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未経験から介護職に転職したい!無資格でも大丈夫?志望動機の例文も紹介
更新日
この記事のまとめ
- 未経験、無資格から介護職に就くことは可能
- 介護職未経験の場合、専門性の低い仕事から任されることが多い
- 介護職は経験や年齢を問わないので、不安を感じている人も挑戦しやすい
- 介護職の職場は訪問型や通所型、入居型などがあり自分に合った働き方を見つけられる
- 介護職の志望動機は、事業所の特徴と自分の経験や性格を踏まえて具体的に示す
未経験・無資格から、介護職に就けるのか不安に思う方も多いでしょう。未経験から介護職に就くことはできます。ただし、後悔しない就職をするためには、介護の業界について正しい知識を持つことが大切です。このコラムでは、仕事内容や事業所の種類、未経験から介護職に転職するポイントを紹介します。また、志望動機の書き方や例文も解説。未経験・無資格の不安を解消し、介護職への転職を成功させましょう。
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未経験から介護職に就ける?
未経験から介護職に転職することは十分可能です。
現在慢性的な人手不足が問題となっている介護業界ですが、高齢化社会の進行によってさらに需要が高まる職種でもあります。そのため未経験者の積極的な採用を行っている事業所も多く、正社員を目指しやすいといえるでしょう。
また、介護職は経験だけでなく、資格の有無を問わない求人が多いのも挑戦しやすいポイントのひとつ。資格取得のための制度やサポートが充実している事業所も多く、将来的にスキルアップや資格取得を目指している方にもおすすめです。
ただし、事業所によっては即戦力を求めるため、未経験者を選考の対象にしていない場合もあります。無資格から介護職を探す際は、「未経験者歓迎」「無資格もOK」としている施設を探しましょう。
無資格で働けるのは新人として入職後1年間
令和3年度に介護報酬が改訂され、2024年4月から「認知症介護基礎研修」の受講が義務化されています。認知症介護基礎研修とは、介護資格を持たない介護職員に向け、認知症介護の基礎的な技術と知識を習得することを目的に新設されたもの。ただし、義務化後も入職後1年以内は「受講猶予期間」とされているため、無資格からの入職は可能。無資格・未受講で介護職に就いた場合は、1年以内に認知症介護基礎研修を受講しましょう。参照元
厚生労働省
令和3年度介護報酬改定について
- 向いてる仕事なんてあるのかな?
- 避けたいことはあるけれど、
- やりたいことが分からない・・・
未経験から介護職を目指す3つのメリット
未経験から介護職を目指すメリットは、年齢に関係なく挑戦できることです。また、教育制度が充実していることや仕事をしながら資格取得を目指せるなど、未経験の方が安心して働ける環境が整っているといえます。
1.年齢を問わずチャレンジできる
令和3年度「介護労働実態調査」によると、介護職における労働者の平均年齢は47.7歳。全体の割合で見ると、「45歳以上50歳未満」が13.8%と最も高く、次に高いのが「40歳以上45歳未満」で、13.4%でした。さらに同調査では、「7割弱の事業所で65歳以上の労働者を雇用」しているというデータも。
この結果から、介護業界は年齢を問わず活躍しやすいといえるでしょう。それでも「もうすぐ60代だけどいいのか…」「40代や50代の未経験から仕事を覚えられるか心配…」とためらう方は、「人生経験」をポジティブに伝えるのがポイント。面接で「年齢を問わず新しいことに挑戦する意欲」をアピールすると、強みとして受け取ってもらえるため、おすすめです。
参照元
公益財団法人 介護労働安定センター
―令和3年度 介護労働実態調査結果について―
2.人材不足で失業しにくい
介護業界は人材不足が慢性化していることや、高齢化が進むことに伴う需要の増加から、今後も仕事は無くならないと予測されています。令和4年度「介護労働実態調査」によると、人材不足を感じている介護事業所は全体の66.3%という結果に。
また、「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」では、2040年には今より69万人の人材確保が必要とのデータもあります。そのため、未経験や無資格でも介護職員のニーズが高くなると考えられるでしょう。
参照元
公益財団法人 介護労働安定センター
令和4年度「介護労働実態調査」結果の概要について
厚生労働省
第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について
3.充実した教育制度が整備されている
介護の仕事は利用者の生命に関わる内容も多いため、多くの事業所では、定期的な研修・勉強会を開いています。また、業界の傾向として未経験から就職する人も多いため、働きながら無理せず専門知識を学ぶことができるでしょう。
「未経験で働けるかどうしても不安…」という方は、教育体制を具体的に提示していたり、資格支援制度を設けていたりする事業所を探すのがおすすめ。従業員の資格取得を支援する事業所や企業も多いのが特徴です。
介護職未経験者が最初に取得する「介護職員初任者研修」とは?
「介護職員初任者研修」とは、介護職の業務をするうえで最低限の知識・技術を身につけることを目的として行われる研修です。座学と実技を計130時間で学び、試験を受けることで取得できます。介護職員初任者研修を持っていなくても就職はできますが、資格取得までは最低でも1か月、働きながらだと3か月ほどかかるので、余裕のある人は就職前に受講すると良いでしょう。参照元
厚生労働省
1.介護員養成研修(介護職員初任者研修・生活援助従事者研修)
介護職未経験者が最初に担当する仕事内容
未経験から介護職に就いて最初の仕事は、施設の清掃や食事の配膳などが一般的です。仕事に慣れるまでは、利用者の顔や名前を覚えたり、専門知識は求められない易しい業務が中心となったりするでしょう。
利用者の方の名前と顔を覚える
介護職の仕事でまず大切なのは、施設を利用する方の顔と名前を一致させることです。積極的にコミュニケーションを取って利用者の情報を覚えることで、業務がよりスムーズになります。また、会話を楽しむ信頼関係が築けると、仕事の楽しみのひとつにもなるでしょう。
清掃
施設に勤務する場合、利用者の部屋やトイレ、洗面所などの清掃を行います。利用者にとっては、日々の生活を送る場所。そのため、常に清潔に保ち気持ちよく過ごせる空間づくりが重要です。
シーツ交換
清潔な環境を維持するため、シーツ交換も大切な業務です。大きな施設では専門業者や清掃員の方がいることもありますが、清掃やシーツ交換の作業は専門知識は不要なので、新人スタッフが担当することも多いようです。
配膳
利用者へ食事の配膳・下膳を行うことも仕事のひとつ。食事の内容は一人ひとりの身体状況や栄養管理によって利用者ごとに異なるため、非常に重要な業務です。たとえば、嚥下能力の低下した方には刻み食やペースト状のもの、アレルギーや疾患などで食べられないものがある方には違ったメニューが出されることも。食事中の事故やトラブルを防ぐために、名前・顔・食事上の注意点などを記憶して配膳を行う必要があります。
身体介護
有料老人ホームやデイサービスなどで働く場合、有資格者の指示のもと身体介助を行うことができます。訪問介護では「介護職員初任者研修」を修了していないと身体介護ができません。
介護職未経験者は、まず着替えなどの簡単な介助から始まり、慣れていくうちに移乗や食事などの難しい介助を任されていきます。実践を通して徐々にステップアップしていくことで、仕事の幅が広がっていくでしょう。
介護職の主な職場の種類
未経験者が後悔しない転職をするには、介護職にどのような種類があるかを知っておくのも重要です。厚生労働省「公表されている介護サービスについて」では、全26種類54サービスが公表されています。職場によって未経験からできる仕事や勤務時間が異なる場合も。介護職の求人を探すときは、職場の種類にも着目してみましょう。
訪問型
利用者が自宅でできるだけ自立した生活を送るために、職員が自宅を訪問して行うのが訪問介護です。入浴や排泄の支援から掃除や料理、洗濯まで、身体介護と生活援助の両面から利用者のサポートを行います。営業時間にもよりますが、日中の時間帯にサービスを行っている事業所が多いようです。
ただし、訪問介護に就くためには「介護職員初任者研修」の修了が必須になるので注意してください。ホームヘルパーの仕事について詳しく知りたい方は、「ホームヘルパーの仕事」のコラムがおすすめです。
通所型
通所型は、利用者がデイサービスなどの通所介護施設まで通い、そこで支援を提供するサービスです。利用者の孤立を防ぎ心身の健康を維持、家族の負担を軽減することを目的としており、日常生活の支援や機能訓練を行います。
施設の多くは朝から夕方までをサービスの提供時間としており、カレンダーに沿った休業日を設けている事業所もあるようです。
入居型
入居型には特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)、有料老人ホームなどが当てはまります。老健は、医師や看護師の管理のもと、リハビリや医療ケアが行われる施設です。有料老人ホームでは、介護予防を含む生活支援や機能訓練が行われています。入居型は24時間の支援・対応が必要になるため、夜勤のある施設がほとんどです。
参照元
厚生労働省
公表されている介護サービスについて
未経験から介護職に転職するときのポイント
介護職にもさまざまな業態や勤務形態があります。未経験から介護職に転職し、長期的に働きたいと考えるなら、職場選びを慎重に行うのがおすすめです。
事業所の種類や特徴から検討する
未経験から介護職を探す際には、どのような事業所があるのかを知っておきましょう。前述したように介護職は大きく分けて訪問型・通所型・入居型の3形態があり、それぞれ勤務時間や仕事内容などが異なります。
手あたり次第に応募するのではなく、「自分に合う働き方はどの形態に該当するのか」「どのくらいの規模感なのか」「事業所の理念や力を入れているケアは何か」など、多角的な視点から検討しましょう。多くの事業所を見比べることで、本当に働きたい事業所が見えてくることもあります。
生活スタイルや希望に合った勤務時間を選ぶ
自分の生活スタイルに合った職場を探すのも、転職を成功させるポイントです。たとえば、収入を重視する場合は夜勤あり、生活リズムを崩したくない場合は日勤のみなど、優先するものによって勤務形態は大きく変わります。
特に、入居型施設はシフト制のため、日々の勤務時間や休みが変則的になってしまう可能性も。決まった時間の勤務やカレンダーに沿った休みを希望する場合は、デイサービスや訪問介護といった夜間対応のないサービスを選ぶことがポイントです。
介護職未経験の志望動機のポイント3選
未経験から介護職への応募前に悩むのが、志望動機の書き方。「40代まで介護未経験なので何を書けばいいかわからない…」「ただ単に正社員になりたいから」という方もいるでしょう。ありのままの志望理由を伝えることも大事ですが、志望動機は面接時に確認される重要な項目でもあります。面接でしっかり答えられるように、準備をしておくことが採用への第一歩です。
1.事業所や企業の理念・特徴を調査する
説得力のある志望動機にするためにも、「この事業所がいい」という強い気持ちが伝わるものを作成しましょう。事業所ごとの理念や特徴をしっかり調査することで、志望理由に説得力を持たせることができます。
志望動機を書くために必要なのは、「なぜその事業所がいいのか」という具体的な理由です。「時給がよかった」「家から近いから」なども理由のひとつですが、それだけだと適切とはいえないため、事業所の特徴と自分の希望がマッチする部分を探ってみましょう。
2.自分の経歴や性格から強みを見つける
事業所の特徴・理念を調査したら、次は「なぜ自分が介護の仕事を選んだか」を考えます。「自分のこのような経験や性格が介護職に活かせる」という点を、具体例とともに示すことができると、未経験でも即戦力として採用される可能性も。
たとえば、前職で任されていた業務やそこから得た経験、ブランクがある方はコミュニケーション能力など性格面でもいいでしょう。もし具体的に伝えられる強みがない場合は、資格の取得に向け勉強を始めることも手段のひとつ。実際に取得までできていなくても、勉強しているという点で、大きなアピールポイントになります。
3.未経験から介護職を目指す理由を書く
未経験から介護職を目指そうと思った理由を明確にしましょう。「家族の介護を近くでみていた」など介護職を目指すきっかけとなった具体的なエピソードがあれば記載し、業務への姿勢や意気込みにつなげていきます。
また、最後は「△△な介護職員を目指します」というような展望や目標で締めると、気持ちが伝わりやすいでしょう。ほかにも、前職で培ったスキルや経験が活かせそうな場合は、それを理由として書くのもおすすめです。
志望動機の例
近所に、貴社を利用している方がいます。一人暮らしでさみしそうにしていたのですが、貴社に通うようになってから笑顔が増えていく姿を間近で見てきました。その様子を見て、私も人に寄り添い、笑顔を増やす仕事がしたいと強く思い、貴社を志望いたしました。これまで介護の経験はありませんが、前職では医療事務をしておりました。そこで培った対応力とコミュニケーション力を貴社で活かして、一人ひとりに寄り添う介護職員を目指します。
介護職の志望動機の書き方や例を詳しく知りたい方は、「介護職の志望動機はどう書く?未経験や転職など状況別の例文を紹介」を参考にしてみてください。
未経験から介護職への転職を成功させるために
介護職は決して楽な仕事ではありません。しかし、自分に合った職場や働き方を慎重に見極めれば、未経験の方も無理せず働くことが十分可能です。とはいえ、「ひとりだと探し方が分からない…」という方もいるでしょう。自分に合った求人を見つけたいなら、就職・転職エージェントに相談するのもおすすめです。
若年層特化型の就職・転職エージェントのハタラクティブでは、未経験歓迎の求人を多数ご用意。経験豊富な就活アドバイザーが、あなたの希望に沿った求人をご紹介します。さらに、エントリーシートの添削や面接対策など一貫してサポートしているので、転職活動が初めての方も安心です。就職に関してお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
未経験から介護職に転職にする際のQ&A
未経験から介護職への転職を考えている方の、さまざまな悩みをQ&A方式で解決します。
未経験から介護職に転職する場合の志望動機は?
なぜ未経験から転職しようと思ったのか理由を明確にし、具体的なエピソードを伝えましょう。また、自分の強みと応募先の特徴が合うと、志望動機に説得力が出て好印象を与えることができます。詳しくはこのコラムの「介護職未経験の志望動機のポイント3選」の志望動機の例文をご覧ください。
介護職は資格なしでも転職できますか?
資格なしでも介護職に転職は可能です。
事業者によっては働きながら資格を取得できるところもあります。ただし、入職後1年以内に「認知症介護基礎研修」の受講が義務付けられているほか、訪問介護で仕事をする場合は、「介護職員初任者研修」の資格が必要なため注意しましょう。資格を取得することでキャリアアップの道が開けるので、積極的に挑戦するのがおすすめです。
未経験で40歳から介護職を目指せる?
介護職は年齢問わず未経験から目指せるため、40代からも十分活躍できるでしょう。
また、資格取得をすることで、介護業界の幅広い業務に携わることも可能です。未経験から介護業界へ転職を成功させたい方は、ハタラクティブにご相談ください。プロのアドバイザーによる丁寧なヒアリングで、あなたに合った求人をご紹介します。無料で相談できるので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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