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新卒の転職は厳しい?再就職したい理由や成功させるコツをご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 新卒1年目や2年目での転職活動は「第二新卒」として行うことになる
- 第二新卒の転職活動は、タイミングを考慮して計画的に取り組む必要がある
- 新卒の転職活動では、採用担当者へ退職理由を前向きに伝える
- 第二新卒の転職活動は、新卒時とは異なるアプローチでの企業選びが重要
- 転職の場では、仕事の成功体験や困難を乗り越えた経験から得たことをアピールしよう
「新卒1年目だけど転職したい…」「入社してすぐの転職は内定を得られるか不安」という方もいるでしょう。新卒入社してから3年以内で転職する人は「第二新卒」と呼ばれ、積極的に採用を進める企業もあります。このコラムでは、新卒1年目で転職する際の注意点や内定を得るコツを解説。また、面接時におすすめのアピール方法もまとめています。入社してすぐの転職を考えている方は、ご一読ください。
転職は新卒1年目や2年目のタイミングでも可能
新卒1年目や2年目のタイミングにおける転職は、しっかり対策を行えば厳しいものではありません。以下では新卒1年目や2年目での転職について詳しく説明するので、ぜひ参考にしてください。
新卒1年目は第二新卒として転職活動ができる
新卒1年目〜3年目で会社を退職し、転職活動を行う人は「第二新卒」と呼ばれます。第二新卒は短期間とはいえ、社会人としての就労経験があるため、企業側から経験やスキルを評価されやすいようです。第二新卒のポテンシャルに期待している企業もあるため、転職の目的や方向性をきちんと固めていれば採用に一歩近づけるでしょう。
第二新卒の採用は積極的に行われている
近年では、第二新卒の採用を積極的に行っている企業が増加傾向にあります。その理由は、企業間における新卒採用の競争が激化しているからです。
厚生労働省の発表した「一般職業紹介状況(令和4年2月分)」について」によると、2022年2月の有効求人倍率は1.21倍でした。新型コロナウイルス感染症の流行拡大による景気の低迷があったにもかかわらず、売り手市場を維持しています。
年日 | 有効求人倍率(倍) |
---|---|
2021年12月 | 1.17 |
2022年1月 | 1.20 |
2022年2月 | 1.21 |
引用:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和4年2月分)について」
売り手市場とは、求人数が求職者の数を上回っている状態のことです。企業側は獲得競争の激しい新卒者だけでなく、新卒者と同世代である第二新卒の採用を進めることで、必要な人材を確保しようと考えています。
新卒1~2年目の転職でも強みを活かせる
新卒1〜2年目の転職でも、基本的なビジネスマナーや仕事に対する姿勢が身についていることは大きな強みといえます。会社をすぐに辞めたからといって悲観的になるのではなく、自信を持って強みをアピールすることが大切です。新卒1年目で退職するメリットとデメリットを知りたい人は、「新卒入社から半年で転職できる?早期退職のメリットやデメリットを知ろう」のコラムを参考にしてください。企業側が第二新卒を採用する利点や、転職サイト・エージェントの利用ポイントもまとめています。
参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和4年2月分)について
新卒が「転職したい」と思う5つの理由
ここでは、新卒で入社した企業を転職したいと思う理由をご紹介します。自分の状況と照らし合わせてみましょう。
1.社風や会社の方向性が合わない
新卒で入社した企業と価値観が合わず、転職したいと考える場合があります。実際に働き始めてから、入社前とのイメージギャップを感じることは珍しくありません。たとえば、内向的な性格であるのにもかかわらず、賑やかな人が集まる企業に入社した場合、居心地の悪さを感じることもあるでしょう。
「社風が合わないは転職理由になる?面接での伝え方と自分に合う仕事の探し方」のコラムでは、社風を理由に転職するときの注意点をご紹介しています。現職を転職すべきかどうかを見極め、自身の将来につながる行動を選択しましょう。
2.残業や休日出勤が想像以上に多い
新卒で入社した企業で、残業や休日出勤があまりにも多いと、転職したくなることも十分考えられます。多少の残業は覚悟していても、拘束時間が想像以上に長くなると心身ともに疲弊してしまうでしょう。
労働環境の改善は、企業全体の改革がないと難しいのが現状です。新卒社員の場合、「自分だけ残業しません」とはいいにくい立場にいます。今後も残業や休日出勤が続くようであれば、早めに見切りをつけて転職をしようと思うのも無理はありません。
3.人間関係が悪い
職場の人間関係が悪い場合は、新卒でも転職したいと考えてしまうようです。新卒入社のなかには、上司の𠮟責や指導に対してストレスを抱える人もいます。
ただし、特定の人物との不和や意見の食い違いは、部署異動や転勤で状況が改善されることも。入社してすぐのタイミングで転職することにリスクを感じる人は、異動や転勤ができる環境であるかを確認してみましょう。すぐには難しくても、人事異動のタイミングで状況を改善できる可能性があります。
4.ノルマが厳しい
営業や売上にノルマが課されている企業では、ノルマの厳しさがつらいという理由で転職を考える新卒者もいるでしょう。労働環境の悪い企業だと、はじめから難しいノルマや目標が設定され、残業と休日出勤をしても達成できないような場合もあるようです。
仕事の出来不出来が数字となって可視化されることがプレッシャーとなり、ストレスを感じてしまう人もいます。ノルマや目標があることで精神的な負担がかかる場合は、入社1年目であっても自分の性格に合った転職先を探すのがおすすめです。
5.目指したいキャリアを実現できない
「入社前に希望していた部署に配属されなかった」「現職では専門的なスキルを磨けない」というように、目指したいキャリアを実現できないと転職したい気持ちが高まってしまいます。築きたいキャリアや明確な目標をもって入社したにもかかわらず、「成長できる環境ではない」「人材を育成する制度が整えられていない」と感じる場合は、早めの転職がおすすめです。ただし、企業によっては下積み期間として「入社してから数年は別の部署に配属する」こともあるので注意しましょう。
新卒の転職をおすすめしない事例
下記のような状況に当てはまる場合は、転職をおすすめしません。
・任された仕事がつまらないと感じる
・周囲の職場に対する不満に影響される
・入社してから半年しか経過していない
どうして現在の仕事を辞めたいのかが明確でないなら、仕事を続けた方が得策です。採用担当者が納得できる転職理由を用意しなければ、「同じような考えで早期退職するのでは?」と思われてしまいます。
第二新卒として転職するときの注意点
この項では、新卒で入社した企業を退職し、第二新卒として転職活動をするときの注意点をご紹介します。第二新卒の転職活動は、新卒時とは異なるアプローチをするのがおすすめです。
採用担当者から不安に思われる場合がある
入社後1年目〜2年目で退職した事実は、採用担当者から不安に思われる場合があります。忍耐力を懸念されたり、スキルや経験が足りていないと判断されたりすると、転職の難易度は高くなるでしょう。採用担当者の不安を払拭するためにも、転職の目的を明らかにし、前向きで熱意の伝わる志望動機を用意することが大切です。
年収が下がる可能性を視野に入れる
転職する業界や職種によっては、年収が下がる可能性もあります。未経験の仕事に挑戦したり、各種手当が前職よりも少なかったりすると、収入ダウンが考えられるでしょう。とはいえ、転職先で経験や勤続年数を積めば、将来的な年収アップにつながります。
大手企業に絞ると就活が長期化しやすい
希望する転職先を大手企業に絞り込んでしまうと、転職活動が長引きやすいので注意が必要です。大手企業は基本的に新卒一括採用に注力しており、経験者が応募する中途採用枠の倍率も高い傾向にあります。第二新卒として転職する際は、中小企業にも目を向け、自分らしく働ける環境を探しましょう。
転職先が決まったタイミングで会社を辞める
新卒で入社した企業を辞めるタイミングは、転職先の決定後が賢明です。転職先が決定する前に退職すると、無収入の焦りから冷静な判断を失う可能性があります。自分の希望条件に合った仕事を見極めるためにも、働きながらの転職活動がおすすめです。
新卒時の就活とは違ったアプローチをする
第二新卒の転職活動では、「長く働き続けられる会社」を探すことが重要です。新卒で入社した企業の労働条件や社風が合っていないことが原因で転職しているため、企業研究を徹底しなければまた同じ状況になりかねません。新卒時のように数多くの企業に応募するのではなく、一つひとつの企業のリサーチを入念に行うようにしましょう。
自分に合った企業を選ぶには自己分析が必須
新卒時と同様に、第二新卒の転職活動でも自己分析を行いましょう。自己分析では、これまでの人生や経験を振り返り「自分はどのような人間なのか」「どのような考えの持ち主なのか」を客観視できます。現在の自分に対する理解を深めれば、志望する企業と自身の特性がマッチするか、業界や職種への適性はあるかを判断できるでしょう。詳しくは「第二新卒に自己分析は必要?転職に活用できる方法とは?」のコラムをご一読ください。新卒の転職を成功させる5つのコツ
新卒して入社した会社からの転職を成功させるコツは、希望条件の優先度を整理したうえで、計画的に転職活動を進めることです。選考を受ける際は転職理由の伝え方にも注意しましょう。
1.計画的に転職活動を進める
新卒で入社してすぐの転職活動は、綿密な計画を立てながら実行することが大事です。第二新卒者が転職活動するタイミングは、4月入社の時期がおすすめといえます。
4月入社のタイミングは、新卒者も入社する時期のため、研修や教育をしっかりと受けられるでしょう。同期入社の人も多いので、会社に馴染みやすくなるのもメリットです。これらの点を考慮し、転職活動や退職手続きを進めるスケジュールを組みましょう。
2.優先すべき条件を整理する
新卒の転職活動を成功させるには、優先すべき条件を明確にすることが求められます。たとえば転職を検討する理由が「労働環境の悪さ」であれば、年間休日数や残業の有無といった条件を軸に企業を選びましょう。好条件の求人ばかりに応募すると、なかなか内定を得られないという事態になりかねません。「これだけは譲れない」という条件を決定し、応募する傾向を絞り込み、転職先で希望を叶えましょう。
3.将来像を具体的にイメージする
新卒の転職を成功させるコツは、将来像を具体的にイメージすることです。「○年後にはこのポジションに就きたい」「新規事業を立ち上げたい」というように、将来的に成し遂げたいことを明らかにすると、そのキャリアを実現できるかどうかという視点で企業を探せます。なりたい将来像に向けてどのようなスキルが求められるのか、どんな仕事なら実力をつけられるかを考えましょう。選ぶべき企業の傾向を掴めれば、入社後のミスマッチを防げます。
4.新卒で転職した理由を前向きに言い換える
新卒入社してすぐの転職活動では、転職理由をポジティブに言い換える工夫をします。後ろ向きな理由をそのまま伝えると、採用担当者にマイナスイメージを与えてしまう可能性も考えられるでしょう。虚偽の内容を伝えてはいけませんが、言葉の選び方で与える印象は変えられます。
たとえば「仕事内容が合わなかった」という転職理由の場合は、「ほかに興味のある仕事が見つかった」と言い換えると意欲的な印象につなげることが可能です。
5.転職サイトやエージェントを有効活用する
新卒の転職活動を成功させるなら、転職サイトやエージェントを有効活用するのもおすすめです。第二新卒に強い転職サイトでは、若年層を歓迎している求人を多く掲載しています。「第二新卒歓迎」「業種・職種未経験可」といった項目を選択すれば、応募できる求人を見つけられるでしょう。
エージェントも併用すると、アドバイザーのサポートを受けながら仕事探しができます。若年層に特化したエージェントなら、応募書類のアドバイスや模擬面接の対応、自己分析のやり方、将来像のまとめ方などを支援することが可能です。実際に企業に取材した情報も得られるので、納得したうえでの応募ができます。
新卒で入社してすぐの転職活動については「第二新卒の転職準備でやるべきこととは?成功のためのコツも解説!」のコラムも参考にしてください。転職成功につなげる準備や採用されやすい時期を解説しています。
第二新卒が転職活動でアピールすべきことは?
新卒の転職活動では、社会人としての成功体験や経験したことから得たものを積極的にアピールする必要があります。ここでは、第二新卒がアピールすべき3つの要素をご紹介するので、ぜひご覧ください。
仕事の成功体験
新卒入社してすぐに転職した場合でも、仕事で得た成功体験を面接や履歴書でアピールしましょう。たとえば、「介護職員として利用者さんのニーズに寄り添ってケアを続けた結果、利用者さん本人とご家族から感謝された」というように、努力したことと成し遂げた経験を伝えます。大きな成果や実績である必要はなく、小さな成功体験でも採用担当者へのアピールが可能です。
「面接で聞かれる成功体験。好印象を与える答え方とは?」のコラムでは、面接で成功体験を伝えるときのポイントをまとめています。企業側が質問する意図を汲み取り、最適な回答を用意しましょう。
困難を乗り越えた経験
仕事で体験した困難に対し、どのように乗り越えたかを伝えるのも自己PRとして有効です。採用担当者は、応募者が困難に直面したときにどのような行動を取るのかを知ることで、危機管理能力を判断しています。新卒で入社してから短期間で転職したとしても、トラブルに適切に対処できる人は、企業としても必要な人材と判断されるでしょう。
意思の強さをアピールしよう
新卒1年目での転職活動では、意思の強さをアピールしましょう。採用担当者は入社してすぐに転職しようとしている人を、「意思が弱い人」「我慢が足りない人」という印象を持つ場合もあります。そのため、仕事での困難や逆境を乗り越えた経験を積極的に話し、意思の強さを示すことが必要です。仕事から学んだこと
転職活動では、前職で学んだことをアピールするのがおすすめです。企業側は、応募者が採用後に成長していけるかどうかを見ています。社会人として習得したスキルや知識を具体的に伝えると、好印象を与えられるでしょう。志望先企業の業務に関連する内容にすれば、より効果的です。
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新卒入社した会社を転職したい人向けのお悩みQ&A
新卒1年目の転職は、気を付けるべきポイントがあります。ここでは第二新卒の転職を成功させるコツをご紹介しますので、参考にしてください。
新卒入社したばかりでも転職できますか?
新入社員でも転職することは可能です。ただし、どうしてもという理由がない場合は、入社後すぐの転職はおすすめできません。早期離職はマイナスイメージを与えやすく、次の転職に影響を及ぼす可能性があるからです。入社すぐの転職を迷っている場合は、「新卒ですぐ転職したい!入社1年目で会社を辞めるリスクとは?」をご覧ください。
第二新卒とはどのような人のことですか?
第二新卒とは、新卒入社後3年以内に転職活動をする人を指します。第二新卒は、教育機関を卒業してから日の浅い若年層であるため、積極的に採用を進めている企業も多くあるのです。第二新卒の転職については、「第二新卒のための転職成功の秘訣とは?大手に就職できる?」のコラムも参考にしてください。
転職した理由の答え方のコツはありますか?
新卒の転職理由は、前向きな内容に言い換える必要があります。選考で嘘をついてはいけません。しかし、理由によっては正直に答えると採用担当者にマイナスなイメージを与える可能性があります。転職理由の答え方は「退職理由の面接での適切な伝え方は?例文や印象アップのコツをご紹介」のコラムも参考にしてください。
第二新卒の転職活動の注意点は何ですか?
第二新卒の転職活動では、自分に合った企業に焦点を当てて選考を受けましょう。新卒時のように多くの企業に応募する方法では、企業と自分とのミスマッチが起こり、またすぐ転職することになってしまう可能性があります。新卒で入った会社と自分の合わなかった点を分析し、それを活かした企業選びが重要です。「第二新卒にオススメの転職先」のコラムも参考にしてください。
第二新卒が転職しやすい時期はありますか?
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