早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例9つを紹介!

早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例9つを紹介!の画像

この記事のまとめ

  • 早期退職とは本来定年を待たず退職することだが、近年は早期離職を指す場合がある
  • 面接官が早期退職理由を聞くのは、応募者の人間性や対応力を見極めるため
  • 早期退職の理由を伝える際は、前向きな内容に変換して自信をもって明るく丁寧に話す
  • 早期退職の理由を伝える際は、ただ答えるのではなく志望動機に結びつける

早期退職理由を面接で聞かれた際、答え方に悩む人は多いのではないでしょうか。採用担当者にマイナスな印象を与えないためには、退職理由を聞く意図を理解し、前向きな内容に変換して伝えることが大切です。このコラムでは、伝える際の注意点や回答例を解説します。早期退職し、転職を考えている方は参考にしてください。

ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

求人の一部はサイト内でも閲覧できるよ!

早期退職って?

早期退職とは、本来は勤続年数を重ねた40~50代の方が、定年を待たずに退職をすることを指す言葉ですが、近年は早期離職のことを指す場合があります。
早期離職とは、就職してから3年以内に離職することです。

このコラムでは、後者の「入社したものの、短期間で辞めてしまった場合」に内容を絞ってご紹介させていただきます。

新入社員が早期離職すると「第二新卒」と呼ばれる

第二新卒とは、一般的に新卒入社してから3年程度の間に退職し、再度就職を目指す人を指します。
退職理由は「仕事が合わなかった」「人間関係が上手くいかなかった」など、人によってさまざまです。

ハタラビット

自分の適職とは?
ハタラクティブで
相談してみませんか?

こんなお悩みありませんか?

  • 自分のやりたいことがわからない…
  • 就職・転職のタイミングがつかめない
  • 就活って、何からはじめたらいいの?

就活に関する不安や疑問にもハタラクティブでは、1つ1つ向き合います!
あなたに合った求人のご紹介だけでなく、今の転職市場のお話や必要な準備など、ご状況に合わせて、専任の担当が丁寧にサポート
今すぐでも、少し先の就活でもOKです!
まずは気軽に相談してみませんか。

未経験OK多数!求人を見てみる

退職理由を面接で聞かれるのはなぜ?

退職理由を聞かれるのは、仕事に対する考えや適応力について知るためです。
面接で退職理由を聞かれる意味を理解し、効果的に伝えられるようにしましょう。

仕事に対する考えを知りたい

退職理由には、働くことに関する価値観が表れます。企業は面接で退職した理由を聞くことによって、その人が仕事に対してどのように向き合っているかを確認し、「会社で活躍できるか」「社風に合った人材であるか」を判断しているのです。

ストレス耐性があるのかを知りたい

退職理由はネガティブになりやすく、答えにくい質問です。あえて直接聞くことで、応募者のストレス耐性を確認しています。答え方によっては「すぐ辞めてしまうのでは?」という印象を与えてしまう可能性があるため、慎重に回答することが必要です。

問題への対応力が知りたい

企業は転職理由を聞くことによって、問題が起こったときの対応力を確認しています。
退職したことから何を学び、次にどう活かそうとしているかを聞くことによって、問題を自ら解決できる対応力を持っているかどうかを見極めています。

短期間で退職した理由を伝えるときの3つのポイント

退職理由の伝え方は、選考結果を左右します。
面接で退職理由について答えるときは、下記のポイントを押さえましょう。

自信をもって明るく丁寧に話す

退職理由を伝えるときは、明るい声ではきはきと話します。
小さな声で話してしまうと、「後ろめたいことがあるのでは?」と思われる可能性も。
背筋を伸ばし、採用担当者の顔をしっかり見ながら伝えれば、良い印象を与えられるでしょう。

前向きな内容に変換する

退職理由にはネガティブなことだけでなく、「前職では叶わなかったことを叶えたい」「成長したい」などのような、前向きな意志を交えた内容にしましょう。前職への不平不満や自分ができなかったことだけを述べると、入社しても同じ不満を持つのでは?」「マイナス思考な人物だ」と受け取られる恐れも。退職理由は前向きなアピールになるよう心がけましょう。

志望動機と結びつける

退職理由だけをただ述べるだけで終わらせてはいけません。なぜ退職したのかを話したうえで、志望動機を併せて回答しましょう。
たとえば、「マーケティングに携わりたかったのに事務仕事しか任されなかった」という理由で辞めた場合は、なぜマーケティングをやりたいのか、どう活躍したいのかなどの内容を交えましょう。そうすれば、ネガティブに捉えられがちな退職理由が、志望動機の説得力を増加させる武器になります。

退職理由を伝える際の注意点

退職理由を伝える際は、下記の点に注意を払いましょう。

嘘をつかない

退職理由を尋ねられたときは、嘘をつかず正直に伝えましょう。
面接官は応募者が会社に合うかどうかを判断しています。その場で嘘がばれなかったとしても、入社後に発覚し、マイナスな印象を与える恐れも。また、ミスマッチにも繋がります。
飾らず、等身大の自分を伝えましょう。

悪口を言わない

前職の不満や悪口は避けましょう。「他責思考なのではないか」と思われてしまう恐れがあります。

言葉の意味に気を付ける

前向きな言葉の意味でも使い方には気をつけましょう。
たとえば、「キャリアチェンジ」や「キャリアアップ」は響きが良く聞こえますが、使う際には注意が必要です。

キャリアチェンジ

キャリアチェンジとは、これまでに積み上げてきたキャリアから別の職務へ移ることを指します。
前向きな言葉のように感じますが、前職で成し遂げたと言えることがない場合、「途中で投げ出した」と思われる可能性も。実績がないまま転職する際は、「キャリアチェンジがしたい」という表現は避けましょう。「前職で身に付けた知識・経験が新しい職務内容において活かせる」ということを伝えてください。

キャリアアップ

キャリアアップとは、特定分野での専門知識や能力を向上させ、経歴・市場価値を高めることです。
自己研鑽することは良いことですが、企業側は「あなたを採用したらどんなメリットがあるか」が知りたいので、成長意欲を伝えるだけでは不十分。キャリアアップについて述べる際は、自分の価値を高める意欲と同時に、「企業や社会に貢献できる」ということを伝えましょう。

退職理由を聞かれたときの回答例

ここでは、さまざまな退職理由の回答例をご紹介します。
先述したポイントや注意点を踏まえ、企業に好印象を持ってもらえるような回答をしましょう。

労働条件が募集内容と異なっていたために退職した場合

私は事務職を希望して前職の会社に入社しましたが、配属されたのは営業部でした。営業を学べば事務職でも役立つコミュニケーション力などを鍛えることができると考え、部署内の達成目標に加えて前年比120%達成という個人目標を掲げ、精力的に取り組んできました。しかし、面談の際にいつ頃事務職に配置転換できるかを伺ったところ、当面の間その予定はないとのことでした。営業職を続けることも検討しましたが、やはり事務職で社員をサポートする方が私の強みである協調性を活かせると考えて退職を決意いたしました。
御社ではこの強みを活かし、積極的にコミュニケーションを図り社員の皆さまをサポートしていきたいと考えております。

会社の方針と合わなかったために退職した場合

前職場は、「失敗するくらいなら挑戦しない」という環境でした。何か起これば責任のたらい回しで、お客様を待たせてしまうことが多々あったため、自分一人で解決できる業務フローに変更してほしいと改善案を提案しました。しかし、受け入れてもらえませんでした。私は「失敗を恐れず、自分の仕事に責任を持って働きたい」と思ったため、退職いたしました。
私は裁量権を持って職務に取り組み、お客様や勤め先に貢献したいと考えています。そのため、若手社員が数多く活躍している御社を志望いたしました。

給料に満足できず退職した場合

前職では、営業で法人営業を担当しており、月間売上トップも経験しました。しかし、前職は年功序列制度が敷かれており、仕事の成果ではなく勤続年数のみで評価が行われていました。営業職は自分の努力が成果につながる仕事だと思っております。こういった環境で仕事へのモチベーションを保つことが難しくなり、退職いたしました。
年齢に関係なく実力・実績が評価される職場に身を置き、向上心を持って働きたいという気持ちから、若手社員が数多く活躍している御社を志望いたしました。

残業や休日などに不満があって退職した場合

前職では残業時間が月90時間を超え、休日出勤も多く、日々の業務をこなすことに追われていました。業務の効率化を図ったり、興味のある分野について自主的に勉強したりする時間も取れない状態が続き、その環境を改善したいと考え、転職を決意しました。
今後はただ仕事をこなすのではなく、余暇時間などを利用して自己研鑽に努めながら、最大限の力を発揮できる環境で仕事をしたいと考えております。業務効率化に積極的な取り組みを行っている御社で活躍したく、志望いたしました。

人間関係が上手くいかなくて退職した場合

前職の社風は個人主義な雰囲気があり、協力して達成することよりも個人の結果が重視される環境でした。周囲と協力し合って仕事に取り組みたい自分の考えと合わず、退職いたしました。
新しい会社では周囲とのコミュニケーションを取りながら、チームで協力して目標に向かいたいと考えております。協調性を重んじ、チーム一丸となって成果に繋げる御社の働き方に魅力を感じ、志望いたしました。

パワハラを原因に退職した場合

前職は、上司の指示に従うことが絶対で、提案や意見を聞き入れてもらえない環境でした。
成長するためには、自発的に行動する必要があると思っております。前職の環境では自発的に行動することが難しかったため退職を決断いたしました。
今後は、自分の意見を伝えることができて、自発的に仕事ができる環境に身を置きたいと考え、若手でも結果を出せば仕事を任せている御社の社風に魅力を感じ、志望いたしました。

体調の悪化により退職した場合

前職では仕事に打ち込むあまり、体調を管理しきれず退職いたしました。
体調不良になりあらためて、健康や体調管理の大切さに気づきました。現在は医師から完治したと言われており、問題なく仕事に取り組めます。今後も体調管理には十分注意し、仕事に励みたいと考えています。

家族の介護をするために退職した場合

母が脳梗塞で倒れて介護が必要になりました。しばらくは父が介護をしていましたが、父も高齢であるため、私が中心となって介護をする必要があり退職いたしました。
現在母は介護施設に入所しているため、業務に支障はありません。今後は仕事に集中し、これまでの経験を活かして御社に貢献する所存です。

会社都合で退職した場合

勤めていたレストランが、業績悪化により閉店することになりました。
新メニューを販売してみたり、新規顧客の開拓を試みたりと模索しましたが、売上は伸びず、これまで働いてきたお店がなくなるのは非常に辛い経験でした。
昨年、新しい店舗を出店した御社にて、これまで培ってきた経験を活かしつつ、ドリンカーの仕事にも挑戦したいと思い、志望いたしました。<

早期退職で転職する際に押さえておきたいポイント

早期退職からの転職を成功させるポイントは、退職理由の答え方です。
退職・転職の理由はほとんどの面接で聞かれると考え、必ず回答を準備しておきましょう。
また、面接での言動や振る舞いも大切です。社会人としての基本的なビジネスマナーをしっかり身につけて選考に臨みましょう。

ハタラクティブでは、転職のプロがマンツーマンであなたの活動をサポートします。
前職を短期で退職してしまい、転職に不安がある方は、ハタラクティブにご相談ください。カウンセリングにもとづいた求人提案や応募書類の添削、面接対策などを行っています。
また、面接の日程調整をはじめとする企業とのやり取りは全て代行いたしますので、忙しい在職中の転職活動もスムーズです。ぜひお気軽にご利用ください。

早期退職にまつわる疑問に答えるQ&A

ここでは、早期退職を検討されている方の疑問にお答えしていきます。ぜひ転職活動の参考にしてみてください。

入社後半年…退職するか迷っています

「思っていた仕事と違う…」と入社前と入社後の業務のギャップで悩んでいる方は、もう少し仕事を継続することで悩みが解決する可能性があります。ある程度経験を積むと、仕事の幅が広がり、任せてもらえる業務も変化するでしょう。しばらく今の仕事を続けて、スキルを積んでから転職するのも一つの手です。詳しくは「入社後短期間で転職…面接で不利にならない条件とは」でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

早期退職の転職は不利になるの?

早期退職後の転職活動でも、再就職は十分に叶うでしょう。特に、新卒で入社したのち3年以内に離職した「第二新卒」の採用は、企業にとっても多数メリットがあります。「新卒入社から半年…転職成功は叶う?求職活動のポイント」で退職理由の伝え方のコツをチェックし、転職活動に臨みましょう。面接での受け答えに不安がある方は、ハタラクティブにぜひ一度ご相談ください。就活アドバイザーが内定までしっかりとサポートします。

退職する場合はいつ頃今の会社に伝えるべき?

企業の就業規則にもよりますが、一般的に退職の1ヶ月~3ヶ月前に伝えるのが良いとされています。また、会社の繁忙期を避けて退職することも大切です。円満退社のために、退職を決めたらなるべく早めに伝えると良いでしょう。「円満退社のために!退職理由の伝え方の例」では、退職理由の伝え方も解説しているのでぜひご覧ください。

退職回数が多いと不利になる?

受ける会社の考え方にもよりますが、3回までであれば転職への影響は少ないようです。ただし、面接では回数が多い理由や、仕事へ向き合う姿勢について質問される場合があるでしょう。「転職の多さは不利?就活への影響と対策」にもあるとおり、面接では嘘をつかず、ポジティブな内容で回答することが重要です。

この記事に関連するタグ