第二新卒におすすめ企業や業界はある?大手へ転職は可能?成功のコツも解説

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「第二新卒向けのおすすめ企業は?」と気になる人もいるでしょう。第二新卒におすすめの企業は、事業規模が年々拡大している成長企業や、優良企業と呼ばれる会社です。 このコラムでは、第二新卒としての転職活動を成功させるコツをご紹介します。また、おすすめの企業の特徴や職種、優良企業を見極めるポイントなども解説。第二新卒から大手企業への転職に挑戦してみたい方も、ぜひ参考にしてみてください。

この記事のまとめ

  • 第二新卒におすすめな企業は、中途採用者を採用しており事業が拡大しているところ
  • 企業規模だけで転職先を決めず、自分に合った働き方やキャリアプランを考慮しよう
  • 第二新卒は大手企業だけでなく中小企業もチェックするのがおすすめ
  • 第二新卒へのおすすめ業界には、「IT業界」「インフラ業界」「メーカー」などがある
  • 第二新卒が希望の転職を成功させるには、入念な自己分析と企業研究がカギ
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第二新卒から大手企業に転職できる!

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結論からいうと、第二新卒から大手企業に転職することは可能です。
一般的に「第二新卒」とは、学生のうちに就職活動を行って入社した企業を3年以内に転職する人のことで、一定の社会経験があります。そのため、第二新卒は新卒や既卒と比べて基本的なビジネスマナーが身についており、教育コストを削減できるという理由で採用する企業が増加傾向にあるようです。

大手企業によっては、思うように新卒採用者を確保できなかったという理由から、第二新卒者に注目しているところも。早期退職することで「転職時に不利になる?」と悩む人もいるようですが、第二新卒は転職市場での価値が高い存在といえます。
第二新卒についての詳細は、「第二新卒とはいつまでが対象?転職の場で評価される理由を解説!」のコラムもあわせてご覧ください。

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大手企業への転職を目指しやすい第二新卒の特徴

ここでは、大手企業から評価を受けやすい第二新卒者の特徴をまとめました。どのような要素が転職活動で見られるのか、チェックしてみましょう。

応募先企業に関連する実務経験3年ほどある

大手企業に転職しやすい第二新卒の特徴には、「応募先企業の仕事に関連した職務経験が一定以上あること」が挙げられます。志望する業界や職種が未経験だと、採用のハードルが高くなるのが現状です。しかし、関連する実務経験があれば、スキルを応用できる可能性を見出してもらえます。
第二新卒の場合、職務経験は長くても3年以内と考えられますが、少しでも大手企業に活かせる経験があれば選考で有利になるでしょう。

大卒・大学院卒の学歴がある

大卒や大学院卒の学歴がある方も、大手企業に転職しやすい特徴の一つです。学歴のある人が有利なのは、「入学試験の通過や単位取得のために、困難を乗り越える努力ができる」と判断されるため。企業によっては、大卒以上の学歴を応募条件としていることも理由として挙げられます。

学生時代に関連分野を専攻していたことがある

大学や専門学校などで、志望先の業務と関連性のある分野を学習していた第二新卒者は、採用担当者に好印象を与えられます。たとえば、看護学校を卒業した方は、医療や福祉に関する企業で評価を受けやすいでしょう。基礎以上の単位が取得できていると、より良いアピールにつながるのもポイントです。

第二新卒におすすめな大手企業の特徴

第二新卒者の採用に意欲的な大手企業の特徴を理解しておけば、転職を成功しやすくなります。第二新卒者におすすめな大手企業の傾向は、以下の内容を参考にしてみてください。

中途採用枠の採用実績が多い

中途採用枠で人材を多く採用している企業なら、第二新卒者も内定を得やすい可能性があります。大手企業の場合は転職者のライバルも多いですが、第二新卒なら若さとポテンシャルを見てもらえるでしょう。また、第二新卒者の採用実績がある企業であれば、将来性を考慮してもらえるのもおすすめポイントです。

利益や事業規模が拡大している

利益や事業規模の拡大を続けている企業は、人材確保に力を入れています。企業とともに成長していく人材を求めていることから、今後の成長を見込める第二新卒を積極採用している場合があるようです。成長企業は組織全体の目的意識が高いため、しっかりと目標をもって仕事に取り組みたい第二新卒者におすすめといえます。

BtoBである

BtoBの企業は、新卒者の認知度が低めなことから、第二新卒者が狙いやすい傾向にあります。企業同士で取引をするため、安定した業績の優良企業が多く含まれていることもおすすめの理由です。
BtoB企業について理解を深めたい方は、「BtoBとは?今さら聞けないワードについて解説!」のコラムをご一読ください。

第二新卒に大手企業はおすすめ?転職する5つのメリット

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第二新卒が大手企業に転職すれば、収入アップやスキルアップにつなげることが可能です。この項では、大手企業を目指すメリットをご紹介します。

第二新卒が大手企業に転職するメリット

  • 収入や待遇が良くなる可能性がある
  • 教育体制が整備されている傾向にある
  • 規模の大きい業務に携われる
  • スキルが高い人と一緒に働ける
  • 企業名が広く知られているため信頼されやすい

1.収入や待遇が良くなる可能性がある

大手企業は基本給が高かったり、年間休日数が多かったりする傾向にあります。現在の職場から転職することで、貯蓄の確保やワーク・ライフ・バランスの改善に期待できる可能性も。福利厚生が充実しているところも多く、家族手当や家賃補助、レジャー施設の割引などを受けられるのもメリットといえるでしょう。

2.教育体制が整備されている傾向にある

大手企業は従業員数が多いことから共通の認識をもたせるため、丁寧な教育を行っています。基礎からしっかり学びたい第二新卒者は、大手企業への転職を視野に入れるのがおすすめです。教育体制が整えられている職場なら、先輩職員によるフォローを受けやすく、相談もしやすいでしょう。

3.規模の大きい業務に携われる

大手企業が扱うものは影響力が大きいため、規模の大きいタスクに関われる可能性があります。幅広い職種と協力しながら大規模な案件を遂行できることから、やりがいや達成感につなげやすいでしょう。商品やサービスによっては、世の中に広まっていく様子を見守れるのも働くメリットといえます。

4.スキルが高い人と一緒に働ける

大手企業は一定の経験やスキルを評価された方が採用されていることから、レベルの高い人材に囲まれながら業務を進められます。周囲のスキルが高ければ、仕事の取り組み方を吸収しやすく、モチベーションを維持することが可能です。「あの人のようになりたい」という目標も抱きやすく、意欲的にキャリアアップを目指せるでしょう。

5.企業名が広く知られているため信頼されやすい

大手企業の一員になれば、知名度から社会的な信頼を受けやすいこともメリットとして挙げられます。業界内で名前が知られている企業なら、クライアントから安心してもらえたり、取引がスムーズに進んだりする場合も。将来的により良い企業へ転職する際も、大手企業に勤めていた実績があると有利にはたらく可能性もあります。

第二新卒が大手企業への転職を目指す6つのデメリット

第二新卒が大手企業の転職を検討するときは、メリットだけでなくデメリットも理解しておきましょう。両方の情報を照らし合わせながら、自分が転職すべきかどうかを判断することが重要です。

第二新卒が大手企業への転職を目指すデメリット

  • 新卒入社の社員と同等の待遇を望めない可能性がある
  • 個人の裁量が小さく、会社の意思決定が遅い場合もある
  • 業務範囲が狭いとスキルを磨けない
  • 年功序列制度の不満を抱える場合がある
  • 同期と呼べる人が少ない
  • 支店が多いと転勤が発生することもある

1.新卒入社の社員と同等の待遇を望めない可能性がある

第二新卒が大手企業に転職するときは、新卒採用で入社した人と待遇が異なる場合があるので注意が必要です。同じ業務を行っていても、中途社員よりも新卒時から働いている「プロパー社員(生え抜き社員)」の方が高い評価を受ける可能性があります。新卒枠と中途枠で活躍する社員の違いについては、「プロパー社員とはどんな意味?出向社員や中途社員とは違う?」のコラムをご覧ください。

2.個人の裁量が小さく、会社の意思決定が遅い場合もある

大手企業は従業員数が多く、企業規模も大きいことから、個人の裁量で動ける仕事が少ないと感じる場合があるようです。上司の許可を得る必要があったり、段階を踏むうえで時間がかかったりすることは、人によってデメリットになるでしょう。「自分の考えたことをすぐに実行したい」と考えるタイプの第二新卒者は、大手企業への就職が向いているのかをよく判断してから行動に移しましょう。

3.業務範囲が狭いとスキルを磨けない

大手企業では1人あたりの仕事が細かく分けられている傾向にあるため、業務範囲が狭くなる可能性があります。「スキルの幅を広げたい」と考えて転職を希望する第二新卒者にとっては、向いていない場合も考えられるでしょう。入社後に異動をしたとしても、異動後の業務に専念することになるので、身につけたいスキルが明確な方は注意が必要です。

4.年功序列制度の不満を抱える場合がある

歴史のある大手企業は、年功序列制度で判断されるのが基本となっています。経験年数を重ねることで給与が上がっていくため、成果を見てほしい人にとっては環境が合わない可能性も。最近では実績を評価する動きもあるようですが、まだまだ年功序列制度が根付いているのが現状です。「年功序列とは?働くメリット・デメリットや実力主義との違いについて解説」のコラムでは、年功序列制度の概要をまとめているので、あわせてチェックしてみてください。

5.同期と呼べる人が少ない

第二新卒者が大手企業に転職するときは、入社のタイミングや配属先で新卒者に囲まれる可能性もあります。周囲の関係が固まっていると、職場に馴染むまでに時間がかかる場合も。同期と呼べる人が少ないと、ちょっとした確認や相談がしにくいこともあり得ます。

6.支店が多いと転勤が発生することもある

支店の多い大手企業では、転勤を含む働き方が前提となる場合があります。企業によっては転勤そのものを断れますが、転勤ができる社員のほうがキャリアアップしやすい可能性もあるので注意が必要です。「引越しや単身赴任をしたくない」「希望の勤務地から離れたくない」と考えている方にとっては、デメリットになるでしょう。

第二新卒が優良企業を見極めるポイント7選

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第二新卒からの転職で希望の働き方を実現するために、求人票から優良企業を見極めるポイントを解説します。経営が安定した企業や大手企業が、必ずしも優良企業というわけではありません。優良企業の特徴を知り、働きやすい会社を見極めましょう。

1.給与体系

第二新卒で転職先を選ぶ際は、給与体系に着目しましょう。優良企業は、業務内容に見合った給与体系になっています。基本給は最低賃金以上を支給する義務がありますが、なかには違法な給与額を設定しているようなブラック企業もゼロとはいえません。実際に働いている姿を想像しながら、「仕事に見合った給与かどうか」を考えてみましょう。

2.求人票の採用人数

従業員数や企業の規模に対し、採用人数が多過ぎる会社は要注意です。すぐに退職することを考慮して、多くの人を採用している可能性があります。大量の人数を採用しなければならないほど退職者が多い企業は、待遇や仕事内容などに何らかの問題がある可能性が高いため、避けるようにしましょう。

3.福利厚生

優良企業は、福利厚生が充実している傾向にあります。福利厚生は、雇用保険や健康保険など法律で定められているもののほかに、企業が任意で従業員に提供する住宅手当や育児支援などの法定外福利厚生があります。法定外の福利厚生を用意している会社は、従業員を大切にする優良企業である可能性が高いでしょう。

4.離職率

優良企業は、離職率が低い傾向にあります。離職率が高い会社は、社員が働き続けたいと思えない労働環境の可能性があるでしょう。

離職率は、就活情報誌に記載されていたり、転職エージェントに相談するなかで教えてもらえたりすることもあります。応募する企業の離職率を知れば、働きやすさを判断する材料の一つになるでしょう。

5.従業員数や業績

年々社員数が増加し、企業規模が拡大している会社は優良企業である可能性が高いようです。業績が好調な会社は、大きなオフィスへの移転を繰り返していることもあります。勢いのある会社の一員になることで、自分のスキルアップにもつながるでしょう。

6.評価・表彰制度

社員の評価制度が充実している会社は優良企業の可能性が高いでしょう。企業によっては、業績を残した社員の表彰を行っている会社もあります。正当な評価をしてもらうことで、モチベーションを保ちながら働き続けられるでしょう。

7.職場環境

優良企業によくある特徴には、職場環境が整っていることも挙げられます。職場環境の良さを確かめるには、残業時間や有給休暇取得率に着目してみましょう。

労働基準法第36条で定められている残業時間の上限は、月45時間です。平均残業時間が45時間以上あると、長時間労働によって心身ともに支障をきたす恐れがあります。また、有給休暇の取得率が約50%以下だと、「休みが取りにくい」「忙しすぎる」といった職場環境の可能性もあるでしょう。

参照元
e-gov 法令検索
労働基準法

第二新卒の転職におすすめする8つの業界

ここでは、第二新卒の転職におすすめの業界を紹介します。興味のある職種が定まっていない場合は、業界から絞ってみると良いでしょう。

1.IT業界

専門的なスキルを身につけたい第二新卒の方は、IT業界がおすすめです。IT業界で活躍すれば、プログラミングやWebマーケティングに関する知識が身につきます。働きながら専門性を高められると、大手IT企業へのキャリア転職やITコンサルタント、マネジメントなど、さまざまなキャリアパスを歩むことも可能です。また、将来的にフリーランスのプログラマーやエンジニアとして独立する夢も叶えやすいでしょう。

IT関連の仕事に関して「理系だけが就ける」といったイメージを抱く方もいるようですが、近年は人手不足を理由に文系の人を積極採用する企業も増えています。研修制度が充実した企業を選べば、文系理系や経験の有無を問わず挑戦しやすいでしょう。

2.コンサルティング業界

やりがいのある仕事をしたい人や、若いうちに幅広いビジネススキルを身につけたい第二新卒の方は、コンサルティング業界がおすすめです。コンサルティングとは、一言でいうと企業が抱える悩みを解決する仕事を指します。

コンサルティング業界で働けば、経営面だけでなく、社内システムや人材管理などに関する知識を吸収することが可能です。時期によっては多忙になりますが、その分やりがいがあり、成果を評価されやすいのが特徴です。

3.機械業界

機械業界では、建設用重機やOA機械、医療機器などの製造を行います。組み立てや加工、検品などを行う職種は、黙々と作業をしたい方やものづくりが好きな第二新卒者に向いているでしょう。

機械メーカーの技術開発や設計の仕事は、専門性のある知識を活かせます。取り扱う分野は幅広く、世の中の発展や産業を支えている仕事としてやりがいを感じられるでしょう。

4.製造業(メーカー)

未経験歓迎の求人が多い「メーカー」も、大手企業も含めて第二新卒が応募しやすい業界の一つといえます。メーカーの仕事はノルマを課せられることが少ないため、一つひとつの仕事を丁寧にこなしたい第二新卒の方におすすめです。

メーカーでは納期が定められている場合が多いため、スケジュール管理能力も身につきます。製造業に興味が湧いた第二新卒の方は、「製造業を目指す人必見!企業に響く志望動機の極意とは」もご覧ください。

5.商社業界

商社業界は、総合商社と専門商社の2種類に分かれています。未経験・第二新卒で商社業界に挑みたいと考えるなら、専門商社がおすすめです。総合商社は事業規模が大きく即戦力のある人が優遇される傾向にあるため、専門商社で経験を積み重ねるとステップアップがしやすくなるでしょう。

商社業界ではグローバルな展開をしているため、英語力が問われる可能性があります。商社業界でのアピールポイントをつかむには、「商社内定に繋がる『志望動機』書くべきポイントをご紹介」を参考にしてみてください。

6.広告業界

広告業界には、広告を作成する会社とマーケティングや販売促進を支援する会社があります。世の中の動向にアンテナを張り、トレンドを意識できる方なら、広告業界で幅広く活躍していけるでしょう。

大手企業の場合は新卒者や実績のある中途採用者が歓迎されるため、未経験で第二新卒の方は転職の難易度が高いと感じる可能性も。しかし、中小企業であればアピール次第で勤務を実現できる可能性があります。
広告業界の仕事について知りたい方は、「広告代理店とは?年収はどのくらい?詳しい仕事内容や職種を解説します」のコラムをご覧ください。

7.インフラ業界

第二新卒から転職する場合は、安定性を重視してインフラ業界を目指すのもおすすめです。インフラ業界とは、鉄道・ガス・水道など、生活に欠かせないサービスを提供することを指します。

倒産の心配が少なく、福利厚生が整っている企業が多いことから、離職率が低い点も特徴です。働きやすさを求めて転職する人に人気の業界となっています。

8.金融業界

社会貢献や政治経済に興味がある第二新卒者は、銀行や証券会社といった金融業界への転職が向いています。銀行は営業日時や業務時間が決まっているので、ワーク・ライフ・バランスを保ちながら働くことが可能です。

国税庁「民間給与実態統計調査(1. 平均給与)」によると、金融業界が含まれる「金融保険・不動産業」の平均年収は約558万であり、ほかの業界と比べて高い水準となっています。そのため、高収入がモチベーションにつながる人にも適しているでしょう。

参照元
国税庁
民間給与実態統計調査

第二新卒の転職におすすめする6つの職種

第二新卒の転職活動では、職種から応募先を考えるという方法もあります。職種によって、キャリアパスや習得できる知識はさまざまです。自分にとって理想の働き方が実現できる職種を選びましょう。

第二新卒の転職におすすめな職種

  • ITエンジニア
  • 営業職
  • 販売職
  • 公務員
  • 事務職
  • 前職と同じ職種

1.ITエンジニア

ITエンジニアは需要の高さから、専門的なスキルの有無にかかわらず第二新卒が採用されやすいでしょう。ITエンジニアは総称のため、プログラマーやシステムエンジニア、ネットワークエンジニアなどの職種が含まれています。プログラミングのスキルを磨いていけば、将来的にプロジェクトリーダーを担うことも可能です。

2.営業職

営業職は業務に関する知識を入社後に学べるため、業界未経験から採用されやすい職種です。実力主義の会社が多いので、成果を出せばインセンティブをもらえることもあります。キャリアアップを望んでいる方や、数字を追う働き方が合っているという第二新卒の方は、モチベーションを保ちながら働けるでしょう。

3.販売職

販売職には必須の資格がなく、業務のマニュアルも整備されている傾向にあります。これまでに接客の経験がある方は、コミュニケーション能力を活かすことが可能です。一定の売上を超えれば手当が付与されたり、店舗を構えているところなら店長を目指せたりと、やりがいを感じやすいでしょう。

4.公務員

第二新卒は、試験に合格することで公務員への転職も可能です。公務員は勤続年数によって給与が決まることが多いので、安定した生活を送りたい方におすすめ。受験するための条件や年齢制限は自治体によって異なるため、事前に調べておきましょう。

5.事務職

基本的なビジネスマナーや柔軟性の高さに自信がある第二新卒の方は、事務職を目指すのもおすすめです。事務職は経歴やスキルなどが重視されないことが多いため、未経験から転職しやすいでしょう。また、MOSや日商簿記の資格を持っている方は、事務職への転職で有利になる可能性があります。

6.前職と同じ職種

同じ職種への転職であれば、経験を活かしながら働けます。前職の仕事内容が自分に合っていると感じていた第二新卒の方は、もう一度同じ職種にチャレンジするのも良いでしょう。

ただし、短期間で同じ職種への転職を志望すると、採用担当者から「人間関係や待遇に不満を持ちやすいのでは?」と懸念を抱かれる可能性もあります。そのため、面接で退職理由について聞かれたら前向きに答えられるようにしておきましょう。
退職理由の答え方に関しては、「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例を9つ紹介!」で詳しく解説しています。

第二新卒が転職を成功させる10個のコツ

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ここでは、第二新卒からの転職活動を成功につなげるコツを紹介します。事前準備をしっかり行い、万全の状態で転職活動に臨みましょう。

1.自己分析をする

自己分析とは、過去の経験を振り返って長所や短所、価値観などを知り、自分の「強み」を明らかにすることです。自己分析をすることで転職活動の軸がぶれにくくなったり、企業とのミスマッチを防げたりするメリットがあります。
自己分析の取り組み方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」で触れているので、ぜひチェックしてみてください。

2.業界や企業研究を入念に行う

「思っていた会社と違った」という理由で転職を繰り返さないためにも、企業研究を念入りに行いましょう。企業研究で応募先の求める人物像を把握すれば、面接で志望動機を答える際の説得力が増します。
企業研究のやり方を詳しく知りたい人は、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムを参考にしてみてください。

3.応募先企業でなくてはならない理由を固める

転職活動では、「その企業でなければならない理由」を説明することが重要です。給与や福利厚生といった労働者側のメリットではなく、理念や方向性といった観点から志望する理由を固めましょう。「応募先企業で、自分だからこそできること」をアピールすれば、意欲や熱意を汲み取ってもらえます。

4.応募書類は企業に合わせて作成する

応募書類は、志望する企業ごとに適切な内容に仕上げましょう。たとえば、異業種に応募する場合は、その企業で求められるスキルに焦点を当てて経歴を記載するのがおすすめです。募集要件に合わせた内容にすることで、採用担当者の目を引く印象に残りやすい応募書類になるでしょう。
職務経歴書の作成方法は、「第二新卒の職務経歴書はどう書く?アピールのコツ」でご紹介しています。

5.新卒時の就職活動とは違うアプローチをする

第二新卒として転職活動を始める場合、新卒とは異なる「第二新卒ならでは」の選考対策を行うことをおすすめします。採用担当者は、第二新卒を基本的なビジネスマナーを身に付けている応募者として見ているからです。
前職の退職理由を聞かれたときは、ポジティブな言葉を使い、端的に伝えましょう。また、清潔感がある服装や髪型、姿勢など身だしなみにも気を配ることも重要です。

6.面接では長期活躍できる姿勢とスキルをアピールする

第二新卒として転職するときは、3年程度で現在の職場を離れようとしていることから、「入社してもまた早期離職するのでは?」とマイナスに思われる可能性があります。そのため、採用面接では、応募先で長期的に活躍したいと考えている姿勢や、それを裏付けるスキルを明確に伝えることが重要です。応募先の仕事に活かせる資格や技術をもっていれば、「目標のために努力できる人」と評価されやすく、転職でプラスに働きます。

7.転職に適切な時期を考える

第二新卒の方が転職を成功させるには、適切な時期に行動を始めることも重要です。第二新卒が就職しやすい時期は、「1~3月」と「4~6月」といわれています。

1~3月は新年度に合わせて転職をする人が多くなる時期であり、その穴埋めとして中途採用を行う企業が増えるようです。4~6月は新卒者が内定を辞退したり、入社後すぐに退職したりすることがあるため、足りない人材を確保する採用情報が出やすくなります。

これらの時期に転職活動を始められるよう、求人情報をこまめにチェックし、企業研究や応募書類の作成、面接対策などの準備をしっかりと進めておきましょう。

8.可能であれば複数の企業に応募する

転職活動を1企業ごとに行うと、想定よりもスケジュールが長期化する恐れもあります。可能であれば複数の求人に申し込み、転職活動を並行して進めましょう。転職のモチベーションを維持していくためにも、効率よく取り組むことが大切です。

9.転職エージェントを利用する

転職を成功させたい第二新卒の方は、転職エージェントを利用するのも一つの方法です。転職エージェントは、非公開求人を扱っているだけでなく、履歴書の添削や面接対策も行っています。
「大手企業への転職は難しいかも…」「企業選びに失敗したらどうしよう」と不安を抱えている第二新卒の方は、プロと一緒に転職活動を進めるのがおすすめです。

10.退職は内定が出てからにする

転職したいと考えても、転職先が決まらないうちに退職するのはおすすめできません。仕事を辞めれば収入がなくなり、生活が苦しくなる可能性があるからです。
また、すぐに転職先が決まるとは限らないため、空白期間が長くなり転職活動に影響が出る可能性も。働きながら転職するのは大変ですが、就職・転職支援サービスをうまく活用し、在職中の内定獲得を目指しましょう。

「大手へ転職したい」「おすすめ企業をプロに直接聞きたい」という第二新卒の方は、若年層に特化した転職エージェントのハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは、求人紹介をはじめ、応募書類の作成や面接対策、入社後のアフターフォローなどを一貫して行います。

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第二新卒へのおすすめ企業に関するQ&A

ここでは、第二新卒のおすすめ企業に関する質問を、Q&A形式でご紹介します。「転職先企業の選び方が分からない」「求人票から優良企業を見極めたい」といったお悩みを抱える第二新卒の方は、ぜひ参考にしてください。

第二新卒におすすめな企業の選び方は?

成長企業や優良企業を選ぶのがおすすめです。隠れ優良企業もあるので、転職情報誌や転職サイトを利用して調べてみましょう。優良企業は、「残業時間が短め」「福利厚生が充実している」といった特徴があります。優良企業の見極め方を知りたい第二新卒者は、このコラムの「第二新卒が優良企業を見極めるポイント7選」をご参照ください。

第二新卒が大手企業へ転職するときの注意点はある?

企業側が求める人物像を調べていないと、転職活動が長引いたりミスマッチにつながったりします。自分のスキルが転職市場でどこまで通用するのか、どのような業界・職種なら評価してもらえるかを理解しておくことが重要です。
また、大手企業しか応募しないでいると、自分に合った職場や働きやすい中小企業を見落としてしまう可能性もあるため、幅広く活動することを意識しましょう。

第二新卒から大手企業の総合職に転職できる?

転職のハードルは上がりますが、不可能ではありません。第二新卒として大手企業の総合職へ転職が可能かは、個人の能力や前職での経験によって異なります。
また、実力主義の企業では入社してすぐに総合職に就けなくても、徐々に能力を評価されて昇格できる場合もあります。第二新卒で大手企業の総合職に就くことを希望する人は、「第二新卒は総合職になれる?必要な要素やなるためのコツを解説!」をご一読ください。

第二新卒で優良企業に転職するには?

第二新卒を積極的に採用している企業や、これまで学習してきた・経験してきたことを活かせる求人に申し込むのがポイントです。求人が多く掲載される時期を狙い、採用担当者の不安を解消できるよう面接対策をしましょう。
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