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清掃員は正社員で働くときつい?仕事内容やメリットを解説!
更新日
この記事のまとめ
- 清掃員は正社員の場合も平均月給が全国平均よりやや低く、体力面できついこともある
- 清掃員の仕事には清掃業務員やビル清掃員など、さまざまな種類がある
- 清掃員は未経験から正社員を目指しやすく、入社後に知識やスキルを磨ける
- 清掃員のプロフェッショナルになれば、将来は独立も可能で、高い月給も狙える
- 清掃員の正社員を採用する面接では、忍耐力やコミュニケーション力がチェックされる
「清掃員として正社員で働くのはきつい?」と気になる方もいるでしょう。清掃スタッフの仕事はきついと感じる場面もありますが、長く働きやすく、将来キャリアアップも期待できます。また、清掃員は正社員としてのやりがいや魅力も多いのが特徴です。
このコラムでは、清掃員の仕事内容や正社員になるメリット、面接時のポイントについて解説します。清掃員の正社員の年収や月給にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
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正社員の清掃員が感じる大変なこと
清掃員として働くにあたって、必要になるのが体力です。清掃作業に使う道具は重く、作業中は同じ体勢を長時間続けることも珍しくありません。また、商業施設やビルなどでは、開店前や閉店後に清掃作業を行うこともあり、決められた時間内で作業を終える必要があります。
家族や友人に「やめとけ」といわれることがあったり、仕事も大変な面がありますが、自分に合った仕事を続けられれば、将来の安定にもつながります。清掃員の仕事も、その一つとして考えてみる価値があるでしょう。
清掃の仕事には体力が必要
清掃業務員をはじめ、清掃スタッフの仕事のなかには体力が問われるものもあります。重いごみや掃除用具を持ったり腰をかがめて作業したりするので、多くの場面で体に負担がかかりやすいでしょう。
また、冷暖房が使用できない現場では暑さや寒さが厳しいことも多く、体力面できついと感じる方もいるようです。体力に自信がない場合は、あらかじめ仕事内容の詳細をよく確認しておくことをおすすめします。
清掃員の平均給与は全国平均よりやや低め
清掃員の平均給与は、ほかの職種に比べて高いとはいえません。政府統計の総合窓口 e-Statの「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 第1表」によると、ビル・建物清掃員の所定内給与額は20万4,800円です。ほかの職種と比較しても、やや低い傾向にあることが分かります。
すべての企業に該当するわけではありませんが、「月給を上げたい」「インセンティブや手当を多めにもらいたい」などの希望がある人には向かない可能性があるでしょう。清掃員の月給については後述の「清掃員の平均月給と年収」で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
また、仕事内容によっては高い月給を得られる場合もあるため、将来的に月収を上げたい方は、「平均収入の実態を年代・男女・地域別に紹介!年収アップの方法も解説」のコラムもおすすめです。
年齢差のある同僚とやり取りする必要がある
前出の「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 第1表」によると、ビル・建物清掃員の平均年齢は53.2歳でした。清掃員の仕事は年齢を問わずはじめやすいこと、一度就職すると長く働きやすいことから、就業者の平均年齢が高い傾向にあります。就職先によっては、自分の両親世代のスタッフと作業をする可能性もあるでしょう。
また、清掃員の正社員になると、アルバイトやパートで働く年配スタッフの指導を担当することもあります。年上の人と話すのが苦手だったり、うまく話題を探せなかったりする人はコミュニケーションが取りにくいと感じることもあるでしょう。
清掃員として働く際は、詳細な仕事内容を確認し、業務内容や職場環境についてしっかり把握しておくことが重要です。
作業時間が決められている
清掃する場所が商業施設やホテルなどの場合、開館やチェックインまでの限られた時間で掃除を終わらせなければいけないこともあります。ゆっくり掃除をしていると、「気づいたら終了の時間になっていた」ということにもなりかねません。
それ以外にも、清掃の仕事は担当箇所を決められた時間内で終えるのが基本です。時間を確認しながら効率良く掃除を進めていくことが求められるため、マイペースで時間管理が苦手な方は先輩のペースに合わせて作業を進めていきましょう。
参照元
政府統計の総合窓口 e-Stat
賃金構造基本統計調査
清掃員(正社員)の仕事内容とは
清掃員(正社員)の仕事は、清掃のプロフェッショナルとして専門知識や技術を駆使し、あらゆる場所を衛生的に保つことです。一口に清掃員といっても、就職する会社の事業内容によって清掃する場所や役割はさまざまで、男性・女性問わず活躍できる仕事といえます。
ここでは、代表的な4つの清掃員の仕事内容と種類について紹介します。それぞれやりがいや身につく技術も異なるので、以下を参考に「自分がどのような清掃員として正社員を目指すか」をイメージしてみましょう。
清掃業務員の仕事内容
清掃業務員は主に、日常生活で排出されるごみの回収を担当します。また、店舗・工場などから出る廃棄物の処理や動物の死体処理、道路・歩道の清掃を行うこともあるでしょう。
町の衛生と美観を守る重要な仕事といえます。重いごみ袋を持ったり、次のごみ収集所まで走ったり、体力が問われる業務が多いようです。
清掃業務員として正社員になる2つの方法
清掃業務員として正社員になる方法は、大きく2つに分かれています。1つ目は、各自治体の公務員として就職する方法です。公務員採用試験を受ける必要がありますが、「最低限の学力を確認するため」として通常より難易度を下げている自治体や、面接を重視し筆記試験を免除している自治体もあります。
2つ目は、民間の委託業者に就職する方法です。最近では、清掃業務を委託する自治体が増えています。公務員の新着求人が少なく倍率が高い場合、民間企業への就職を狙った方が内定を得やすいでしょう。
ビル清掃員の仕事内容
オフィスビルや商業施設などを清掃するのがビル清掃員です。ビル清掃員の仕事は、主に室内クリーニングと室外クリーニングに分かれているのが特徴。室内クリーニングは壁・床・ドア・トイレなどの清掃、室外クリーニングは外壁・窓ガラス・屋上・建物周辺の清掃を行います。
施設利用者の妨げにならないよう短時間で清掃するため、効率を重視する職場が多いようです。また、清掃する場所の規模によっては複数のスタッフで業務にあたるので、チームワークやコミュニケーション力を求められることもあるでしょう。
特殊清掃員の仕事内容
特殊清掃員とは、亡くなった方の部屋を清掃し、原状回復する業務を行うスタッフのことです。室内に染みついた血液や体液の除去・害虫駆除・消臭・滅菌など、仕事内容はほかの清掃の仕事に比べて専門的な知識やスキルが必要といえます。また、遺品整理作業や供養も行うため、故人への敬意や冥福を祈る心も忘れてはいけません。
近年ニーズが高まっており、メディアでも紹介される機会が増えた職種ですが、体力面と精神面の強さを求められます。やりがいは大きいものの、「きつい」と感じる場面も多いでしょう。応募前に、現場の過酷さや仕事内容の詳細を把握しておくことが大切です。
正社員
清掃、害虫駆除、除菌抗菌コーティングスタッフ
-
年収 343万円 ~ 530万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
ハウスクリーニングの仕事内容
ハウスクリーニングの清掃スタッフは、「顧客の自宅をきれいに清掃する」業務を担います。清掃する場所は、浴室・キッチン・トイレ・洗面所などの居住スペースが中心です。特殊な洗剤や機器を使い、普段の掃除では落ちにくい汚れや細かい部分までをきれいにします。
共働きなどで忙しい家庭が増え、近年ハウスクリーニングのニーズは増加傾向にあるようです。ハウスクリーニングの分野はフランチャイズ募集も多く、正社員の清掃スタッフとして知識や技術を身につけたあとは、独立・開業する人もいます。
独立や開業を視野に入れている方は、月給や業務内容をしっかり把握したうえで仕事に取り組み、将来の足がかりとしましょう。将来的に独立を目指している方は、「自営業とは?確定申告は必要?個人事業主との違いや始め方を解説」のコラムも参考にしてみてください。
清掃員(正社員)の就業条件
ここでは正社員の清掃員の平均年収や月給、おおよその勤務時間・休日について紹介します。正社員の清掃員が、一般的にどのような就業条件で働いているのか確認してみましょう。
清掃員の平均月給と年収
政府統計の総合窓口 e-Statの「令和5年賃金構造基本統計調査」の結果によると、ビル・建物清掃員の平均月給、平均年間賞与は以下のとおりです。
男性 | 女性 | 男女計 | |
---|---|---|---|
所定内給与額 | 22万3,200円 | 18万4,200円 | 20万4,800円 |
年間賞与その他特別給与額 | 24万5,100円 | 13万4,200円 | 19万2,900円 |
引用:政府統計の総合窓口 e-Stat「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 第1表」
上記はあくまでもビル・建物清掃員の平均の月給や年収であり、就職する企業や地域によって月給や年収は大きく異なります。「案件数が多い」「特殊清掃を行う」といった清掃会社に正社員として就職すると、平均より高い月給を目指せる可能性があるでしょう。
参照元
政府統計の総合窓口 e-Stat
賃金構造基本統計調査
清掃員(正社員)の勤務時間
清掃員として正社員で働く場合の勤務時間は、企業が定めた労働時間です。商業施設やビルの清掃を担当する場合は、午前7時〜午後4時、午前8時〜午後5時など、比較的朝の早い時間帯に始業する傾向があるでしょう。
ただし、施設の利用者や通行人が少ない時間を狙って清掃するため、勤務時間を深夜帯に設定している企業もあります。早起きが苦手だったり夜勤を希望しなかったりする人にとってはきついと感じる可能性があるため、応募する際はあらかじめ作業内容や勤務時間などをよく確認しましょう。
清掃員(正社員)の休日
清掃会社のなかには、週休完全2日制を導入している企業も多いようです。正社員の清掃員の休みをビルや施設の休館日、ごみの収集日などに合わせている清掃会社もあるため、土日祝休みのところもあるでしょう。
ただし、必ずしも土日祝休みであるとは限りません。土日に需要が高まるホテルや商業施設の清掃員として働く場合、土日祝日も含めたシフト制での勤務になることが多いようです。
清掃の仕事は、しっかりと休みを取り、プライベートの時間を確保しながら働きたい人に向いている仕事といえます。土日祝休みでプライベートも充実させたい方は、詳細を確認したうえで応募してみましょう。
清掃員の勤務体系は企業により異なるのでしっかりと確認しよう
清掃スタッフは、残業や休日出勤が少ない傾向にある職種ですが、企業によっては深夜や土日勤務が中心の職場もあります。「昼夜逆転の仕事は避けたい」「土日はしっかり休みたい」などの希望がある場合は、応募前に確認しておくのが大切です。
自分が望む働き方や勤務形態かをどうやってチェックしたら良いか分からない方は、就職・転職エージェントへ相談するのがおすすめです。プロのアドバイザーが清掃員の正社員求人をしっかりと見極め、あなたの希望条件に合う求人を提案してくれますよ。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
正社員の清掃員の特徴
清掃員の仕事は、正社員も未経験からはじめやすいのが特徴です。また、仕事の性質上、景気や社会情勢に影響されにくく、長い間働けるのも清掃の仕事のポイントといえるでしょう。
自分の将来に不安を感じる方も、清掃員の仕事で安定した月給と長く働ける環境を手に入れられる可能性があります。ここでは、就職の難易度や仕事の進め方、職業としての安定性などを紹介していきます。
清掃員は新卒や未経験からスタートOK
清掃員の求人には、「未経験者歓迎」が多い傾向にあります。清掃作業にはさまざまなスキルや知識が必要ですが、入社時点で求められることはほとんどありません。そのため、初めて正社員として就職する人や、職歴や社会人経験に自信のない人にも挑戦しやすい仕事といえるでしょう。
清掃員(正社員)を目指すのに学歴は関係ない
清掃員の求人では学歴不問のものが多数あり、面接でも学歴以外の部分を問われることが多いようです。そのため、学歴に不安を感じている方も十分就職が可能なので、興味がある方はぜひ新着求人に目を通し、応募してみましょう。
学歴がどうしても気になる場合は「高卒から清掃業の正社員を目指そう!仕事内容やメリットも紹介」や「大学中退から清掃業の正社員になれる?仕事内容や求められるスキルを紹介」を一読ください。
一人で黙々と作業ができる
清掃業は黙々と作業に取り組む時間が多いため、人と接するのが苦手な人や、作業に集中し効率的に仕事を進めたい人には向いている仕事といえるでしょう。ただし、現場によっては複数名のスタッフと作業を進めるので、コミュニケーション力が求められることもあります。
景気に左右されにくい
人が生活している限りごみや汚れは必ず発生するものです。そのため、清掃員の需要がなくなることは考えにくいでしょう。正社員として豊富な知識とスキルを身につければ、より多くの現場で必要とされ、長期にわたって安定して活躍できる仕事といえます。
清掃員の経験を積めば将来は独立開業もできる
正社員として経験を積めば、清掃のプロフェッショナルとして独立することも可能です。清掃は生活の一部であり、なくなることは考えにくく、将来性が高い職種といえます。特にハウスクリーニングの分野では、清掃の技術を武器に独立し、高い収入を得ている人もいるようです。
清掃員は中高年になっても活躍できる
清掃スタッフの求人には年齢不問の募集が多く、中高年からの活躍が可能な業界です。正社員として長く月給を得ながら働き続けたいと考える人にはおすすめの仕事の一つと考えられます。清掃員の正社員として月収を得たい方は、新着の求人をこまめにチェックしておきましょう。ただし、清掃の仕事には体力を必要とされる場面も多いため、年齢を重ねても作業に問題がない体力づくりが大切になってくるでしょう。体力に自信がなくなると、「仕事がきつい」と感じてしまう可能性もあります。
正社員の清掃員を目指す人におすすめの資格3つ
未経験者から始めやすい清掃員の仕事ですが、正社員を目指すにあたって取得しておくと有利になる資格も多数あります。資格があればスキルを証明でき、より待遇の良い職場を目指せるでしょう。月給アップを実現するために、試験勉強に取り組んでみるのも選択肢の一つです。
ここでは、清掃業務に活かせる資格を3つ紹介します。
正社員の清掃員を目指す人におすすめの資格
- ビルクリーニング技能士
- 建築物環境衛生管理技術者
- 清掃作業監督者
1.ビルクリーニング技能士
ビルクリーニング技能士は、ビルのクリーニング作業について必要な技能を評価する国家検定です。1級・2級・3級・基礎級の4等級に分かれており、3級は実務経験がなくても受験できます。検定では学科試験と実技試験に合格する必要があり、その内容は清掃機材の取り扱い方やトイレ・床の清掃作業など、多岐にわたるのが特徴です。
1級に合格すると国家資格「清掃作業監督者」を取得する道がひらけるので、正社員の清掃員として責任者の立場を目指したい人は受験してみましょう。
2.建築物環境衛生管理技術者
建築物環境衛生管理技術者は、特定建築物(延べ面積3,000平方メートル以上、学校は8,000メートル以上)の環境衛生管理を担う国家資格で、「ビル管理士」「ビル管」と呼ばれることもあります。講習もしくは試験を受けて取得できる資格です。
ただし、講習に参加するには5年以上の実務経験が求められ、講習や試験の受講時間は101時間に上ります。試験は実務経験2年以上で受験資格が得られるため、清掃員の正社員として就職後に資格取得を目指したい人は、検討してみるのがおすすめです。
なお、特定建築物に該当する建物・施設の環境衛生管理をするためには、建築物環境衛生管理技術者を配置する必要があります。そのため、取得後は活躍の場が興行場や百貨店、図書館や学校など多岐にわたるのがメリットです。
清掃員として正社員を目指す人やキャリアアップのチャンスを増やしたい人、将来の転職先の選択肢を増やしたい人は、建築物環境衛生管理技術者の資格取得を目指してみましょう。
3.清掃作業監督者
清掃作業監督者の資格は、現場監督・責任者として清掃作業の工程を管理したり、人員配置やスタッフへの指示を行ったりする際に活用できます。受験資格があるのは、前述のビルクリーニング技能士の1級、もしくは建築物環境衛生管理技術者を取得した人です。清掃作業監督者の資格を取得したい方は、先にこれらの資格を取得しておきましょう。
清掃作業監督者の資格は2日間の講習と試験で取得でき、合格率はかなり高いといわれているので、正社員の清掃員として長く活躍したい人は挑戦してみても損はありません。
正社員の清掃員になるために役立つ資格は多数
上記以外にも、清掃する場所に特化した資格や、建物の設備に関わる資格などがあります。「清掃の仕事に役立つおすすめの資格一覧と難易度を紹介!」ではおすすめの資格を紹介しているので、「履歴書に書けるような資格を取りたい」と考えている人は詳細をご確認ください。清掃員の正社員として役立つ資格は多岐にわたるため、興味のある分野からチャレンジしてみるのがおすすめです。
清掃員の「正社員採用面接」でチェックされる4つのポイント
ここでは、清掃員の面接で採用担当者にチェックされやすいポイントを4つ紹介します。企業側がどのような人材を求めているのかを知り、それに見合った自己PRを行いましょう。
清掃員の「正社員採用面接」でチェックされるポイント
- 清潔感があるか
- きつい仕事も前向きに頑張れる忍耐力や向上心があるか
- 清掃員として活躍できるだけの基礎体力があるか
- 同僚の清掃員とコミュニケーションがとれるか
清潔感があるか
清掃員に限らず、面接では第一印象の良さが重要です。上下とも清潔感のあるスーツを着用し、髪型や爪などの身だしなみにも注意して臨みましょう。
会社によっては私服での参加を許可することもあるようですが、その場合はオフィスカジュアルがおすすめです。正社員面接はあくまでもビジネスの場であると考え、目上の人に会っても失礼に当たらない服装を心がけましょう。
きつい仕事も前向きに頑張れる忍耐力や向上心があるか
清掃業は、頑固な汚れや臭いにも向き合い、清潔な状態を目指さなければいけません。そのため、きつい作業もコツコツと続けられるような忍耐力が求められるでしょう。
また、洗剤の種類や効果を覚えたり、作業手順を工夫したりする向上心も正社員の清掃員になるために重要な要素です。粘り強く物事に取り組んだ経験のある人や勉強すること、効率的な作業を追及することが好きな人は面接でアピールしてみましょう。
清掃員として活躍できるだけの基礎体力があるか
正社員に限らず、多くの清掃の現場では体力が求められます。重いごみや清掃機材を運んだり、腰をかがめて作業したりする必要があるほか、暑さや寒さに耐えなければいけないこともあるでしょう。
そのため、健康面や体力面のアピールは採用担当者に好印象を与えます。体力に自信がある人は、スポーツの経験や日々行っているトレーニングなど、具体的なエピソードを盛り込むのがおすすめです。
同僚の清掃員とコミュニケーションがとれるか
清掃員の正社員面接では、一定のコミュニケーション力があることや、周囲への気遣いができることをアピールすると評価を得られやすい傾向にあります。清掃作業は黙々と取り組むイメージがありますが、案外コミュニケーションを必要とする場面が多いもの。チームで作業する場合は、ほかのスタッフとの連携が欠かせません。
また、施設の利用者やビルのオーナー、不動産業者など社外の人とやり取りする可能性もあるでしょう。黙々と仕事がしたい人も挨拶や言葉遣いなどには注意し、社会人としての対人能力をもっていることを面接官に示せると印象が良くなります。
清掃員の正社員面接に備えて対策したい方は、「面接対策の仕方とは?」のコラムもあわせてご覧ください。
清掃員(正社員)へ応募する前に「向き不向き」を確認しよう
清掃員の仕事は、多くの人から感謝され達成感を得られる一方、体力や忍耐力が必要な仕事です。「自分が清掃員に向いているか不安」「正社員になるときついのでは?」と考えている方は、「清掃業に向いてない人の特徴とは?主な仕事場や業務内容も解説」も一読ください。
「清掃員として正社員を目指している」「就活の経験が浅く自信がない」などの方は、就職エージェントを活用してみましょう。若年層を対象とする就職・転職エージェント「ハタラクティブ」では、プロのキャリアアドバイザーが新着求人を紹介し、あなたの希望する月収・スキル・経験などに合った職場を見つけるサポートを行います。
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清掃員として正社員を目指すためのQ&A
ここでは、清掃員として正社員を目指す際に想定される疑問を、Q&A形式で解消します。「清掃員の仕事はきつい?」と不安を抱いている方は、ぜひチェックしてみてください。
正社員の清掃員の年収はどのくらいですか?
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種表」をもとに算出すると、ビル清掃員男性の平均年収は292万3,500円、女性の平均年収は234万4,600円になります。月収や賞与額の詳細は、このコラムの「清掃員(正社員)の就業条件」をご覧ください。なお、仕事内容によっては上記の平均年収よりも多い月収を得られることもあります。
参照元
政府統計の総合窓口 e-Stat
賃金構造基本統計調査
清掃員が活躍する現場にはどのようなものがありますか?
オフィスビルや商業施設、ホテルの客室、個人宅など多岐にわたります。市区町村のごみを回収する公務員「清掃業務員」も清掃員の一つに挙げられるでしょう。
また、近年は、亡くなった方の部屋を清掃する「特殊清掃員」も需要が高まっています。詳細は「清掃業の仕事内容とは?メリット・デメリットと向いている人の特徴もご紹介」や、このコラムの「清掃員(正社員)の仕事内容とは」を参考にしてみてください。
清掃員の面接をクリアするコツはありますか?
清掃業務に求められる体力や忍耐力、向上心をアピールしましょう。また、面接官の印象を大きく左右する身なりの清潔感や、言葉遣いなどにも気を配ることが大切です。詳細はこのコラムの「清掃員の『正社員採用面接』でチェックされるポイント」で解説しています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。