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第二新卒向け志望動機の書き方!効果的なアピール方法を例文つきで解説
更新日
この記事のまとめ
- 第二新卒が志望動機を作成する際は、仕事で大切にしたいことを明確にしよう
- 第二新卒の志望動機は、過去の経験や反省などを活かして説得力を高められる
- 第二新卒の志望動機で重要なのは、説得力と短期離職を前向きに捉える姿勢
- 第二新卒の志望動機には前職の不満を書かず、転職後の活躍をイメージさせる内容にする
第二新卒向けの志望動機の例文を知りたい人は多いでしょう。第二新卒が志望動機を作成する際には、自分が仕事で大切にしたいことを明確にし、応募企業を選んだ理由を伝えることが大事です。また、短期退職した理由を前向きに述べると、より良い印象を与えられるでしょう。
このコラムでは、第二新卒の志望動機の書き方を例文を交えて紹介。第二新卒ならではの強みをアピールし、採用につながる志望動機を作成しましょう。
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第二新卒向け!志望動機の作成の流れ
第二新卒が志望動機を作成する前に、仕事で大切にしたいことや自分の強みを明確にしておくと、企業を志望する決め手になった理由も見つけやすくなります。以下で作成の流れを確認していきましょう。
第二新卒向け!志望動機の作成の流れ
- 仕事で大切にしたいことを明確にする
- 企業研究をして仕事で活かせそうなことを探す
- 他社ではなく応募企業を選んだ理由を考える
1.仕事で大切にしたいことを明確にする
第二新卒が志望動機を作成する前には、仕事をするうえで大切にしたいことを明確にしましょう。これまでの仕事での経験を振り返り、やりがいや喜びを感じたことを洗い出してみることで、大切にしたいことが見えてきます。
もし、仕事を通じてやりがいや喜びを感じなかったという第二新卒の方は、学生時代の経験を振り返りましょう。アルバイトやサークル活動、ボランティア活動などの経験を振り返ってみて、自分が大切にしたいことを探してみてください。
2.企業研究をして仕事で活かせそうなことを探す
仕事をするうえで大切なことが分かったら、企業研究を通して「仕事や学生時代の経験から仕事に活かせるものがないか」を明らかにしていきましょう。企業のWebサイトや実際に働く社員のインタビュー内容などから、幅広く情報を集めてみましょう。
また、企業の情報を調べる際には、「自分が大切にしたいこと」を意識し、企業と共通点があるかを確認するのがポイントです。
3.他社ではなく応募企業を選んだ理由を考える
企業に関する理解を深めたら、他社ではなく応募企業を選んだ理由を考えましょう。
「独自の商品やサービスに惹かれました」「社風に魅力を感じました」など、単に会社の良い点を挙げるだけでは、志望動機にはなりません。「会社情報を見れば誰でも分かることを書いているだけ」と判断されてしまう可能性があります。
採用担当者が見極めたいのは、「応募者が自社にマッチした人間かどうか」です。自分が転職で実現したいビジョンや活かせる強みを会社の魅力と結びつけると、志望動機によりオリジナリティが出て説得力が高まるでしょう。
短期離職した反省を入れるのも手
第二新卒の志望動機を考えるときは、前職を短期離職して得た学びや反省を述べるのも手です。反省を活かす姿勢が伝われば、企業側の「当社もすぐ辞めてしまわないか」という懸念を払拭できます。反省を示すためには、改めて「なぜ転職しようと思ったか」を振り返ってみましょう。反省点を受け止め、「○○が合わなかったから、今は△△に気を付けている」「○○ができなかったから、これから働く会社では△△したい」というように、改善したことや次のステップでの目標を伝えると前向きさをアピールできます。
第二新卒が退職理由を回答するコツは「第二新卒向け志望動機作成のコツは?注意点や例文も合わせて解説」のコラムでも紹介しているので、チェックしてみてください。
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第二新卒が志望動機を伝える際のポイントと例文
ここでは、第二新卒が志望動機を考える際のポイントと例文を解説します。ここでは、「学生時代の経験」と「短期離職の反省」を盛り込んだ例文をそれぞれまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
学生時代の経験を交える
第二新卒の志望動機では、仕事だけでなく学生時代の経験も交えることがポイントです。学生時代の経験を前職にどう活かせたのかを述べることが大事です。
【例文】
「自分の専門スキルを活かしたいと考え、志望いたしました。
学生時代、プログラミングスキルについて学んでいましたが、前職では営業部に配属となり、その技術を活かしきれませんでした。しかし、希望した部署ではないからといってすぐに辞めるのは本意ではなかったため、『転職は納得できる実績を残してから』と決意しました。入社から1年半後、営業成績トップを獲得したことを機に、転職に踏み切った次第です。
貴社の開発商品には、私が得意とする○○の技術が使用されています。まだ市場での認知度は低いですが、今後は需要が高まると期待されているスキルです。開発の現場で活躍しながらも、営業の知識を活かし、マーケットの拡充に役立ちたいと考えております。」
上記のように、学生時代の経験を前職でどう活かしたのかを述べ、それを今後のキャリアにどうつなげるかを示すと、志望動機に説得力が増します。
短期間で退職した理由を伝える
第二新卒が志望動機を作成する際には、短期間で退職した理由をしっかりと伝えましょう。短期間で転職する理由が志望動機とかけ離れていたり、曖昧だったりすると「自社に入社してもすぐに辞めてしまうのでは?」と採用担当者に懸念を抱かれる可能性も。企業の不安を払拭するためには、「同じ失敗をしないよう、現在の転職活動ではどのようなことを意識しているのか」を述べることが大事です。
【例文】
「貴社が展開する在庫管理システムに携わりたく、志望いたしました。前職ではアパレルショップにて2年ほど店長を経験しました。○○な企業理念に惹かれて入社しましたが、実際には△△で短期退職に至りました。現在では、入社後のギャップが生じないように、以前よりも徹底した企業研究を行っています。そのなかで貴社が自分の希望にマッチしていると感じ、志望しました。
また、アパレルショップに勤めていた際には、貴社の在庫管理システムを使用しておりました。実際に現場で使用した経験から改良点を見つけ出し、より良い製品へのブラッシュアップに貢献したいと考えております。」
第二新卒が短期で退職した理由を伝えるときのポイントは、前の会社を批判する内容にならないようにすることです。退職理由を前向きに回答する方法は「第二新卒向け!志望動機と退職理由を聞かれたときの答え方」のコラムで詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書作成に不安を感じる求職者は多い
ハタラクティブの「若者しごと白書2024 3-11. 就職活動・転職活動における選考中の不安度」によると、「履歴書や職務経歴書の準備」や「履歴書の書き方や面接時のマナー」に不安を抱えている正社員はどちらも6割ほどという結果に。履歴書の準備でつまずいてしまう求職者は一定数いるようです。また、「面接でのアピール方法」が不安な正社員は63%にのぼり、志望動機や自己PRに自信のない方も多いことが分かります。ただし、面接で志望動機を述べる際は、履歴書の内容を膨らませて説明すれば問題ありません。「面接の志望動機は履歴書と同じ内容でOK?答え方や作成のポイントを解説」のコラムも参考に、魅力的な志望動機の伝え方を意識してみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
状況別!第二新卒の志望動機の例文
ここでは、第二新卒が同業種と未経験業種に転職するケースに分けて、志望動機の例文を紹介します。話の流れやまとめ方を参考にしてみてください。
同業種・同職種に転職する場合
以下は、第二新卒が前職と同じ業界や職種の企業を志望する場合の志望動機の例文です。
【例文】
「現在、新卒で入社した会社で求人広告の営業を1年半続けています。新規顧客の開拓をするなかで得た継続力と、クライアントの要望を丁寧に聞き出し、商材を分かりやすく提案するコミュニケーション力には自信があります。しかし、現職の業務フロー上、広告掲載後のフォローに携われないことに割り切れなさを感じ、転職を決意しました。
貴社では求人広告掲載から、その後のアフターフォローまで営業が一貫して行えると知り、関心を持ちました。前職での経験を活かして、今後はクライアントの採用成功まで責任を持って伴走し、また、広告効果を振り返る中で分析力を高めたいと思い貴社を志望しました。」
前職と同じ業種・職種を志望する場合、「前の会社では何が達成できなかったのか」「転職後はそれを達成できるか」という点を明確にすることが大切です。応募企業について調べ、前職との違いや自分の経験がどう活かせるのかなどを具体的に示しましょう。
未経験業種に転職する場合
未経験の業界や職種に挑戦するという場合は、以下の例文を参考にしてみてください。
「学生時代から、自分の文章で読み手の共感を生み出すことに楽しさを感じておりました。現在勤務している求人広告会社も、「読者の共感を誘い、行動に結びつける広告を作りたい」と思い入社しました。営業職を3年間経験し、継続的に営業目標を達成できるようになった今、改めて「書くこと」を仕事にし、スキルを高めたいと考え貴社のライター職を志望しました。「読者目線で創作する」という貴社の理念は、私が前職で大切にしてきた想いと通じるものがあり、深く共感しています。取材の際は、営業職で培ったフットワークの良さやコミュニケーション力を発揮します。」
第二新卒が未経験職種に転職する場合の志望動機は、「なぜチャレンジしようと思ったか」という点を明確にします。また、「未経験者」というハンディキャップをカバーできる経験や強みを提示することも忘れずに。企業側に自分を採用するメリットをアピールしましょう。
異業種だからこそ活かせる経験をアピールしよう
第二新卒が未経験業種に転職する場合は、異業種だからこそ活かせる経験をアピールしましょう。熱意や意欲だけで乗り切ろうとするのではなく、前職で得た経験・知識をどのように活かすかを志望理由に含めると効果的。異業種だからこそ活かせるスキルや新たな視点を加えることで、印象アップにつながります。職種別!第二新卒の志望動機の例文
最後に、第二新卒の志望動機の例文を職種別にご紹介します。以下を参考に、自分の状況に置き換えて志望動機を作成してみてください。
販売業
以下は、未経験から販売業を志望する際の志望動機の例文です。
「前職はコールセンターに勤めていました。クレーム処理を担当しており、お客さまの話を正確に汲み取る能力や丁寧な言葉遣いを身につけました。お客さまと直接話をして悩み事を解決したいと考え、接客業への転職を志望しました。前職での経験は接客業でも活かせると思っております。
販売業は未経験ですが、お客さまに気持ちの良いサービスを提供できるような販売スタッフになりたいと考えています。」
未経験から販売業を目指す第二新卒の方は、転職を考えた理由を具体的に述べると良いでしょう。
事務職
未経験で事務職を志望している第二新卒の方は、以下の例文をヒントに志望動機を考えてみてください。
「前職では、アパレルの販売スタッフを3年間勤めておりました。売上表や在庫管理の作成の際に、Excelを使用しておりました。日々の業務でパソコンを使用するなかで、将来の役に立つパソコンスキルを身につけたいと思い、事務職への転職を志望しました。
また、貴社の事務職は幅広い部署の方と接することになるので、前職で培ったコミュニケーション能力を活かせると考えております。少しでも早く戦力となれますよう、自主的に学ぶ姿勢を持ち、パソコンスキルを身につける努力をしたいと思います。」
未経験から事務職を目指す場合には、自分のどのようなスキルが志望企業で活かせるかを志望動機に交えるようにしましょう。事務職の志望動機を作成するコツは、「事務職の志望動機を解説!未経験からの転職はどうする?例文を確認しよう」のコラムでも紹介しています。事務職への転職を考えている第二新卒の方は、ぜひご覧ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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