新卒の手取り額はどれくらい?課税の詳細を見てみよう

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この記事のまとめ

  • 給与から税金や保険料が差し引かれた後、実際に手にできる分を「手取り」という
  • 大学新卒者の平均手取り額は16~17万円ほど
  • 住民税は2年目から課税されるため、昇給がないと2年目から手取りが減る
  • ボーナスは平均的に基本給の1.5カ月分が支給されるが、1年目の夏は無い企業が多い
初任給、手取り、特別報酬、標準報酬額、天引きなど、給与に関することの意味や制度を正しく理解している大学生はどれくらいいるでしょう。これらは全て大切な言葉ですが、中でも新卒の方が気になるのは「初任給」や「手取り」だと思われます。
企業研究も大切ですが、現実問題として給与についても詳しく見ていきましょう。


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◆「手取り」について

実際に初任給が支給された後、多くの新社会人が「あれ?求人に載っていた額より少ない」と思うことでしょう。この疑問は「総支給額」と「手取り」について、正しく認識すれば解消できます。まずは、この2つの関係について見ていきましょう。

初任給として求人情報に記載されている金額は、税金や保険料が差し引かれていない状態の額です。この金額を「総支給額」と言います。
「手取り」とは、「総支給額」から所得税や健康保険料、厚生年金保険料、住民税を差し引いた残りの金額を指します。
実際に給与して支給されるのは、この「手取り」分なので、多くの新社会人が少なく感じるということなのです。


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◆新卒の手取りはどれくらい?

勤務する地域や企業規模によって差はありますが、平成28年度大卒の初任給は20万円程度という結果が出ています。
(参照元http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/16/01.html)

初任給20万円から税金や保険料を差し引くと、実際の手取りは16万円~17万円くらいでしょうか。この額を多いと感じるか少ないとと感じるかは人それぞれですが、いずれにせよこの額内で生活をしていくことになります。
給与明細には、差し引かれる項目や金額が詳しく記載されているので、初任給が支給されたら見てみましょう。その後も面倒に思わず毎月必ずチェックして、計画的に管理されることが望ましいと思われます。

なお、住民税は前年度の所得に応じて課税されるので、1年目は差し引かれません。2年目から差し引かれるので、2年目に昇給がないと手取り額が下がることもあります。


◆新卒のボーナスはどれくらい?

ボーナスは基本給がベースで、おおよそ基本給の1.5ヶ月分くらいです。しかし、新卒は夏のボーナスはさほどもらえません。むしろ全くもらえない方が多いでしょう(中には寸志程度の額はもらえる企業もある)
しかし、冬のボーナスは評価対象になるので、1年目は冬に向かってお仕事に励むとモチベーションが保てます。


◆初任給が全てではない!

企業研究やエントリーをする際、どうしても初任給の額が気になることと思います。しかしながら、長い目で見るとそれに縛られる必要は無いようです。以下にあげているように、給与以外の点にも目を向けつつ、エントリーする企業を決めていってください。

◯初任給が高い企業は魅力的だが◯

・内情や人間関係まで良いのかは不明
・昇給率が低ければ、生涯年収は多くならない
・プライベートと両立できるか
・やり甲斐のある仕事内容か
・会社の方針に共感できるか


◆自分に合った企業を見つけるなら、ハタラクティブに相談を!

初任給を優先するか、やり甲斐を取るか、どちらも間違いではありません。自分にとって必要だと思う方を選択し、後悔しない就活をしましょう。自身で全部決めるのは難しいという方は、「ハタラクティブ」へ相談することをオススメします。プロのエージェントが、豊富な経験と知識を元にアドバイスいたします。まずは、お気軽にご相談ください。