正社員とフリーター、どう違う?雇用形態の比較

現在、若者を中心として増加傾向にあるフリーター。
フリーターという道を選んだために、周りから心配されているという人も少なくありません。
そもそもフリーターと正社員の違いは何なのでしょうか?
実は、世の中には正社員やアルバイト以外にもさまざまな雇用形態があります。派遣や紹介予定派遣、契約社員と呼ばれる社員は、勤務条件の違いや、法律上の違いで働き方が変わってきます。
ここではフリーターと正社員の収入の差や、非正規雇用の種別についてまとめていきます。

もらえる生涯年収が違う

厚生労働省によると、正社員・フリーターの賃金は40代で大幅に開きが出るという統計があります。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の集計によると、 大学卒業をした男性が正社員になった場合と、フリーターになった場合を比較したとき、25歳から29歳の正社員の平均年収が約350万円、フリーターの平均年収が約150万円となっています。
40歳から44歳の時点では正社員の平均年収が約650万円であるのに対し、フリーターの平均年収は200万円と、フリーターと正社員では生涯年収が3倍以上差があるという結果が出ています。
フリーターは年齢や勤務年数に関係なく、年収に大幅な上昇がありません。
また年収以外にも、退職金制度や厚生年金による定年退職後の収入という点で、正社員とフリーターには大きな差があります。

フリーターの生涯賃金

フリーターの生涯賃金

結婚までが大変、結婚しても大変

正社員とフリーターでは生涯年収に大きな差があり、収入の格差は結婚や子育てにも影響を及ぼしているようです。
収入が少ない世帯ほど婚姻率が低くなり、子どもがいる割合も減っています。これには 結婚や出産・子育ての補助制度に関して、正社員にはさまざまな支援制度や福利厚生があるのに対し、フリーターには制度が適用されないことも影響しているようです。
結婚に必要な資金は、結婚式だけでも多い場合は数百万円がかかります。それ以外にかかる費用は結婚指輪や新婚旅行、新居の購入、引っ越し、家具の購入などさまざま。
また出産の費用、育児、子供の医療費や学費、保険なども含め、結婚や家庭に関わる支出は長期的に考える必要があります。

  • 年収別の結婚率

    年収別の結婚率

  • 年収別の結婚後お子さんもいる率

    年収別の結婚後お子さんもいる率

老後の生活やりくりが困難

正社員とフリーターでは、老後にもらえるお金の額に平均7000万円も差が出るという事実をご存じでしょうか。
両者では企業年金や保険の整備状況が異なるために、このような大きな差があるといわれています。
正社員とフリーターでは、もともとの平均年収にも開きがあるため、保険などの加入年齢や積立額にも大きく違いが出ているようです。そのため、フリーターと正社員の老後の生活水準の差は自然と大きくなってしまう傾向があります。

では、正社員と派遣社員や契約社員など雇用形態の労働者ではどんな差があるのでしょうか?
派遣社員は派遣元に雇用されて派遣先で働いているため、派遣もとの福利厚生は受けられますが就業先の福利厚生は適用されず、派遣先での雇用期間には制限があります。
契約社員も同様に雇用期間の制限があり、派遣社員、契約社員ともに期間終了後に更新できるかどうかは会社の経営状態に大きく左右されてしまします。
そのため派遣社員や契約社員は名称に「社員」とあっても、長期的な福利厚生や雇用が保障されているというわけではないのです。

老後のマネープランを考えるなら、将来に渡って安定的に働ける雇用形態について考えてみる必要があるでしょう。

雇用形態で違う、働き方

正社員以外の雇用形態をまとめて「非正規雇用」などと表現することがありますが、非正規雇用には今までにご説明したとおり、アルバイトや派遣・契約社員など多数の分類があります。
雇用形態ごとに保険やボーナスなどの待遇に違いがあるので、以下の表を参考にそれぞれの特徴をチェックしてみてください。
収入や雇用の安定を考えた場合、非正規雇用に比べて正社員のメリットが大きいことが理解できるでしょう。

正社員 契約社員 一般派遣 パート・
アルバイト
保険 すべて完備 正社員と
同じ場合が多い
条件により派遣会社の
社会保険に加入できる
働く時間や
期間による
年金 完備 完備 派遣会社による 働く時間や
期間による
昇給 比較的上がりやすい 比較的
上がりにくい
基本的に昇給は
ほとんどない
比較的
上がりにくい
ボーナス あり 契約に準じる なし なし
有給休暇 就業しても半年で
付与されるケースが多い
取れるケースもある 取りやすい 取りにくい場合が多い
残業 自分で判断して
決められる
必要に応じて
行うことがある
基本的に
就業先が決める
応じるかどうかは
自由
転勤 支店があると
可能性あり
可能性は
あり
派遣先を変えない限り
なし
ない
雇用の安定 雇用期間は
定めない
期限付だが延長の
可能性あり
法改定のリスクあり シフト調整あり

仕事を探す際、求人情報を見ていると多様な雇用形態があるのに気づくかと思います。正社員とアルバイトのほかにも、表にあるような契約社員や派遣社員、嘱託などがあります。
このような雇用形態の多様性は、生活状況によって働ける時間や条件に制限があっても、自分に合った働き口を見つけられるという選択肢の多さにつながっています。
例えば、小さな子供の子育てをしている女性は正社員として働くのが難しいため、パートタイマーで仕事をする場合があります。
このようにそれぞれのライフステージに合わせて雇用形態を選び、働けることはメリットです。
ただし、雇用形態によって受けられる福利厚生に違いがあったり、休暇制度や収入に差が出たりします。
正社員として就職するかフリーターとして働くか悩んでいる方は、自分が置かれた状況と将来の計画について考えてみてください。
今の働き方と将来設計の両面から仕事探しにアプローチすることは、就職を成功させるカギとなります。

フリーター生活の現状について

フリーターの方には、仕事の制約を最小限にとどめて時間の融通を利かせたいと思っている人が多いようです。
空いた時間で趣味に没頭したり、夢に向けて努力をしたりと時間的な自由があるのは、フリーターならではといえます。
ただ、フリーターの方は時間があるけれど、お金はないという場合が多いのではないでしょうか。趣味や目指している夢にお金がかかる場合、時間はあっても資金が足りないという悩みを持つ人は多いはずです。

一方で正社員には多少の残業はあるものの、月収がフリーターよりも高く、賞与が受け取れるため、生活にゆとりが出てきます。また、正社員はフリーターより時間がないといっても、土日祝日が完全に休みの企業も数多く存在します。
このような観点から、自分が好きに使えるお金や生活費、貯蓄にまわせるお金を確保したいという人には正社員への就職がおすすめ。
自分の時間を大切にしたいという方は、就職を考える企業の年間休日や残業時間などの条件をよく確認するようにしましょう。

フリーターが正社員になるためには
どうすれば良いか

フリーターから正社員になる方法は2通り考えられます。
1つは自分のバイト先で正社員に登用されることです。バイト先で正社員に登用されると業務の幅は変わりますが、バイト中に身に着けたスキルを生かせ職場の風土にも馴染みやすいというメリットがあります。
バイト先で正社員就職を目指すのであれば、バイト中に実績を積んでアピールするのが良いでしょう。
アルバイトの正社員登用は企業側からするとあらかじめ人間性や実務能力がわかるだけではなく、採用コストを抑えられるという利点があります。

もう一つの方法は、正社員の採用面接を受けることです。フリーターから正社員になるのは、難しいと思われがちですが、実際はそうではありません。
しっかりと戦略を立てれば、フリーターからでも正社員になることは可能です。その際正社員の求人探しで気をつけるポイントは、「未経験OK」の記載があるうかどうか。未経験者を歓迎している求人であれば、経験がなくても採用される可能性が高くなります。
また、業種などにもよりますが、接客業や作業系の職種ではやる気や熱意に重きを置いている場合が多く、意欲次第で経歴をカバーできるかもしれません。

フリーターが仕事探しを行なう際、雇用形態に着目することも大切ですが、そのほかに職種や業界について注目することも大切になってきます。例えば、営業系の職種であれば、業界問わず広く募集されている場合が多いので、その分仕事探しのチャンスは広がります。また、現在伸びているIT系の業界なら、知見や興味を持っていればフリーターや未経験者でも受け入れている会社も多くあります。その場合には、資格を持っていることも十分にアピールすることができるでしょう。このように、ハタラクティブでは仕事探しに関する情報をたくさん持っています。ハタラクティブに登録し、相談いただければ、就職について幅広い情報を持った就活アドバイザーが、あなたの仕事探しを全力でサポートいたします。そのほかに、面接でのアピールする方法や履歴書の書き方など、実際に就活を進める際に必要なノウハウもお伝えしています。フリーターで仕事探しをしている方は、ぜひご利用ください。過去に約60,000人をサポートしてきたハタラクティブがあなたの就職サポートします。

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