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転職の悩み

教師を辞めたい!よくある退職理由や教員からの転職におすすめな仕事を紹介

転職に関する悩み

2025.02.12

この記事のまとめ

  • 教師を辞めたいと考える理由は、長時間労働や保護者対応が多いことが挙げられる
  • 教師を辞めたいと思ったら、まずは退職理由を明確にしよう
  • 教師からの転職には、教育関連の仕事や営業職や事務職、接客の仕事などがおすすめ
  • 教師を辞めて異業種へ転職する場合は、早めに行動する必要がある
  • 教師を辞めたいけれど転職に不安があるなら、転職エージェントの利用も一つの手

「教師を辞めたい」と悩む方もいるでしょう。教師を辞めるかどうかは、退職理由や今後の生活を踏まえ、熟考してから判断することが大切です。

このコラムでは、教師から転職を検討する方に向けて、おすすめの仕事や転職時のポイントをまとめました。また、教師を辞めるメリットとデメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

  • 教師を辞めたい人によくある7つの理由
  • 教師からの転職におすすめな仕事
  • 教師を辞めたいときはどうする?
  • 教師を辞めるメリット
  • 教師を辞めることで起こり得るデメリット
  • 教師を辞めるまでの流れ
  • 教師から民間企業に転職する際の6つのポイント
  • 教員からの転職に関するFAQ

教師を辞めたい人によくある7つの理由

教師を辞めたいと思う人には、初任の人もいれば、40代で優秀な教員といわれる人もいるようです。子どものころからの夢だったり、感銘を受けた先生に憧れたりと、教師を目指すきっかけは人それぞれでしょう。

しかし、教師は小学校や中学校といった勤務先に関わらず、業務の多忙さや人間関係のトラブルが考えられます。夢を叶えて先生として働くうちに、以下の理由から退職を考える方は多いようです。

教師を辞めたいと思う主な理由

  • 長時間労働や休日出勤が多い
  • IT化が進んでいない
  • 保護者の介入によるトラブルがある
  • 指導が難しい
  • 将来へ不安を感じる
  • 上司や同僚との人間関係がうまくいっていない
  • 副業が禁止されている

1.長時間労働や休日出勤が多い

教師を辞めたい理由として、長時間労働や休日出勤が多いことが挙げられるようです。教師は授業を行うだけでなく、授業の準備や事務作業、校内行事に関する業務なども行います。

また、小学校や中学校では生徒のケア、高校なら受験に向けたフォローなども担当します。やることが多過ぎることから、長時間労働が慢性化しているのが実情です。

部活が長時間労働の原因になる場合がある

中学校や高校の教員は、部活動の顧問になる場合があります。部活動の顧問になれば朝や放課後に行われる練習はもちろん、休日に行われる練習や試合、大会の引率をすることもあるでしょう。顧問をする部活の経験がなければ、ルールや指導法などの勉強も必須になります。

近年では教師の労働軽減を目的にコーチを外部に委託したり、部活動の時間を制限したりする学校も増えているようですが、すべての学校で導入されているわけではありません。そういった制度が整えられていない勤務先の場合は、部活動が長時間労働の原因になり得ます。

プライベートが削られる場合がある

教員は、学校で仕事をしているとき以外でも職務を求められる場合があり、プライベートを犠牲にしなければならないこともあるようです。

たとえば、自分が受け持っている生徒がトラブルに遭った場合、休日であっても迅速な対応が求められます。授業で使う資料の作成や提出物の確認、保護者対応などは、就業時間内に終わらなかった場合、家に持ち帰って残業するケースも少なくありません。

このように、休日や自宅でも教員としての職務を求められることから、日常でもストレスを感じてしまい、プライベートな時間を過ごせない人は多いようです。

2.IT化が進んでいない

IT化が進まないことで長時間労働になりやすく、教師を辞めたいと思っている人もいるでしょう。校風や設備、校長の考え方にもよりますが、IT化に消極的であったりアナログ作業にこだわっていたりする学校は、民間企業に比べると多いようです。IT化が進んでいる業種と比較すると、その差は顕著に現れます。

特に、公立校の場合は、予算の問題や「デジタル化に対応できない」と考える年配の教師の影響から、導入に前向きでない場合がみられます。アナログ作業が長時間労働につながり、教員を辞めたいと考えてしまうようです。他の業種では効率化されている業務が、教育現場では手作業で行われていることが原因の一つと言えるでしょう。

3.保護者の介入によるトラブルがある

教師を辞めたいと思う理由には、保護者が関係していることもあるようです。児童生徒の問題ならば、教師として指導できることは多くあります。

しかし、保護者が介入してくると対応が難しくなることがあり、クレーム対応に疲れて教師を辞める場合が多いようです。

4.指導が難しい

教員として生徒を指導することに難しさを覚え、退職を考える人も多いようです。「生徒との関係性がうまくいかない」「思うような授業ができない」というように、教師として過ごすなかで指導の難しさを痛感することもあります。特に、初任のころは経験が未熟なため、生徒との関係をうまく構築できずにつまずくことがあるでしょう。

また、年齢を重ねると、ジェネレーションギャップが発生して生徒の気持ちに寄り添うことが難しくなる場合もあるようです。指導要綱の改定による教科指導の変更も頻繁にあり、常に研鑽が求められます。
これらの難しさと多忙さに、限界を感じて「教師を辞めたい」と思う人もいるようです。

5.将来へ不安を感じる

将来への不安が募り、教師を辞めたいと考える人もいます。公立の教員であれば雇用は安定していますが、民間企業のようにスキルや経験は給与に反映されません。これは、年功序列制度が残る業種の特徴とも言えます。

また、「法的な定め」によって、いくら残業しても残業代は最大で月給の4%(教職調整額)と決められています。そのため、学校行事や部活動などで休日出勤をしても残業代は支払われません。

少子化の影響やスキルアップのチャンスの少なさなど、給与だけでなく、仕事そのものに将来性を感じられないと考える方も一定数いるようです。

6.上司や同僚との人間関係がうまくいっていない

上司や同僚との関係に悩み、「教師を辞めたい」と退職を検討する方もいるでしょう。同じ教師とはいえ、指導方法や考え方は人それぞれ異なります。教師という立場上、自分なりの教育方針を掲げる人もいるため、衝突や意見の食い違いが起こるケースもあるようです。

人間関係に疲れを感じている方は、「会社の人間関係に疲れた!職場でストレスを感じるときの対処法」のコラムもあわせてご一読ください。

周りの先生からのフォローやアドバイスが少ない

一般企業では、入社後に十分なフォロー体制が取られるのが大半ですが、教員の場合は周囲の先生からのフォローやアドバイスが少ない傾向にあります。一般企業では、教育担当がついたりOJTが行われたりする場合が多めです。

しかし、教育現場では自分のやり方を見つけながら進めていくことが多く、不安や限界を感じる人もいるでしょう。もちろん、先輩教員や同僚にフォローやアドバイスを求めることはできますが、多忙を理由に断られたり、満足できる内容でなかったりすることもあるようです。

7.副業が禁止されている

教員は副業が禁止されており、収入を増やしたいと考えている方にとってはデメリットに感じるでしょう。

副業は収入を増やすだけではなく、本業とは異なる業務を行い視野を広げたり、気分転換につながったりする側面があります。本業とあわせて副業をしたいと望んでいる方にとって、副業が禁止されることはネガティブに感じるようです。

参照元
文部科学省
政策・審議会

教師からの転職におすすめな仕事

ここでは、教師からの転職におすすめな仕事をご紹介します。転職先として考えられる業種は様々ですが、教師を辞めたあとは、教育関連の仕事や事務職など、教員経験を活かせる仕事に就くのがおすすめです。以下で詳しくみていきましょう。

教材や教具の制作

教材や教具の制作の仕事は、教師からの転職におすすめです。

学校で使う教科書やドリル、教員用の道具など、企業によって扱う教材や教具は異なります。なかには、IT化に伴いタブレットやスマートフォン用のデジタル教材を制作する企業もあるようです。教員としての経験やノウハウ、学習に関する知識を活かして活躍できるでしょう。

家庭教師や塾講師

「教師は辞めたいけど人に教える仕事がしたい」という場合は、家庭教師や塾講師がおすすめです。この業種は、教員経験をダイレクトに活かせる代表例です。人に教える仕事が未経験だと、授業の進め方や人間関係の構築に悩んでしまい、長く続けられないこともあります。しかし、家庭教師や塾講師は学校と同じように授業を進めるため、教員時代の経験を活かして働けるでしょう。

雇用先によって勤務形態や給与は異なるので、長時間労働や昇給、残業代などが原因で教師を辞めたいと考えている方は、希望を叶えられる可能性があります。教育関連の業種の中でも、特に教員経験が有利に働くのがこの分野です。

学校事務

学校事務として、陰から生徒や教育現場を支える仕事に転職するのもおすすめです。学校事務は、一般的な事務作業以外に保護者や生徒対応をする必要があるため、教師の経験を活かせます。「教員は辞めたいけど、生徒を近くで支えたい」という人に向いているでしょう。

なお、学校事務の仕事ではWordやExcelを使うことが多いため、基本的なパソコンスキルを身につけておく必要があります。

一般事務や営業事務

授業以外にも膨大な事務作業を行っていた教師は、一般事務や営業事務の仕事にも向いているでしょう。主に、書類作成や電話応対などを行うため、デスクワークが得意な方におすすめです。

一般事務は幅広い事務業務を行い、営業事務は主に営業担当者のサポートを行います。どちらも未経験者OKの求人は多くあるため、挑戦しやすい職種といえるでしょう。事務職は、様々な業種で必要不可欠な存在であり、その業務内容は多岐に渡ります。

事務職について詳しく知りたい方は、「事務の仕事内容とは?求められるスキルや働くメリット・デメリットを解説!」のコラムをご一読ください。事務職の仕事内容や必要なスキルなどを解説しています。

未経験者を積極的に採用している職種もおすすめ

募集要項に「未経験者募集」「資格不要」などの記載がある求人は経験やスキルが問われない傾向にあり、未経験職に挑戦したいと考えている方におすすめです。
また、未経験者を多く採用している企業は、入社後に研修制度を設けている場合が多く、異業種からの転職者でも安心して業務に取り組むことができるでしょう。

教師を辞めたいときはどうする?

教師を辞めたいと思ったら、一人で抱え込まず周囲の人に相談したり、ストレスを発散したりするのが有効です。ここでは、教師を辞めたいと思ったときに試したい行動をまとめました。

1.周囲の人に相談する

一人で悩みを抱えているとネガティブな感情に陥る恐れがあるため、周囲の人に話をして客観的なアドバイスをもらうと良いでしょう。家族や友人、同僚など信頼できる人に相談すると、解決策が見つかる可能性があります。

また、悩みを吐き出すことで気持ちが晴れやかになる場合もあります。教師を辞めたいと思ったら一人で抱え込まず、周囲の人の力を借りるのがおすすめです。

校長に相談するのも一つの手

教育担当者や上司などが原因で教師を辞めたいと考えている場合は、校長に相談するのも一つの手です。具体的にどのような点について悩んでいるのか、どのような現状かを、正直に伝えてみましょう。

場合によっては校長が改善に向けて行動してくれて、問題が解決する可能性もあります。辞める前に一度、校長に相談してみましょう。

2.ストレスを発散する

教師を辞めたいと悩んだら、仕事以外の時間でリフレッシュしてストレス発散することも大切です。ストレス発散方法には以下のようなことが挙げられます。

  • ・好きなものを食べる
  • ・旅行をする
  • ・お風呂にゆっくりと入る
  • ・友人との時間を過ごす
  • ・ゲームをする
  • ・体を動かす

リフレッシュ方法は人によってさまざまです。たとえば、人と関わるのが苦手な方が友人と過ごす時間を多くすると、かえって疲れが溜まる恐れがあります。そのような場合は、一人でカフェや自分の部屋などでのんびりするほうが有効といえます。自分に合ったストレス発散方法を見つけましょう。

「ストレス発散できないときはどうする?すぐに実践できる解消法や対策を解説」のコラムではそのほかのストレス発散方法を紹介しているので、参考にしてみてください。

3.一時的に休職する

忙しくて疲れが溜まっている場合は、一時的に休職するのも有効な手段です。長時間労働や休日出勤が続くと、まとまった休息時間を確保するのが難しく、知らず知らずのうちに疲れが蓄積している可能性があります。

公立校の教員は休暇に関する制度が充実している場合があるため、一度校長に相談し、自身の思いを相談してみると良いでしょう。

4.退職理由を明確にする

教師を辞めたいと思ったら、退職理由を明確にすることも大切です。「生徒を指導したいという気持ちがなくなった」「教師に向いていないと日々感じる」などが理由の場合は、教師の仕事を続けるのが難しいといえます。

しかし、「良好な人間関係が築けない」「特定の保護者との関係が辛い」といった理由であれば、勤務校を異動することで解決できる場合があります。退職理由によって解決策は異なるので、まずは辞めたいと思う理由を明確にして、本当に退職すべきかどうかよく考えましょう。

5.退職後の生活を考える

「教師を辞めたい」という一心で先のことを考えずに決断すると、退職後に後悔する恐れがあるので、あらかじめ生活について考えておきましょう。退職後すぐに新しい仕事が見つけられなさそうであれば、生活費を補填できるくらいの貯蓄はあるかなど確認しておくと安心です。

また、退職前に次の仕事の方向性を決めていたり、転職先が決定していたりすると、退職後に生活スタイルが変化しても対応できるでしょう。

退職時期は年度末が理想

年度途中の退職はほかの教師や生徒へ影響を与える可能性があるため、年度末に退職するのが理想です。退職の意思が明確になっている場合は、早めに校長に相談し、業務の引き継ぎや挨拶などの時間を確保しましょう。

ただし、心身ともに疲弊していて年度末まで耐えられない場合は、学校の就業規則に基づきすぐの退職も可能です。自分と現場の状況をよくみて退職時期を決めましょう。

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教師を辞めるメリット

ここでは、教師を辞めることで得られるメリットを紹介します。

教師を辞めるメリット

  • 自分の時間を作りやすくなる
  • 保護者対応がなくなる
  • 「先生」という肩書きがなくなる
  • 自分に合った働き方ができる可能性がある

自分の時間を作りやすくなる

教師を辞めることで長時間労働から解放され、自分の時間を作りやすくなるでしょう。また、部活の顧問として練習や試合などで休日出勤する必要もなくなり、自分の時間を増やせます。

民間企業でも会社によっては長時間労働の可能性がありますが、転職前に残業時間や勤務状況をチェックしておけば、そのリスクを防ぐことは可能です。また、民間企業は、残業時間に対して残業代が支払われる点も魅力といえます。

保護者対応がなくなる

教師を辞めれば、保護者対応からも解放されます。理不尽な要求やクレームがなくなり、ストレスの軽減にもつながるでしょう。

プレッシャーがなくなり心に余裕が生まれることで、新たな分野へ挑戦したりスキルアップに向けて勉強できたりするようになるかもしれません。

「先生」という肩書きがなくなる

教師という職業上、教育現場から離れていても生徒の見本であることが求められます。プライベートの時間でも生徒や保護者と会えば「先生」になるため、日常生活でも気を張り、心が休まらない状態が続いてしまいます。

教師を辞めれば「先生」という肩書きから解放され、これまでよりも落ち着いた日常を過ごせるようになるでしょう。

自分に合った職場を見つけやすくなる

退職を検討するなかで「次の職場で避けたい条件」が明確になれば、自分に合った職場を見つけやすくなります。民間企業には、業務にITやデジタル化を取り入れて仕事の効率を高めていたり、フレックスタイム制や在宅勤務制度、サテライトオフィスを整備して社員が働きやすい環境を整えていたりする企業が多くあります。

前述したように、教育現場はアナログで昔ながらの働き方であるケースが多いです。「次は残業が少ない会社がいいな」「教育関連の仕事は向いてないから別の職種にしたいな」といった希望条件に合う企業を見つけて転職すれば、自分らしく働ける可能性が高まるでしょう。

自分に合った働き方を見つけたい方は「仕事の決め方が分からない!どんな働き方をしたいのか自分の基準で考えよう」のコラムもあわせてご一読ください。

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教師を辞めることで起こり得るデメリット

教師を辞めるデメリットの一つは、福利厚生や安定性が失われることです。以下に詳細をまとめたので、詳しくみていきましょう。

公務員特有の福利厚生がなくなる

民間企業の福利厚生は会社によって異なり、公務員のような手厚い福利厚生に期待できないことがデメリットの一つです。
公立学校の教師は公務員に分類されるため、民間企業に比べて手厚い福利厚生が用意されています。代表的なものでは、交通費の全額支給や公立学校共済組合への加入、共済を通じた低金利の貸付などがあります。年功序列制なので勤務期間にあわせて昇給もありますし、ボーナスも夏冬の年2回支給されます。

民間企業の場合は、業績が振るわなければボーナスカットの可能性もあり、公務員のような手厚い福利厚生はあまり期待できないでしょう。

雇用の安定性が失われる

公務員は雇用が安定しているため、退職することでその安定性を失うことはデメリットといえます。景気の影響を受けないため業績悪化による解雇はなく、給与も安定しているのが公務員の特徴です。

病気などでやむを得ず休職する場合も、自治体によって差異はあるものの、大抵給与の8割から全額支給の場合がほとんどです。公務員は休職や育児休暇からの復帰もしやすいといわれており、安定性の高い職業といえます。

社会的信用にも影響する可能性がある

教員は、人の教育や指導を行うという仕事内容や、公務員であり収入が安定していることから、社会的信用が高いといえます。

しかし、退職することで「教員」「公務員」という肩書きがなくなり、今よりも社会的信用が下がる可能性があります。マイホームを購入する際やカードローンの契約時には「社会的信用」が審査に影響するため、場合によっては希望が通らないこともあるでしょう。

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教師を辞めるまでの流れ

先述したメリットとデメリットを踏まえて退職後を想像して、「教師を辞めてよかった」と思えそうであれば、以下を参考に退職準備を進めましょう。

1.退職意思を伝える

教師を辞めたい理由が明確になり、退職を決意したら、校長に退職の意思を伝えます。退職は直接伝えるのがマナーといわれているので、校長に話を聞いてもらえる時間を確保してもらいましょう。

一般的には退職日の1~3ヶ月前に退職意思を伝えますが、早めに伝えることで業務の引き継ぎに十分な時間を確保できます。

2.引き継ぎを行う

退職の話が進んだら、後任への引き継ぎを行いましょう。後任者が困らないように丁寧に引き継ぎを行うことで、円満な退職につながります。

年度途中で退職する場合は、残りの期間の授業をどのように進めていくか、年度内に担当している業務について共有してください。年度末に退職する場合は、現在受け持っている業務を次年度に担当する人に引き継ぎます。
時間は掛かりますが、書面に残すと後任者が確認しやすくなるでしょう。

3.備品を返却する

引き継ぎが終了したら備品を返却し、荷物を整理しましょう。事務用品や授業で使用した資料などの学校所有物は、すべて返却してください。処分方法や返却物に困った場合は、予期せぬトラブルを防ぐためにも学校事務や上司に相談してみましょう。

「仕事を辞めるときはどうしたら良い?円満に退職するポイントを紹介」のコラムでは円満退職を目指すときのポイントを紹介しているので、参考にしてみてください。

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教師から民間企業に転職する際の6つのポイント

ここでは、教師から民間企業への転職で気をつけたいことを紹介します。以下のポイントをチェックし、転職すべきか再考してみてください。

教師から民間企業に転職するときのポイント

  • 教師に向いているか再確認する
  • 早めに行動する
  • 自己分析を入念に行う
  • ビジネスマナーを学んでおく
  • 企業ごとのメリット・デメリットを確認する
  • 転職エージェントを活用する

1.教師に向いているか再確認する

自分が教師に向いているかどうか、転職に向けて再度確認してみましょう。「柔軟な考えが苦手で真面目過ぎる」「相性が合わない人とうまく関係を築けない」「自己管理能力が低い」といった特徴は、教師に向いていない可能性があります。

自分が教師に向いているかどうか確認することで、どのような仕事が自分に合っているかも分かってくるでしょう。

2.早めに行動する

新卒で教師になった場合、ほかの仕事は未経験であることが多いでしょう。未経験の仕事に転職するなら、仕事の覚えや柔軟性という観点から年齢が若いほうが有利になるため、1日でも早く転職活動を始めることが大切です。

年齢と転職の関係性については、「転職に年齢の壁はある?未経験者が希望の職種につくためのコツ」のコラムでご確認ください。

3.自己分析を入念に行う

転職先を見つけるには、自己分析を入念に行う必要があります。退職理由や希望条件をよく考え、自分に合った転職先を見つけましょう。

また、自己分析とあわせて企業研究も行えば、より転職の成功を高められ、転職先企業とのミスマッチを防ぐこともできます。

4.ビジネスマナーを学んでおく

教師から民間企業へ転職する際は、ビジネスマナーを学んでおくと良いでしょう。教師と民間企業では、仕事内容や関わる相手が異なるため、これまでの「常識」と一般的な「ビジネスマナー」に違いがあります。

働き方や考え方、マナーなどが異なる業界や業種に転職する場合は、一般的なビジネスマナーを学んでおく必要があるでしょう。

5.企業ごとのメリット・デメリットを確認する

教師の仕事は安定性が高く福利厚生が手厚い、民間企業は業績やスキルを評価されてキャリアアップのチャンスが多い、などが主なメリットとして挙げられます。

このコラムで紹介した「教師を辞めるメリット」と「教師を辞めることで起こり得るデメリット」を参考に、自分にとって大切なことや重要なことは何かをリストアップし、妥協できる条件と譲れない条件を確認してみましょう。

6.転職エージェントを活用する

一人で転職活動を始めるのが不安な場合は、転職エージェントを活用するのも一つの方法です。転職エージェントでは、求職者の希望する条件や前職で不安だった点などを踏まえ、一人ひとりにあわせたアドバイスを受けられます。初めての転職で不安を感じている方は、エージェントのサポートを受けることで、安心して転職活動を進めることができるでしょう。

若年層に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブでは、求職者一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつくのが特徴です。丁寧なカウンセリングを行い、就職活動の進め方や求人紹介、面接対策などをマンツーマンでサポートいたします。また、エージェントは求職者と企業の間に入り、円滑な転職活動をサポートする役割を担っているので、企業へ直接聞きにくいことや就職・転職活動中のスケジュール管理も、求職者に代わって行います。

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教員からの転職に関するFAQ

ここでは、教員からの転職に関するよくある疑問をまとめました。教員を辞めたあとにどんな選択肢があるのかも解説しているので、参考にしてみてください。

教員を辞めたいと思っていますが、どうすればいいですか?

教員を辞めたいと思ったら、まず辞めたい理由を明確にしましょう。仕事内容、体調など、理由を具体的にすることで今後の方向性が見えてきます。もし、少しでも続けたい気持ちが残っているのでしたら、上記の「教師を辞めたいときはどうする?」を参考にしてみてください。身近な人に相談したり、一度生活スタイルを見直したり、授業がうまくなるための研究などを試してみるのもいいかもしれません。些細なきっかけで状況が改善し、教員を辞めずに済む可能性もあります。

教員を辞めたいと思うのは甘えでしょうか?

教員を辞めたいと思うことは決して甘えではありません。仕事に対する価値観は人それぞれであり、環境の変化や自身の成長によって考えが変わることは自然なことです。大切なのは、自分の気持ちに正直に向き合い、後悔のない選択をすること。周りの意見に惑わされず、自分の意思を尊重しましょう。

40代です。教員を辞めたいのですが、転職するには遅いでしょうか?

40代で教員からの転職は決して遅くありません。これまでの経験や知識は、他の分野でも十分に活かすことができます。大切なのは、自身の強みやキャリアプランを明確にし、積極的に行動することです。転職エージェントでは、40代の転職支援も積極的に行っていますので、相談してみることをおすすめします。

大学教員を辞めたいと考えていますが、どのような転職先がありますか?

大学教員からの転職先は様々です。教育関連企業、企業の人材育成部門、公務員など、専門性を活かせる分野はもちろん、全く異なる分野への挑戦も可能です。大学教員としての経験や知識、自身の強みを活かせる転職先を検討しましょう。

小学校(中学校)教員を辞めたいです。一般企業への転職は可能ですか?

小学校(中学校)教員から一般企業への転職は十分に可能です。教員経験で培われたコミュニケーション能力や問題解決能力は、多くの企業で求められるスキル。特に、人材育成や研修、教育関連の部署では、教員経験が有利に働くことが多いでしょう。

教員からの転職活動を一人で進めるのが不安な方は、ハタラクティブにぜひご相談ください。ハタラクティブでは、教員経験を活かせる求人のご紹介はもちろん、専任のアドバイザーがあなたの強みや経験を丁寧に分析し、異業種への転職をサポートします。

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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
  • 働きたいだれもが就職できる社会を目指す「ハタラクティブ」
  • 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談
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