フリーターで稼ぐ方法とは?平均収入や働き方についても解説

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この記事のまとめ

  • フリーターが稼ぐ方法は「高収入のバイトをする」「バイトの掛け持ちをする」など
  • フリーターが稼ぐ方法には、フリーランスや正社員を目指す手もある
  • フリーターとして稼ぐメリットは「時間が自由に使える」「自分に合う仕事を探せる」
  • 長い目で見ると、フリーターとして稼ぐより正社員のほうが高収入を得られる

フリーターで稼ぐ方法はあるのか知りたいと思っていませんか?このコラムでは、アルバイトで稼ぐ方法をはじめ、2020年度のフリーター・正社員の平均収入、賃金差をご紹介。フリーターと正社員、それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで将来について考えられるようまとめています。収入への不安を解消できる内容です。

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フリーターが稼ぐ方法は?

フリーターは勤務時間の制約がある正社員と比べて自分の都合にあわせて働けるため、高収入の仕事に専念したりアルバイトを掛け持ちしたりするなど、稼ぐ方法も多岐にわたります。

高収入のアルバイトをする

高収入が得られる仕事は、「慢性的に人手が不足している業界・職種」「なんらかのスキルや体力が必要な職種」の求人が多いです。

たとえば、夜間の仕事は生活リズムが狂いやすいことから高給与に設定されていても人材が足りていません。特に飲食店や宿泊施設のスタッフなどは慢性的に人手不足といわれています。
これらの仕事では当然ながら、夜勤が基本の夜型生活になるといえるでしょう。

スキルや体力が欠かせない仕事として、警備員は体力やトラブルの際の対応力が、コールセンターのスタッフや携帯電話の販売員は企業・商品・サービス知識のほかクレーム対応スキルが必要なことから、時給が高く設定されているようです。引っ越しや工事・建設現場などでのアルバイトも高収入ですが、肉体労働で体力が求められます。
警備員やコールセンタースタッフも夜勤を含む求人があるようなので、アルバイト探しの際は勤務時間をよく確認しましょう。携帯電話の販売員、引っ越し・建設現場のスタッフは日中の勤務が一般的。ただし、土日祝など休日も含めたシフトを求められる傾向にあります。

 

なお、高収入の相場は「フリーターで高収入の相場とは」にあるように、時給であれば1,500円以上、日給は2万円以上が基準といわれているようです。

アルバイトを掛け持ちをする

アルバイトの掛け持ちは、生活の安定性を保つため長期雇用を前提とした有期雇用契約の仕事をベースに、休日や夜間などの空き時間に短期のアルバイトを入れるのが一般的です。

短期のアルバイトは、日払い、週払いの仕事が中心で、資格や経験がなくてもできる仕事が多いのが特徴。たとえば、コンサートや物販があるときにだけ働くイベントスタッフ、スーパーやドラッグストアで新商品の宣伝を行うPRスタッフなどがあります。ほかにも、チラシ・ティッシュの配布スタッフや試験の監督、交通量調査員などが挙げられるでしょう。
主な勤務日は求人ごとに違い、平日・土日祝問わず展開されています。

短期のアルバイトは求人サイトでその都度探せますが、派遣会社に短期アルバイトスタッフとして登録しておくと仕事の情報をスムーズに得ることが可能。「深夜の勤務」や「月曜日のみの勤務」など、時間帯や曜日を指定して仕事を紹介してもらうこともできます。

アルバイト経験を活かしてフリーランスになる

フリーランスとは、アルバイトや正社員のように特定の企業・団体に所属せず、クライアントからの依頼をその都度確認し、自分のスキルや希望とマッチした場合に契約する人を指します。
依頼内容によるものの、基本的には自分の好きな時間帯に仕事を進められる場合が多く、フリーターのように自由に働くことが可能です。
アルバイトをする一方で、フリーランスとして働くことも問題ありません。
ただし、フリーランスは人脈や本人のスキル・実績があるからこそ成り立つもの。フリーランスとして活躍する前に、アルバイトや正社員などでこれらの基盤を整えておきましょう。

アルバイトから正社員を目指す

フリーターのまま正社員と同程度の給与を得ることは不可能ではないものの、長い目で見れば体力の衰えや社会情勢・雇用の不安定さなどから将来的な不安は拭えません。
この先の不安感を減らし安定性のある生活をしていきたい場合は、フリーターから正社員になる選択をしたほうが良い可能性も。フリーターほど自由度が高い求人は少ないものの、近年は残業がほとんどない、有給休暇の取得率が高いといった、社員の働きやすい環境を整えている企業も増えているので探してみるのも良いでしょう。

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フリーターとして働くメリット

ここでは、アルバイト経験をとおして自分に最適な仕事を探せる、時間の融通がきくといったフリーターならでは働き方のメリットをご紹介します。

フリーター経験で自分にあう仕事を見つけられる

やりたい仕事が分からない人は多いものの、複数のアルバイトを経験することで「本格的に携わりたい」と思える仕事に出会える可能性が高まります。
自分の適性ややりたいことが分からないまま、正社員の安定性に惹かれて就職しても、やりがいを感じられない、仕事がつらいと思ってしまえば長くは続けられないでしょう。

フリーターは自由な時間が多い

自分で好きな曜日・時間にシフトの申請ができるため、空いた時間で趣味に没頭したりスキルアップを図ったりすることが可能です。仕事に限らず、なんらかの目標がある方にとっては正社員よりも合う働き方といえるでしょう。

フリーターに任せられる仕事は責任が軽め

アルバイトは会社側から有期雇用契約の更新を拒否しやすいのはもちろん、労働者側も簡単に辞められます。そのため、いつ、誰が退職してもこれまでどおりに運営していけるよう、アルバイトには責任のある仕事や業務の引き継ぎが欠かせないような仕事は任せないのが基本です。スキルアップは望めないものの、プレッシャーを感じたくない、まずは仕事に慣れていきたいといった方にとって働きやすい環境といえるでしょう。

フリーターのメリットについては「フリーターのメリット・デメリットとは?」でもご紹介していますので、よく比較した上で自分が今後どう行動すべきかの参考にしてください。

フリーターの平均収入はどれくらい?

フリーターの平均収入と、正社員の平均収入について確認していきます。

年齢・性別別のフリーターの平均収入

厚生労働省が発表した2020年度の「賃金構造基本統計調査 雇用形態別にみた賃金」をもとに、年齢及び性別に分けてフリーターのひと月あたりの平均収入をご紹介します。

(単位:千円)

 男女計
~19歳
174.1

188

158.4
20~24歳183.4187.8179.7
25~29歳202.4210196.5
30~34歳207.2222.6195.1
35~39歳214.3235.3200.6

正社員の平均収入とフリーターとの差

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査 雇用形態別にみた賃金」によると、正社員の2020年度のひと月あたりの平均収入は以下のとおりとなっています。
※下記表の()内は、フリーターの平均収入との賃金差です。

(単位:千円)

 男女計
~19歳180.2(+6.1)182.8(-5.2)175.8(+17.4)
20~24歳215.4(+32.0)217.3(+29.5)213.3(+33.6)
25~29歳249.6(+47.2)256.2(+46.2)239.5(+43.0)
30~34歳282.8(+75.6)294.6(+72.0)258.1(+63.0)
35~39歳316.3(+102.0)334.7(+99.4)272.9(+72.3)

この表から分かるように、年齢が若いうちは収入差はそれほど大きいものではないものの、30歳前半にもなると5万円以上、30代後半になれば10万円近くの差が出てきます。
年収で単純換算すれば、30代前半でも60万ほど、30代後半では120万近い収入差が出るといえるでしょう。
さらに、正社員は賞与が支給される会社が多いうえ、アルバイトには適用されない福利厚生があることも。たとえば月収20万の求人でも、福利厚生を利用して実収入以上の満足感ある暮らしを得ている人もいるようです。

正社員との差は、収入面・待遇面ばかりではありません。「給与、待遇、成長…フリーターと正社員の違いとは?」にあるように自己成長のサポート面を整えている企業が多いです。
正社員になるデメリットは、労働時間の拘束具合や責任の重さに絞られるといえるため、自由さにこだわらない方は前向きに検討してみると良いでしょう。

参照元
厚生労働省
令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況

フリーターが稼ぎ続けるには自己管理が大切

フリーターは時間の調整ができアルバイトの内容も選べることから、つい仕事を詰め込んでしまうことも。フリーターだからこそ、仕事と休日のバランスを考えて、働きすぎないよう自己管理することが大切です。

フリーターから正社員を目指す場合も、スケジュール管理は欠かせません。ハタラクティブなら、働きながらの就職活動でも生活に支障がないよう、専任のアドバイザーが企業との連絡や面接日程のスケジュール調整などを代行。もちろん、アルバイト経験を活かせる仕事をご紹介することも可能です。
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フリーターの稼ぎ方に関するQ&A

フリーターが正社員並みに稼ぐ方法を知りたい人に向けて、フリーターができる稼ぎ方について、Q&A方式で解説します。

フリーターは正社員より自由に稼げるのでは?

フリーターは働き方の選択肢が多く、自由に稼ぐことが可能です。複数のアルバイトを掛け持ちしたり、個人事業主として仕事を請け負ったりと、さまざまな稼ぎ方を選べます。
正社員は会社の規定があるので、働き方の自由度は低め。その代わり、成果を出せば評価され、昇給や賞与があるのが特徴です。「フリーターの利点って何?特徴を知ろう」でご確認ください。

正社員になると簡単に辞められなさそうです

正社員はフリーターに比べて仕事の責任が重く、簡単に辞められないのは事実です。退職を決めても、後任者の採用や引き継ぎで、すぐには辞められないでしょう。裏を返せば、それだけ重要な仕事をしているということです。
正社員とパートの違いは何?自分にぴったりの働き方とは?」を読むと、雇用形態による仕事内容の違いが分かります。

フリーターのほうが経験を積みやすいのでは?

フリーターは働き方が自由な分、多種多様な仕事を経験できるでしょう。しかし、アルバイトは正社員に比べて簡易な仕事が多く、就活では評価されない可能性も。経験を積む目的でフリーターになる場合は、正社員へのステップとして、経験する職種や期間を決めておくのがおすすめです。「フリーターの期間が長いと正社員への就職は難しい?」を読んで、フリーターの就活をあらかじめ理解しておくと良いでしょう。

正社員より稼げるのではないでしょうか?

フリーターは働き方次第で正社員より稼げる場合があるのは事実。しかし、時給であることが多く、体調不良で休めばその分収入は減ってしまいます。また、ボーナスや手当てがないため、年収で比べると正社員より低いことが多いでしょう。
さらに、正社員は勤続年数に応じて昇給することが多いのに対し、アルバイトでは大幅な昇給は見込めないのが一般的。年齢が高くなるほど、年収の差が開いていきます。
収入アップを目指すなら、20代のうちに正社員を目指すのがおすすめ。ハタラクティブなら就活エージェントがサポートしてくれるため、悩みや疑問を相談しながら就活を進められます。まずはカウンセリングへお越しください。

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