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転職できない人の特徴は?解決方法を知って不安を解消しよう!
更新日
この記事のまとめ
- 転職できない人は、転職理由や仕事に対する意識が不十分な場合がある
- 無能だから転職できないと思い込んでしまっている人がいる
- 転職できない…と不安になったら、まずは悩みの原因を明確にすることが大切
- 転職を成功させるには企業のニーズをつかみ、自分の主張をうまく伝えることが大事
転職活動に自信がなかったり、うまくいかず不安になったりしている方は多いのではないでしょうか。中には、「このままずっと転職できないかもしれない…」とネガティブ思考に陥っている方もいるでしょう。
このコラムでは、転職できない人の特徴や原因を解説。転職を成功させるためのコツも紹介しているので、自分の問題点を知って転職活動を成功させましょう。
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転職できない人の特徴
転職活動に失敗してしまうのには、自身の仕事に対する意識が不十分、応募先企業のニーズとズレているなど何らかの理由があります。「自分は無能なのではないか」と落ち込まず、一度失敗の理由を振り返ってみましょう。ここでは、転職活動に失敗してしまう主な理由をご紹介。自身の活動で思い当たることはないか、改めて確認してみましょう。
1.転職の理由が曖昧
現状への不満だけで転職活動をしている
「今の職場にいたくない」「仕事内容が気に入らない」など、職場への不満は転職の大きな理由です。しかし、それだけで転職活動をしてしまうと、「転職先の企業で何をしたいのか」という目的が曖昧になってしまいがち。
採用担当者は、応募者がどのような意識で転職活動をしているのかを見抜きます。そのため、理由が曖昧だと「本気度が低いのではないか」と見なされ、内定を獲得するのは難しいでしょう。
仕事をする目的や動機を意識していない
転職活動をする際「自分は仕事を通じてどのようなことを実現したいのか」「どうしてこの仕事をしたいのか」という、仕事に対するスタンスを持つのはとても大切です。
応募者の仕事に対するスタンスは、企業にとって「自社の一員として一緒に働いていけるのか」をチェックする一つの重要項目。そのため、仕事をする目的や動機が応募先企業に伝わらなかったり、ズレていたりすると「ミスマッチの可能性がある」として採用に至らない場合があります。
2.企業の欲しい人材が把握できていない
企業研究が不十分である
応募先企業がどのような人材を求めているかを把握できていないケースです。集中してじっくりと取り組めた新卒の就活と違い、現職にとどまり忙しい日々を送りながらの転職活動では、企業研究が不十分なまま選考を受けるケースが少なくないでしょう。
企業研究が不十分だと「なぜその企業を選んだのか」が応募先企業に伝わりません。そのため、「本気度が低い」と取られてしまい、採用に至らないケースもあります。
自分がどう企業に貢献できるかを意識していない
企業が知りたいのは「応募者がどのように自社に貢献してくれるか」です。しかし、自分が望む待遇や仕事内容を重視するあまり、どう貢献できるのかというアピールが不十分であるケースも。その際、欲しい人材でないと判断されてしまうでしょう。
3.応募企業を絞り過ぎている
応募企業数が少ない
応募企業数がそもそも少ないケースです。選り好みだったり、転職活動に割く時間が足りずに企業情報が少なかったりと原因は人によってさまざまですが、応募数が少ないと採用に至る確率がそれだけ低くなります。
望む待遇条件をすべて満たす企業しか応募しない
待遇条件が自分の希望とすべてぴったり合う企業は、非常に少ないもの。条件が少しでも違うといって応募しないのは、それだけ採用の可能性を狭めてしまっていることになります。
4.仕事をする目的や動機が応募企業に伝わっていない
志望動機の書き方に問題がある
応募書類の書き方が良くないために、自分の意志が応募先企業に伝わっていないケースです。どれほど良い志望動機を考えていたとしても、書き方が良くなければ企業へは伝わりません。
面接が苦手で適切な自己アピールができていない
面接を苦手としていて、自己アピールに失敗しているケースです。不十分な面接対策が原因といえるでしょう。
5.就職に対する熱意を伝えられていない
マナーや身だしなみがなっていない
どんなに企業研究をして志望動機や自己PRを練ったとしても、面接のマナーを分かっていなかったり、身だしなみがだらしなかったりするとマイナス評価になってしまいます。態度や見た目だけで評価されるわけではありませんが、良いイメージは持たれないでしょう。
逆質問で「特にありません」と答えている
面接の最後に「質問はありますか?」や「最後に聞いておきたいことはありますか?」と聞かれたときに、「特にありません」と答えると、面接官には企業に関する関心が低いと判断されてしまうでしょう。また、給与や福利厚生などの待遇面について聞くと「業務に対する意欲が低い」と捉えられてしまう可能性があります。
「転職できない」と不安に感じる理由
「転職できない」と不安に感じる理由には、自分は無能だと思い込んでいたり、将来のビジョンを思い描けていなかったりといった原因があります。また、時期的に求人数が少ないという問題も。ここでは、「転職できない」と不安に感じる理由について、それぞれ詳しく解説します。
無能だから転職できないと思い込んでいる
自分のことを無能だと思い込んでいるケースです。経験が浅かったり、これといった資格やスキルを有していなかったりすると、履歴書や職務経歴書を書くときに不安になってしまう人がいます。また、他人と比較することで自分が劣っていると感じてしまう人も。他人と比較すると、自分の長所に目がいかず、欠点ばかりが気になってしまうのです。
一方で、経験や資格、スキルがあるにも関わらず自分に自信を持てない人がいます。自分の中での目標が高かったり、完璧主義であることが原因です。少しでも自分の理想に達していないと、「自分は劣っている」「完璧にできていないから駄目だ」と思い込んでしまいます。
将来のビジョンを思い描けていない
将来どのようなキャリアを積んでいきたいのか、また、何をしたいのかが分からないため先が見えずに不安になるケースです。やりたいことが分からないと、転職する企業や職種を絞ることはできません。中には、やりたいことが多すぎて一つに絞れないという人もいるでしょう。
また、将来のビジョンが明確でないまま転職活動を行っても、内定を獲得するのは難しいのが現状です。転職の採用面接では「前職を辞めた理由」や「なぜ転職をしようと思ったのか」、「5年後、10年後はどうなっていたいか?」という質問をよくされます。その際にうまく答えられなかったり、具体的な回答ができなかったりすると、「仕事へのやる気が感じられない」と判断される可能性が。そうなると、何社受けても内定が決まらず「もう転職できないのではないか…」と不安になってしまいます。
時期的に求人数が少ない
2020年にコロナウイルス感染症が流行したことをきっかけに、市場の求人数が減少しています。
厚生労働省の調べによると、求職者1人に対し何件の求人があるかを示す有効求人倍率は、リーマン・ショックが起こった翌年の2009年5月には0.32倍と、ここ20年で最も低い数値でした。しかし、以降は徐々に回復し、2018年12月は1.61倍まで上がっています。その後1年は横ばいでしたが、コロナウイルス感染症が流行し始めた2020年1月には1.45倍と再び下がり、2020年8月には0.99倍。2015年6月以来となる1倍を下回る結果となっています。
なお、求人数は時事的な問題だけに左右されるわけではありません。1年を通して求人が多い時期と少ない時期があります。中でも年末年始やゴールデンウィーク、お盆といった大型連休中は求人数が少ない傾向です。
参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(職業安定業務統計)
転職できないことに対する5つの主な解決方法
転職に失敗してしまう原因を前述しましたが、それぞれ意識をして対策すれば問題ありません。ここでは、それぞれの解決方法をご紹介します。
1.目的意識を持って転職活動をする
働くうえでの自分の価値観を意識する
「どのようなスタンスで仕事をするのか」は、企業と求職者のマッチングに欠かせない重要な要素です。そのため、「自分はその仕事を通じて何を実現したいのか」を、応募書類や面接で応募先企業に明確に伝えることが大切です。
応募先企業で自分はどう働きたいかを意識する
待遇などの条件ももちろん重要ですが、「応募先企業でこそ自分の望む働き方ができる」というビジョンを伝えるのが大切す。将来のビジョンを伝えることで、企業側は応募者が活躍する姿を想像できるでしょう。また、応募者と企業のミスマッチを避けることにも繋がります。
2.応募企業の数を増やす
応募数を増やすことで、採用の確率が上がります。求人サイトやハローワークなどで興味のある企業を自分で探したり、就職エージェントで求人を紹介してもらったりなど、できるだけ多くの企業情報を得るようにしましょう。
また、自分の望む待遇条件に順位付けをするのも大切です。希望をすべて満たす企業はなかなかないうえ、条件を譲らないことで採用への道を自ら狭めてしまっています。優先順位の高い条件から順に考慮し、少し違ってもいくつか当てはまっていたら良い、と応募の基準を下げることも必要です。
3.企業が求める人材像を把握する
企業研究をする
働きながら転職活動を行う人の中には、企業研究をする時間があまり取れないということもあるでしょう。しかし、応募時の下調べで企業に対する理解度が深まるため、企業研究は欠かせません。できるだけ1つの企業への企業研究の時間を確保し、しっかりと対策を立てるようにしましょう。
自分の強みと企業が求める強みが一致しているか確認する
大変優れた強みを持っていても、企業のニーズと一致していなければ有用な人材とは見てもらえません。そのため、自分の強みが応募先企業のニーズと一致しているのかを確認することが大切です。自分のどのような強みを売り込むのか一つひとつ検討し、応募先企業によって変えていきましょう。
4.応募書類の書き方、面接の受け答えを見直す
応募書類を書く際の注意点
応募書類を書く際には、志望動機や自己PRが説得力のある書き方になっているかを意識しましょう。「結論→動機→貢献」の順で書くと、分かりやすい主張となります。
面接での注意点
面接対策では、基本的な面接マナーの見直しと練習が重要です。表情や言葉遣い、身だしなみといった基本的な面接マナーは、選考結果に大きく影響します。また、話の長さや組み立て方、質疑応答の内容、アイコンタクト、会話の間のとり方などをあらかじめ何度も練習しておくことで、落ち着いて選考を受けられるでしょう。
自然なコミュニケーションが取れるかどうかも評価の対象となるため、内容を覚えるのではなく、自分の言葉で説明できるよう骨組みを押さえておくことが大切です。
5.就職斡旋施設、転職エージェントに相談する
一人で転職活動をすることに不安を覚える方は、ハローワークなどの就職斡旋施設や転職エージェントに相談してみましょう。応募書類の添削や面接の練習など、無料で選考対策ができます。
また、求人情報を数多く持っているので、求職者に合った求人を探してもらえるのも大きなメリットです。特に転職エージェントには非公開求人もあるので、多くの企業情報を得られるでしょう。
転職先が決まらず不安になってしまったときは
どうしても転職先が決まらずに不安になってしまったときは、むやみに転職活動を続けるのではなく、一旦立ち止まって考えることが大切です。まずは、自分ができることからやってみましょう。
不安の原因を明確にする
まずは、悩みをすべて吐き出してしまうことが大切です。
悩んでいることや不安に感じることを紙に書き出してみましょう。頭で考えているだけでは拭えない不安でも、紙に書き出してみると意外と些細な悩みであったということも。また、考えが整理されるため、問題解決の近道になる場合があります。
そのほかに、友人や家族に思いを打ち明けるのも一つの手です。相談するだけで、気持ちがすっきりとして、気分を入れ替えることができるでしょう。
転職活動を一旦ストップするのも一つの手
どうしても不安が拭えない、前向きになれないという場合は、転職活動を一旦ストップしてみるのも一つの手です。
特に働きながら転職活動をしている人は、ネガティブ思考のまま就業することでモチベーションが上がらなかったり、その結果ミスを起こしてしまったりと、今の仕事に影響を与える可能性があります。転職活動を一旦ストップしたら、アピールできるスキルや資格などを取得するなどしても良いでしょう。また、現職に打ち込むことで、さらなる実績を作れる可能性があります。
スムーズな転職活動のために
転職活動を成功させるには、時間の使い方がカギ。新卒のときと違い、仕事をしながらなど日々忙しい中での活動を行う方も多いです。しかし、闇雲に応募していては内定を得るのはなかなか難しいでしょう。限られた時間の中できるだけ多くの企業情報を得ながら応募し、選考対策をしていく必要があります。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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