新卒で派遣社員になるメリットは?正社員との比較

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この記事のまとめ

  • 新卒派遣は、色々な仕事を試してみたい人や実際に働いてから入社したい人に向いている
  • 新卒派遣には「賞与がない」「仕事内容が限定されやすい」デメリットもあるので注意
  • 派遣社員は正社員に比べて雇用や収入が不安定になりやすい

就職先が決まらない人のなかには、新卒派遣を検討されている方も多いのではないでしょうか。新卒派遣とは、派遣元会社でビジネスマナーなどを学び、派遣先企業で働く雇用形態です。幅広い仕事を試してみたい人や、ある程度自由に勤務したい方におすすめの働き方といえます。コラムでは、新卒派遣の特徴やメリット、正社員との比較をご紹介。新卒派遣を検討している方は、今後の働き方を考えるきっかけにご活用ください。

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新卒で派遣社員になる選択肢

新卒派遣とは、派遣元会社に登録した新卒学生が派遣先企業で仕事をする働き方です。学校を卒業したあとは正社員ではなく、派遣社員として働くことを選んだ方が該当します。派遣社員として最もメジャーなのが、派遣会社に登録し、就業先に派遣される「一般派遣」。「派遣社員とは何か?種類や正社員との働き方の違いを解説」のコラムで派遣社員の詳細をご確認いただけます。
将来的には派遣先の企業と直接雇用契約を結びたいと考えているなら、最長6ヶ月間派遣社員として働いたうえで、派遣先企業と本人が合意すれば正社員として採用される「紹介予定派遣」制度を利用するのもいいでしょう。紹介予定派遣については「既卒から正社員になれる?紹介予定派遣という働き方」で詳しく解説しています。ぜひ目を通してみてください。

新卒とは

そもそも新卒とは「新規卒業者」の略で、その年に学校を卒業する人を指します。具体的な新卒の期間は、学校を卒業するまでです。なお、「既卒」の場合は、学校を卒業後就職をしていない人を指します。

新卒派遣の割合

新卒で派遣を選択する人の割合を見ていきましょう。厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況」の「これまでの就業状況」では、満15歳から34歳の若年労働者を対象にし、最終学校卒業から1年間に正社員として働いたか、もしくは派遣社員を含むとされる「正社員以外」で勤務したかの調査結果が掲載されています。
この資料を見ると、正社員以外の労働者として勤務した若年層が24.0%を占めていることが分かるでしょう。つまり、およそ4人に1人が正社員以外の雇用形態で働いていることになります。24%のすべてが新卒派遣に含まれるわけではありませんが、非正規社員とひとくくりにしても、少ない数字ではないでしょう。

新卒で派遣は負け組なのか?

それでは、非正規社員である「新卒派遣」は、ある程度安定した収入・雇用が保証された正社員に比べて負け組となってしまうのでしょうか。

厚生労働省、同資料の「正社員以外の雇用形態を選んだ理由」をみると、「正社員求人に応募したが採用されなかった」が23.4%と最も多く、次に「元々、正社員を希望していなかった」が18.8%、「自分の募集する会社で正社員の募集がなかった」が11.2%ときています。
正社員として採用されなかったからといって、別の働き方を見つけ自分らしく働くことができていれば、もちろん負け組とは限りません。また、初めから正社員を希望せず、自分に合った働き方を選択している人もいます。現在は自由な働き方を求める人も多い、という観点から、新卒派遣が負け組だと決めつけることはできないでしょう。

参照元
厚生労働省
平成30年若年者雇用実態調査の概況

新卒で派遣社員になる5つのメリット

派遣社員は雇用期間の定めがあるため、正社員に比べて多くの職場や仕事を経験できます。働きながら、自分に合った仕事を見つけられるのはメリットでしょう。また、気になる会社があればまずは派遣として働くことで、企業とのマッチ度を確認できます。大手企業への就業を希望している場合は、正社員よりも派遣社員のほうが採用ハードルが低いためチャンスが広がります。

1.本当にやりたい仕事や向いている仕事が分かる

就職活動をとおして、自分がどんな仕事をしたいのか、どんな仕事が向いているのかイマイチ分からなかった方もいるでしょう。派遣社員になると多くの企業で働くチャンスが手に入るため、本当にやりたい仕事や向いている仕事を経験しながら見つけることができます。興味はあるけど正社員として就職するには悩む、といった仕事にも、派遣社員なら挑戦しやすいでしょう。

2.正社員より時間の融通が効く

派遣であれば短期・単発での仕事もあり、正社員に比べて自分のペースで働きやすいでしょう。あらかじめ働ける曜日や日にちを派遣会社に伝えておけば、それに合った仕事を紹介してもらえます。また、派遣会社では、基本的に派遣先企業ではなく派遣元会社が時給を支払うため、残業などがほとんどありません。そのため時間に融通が効きやすく、自分のプライベート時間も充実させられます。

3.大手企業に入社できるチャンスがある

大手企業で働きたい場合、いきなり正社員を目指すより派遣社員の方が入社ハードルが低いとされることも。必ず正社員になれるというわけではありませんが、経験値アップに繋がることは間違いないでしょう。

4.企業とマッチしているか確かめられる

自分の理想と仕事内容が違ったり、社風や環境が合わなかったりという理由で、新卒で入社してもすぐに辞めてしまう人が後を絶ちません。いっぽう派遣会社であれば、先述のように、正社員になる前に派遣社員として自分に合う仕事かどうかを判断することが可能です。もし自分のやりたい仕事が何なのかわからない状態であれば、まずは派遣社員として働きながら探すという方法もあります。

5.ビジネススキルや経験を積める

派遣社員として働くなかで基本的なビジネススキルを身に着け、経験を積むことで就職に好影響をもたらします。基本的なビジネススキルやマナーを身に着けている人材は、基礎研修の必要がないため積極的な採用をする企業も。フリーターと比べると、就職の際に有利になりやすいでしょう。

新卒派遣の3つのデメリット

新卒派遣にはデメリットも存在します。特に新卒派遣に対して高度な専門スキルを求める企業は少ないので、仕事内容が限定されやすく、給与も上がりにくい点は理解しておきましょう。

1.正社員になれない可能性もある

紹介予定派遣として働いていても、必ずしも正社員になれるというわけではありません。契約期間が満了となった場合、次の職場を探さなければならないこともあります。派遣として働けても条件や勤務態度次第では正社員になれないことも留意したうえで働きましょう。

2.正社員よりも仕事内容が限定されやすい

派遣社員の業務では、責任のある仕事が回ってくることは少ない傾向にあります。そのため、派遣社員は正社員よりも仕事内容が限定されることがほとんどでしょう。仕事の責任や裁量の多さがモチベーションに繋がる人にとって、派遣は少し物足りないと感じる可能性もあります。ただし、初めから正社員登用を前提としている企業では、正社員と同様の仕事を任せられることも多いようです。

3.昇給や賞与がない

基本的に昇給や賞与がないなど、会社によって正社員と派遣社員では待遇が違う可能性があります。また、一般的に派遣社員は高時給に設定されていることが多いですが、中には交通費の支給がない求人もあるため注意が必要です。派遣社員の給与については「正社員の平均給料はどれくらい?派遣やフリーターとの差は?」のコラムでも扱っています。

新卒派遣が向いている人の特徴

ここでは、新卒派遣の働き方に向いている人の特徴をご紹介します。自分の状況と照らし合わせて考えてみましょう。

やりたい仕事がない

自己分析や企業研究を行っても、いまいち自分のやりたい仕事を想像できない人もいます。「実際にやってみないと自分に合っているか判断できない」という方にとって、幅広い仕事が経験できる新卒派遣の働き方はぴったりといえるでしょう。新卒派遣では、たとえ同じ業界内でも、中小企業から大手企業まで派遣先企業の範囲は広く、派遣先によって担う業務も異なることが多いです。多くの仕事を実際に経験することで、自分が本当にやりたい仕事をイメージしやすくなるのではないでしょうか。

多くの経験を積みたい

新卒派遣は、上記のように幅広い業種に就ける可能性が高いです。そのため、同じ仕事を続けるよりも、多くの職種を経験したいと考える方に向いている働き方といえるでしょう。正社員の場合、転職のために短期間で退職を繰り返すと、職歴が原因で採用されにくくなってしまうことも考えられます。その点派遣では、転職せずとも勤務先を転々とすることが可能です。そのため、性格上、飽き性だと感じている方は、新卒派遣の働き方を選択するのも手でしょう。

正社員になる前に働いてみたい

就活の説明会に参加しても、実際に働いてみないとその企業が本当に自分の適性に合っているのか判断できないものです。会社からの説明だけで就職先を決めると、「思っていた仕事と違った」「自分に合う雰囲気ではなかった」とストレスを抱えながら仕事を続ける恐れも。派遣では、正社員になる前に、実際の職場で働いて雰囲気や業務内容を確かめることも可能です。入社後のミスマッチを防ぐためにも、まずは新卒派遣として企業で働いてみるのも1つの手でしょう。
また、新卒から3年以内の第二新卒から派遣会社に就職しようと考えている方は「第二新卒が派遣で働くメリット・デメリットは?正社員になる方法も紹介!」にて、第二新卒が派遣会社で働くメリット・デメリットを解説しているので、ぜひご覧ください。

新卒派遣へ登録~就業までの流れ3ステップ

新卒派遣で働くには、派遣元会社への登録が必要になります。この章では、新卒派遣として就業するまでの流れをご紹介。ぜひ参考にしてください。

1.派遣会社に登録する

仕事の紹介を受けるため、まずは派遣会社へ登録しましょう。登録方法は派遣会社によって異なることもありますが、基本的には登録会へ参加して登録する方法と、Web上で登録する方法があります。登録の際は、担当者が希望の勤務地や職種などをヒアリングすることが多いので、自分の希望条件を述べましょう。

派遣元会社によって仕事の種類は異なる

派遣元会社によって、紹介できる仕事の種類も異なることが多いです。そのため、興味のある仕事を紹介してもらえる派遣元会社を探すことをおすすめします。「展示場受付に特化」「オフィスワークメイン」など、派遣元会社によって特色が違うので、会社のWebサイトをよく確認しておきましょう。

2.仕事を紹介される

派遣会社に登録したら、会社側が派遣先企業とあなたのマッチングを図り、希望条件に合った仕事を紹介されます。派遣先企業とのミスマッチを防ぐためにも、事前によく企業情報を調べ、自分に合う仕事か確認しましょう。

3.就業スタート

希望条件に合う案件が見つかったら、派遣会社からあなたに仕事が紹介され、同意すれば就業スタートです。ただし、就業の前に企業面接が入ることもあります。

正社員と派遣の違いは?

正社員と派遣社員では、雇用と収入の安定が最も大きな違いになります。また、正社員としての経験や経歴は、転職で有利になることも多いため、将来的にキャリアアップを考えている場合は正社員がおすすめです。

収入と雇用の安定

正社員は基本的に一定額の給与が保証されます。また、加えて年に1〜2回程度のボーナスが支給されることが多いです。生活の安定やボーナスによる仕事へのモチベーションアップは、正社員ならではのメリットといえるでしょう。
さらに、正社員は雇用期間の定めがなく、定年まで働くことができます。派遣社員の場合は契約期間があり、同じ派遣先で働けるのは最大でも3年。契約満了後に新たな派遣先が見つかる保証はなく、派遣切りにあう可能性もゼロではありません。「派遣切りが行われる理由や対処法を詳しく解説!失業保険の対象になる?」のコラムも確認しておきましょう。

仕事の範囲と裁量権

正社員は、非正規社員よりも深く会社の経営に携われたり、大きい仕事を任せてもらえたりすることが多いです。仕事への裁量が大きいことでやりがいを感じられ、働くことへの充実感を得られます。また、研修や資格取得支援など、社内の手厚い教育サポートを受けられる機会も。そのため、正社員はキャリアアップや成長をしやすい環境といえるでしょう。
派遣社員は、前述したように業務内容が限定されがち。雇用期間の定めもあるため、スキルアップやレベルアップの機会は少ないようです。

経歴やキャリアに対する評価

正社員として働き、大きなプロジェクトに関わったり、責任ある仕事を任されたりした経験は、転職活動で有利になる可能性が大きいです。転職市場では、どうしても即戦力が求められる傾向にあります。そのため、正社員として経歴を積んできた人は、自ずと評価対象になるでしょう。

後悔しない働き方を選ぼう

新卒での派遣という働き方は、正社員として入社が難しいといわれる大企業を目指す人や、資格や勉強に時間を費やしたい人、また希望の就職先から内定がもらえなかった人にとってメリットとなることが多いといえます。ただ、もちろんデメリットもあるので、派遣会社で経験を積めばいつか正社員になれると油断しないことが大切です。後悔しないためにも、派遣はあくまでも正社員になるための手段と捉えておきましょう。

正社員としての就職を希望している人は、就職エージェントに相談してみてはいかがでしょう。ハタラクティブは、就職活動を支援する若年層に特化したエージェント。社会人経験のない方や業界未経験のご利用者も多く、就職が初めての方でも安心してサービスをご利用いただけます。サービスはすべて無料なので、派遣社員から正社員を目指している方、未経験から正社員を目指している人は、ぜひお気軽にご相談ください。

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