることもあるでしょう。
いずれにしても、やりたいことができずに人生の多くの時間を費やすくらいなら、いっそ早めの決断で転職し、第二新卒という肩書きで「本当にやりたいこと」を見つけるために再び就職活動をしたほうが良いという思いがあるようです。

第二新卒とは

第二新卒に明確な定義はないものの、新卒で就職した後、3年以内に離職した人を指すのが一般的です。厚生労働省の資料「若年者雇用を取り巻く現状(p.2)」には、『「第二新卒者」とは、(中略)企業側で特に定義がない場合は、学校(高校、専門学校、短大、高専、大学、大学院)卒業後、おおむね 3年以内の者』という注釈がついています。最終学歴によって年齢が異なるため、一概に何歳とはいえませんが、大卒を対象とする企業が多いことから25歳前後と考えられているようです。
 

参照元
厚生労働省
若年者雇用を取り巻く現状

未経験OK多数!求人を見てみる

第二新卒を求める企業も多い

第二新卒を求める企業も多いの画像

第二新卒や既卒は若いうえに社会人経験があるため、ポテンシャルに期待できる点が魅力です。そのため、転職市場では、「第二新卒歓迎」としている求人もあります。この項では、第二新卒が求められる主な理由を紹介するので、「転職を検討しているけど、何から始めるべきか分からない」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

新卒に比べて教育コストがかからない

第二新卒はすでに前の会社で基本的な社員教育を受けており、社会人としての初歩的なマナーがしっかりしています。新卒は新人研修など教育に多額の費用と多くの時間がかかりますが、第二新卒は教育コストが削減できる点が魅力です。また、正社員として働いた経験があるため、新しい仕事を覚えるのが早い場合も。新卒や既卒に比べて即戦力になれるのも企業にとってはメリットです。

ミスマッチを回避しやすい

第二新卒は、「前の会社の何が合わなかったのか」「次の仕事に何を求めるか」といった点をよく考えているため、ミスマッチになりにくいのも良い点です。また、前の会社でやりたいことができなかった経験がある分、次の会社では後悔しないよう面接時に自分のやりたいことをはっきり伝えられる人もいるでしょう。そのため、選考で求人側が求める人物像とのマッチ度を測りやすいのも、採用担当者にとっては魅力の一つです。

転職市場では若い

第二新卒や既卒は新卒ほど若くはないものの、25歳前後という年齢は転職市場では若手です。そのため、後継者不足で悩んでいる業界や、若手を長期的に育てたいという企業に需要があるといわれています。また、新卒は内定から実際に入社してくるまで時間がかかりますが、第二新卒者や既卒は早ければ次の日から新しい会社に勤めることも可能です。人手不足の企業では、このフットワークの軽さが第二新卒の大きな魅力となっています。
第二新卒の時期を逃すと中途採用として求人を探すことになり、多種多様な年齢の転職希望者と同じ土俵で戦わなくてはなりません。今の会社でやりたいことが実現できていないなら、転職の決断はなるべく早めに行うことが結果的に成功をもたらす可能性があるでしょう。「第二新卒とは?いつまでが該当する?定義や求職活動を成功させるコツを解説!」のコラムでも、企業から見た第二新卒の魅力を紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

入社後3年以内に辞めている人は一定数いる

厚生労働省が発表した「新規学卒就職者の離職状況を公表します」によると、大卒の新規就職者で3年以内に離職した人は、2020年度は31.3%でした。つまり、10人中3人は3年以内に会社を辞めていることになります。日本の雇用は未だ終身雇用制をとっているところもあり、正社員の場合、「就職したら定年までその会社と付き合っていくべき」という考え方が残っていますが、再就職のチャンスが多い第二新卒のうちに転職するのも選択肢の一つです。どのような選択をすべきかは人によって異なるため、本当にやりたいことを考えたうえで転職するのが大切といえます。
 

参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況を公表します

やりたいことが見つからないのはなぜ?

やりたいことが見つからないのはなぜ?の画像

やりたいことが見つからないのは、「○○したいけれど難しそう」「自分にはスキルが足りない」といった懸念点を先に考えてしまい、本当にやりたいことを追及できていない可能性があります。また、仕事につながるかどうかを先に考えてしまうのも、本当にやりたいことが見つからない要因の一つです。

できない理由を見つけてしまう

「広告業界で働きたいけど、倍率が高そう」「翻訳の仕事をしてみたいけど、英語に自信がない」など、やりたいことを探す際に「できない理由」を見つけて諦めてしまい、結果的に「やりたいことが見つからない」状態に陥っている第二新卒もいます。
一度、考え方を変えてみるのも良いでしょう。たとえば、「倍率が高いなら、まずはスキルを身につけよう」「翻訳者を目指して、TOEICの勉強をしよう」といった「今からできること」に目を向けるのがベスト。まずは「やってみよう」と挑戦する姿勢を心がけてみてください。

仕事ありきで考えてしまう

やりたいことを探す際に、「仕事につながるか」を基準にすると、本当にやりたいことが見つからない恐れがあります。最初から、仕事としてやりたいことを考えるのではなく、「今してみたいこと」「興味のあること」など、視野を広げて考えてみましょう。
たとえば、「旅行がしたい」という欲求は仕事とは関係ないように思えますが、なぜ旅行がしたいのかを掘り下げると、やりたい仕事につながる可能性があります。「多種多様な人と出会いたい」のであれば、百貨店やホテルなどの接客業、「非日常を体験したい」のであれば、エンターテインメント業界なども求人検索をする際の候補になるでしょう。

まずは会社選びの参考に

性格でわかる

自分に合った長く働ける職種
未経験でも受かりやすい職種がわかる!

さっそく診断スタート

所要時間30

第二新卒がやりたいことを見つけるには

第二新卒がやりたいことを見つけるためには、将来の目標を考えてみるのがおすすめです。第二新卒のなかには、新卒の就職活動では就職することが目標になっていたり、夢よりも給料や待遇を重視してしまったりして、早期離職となった人もいるでしょう。目標があれば、やりたくない仕事や辛い業務も、「将来のために頑張りたい」と思える可能性も。本当にやりたいことを実現するためには、長い目で見て「今は頑張る」という時期も必要といえます。

目標から逆算して考える

第二新卒がやりたいことを見つけるには、将来の目標から逆算して考えることで、やりたいことがすぐに決まる場合もあります。たとえば、「将来はカフェを開きたい」という目標があるなら、何年後にどのようなカフェを開きたいのかを決めてみてください。ゴールが決まれば、5年後、3年後、1年後の目標も定まります。「3年間で接客や調理のスキルを身につける」「5年後の目標貯金額は●●万円」といった短期目標が明確になり、今やるべきことが決まるでしょう。
将来の目標があれば、やるべきことに対してポジティブな姿勢になり、「○○のカフェで働きたい」「バリスタの勉強をしたい」など、やりたいことが具体的に見つかりやすくなります。目標の見つけ方が分からない第二新卒者は、「人生の目標の立て方やメリットを紹介!日々の生活を充実させよう」のコラムを参考にしてみてください。

私生活の理想像も考えてみよう

「海外で生活してみたい」「結婚して子どもが生まれても仕事を続けたい」など、私生活における理想を考えてみるのもおすすめです。「語学を使う仕事が良い」「リモートワーク可能な仕事がしたい」「専門スキルを身につけたい」など、理想の生き方をもとに、やりたいことが見つかる場合もあります。

やりたくないことを洗い出す

やりたくないことを洗い出し、その理由について考えてみることで、やりたいことが分かる場合もあります。第二新卒の場合、前職での経験をもとに考えてみると良いでしょう。
以下のように、やりたくないことを箇条書きにしてみてください。

・ルーティンワーク
・1人で黙々と作業すること
・事務作業
・マニュアル通りにやること
・自分の裁量がない
・外出が少ない
・評価基準があいまい

次に、なぜやりたくないのかを考えてみましょう。たとえば、ルーティンワークをやりたくないのは「自分で工夫するのが好き」、1人で黙々と作業するのが嫌なのは「人から刺激を受けたいから」、といったように、やりたくない理由を挙げていきます。
やりたくない理由を分析すると、どのような環境で働きたいのか、職場に何を求めるのか、といった求人検索をする際の条件が見えてくるでしょう。上記の場合、「自分のアイデアを活かせる」「人との出会いが多い」「ノルマなど明確な目標設定がある」といった条件を満たす仕事が、やりたいことに当てはまる可能性も。たとえば、外回りが多い保険会社や商社などの営業職が考えられます。

今の仕事に没頭する

今の会社に不満がない第二新卒は、まずは仕事に没頭するのも一つの方法です。やりたいことが見つからないのは、今の仕事で成果が挙げられないことや、力を出し切っていないことが原因の可能性もあります。まずは今の仕事を精一杯やって、どのようなときにやりがいを感じるのか、どのような点が人から評価されるのかを見極めましょう。経験をもとにやりたいことを探せば、転職でのミスマッチを回避しやすくなります。

無理に見つけようとしないのも大事

やりたいことは、無理して見つけるものではありません。今の会社を辞めたいからといって、本当にやりたいことではないのに自分を偽ってしまうと、第二新卒として転職しても同じ悩みを抱えることになってしまいます。「やりたいことが分からない」というときは、周りの人に相談したり、趣味に打ち込んだりしながら、ゆっくり考えてもOKです。

やりたいことを仕事にするために必要なこと

やりたいことを仕事にするために必要なことの画像

第二新卒がやりたいことを仕事にするためには、視野を広げて情報収集をしたり、転職事情に詳しいプロの力を借りたりするのが効果的です。
やりたいことが見つかったのに「これって仕事になるの?」「やりたいことが実現できそうな求人がない」と悩んでいる第二新卒者は、以下を参考にしてみてください。

1.視野を広げて求人を探す

世の中には、自分が知らない職種や業界もあります。やりたいことが仕事に結びつかないと諦める前に、ビジネス雑誌やSNS、Webサイトなどを活用し、視野を広げて求人検索をしましょう。「珍しい仕事32選!高収入&正社員として働ける職種や求人の探し方も紹介!」のコラムでも珍しい仕事を紹介していますので、参考にしてみてください。

また、自分の思い込みで選択肢を減らしてしまっている可能性もあります。たとえば、「営業職はやってみたいけど、ノルマがある仕事はやりたくない」と考える人もいるようですが、すべての営業職にノルマがあるというのは思い込みの可能性も。企業によっては、法人営業やルート営業など、営業職もノルマを課さない場合があります。
求人検索をする際は、イメージや思い込みで選択肢を減らさないように注意してみてください。

2.転職エージェントに相談する

社会人経験が浅い第二新卒が希望の仕事へ就くためには、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントを活用すれば、プロのアドバイスを受けながら自己分析や業界研究を行えるため、やりたいことにマッチした求人を探しやすくなります。また、自分が知らない職種や企業に出会える可能性もあり、転職先の選択肢が広がりやすいでしょう。
第二新卒を対象としている転職エージェントを利用すれば、未経験歓迎の求人も多く、転職成功につながることも。転職エージェントを利用するメリットや、エージェントの選び方については「転職エージェントの効果的な使い方とは?登録から内定までを徹底解説」のコラムで解説していますので、ご覧ください。

まずは会社選びの参考に

性格でわかる

自分に合った長く働ける職種
未経験でも受かりやすい職種がわかる!

さっそく診断スタート

所要時間30

第二新卒が転職活動をする際に気をつけたいこと

前述のとおり、第二新卒を雇用するのは企業側にメリットがある一方で、リスクもあります。一度会社を辞めたことがある人は、転職してもまた辞めるのではないかという不安が付いてまわるからです。特に、第二新卒は早期離職をしているため、「辛いことがあっても乗り越えられるのか」「長く働こうという意識があるか」といった点が懸念されます。
そのため、面接時になぜ前の会社を辞めたのかを問われる確率が高いでしょう。この質問に対して明確な答えを持ち合わせていない場合、次の職場で正社員の地位を手に入れるのが困難になる恐れがあります。

第二新卒者の面接で大切なことは、取り繕って自分を大きく見せないことです。前の会社でやりたいことが実現できなかったと正直に伝えても問題ありません。志望動機や自己PRで意欲・熱意を伝えるのが重要です。

やりたいことが見つからずに悩んでいる第二新卒の方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは第二新卒や既卒を対象とした転職エージェントです。専任のアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、今の仕事における悩みや将来の目標などを詳しく伺います。そのうえで、今後のキャリアを考え、希望に合った求人を探します。また、社会人経験が浅い場合はどのように職務経歴書を書けば良いか、面接で早期離職の理由をどう説明するか、といったことについてもアドバイスをしますので、面接に不安がある第二新卒の方も安心です。所要時間1分程度でできる、性格から分かる適職診断もおすすめ。サービスはすべて無料ですので、お気軽にご相談ください。

やりたいことが見つからない第二新卒の転職に関するQ&A

ここでは、やりたいことが見つからないと悩む第二新卒の、転職に関する疑問をQ&A方式で解消します。

やりたいことが見つからなくても転職できる?

転職は可能ですが、早期離職になるリスクがあります。やりたいことが分からないまま転職してしまうと、辛い仕事を頑張れなかったり、モチベーションが維持できなかったりする恐れがあるでしょう。「自分のしたいことがわからない…仕事が探せない・楽しくないときの対処法!」のコラムで、やりたいことが分からないときの対処法を紹介していますので、ご一読ください。

第二新卒は既卒とは違う?

社会人経験の有無が違います。第二新卒は正社員の経験があるのに対し、既卒は学校を卒業後、一度も正社員の経験がありません。そのため、少しでも経験がある第二新卒の方が転職に有利とも考えられますが、既卒の採用については「三年以内既卒者等採用定着奨励金」と政府の後押しもあり、どちらが有利とは一概にいえないでしょう。それぞれの違いについては「既卒と第二新卒の違いは?どちらが有利?定義やメリット・デメリットを解説」のコラムをご覧ください。

参照元
厚生労働省
三年以内既卒者等採用定着奨励金

やりたい仕事が思いつきません

私生活のことでも良いので、自分の欲求を挙げてみましょう。3年後、5年後の理想を描き「結婚したい」「年に1度は家族旅行がしたい」など、具体的にやりたいことを書き出してみてください。それを実現するために必要なことを考えると、今すべきことや、これからやりたいことが見つかる可能性があります。「やりたいことの見つけ方とは?自分が本当にしたい仕事を見つける方法」のコラムでは、「幸せ」だと思う人生の年表の作り方を紹介していますので、参考にしてみてください。

第二新卒は転職で不利になりやすい?

必ずしも不利とはいえません。即戦力としては、経験豊富な転職者に比べて不利になる恐れがあるものの、若さや伸びしろといった点では、第二新卒の方が有利な側面もあります。退職理由や志望動機が明確であれば、希望の仕事に就ける可能性があるでしょう。「第二新卒の業界選び!未経験からの転職先におすすめなのはどこ?」のコラムでは、第二新卒が転職しやすい業界を紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。
自分のアピールポイントが分からないという第二新卒の方は、ハタラクティブへ相談するのもおすすめ。応募先企業に合わせた対策を行うので、選考通過率を高めやすくなります。

ハタラクティブ
のサービスについて

こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

この記事に関連するタグ