面接で伝える退職理由が思いつかない!例文や印象アップのコツを紹介

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この記事のまとめ

  • 面接官が退職理由を聞くのは、応募者の人柄や企業との相性を知るため
  • 面接での退職理由が思いつかない場合は、退職した状況の整理からはじめよう
  • 面接での退職理由はポジティブに伝えるのがポイント
  • 面接で退職理由を伝える際は、志望動機と一貫性を持たせよう

「面接時の退職理由の伝え方が分からない」という方もいるでしょう。退職理由は正直に伝えるのが基本で、内容によっては表現に気を付けることが大切です。
このコラムでは、面接官が退職理由を聞く意図や伝え方のポイント、例文などをご紹介します。適切な方法で退職理由を伝えられるよう、コラムの内容をぜひ参考にしてください。

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面接で伝える退職理由が思いつかないときの対処法

面接で述べる退職理由が思いつかないときは、仕事を辞めるきっかけや状況改善のためにとった行動、志望先企業で自分の希望が叶う理由を書き出し、退職理由と転職動機をつなげましょう。

退職のきっかけを箇条書きする

最初に、退職のきっかけを箇条書きします。小さいことや些細なことで良いので、退職に至った経緯や、転職で解消したいこと書き出しましょう。箇条書きすることで、頭の中を整理できます。

状況改善のためにとった行動を書き出す

退職理由が具体的に出てきたら、前職の職場で状況改善のためにとった行動を書き出します。「上司に業務に関する提案をした」といった改善のための行動は面接でも伝えられるので、取り組みや結果を具体的に記しておきましょう。

なぜ志望先企業で自分の希望が叶うのかを書く

志望先企業で自分の希望が叶うと考えた理由こそが、転職動機になります。「△△の仕事にチャレンジできる」「□□の評価制度があるから、自分の頑張りを適切に評価してもらえる」など、志望先企業だからこそ実現できることを書き出しましょう。

転職理由の書き方は?人間関係やスキルアップなど理由別の例文を紹介!」では、面接で退職理由を伝えるときのコツや例文をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

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面接官が退職理由を聞く4つの意図

面接官が退職理由を聞くのは、「同じ理由で辞めるのを避けたい」「応募者の人柄を知る」といった意図があります。退職理由が思いつかないときは、なぜ問われるのかを考えてみましょう。

1. 同じ退職理由で辞めるのを避けたい

企業側は「採用後に前職の退職理由と同じ理由で辞めてしまわないか」を確認したいと考えています。社員に早期退職されてしまうと、入社前の準備や研修に割いた時間が無駄になることに。そのリスクを避ける意味でも、面接で退職理由を聞いているようです。

2. 応募者の人柄を知りたい

退職理由を聞くことで、仕事で重視していることや働くうえでのモチベーションを把握できます。応募者が働くうえで大事にしていることやモチベーションを確認できれば、企業の組織風土や仕事内容とマッチしているかを面接官が判断できるでしょう。

3. 応募者のニーズとマッチしているか知りたい

今の職場では不足しているものを補うために、新たな仕事を始める人もいるでしょう。たとえば、「細分化された業務よりも、自分で判断して幅広い仕事をしたい」と応募者が考えていた場合、面接官は自社が幅広い仕事を任せられる体制かを踏まえて採用の判断をします。応募者のニーズを退職理由から知ることで、長く働ける人材かを見極めています。

4. 応募者が主体性のある人間かどうかを見たい

面接で退職理由を聞くのは、応募者に主体性があるかを確認したいという意図もあります。たとえば、「チャレンジしたい仕事があったが、上司が任せてくれなかった」という退職理由の場合、ほかの仕事をしたいと上司に示す以外に何かしたのか、希望を叶えるために努力したのかを企業側は知りたいと考えています。

面接官が退職理由を聞く意図や伝え方のポイントは「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例9つを紹介!」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

面接で退職理由を述べる際のポイント

面接で退職理由を述べる際は、「ポジティブに伝える」「志望動機と一貫性を持たせる」「状況を具体的に説明する」といった点を心掛けましょう。

ポジティブな伝え方を意識する

前職の退職理由がネガティブであっても、そのまま「給与が低かったから」「自分に合う仕事ではなかったため」と伝えるのはNG。仕事に対して意欲がない、人任せで能動的に動けないといったマイナスイメージにつながります。
「前職では叶わないスキルアップ・キャリアアップを目指す」「特定の業務だけでなく幅広い仕事を経験してゼネラリストを目指したいため」など、ポジティブな伝え方を意識しましょう。

どうしてもポジティブな表現が思いつかないときは?

どうしても退職理由をポジティブに伝えられないときは、嘘をつかず素直に退職理由を伝えるのもひとつの方法です。前向きな表現であっても、「応募先のほうが自分が活躍できると思ったから」「応募先の企業の仕事をしたいから」など、具体性のない薄い理由では評価につながりません。
ネガティブな理由を伝えるときは、冒頭で説明した「退職理由と志望動機の一貫性」をいっそう意識し、採用担当者が納得できる内容にしましょう。

退職理由と志望動機に一貫性を持たせる

退職理由と志望動機に一貫性がないと、信憑性に欠けます。「嘘の退職理由を述べているのでは」「この志望動機なら、他社でも良いのでは」と面接官に思われてしまわないよう、自分のビジョンが実現できる旨やその企業ならではの魅力をどちらにも盛り込むようにしましょう。

早期退職の場合は前職での努力を伝える

前職を短い期間で辞めた人は、退職前に努力した点をアピールしましょう。早期退職した場合、面接官に「自社もすぐに辞めてしまうのでは」と思われる場合があります。マイナスな印象を持たれないためにも、前職での頑張りや仕事への意欲をしっかり伝えることが大切です。

退職理由は具体的に説明する

退職理由で「残業が多かった」「休みをとれなかった」と述べるだけでは、具体的にどのような状況だったのかが面接官には分かりません。残業が多かったのであれば、「月□時間の残業があった」と数字を使って具体的に伝えると、面接官は前職の仕事の状況をイメージしやすくなるでしょう。

面接で伝える退職理由の例文

ここでは、給与や人間関係、待遇などのケース別に、退職理由の例文や面接時の伝え方のポイントをご紹介します。

給与が退職理由の場合

給与が原因で退職を決める方もいるでしょう。金額への不満や評価が給与に反映されないなど原因はさまざまですが、退職理由としてそのまま伝えると、あまり良い印象を持たれません。仕事に対するモチベーションが給与だけなのではと思われてしまう可能性もあります。面接で給与を退職理由として話す際は、給与アップを望む理由を具体的に説明しましょう。

例文

「前職は年功序列で成果に対して給与が見合わないと感じていました。成績トップで会社に貢献しても、評価は給与に反映されずモチベーションが下がってしまうこともあります。そのため、仕事に対する正当な評価が得られる環境で意欲的に働きたいと考え、退職を決めました。」

人間関係が退職理由の場合

退職理由が人間関係の場合、「自社でも人間関係に悩み、また辞めてしまうのでは」と考える面接官もいます。そのため、人間関係を退職理由として伝える場合は、「チームワークを大事にして働きたい」「周りと積極的にコミュニケーションをとって働きたい」とプラスに転換して話しましょう。

例文

「前職は個人の成績が重視されており、チームワークを発揮する業務があまりありませんでした。私は、周りと連携しコミュニケーションをとりながら働きたいです。そのため、御社に入社できたらチームワークを重視し、同僚との連携を密にとりながら成果を出したいと考えています。」

残業や休みへの不満が退職理由の場合

残業が多過ぎたり、休みの融通が利かなかったりしたことが退職理由の人もいます。時間外の超過労働は正当な退職理由ですが、「残業が面倒だった」と伝えてしまうと「仕事への意欲がない人」と面接官に思われる可能性も。残業の多さが退職理由の場合、「効率化を図りながら仕事をしたい」「メリハリをつけて働き、成果を出したい」といったことを話し、仕事への意欲を伝えましょう。

例文

「前職の職場には、上司が残業していたらほかの社員も残って仕事をするという風土があり、業務の効率や成果について軽視されている面がありました。私は残業自体をしたくないわけではありませんが、時間を有効に使って結果を求める働き方をしたいと考えています。もっと自分の力を活かせる場所があるのではないかと思い、退職を決意しました。」

転勤の多さが退職理由の場合

家庭の事情で転勤に応じられず、退職する人もいるでしょう。「単に転勤が嫌だった」という理由でないのなら、退職理由はそのまま話して問題ありません。たとえば、「今までは独身だったが、結婚して子どもができたので転勤なしで働きたい」と考えた場合は、退職理由をそのまま面接官に伝えましょう。

例文

「前職ではキャリアアップに伴う転勤を何度かしてきましたが、現在は生まれたばかりの子どもがいるため、応じるのが難しくなり退職しました。」

スキルアップが退職理由の場合

スキルアップは前向きな退職理由になります。前向きな退職理由は、事実をそのまま伝えて問題ありません。前職ではできなかった業務が応募先でできる場合は、具体的に伝えると志望度の高さをアピールできます。

例文

「前職は業務の幅に限界があったため、退職を決意しました。御社での□□の仕事や△△の研修制度を通して、今ある専門性にさらに磨きをかけ、1日も早く貢献できるよう努力したいと考えています。」

将来性が退職理由の場合

現在の職場が業績の悪化を理由に人員削減をしていると、将来性が感じられず転職を考える方もいるでしょう。将来性がないと感じた理由を具体的に説明することで、退職理由に説得力を持たせられます。退職理由を具体的に説明する際は、会社の悪口にならないように注意しましょう。

例文

「前職では製品管理を担い、長年にわたり良質な製品の提供を心掛けておりました。しかし、近年は業績の悪化に伴い、担当部署の人員の削減を余儀なくされ、将来性を感じられず退職を決意しました。御社では、長年の製品管理で培った能力を最大限に活かし、貢献したいと思っております。」

体調不良が退職理由の場合

体調を崩して退職に至るのは、決して悪いことではありません。ただし、体調不良を退職理由として面接時に話す際は、伝え方に注意する必要があります。体調不良が退職理由の場合は、現在の体調は良好で、仕事に支障がないことをはっきりと伝えることが大切です。

例文

「前職は、ひと月の残業時間が□時間であったことから体調を崩してしまい、退職する運びとなりました。体調に関しましては、病院での療養で完治し、現在は仕事をするうえで全く問題はございません。前職で培ったスキルを活かして新たな会社で仕事をしたいと思い、御社ではそのスキルを存分に活かせるのではないかと考えて応募いたしました。」

家庭の事情が退職理由の場合

親の介護などを理由にやむを得ず退職した人もいるでしょう。家庭の事情が退職理由の場合、面接官は「今後も家庭の事情ですぐに退職しないか」「仕事をすることで問題が生じないか」を懸念すると考えられます。現在は仕事に支障がない場合ははっきりと伝え、もし配慮が必要な場合は、具体的にどうしてほしいのかを伝えるようにしましょう。

例文

「前職では企画・営業を担当しておりましたが、父が病に倒れて介護が必要となり、前職の仕事との両立が難しくなったため退職する運びとなりました。現在、父の介護は家族で協力して行っておりますので、仕事に支障をきたすことはありません。」

面接時の退職理由の伝え方や例文は「退職理由が人間関係の場合は面接でどう伝える?例文と答え方のコツを解説!」のコラムでも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

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