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経理未経験から正社員就職は難しい?転職のコツや事務に役立つスキルを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 経理職の競争率は高いものの、「未経験歓迎/OK」の求人もあるので転職は可能
- 経理事務の仕事では、お金の流れを記録し書類作成やシステム入力などを行う
- 経理未経験から正社員就職を目指すときは、日商簿記やMOSの資格が役に立つ
- 未経験から経理事務へ転職する際はコミュニケーションスキルも活かせる
- 経理職は給与水準が高く、キャリアの目標を立てやすいのが魅力の職種
「経理未経験からの転職は難しい?」と疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。経理職は、未経験者を歓迎している求人もあるので正社員就職は可能です。また、経験を重ねるごとに徐々にキャリアアップすることもできます。このコラムでは、未経験から経理職に就くときに役立つスキルや、効果的に自分をアピールする方法をご紹介。経理未経験者の求人選びのポイントも確認しながら、転職活動をスタートしましょう。
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経理未経験から正社員就職するのは難しい?
経理未経験からの正社員就職は可能です。「未経験歓迎」「未経験者OK」の求人も多く掲載されています。未経験から経理事務として入社した場合、データ入力業務からスタートし、経理補助の業務を経て経験を積みながらキャリアアップを目指すのが一般的です。ただし、経理事務は数ある職種の中でも人気が高い職業のため、ライバルが多いのも事実。経理未経験から正社員就職したいと考えている方は、以下の解説を読み「なぜ難しいといわれているのか」を把握しておきましょう。
「未経験で経理事務は難しい」といわれる理由
経理事務の求人の中には、即戦力として勤務できる資格や、スキルを持った人材を優先的に採用している企業もあります。そのため、「未経験で経理事務へ転職するのは難しい」「未経験者は採用されない」といわれているようです。とはいえ、転職成功へ向けた対策をとれば、未経験であっても正社員になることは決して不可能ではありません。後述する「経理未経験者が履歴書でアピールする3つのコツ」では、未経験から経理事務へ転職する際、どのように自分の魅力をアピールすると効果的かを紹介しています。
未経験から経理事務を目指すなら早めの行動がカギ
未経験から経理事務へ転職を目指す方は、できるだけ早めに転職活動をスタートしましょう。20代は企業から意欲やポテンシャルの高さ、将来性などを期待されることが多く、未経験の職種であっても比較的採用されやすい傾向に。一方で、30代~40代以上になると、転職の際は職種にかかわらず経験やスキルの有無を問われるのも事実です。「実務経験なしでも経理事務はできる?」のコラムでも、未経験から経理事務を目指す際の情報を掲載しています。自分に合う仕事とは?
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経理が担う業務とは
経理の仕事内容は、大きく分けると「毎日行う日次業務」「月に一度行う月次業務」「年に一度行う年次業務」の3つです。未経験で入社した場合、日次業務やその補助からスタートします。経験を積むにつれて、月次業務や年次業務へと徐々にステップアップするのが一般的です。以下で、それぞれの業務内容についてご紹介します。
毎日行う日次業務
日次業務とは、社内で各部署が日々行っている取り引きを記録する作業を指します。主な業務内容は以下のとおりです。
・現金や預金の管理
・経費の精算
・経理システムへの入力
・伝票の起票
・受発注、在庫の管理
上記のほか、納品書・請求書・領収書といった書類のチェックや整理、保管なども経理事務が担う日次業務です。未経験から勤務を開始する際は、まず日次業務に携わりながら経理として必要なスキルを身につけていきます。
月に一度行う月次業務
月次業務とは、1ヶ月ごとに締め作業を行う経理業務を指します。月次業務の主な仕事は、以下のとおりです。
・取引先からの入金管理
・取引先への支払い
・売掛金の管理
・請求書の発行
・月次決算
・給与計算および支払い
ほかにも、1ヶ月ごとの予算や実績の管理を行うこともあります。支払日は取引先によって異なるため、支払いが正しく行われているか確認することが必要です。
年に一度行う年次業務
年次業務とは決算の取りまとめに関する業務で、年に一度行います。主な仕事は以下のとおりです。
・年次決算
・賞与計算
・連結決算(親会社と子会社や関連会社の会計を加算した決算)
・税務申告に関わる書類作成
・有価証券報告書などの開示資料作成(年度ごとに作成する企業の事業内容、営業状況、財務状況などの情報をまとめた外部向け資料などを作成)
決算日は企業によって異なりますが、3月31日に設定している企業が多いでしょう。決算日が3月31日の場合、4月1日から3月31日までのスケジュールを立てて経理業務を行います。
正社員
貿易・経理事務職
年収 268万円 ~ 307万円
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大手企業,未経験OK,土日祝休み,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
経理事務の魅力・やりがい
経理事務には、「給与水準が高い」「キャリアアップの目標を立てやすい」「会社の経営に深く関われる」といった魅力・やりがいがあります。未経験から経理へ転職を目指している方は、志望動機を考えたり自己分析をしたりする際に、以下の内容を参考にしてください。
1.給与水準が高い
経理の仕事では、お金の動きや取り引きの履歴などを管理する専門的な知識が必要なため、ほかの事務職と比べて給与水準が高い傾向にあります。厚生労働省の「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」を参考に、経理事務と事務的職業の給与を時給に換算した場合の金額を記載したのでご覧ください。
職種 | 基準値 | 1年目 | 3年目 | 5年目 | 10年目 |
---|---|---|---|---|---|
経理事務員 | 1,156円 | 1,343円 | 1,492円 | 1,596円 | 1,748円 |
事務的職業 | 1,097円 | 1,275円 | 1,416円 | 1,515円 | 1,659円 |
引用:「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)(C事務的職業/263経理事務員)」
経理事務とほかの事務的職業の時給を比較すると、経理事務のほうが基準値で約60円、1年目であっても約70円高いことが分かります。また、企業によっては、取得した資格やスキルに応じて手当を貰えたり基本給が上がったりする場合もあるので、上記の表よりも高い収入を得られる可能性もあるでしょう。
参照元
厚生労働省
派遣労働者の同一労働同一賃金について◎同種の業務に従事する一般労働者の賃金水準(令和5年度適用)
2.キャリアアップの目標を立てやすい
未経験から経理事務として勤務をスタートする場合、キャリアアップの目標を立てやすいのも魅力の一つです。「経理が担う業務とは」で紹介したとおり、経理未経験者は入社後まずは日次業務を担当します。そのため、「●年以内に月次業務を担当→その後●年以内に年次業務を担当できるようになる」、あるいは「経験を積んで転職・独立したい」と目標を立てることが可能です。業務に役立つ資格を取得したり、経理の経験を積んだりすることで担当できる業務が増えれば、よりキャリアアップの見通しがつきやすいでしょう。
3.会社の経営に深く関われる
経理職は会社の経営に深く関わる仕事です。経理の業務で記録しているデータは、会社の経営陣が事業方針を判断するために使用する材料となります。経理の仕事は企業経営に必須の業務となるため、「会社の経営を陰で支えている」という誇りを持って勤務できるでしょう。さらに、スキルや専門性を高めれば、経営改善の施策を経営陣に提案する立場になれる可能性もあります。経理事務のやりがいについては、「経理って何をするの?仕事内容ややりがいまとめ」でも解説しているので、あわせてご覧ください。
未経験から経理事務へ転職する際に役立つスキル
未経験から経理事務への転職を目指す際は、パソコンスキルや経理の基礎知識を身につけておくと良いでしょう。また、経理の仕事ではコミュニケーションスキルも役立ちます。以下で解説するので、自分にはどのようなスキルがあり、何を学んでおいたほうが良いか考えてみましょう。
基本的なパソコンスキル
経理事務は、Word・Excel・Power pointなどを使用して業務を行うため、パソコンスキルが役立ちます。そのため、これらのソフトを扱えることを証明する資格、「MOS(マイクロオフィススペシャリスト)」の取得がおすすめです。また、経理システムソフトを導入し業務を効率化している企業もあります。使い方を学んでおけば、未経験者であっても採用される可能性が高まるでしょう。
日商簿記2級以上(経理の基礎知識)
未経験から経理事務に転職する場合、経理の基礎知識を身につけるとともに、日商簿記の資格を取得しているとアピール要素になります。日商簿記には「初級→3級→2級→1級」の4段階があり、2級以上は難易度が高めです。とはいえ、簿記は経理事務における「帳簿」を記載する際に必要なスキル。簿記未経験から勉強をスタートする方は、まずは初級や3級を取得し、段階的に2級以上を目指すと良いでしょう。日商簿記検定に必要な勉強時間や合格率に関しては、「簿記検定とは?」で紹介しています。
資格は経理職へ転職する際に役立ちます。しかし、取得すれば必ず採用されるというわけではありません。「経理の仕事がしたい!」「身につけたスキルを業務で活かしたい」と、熱意や意欲をアピールすることが大切です。アピールのコツは後述する「経理未経験者が履歴書でアピールする3つのコツ」をチェックしてください。
コミュニケーションスキル
経理事務として勤務するときは、コミュニケーションスキルも求められます。経理職は仕入れ・売上・在庫の確認など、他部署や取引先と情報を共有しながら進める業務もあるからです。内容にミスがあれば、改善を促さなければなりません。また、担当する業務の幅が広がると、税理士や公認会計士とやりとりをする場面も出てきます。経理職では、さまざまな立場の人と円滑に業務を行えるようなコミュニケーションスキル、調整能力が役立ちます。
経理の仕事では正確さも求められる
経理事務の仕事は、小さなミスでも大きな問題に発展する可能性があるため、一つずつ確認しながら取り組むことが重要です。転職活動の際は、「正確さを意識して取り組んだこと」「数字を意識した業務経験」などは、経理未経験であってもアピールポイントになります。たとえば、「営業事務として受発注や請求書発行を正確に行っていた」「営業職として在庫管理や利益率といった数字を意識していた」など、過去の職歴から適性につながるエピソードを考えてみましょう。経理未経験者が履歴書でアピールする3つのコツ
経理職未経験の方が履歴書でアピールするときは、「経理の仕事に活かせる経験はすべて書く」「資格は取得済みだけでなく勉強中のものも書く」「志望動機欄では強みをアピールし意欲を伝える」といったコツが3つあります。履歴書を作成する際は、求められるスキルや自分のアピールポイントを意識しましょう。
1.経理の仕事に活かせる経験はすべて書く
経理未経験の場合は、業務で活かせそうな経験をすべて履歴書に記載しましょう。たとえば、「売上や在庫管理など数字に関わる業務に携わっていた」「営業職で日々多くの人とコミュニケーションを図っていた」などが挙げられます。
2.資格は取得済みだけでなく勉強中のものも書く
転職活動で履歴書を作成するときは、取得済みの資格はもちろん、勉強中の資格も記載すると効果的です。意欲的な姿勢を示すとともに、その資格の基礎知識があることをアピールできます。ただし、経理の業務に関連性がない資格の記載は避けましょう。
3.志望動機欄では強みをアピールし意欲を伝える
未経験から経理職へ転職する場合、履歴書の志望動機欄で自分の強みをアピールすることも大切です。企業研究や自己分析を行い、経理事務に就きたいと思った理由・応募企業と自分が持つ特性との共通点を記載しましょう。志望動機の基本的な作り方や例文は、「就職活動の志望動機はどう書く?書き方やコツを例文付きで詳しく解説!」で詳しく紹介しています。
プレゼン能力や視野の広さもアピールポイントになる
経理職は、データに基づいた経営施策を提案する機会があるため、「分かりやすい資料を作成できる」「聞き手を意識した話し方ができる」といったプレゼン能力はアピールポイントになります。プレゼン能力については、「プレゼン資料の作り方とは?転職面接で評価される構成づくりのコツをご紹介」をご一読ください。また、経理職においては「俯瞰的に見て考える能力」も重要なので、全体を見渡せる視野の広さが強みになります。経理未経験者が求人を選ぶときのポイント
未経験から経理職を目指すときは、業務内容と自分の希望がマッチしているか確認することが大切です。また、「未経験歓迎・OK」や「経験不問」の求人に応募したり、就職・転職エージェントを利用したりするのが効果的。以下で、経理未経験者が求人を選ぶときのポイントを解説するので、転職活動をする際の参考にしてください。
業務内容と自分の希望がマッチしているか確認する
求人を選ぶ際は志望企業の経理職が行っている業務内容や、「目標とするキャリアを実現できるか」などを確認しましょう。経理の仕事や役割は企業によって異なるため、「自分が携わりたい業務かどうか」を基準に選ぶことでミスマッチを防げるでしょう。「企業選びの軸の見つけ方!人柄や社風から探すべき?企業へはどう伝える?」でも応募先の選び方を解説しているので、チェックしてみてください。
「未経験歓迎・OK」や「経験不問」の求人に応募する
経理の仕事に携わったことがない方は、「未経験者歓迎・OK」「経験不問」と明記されている求人を選んで応募しましょう。経験者を募集している企業では、専門的な知識やスキルがあり、即戦力として活躍できる人材を求めている傾向にあります。そのような企業では採用後の研修が充実していなかったり、未経験者には難しい業務を任されたりする可能性も。経理職の求人を選ぶ際は、未経験者を育てる環境が整っている職場を選ぶのがポイントです。
就職・転職エージェントへ相談してみる
未経験から経理職へ転職を目指す場合は、就職・転職エージェントを活用するのもおすすめです。エージェントには、就職・転職活動をサポートするプロのアドバイザーが在籍しています。自分の悩みや企業に求めることなどを相談してみると、転職活動をよりスムーズに進められるでしょう。
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経理未経験から転職を目指す方のお悩みQ&A
未経験から経理職へ転職したい方に向けて、よくあるお悩みをQ&A方式でまとめました。転職にネガティブなイメージを持っている方は、ぜひ目を通してみてください。
経理職へ未経験転職するのは難しい?
経理事務は競争率が高いため、未経験での転職は難しいといわれることがあります。しかし、「経理未経験者歓迎・OK」としている求人もあるので、全く採用されないわけではありません。未経験者は、「経理職に活かせる前職での経験」「業務への適性」などをアピールすることが重要です。詳しくは、このコラムの「未経験から経理事務へ転職する際に役立つスキル」を参考にしてみてください。
経理職に就くために必要な資格は?
経理では日商簿記やMOSの資格が役立ちます。簿記2級以上を取得していると、経理未経験であっても就職・転職の際に有効です。ただし、2級以上は難易度が高いので、はじめは初級や3級からスタートすると良いでしょう。MOSは、ExcelやWordなど経理事務で使用するソフトを扱えることを証明する資格です。簿記に関しては、「簿記ってどんな資格?保持するメリットと活用できる仕事」のコラムで解説しています。
経理職に応募する際の志望動機のポイントは?
「経理職に就きたい理由」「経理に活かせる経験」などをアピールしましょう。また、「その企業でなくてはならない理由」を具体的に伝えると、採用担当者へ好印象を与えられます。志望動機の考え方は「履歴書の志望動機は重要!転職成功のヒントとは」のコラムでも紹介しているので、参考にしながら面接対策や書類作成をしてみてください。
経理の求人を見ても応募先を決められない…
就職・転職エージェントで求人選びのアドバイスを受けるのも一つの手です。ハタラクティブでは「未経験歓迎」「未経験OK」の求人を多数扱っています。企業に直接取材を行っているので、応募前に職場の雰囲気や福利厚生など細かい部分を知ることが可能です。「思っていた仕事内容と違った」「想像よりもしんどい…」といったミスマッチを避けるためにも、「経理未経験でなかなか応募できない」とお悩みの方はぜひご相談ください。
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
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