契約社員と正社員の違いとは?登用制度や無期転換についても解説
契約社員と正社員の違いについて知りたい方へ、それぞれの待遇やメリット・デメリットについて解説します。また、契約社員が無期転換する条件や正社員登用制度についてもご紹介していますので、自分に合った働き方を知りたい方はぜひお役立てください。
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この記事のまとめ
フリーターのなかには、「正社員になるのは難しいのかな…」と不安に感じている方もいるでしょう。フリーターから正社員になることは可能ですが、年齢を重ねるごとに厳しくなっていくのが実情です。このコラムでは、フリーターから正社員になる方法や就職活動の基本をまとめました。アンケート調査の結果やおすすめの職業などもご紹介しているので、正社員の働き方に興味のあるフリーターはぜひご覧ください。
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フリーターから正社員になる方法はいくつかありますが、おすすめなのは「正社員登用制度」「ハローワーク」「転職エージェント」を利用する方法です。自身の性格や状況に合わせた方法を選べばOKなので、まずはそれぞれの特徴を知りましょう。
フリーターとして従事する仕事を気に入っている場合は、アルバイト先に正社員登用制度がないか確認してみましょう。正社員登用制度とは、契約社員・アルバイトなどの非正規社員から正社員へ転換する制度のことです。試験や面接を突破すれば、アルバイトから正社員になることができます。正社員登用制度の仕組みについて詳しく知りたい場合は、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」をチェックしてみましょう。
厚生労働省が運営するハローワーク(公共職業安定所)を利用する方法もあります。ハローワークは、フリーターをはじめ、新卒者や転職希望者など誰でも利用できる点や、求人数の多さが特徴です。扱う求人は地域に特化したものが多く、地元で正社員として就職したいフリーターに向いています。ハローワークの利用方法については、「ハローワークの使い方は?利用の流れとポイントを徹底解説」を参考にしてみてください。
一人で正社員を目指すのが不安なフリーターは、転職エージェントのサポートを受けてみましょう。転職エージェントとは、民間の企業が提供する転職支援サービスのこと。求人紹介から内定までトータルサポートを受けられます。「書類選考で落ちる」「面接がうまくいかない」といった悩みを、プロに相談しながら求職活動ができるのがメリットです。
年齢の若いフリーターは「20代・若年層向け」のエージェントを選ぶのがポイント。利用者に合わせた求人を豊富に扱っているので、効率的に求職活動を進められます。反対に、「ハイクラス転職」や「ミドル世代向け」のエージェントを使うと、ミスマッチとなり就活期間が延びる恐れがあるので気をつけましょう。エージェントについて詳しく知りたい方は、「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」をご参照ください。
求人サイトもチェックしてみよう
求人サイトとは、求人を掲載するWebサイトのことです。多くの求人が掲載されているので、できるだけ選択肢を広げて仕事を探したいフリーターに向いています。求人サイトを利用する際は、検索窓に「正社員」「未経験者歓迎」と記入して探せば、フリーターが正社員になりやすい求人に絞り込めるでしょう。新卒で就職した会社を短期間で離職し転職する場合は、「第二新卒歓迎」の求人を探すのがコツです。興味のある求人を見つけたら、応募フローに沿って会社と直接やり取りを行いましょう。フリーターから正社員を目指すのは一定の大変さがありますが、決して不可能ではありません。それでも、就活がうまくいかずに正社員就職の難しさを感じる方も一部いるようです。ここでは、フリーターの就職活動で失敗する主な原因を3つ紹介します。
1つ目は、「正社員になると自由がなくなりそう」「今すぐ正社員にならなくてもいい」といった気持ちがあり、フリーター生活を手放すのをためらっている場合です。正社員になること自体に迷いがあれば、面接官に就職の本気度が伝わらず採用を見送られてしまう可能性があります。実際、若年層向けのハタラクティブが独自に調査した「若者しごと白書2022」によると、フリーターが正社員になりたくない理由には、下記のようなものがありました。
高卒フリーター | 大卒フリーター | |
---|---|---|
1位 | 正社員になる必要性がない (18.2%) |
正社員として働くのが厳しい (15.9%) |
2位 | 正社員として働くのが厳しい (17.1%) |
その他 (15.1%) |
3位 | その他 (11.0%) |
正社員になる必要性がない (12.8%)※同率3位 |
4位 | 組織に縛られたくない (10.6%) |
就職活動がうまくいかない (12.8%)※同率3位 |
5位 | 明確な職業を思い描けない (9.1%) |
明確な職業を思い描けない (9.5%) |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2022」
調査によると、フリーターの多くが「正社員として働くのが厳しい」「正社員になる必要性がない」「組織に縛られたくない」といった理由で、正社員になりたくないと感じているようです。正社員に対するマイナスのイメージがあれば、就職活動に積極的になれないのも無理はありません。
とはいえ、フリーターから正社員として就職した方のなかには、「スキルを身につけるのが楽しい」「生活に余裕が出てプライベートが充実した」という意見もあるので、イメージに囚われ過ぎないようにしましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2022
2つ目は、「フリーターから正社員になるのは難しい」と考えている場合です。正社員としての職歴がなく経歴に自信がなければ、周りの候補者がみな優秀な人材に見えてしまうこともあります。しかし、未経験者を積極的に採用し、一から教育する環境を整えている企業は意外と多くあります。特に20代の若い人材の需要は高いため、フリーターから正社員になるのはそれほど難しくないでしょう。少しでも正社員の働き方に興味があるのなら、考えるよりも先に挑戦してみることをおすすめします。
3つ目は、正社員になる意欲はあるものの、間違った就職活動をしているパターンです。正社員とフリーターの募集では、求める人物像が異なります。そのため、アルバイトの面接と同じように正社員の面接を受けてもうまくいきません。正社員になるには、仕事をするうえで必要なビジネスマナーや働く姿勢が備わっているかをアピールするなどのコツがあります。「正社員の募集に受からない…」と悩んでいる方は、このコラムの「【就職活動の基本】フリーターから正社員の目指し方」で就活の基礎をチェックしてみてください。
そもそもフリーターとは誰のこと?
一般的にフリーターとは、15歳から34歳までの若者のうち、正社員ではなくパートやアルバイトで生計を立てている人を指します。無職であっても、正社員求人やパートやアルバイトの仕事を探している15~34歳の方はフリーターに含まれるのが特徴です。フリーターの定義について詳しく知りたい方は、「フリーターとは?一人暮らしは実現できる?正社員就職のポイントも解説」をご参照ください。フリーターと正社員の違いは、収入や待遇、社会的信用度などです。雇用の安定性やキャリアの積みやすさなども異なるので、下記の表で確認してみましょう。
正社員 | フリーター | |
---|---|---|
収入 | 安定している | 不安定になりやすい |
昇給 | 昇給額が大きい | 昇給額が小さい |
待遇(手当や社会保険など) | 充実している | 適用されない場合がある |
社会的信用度 | 高い | 低い |
雇用の安定性 | 安定している | 解雇のリスクがある |
キャリアの積みやすさ | キャリアを積みやすい | キャリアを積むのは難しい |
残業の有無 | 残業に対応する場合がある | 基本的に残業はない |
勤務時間や日数 | 会社の規定に従う | シフトを自由に決めやすい |
異動・転勤の有無 | 異動や転勤を行う場合がある | 配属先から異動や転勤はない |
正社員は基本給が設定されているため、安定して収入を得られるほか、会社の業績や個人のスキル次第で収入アップできます。対してフリーターは、時間給が一般的。働いた分だけ稼げるものの、欠勤が続けばその分給与は少なくなります。
フリーターと正社員の違いは、「フリーターから就職する方法は?正社員になるメリットとおすすめの職種!」でも詳しく紹介しているので、興味のある方はあわせてご参照ください。
フリーターと正社員の給料は年齢によって差が出る傾向にあります。フリーターから正社員を目指すかどうか迷っている方は、両者の給料事情について確認しておくと良いでしょう。
正社員とフリーターの月給は、年齢によって異なります。厚生労働省の「雇用形態別にみた賃金」によると、年齢別の正社員とフリーターを含む非正規雇用社員の賃金は下記のとおりでした(単位:千円)。
年齢階級 | 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 |
---|---|---|
~19歳 | 183.9 | 167.9 |
20~24 | 216.6 | 183.0 |
25~29 | 250.9 | 204.9 |
30~34 | 283.7 | 207.6 |
35~39 | 315.9 | 208.3 |
全年齢 | 323.4 | 216.7 |
参照:厚生労働省「雇用形態別にみた賃金」
正社員と非正規雇用社員の賃金は、10代~20代の場合は数万円程度とそれほど大きな差はありませんが、全年齢まで範囲を広げてみると10万円まで差が広がっていきます。前項でも述べたように、フリーターや契約社員などの非正規雇用社員は時給制で給料が支払われる傾向があるため、働いた分だけ収入になる仕組みです。一方、正社員の場合は月給制で毎月決まった収入を得られます。加えて、ボーナスが支給されることもあるため、年収に換算すればより大きな給与差になることが考えられるでしょう。
「フリーターと正社員の収入の違いはどれくらい?就職のためのコツも解説」のコラムでは、フリーターの時給別に具体的な月収や年収をご紹介しているので、合わせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計 2022」によると、大卒・大学院卒を卒業後60歳までの生涯賃金は、正社員・非正規雇用社員それぞれ以下のような金額でした。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
正社員 | 2億6千万円 | 2億1千万円 |
非正規雇用社員 | 1億6千万円 | 1億2千万円 |
参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計 2022(p.317)(p.336)」
正社員の生涯賃金は男女ともに2億円以上。対してフリーターを含む非正規雇用社員を続けた場合の生涯賃金は1億円台でその差は歴然です。フリーターを続けるか正社員を目指すかを考える際は、今の収入のままで良いのかどうかも考えてみると良いでしょう。生涯賃金について興味のある方は、「生涯賃金とは?生涯年収の本当のトコロ」のコラムも参考になります。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計2022 ―労働統計加工指標集―
「フリーターと正社員どっちがいいの?」と迷っている方は、同じような悩みを持つフリーターの意見を参考にしてみることをおすすめします。また、正社員になるメリットとデメリットも解説しているので比較してみてください。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2022」
前述の「若者しごと白書2022」によると、正社員就職を希望するフリーターの多くが、「今より多くの収入を得たい」「長期的に安定して働きたい」と考えています。アルバイトで収入や雇用が不安定なフリーターにとって、収入アップや安定した雇用は、大きな魅力となっているようです。
フリーターから正社員になるメリット
フリーターから正社員になるメリットは、以下のようなものがあります。
・フリーターでいるよりも安定した収入を得られる
・努力次第で収入アップを図れる
・スキルアップの機会に恵まれる
・幅広いキャリアパスを選択できる
・社会的信用度が高まるのでカードやローンの申請に通りやすくなる
・突然解雇されるリスクが減る
正社員になれば収入や雇用が安定するほか、社会的信用度がアップするため、結婚や出産、子育て、介護などのライフイベントが発生したときにも安心して対処できるしょう。また、スキルアップやキャリアアップの機会に恵まれているので、将来の目標を立てやすいのも正社員になるメリットの一つです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2022」
フリーターが正社員になりたくない理由の1位は「組織に縛られたくない(22.7%)」、2位は「プライベートの時間が制限されたくない(27.9%)」でした。どちらも、「正社員=自由がない」というイメージからくる意見です。ただ、正社員の仕事内容や企業によっては、フレックスタイム制やリモートワークを導入して、自ら働く時間や場所を選択できる場合もあります。正社員だから自由がないという考えから脱却すれば、フリーター以外の選択肢も受け入れやすくなるでしょう。
フリーターから正社員になるデメリット
フリーターが正社員になるデメリットには、下記のような事柄が挙げられます。
・プライベートの合わせて働く時間を決めにくくなる
・仕事上の責任が重くなる
・退職して仕事を変えにくくなる
フリーターから正社員になることで、仕事に対する責任が増して自由がなくなることを懸念する声も聞かれますが、実際はライフ・ワーク・バランスを実現しやすくなるなど、メリットが豊富です。年齢が若いうちは、「今やりたいことが優先」と思っていても、長い目でみれば正社員になったほうが良いことも多いでしょう。特に、年齢を重ねたときの収入面の不安は、できるだけ若いうちに払拭しておくのがおすすめです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2022
フリーターから正社員になるためには、就職活動の基本を押さえておくことが大切です。ポイントは5つあるので、一つひとつ行動に移してみましょう。
フリーターから正社員を目指すなら、企業から若さやポテンシャルを評価してもらいやすい「20代」が有利といえます。30代以降は、採用で経験やスキルが重視されるようになるため、フリーターから正社員になるのはハードルが上がることも。「20代だからまだ大丈夫」と就職を先延ばしにしていると、あっという間に時間は過ぎていくものです。迷っているのなら、思い切って行動してみることをおすすめします。
自己分析とは、これまでの経験を振り返り、自分の強みを洗い出すことです。フリーター経験のなかから、印象に残っている過去の経験を書き出し、自分の強みや価値観を明確にしてみてください。強みや価値観が分かれば、正社員採用の場でよく聞かれる志望動機や自己PRで効果的にアピールできるでしょう。
企業研究とは、会社の公式Webサイトや募集要項から事業内容や理念、求める人物像などの情報を集める作業です。あらかじめ会社の特徴を調べて理解を深めておけば、正社員として入社後にミスマッチを感じるリスクも減らせます。また、企業研究を行う際は、ブラック企業に気をつけることが大切です。ブラック企業については、「ブラック企業の特徴は?こんな会社には注意!」をご参照ください。
仕事探しの条件は、多過ぎてもうまくいきません。理想をすべて満たせる求人を探すのは難しいため、希望条件に優先順位を付けましょう。希望が多い場合は、「この条件がないとすぐに辞めてしまいそう」という観点で条件を3つに絞ってみると、応募する求人を決めやすくなります。
フリーターからいきなり管理職の求人に応募しても、正社員の経験なしから目指すのは難しいといえます。ある程度経験を積んでから転職する方法もあるので、まずは自分の状況に合った求人を選んでみてください。正社員の経歴がない場合は、フリーター歓迎・未経験者歓迎の求人が狙い目です。「パソコンが得意」「コミュニケーションスキルがある」など、自分の特性を活かせる仕事を見つけましょう。
フリーターから正社員を目指しやすい職業は、「プログラマー」や「介護職員」など、未経験者歓迎求人が多く若い人材の需要の高い仕事です。若手を求める職業は、未経験から教育する環境を整えている傾向があるので、フリーターから正社員として就職後は長期的に活躍できるでしょう。
プログラマーは、フリーターが正社員を目指しやすい職種の一つ。IT業界は現在発展中で、さらなる事業・サービスの拡大も見込まれ、今後はITエンジニアが足りなくなるといわれています。プログラマーは、人材不足解消のために未経験者歓迎の求人が多いのが特徴。スキルを身につければ、システムエンジニアやフリーランスになる道もあるので、自由度の高い働き方を目指したいフリーターにおすすめです。
正社員
ITエンジニア
年収 284万円 ~ 439万円
未経験OK,昇給あり,諸手当あり
介護職は、介護施設や事業所を利用する高齢者が安心して生活できるよう、食事介助や入浴介助などの身の回りのお世話を行う仕事です。高齢化の進む日本では介護人材が不足しているため、未経験者を歓迎する求人がたくさんあります。男性・女性ともに需要があり、特にフリーターのような若い人材は重宝されるでしょう。また、正社員として就職後に「介護職員初任者研修」や「実務者研修」などの資格を取得すれば、転職を有利に進められます。
正社員
訪問入浴ヘルパー
年収 308万円 ~ 364万円
大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
会社が提供する商品やサービスを売り込む営業職は、どの業界でも需要の高い職種です。コミュニケーション能力があれば未経験から従事できます。「営業=ノルマが厳しい」というイメージを持つ方もいますが、すべての営業職にノルマがあるわけではありません。営業職のなかでも、既存客との取引やニーズ調査を行う「ルート営業」はルーティンワークが多いので、正社員未経験のフリーターから始めやすいといえます。なお、業務で普通自動車免許が必要な求人もあるので、事前に確認するようにしてください。
正社員
売買仲介営業
年収 358万円 ~ 572万円
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
施工管理とは、主に建設工事現場の監督として、工事全体の管理を担う職種を指します。施工管理は図面のとおりに建物を建設する仕事が多く、未経験者歓迎の求人が豊富です。「モノづくりに興味がある」「体力に自信がある」といったフリーターにおすすめの職業といえるでしょう。施工管理職は、ビルやマンションの建設現場、公共事業など需要が幅広いため、採用募集人数も多い傾向にあります。
正社員
施工管理職
年収 363万円 ~ 562万円
大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり
接客・販売スタッフは、商品やサービスを提供するのが主な仕事です。正社員求人が多い職種としては、アパレルや家電量販店の販売員、飲食店・宿泊施設・ブライダル・テーマパークのスタッフなどが挙げられます。接客・販売スタッフの仕事の特徴は、どのスタッフも同じレベルの接客ができるように、マニュアルや入職後の教育体制が整っていること。そのため、「正社員として働けるか不安…」というフリーターにもおすすめです。
正社員
【総合職】家電アドバイザー
年収 300万円 ~ 420万円
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,プライベート重視,昇給あり
未経験のフリーターから正社員を目指しやすい職業は、「未経験のフリーターから正社員に就職できる?おすすめの仕事や求人を紹介!」のコラムでもご紹介しています。職業ごとに向いている人の特徴を解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
フリーターから正社員就職を目指すなら、履歴書の準備や面接対策をしっかり行っておきましょう。正社員の面接では、アルバイトの面接に比べて応募者の人となりを注意深く見られます。ビジネスマナーを理解していなければ、「常識がない」「意欲が低い」と判断されてしまう場合があるので気をつけてください。
企業にとって履歴書は、採用を判断する大事な書類です。履歴書を準備するときは、作成マナーを押さえて丁寧に書くことはもちろん、熱意やこれまでのフリーター経験など、少しでも多くのことをアピールしましょう。マナー違反に該当するのは、履歴書を使い回す行為や誤字脱字、経歴詐称など。そのほか、履歴書の書き方や注意点は、「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」をあわせてご覧ください。
フリーターに対する懸念点を払拭することが重要
就職を成功させるには、企業がフリーターに抱きがちな不安要素を払拭することが大切です。企業がフリーターの経歴を持つ人を採用する際に懸念するのは、「入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」「正社員として責任を持って仕事ができるだろうか」といった点。履歴書や面接で、就業意欲を伝えれば採用担当者も安心してくれるでしょう。正社員面接では、「志望動機を教えてください」「自己PRをお願いします」など、定番の質問があります。落ち着いて答えるためにも、面接でよく聞かれる質問には必ず回答を用意しておきましょう。面接で定番の質問は、「面接でよくある質問と回答例!転職者と新卒では内容が違う?」をご覧ください。面接で緊張するのが心配な方は、繰り返し練習して慣れておくのが効果的です。
フリーターから正社員への転職理由は対策必須
フリーターから正社員を目指す際は、面接で「なぜ正社員になりたいのか」といった質問をされる可能性があります。回答する際は、「なんとなく将来を考えると正社員になったほうが良いと思った」のようなあいまいな理由を答えるのはマイナスの印象を与える恐れも。「フリーターの業務には限りがあり、正社員としてより多くの経験を積みたいと考えたため」のように、正社員でなければならない事情を説明しましょう。志望動機では、「応募先企業でなければならない理由」を具体的に述べましょう。志望動機が、「正社員になりたいから」「給料が良かったから」では、採用担当者に「うちの会社じゃなくても良いのでは?」と思われてしまいます。また、「社風に共感した」といったあいまいな動機は、入社後に活躍するイメージができないため評価されません。志望動機には、競合他社にはない魅力や、採用担当者が納得できる理由が必要です。待遇面や漠然とした話は避け、応募先で働きたい理由を具体的に伝えましょう。
志望動機の例文
「私はこれまで雑誌編集のアルバイトをしていました。幼少期から本を読むことが好きだったため、仕事内容にもやりがいを感じて働いていました。しかし、アルバイトは取材業務ができず、仕事の領域が狭いことに気づきました。将来はいろいろな現場に出向き、撮影や企画立案などを行っていきたいと考えているため、正社員を目指そうと決意しました。」
こちらの例文は、「フリーターから正社員へ!転職を成功させる志望動機の書き方や例文をご紹介」でご紹介しています。伝え方のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしましょう。
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ここでは、フリーターから正社員を目指そうか迷っている方に向けて、よくある疑問をQ&A形式で解説します。
高卒フリーターから正社員になれますか?
高卒フリーターは、年齢が若いうちに就職活動を始めるのがおすすめです。未経験から正社員として採用されるチャンスが多いだけでなく、就職後にスキルを吸収して活躍していけるポテンシャルが評価されます。「若い人材を育てていきたい」という会社は多いので、早いうちに正社員を目指しましょう。
30代フリーターから正社員になるのは遅いですか?
30代の方も、フリーターから正社員を目指せます。ただし、年齢を重ねるにつれて求められるスキルや経験が増えていくため、できるだけ早く行動を始めたほうが良いでしょう。採用ハードルは上がりますが、未経験から始められる仕事も数多くあるので安心してください。心配な方は、「30代フリーターは就職しないとやばい?就活成功の方法や男女の違いを解説」のコラムも参考になります。
フリーターが正社員面接を受ける際の服装は?
面接の服装は、スーツかオフィスカジュアルを意識しましょう。正社員の面接では、発言だけでなく第一印象も合否を左右するといわれています。選考の案内に服装に関する記載がなくても、TPOに応じた身だしなみや髪型を整えて面接に臨むようにしてください。服装に迷っているフリーターの方は、「転職時の面接に適した服装とは?スーツが良い?ポイントを男女別に解説」のコラムをチェックしましょう。
正社員に疲れてしまいました…フリーターになるのはありですか?
正社員からフリーターになるのは、特に事情がない限りはおすすめしません。正社員を辞めてしまう事情は、「仕事に疲れてしまった」「思っていた会社と違った」など、さまざまな内容があるでしょう。「もう正社員には戻りたくない」と思うことがあるかもしれませんが、転職して心機一転新しい仕事を選ぶ道もあります。転職エージェントのハタラクティブでは、第二新卒歓迎や未経験者歓迎の求人を多く扱っています。プロによるサポートが受けられるので、ぜひご利用ください。
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契約社員と正社員の違いとは?登用制度や無期転換についても解説
契約社員と正社員の違いについて知りたい方へ、それぞれの待遇やメリット・デメリットについて解説します。また、契約社員が無期転換する条件や正社員登用制度についてもご紹介していますので、自分に合った働き方を知りたい方はぜひお役立てください。
正社員の働き方とは?
正社員の働き方とは、いったいどのようなものなのでしょう。このコラムでは、正社員の特徴や、その他雇用系との給与や待遇・福利厚生面での違いをご紹介します。契約社員やパートとの違いを把握しきれていない方は、コラムを参考に相違点を確認しましょう。
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このコラムでは、派遣社員の働き方について解説します。派遣社員はフリーターに比べて正社員に近い働き方が叶いますが、具体的になにが違うのでしょうか。フリーターとして働くなかで派遣社員の働き方を検討している方はご確認ください。
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「紹介予定派遣とは?」と疑問を抱いている方に、このコラムでは働き方の特徴やメリットを解説します。また、紹介予定派遣として働くうえでの注意点も掲載。紹介予定派遣についての理解を深め、自分に合った働き方を検討する際の参考にしてみてください。
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