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フリーターに職務経歴書はいらない?就活での必要性や書き方のコツを紹介
この記事のまとめ
- フリーターの場合も、基本的に就職活動では職務経歴書の提出が必要
- フリーターの職務経歴書には、これまでのアルバイトやパート経験を書く
- アルバイト経験が多いときは、応募先に関連するものを選んで書くとアピールしやすい
- 職務経歴書の内容は、履歴書や面接での受け答えの内容と一貫性をもたせるのが大切
- 職務経歴書の内容に不安がある場合は就職エージェントに添削してもらうのがおすすめ
「フリーターの就職活動で職務経歴書は必要?」「職歴に自信がなく上手く書けない」のようにお悩みの方もいるでしょう。フリーターでの就職活動の際も、職務経歴書を作成する必要があります。企業側は職務経歴書を通して「どのようなスキルのある人材なのか」を判断するからです。
このコラムでは、フリーターの就職活動での職務経歴書の書き方や効果的なアピールの方法を解説。項目ごとの例文も紹介しているので、応募書類の作成にお悩みのフリーターの方は参考にしてみてください。
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フリーターから正社員を目指すなら職務経歴書が必要
正社員経験がないフリーターの方も、基本的に求人に応募する場合には、職務経歴書を作成する必要があります。職務経歴書を作成することで、「どのような経験やスキルがあるのか」が応募先に伝わりやすくなり、効果的なアピールにつながる可能性があるためです。
企業から「職務経歴書の提出は不要」と指示があった場合に準備する必要はありません。しかし、特に指定がない場合は、自身の経歴やスキルを伝えるためにもパートやアルバイトでの経歴をもとに作成しましょう。
アルバイトや派遣の選考では基本的に不要
正社員とは異なり、アルバイトや派遣の選考では基本的に職務経歴書は提出しません。履歴書のみ用意すれば問題ない場合が一般的です。ただし、応募先によっては、アルバイトや派遣であっても職務経歴書の提出を求められる場合もあります。提出書類の準備の漏れがないよう、応募先の求人情報を丁寧に確認しましょう。
職務経歴書とは?
職務経歴書とは、「どのような仕事経験やスキルがあるか」をまとめた書類のことです。
ここでは、職務経歴書の目的や履歴書との違い、提出すべき理由をそれぞれ紹介します。「職務経歴書は何のために用意するのか」と疑問に感じる方は、ご一読ください。
職務経歴書の目的
職務経歴書を作成する目的は、「これまでに勤務していた企業名と期間」「担当していた業務と実績」「身につけたスキル」などを簡潔に伝えることです。職務経歴書の提出を求められるかどうかは企業により異なりますが、準備することで応募先に対する熱意をアピールできます。
職務経歴書に記載した内容が選考の際の判断材料となる場合もあるでしょう。
履歴書と職務経歴書の違い
履歴書は、氏名や学歴、経歴を時系列で記載する書類です。企業側が応募者の大まかな人物像を把握するために使われます。履歴書が応募者のプロフィールとして扱われるのに対し、職務経歴書は細かい内容を補足するような役割を担うのが基本的な違いです。
履歴書と職務経歴書の違いについて詳しく知りたい方は、「職務経歴書と履歴書の違いは?それぞれの役割や作成のポイントを紹介」でも解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
職務経歴書を提出すべき理由
職務経歴書を提出すれば、応募先にビジネススキルを示せたり、履歴書のみを提出するよりもアピール内容に厚みを出せたりするでしょう。職務経歴書を提出すべき理由は、以下のとおりです。
職務経歴書を通してビジネススキルをアピールできる
職務経歴書を提出すれば、ビジネスに必要な基礎知識やマナーが身についていることをアピールできます。また、職務経歴書には定められたテンプレートがないため、表やグラフを取り入れたり、文字のレイアウトを整えたりなど、書類作成に関するスキルもアピール可能です。
採用担当者が見やすい職務経歴書を作成できれば、より好印象を与えられるでしょう。
履歴書と併用するとアピール内容に厚みを出せる
職務経歴書と履歴書を併用することで、アピール内容に厚みを出せます。履歴書はある程度のフォーマットが決まっており、自己PRの記入欄に書ける文字数も限られるためです。
職務経歴書を合わせて提出すれば、具体的なエピソードを盛り込んで自己PRできたり、数字や表を用いて説得力をもたせたりと強みを効果的にアピールできます。
フリーター向け職務経歴書の書き方と例文
職務経歴書を作成するときは、ひと目で内容が確認できるよう、A4サイズの用紙1~2枚にまとめましょう。ここでは、ハローワークインターネットサービスの「職務経歴書の作り方」の内容を踏まえ、フリーター向けの職務経歴書の例文を項目別にご紹介します。
フリーターの職務経歴書の書き方
- 職務経歴書記入例
- 職務要約の例文
- 職務経歴の例文
- 活かせる知識・スキルの例文
- 資格・免許の例文
- 自己PRの例文
- 志望動機の例文
職務経歴書の記入例
職務経歴書のテンプレートはありませんが、書き方の例を以下に分かりやすくまとめました。あくまでも一例のため、自分なりに見やすいようアレンジしましょう。
タイトルとして書類の上部中央に「職務経歴書」、その下に右寄せで日付と氏名を記入してから、1つ目の項目「職務要約」と続きます。
職務要約の例文
職務要約は300字を目安に3〜4行程度にまとめましょう。職務経歴書の最初に記す「職務要約」は、職歴の要点を伝える項目のため、フリーターとして勤めていた企業や経験した仕事内容を簡潔に記入します。携わっていた仕事についてより詳細にアピールしたい場合は、職務経歴書の自己PR欄を活用しましょう。
職務経歴の例文
- ・2021年8月~現在 レストラン□□□ 新宿店 (アルバイト)
- ・在籍者数:○○名 席数:○○席
- ・事業内容:飲食店の運営
- ・業務内容:お客さまへの接客業全般、電話対応、クレーム対応、棚卸作業、店舗の清掃業務、アルバイトの教育
職務経歴書では、フリーターとして在籍した企業情報について記載します。職務経歴書に書く内容は、社名や雇用形態、所属していた部署、主な業務などです。面接で詳細を話すためにも、職務経歴は概要程度に留めましょう。
アルバイトを複数していた場合も基本の書き方は同じ
フリーターでアルバイトを複数掛け持ちしていた場合も、職務経歴の書き方は大きく変わりません。所属していた会社の概要や在職期間、職務内容などを記載します。入社時期が異なる場合は、職務経歴書の形式ごとの表記順に注意しましょう。活かせる知識・スキルの例文
- ・Word:議事録・報告書作成・礼状などの作成
- ・Excel:関数、グラフの作成、マクロを用いた作業効率アップなど
- ・PowerPoint:会議やプレゼンテーションに用いる資料の作成
- ・ビジネスマナー:敬語や電話対応、来客対応など、一通りのマナーは身についています。
活かせる知識・スキルは、どのようなツールを使って何ができるのかを具体的にアピールしましょう。
なお、WordやExcelといったパソコンスキルは事務やIT、クリエイティブなどの幅広い分野で活用できるので、記載しておくのがおすすめです。そのほかにアピールできるスキルは、「職務経歴書の書き方がわからない人必見!簡単な見本付きで解説!」のコラムにまとめているので、あわせてご覧ください。
資格・免許の例文
- ・普通自動車免許(2018年10月取得)
- ・日商簿記検定2級(2021年5月取得)
- ・秘書検定3級(2022年11月取得)
フリーターの方が職務経歴書の資格欄を書くときは、応募先の企業や職種に関連する資格を記載しましょう。保有資格の数が多いからといって、選考時の評価につながるとは限りません。
また、採用担当者にとって分かりやすくするためにも、職務経歴書に記載する資格は履歴書に書いたものと同じにするのが基本です。
自己PRの例文
日々の接客で培った気配りや柔軟な対応力は、私の大きな強みです。貴社でもこの経験を活かし、戦力として活躍していきたいと考えています。
職務経歴書の自己PRでは、フリーターとして取り組んできた仕事内容や成果を、企業の求める人物像に結びつけて書きましょう。企業で役に立つ経験やスキルがあることを明確に伝えるためにも、具体的なエピソードもあわせて書く必要があります。
応募先企業と関連する業務を経験していない場合は、幅広い仕事で求められるコミュニケーション能力や主体性、向上心などをアピールするのがおすすめです。
「転職に役立つスキル一覧!ポータブルスキルとそのアピール方法も紹介」では、いろいろな職種でアピールできるスキルをご紹介しています。今までに経験したことのない職種を目指すフリーターの方は、こちらのコラムもぜひご一読ください。
志望動機の例文
志望動機では仕事に対する熱意を伝えよう
志望動機では、「なぜアルバイトから正社員として働きたいと思ったのか」「その企業でなくてはならない理由は何か」を書き、仕事への意欲や熱意があることを示しましょう。フリーターからの正社員就職を目指す際、応募先を選んだ理由が明確に伝えられなければ、企業側に「条件がマッチしていればほかの企業でも良いのでは」ととらえられかねません。
応募先でなければいけない理由が伝わるように、具体的なエピソードとともに「どのようなところに魅力を感じているのか」「自身と企業のマッチしている部分は何か」も記載しましょう。
200400~300500字程度にまとめると、採用担当者が内容を確認しやすくなります。
経験や強みを志望動機につなげよう
アルバイト経験から得たスキルや強みを志望動機につなげるのもおすすめです。スキルや強みをどのように活かせるかを伝えることで、「企業への貢献度が高い」「自主性がある」といった印象を与えられるでしょう。
なお、志望動機は基本的に履歴書にも記載しますが、職務経歴書との内容に一貫性をもたせることが大切です。履歴書の記入欄は小さいことが多いため要点を簡潔に書き、職務経歴書で詳しく説明するようにしましょう。
参照元
ハローワークインターネットサービス
履歴書・職務経歴書の書き方
正社員経験の有無による職務経歴書の書き方の違い
職務経歴書を作成する際は、職歴の数や内容によって職務経歴書の書き方を変えることが重要です。
ここでは、正社員経験の有無による職務経歴書の書き方の違いを紹介するので、自分の経歴に当てはめて考えてみてください。
正社員の職歴がある場合
正社員としての職歴がある場合は、職務経歴書に優先的に記載しましょう。正社員経験を通して、組織に所属し責任のある業務に携わっていたことをアピールできるためです。
アルバイト経験は基本的に職歴には含めませんが、応募先の仕事に関連する業務に携わっていた場合には、記載することで役立つスキルを習得している人材として好印象を与えられるでしょう。
以下は、正社員の職歴がある場合の職務経歴書の書き方の一例です。
職務経歴書は基本的に前職の退職理由を書く必要がなく、履歴書に「一身上の都合」と記載してあれば問題ありません。ただし、やむを得ない理由により長期の空白期間があったり、転職回数が多かったりする場合は、経緯を正しく伝えるためにも退職理由を記載するほうが望ましいでしょう。
履歴書に空白期間の詳細を書く際のポイントは「履歴書に空白期間はどう書く?フリーターやニートなど状況別に解説」のコラムで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
正社員の職歴がない場合
正社員としての職歴がないフリーターの方は、アルバイト経験で得たスキルや知識、努力したことなどをなるべく具体的に書きましょう。
職務経歴書の記載内容が少ないと、「働くことに対する意欲がないのでは」「自社への志望度が低いのでは」と思われる可能性もあります。文字を大きくしたり、選考に関係のないことを書いたりして無理に空白を埋める必要はありませんが、できるだけ詳しく書くことを意識してみてください。
職歴が多い場合には、応募企業の業務に関連する職歴のみに絞り、それ以外の内容は履歴書に記載しましょう。
正社員としての職歴がない場合の書き方の例を以下にまとめました。
正社員経験がなくアルバイトのみの場合、職務経歴書の職歴に前職で受けた研修の内容や現在勉強していることを書くのも手です。これまでに経験した業務内容や正社員で働くために行っている努力を具体的に記載してアピールすることで、応募先への熱意を伝えられます。
業務経験が多い場合は就業期間が長いものを優先しよう
職歴が多い場合は、「就業期間が長いもの」を優先して記載することがおすすめです。就業期間の長さを通して、「物事を継続して取り組む姿勢」や「仕事に対する意欲」をアピールできるでしょう。空白期間があったとしても、長く就業した経験があることを企業へ伝えられれば、入社後の早期離職の懸念を払拭できる可能性もあります。
フリーターが職務経歴書を魅力的に仕上げる5つのコツ
職務経歴書でフリーター経験を効果的にアピールするためには、採用担当者に自身だけの強みを明確に伝えられるような書き方にするよう配慮することが重要です。
ここでは、フリーターが職務経歴書を魅力的に仕上げる5つのコツをご紹介します。以下のポイントに沿って、採用担当者が確認しやすい職務経歴書を作成してみてください。
フリーターが職務経歴書を魅力的に仕上げるコツ
- 基本的にはパソコンで作るのがおすすめ
- 自分の強みをアピールしやすいフォーマットを選ぶ
- 空白は作らず読みやすいレイアウトで書く
- 文章は5W1Hの構成を心掛ける
- 志望動機と自己PRは分けて書く
1.基本的にはパソコンで作るのがおすすめ
フリーターが職務経歴書を作成する際は、基本的にパソコンで作るのがおすすめ。その理由は、レイアウトの調整が手軽にできたり、丁寧さや意欲が伝わりやすかったりするためです。
以下に、職務経歴書をパソコンで作るのがおすすめな理由をまとめました。
パソコン作成はレイアウトの調整が簡単
パソコンで職務経歴書を作成する場合、手書きよりも簡単にレイアウトの調整が可能です。作成を終えて見直す際にレイアウトを修正をしたいという場合にも手軽に変えられます。手書きに比べると、パソコンで作成する際の労力を抑えられるでしょう。
職務経歴書のテンプレートはネットでダウンロード可能
Web上にある職務経歴書のテンプレートをダウンロードし、使用する方法もあります。ハローワークや就職エージェントなどの公式Webサイトで無料で公開されているので、自身が使いやすいレイアウトのものを使用しましょう。パソコンがなく、企業から手書きの指定がない場合は、スマホで職務経歴書を作成しても問題ありません。スマホで職務経歴書を作成できるアプリもあり、コンビニで手軽に印刷できる場合もあるようです。
詳しくは、「職務経歴書はアプリで作成しても大丈夫?書き方のポイントや注意点を解説」のコラムで紹介しているのでご参照ください。
手書きだと丁寧さや意欲が伝わりやすい
職務経歴書を手書きで作成する場合は、丁寧さや意欲が伝わりやすいでしょう。見やすい文字や大きさで書くことで、読み手へ配慮する姿勢をアピールすることが可能です。また、パソコンよりも作成に時間と手間が掛かるため、その分「志望度が高い」と好印象を与えられる場合があります。
2.自身の強みをアピールしやすいフォーマットを選ぶ
フリーターの方が職務経歴書を作成するときは、自身の強みをアピールしやすいフォーマットを選びましょう。職務経歴書のフォーマットは、編年体形式・逆編年体形式・キャリア形式の3種類が一般的です。
以下にそれぞれの書き方のポイントをまとめました。
編年体形式
編年体形式は、職歴を古いものから時系列で記載するフォーマットです。履歴書と照らし合わせやすく、キャリアを積んできた過程が採用担当者に伝わりやすい特徴があります。「社会人経験が浅い」「異動や転職の回数が少ない」といったフリーターの方におすすめです。
ただし、編年体形式はシンプルで読みやすい形式である反面、単調に見えがちなのが難点といえます。見出しを太字にしたり、表組みにしたりしてレイアウトを工夫しましょう。
逆編年体形式
逆編年体形式は、編年体方式と反対で、直近の職歴から過去に遡る形で順に書いていくフォーマットです。直近の職場での実績をアピールしたいフリーターの方は、逆編年体形式を使用して強調するのが効果的といえます。アピールする直近の実績以外は簡潔に記載し、メリハリをつけましょう。
キャリア形式
キャリア形式は、職務内容や分野別に職歴を記載するフォーマットです。職務経歴別に内容を記載するため、どのような実績やスキルをもっているのかを伝えやすいでしょう。転職回数が目立ちにくく、転職回数の多いフリーターの方に向いています。
ただし、時系列で記載する形式ではないため、「いつ、どの仕事に就いていたのか」を分かりやすく書くことを意識しましょう。
3.空白は作らず読みやすいレイアウトで書く
フリーターの職務経歴書は、採用担当者が読みやすいレイアウトにすることが大切です。表題や見出しは本文よりも大きい文字にすると、メリハリがついて見やすくなります。
適宜行間を空けたり、目立たせたい箇所を太字にしたりすると、すっきりとした職務経歴書になるでしょう。
また、職務経歴書の内容が充実しているほど、自身の強みやスキルをより詳しく応募先へ伝えられるます。応募先への熱意をアピールするためにも、記入できる部分は埋めるように心掛けましょう。
職歴が少なくA4用紙を埋められる自信がない方は、このコラムの「正社員の職歴がない場合」を参考にしてみてください。
4.文章は5W1Hの構成を心掛ける
職務経歴書の文章は、5W1Hの構成を心掛けて書きましょう。5W1Hとは、「Who(誰が)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「What(何を)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」をまとめて表現した言葉です。
伝わりやすい文章に仕上げるためにも、書き終えたあとに「5W1Hを意識できているか」「主語と述語が抜けていないか」をチェックしてみてください。
5.志望動機と自己PRは分けて書く
志望動機と自己PRは分けて記載するようにしましょう。志望動機と自己PRを記載する目的はそれぞれ異なります。志望動機は「応募先を選んだ理由」を、自己PRは「仕事に役立つ自身の強み」を伝えるためのものです。
応募先で働くことに対する意欲を企業側へ伝わりやすくするためにも、それぞれの目的を意識して内容を考えましょう。
職務経歴書では嘘をつかず正しい職歴を記載しよう
職務経歴書では、嘘をつかず正しい職歴を記載する必要があります。
「フリーターであることが選考に不利になるのでは」といった不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、嘘の内容を記載してしまうことは職歴詐称に該当する行為です。企業側に嘘であることが伝われば、信頼を失ってしまうだけでなく、内定の取り消しや懲戒解雇につながる恐れがあります。
職歴に自信がないときの対処法は、「職歴詐称はバレる?経歴に自信がない場合の転職で成功する方法をご紹介!」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
職務経歴書でフリーター経験を効果的にアピールする方法
職務経歴書でフリーターを効果的にアピールするには、応募先の企業に合わせて記載する内容を工夫したり、「なぜ自分が応募先で活躍できると思うのか」を示したりすることがポイントです。
以下で、職務経歴書でフリーター経験を効果的にアピールする方法を紹介するので、自身の経歴に自信がない方はご一読ください。
職務経歴書でフリーター経験を効果的にアピールする方法
- 業務に役立つアルバイトの経歴をピックアップする
- 入社後に活かせるスキルを記載する
- 実績は数字やエピソードを示して具体的に伝える
- アルバイトの経験数に合わせて書き方を変える
1.業務に役立つアルバイトの経歴をピックアップする
職務経歴書に書くアルバイトの経歴は、応募先の業務に役立つ内容のものをピックアップしましょう。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「中小企業における採用と定着_4.フリーター経験の評価(p.63)」によると、フリーター経験の評価について、調査対象企業の約4割程度が「フリーター経験であっても、募集する職種と関連があればプラスに評価する」と回答しています。
アルバイトの職歴が複数ある場合は、応募先の業務に役立つ経歴を優先的に選んで記載するようにしましょう。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
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2.入社後に活かせるスキルを記載する
入社後に活かせるスキルを記載することも大切です。正社員の経験がなくても、応募先での業務に関連したスキルを習得していることを伝えられれば、「入社後の活躍を期待できる人材」として好印象を与えられます。
フリーター経験と応募先の業務の共通点を探し、入社後に役立つスキルがあるか考えてみてください。
社会人としてできて当たり前のことは書かない
社会人としてできて当たり前とされるようなことは、職務経歴書の自己PR欄に書かないようにしましょう。たとえば、「就業規則をきちんと守っていた」「遅刻をしなかった」などのような内容は、社会人として守るべき基本的なルールです。社会人としてできて当たり前の内容を自己PRに記載してしまうと、「ほかに強みとなる部分がないのか」「向上意欲が低いのでは」のように後ろ向きな印象を与えかねません。応募先の正社員として働く熱意をアピールできるよう、自己PR欄には、仕事に活かせる自身の持ち味や長所を書くようにしましょう。
3.実績は数字やエピソードを示して具体的に伝える
フリーター経験での実績は、数字やエピソードで根拠を示して具体的に伝えるのが有効です。
たとえば、単純に「飲食店で接客を担当」と書くよりも、「接客に対する優先順位リストを作成し混雑時の効率化を図った結果、口コミ評価が星1つアップしました」のように伝えると、実績に説得力をもたせられます。
主観的な内容を書くのではなく、客観的に伝わりやすいかどうかを意識して記載しましょう。
4アルバイトの経験数に合わせて書き方を変える
アルバイト経験の数によって、職務経歴書の書き方も変えることもポイントの一つです。
アルバイト経験が多数ある場合、記載する内容は応募先に合ったものに絞ったほうが経験やスキルをアピールしやすくなります。一方、アルバイト経験が少ない場合は、業務内容を詳しく書いたり仕事への取り組み姿勢を言及したりして、どのようなスキルがあるかが応募先に伝わりやすいように記載する必要があるでしょう。
アルバイト経験の数に合わせて書き方を変えて、応募先に「自身の経歴を通して何をアピールしたいのか」を明確に伝えられるように意識してみてください。
フリーターが職務経歴書を見直すときの3つのポイント
職務経歴書の内容は応募者の第一印象に影響するため、記載ミスのないよう見直しをすることが大切です。
ここでは、職務経歴書を見直す際のポイントを紹介します。「このまま応募先に職務経歴書を提出しても問題ないだろうか」と不安を感じるフリーターの方は、ぜひご活用ください。
1.誤字脱字や日本語の誤用がないかを確認する
職務経歴書が完成したら、誤字脱字や日本語の誤用がないかを確認しましょう。誤字脱字や句点の書き忘れといった小さなミスがあると、「注意力が足りない」「見直しをしていない」などのようにとらえられかねないため、注意深く確認する必要があります。
声に出して文章を読み直し、誤字脱字や意味が分かりにくい部分がないか探してみましょう。
また、文章表現をチェックする際は、「誰にでも分かりやすい表現になっているか」という観点で見直すのがおすすめです。家族や友人など、第三者に確認してもらう方法もあります。
内容のブラッシュアップもしたいというフリーターの方は、就職エージェントなどを活用してプロのアドバイスを取り入れるのも効果的です。
2.履歴書の表記・内容と一貫性をもたせられているか
志望動機や自己PRは、履歴書に記載した内容と一貫性をもたせられているかをチェックしましょう。志望動機は、履歴書にも記入する欄がありますが、職務経歴書と同じ内容であっても問題ありません。
それぞれに一貫性のある内容を記載できていると、説得力をもたせられるでしょう。履歴書の志望動機欄は小さめなので、職務経歴書にはより詳しい内容を書くのがおすすめです。
また、職務経歴書に記載する自己PRは、履歴書に書いた経歴や資格と関連した内容になっているかも意識してみましょう。採用担当者が履歴書と職務経歴書を見比べたときに、違和感がなく理解しやすいかどうかを考えて作成してみてください。
3.面接に備えて書いた内容を頭に入れておく
職務経歴書を最後に見直す際は、面接に備えて書いた内容を頭に入れておきましょう。
企業側は職務経歴書といった応募書類の内容をもとに、面接で応募者に質問する傾向があるからです。職務経歴書に記載した内容と面接での受け答えに違いがあると、「正しい情報を書けていないのでは」「確認不足なのでは」とマイナスイメージにつながる恐れもあります。
面接で質問された際に落ち着いて答えられるようにするためにも、応募書類の内容に合う答え方ができるようにシミュレーションしておきましょう。
応募書類を企業へ提出する前にコピーをとり、いつでも見返せるようにしておくのがおすすめです。
フリーターからの就活で職務経歴書を書けない場合の対処法
「職務経歴書に書くことがない」と感じるフリーターの方は、業務で活かせそうなスキルをまとめたり、就職・転職のプロに相談したりするのも手です。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」のアンケート結果によると、職務経歴書の作成に不安を抱くフリーターの方は62.2%でした。フリーターの半数以上が応募書類の作成に不安を抱えていることが分かります。
職務経歴書が思うように書けず、行き詰まったときには、以下の対処法を試してみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
幅広い職種で活かせるスキルを掘り下げる
フリーター経験を職務経歴書にどのように書けば良いか迷うときは、幅広い職種で活かせるスキルを掘り下げてみましょう。たとえば、コミュニケーション能力やパソコンスキル、ビジネスマナーなどは、多くの職種の仕事で役立ちます。
応募先に役立つスキルを習得していることを伝えられれば、前向きな印象を与えられるでしょう。
これまで自分が担当してきた業務を改めて振り返り、どのようなスキルを身につけてきたか、どのような経験を応募先で活かせるのかを振り返ってみてください。
どうしてもスキルが思い浮かばない場合は?
どうしても応募先にアピールするスキルが浮かばないときは、仕事に対するこだわりや目標を伝えるのも手です。仕事の成果につなげるために自身が努力していることを伝えられれば、向上意欲のアピールができ、好印象を与えられる可能性があります。
職務経歴書に記載する内容が浮かばないときの対処法は、「職務経歴書に書くことがない!第二新卒やフリーターの対処法を紹介」のコラムでも紹介しているので、あわせてご覧ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
応募先の企業研究を徹底する
応募先の企業研究を徹底することもポイントといえます。応募先の企業方針や仕事内容の特徴、活躍している人材のもつスキルなどに注目して情報収集を行いましょう。応募先への理解を深めることで、「どのような価値観やスキルをもつ人材が求められているか」を見極められます。
これまでの経歴を振り返り、応募先が求める人材との共通点を見つけられると、職務経歴書に記載できる効果的なアピール材料にできるでしょう。
職務経歴書の添削をしてくれるプロに相談する
職務経歴書の書き方に不安を感じているフリーターの方は、職務経歴書の添削をしてくれるプロに相談するのが効果的です。たとえば、ハローワークや就職・転職エージェントのような就職支援サービスの担当者は、応募書類の添削経験も豊富なため、「どのような書類が選考に通過しやすいか」を把握しています。企業ごとの対策に関するアドバイスも得られるため、書類選考の通過率を上げられるでしょう。
また、就職支援サービスを利用すれば、応募書類の添削だけでなく、求人探しや面接対策もサポートしてもらうことが可能です。
「フリーター経験を活かせる仕事はある?」「職務経歴書が上手く書けない…」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにお任せください。
ハタラクティブは、20代のフリーターや既卒、第二新卒に特化した就職・転職エージェントです。専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、希望条件や適性にぴったりの求人をご紹介します。「未経験者歓迎」「職歴・学歴不問」の求人も多数ご紹介できるため、フリーターから就職を目指している方にもおすすめです。
応募先企業とのやり取りもハタラクティブが代行しますので、就職・転職活動が初めての方もご安心ください。
また、採用担当者に伝わりやすい職務経歴書や履歴書の作成・面接対策など、内定獲得までの道筋もしっかりとサポートします。入社後も定期的なヒアリングで社内の人間関係や仕事内容の現状を確認し、入社後まで万全のフォロー体制であなたの就職・転職を支援。仕事での適性が1分程度で分かる「適職診断」もご用意しております。サービスの登録・利用はすべて無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
フリーターの方の職務経歴書作成に関するFAQ
ここでは、フリーターの職務経歴書に関するお悩みをQ&A形式でご紹介します。
フリーターからの就活で職務経歴書の作成が面倒です…
職務経歴書は、企業に自分をアピールするための大切な書類といえます。面倒に感じることもあるかもしれませんが、自分の適性にマッチする職場に出会うためにも、フリーターの方も職務経歴書を作成してみてください。初めて職務経歴書を作成する場合は、見本を参考にすると「どのようなことを書くべきか」「どのようにアピールすべきか」といったコツをつかみやすいでしょう。
このコラムの「【フリーターの方の職務経歴書の書き方】見本と作成のコツ」では、職務経歴書の書き方の解説と見本を掲載しているので、ご一読ください。
フリーター向けの職務経歴書のテンプレートを入手するには?
フリーター向けの職務経歴書のテンプレートは、ハローワークや厚生労働省のWebサイトから無料でダウンロードすることが可能です。書き方の例も紹介されているので、参考にしながら作成してみることをおすすめします。
フリーターの経歴を職務経歴書にまとめるコツは、「職歴がアルバイトのみの場合はどうする?履歴書や職務経歴書の書き方を解説」のコラムで解説しているので、ご活用ください。
フリーターで転職が多い場合の職務経歴書の書き方は?
フリーターで転職回数が多く職務経歴書に書ききれない場合は、「就業期間が長いか」「応募先に役立つ業務経験があるか」を基準に絞って記載しましょう。
応募先企業の業務内容とアルバイト経験が関連する場合は、身につけたスキルを積極的にアピールすることが大切です。
アルバイト経験を職務経歴書に書くときのポイントは、「職務経歴書にアルバイト経験は書く?状況別の書き方を例文付きで徹底解説」のコラムで紹介しているのであわせてチェックしてみてください。
職務経歴書にフリーター期間を書かなくても問題ないですか?
フリーター期間を職務経歴書に書かなくても問題はありませんが、1つのアルバイト先で働いていた期間が長かったり、応募先で経験を活かせそうだったりする場合は、職務経歴書への記載がおすすめです。
「フリーター期間の長さ」に不安を感じる場合は、経験を通して何を学び、応募先にどのように活かすかを伝えるようにしてみてください。
応募書類の選考を通過しやすくなる方法が知りたいです
書類選考の通過の可能性を高めるためには、正しい書き方と内容の充実化を心掛けましょう。誤字脱字がなく、間違いのない言葉遣いで書かれていれば、好印象を与えられます。応募先企業の求める人物像に合わせて志望動機と自己PRを作成すると、応募書類の通過率を高められるでしょう。
仕事の紹介とあわせて、履歴書や職務経歴書の書き方のアドバイスも受けたいと考えているフリーターの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブをご活用ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。