フリーターが知りたい履歴書の書き方!職歴はどう書く?自己PRも解説

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この記事のまとめ

  • 履歴書の書き方では「読みやすい字で書く」「空欄は避ける」といったマナーを徹底する
  • フリーターであることを偽る「経歴詐称」は避けよう
  • フリーターの場合、履歴書の職歴にアルバイト経験を書いてもOK
  • フリーターの履歴書は自己PRで主体性や意欲を伝える書き方を意識する
  • 履歴書の本人希望欄は、原則として「貴社規定に従います」と記載する

このコラムではフリーターの履歴書について書き方を紹介。フリーターの方が履歴書を書くとき、「何をアピールすれば良い?」と悩むことがあるでしょう。正社員経験がないフリーターは、アルバイト経験を伝えるのがおすすめです。今までの経験を振り返り、応募企業で活かせる強みを探しましょう。また、履歴書は学歴・職歴などの情報を正確に記載することも大切です。記入方法とマナーを学び、書類選考の通過率を上げましょう。

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フリーターの履歴書の書き方で注意すること

まずはじめに、履歴書の基本と守るべきマナーを解説します。フリーターのなかには就活経験がなく、アルバイト応募の履歴書しか作成したことがない方もいるでしょう。履歴書は勤務形態によって内容が大きく変わることはありませんが、正社員求人はより厳しくチェックされると考えて確認してください。

経歴詐称はしない

フリーターしか経験しておらず、正社員経験がないことを気にしていても、履歴書での経歴詐称はやめましょう。

経歴詐称とは、虚偽の学歴や職歴を記載すること。たとえば、大学を中退したのに「卒業」と書く、アルバイトなのに正社員で就職したように見せるのは、経歴詐称です。また、会社の在籍期間や保有資格を偽るのも経歴詐称になるので要注意。

経歴詐称が明らかになると、内定取り消しや入社後に処分を受ける恐れがあります。うっかりミスが経歴詐称につながることも多いので、学歴や職歴は正確に記入してください。

未経験者を募集する企業は経歴より人柄を重視していることもあります。経歴に捉われ過ぎず、前向きに履歴書を記入しましょう。なお、「職歴詐称はバレる?経歴に自信がなくても転職で成功する方法をご紹介!」で職歴詐称について詳しく解説しています。

基本的なマナーを守る

履歴書作成はルールがあるため守りましょう。ルールやマナー違反の履歴書は「常識がない」と思われ、一生懸命書いても評価が下がってしまいます。思わぬところでマイナス評価されないためにも、履歴書を書き始める前に基本のマナーを学びましょう。

履歴書のルールについては「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

用紙を丁寧に扱う

用紙にシワが入っていたり、コーヒーなどのシミがついていたりすると、マイナス評価につながります。履歴書は公的書類であり、企業に応募の意思を示すものでもあります。その扱いが雑だと、「入社意欲がない」と判断されても仕方がありません。

担当者によっては履歴書の状態から入社後を想像し、「顧客に渡す資料も雑に扱うのでは?」と判断することも。そのため、作成するときだけでなく、書き終わった履歴書はクリアファイルに入れて大切に保管するなど配慮しましょう。

丁寧な字で書く

履歴書は丁寧な字で記載しましょう。達筆である必要はなく、丁寧で採用担当者が読みやすい字で記載すればOKです。どうしても字に自信がない場合は、履歴書をパソコンで作成する方法も良いでしょう。

修正しない

履歴書は修正液や修正テープを使わないのがマナーです。公的書類なので、修正があると改ざんを疑われて受理されないことも。書き間違えたときは、面倒でも新しい用紙に一から書き直しましょう。ミスを想定し、あらかじめ複数枚を準備しておくことがおすすめです。

誤字脱字に注意する

誤字脱字があると注意力不足と思われ、「仕事でもミスが多いのでは?」と評価される恐れがあります。履歴書は完成後に必ず見直し、ケアレスミスを防ぎましょう。可能であれば友人や家族に確認してもらうと誤字脱字を防げます。

空欄をつくらない

履歴書に空欄があると、書き忘れと思われる可能性があります。「履歴書を適当に書いている」と入社意欲を疑われる恐れもあるので、履歴書の項目は必ずすべて埋めましょう。資格欄などで記載できる事項がない場合は、「特になし」と記入し、書き忘れではないと示します。

履歴書は自分をアピールする書類

面接前の段階では、採用担当者は履歴書を通して応募者を知ることになります。つまり、履歴書はあなたの第一印象を決める重要な書類。面接に進むためにも、どのような項目もおろそかにせず、マナーを守って正しい情報を記入しましょう。
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フリーター向け履歴書の書き方~基本情報~

ここでは、住所や氏名といった基本情報の記入方法を解説します。

日付

履歴書の提出日もしくは投函する日付を書きましょう。事前に履歴書を書く場合、日付の書き忘れに注意が必要です。封筒から出して目立つ場所においておき、日付を書いてから投函したり面接に向かったりしましょう。

履歴書の年数はどう書く?

提出日や生年月日などの年数は、西暦・和暦のどちらでも問題ありませんが、履歴書全体で統一するのがルールです。日付欄や学歴・職歴欄と表記方法が変わらないように気をつけましょう。

氏名

氏名は最初に担当者の目に入るので、特に丁寧に記入しましょう。姓と名前の間を一文字分あけると見やすくなります。「ふりがな」とある場合は平仮名、「フリガナ」とある場合は片仮名で読み方を記載してください。

写真

スーツで撮影した証明写真を貼り付けします。履歴書によりますが、一般的なサイズは縦4センチ×横3センチ。履歴書から剥がれたときに誰のものか分かるよう、裏側に氏名を書いて貼り付けましょう。

貼り付ける際は、斜めになったり、のりがはみ出たりしないように気をつけてください。履歴書をすべて書き終えてから貼り付けると、書き損じたときに写真が無駄になりません。

現住所

現在住んでいる住所を記入します。住所は略さず都道府県名から記載し、マンション名も正式名称を書きましょう。番地はハイフンを使うよりも、「△丁目△番地△号」と書くのが丁寧です。

電話番号

日中に連絡がとりやすい電話番号を書きましょう。固定電話がない場合は、携帯番号のみでOK。携帯番号を間違えると合否の連絡をもらえないため、必ず見直してください。

メールアドレス

自分の名前や生年月日を使った、シンプルで就活にふさわしいメールアドレスを記入しましょう。好きなキャラクターやペットの名前が入っているなど、プライベートを感じさせる文字列は避けてください。就活用にフリーアドレスの用意もおすすめです。

フリーター向け履歴書の書き方~学歴~

次に、学歴欄の書き方をご紹介します。

高校入学から書く

学歴・職歴欄の1行目中央に「学歴」と記載し、次の行から学歴を書き始めます。学歴は最終学歴の1つ手前から記載すればOK。大卒の場合は、高校入学から記載しましょう。

学校名は正式名称で書く

学校名は正式名称で記載し、コースや学科も合わせて書きましょう。高校の場合は、「△△高校」ではなく、「東京都立△△高等学校」などと記載します。

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フリーター向け履歴書の書き方~職歴~

ここでは、正社員経験がないフリーターを例に、職歴はどのように記載すれば良いのか解説します。

アルバイト経験を書く

正社員経験がないフリーターは、アルバイト経験を職歴欄に記載しましょう。本来、職歴は正社員としての経歴を表すのでアルバイト経験は含みません。しかし、学校を卒業してからずっとフリーターの場合は、職歴に何もかけず空白期間となってしまうため、許容されるようです。

「正社員経験はあるが、退職後はフリーターをしている」という方も、ブランクを説明する意味でアルバイト経験を記載しましょう。

単発アルバイトは書かなくて良い

1日や1週間といった単発のアルバイトは書かなくてOK。短期で退職したアルバイトも、「すぐに辞めるのでは」というイメージを持たれるので、基本的に書く必要はありません。反対に、3ヶ月以上のアルバイトは「ブランクが長い」というイメージを避けるためにも記載しましょう。

退職している場合の書き方

すでに退職している職場については、退職理由ごとに以下の表記を用います。

一身上の都合により退職

自分の都合で退職した場合(自己都合退職)は、「一身上の都合により退職」と記載しましょう。たとえば、転職や結婚、引っ越しなどを理由とする退職は、自己都合退職です。

「仕事内容が合わなかった」「職場の人間関係が嫌になった」といった場合も、自分から退職意思を表明すればすべて自己都合退職になります。

会社都合により退職

経営不振や倒産などを理由に会社から解雇を言い渡された場合(会社都合退職)は、「会社都合により退職」と記載しましょう。賃金の未払いやほかの社員からのいじめが原因で退職した場合も、会社都合退職になります。

契約期間満了につき退職

契約期間に定めがある雇用形態で働く人が、契約期間を満了して退職する場合に使用します。なお、契約期間が満了する前に自らの意思で辞める場合は、自己都合退職となるので注意しましょう。

在職中の書き方

職歴欄に記載した職場で現在も働いている場合は、「在職中」もしくは「現在に至る」と記載しましょう。「現在に至る」には、「今もその状態にある」という意味があり、直前に書いた会社に在籍していることを示します。

フリーターは職務経歴書がいらない?

フリーターがアルバイトの選考を受ける場合、職務経歴書は基本的に不要です。しかし、正社員の選考を受ける場合は職務経歴書を作成しましょう。
フリーターに職務経歴書は必要?書き方の例文や作成のポイントをご紹介」ではフリーターの職務経歴書について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

フリーター向け履歴書の書き方~自己PR~

自己PR欄は履歴書の中でも企業が重視する項目です。また、面接で話す内容の準備にもなるため今までの経験を振り返り、応募企業で活かせる強みを伝えましょう。

応募企業にマッチするスキルを探す

企業側は必ず「求める人物像」を設定しています。自己PRをつくる前に、求人内容や企業の公式Webサイトなどから、どのようなタイプの人材が求められているかを推測しましょう。企業のニーズが分かったら、今までの経験を振り返り、自分に応募企業で活かせる経験やスキルがないか探します。

フリーターの方は「正社員経験がないからアピールすることがない」と思いがち。しかし、仕事を通して試行錯誤した、リーダーシップを発揮したといった経験は、雇用形態に関係なく評価されます。決められた仕事をこなすだけではなく、自分で考えて主体的に行動した経験をアピールしましょう。

具体的なエピソードを交えて書く

自己PRでは、アピールする強みの根拠となる具体的なエピソードを盛り込みましょう。たとえば、
「アルバイト先で責任ある立場(バイトリーダーなど)を任された経験」や「上司や同僚、顧客にほめられた経験」などは、企業へのアピール材料になります。

アルバイト期間が短くスキルが浅い場合は、意欲を中心にアピールしましょう。「売上を△%アップさせた」といった具体的な実績がなくても、仕事中に工夫したことや業務の効率化などもアピールできます。

現時点で力不足だと感じたら、「これから勉強して力をつけたい」と今後の意欲を示しましょう。また、「たくさんのことを学びました」「自分なりに工夫して業務の効率化を図りました」という表現は抽象的で内容が伝わりません。アルバイトを通して何を学んだのか、どのような工夫をして業務を効率化できたのかが分かるエピソードを入れると良いでしょう。

最後に、身につけたスキルを応募企業で活かせることを記載しているのも効果的です。
自己PRの書き方を詳しく知りたい方は「自己PRの基本の書き方は?新卒と転職での違いや例文を紹介」にて、書き方を解説しています。ぜひ参考にしてください。

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フリーター向け履歴書の書き方~本人希望欄~

原則として、本人希望欄には「この条件が満たされないと入社できない」というレベルの希望のみ記入します。特に書くことがなければ、「貴社規定に従います」と記入しましょう。

希望職種を書く

たとえば、募集要項に「販売職・事務職・営業職を募集」と書いてあるなど募集職種が複数ある場合は、「営業職を希望いたします」など自分が希望する職種名を記入しましょう。

連絡がとれない時間を書く

企業と連絡をとるのが難しい時間帯がある場合、本人希望欄で知らせると企業側との連絡がスムーズになります。フリーターの場合はアルバイトをしている時間帯があるので、「アルバイトのため平日は17時以降に連絡をお願いいたします」など具体的な時間を示しましょう。

履歴書の書き方を詳しく知りたい方は「転職用の履歴書はどう書けばいいの?」にて、詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

面接でフリーター期間をどう説明する?

フリーターの面接では、度々「どうしてフリーターをしていたのか?」と質問されます。適切な回答方法を確認しましょう。

素直に理由を話す

フリーターを続けていた理由を無理にとりつくろったり、嘘をついたりしても、ベテランの面接官には見破られます。フリーターになった理由、フリーターを続けていた理由は、できるだけ正直に話すのが賢明。「目指す夢があった」「何をやりたいのか分からず就職しなかった」など、人によって事情は異なりますが、包み隠さず伝えましょう。

正社員を目指す理由を述べる

フリーターになった理由に加えて、正社員を目指す動機を伝えると良いでしょう。このとき、「夢が叶わなかったので、仕方なく正社員を目指す」という後ろ向きな言葉を使うのはNG。「新しい挑戦をしたかったから」という風に、前向きに意欲を伝えましょう。

今後の抱負を述べる

企業はフリーターに対して、「採用しても長く続かないのではないか?」と懸念を抱いています。企業側の心配を払拭するには、熱意をアピールすることが重要。「1日も早く即戦力になれるように頑張ります」といった入社後の抱負を加えて、就職に対して意欲的であることを強調しましょう。

履歴書の書き方が分からない方、フリーター経験をどうアピールして良いか分からない方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは若年層に特化した就職エージェント。アドバイザーが手厚い指導を行い、フリーターの正社員就職をバックアップいたします。

ほかにも、カウンセリングや求人提案、履歴書の添削を含む選考対策を実施。企業との連絡もすべてアドバイザーが代行するので、スムーズに就職活動が進められます。正社員を目指すフリーターの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。

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フリーターの履歴書の書き方に関するFAQ

ここではフリーターの方が履歴書作成のタイミングでよく抱える疑問に回答します。

フリーターの履歴書に職歴が多いと不利?

アルバイトの経験が多くても、あまり不利にはならないでしょう。
仕事によっては過去の経験が重宝されることも。ただし、あまりにも短期で仕事を変えていると「採用しても長く続くのだろうか」と懸念される可能性があるでしょう。なお、正社員では転職回数が多いと懸念される可能性が高まります。詳しくは「転職回数が多いと不利になる?面接や履歴書で強みをアピールするコツ」をご覧ください。

フリーターの履歴書に志望動機は必要?

フリーターなど立場や雇用形態に関わらず、志望動機は必須。
仕事を希望する以上、その理由はあるはずです。ただし、志望動機が「年齢が高くなって正社員になったほうがいいと思った」「周囲と収入さを感じた」など前向きではない場合は注意が必要。企業は仕事に対して意欲を持つ人を採用します。「フリーターから正社員へ!転職を成功させる志望動機の書き方や例文をご紹介」を参考に、好印象につながる志望動機を考えましょう。ハタラクティブでも、志望動機の考え方をサポートしています。

フリーターの履歴書に学生時代のバイトは書く?

応募先の仕事に活かせそうな学生時代のバイトがあれば記載しましょう。
ただし、学生の本業は勉強なので、学生時代のアルバイトは職歴にはなりません。あくまでもアピールの一環と捉えましょう。

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