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正社員になりたい人は知っておこう!年代別の就職事情や理由の伝え方
更新日
この記事のまとめ
- 正社員になりたいのであれば、できるだけ早めに行動を起こすことが大切
- 正社員になりたい主な理由には、収入や雇用の安定などが挙げられる
- 正社員になりたい場合は、未経験者を歓迎する求人やベンチャー企業の求人が狙い目
- 面接では「正社員になりたい理由」「正社員にならなかった理由」を聞かれやすい
「正社員になりたい」と考えている契約社員や派遣社員、アルバイトの方もいるでしょう。正社員になるには、自己分析や企業研究、面接対策などが大切です。特に、「正社員になりたい理由」は面接で問われやすいのできちんと対策しておきましょう。
このコラムでは、正社員就職を成功させるコツや就活方法を紹介します。正社員になった人の割合や正社員になるメリット・デメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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正社員になりたい!年代別の就職事情
正社員になりたい方は、採用で何を重視されるかを理解しておくことが大切です。以下では、年代別で異なる評価ポイントについて解説するので、自分は何をアピールすべきかを考えてみてください。
20代はポテンシャルが評価されやすい
20代のうちは、人柄や意欲などのポテンシャルが評価されやすいため、正社員として採用されるチャンスが豊富です。企業は若者に対し、「長く働いてほしい」「若さならではの柔軟性で成長してほしい」と考えています。そのため、たとえ正社員として雇用された経験がないとしても、採用される可能性は十分にあるといえるでしょう。ただし、年齢を重ねるにつれ、ポテンシャル採用が受けられる企業が減っていく傾向にあります。そのため、正社員になりたいと感じたらできるだけ早く就職活動を始めましょう。
30代・40代になるとスキルや実績が求められる
30代以降のフリーターから正社員として就職することは可能なものの、20代より難易度が上がる傾向にあります。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「「就職氷河期世代」の全体像を把握する──平成29年版「就業構造基本調査」の二次分析から」を参考に、以下に非典型雇用(正規の職員・従業員以外の人)の正社員移行率をまとめました。
年齢階級 | 正社員移行率(男性) | 正社員移行率(女性) |
---|---|---|
20~24歳 | 38.4% | 29.1% |
25~29歳 | 40.1% | 18.6% |
30~34歳 | 34.3% | 12.9% |
35~39歳 | 29.8% | 12.2% |
40~44歳 | 27.1% | 13.3% |
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「過去1年間に非典型雇用から離職した者の性・年齢段階別正社員移行率(15~44歳、在学中を除く、実測値)」
30代、40代の正社員移行率を見ると、20代と比較して割合が下がっていることが分かります。理由として、多くの会社は、30〜40代の応募者に対して、「業務に活かせる経験やスキル=即戦力」を求める傾向にあることが挙げられるでしょう。
非正規社員からの正社員就職を目指す30代、40代の方は、スキルを身につけたり資格を取得したりするなど、アピール材料を増やすのも対策として有効です。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
「就職氷河期世代」の全体像を把握する──平成29年版「就業構造基本調査」の二次分析から
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正社員になりたい人はメリット・デメリットを知ろう
この項では、正社員として働くメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。正社員になりたい方は、自分に合った働き方かどうかを確認してみましょう。
正社員の5つのメリット
正社員になると、「雇用が安定する」「非正規雇用より賃金が高い傾向にある」といったメリットが期待できます。以下でそれぞれのメリットについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
正社員のメリット
- 雇用が安定している
- 非正規社員よりも賃金が高い傾向にある
- 福利厚生が充実している
- 社会的信用度が高い
- 仕事の幅が広がる
1.雇用が安定している
正社員になるメリットの一つは、雇用の安定性です。正社員は雇用期間が定められていないため、非正規社員と比べて急な解雇を告げられる不安が軽減されます。また、雇用が安定していれば仕事に専念しやすくなるので、着実なスキルアップやキャリアアップを目指すことも可能です。
2.非正規社員よりも賃金が高い傾向にある
正社員は非正規社員よりも賃金が高い傾向にあります。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(6)雇用形態別にみた賃金」によると、正社員と非正規社員の賃金差は以下のとおりです。
年齢階級 | 正社員移行率(男性) | 正社員移行率(女性) |
---|---|---|
20~24歳 | 38.4% | 29.1% |
25~29歳 | 40.1% | 18.6% |
30~34歳 | 34.3% | 12.9% |
35~39歳 | 29.8% | 12.2% |
40~44歳 | 27.1% | 13.3% |
参考:厚生労働省「第6-1表 雇用形態、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差」
正社員は、長く働いて実績を積めるため、昇進や昇給といった給与アップの機会に恵まれているといえます。一方、非正規社員の場合は業務の範囲や契約期間が限られていることから、昇給幅や機会が限られているようです。
そのほか、正社員には各種手当や賞与、退職金制度などがある場合も多いため、非正規社員よりも高収入を得やすい傾向にあります。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
3.福利厚生が充実している
福利厚生が充実しているのも、正社員になるメリットの一つです。バースデー休暇やリフレッシュ休暇などの休暇制度や、レジャー施設が格安で使える制度を導入している会社もあります。
ただし、福利厚生はすべての企業で導入されているわけではないことに注意が必要です。交通費の支給や結婚、育児といったライフイベントに伴う休暇制度などの法定外福利厚生は法律で義務付けられていないため、会社によっては支給されない可能性があることを念頭に置いておきましょう。
4.社会的信用度が高い
正社員のメリットとして、社会的信用度が高いことも挙げられます。安定した収入があるため、ローンやクレジットカードの審査に通りやすく、家や車などの大きな買い物をすることも可能です。
5.仕事の幅が広がる
正社員は、キャリアアップに伴って任される仕事の幅も広がっていきます。仕事を通して日々自分の成長を感じることは、大きなやりがいにつながるでしょう。
正社員の3つのデメリット
ここでは、正社員になることで生じる3つのデメリットについて解説します。
正社員のデメリット
- 責任を負う立場になる
- 残業が多いとプライベートと両立しにくい
- 会社によっては転勤がある
1.責任を負う立場になる
正社員になると、徐々に仕事の難易度が上がります。経験や実績次第では、課長や部長といった役職に就き、部下の責任を負うこともあるでしょう。
もちろん、非正規社員も責任感をもって業務に当たることが求められます。しかし、有期雇用契約であることや勤務時間が比較的自由に選べることから、任される仕事の範囲はどうしても限定されがちです。そのため、非正規社員から正社員になることで「責任が重い」「プレッシャーがある」と感じてしまうこともあるでしょう。
2.残業が多いとプライベートと両立しにくい
シフト制で勤務時間が選びやすい非正規社員とことなり、正社員は基本的にフルタイムで働かなくてはいけません。そのぶん業務量も増えるため、繁忙期などは残業が生じることもあるでしょう。ワークライフバランスを重視したい方にとって、プライベートの時間が減るのは大きなデメリットとなり得ます。
3.会社によっては転勤がある
正社員の場合、会社によっては転勤が発生します。転勤したくない方は、あらかじめ転勤の有無を確認してから求人に応募しましょう。
転勤のメリット・デメリットや仕事への影響については、「人事異動・転勤の目的とは?メリットや拒否する際の注意点も紹介」をご覧ください。
正社員になりたいのになれない5つの原因
「正社員になりたいのになれない…」とお悩みの方もいるでしょう。以下では、正社員になれないときの原因について解説します。自分に当てはまるものがないか、以下で確認しておきましょう。
正社員になりたいのになれない5つの原因
- コミュニケーションに消極的
- 自己分析や企業研究が不十分
- 仕事に対する主体性の不足
- 基本的な考え方がネガティブ
- スキルや経験が不足している
1.コミュニケーションに消極的
面接でうまく自分をアピールできなかったり、自信のなさそうな振る舞いをしたりすると、採用担当者に「コミュニケーションに消極的なのでは」「入社後に馴染めるだろうか」といった懸念を抱かれやすくなります。会社に勤める限り、どのような職種でも最低限のコミュニケーションは必要です。前向きに働くイメージを採用担当者にもってもらうためにも、堂々とコミュニケーションを取ることを意識してみてください。
コミュニケーション能力の鍛え方については、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」をご覧ください。また、「面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」では面接でのマナーや振る舞いについて解説しています。
2.自己分析や企業研究が不十分
自己分析や企業研究が十分にできていないと、「本当に入社したいのか」と思われる可能性があります。自分のやりたいことが曖昧だったり、仕事への理解が浅かったりすると、熱意が伝わりにくくなるからです。
自己分析や企業研究の方法は、このコラムの「正社員になりたい人が就職を成功させる7つのコツ」で詳しく解説しています。ぜひ読み進めてみてください。
3.仕事に対する主体性の不足
主体性が不足していると面接官に判断されてしまうと、面接がうまくいかない可能性があります。正社員として働く場合、自分で考えて行動する積極的な姿勢が求められることが多いからです。
選考で「みんなが働いているからとりあえず正社員になりたい」「親に言われて仕方なく面接する」といった消極的な態度を取ると、「仕事に対する意欲が低いのではないか」と思われてしまうことも。自己分析や企業研究の結果をもとに、「自分の能力を活かしたい」「会社に貢献したい」というポジティブな姿勢を見せましょう。
4.基本的な考え方がネガティブ
何事も良くない方向に捉えてしまう場合も、採用担当者にマイナスイメージを与える可能性があります。ネガティブな感情は相手にも伝わりやすく、「就職後も些細なことで落ち込んでしまうのでは…」と感じられる場合があるからです。
ポジティブな考え方を身につける方法については、「ポジティブシンキングを身につけよう!メリットとデメリットについて解説」を参考にしてみてください。
5.スキルや経験が不足している
正社員になるためのスキルや経験が不足している場合も、正社員になりにくい場合があります。特に、即戦力を求める企業では、採用の際にスキルや経験の有無が重視されるため、就職難易度が高いといえるでしょう。
正社員になりたいけど怖い…不安を解消するには?
漠然とした不安を解消するには、何に不安を感じているのかを整理することが大切です。「面接でうまくアピールできるか心配」「退職理由を聞かれるのが不安」など、怖いと感じる原因が分かれば解決策を見出せるため、漠然とした不安は軽減するでしょう。
「正社員になるのが怖いと感じる原因を解明しよう!就職しないリスクも解説」のコラムでは、就活中の不安を解消する方法を紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
正社員になりたい人が応募しやすい求人の特徴
正社員になりたい方は、未経験歓迎の求人やベンチャー企業の求人に注目するのがおすすめです。それぞれの特徴を以下で解説するので、選ぶ際の参考にしてみてください。
1.未経験歓迎の求人
求人に「未経験者歓迎」の文言がある場合、スキルや経験に自信がなくても採用のチャンスがあります。なぜなら、未経験者を採用しようとしている企業は、人材を育成する目的で求人を出している可能性が高いためです。
また、求人に「異業種からの転職歓迎」と掲載されていれば、その業種や職種の経験がなくても応募が可能です。
ただし、未経験者歓迎の仕事だからといってやみくもに応募してしまうと、ミスマッチが生じてしまう恐れも。業務内容や事業をよく確認し、「自分に合っている」と感じる企業を絞り込むようにしましょう。
2.ベンチャー企業の求人
正社員になりたい方は、ベンチャー企業への応募を検討するのもおすすめです。常に新しい仕事に挑戦しているベンチャー企業は、「新しいことに挑戦したい」「やりがいのある仕事がしたい」といった熱意のある人材を求めています。
大手企業だけに注目せず、気になる会社があれば、Webサイトに求人掲載がないかどうかをチェックしてみましょう。
3.試用期間がある求人
試用期間が設けられている求人は、実務を通して自己アピールできるため、本採用へつながりやすい傾向にあります。実際に働きながら企業との相性を判断できるので、就職後のミスマッチも防ぎやすいでしょう。
今の職場で正社員になりたい場合の就職方法
この項では、アルバイトや派遣社員などの非正規社員が、現在の職場で正社員になる方法をご紹介します。
アルバイトや契約社員:正社員登用制度を利用する
アルバイトとして働いている方は、正社員登用制度を利用して正社員になる方法があります。正社員登用制度は、非正規社員が一定の条件を満たすことで正社員に登用される制度のことです。ただし、会社によっては正社員登用制度が導入されていない場合もあるので注意してください。
正社員登用制度や登用実績がある会社の割合
厚生労働省の「労働経済動向調査(令和6年2月)の概況(13p)」によると、正社員登用制度を導入している企業は76%でした。しかし、そのうち「登用実績あり」と回答した会社は42%と半数以下という結果に。今の職場で正社員登用を目指すという場合、正社員登用制度の有無だけでなく、登用実績も確認しておくと良いでしょう。
正社員登用制度について詳しく知りたい方は、「社員登用制度を利用するメリット・デメリットは?基本的な流れも紹介!」でも詳しく解説しているので、ご覧ください。
参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和6年2月)の概況
アルバイトや契約社員から正社員になりやすい人の特徴
アルバイトから正社員に登用されやすい人は、「与えられた仕事をきちんとこなせる」「社内で円滑にコミュニケーションを取れる」といった傾向があります。また、正社員になる意思がはっきりしていることも、正社員登用されやすい人の特徴といえるでしょう。
派遣社員:正社員登用制度や紹介予定派遣制度を活用する
派遣社員から正社員になりたいと考えている方は、紹介予定派遣制度を活用するのもおすすめです。紹介予定派遣制度とは、派遣先で雇用契約を結ぶことを前提に、派遣社員として一定期間働く制度のこと。就業前に業務内容や職場との相性を確かめられるため、ミスマッチの防止になります。
無期転換ルールについても知っておこう
無期転換ルールとは、同じ雇用者のもとで一定期間働いたのちに、有期労働契約から無期労働契約に転換してもらえる仕組みのことです。厚生労働省の「無期転換ルールについて」では、「同一の使用者(企業)との間で、有期労働契約が5年を超えて更新された場合、有期契約労働者(契約社員、アルバイトなど)からの申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換されるルール」と定義されています。「契約社員の無期転換とは?正社員登用と同じ?」では、無期転換後の待遇についても解説しているので、あわせてご参照ください。
参照元
厚生労働省
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正社員になりたい人が就職を成功させる7つのコツ
正社員になりたい人が就職を成功させるには、「正社員になりたい理由を明確にする」「自己分析や企業研究を徹底する」「面接対策をする」などの方法が効果的です。以下を参考に、就職活動を進めてみましょう。
1.正社員になりたい理由を明確にする
正社員になりたい人は、就職前に「なぜ正社員になりたいのか」「正社員になったら何をしたいか」を明確にしましょう。正社員になることだけが目的になってしまうと、就職後にモチベーションを維持できず、早期離職につながる恐れがあります。理由が曖昧な方は、以下を参考にしてみてください。
フリーターが正社員を選ぶ理由
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、フリーターが正社員になりたい理由は以下のとおりです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024 4-3. 正社員になりたい理由(p.46)2024」
フリーターが正社員になりたい理由として最も多いのは「今より多くの収入を得たいため」で、79.4%でした。次いで、「長期的に安定して働きたい」という理由が挙げられています。一方で、「新しい経験やスキルを得たい」「自分の能力やスキルを活かしたい」と回答したフリーターは、それぞれ12.8%、9.3%と少数です。この結果から、仕事で新しい経験やスキルを身につけるよりも、収入や雇用の安定性を求めているフリーターが多いことが読み取れます。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
「正社員になりたい理由」の効果的な伝え方
正社員になりたい理由を聞かれたときは、以下のように「正社員になりたいと思ったきっかけの出来事」「正社員になって実現したいこと」などを述べましょう。
【例文】
「アルバイトでは担当できる業務に限界を感じ、正社員への挑戦を意識するようになりました。新人教育の経験を活かして、より責任のある管理職のポジションで活躍したいと考えています。」
なぜその会社の正社員になりたいのかを伝えるのもポイントです。ただ「正社員になりたい」と伝えるだけでは、「正社員になれるならどの会社でも良いのでは?」と思われ、採用を避けられる可能性があるので注意しましょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
2.非正規社員を選んでいた理由を振り返る
面接に臨む前に、非正規社員を選んでいた理由も振り返っておきましょう。面接では、正社員になりたい理由だけでなく、なぜ非正規社員を選んでいたのかも質問されやすいからです。理由が思い浮かばない場合は、以下を参考にしてみてください。
フリーターが非正規社員を選ぶ理由
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、フリーターを続ける理由は以下のとおりです。
順位 | 高卒フリーター | 大卒フリーター |
---|---|---|
1位 | 社員として働くのが厳しいと思ったから(22.9%) | 社員として働くのが厳しいと思ったから(19.8%) |
2位 | 社員になる必要性がないから(15.4%) | 社員になる必要性がないから(15.4%) |
3位 | 組織に縛られたくないから(9.7%) | 就職活動がうまくいかないから(10.5%) |
4位 | 家庭の経済事情やトラブルのため(8.9%) | 組織に縛られたくないから(8.5%) |
5位 | 明確な職業を思い描けないから(7.7%) | 芸能関係やフリーランスに就きたいから(7.7%) |
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024 1-6. フリーターを続けている理由(p.11)」
高卒フリーター・大卒フリーターともに、「社員として働くのが厳しいと思った」「社員になる必要性がない」と回答する人の割合が多いことが分かります。
ただし、面接で理由をそのまま伝えると、マイナスイメージを与える可能性があるので注意が必要です。「正社員になる必要はないと思っていたが、より専門性の高いスキルを身につけたいと思うようになった」というように、できるだけポジティブな内容に変換して伝えるようにしましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
3.自己分析をして自分のアピールポイントを探す
正社員になりたい方は、自己分析を行いましょう。自己分析を行えば、自分の強みや弱みが明らかになり、アピールポイントが見えてきます。
また、パートやアルバイトとして働いている方は、業務への取り組み方も深掘りしてみてください。業務の効率化やミスを減らすための工夫、売上げアップのために行っていることなどがあれば、アピールポイントになります。
自己分析のやり方は、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」のコラムを参考にしてください。
4.企業研究をして志望動機を明確にする
入りたい企業を見つけたら、会社の仕事内容や理念、属している業界について研究し、志望動機を明確にしておきましょう。面接では「同業他社ではなく、なぜ弊社を選んだのか」を高確率で聞かれます。どの企業にも通用する回答をしてしまうと熱意が伝わらないため、応募先企業の強みを事前に把握し、ほかの会社との違いや魅力を伝えましょう。
企業研究の方法は、「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」でも解説しています。
5.本番で緊張しないよう面接対策をする
正社員になりたい方は、面接本番でスムーズな受け答えができるよう、あらかじめ想定される質問内容とその答えを用意し、質疑応答の練習をしておきましょう。実際に声に出して面接練習を行えば、面接本番で緊張しにくくなります。
面接練習をする際は、「鏡に向かって練習する」「周囲の家族や友人に面接官役をお願いする」といった方法がおすすめです。また、練習の様子を撮影し、自分でチェックするのも良いでしょう。「面接練習のやり方を解説!よく聞かれる質問や一人で行う方法は?」で面接練習の方法をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
6.求人のチェックを欠かさない
自分の希望に合った仕事を見つけるためにも、求人サイトのチェックは欠かさず行いましょう。人気の求人は早めに掲載を終了することがあるので、求人サイトは毎日チェックすることをおすすめします。
なお、正社員になりたい方は、複数のサイトに登録するのがおすすめです。幅広い求人に目を通せば、希望の求人に出会える可能性が高まります。
7.エージェントに登録してプロのサポートを受ける
一人での就活が不安なら、就職エージェントに登録するのがおすすめです。就職エージェントとは、求職者と企業をつなぐマッチングサービスです。求人紹介やプロのアドバイザーによる面接対策、応募書類の添削など、マンツーマンのサポートを受けられます。正社員になりたいと考えているものの、一人での就活がうまくいかずに悩んでいる方は利用してみましょう。
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アルバイト経験しかなくても正社員になれる?
社会人経験がなくても正社員になれます。アルバイト経験のみの人は、同じ業界の正社員求人を探したり、「未経験歓迎」と記載されている求人に応募したりするのがおすすめです。
未経験から正社員になりやすい仕事について知りたい方は、「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」をご覧ください。
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できるだけ早めに就職活動を始めるのがポイント。フリーターやニートから正社員になるには、将来性を期待される20代が有利です。面接では、「なぜフリーターやニートの道を選んだのか」「正社員を目指したい理由は何か」を問われる可能性が高いので、対策しておきましょう。
ニートから正社員になりたい人は、「ニートから正社員を目指そう!受かるための方法やおすすめの仕事を紹介」を参考にしてください。
正社員になりたい理由にはどんなものがある?
「今より年収を増やしたい」「長く安定して働きたい」と考えて、正社員を目指すフリーターの方が多いようです。ただし、面接で正社員になりたい理由を問われた際は、「正社員になって実現したいこと」に焦点を当てて回答すると、熱意が伝わりやすくなるでしょう。
アルバイト先で正社員になるための条件はありますか?
アルバイト先に正社員登用制度があれば、正社員を目指すことは可能です。ただし、正社員登用制度があるからといって、必ずしも正社員になれるとは限りません。会社によっては、正社員登用制度を受けるための条件を厳しく設定している場合もあるからです。
正社員登用制度については「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムで詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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