内勤営業とはどんな仕事?営業事務との違いや活躍しやすい特徴を解説!

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この記事のまとめ

  • 内勤営業とは、社内や店舗で営業活動を行う仕事
  • 内勤営業に向いている人に多い特徴は、「聞き上手」「勉強熱心」など
  • 内勤営業のメリットは、ノルマが少なく自分のペースで働きやすいこと
  • 内勤営業のデメリットは、給与が上がりづらく土日休みが取りにくいこと
  • 内勤営業が目指せるキャリアアップ先として、店長や企画職などがある

内勤営業の仕事内容について、イメージがつきにくい方もいるでしょう。営業職というと、取引先を回る外勤営業をイメージする人も多いですが、社内や店舗に来店したお客さまに営業を掛ける内勤営業もあります。このコラムでは、内勤営業の仕事内容や向いている人に多い特徴をご紹介。営業事務や外勤営業との違いも解説しているので、職種選びの参考にしてください。

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内勤営業とは

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内勤営業とは、社内や店舗内で営業活動を行う仕事のことです。取引先に出向く外勤営業とは異なり、来店したお客さまに対して営業を行います。内勤営業が活躍する主な業界には、保険や不動産、自動車、ITなど。内勤営業には特別な知識やスキルは必要ないため、未経験歓迎の求人も見つけられるでしょう。

内勤営業の仕事内容

内勤営業の主な仕事は、電話やメールを使った営業と、カウンターセールスです。
電話で営業を完結させるものや、テレアポ(テレフォン・アポイントメント)という、電話によって対面の営業機会を約束するものがあります。広告に興味を示した顧客に対して営業する「反響営業」を行うこともあるでしょう。
カウンターセールスとは、来店するお客さまの希望に沿った商品やサービスを販売・提供する仕事を指します。内勤営業の中でもカウンターセールスを行う代表例は、以下のような店舗です。

・旅行代理店
・保険代理店
・自動車販売店
・携帯ショップ
・不動産仲介業者
・ウェディングサロン

上記のような店舗で、お客さまとカウンター越しで接客をするのが一般的といえます。内勤営業は、会話の中でお客さまの細かい要望を聞き、商品の紹介や提案を行います。お問い合わせやクレーム処理も内勤営業の仕事です。反響営業に興味がある方は「反響営業とはどんな手法?向いている人の特徴も詳しく解説」をご覧ください。

正社員

総合職(内勤営業職)

  • 年収 276万円 ~ 442万円

  • 未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり

内勤営業とほかの営業職との違い

内勤営業と営業事務・外勤営業との違いをご紹介します。職種の違いを理解し、自分に合った仕事を選びましょう。

営業事務との違い

内勤営業と営業事務は、どちらも社内の仕事が多い職種です。違いは仕事内容にあります。営業事務とは、営業職のサポートをする仕事です。営業に必要な資料作成やデータ入力を行うことがメインで、事務職の一種といえます。一方、内勤営業は社内でお客さまに営業をする仕事です。言葉は似ていますが、仕事内容は大きく異なるため、求人を探すときは混同しないように注意しましょう。営業事務が気になる方は「営業事務の仕事」もあわせてご覧ください。

正社員

営業事務(東京本社)

  • 年収 313万円 ~ 358万円

  • 未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり

外勤営業との違い

外勤営業は、取引先や客先に社員が出向いて営業活動を行う営業職です。「訪問営業」や「飛び込み営業」と呼ばれることもあります。内勤営業と異なり、自社の商品やサービスに興味を持っていない顧客に営業する場合もあるため、成約を取るのは比較的難しい傾向があるでしょう。客先を回るため、業務時間中の行動が比較的自由なことも、外勤営業の特徴です。

インサイドセールスって何のこと?

インサイドセールスとは、内勤営業を英語で表したものです。電話やメールを使って営業を行い、どこでも働けるのが特徴。ほかにもカウンターセールスと呼ばれることもあります。
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内勤営業に向いている人に多い5つの特徴

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ここでは、「内勤営業に興味があるけど向いているか分からない…」という方のために、向いている人に多い特徴を5つ解説します。内勤営業に興味がある人は、当てはまるかどうかチェックしてみてください。

1.聞き上手

内勤営業に向いている人に多い特徴の一つは、聞き上手な点です。お客さまの要望を聞き出せなければ、本当に必要なサービス・商品の提案はできません。内勤営業は、他愛のない世間話から商品に関する要望まで聞き取り、会話のなかからお客さまが求めているものを導き出すスキルが必要です。お客さまの話をしっかりと聞き、本題や要望を把握する力が求められます。

2.接客や販売経験がある

接客業や販売業、テレフォンアポインターの経験があると、内勤営業で活躍しやすいでしょう。内勤営業は接客・販売の仕事と共通する共通する部分があるので、売上向上や顧客増加の実績があると評価されます。このような理由から、求人によっては接客・販売経験者を歓迎しているものもあります。

3.気配り上手

細かいところまで目が届く気配り上手な方は、内勤営業に向いているといえるでしょう。内勤営業の仕事は、話す順序を相手に合わせて変えたり、必要に応じて類似品を紹介したりする臨機応変な対応が大切です。お客さまが商品やサービスの提案を快く受けられるよう、好印象を与える気配りを心掛けると良いでしょう。

4.商品の勉強を怠らない

知的好奇心や向上心が強い勉強家な人は、内勤営業に向いているでしょう。内勤営業に限らず、営業は売り込む商品やサービスについて深く理解していることが必要な仕事です。自分が理解していないものを他人に売り込めません。商品説明に説得力を持たせられる勉強家な人は、営業としての活躍が期待できるでしょう。

5.分かりやすい説明が得意

対面や非対面は関係なく、相手に伝わり分かりやすく説明し、円滑なコミュニケーションを図るのが得意な人は内勤営業に向いているでしょう。内勤営業では、顧客にしっかりと商品の良さを伝えるために、説得力のある分かりやすい説明が求められます。ときには専門用語の使用を避け、誰でも理解できるような表現が必要な場面もあるでしょう。
営業に就職するには?自分に合った求人選びのコツやおすすめの業界をご紹介」では、内勤営業に必要なプレゼンテーション能力の身につけ方を解説しているので、あわせて参考にしてください。

内勤営業はきつい仕事?人によっては働きやすい場合も

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営業職と聞くと、忙しそうな印象や売上ノルマが厳しそうなイメージを持つ方もいるでしょう。ここでは、内勤営業のメリット・デメリットを解説します。

内勤営業がきついと感じやすい点

内勤営業がきついと感じる背景には、以下のようなものが挙げられます。

景気や流行の影響を受けやすい

自ら営業をすることが少ない内勤営業は、売り上げがそのときの景気や流行、情勢に大きく左右されます。閑散期でも自発的に営業しない企業の場合、収入が下がったり伸び悩んだりすることも考えられるでしょう。

土日休みとは限らない

内勤営業の場合、土日や祝日が休みになるとは限りません。特に顧客が個人であれば、多くの人が休日である土日の方が稼ぎどきでしょう。企業によっては、集客のために土日や祝日にイベントを開催することも。家族や友人と休みを合わせにくいため、人付き合いを大切にしたい方には「仕事がきつい」と感じるでしょう。

賃金が上がりにくい

内勤営業は成約見込みの高い顧客が多い一方、外勤営業よりも明確な評価基準を設けにくいため、成果が賃金に反映されづらいことがあるでしょう。「頑張った分給与として反映される仕事がしたい」「数値やデータなど目に見える形で評価されたい」という方は、その点で内勤営業がきついと感じる可能性があります。
内勤営業のきつさは「内勤営業が辛い…という方に!転職を考える際のポイント」でも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

内勤営業が働きやすいと感じられる点

以下は、内勤営業が働きやすい理由です。

ワークライフバランス重視で働ける

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契約が成立しやすい

外勤営業と比べて、内勤営業は顧客が求める商品やサービスを提供しやすいメリットがあります。ニーズに沿った顧客が興味を持ってくれるため、契約が成立しやすく、仕事のやりがいに繋がるでしょう。ただし、顧客獲得や新規開拓を行うことが少ない分、同業他社に負けない集客力が必要になります。

顧客の感謝を受け取りやすい

顧客からの感謝を受け取りやすいのも、内勤営業のメリットの一つです。人と関わることが好きな人や、人を喜ばせるのが好きな人は、顧客が満足して喜んでくれることがモチベーションアップに繋がる可能性も。場合によっては顧客が「お得意さま」になって継続的に関われることもあるでしょう。

社内で自分のペースで働ける

混雑時には休憩を取りにくいこともありますが、暑い日や寒い日も快適な社内で自分のペースで働けるのは、内勤営業のメリットといえるでしょう。外勤営業がアポイントメントを取って取引先を転々とするのに対し、内勤営業は来社(来店)する顧客に営業をするため、落ち着いて働きやすいといえます。また、移動が少ないので体力を大幅に消耗する心配もありません。

内勤営業は社内の人間関係が仕事に影響することも

内勤営業は社内や店舗内で1日を過ごすため、人間関係が悪いと職場での居心地が悪くなってしまう恐れがあります。外勤営業の場合は社内で過ごす時間が短いため、社員同士の関係にはそれほど左右されないでしょう。どちらが良いかは人それぞれなので、外勤営業か内勤営業かで迷っている場合は、人間関係という指標ももって考えてみてください。

内勤営業を含む営業職の年収は?

内勤営業・外勤営業と区分したデータはありません。参考までに「賃金構造基本統計調査 令和3年賃金構造基本統計調査」の内勤営業が含まれる営業関係の職種の賃金・年収のデータを見てみましょう。

  きまって支給される月給(円) 年間賞与 その他 特別給与額(円) 推定年収(円)
販売店員 25万8,800 44万2,000 354万7,600
その他の商品販売従事者 33万4900 82万5,200 484万4,000
販売類似職業従事者 35万9,100 118万400 548万9,600
自動車営業職業従事者 37万700 78万3,900 523万2,300
金融営業職業従事者 36万6,800 133万1,400 573万3,000

引用:e-Stat「令和3年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
*推定年収は、「きまって支給される月給(円)」×12ヶ月分+「年間賞与その他特別給与額」で独自に算出

業界による月給の差は少ないですが、「年間賞与その他特別給与額」は業界によって差が開いています。年収に換算しても、インセンティブの影響が大きいようです。内勤営業を含む営業職では、ノルマやインセンティブが収入に直結します。

参照元
e-Stat
賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種

内勤営業の経験を生かしたキャリアの選択肢

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内勤営業は経験と実績があれば、努力次第でどんどん上を目指せるでしょう。キャリアアップをすることで、賃金アップが期待できます。実力がつけばインセンティブも多くなるので、年収アップもしやすいでしょう。

内勤営業の主なキャリア

ここでは、営業職の動向や内勤営業のキャリアアップ先についてご紹介します。内勤営業の将来性を理解し、自身がどのように活躍していきたいかの判断材料にしてください。

1.店長や支店長

店舗内での経験や実績を認められて昇進すれば、店長や支店長といった役職に就くことも可能です。一般社員からのキャリアアップの一歩目として、目標にすると良いでしょう。

2.エリアマネージャー

店長や支店長を経て、エリアマネージャーになる道もあります。自分の管轄内の複数店舗を管理するため、営業の第一線からはやや離れることになるでしょう。経営を良くするために、各店舗のサポートやマネジメントを行います。エリアマネージャーを経験していると他社でも評価されやすく、転職先でも歓迎されるでしょう。

3.スーパーバイザー

エリアマネージャーと似たキャリアアップ先に、スーパーバイザーという役職があります。主に現場のサポートや管理、従業員の育成を行う、現場監督のようなものです。キャリアアップのゴールといっても良いほど、社内での地位や給与が高くなります。スーパーバイザーとしての転職なら、より高い年収への交渉もできるでしょう。

4.企画や商品開発

店舗で実績をあげれば、企画や商品開発など、本社勤務できるキャリアもあります。企画や商品開発には顧客のニーズが欠かせません。内勤営業でお客さまと対面していたときの経験や知識が存分に活かされるでしょう。「企画ってどんな仕事?未経験でもなれるの?」では企画の仕事内容を解説しています。ぜひご一読ください。

内勤営業のスキルでほかの仕事に転職できる

内勤営業は接客や販売と関わりが深い職業なので、その経験を活かして全く別の道にキャリアチェンジできます。営業スキルを上げるために外勤営業に転職したり、商品価値が高い別の内勤営業を選んだりする人も。より人との関わりを重視できる人事の仕事に就く道もあります。就職後の展望は幅広いといえるでしょう。

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内勤営業に関するQ&A

ここでは、内勤営業に関して想定される主な質問にお答えしました。内勤営業について興味のある方は、ぜひご参考にしてください。

内勤営業と外勤営業との違いは何ですか?

両者の主な違いはその営業場所や対象者です。内勤営業は店舗や社内で、自社の商品に興味がある人に購入を促すのに対し、外勤営業は取引先に赴いて、購入意思の薄い人に商品の魅力を伝え購入を促します。内勤営業は飛び込みがなく、自社の商品に興味がある人が相手なので、比較的挑戦しやすいといわれている営業スタイルです。

内勤営業にはどんな仕事がありますか?

主な内勤営業の仕事は、保険代理店や住宅展示場、不動産仲介といったものです。ほかには、テレアポなど電話でのお客さま対応も含まれます。内勤営業は、自社店舗に来たお客さまや問い合わせをしてきたお客さまへの営業全般を指すので、幅広い業種で求人があるのが特徴。ハタラクティブでは、内勤営業の求人をお探しの方の転職相談も承っておりますので、まずはお気軽にご登録ください。

内勤営業にはどんな人が向いていますか?

内勤営業に向いている人に多い5つの特徴」で解説したように、内勤営業には、気配り上手な人や聞き上手な人、自社の商品に興味のある人が活躍しやすいです。営業という仕事で想起されるような活発さやトーク力、押しの強さなどが必要とは限りません。営業では、お客さまの言葉に耳を傾け、ニーズを汲み取るのが重要な業務なので、相手の立場に立って考えることが必要でしょう。

内勤営業の仕事で辛いことはありますか?

「お客さまと対面しないので反応を掴みにくい」「成果が見えるまで時間が掛かかり、モチベーションの維持が難しい」「ずっと室内業務なので気分転換がしづらい」などを辛いと感じる人が多いようです。一方で「対面しなくても成果を上げられる」「移動がないので効率よく営業を掛けられる」というメリットも。何を辛いと感じるのかは人それぞれです。室内業務に抵抗がなく、内勤営業に興味がある方は挑戦を検討してみるのも良いでしょう。

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