第二新卒がフリーターをしながら就職する方法は?成功した人の体験談も紹介

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この記事のまとめ

  • 第二新卒のフリーターは就職活動の際に新卒扱いされることがある
  • 第二新卒のフリーターは、熱意やコミュニケーション力などのポテンシャルが重視される
  • 第二新卒のフリーターは、アルバイトを退職する時期を考え焦らずに行動するのが大切

フリーターのなかには、「新卒で就職した会社をすぐに辞めてしまった」など第二新卒に該当する方もいるでしょう。第二新卒のフリーターは新卒扱いされることもあるため、再就職しやすいタイミングといえます。このコラムでは、アルバイトをしながら就活をするメリットや、選考でのアピールポイントを解説。第二新卒のフリーターから再就職できた人の体験談も紹介しているので、就職先を決めたい方は参考にしてください。

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第二新卒のフリーターは再就職できる?

第二新卒に該当するフリーターの方が再就職するチャンスや可能性は大いにあります。
ただし、第二新卒には「忍耐力がない」、フリーターには「就業意欲が低い」などネガティブな印象を抱く企業も少なくないため、懸念を払拭できるアピールが必要になるでしょう。
まずは、第二新卒とフリーターの定義や違いについて確認していきます。

第二新卒とは

第二新卒とは、新卒で入社した会社を3年程度で離職し、転職活動をする求職者のことを指します。おおむね25歳前後とされますが、学歴により異なるため明確な基準は定められていません。また、第二新卒として採用する基準は企業によっても異なります。

フリーターとは

フリーターとは、アルバイトをして生計を立てている人のことです。総務省統計局は「フリーターの人数」で、「フリーターという用語には厳密な定義が存在しないため、15~34歳のパート・アルバイトおよびその希望者のことを、『フリーター』とする。」と回答しています。
英語の「フリー」とドイツ語の「アルバイター」を連結した「フリー・アルバイター」という造語を略して、「フリーター」と呼ばれるようになりました。

参照元
総務省統計局
16A-Q09 フリーターの人数

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企業が抱く第二新卒やフリーターのイメージ

第二新卒のフリーターが再就職を目指すなら、企業からどのような印象を抱かれているかを把握することが成功のポイントになります。

第二新卒に対するイメージ

企業は、第二新卒に対して「社会人としての基礎は身についているものの、企業のカラーに染まっていないので教育しやすい」といったポジティブな印象を抱きます。
前述のとおり、第二新卒は短期間でも正社員として勤務した経験がある人のこと。ビジネスマナーの基礎などは研修で身についているので、教育コストがかからない点を評価されます。また、年齢も若いので柔軟性に富んでおり、新しいことを身につけるスピード感や周囲との調和、将来性も期待されるでしょう。離職経験から、「次は自分に合った企業を見つけたい」という考えのもとで自己分析や企業研究を行っている可能性も高く、ミスマッチを起こしにくいとも考えられます。
その一方で、短期間で退職しているため「忍耐力のなさ、嫌なことから逃げる考え方」を懸念されることも。中途採用で重視される即戦力は身につけていないため、基礎教育は不要でもすぐに戦力になりきれないといったイメージも抱かれます。

フリーターに対するイメージ

フリーターとして働く方のなかには、正社員としての経験がない方もいます。フリーターに対して「正社員として働く意欲がない」など一方的な印象を抱く人もいるのは事実でしょう。
ただし、フリーターは正社員に比べると退職に際して引き継ぎなどを行わないことも多く、すぐに働いて欲しいと考えている企業にとってはメリットのある人材です。また、アルバイト経験が業務に活用できる場合は、即戦力になると評価されることもあるでしょう。

既卒とフリーターの違いは?

既卒とは、学校を卒業してから一度も正社員として就職していない人を指す言葉です。また、卒業後にフリーターとしてアルバイトをしている場合も、既卒と呼びます。
フリーターは、前述のとおりアルバイトで生計を立てている人のこと。正社員として働いていた人が退職してアルバイトで生計を立てる場合もフリーターに該当するため、正社員経験の有無が違いといえます。

第二新卒がフリーターをしながら就職活動するメリット

フリーターをしながら就職活動をするメリットは、「生活リズムが安定する」「収入を得ながら就職先を探せるのでお金に困りにくい」「ブランク期間ができない」などです。以下で詳しく説明します。

生活リズムが安定する

フリーターをしていると毎日決まった時間に起きることが多いので、規則正しい生活をしながら就職活動に専念できます。特に日中にアルバイトをしている場合は、太陽光を浴びたり、充分な睡眠をとったりすることで生活リズムが安定しやすくなり、朝から活発に行動できるでしょう。

収入を得ながら就職先を探せる

フリーターを続けていれば収入を得られるため、就職活動の資金に困りにくくなるのもメリット。就職活動では、面接のたびに交通費や宿泊費、飲食費が必要になることも。証明写真や履歴書、印刷代など細かな出費も多いため、収入があると心に余裕を持って就職活動に取り組めます

第二新卒がフリーターをしながら就活するデメリット

第二新卒に該当する人がフリーターとして働きながら就職活動をする場合、アルバイトが忙しくて時間的余裕が作れないことが懸念されます。また、アルバイトは職歴にならないため経歴上の「空白期間」ができるのもデメリットでしょう。

時間的な余裕が作りにくい

フリーターをしていると、忙しさゆえに就職活動に割く時間を確保できないことがあります。シフトを調整して、あまり過密なスケジュールにならないようにしましょう。

経歴に空白期間ができる

職歴上では、フリーターは「空白期間」と扱われます。第二新卒として正社員転職をすれば経歴が途切れることはないものの、退職後にフリーターになると空白期間が生じてしまうため、ネガティブな印象を与える要因にもなりかねません。

フリーターに満足するおそれがある

正社員の働き方に対して疑問を抱いていた方などは、自由度の高いフリーターという働き方に満足してしまい、再就職に消極的になるおそれも。フリーター期間が長引くほど再就職は難しくなるともいわれています。

フリーターの将来は不安定

フリーターの将来は不安?男女で違いはある?正社員になるためのコツを紹介」でも説明しているように、フリーターとして年令を重ねるほど、同世代の正社員と収入の差が広がります。また、雇用も不安定なため年齢を重ねたときに就業先にこまる可能性も。若いうちはフリーターという働き方に魅力を感じても、長期的なメリットとデメリットに目を向けることが大切です。

第二新卒のフリーターが再就職を成功させる3つのコツ

第二新卒のフリーターが再就職を成功させるためには、ポテンシャルをアピールし、前職の退職理由を前向きに伝えることが重要です。一人での就職活動が不安な方は、第二新卒向けの転職エージェントの利用をおすすめします。

1.仕事への意欲やコミュニケーション能力をアピールする

厚生労働省が2008年に発表した「若年者雇用を取り巻く現状」で、企業が選考の際に重視する項目は「熱意・意欲」が60.5%と一番高く、次いで「コミュニケーション力」が47.7%という数値になっています。一方、「実務経験」は9.6%とかなり少数です。

採用選考での重視事項の画像

参考:厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状(p.3)

以上の結果から、第二新卒はスキルや経験よりも、仕事に対する意欲やコミュニケーション能力を重視されることが明らかになっています。第二新卒のフリーターで再就職を考えている人は、これらのことを効果的にアピールしましょう。

参照元
厚生労働省
第57回労働政策審議会職業安定分科会雇用対策基本問題部会

2.前職の退職理由を前向きな表現に変えて伝える

前職の退職理由をネガティブに伝えると、採用担当者にあまり良くない印象を与えてしまいます。「人間関係が良好でなかった」を「新しい環境で頑張りたい」、「前職でやりたいことができなかった」を「資格を取ってキャリアアップを目指したい」など、ネガティブな理由を前向きな表現に変えて伝えるのがポイントです。このように言い換えることで、過去の経験を活かして前に進もうとしている姿勢が伝わるでしょう。

3.第二新卒向けの転職エージェントに相談する

「書類選考が通過できない」「面接で自分をアピールできる自信がない」などの悩みを抱えている方は、転職エージェントを利用してみるのもおすすめです。転職エージェントは種類が多く、ターゲットとするユーザー層がそれぞれ異なるため、「第二新卒向け」のものを選んで利用すると良いでしょう。
転職エージェントを利用すると、希望条件に合致した求人の紹介や面接対策のアドバイスをしてもらえます。アドバイザーのサポートを受けながら再就職を目指したい方は、ぜひ利用してみてください。第二新卒のフリーターから再就職したい方は、「フリーターが正社員を目指すときの志望動機の伝え方」も参考にしてみてください。

第二新卒のフリーターが就職活動で注意する3つのこと

第二新卒のフリーターが就職活動をする際には、アルバイトの退職時期を考えつつも焦らずに行動することが大切です。下記で詳しく説明します。

1.アルバイトの退職時期を考える

フリーターとして働くアルバイト先を退職するときは、最低でも1ヶ月前までには上司や店長に退職の意思を伝えるのがマナーです。
アルバイトに対して「すぐに辞められる」という印象を抱く方もいるようですが、非正規でも雇用契約は締結しているので注意。法律では退職希望日の2週間前までの申し出で良いとなっていても、就業規則で「1ヶ月前」など法律より長い期間を定められていたら従いましょう。
なお、雇用期間が定められている「有期雇用」の場合は、2週間前の法律は適用されません。有期雇用契約の場合は、妊娠や家族の介護などやむを得ない理由を除いて雇用期間が満了する前の退職は原則として不可。正社員としての再就職を考えたら、就業規則を確認しておきましょう。

2.就職先は焦らず慎重に決める

就職先を焦って決めることは、早期退職の原因になります。就職活動をする際は、応募企業の労働条件や仕事内容が自分の希望と合致しているか、よく考えてから選考に臨みましょう。せっかく第二新卒のフリーターから就職しても、会社を短期間で辞めてしまえば、「嫌なことからすぐに逃げる人」「またすぐに辞めてしまうかもしれない」という懸念を抱かれやすくなり、次の転職のときに苦労する可能性があります。

3.労働条件だけで選ばない

就職先は、給与や休日、勤務時間などの労働条件だけを見て決めるのは危険です。労働条件を頭に入れたうえで、「仕事内容が自分の希望どおりであるか」「長期的に働ける環境が整っているか」「無理なく通えるか」などにも注目して探しましょう。就職先の探し方については、「自分に合った会社の選び方は?注目すべきポイントや失敗しないための注意」で詳しく解説しています。

第二新卒でフリーターをしながら再就職した人の体験談

最後に、大学を卒業後、フリーターをしながら就職した人の体験談をご紹介します。第二新卒のフリーターの方は、似たような境遇の人の体験談を読むことで、就職活動のやる気が湧いてくるでしょう。

インテリアコーディネーターへ就職したYさんの体験談

インテリアに関する仕事がしたいと思ってい調べていたところ、インテリアコーディネーターという仕事を知りました。ハタラクティブのWebサイトの先輩インタビューを見て、相談しやすそうな雰囲気が伝わってきたので、カウンセリングを受けました。ハタラクティブで紹介された求人のなかに未経験歓迎のインテリアコーディネーターの求人があり、応募しました。アドバイザーはサバサバして気持ちの良い方で、相談しやすかったです。
呉服店のアルバイトからインテリアコーディネーターへ就職したYさんの体験談は、「インテリアコーディネーター」になる夢を叶えた、24歳呉服店アルバイトの覚悟」で詳しく紹介しています。

ホテルのフロントスタッフへ就職したAさんの体験談

カウセリングで人と接するのが好きだと話したら、接客か営業が向いているのではないかと言われて、求人をいくつか見せてもらいました。その中から内定先のホテルを選びました。1社受けただけで内定がもらえたので、思っていたよりも早く終わったことに驚きました。志望動機が上手く書けなかったのですが、アドバイザーの方が一緒に考えてくれました。面接でよく聞かれる質問や答え方のコツなどを事前に教えてもらい、模擬面接も受けました。
古着屋のアルバイトからホテルのフロントスタッフへ就職したAさんの体験談は、「ほしかった“就活の手助け”を得て、古着屋のバイトから正社員でホテルのフロント係に」ですべて読むことができます。

営業職へ就職したSさんの体験談

大学を卒業後、就職浪人をしつつダブルワークでアルバイトをしていました。新卒で就職した友だちに就活について相談に乗ってもらい、その中でハタラクティブの存在を知りました。
ハタラクティブでは期待以上の対応をしていただけて、カウンセリングに行ってからの印象が強く残っています。面接が不安だったのですが、担当の方に面接対策を行っていただいたので、本番はうまくいきました。最初の面接から最終面接までの期間が1ヶ月だったので、とても早いと思いました。
ダブルワーク生活から営業職へ就職したSさんの体験談は、「大学院進学と就職を迷う日々…就職する決断ができた理由とは」で詳しく紹介しています。

第二新卒でフリーターをしながら再就職をしたい方は、プロの就活アドバイザーに相談して、就職活動の質を上げるのがおすすめです。第二新卒やフリーターなど20代に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブでは、求人の紹介をはじめ、応募書類の添削、面接対策など、幅広くサポートします。また、チャットツールを通じていつでもアドバイザーとやり取りができるので、不安なことはすぐに相談が可能。第二新卒のメリットを把握して自分の強みをアピールするには、プロのアドバイスが役に立つでしょう。正社員として働きフリーター生活を終了したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

フリーターに関するQ&A

ここでは、フリーターに関するよくある質問をご紹介します。

25歳のフリーターは将来的に就職できますか?

25歳のフリーターの方も、しっかりと準備をすれば将来的に正社員として就職できるでしょう。一人での転職活動が不安な方は、転職エージェントを利用するのも有効的です。25歳のフリーターに関しては、「25歳フリーターの将来は?正社員就職を成功させる方法を紹介」で解説しているので、参考にしてみてください。

高卒のフリーターでも正社員になれますか?

高卒のフリーターの方も、企業研究や自己分析などをしたうえで選考対策をすれば、正社員になれる可能性はあります。高卒のフリーターから正社員を目指したい方は、「高卒フリーターは就職できる?不利といわれる理由と正社員になる方法を解説」を読んでみてください。

現在26歳のフリーターですが、新卒扱いされますか?

応募企業や最終学歴によって、26歳のフリーターも新卒扱いされることがあるでしょう。2010年、厚生労働省が「卒業後少なくとも3年は新卒扱いとする」という指針を設けたことにより、若年層のフリーターや第二新卒を、新卒枠で採用する企業が増えています。新卒扱いについては、「新卒とはいつまで?第二新卒や既卒との違いを解説」で詳しく説明しています。

第二新卒のフリーターでも就職できますか?

第二新卒のフリーターでも、選考に関するコツをおさえれば就職できる可能性は高まります。第二新卒のフリーターで、「一人で就職活動するのが不安」「何から始めれば良いか分からない」という方は、若年層に特化した就職エージェント「ハタラクティブ」にご相談ください。プロの就活アドバイザーがあなたの悩みを聞き、就職活動を全面的にサポートします。

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