営業職に不向きといわれる21の特性とは?仕事のコツもあわせて解説

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この記事のまとめ

  • 営業職は、向き不向きが表れやすい仕事
  • 営業職には必要とされている基本的な能力がある
  • 営業職向きの人から仕事のコツを学ぶことが大事
  • 営業職が不向きな人は、自分に適した職業を知ろう
  • 営業職が不向きだと思ったら、ほかの業種や職種への転職も考えてみよう

自分には営業職が不向きだと感じて、落ち込む人もいるでしょう。営業職は必要とされる基本的な能力があり、向き不向きが表れやすい職種のため、人によっては成果を出しにくいこともあります。

このコラムでは、営業職に不向きといわれる21の特性とは何か、仕事のコツもあわせて解説します。また、営業職が不向きな人に適した職業もご紹介しています。自分が営業職に向いてるのかを知り、仕事選びにお役立てください。

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なぜ営業職は向き不向きが表れやすい?

営業職に向き不向きが表れやすいのは、営業に欠かせない能力の特徴が明確なためです。営業職に必要な能力として、ヒアリングやコミュニケーションスキル、論理的な思考能力が挙げられます。

営業職はものやサービスを売る仕事であり、相手に「この商品が欲しい」と思ってもらうことが重要です。もともとその商品を欲しいと思っている相手に売ることは難しくありませんが、そうではない相手に購入してもらうのは難易度が上がります。商品を欲しいと思っていなかったお客さまにアピールし、購入意欲を湧き立たせることができないと、「自分には無理だ」と挫折しやすくなってしまうでしょう。

自分が営業職に向いているかどうかを詳しく知りたい方は、「営業を辞めたい!退職を考える理由や現状の乗り越え方を解説」のコラムもあわせてご参照ください。

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営業職に必要とされている基本的な7つの能力

営業職に必要とされる力は業種によっても違いがありますが、ここでは基本的な7つの能力を紹介します。いずれも営業職の方は身につけておくべきスキルなので、確認しておきましょう。

1.ヒアリング・コミュニケーションスキル

ヒアリングスキルは「聞き出す力」、コミュニケーションスキルは「伝える力」です。顧客は、よく分からないものを買いたいとは思わないでしょう。そのため、商品の情報や良さを理解してもらうために、コミュニケーションスキルが求められます。また、相手が気づいていない、見えない課題を探り、ニーズにマッチした商品を提案するときにヒアリングスキルが必要になるでしょう。

人を相手にする営業職にとって、聞き出す力と伝える力は必要不可欠だといえます。

2.論理的な思考能力

論理的な思考能力を養い、自分の考えを相手に理解してもらうことも大切です。商品を購入してもらうには、「あなたの課題を解決するには△△が必要と考えられるため、この商品がぴったりだと思います」と、根拠と結論を結びつけて商品の良さを伝えることがポイントです。

論理的な思考能力があれば、商品やサービスのアピールにより強い説得力をもたせられるでしょう。

3.積極的な行動力

営業の仕事には、行動力が大きく関わってきます。

市場調査や営業準備を理由にオフィスで作業することも大切ですが、何日も営業活動から離れていては利益は出せません。積極的に企業へ足を運び、「最近どうですか?何か足りないものはありませんか?」など、売り上げにつながるチャンスをつかむために行動することが大切です。

4.課題解決スキル

課題解決スキルは、相手の要望に答えるときに必要な能力です。課題解決スキルがあれば、相手の要望を察知して、良いタイミングで商品を提案できるでしょう。商品の売りどきを心得る意味でも必要な能力といえます。

5.PDCAを継続的に回せること

PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとった言葉です。まずは目標に基づいた計画を立て、実行に移します。結果が目標としていた内容に結びついたのか検証し、結びつかなかった場合は問題の改善策を練るというのが一連の流れです。

改善策から新たな目標を設定し、計画や実行、検証という工程を継続的に繰り返せるかが、営業職に必要な能力といえます。実際に結果を出している人は、PDCAを継続的に回して改善を重ねることで、パフォーマンスが伸びると熟知している人が多いでしょう。

6.綿密な準備ができること

営業に出る前の綿密な準備を怠ると、相手が知りたい情報を用意できず、商品購入への説得力を失ってしまうでしょう。営業職は、相手が何を求めて、何に期待しているのかを考えて準備することが大切です。

たとえば、性能に関して細かく知りたい相手の場合、技術者並みの説明を求められることもあるため、細かい部分まで知識をつけておく必要があります。また、商品知識だけでなく相手がどのような話題を好きなのか調べておくと、雑談で盛り上がり商品購入へつながる可能性もあるでしょう。

7.体力や忍耐強さ

営業職では、どのような業種であってもある程度の体力と忍耐強さが必要です。1日に何件も企業に訪問することもあり、移動に体力を奪われます。

また、営業というだけで煙たがられ冷たくあしらわれたり、どんなにアプローチしても購入に至らなかったりするため、逆境にくじけず耐え忍ぶ心が求められるでしょう。

営業職に不向きといわれる21の特性

営業職に不向きな人は、社交性がない、人からの頼みを断れないなどの特性をもっている人です。下記の営業職に向いていないとされる21個の特性が、自分に当てはまるかどうか確認してみましょう。

ただし、ここで挙げる特性に当てはまるからといって営業職に就けないわけではないので、参考程度にご覧ください。

1.社交性がない

人付き合いが得意でなかったり、会話が苦手だったりして社交性に乏しい人は、営業職には不向きといえます。どのような業種でも、営業は顧客とコミュニケーションをとって信頼関係を築くのが大切な仕事です。そのため、知らない人に会うと緊張する人にはストレスになってしまう可能性が高いでしょう。

2.お人好しで人からの頼みを断れない

人の頼みを断れない人は、営業職には向いてないかもしれません。営業職は、お客さまが希望することを叶えたい一方で、難しいことを求められるケースもあります。その際、断れるかどうかも重要でしょう。

また、「この発言で相手は気分を悪くするだろうか?」という不安を抱きやすい人や、相手の希望に100%答えられないことに罪悪感を感じる性格の人も、営業職に不向きといえるでしょう。

3.顧客への謝罪を嫌がる

営業職に就いていると、たとえ自分の失敗でなくても相手に謝らなければならない場面があります。このようなとき、素直に謝ることができない人は、営業の仕事に向いていないでしょう。

直接顧客と接する営業は「企業の顔」としての側面が強いので、適切な対応ができないと企業や商品自体の評価を下げてしまう要因になります。

4.ストレス耐性がない

上記の項目でも触れましたが、営業職はお客さまに頭を下げることが多い仕事です。営業職の種類にもよりますが、訪問先に受け入れられないことや冷たい言葉をかけられることもあるでしょう。

また、クレーム対応が必要なこともあります。営業職は日々たくさんの人に出会い、要望に応えなければいけません。ストレスを自分のなかで消化できずに落ち込んでしまう人は、営業職に不向きな可能性があります。

5.その場の空気を読むのが苦手

会話のなかで相手が何を望んでいるかを感じとる能力は、営業職には必須です。

お客さまとのやり取りのなかで、ちょっとした空気の変化に気づけなければ、的外れな話をしてしまったり、相手が不快に思う発言をしてしまったりすることもあります。商談のなかで「話が通じていないのでは?」と感じられてしまうと、信頼関係を築くのは難しいでしょう。

6.セルフマネジメントができない

セルフマネジメントができないことも当てはまるでしょう。商談相手との約束の時間に遅れたり、決められた時間内に仕事を終えられなかったりすると、社内外で迷惑をかけてしまいます。

目標を達成するために、自らスケジュール立てて管理するのが営業職の基本です。セルフマネジメントができないと「だらしのない人だ」と判断をされ、信用を失ってしまうでしょう。

7.完璧主義である

営業職はお客さまがあっての仕事なので、いくら自分が万端の準備をしても、状況や相手次第で思うように事が運ばないケースはよくあります。そのため、「すべてを完璧にこなさなければ」と考えてしまうと柔軟性が失われ、かえって仕事がやりづらくなってしまうこともあるでしょう。

ときには自分の考えを封じてお客さまに従わなければならない場面もあり、「何もかもを自分の思うとおりにしたい」という人には苦痛に感じることもあるでしょう。

8.熱弁するのに抵抗がある

商品に対して熱く語れるかは営業成績にも響いてくるため、熱弁することに抵抗がある人は営業に不向きだと考えられます。自社製品に対する熱意が伝わってこそ商品が魅力的に見えてくるので、淡々とした説明では購入意欲を掻き立てられません。

営業の熱弁を聞いているうちに、相手も「そんなに良い商品なら試してみたい」「購入したくなってきた」という気持ちが湧いてくるでしょう。

9.プレッシャーを楽しめない

ノルマ達成がプレッシャーになったり、周りと成績を比べられることにストレスを感じたりする人は、営業職には向いていないでしょう。営業職は、全員で会社の売り上げを良くしようという目的でノルマを設けている企業がほとんどです。また、営業成績が給料の増減を左右する企業もあります。

10.マメな性格ではない

マメな性格ではない場合、アポイントや訪問の日時を忘れてしまったり、小さな約束は本気で捉えなかったりなど、営業職として致命的なミスをしてしまう可能性があります。お客さまに対して不誠実な態度は、信頼を得るどころか相手に不信感を与えてしまうため、営業職には不向きといえるでしょう。

11.注意力が足りない

注意力が足りないと、ふとした油断から顧客に対して失礼な行動をとってしまう可能性があります。たとえば、受付で待っているときのマナーが悪かったり、身だしなみが整っていない状態で商談をしたりするケースです。

些細なことでも相手を不快にさせてしまうと、その時点で「この人から買いたい」とは思ってもらえず、商品を売ろうとしても話を聞いてもらえないこともあります。

12.体調を崩しやすい

営業職は体が資本であるため、お腹をこわしやすい、熱を出しやすいなど、体調を崩しやすい人には向いていないでしょう。体調不良を起こすと仕事の質やスピードが落ちてしまい、状態によっては商談の日程を変更してもらわなければならない事態が発生します。そのまま失注になれば、営業としての役割を果たせません。

大事な場面で体調不良が続くと、会社やお客さまから信用されず、営業職は務まらないと判断されてしまうでしょう。

13.嘘やごまかしが苦手

商品を売るために嘘をつくのは良くありません。

しかし、どのような業種の商品にもデメリットは存在するため、相手の不安感が和らぐような伝え方の工夫が求められます。嘘やごまかしが苦手な人は、相手に指摘されるとそれ以上何も言えなくなり、商品の印象を変える努力をしないまま終わってしまうでしょう。それでは商品を購入してもらいにくくなります。

「弱い部分を目立たせず、メリットの大きい部分を伝えることで商品購入につながれば良い」という考え方ができるかどうかも、営業の向き不向きの判断基準といえるでしょう。

14.表情に出てしまう

思っていることが表情に出てしまう人は、営業に向いていないといえます。たとえば、相手から理不尽な要求があった場合に不満が顔に出てしまうと、不信感を持たれたり相手の怒りを買ったりすることになるでしょう。

営業の仕事は断られることも多いため、そのたびに表情が曇る人は営業職に向いておらず、続けることも難しい可能性があります。

15.謙虚さに欠けている

普段から謙虚さが欠けている人は、営業職に不向きといえます。「売ってやっている」という上から目線の営業は印象が悪く、そのような人から購入しようとは思わないでしょう。そのため、顧客が別会社の営業に声をかける可能性も出てきます。

謙虚さに欠けた人は相手から嫌がられ、成績も振るわず営業職には不向きだと判断されてしまいます。

16.相手の気持ちを考えられない

商品を売るためには、相手の気持ちを考えて的確にアプローチすることが重要です。的外れなトークを展開してもただの押し売りであり、お客さまの購買意欲を搔き立てることはできないでしょう。

17.努力や勉強が苦手

日ごろから努力や勉強をすることが苦手な人は、営業でも力を発揮できない場合が多いでしょう。勉強をして商品やサービスに必要な知識を身につけなければ、相手の課題を見つけても提案できずビジネスチャンスを失ってしまいます。また、自分が努力を怠ったことで失敗し、営業職に向いてないと思う場合は、周りから「甘え」と受けとられることも。

聞き上手や話し上手になること、企業や商品の情報を集める努力も営業職には必要です。

18.受動的にしか動けない

受動的にしか動けない人にとって、営業職は不向きといえるでしょう。受動的にしか動けない人は、基本的に誰かに指示をもらうまで待機します。営業の仕事には新規顧客の開拓もあるので、受動的な人は成果が上げられません。

誰かに指示されて動く人は、自主的な人との活動量に差が出てしまうため、新しい仕事を増やせずに足を引っ張る存在となってしまうでしょう。

19.必要以上に考え込んでしまう

些細なことでも必要以上に考え込む人は、営業職の適性が低いといえます。営業職は、顧客との関係やノルマだけではなく、同僚との成績争い、上司からの圧力など悩みが多くなりがちな仕事です。

また、1日に何件も企業に訪問することがあります。そのため、最初の企業でうまくいかなかったことに囚われ過ぎると、次の訪問先でも気持ちが入らず、本来の力を発揮できなくなってしまうでしょう。

20.数字が苦手

営業職は、商品の値段を提示したりどれだけ得になるか計算したりして、お客さまに説明します。毎月の利益計算や売り上げ目標、契約企業の件数などでも明確な数字で結果が求められるため、数字に苦手意識がある人は営業職に不向きでしょう。

21.細かい仕事が得意ではない

細かい仕事が得意ではない人は、営業に向いていないといえます。詳しい説明を求められた際、内容の薄い回答では、お客さまから「勉強していないのか」と不信感を抱かれてしまうからです。

営業職向きの人から学ぶ仕事の6つのコツ

せっかく営業職の正社員として就職したのであれば、「営業の仕事を極めたい」「やりがいを感じたい」という人もいるでしょう。ここでは、営業職に向いている人が何を心掛けて働いているのかを解説します。

1.フットワークを軽くする

フットワークの軽さは、営業職に必要不可欠な要素です。投げかけた要望に素早く動いてくれた人に対して、「自分のために誠意を持って対応してくれた」と感じる人は多いでしょう。

反対に、なかなか電話に出ない人やメールの返信が遅い人は、「あの人に頼んでもいつになるか分からない」と思われてしまうことも。また、うまくいかないことがあっても、落ち込まずに次に進もうとする気持ちも大切です。失敗を活かし、前向きなフットワークの軽さを身につけましょう。

2.営業の仕事に熱意を持てるような工夫をする

営業として活躍するには、仕事への熱意も大切です。気持ちがこもっている言葉とそうでない言葉とでは、相手が受ける印象は大きく変わります。たとえば、商品について答えられないことがあっても、適当にごまかすのではなく「すぐに調べる」という姿勢のほうが好印象です。

意欲ある姿勢は言葉や行動から伝わるものなので、仕事へのモチベーションの高さは営業職の大切な資質といえるでしょう。

3.すぐに気持ちを切り替える

提案を断られると落ち込みますが、営業として成績を伸ばすには、すぐに気持ちを切り替え次に進まなくてはなりません。営業職は失敗も多い仕事だからこそ、切り替えの早さが武器となるでしょう。

ほかにも、諦めない・打たれ強い・いつも笑顔を心掛けている など、営業に向いている人の共通点はありますが、ベースとしてあるのは「どうすればこの人から商品を買いたいと思ってもらえるのか」を常に考えることです。すぐには難しくても、毎日の心掛け次第で得られる要素もあるでしょう。営業職は不向きだからと落ち込むのではなく、やりがいを感じる仕事に変える努力が大切です。

4.経験を積み重ねる

営業職向きの人は、相手の要望にもうまく対応できる印象がありますが、営業の仕事は全く同じシチュエーションが存在しません。経験を積み重ねることで、臨機応変に立ち回れるようになるでしょう。

数々の苦難や壁に直面して失敗したときとそれを乗り越えられたとき、それぞれに新しい発見があり、今の自分に足りない部分が見えてきます。数多くの経験を積み重ねてこそ、営業力が身につくといえるでしょう。

5.自信をもてるようにする

商品を買うとき、自信のなさそうな相手から買いたいとは思わないでしょう。自信がなさそうな様子は、顧客に「その商品は本当に大丈夫なの?」と不信感を抱かせる原因になってしまいます。

営業力が高い人には、相手に「この人から買いたい」と思わせる魅力があるため、それが自信と結びついているのでしょう。また、自信は信頼関係の構築にも役立ち、リピート客を作れます。

自信をもつにはそれに伴う実勢を築く必要がありますが、少なくとも相手に不安げな様子を見せずに立ち回ることを念頭に置いて行動しましょう。

6.相手との信頼関係を作り上げる術をもつ

営業職向きな人は、顧客との信頼関係をどう作るかを考えています。相手は、商品を買う前に「この人は信用できる人か?」ということを見ており、高額な商品になるほど営業との信頼関係に重きを置くでしょう。

たとえば、大抵の相手は何かしらの問題点や必要性を感じている可能性があるため、それを引き出す力をもっていると効果的です。営業職では、相手の口数を増やすことが大切であり、聞き上手になることが求められます。

「この人は自分の悩みを聞いてくれてぴったりな商品を提案してくれる」という顧客からの信頼を得られると、そのあとも「この人から買いたい」「今後もあなたから購入したい」と認識され、営業成績が伸びていくでしょう。

営業職から転職したい、辞めたいと考えている方は、退職を検討する前に「「営業に向いてないから転職したい」と感じたら?理由や改善策を紹介」のコラムをぜひご参照ください。

営業職が不向きな人に適した5つの職業

営業職が向いていないと感じたとき、克服するか、転職するかで行動が分かれます。しかし、転職する場合「新しい仕事も自分には向いていなかった」という事態は防ぎたいでしょう。

営業職が不向きな人に適した職種としては、開発や企画関係の仕事、事務職、栄養士などがありますが、営業で培った経験や、自分自身の特徴を活かせる職を選ぶことが大切です。

1.開発・企画

開発の仕事は、持っている技術をもとに製品化を行う仕事です。顧客の要望や要求を引き出す能力も求められるため、営業職で必須とされたコミュニケーションスキルが活躍します。

しかし、PCの前で黙々と仕事をする状況が多く、気疲れする場面の少ない職種です。また、世に出回る製品を作るため、不具合を出さないよう細やかな作業を繰り返す地道さや、納期の厳しさもありますが、売り上げの数字を求められることはありません。

一方、企画の仕事は、市場や消費者ニーズの動向などを分析して、売り上げにつながる製品のアイデアを出す仕事です。企画の仕事は売り上げを求められますが、対人スキルが不足していてもアイデア力に自信がある人には適職です。市場に対しての調査力や分析力が強みであれば向いているため、市場把握や顧客目線など、営業職で培った能力を活かせるでしょう。

2.事務職

事務職は、部署のメンバーの仕事が円滑に進むようサポートする仕事です。電話対応や資料作成を行うため、ビジネスマナーやExcel、Wordなどの文書作成スキルがある営業職を経験していれば不安は少ないでしょう。営業職としてサポートされる側であったことを思い出せば、事務職としてどのような動きをすれば良いか見えてくるため、過去の経験が活かせます。

3.栄養士

商品を売ることに対して熱くなれないという理由で営業職に向いてないと感じた場合は、栄養士のような、食を通じて人に貢献する仕事を考えてみるのも一つの手です。

栄養士の仕事は、学校や病院、介護福祉事業所など、求められる環境に応じてカロリーや栄養バランスのとれた献立を考えます。さらに、栄養価計算や廃棄率、食材などの発注業務など数字を扱う場面も多く、営業での売上目標や利益管理、見積書作成で鍛えた計算力が活かせるでしょう。

4.薬剤師

営業職特有の売り上げ成績を気にするストレスから解放されたい人は、薬剤師のように高度な専門知識を用いる職種がおすすめです。薬を扱う薬剤師は、厳重な安全管理のために、慎重かつ几帳面な性格が求められます。営業職もミスをすると信用に関わるため、慎重さや几帳面さに気を配っていた人は通じるものがあるでしょう。

また、薬剤師はコミュニケーションスキルも求められます。患者の症状や生活習慣に合わせた服薬指導を行うため、相手を知ろうとする能力は欠かせません。営業職で例えると、顧客の要望を引き出す能力と似ています。

5.工場や製造業などのライン作業

工場や製造業などのライン作業は、ベルトコンベアを流れる製品を取り扱う仕事です。製品の加工や梱包などを決められた順序でこなします。高い集中力や機械のような精度が必要であり、基本的に立ち仕事なので、営業で鍛えた体力や忍耐強さが活かせます。

営業職のようにノルマを達成するために工夫したり、お客さまの様子を見て対応を変えたりする必要はありません。このようなことに苦手意識を持って転職を考えた人は、毎日マニュアルに沿ったやり方で働くライン作業が向いているでしょう。

営業職からの転職先については「営業からの転職でおすすめの職種は?未経験からの成功のコツを解説」でも解説しています。コラムを参考に、より自分の適性に合った仕事を探してみてください。

営業職が不向きと思ったらほかの職種への転職を考えよう

どうしても「自分は営業職に不向きだ」と思う場合、ほかの職種への転職も視野に入れましょう。営業職に必要とされている基本的な能力を知り、自分に足りていない能力に気づくことも、成績の良い営業職になるための第一歩です。

とはいえ、無理に仕事を続けていてはやがて心身に不調をきたしてしまうでしょう。自分に不向きな仕事を、いつまでも我慢して行う必要はありません。求人サイトや転職エージェントなどを活用して、自分に向いている仕事を見つけてみましょう。

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