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中卒者が取れる資格23選!取得するメリットや高卒認定の必要性も解説
更新日
この記事のまとめ
- 中卒の方が資格を取得すると就職に役立つ可能性がある
- 志望する企業の応募に資格が必須でなければ、無理に取得する必要はない
- 中卒者が資格や高卒認定を取得すると、仕事の選択肢や収入が増える可能性がある
- 中卒者におすすめの資格には、「MOS」や「介護職員初任者研修」などがある
- 資格を取得する方法には、「通信講座」「専門学校」「独学」などが挙げられる
中卒の方のなかには、資格の取得を検討している方もいるでしょう。志望企業の業務に役立つ資格を取得した場合、就職で有利になる可能性もあります。このコラムでは、国家資格・民間資格、収入アップを目指せる資格に分けて、中卒から取りやすい資格を紹介します。高等学校卒業程度認定試験、通称「高卒認定試験」についてもまとめているので、資格選びに役立ててください。
中卒者の就職活動では資格が有利になる?
中卒から就職を目指す場合、資格があると有利になることもあります。中卒向けの求人は、高卒・大卒向けの求人よりも数が少ない傾向にあるため、選択肢を広げるなら資格を取得するのも手です。
とはいえ、資格がなければ就職できないわけではありません。本当に資格が必要かどうか検討したうえで、取得を目指しましょう。
業務に役立つ資格はアピール材料になりやすい
業務に役立つ資格を取得すれば、企業へのアピール材料になりやすいでしょう。企業によっては、入社後に業務に関する資格の取得を求められたり、資格所有者しか行えない業務があったりする場合も。そのため、事前に資格を取得していることで業務の幅が広がったり、基礎スキルをアピールできたりするでしょう。
また、資格を取れなかったとしても、勉強中であることをアピールすることで、入社意欲を示せる可能性もあります。
中卒者向けの求人数は少ないためアピール材料は多いほうが有利
厚生労働省が発表した「令和5年度『高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る 求人・求職・就職内定状況』取りまとめ(9月末現在)」によると、2024年3月末の中学新卒者への求人数は、求職者数666人に対して784人でした。同時期の高卒者の求人数は、求職者数約12万3,000人に対して約46万5,000人なので、中学新卒者向けの求人数は非常に少ないことが分かります。
なお、このデータは「中学新卒者」の求人数であるため、中卒者が応募できる求人数とは異なる場合があるでしょう。
中卒から就職する場合、少ない求人から応募先を見つけ、内定を得なくてはなりません。採用担当者に少しでも好印象をもってもらうためにも、資格を取得してアピールポイントを増やすのは効果的といえるでしょう。
資格取得が就職に有利になるか不安な方は、「資格が就職に有利になるって本当?就活でアピールしやすいスキルをご紹介!」のコラムを参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(9月末現在)
応募に必須でなければ資格取得にこだわる必要はない
応募条件になっている場合を除き、資格取得にこだわる必要はありません。資格を取得しても、応募する企業に必要なければ就活で有利になりにくいでしょう。大切なのは、企業に合ったアピールを心掛けることです。資格取得を目指すときは、応募先で役立つ内容かどうかを見極めましょう。中卒者が資格を取るメリット・デメリット
ここでは、中卒の方が資格を取得するメリットとデメリットについてまとめました。「資格を取る必要はある?」とお悩みの方は、チェックしてみてください。
資格を取るメリット
中卒の方が資格を取得するメリットには「資格が評価されて学歴のハンデを感じにくくなる」「就ける仕事の選択肢が増える」などが挙げられるでしょう。以下でそれぞれを解説しています。
資格を取るメリット
- 資格が評価されて学歴のハンデを感じにくくなる
- 就ける仕事の選択肢が増える
- 収入アップにつながる可能性がある
- 資格取得が自信につながる
資格が評価されて学歴のハンデを感じにくくなる
資格が評価されることによって、学歴のハンデを感じにくくなる可能性があります。就職の場では学歴も採用を判断する一つの材料となるため、中卒者は高卒者や大卒者と比べ不利になることも。しかし、応募先で役立つ資格があれば、業務上で必要なスキルの所有をアピールできるでしょう。
高卒者や大卒者との学歴面のハンデが全くなくなるわけではないものの、スキルで判断されるようになるのは資格を取得するメリットといえます。
就ける仕事の選択肢が増える
資格を取得すると、就ける仕事の選択肢が増える可能性があるでしょう。求人のなかには「△△の資格必須」のように、業務に必要な資格を応募条件にしているものもあります。このような場合、資格を取得していなければ不採用になってしまうこともあるでしょう。そのため、有資格者を募集する求人に応募できるよう、あらかじめ資格を取得しておくことも有効といえます。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、フリーターの方が「リスキリングに取り組む理由」として挙げたのは、「収入を増やしたいため」「自分ができる仕事の幅を広げたいため」といった内容でした。この結果から、多くの方が仕事の選択肢を増やすためにスキルの獲得を目指していることが分かります。選択肢をできる限り増やしておけば、労働条件や収入面を考慮した企業選びができるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
収入アップにつながる可能性がある
資格を所有していることで、資格手当がついたり有資格者のみが携われる業務を任せられたりすることにより、収入アップにつながる可能性があります。ただし、企業によって、手当の有無や評価制度は異なるので、資格があるからといって必ず収入アップにつながるとは限りません。資格手当がつく仕事かどうか知りたい方は、募集要項に「資格手当有り」と記載されている求人を、チェックしてみると良いでしょう。
資格取得が自信につながる
中卒であることにコンプレックスを感じる場合は、資格を取得することが自信につながる可能性があります。資格取得の過程で専門知識を身につけたり技術を磨いたりすれば、自身の強みにできるでしょう。
資格を取るデメリット
中卒者が資格取得を目指す際のデメリットには「資格が必ずしも就職につながるとは限らない」「資格によっては時間と費用が掛かる」などが挙げられます。以下で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
資格を取るデメリット
- 資格が必ずしも就職につながるとは限らない
- 資格によっては時間と費用が掛かる
- 独学での取得が難しい資格がある
- 学歴が受験要件の場合はすぐに資格を取得できない
資格が必ずしも就職につながるとは限らない
資格を取得をしても、その資格が活かせない企業や職種では評価されない場合があります。中卒者に限らず、資格は確実に企業の内定を得られる保証にはならないのが実情です。そのため、資格を取得する前に希望する企業や職種ではどのような資格が役立つのかを確認しておくと良いでしょう。
資格によっては時間と費用が掛かる
資格によって、取得までに時間や費用が掛かる場合があります。資格には、1日数時間の講習を受けるだけで取得できるものや、数年の通学が求められるものなど、多岐にわたるのが特徴です。
費用に関しては、受験費用や教材費、教育機関に通う費用が必要になる場合もあります。そのため、資格取得を目指す際は、スケジュールと費用を確認することが大切です。
なお、就職活動において、若さは武器になります。無理に難関資格を取得しようと時間を掛け過ぎてしまうと、就職のチャンスを逃す恐れがあるので気をつけましょう。
独学での取得が難しい資格がある
専門性が高い資格や実習が必要になる資格の場合、独学での取得が難しい場合があります。また、取得難易度の高い資格を独学で行うことで、かえって時間が掛かってしまったり、途中であきらめてしまったりすることもあるかもしれません。取得したい資格が「独学だと難しい」と感じた場合は、通信講座やスクールの利用を検討しましょう。
学歴が受験要件の場合はすぐに資格を取得できない
資格試験の受験要件が高卒以上である場合、中卒のままでは要件を満たすことはできません。たとえば、保育士資格を取得するためには、高卒同等以上が求められます。資格試験よりも先に高校を卒業するか、高卒認定試験の合格を目指す必要があることを考えると、その分時間が掛かることを把握しておきましょう。
中卒者が取得を目指せる2種類の資格
資格には、大きく分けて「国家資格」と「民間資格」の2種類があります。下記で、国家資格と民間資格について、それぞれ説明するので確認してみましょう。
国家資格
文部科学省の「国家資格の概要について」によると、国家資格とは国の法律に基づいて知識や技能を判定するものです。法律という根拠のもと「業務独占資格」「名称独占資格」「設置義務資格」「技能検定」に分けられます。
国家資格は国が認めている資格のため価値が下がりにくいのが特徴です。国家資格のなかには一定の学歴が求められるものもありますが、中卒から受験できるものもあります。就活を有利に進めるために資格取得を検討してみることをおすすめします。
参照元
文部科学省
国家資格の概要について
民間資格
民間資格は、特定の民間団体や企業が審査基準を設けて知識や技能を証明するものです。就職を希望する企業や職種で関連するものがあれば、資格を取得することで評価されやすくなるでしょう。
中卒者は高卒認定資格を取得したほうが良い?
中卒から就職を目指す場合、高卒認定資格の取得は必須ではありません。ただし、目指す企業の採用試験や資格試験の受験要件が高卒以上である場合は、高卒認定資格の取得が必要となる場合もあるでしょう。
高卒認定資格とは?
高卒認定資格とは、正式名称を「高等学校卒業程度認定試験」といい、中卒者や高校中退者など、高校を卒業していない人の学習成果を適切に評価するための国家試験です。中卒の方はこの試験に合格すると、高卒者と同等の学力があると認められ、大学や専門学校などの受験資格を得られます。
高卒認定資格が気になる方は、「中卒の人は高卒認定試験を受けた方がいいの?就職時の影響や勉強方法を解説」のコラムも参考にしてみてください。参照元
文部科学省
高等学校卒業程度認定試験 概要・パンフレット等
中卒者が資格取得を検討する際のポイント
中卒者が資格取得を検討する際には、「長期的に見て価値が落ちない資格を選ぶ」「信頼性が高い資格を選ぶ」などのポイントがあります。以下でそれぞれを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
中卒者が資格取得を検討する際のポイント
- 長期的に見て価値が落ちない資格を選ぶ
- 信頼性が高い資格を選ぶ
- 希望する業種・職種に役立つ資格を選ぶ
- 学歴不問で受験可能な資格を選ぶ
長期的に見て価値が落ちない資格を選ぶ
将来的なキャリアを考え、価値が落ちずに生涯活用できるような資格を選ぶのがおすすめです。常に需要が高い資格や、業務独占・名称独占ができる国家資格などは価値が落ちにくい傾向にあるでしょう。将来的なニーズを考え、資格を取得するのがおすすめです。
信頼性が高い資格を選ぶ
中卒者が資格取得を検討する際は、信頼性が高い資格を選ぶと良いでしょう。国家資格や知名度が高い資格などは、内容やその価値が広く知れわたっているため信頼性が高いといえます。資格のアピールに説得力をもたせるためにも、信頼性が高い資格を取得するのはおすすめです。
希望する業種・職種に役立つ資格を選ぶ
応募先の業種、職種に関連する資格を選ぶことも大切です。たとえば、不動産業界なら「宅地建物取引士」、IT業界なら「ITパスポート」、介護業界なら「介護職員初任者研修」といった資格を選ぶのが望ましいでしょう。関連性の高い資格をもっていれば、「△△職で活躍したい」「積極的にスキルを身につける意欲がある」といったアピールにつなげられる可能性があります。
将来的に独立可能な資格を選ぶのもおすすめ
中卒者が資格取得を検討する際は、将来的に独立が可能な資格を選ぶのも方法の一つです。独立に役立つ可能性のある資格としては、「行政書士」「税理士」「社会保険労務士」などが挙げられます。これらの仕事は「士業」といわれ、資格の取得自体も難易度が高いことが特徴です。専門性が高く業務を独占できる資格のため、独立する際に役立つといえます。
学歴不問で受験可能な資格を選ぶ
中卒者が資格取得を検討する際のポイントは、学歴不問で受験可能な資格を選ぶことです。前述したように、学歴によって受験資格が制限されるものもあるため、注意しましょう。なかには、高卒認定を受けることで受験資格が得られる場合もあるため、取得を検討する際には事前に調べることが大切です。
中卒者におすすめの国家資格9選
ここでは、中卒の方におすすめの国家資格を紹介します。国家資格は、法律に基づいて知識や技能が判定されるため社会的信用が高いのが特徴です。以下で詳しく説明するので資格選びの参考にしてみてください。
調理師
調理師は、厚生労働省が認定する国家資格です。調理師試験を受験し合格することで、調理師免許を取得できます。受験資格を得るには、「中学校卒業以上」「調理師法施行規則第4条に定める施設で2年以上調理業務に従事している」という2つの要件を満たさなくてはなりません。
中卒の方も職歴の条件を満たせば受験が可能なため、取得を目指してみるのもおすすめです。
調理師の資格を取得するメリット
調理師資格の取得を目指すメリットは、料理の専門知識や技術を証明できることです。調理師免許は飲食業界で評価されやすく、企業の社員食堂や有名ホテルのレストランなど幅広い職場で活躍できるでしょう。また、将来的に自分の料理の腕を活かして独立し、自由な働き方を実現できる可能性もあります。
保育士
保育士は、一般社団法人全国保育士養成協議会が主催する国家資格です。保育士の資格を取得し、各都道府県の保育士登録簿に登録することで保育士として働けます。
中卒者の場合、保育士試験を受けるためには、特定の児童福祉施設に該当する施設で、5年以上かつ7,200時間以上の実務経験が必要です。高卒認定試験に合格すると、受験に必要な実務経験が2年以上かつ2,880時間以上に短縮されます。
保育士の資格を取得するメリット
保育士の資格を取得するメリットは、保育士以外の就職や転職にも有利に働く可能性があることです。保育士の専門知識やスキルは、子どもに関わるさまざまな職種で評価されるため、幅広いキャリアパスを開拓できるでしょう。
また、保育士としての知識や経験は、自分自身の子育てに役立てられることも。より良い子育て環境を整えられる可能性もあります。
美容師
美容師は、ヘアメイクの専門家として、広く知られている国家資格です。中卒の方が受験資格を得るためには、都道府県知事指定の美容師養成施設で過程を修了する必要があります。
昼間課程の美容師養成施設に入学するためには、高卒認定試験の合格が必要な場合があるでしょう。しかし、高等課程の認可を受けている美容師養成施設や通信課程の場合は、高卒認定試験を受けなくても入学できる可能性があります。
美容師の資格を取得するメリット
美容師の資格を取得するメリットとして、ヘアメイク以外にも、多方面で活躍できることが挙げられます。美容師の資格があることで、アイリストやアイブロウデザイナーなど、幅広く活躍の場を広げることもできるでしょう。将来的に独立してサロンの経営を考えている方にもおすすめです。
旅行業務取扱管理者
旅行業務取扱管理者は、全国旅行業協会が主催する国家資格です。資格を取得することで、旅行契約に関する事務や旅行の企画、旅程管理業務に関する管理・監督などを行えるでしょう。旅行業務取扱管理者の種類は、「国内旅行業務取扱管理者」「総合旅行業務取扱管理者」「地域限定旅行業務取扱管理者」の3つです。
国内旅行業務取扱管理者は、国内旅行を扱う資格です。受験資格に制限はないため、学歴に関係なく受けられます。試験科目は「旅行業法及びこれに基づく命令」「旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」「国内旅行実務」です。
総合旅行業務取扱管理者は、海外旅行を取り扱う資格で、試験科目に「海外旅行実務」が加わります。なお、国内旅行業務取扱管理者の資格を取得したうえでの受験の場合、「旅行業法」と「国内旅行実務」の科目の受験は免除となるため、先に国内旅行業務取扱管理者の資格を取ってから受験する人が多いようです。
地域限定旅行業務取扱者は、2018年に発足された新しい資格。限定された地域の旅行商品の取扱いができます。国内旅行業務取扱管理者や総合旅行業務取扱管理者と比べると科目が少なく、合格しやすいといえるでしょう。その分、取り扱える旅行商品に制限があるため、旅行業界で幅広く活躍したいと考えている場合は注意が必要です。
旅行業務取扱管理者の資格を取得するメリット
旅行業務取扱管理者の資格を取得するメリットは、就職や転職の際に重宝されやすいことです。旅行関係の営業所には旅行業務取扱管理者が1人以上必要とされているため、資格をもっていることで旅行業界での活躍の場が広がると考えられます。
また、この資格は学歴に関係なく挑戦できるため、中卒者も取得可能です。旅行会社でのスキルアップやキャリアアップに役立つでしょう。
ITパスポート
ITパスポートは、経済産業省が主催する情報処理に関する国家資格です。ITパスポートの受験資格は特にないため、IT業界で働きたいと考える中卒の方は受験を検討するのがおすすめです。
ITパスポートの資格を取得するメリット
中卒者がITパスポートの資格を取得するメリットは、ITの基本的な知識とビジネスの基礎を学べるため、業界を問わず役立つITスキルを証明できることです。また、IT業界は人手不足の傾向があるため、資格を取得していることで、就活で有利になる可能性があります。
基本情報技術者
基本情報技術者の資格は、情報技術全般の基礎スキルを示すIT系の国家資格です。IT企業に就職する際には、この資格をもっていることで一定の専門知識やスキルを証明できるでしょう。受験資格は設けられていないため、IT企業への就職を目指す方に特におすすめといえます。
基本情報技術者の資格を取得するメリット
基本情報技術者の資格を取得するメリットは、ITの知識を底上げできることです。試験範囲は広く、ITに関する基礎的な知識を網羅しているため、学習を通じて自分の知識を体系的に強化できます。
基本情報技術者の試験は、プログラミングやネットワーク、データベース、セキュリティなど、ITの幅広い分野に関する問題が出題されるのが特徴です。これにより、IT業界で必要とされる基本的なスキルを習得でき、実務での応用力も高まるでしょう。
製菓衛生師
製菓衛生師は、厚生労働大臣が認定する和菓子や洋菓子などの製菓を作る際に必要な資格です。この資格を取得することで、製菓に関する専門知識と技術を証明できるでしょう。
受験資格を得るためには、厚生労働大臣の指定する製菓衛生師養成施設で、1年以上製菓衛生師として必要な知識や技能を修得するか、2年以上お菓子店で製造の実務を経験する必要があります。
製菓衛生師の資格を取得するメリット
製菓衛生師の資格を取得するメリットは、パティシエとして開業しやすくなることです。この資格をもつことで自分の製菓店を開業する際に必要な専門知識と技術を証明できるため、信頼性の高い店舗運営が可能になります。
クリーニング師
クリーニング師は、衣類や皮革製品の洗濯に関する知識や技術に関する国家資格です。中卒以上であれば受験可能のため、挑戦しやすいといえます。学科試験とあわせて、ワイシャツのアイロン仕上げや、繊維の鑑別などの実地試験があるのも特徴です。
クリーニング師の資格を取得するメリット
クリーニング師の資格を取得するメリットとして、クリーニング屋やアパレル業界などで活躍しやすい点が挙げられるでしょう。クリーニングを行う店舗には、一人以上クリーニング師の資格保有者が必要であるため、就職に有利になる可能性があります。また、衣料品の洗濯に関する知識があることで、アパレル業界での接客や商品の開発に役立つこともあるでしょう。将来開業して自分の店舗を持ちたいと考える方にもおすすめといえます。
自動車整備士
自動車整備士は、自動車の点検や修理に関する専門知識を証明する国家資格です。中卒の方が自動車整備士を目指す場合は、認証工場にて1年以上の実務経験を経ることで整備士3級の受験資格を得られます。主な就職先は整備工場やガソリンスタンドなどです。車に関心がある方に向いているでしょう。
自動車整備士の資格を取得するメリット
自動車整備士の資格を取得することで、無資格の場合よりも業務の幅を広げられます。整備工場やガソリンスタンドで行っている業務のなかには、無資格でも行えるものもあるでしょう。しかし、高い技術が必要になる作業や、検査員などは整備士の資格が必要な傾向にあります。また、2級や1級を取得していくにつれ、さらに業務の幅を広げることも可能でしょう。
国家資格ではないものの准看護師もおすすめ
国家資格ではないものの、准看護師の資格もおすすめです。准看護師の資格をもっていると、病院や老人福祉施設などで働けるでしょう。正看護師と異なる点は、自分の意志だけで看護を行えないことが挙げられます。
准看護師の試験は正看護師の試験に比べて難易度が低めなのが特徴です。また、働きながら資格取得を目指せるため、実務経験を積みながら対策ができるでしょう。中卒から取得を目指せる資格には、ほかにも「宅地建物取引士」や「貴金属装身具製作技能士」などがあります。
詳しくは、このコラムの「中卒から収入アップを目指す!難易度の高い資格5選」で後述しているので、参考にしてください。
中卒者におすすめの民間資格14選
ここでは、中卒者に受験資格のある民間資格をご紹介します。気になる資格がないか確認してみてください。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト、通称MOSはマイクロソフト社が主催する民間資格です。WordやExcel、PowerPointなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できます。幅広い企業でマイクロソフトオフィスを使用しているため、資格を取得すると職種を問わず役立つでしょう。また、事務系の仕事の就職活動では大きなアピールポイントになり得ます。
マイクロソフトオフィススペシャリストの資格を取得するメリット
マイクロソフトオフィススペシャリストの資格を取得するメリットは、WordやExcelといったマイクロソフトオフィス製品を使いこなすスキルを証明できることです。
そのほかにも、MOSの資格をもつことで業務を効率化する能力も身につけられるでしょう。マイクロソフトオフィス製品はあらゆる業務で使用されるため、効率的に使いこなせれば、仕事のスピードや精度を向上させることにつながります。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護の基本の技術や知識を習得するための資格です。介護職員初任者研修は年齢制限がなく、すべてのカリキュラムを受けたあとに修了試験(筆記試験)を受け、合格すると修了となります。
介護職員初任者研修を受けるメリット
中卒者が介護職員初任者研修を受けるメリットは、介護職の就職・転職で有利になり、応募可能な求人が増えるため、働き口を見つけやすくなることです。研修を通じて介護の知識を身につけられるため、スキルアップにも役立ちます。また、介護職員初任者研修の資格を取得すると、資格手当による収入アップにつながる可能性もあるでしょう。
診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験は、公益財団法人日本医療事務協会が実施する試験です。合格することで医療報酬請求書を作成するために必要な実務能力を証明できるでしょう。主に医療事務の仕事で役立てられています。
診療報酬請求事務能力認定試験を受けるメリット
病院やクリニックの受付業務において、診療費の詳細な計算ができる能力を証明できるのが診療報酬請求事務能力認定試験を受けるメリットです。病院などの受付業務には資格がなくても就職できる場合がありますが、より有利に就職活動を進められるでしょう。
資格取得には医療関連の専門用語や薬品に関する知識を学ぶ必要があります。しかし、その分業務の効率や正確性の向上が期待できるでしょう。
TOEIC
TOEICは、一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が運営する、英語の技能を証明する検定試験です。英語によるコミュニケーション能力を図るもので、ビジネスシーンで役立てられる英語力のレベルを認定します。
TOEICは厳密には民間資格ではないものの、英語が必要とされる職種の就職や転職活動で役立つでしょう。TOEICに受験資格はなく、誰でも受験可能です。試験形式はマークシート形式で行われ、合否ではなくスコアで結果を確認できます。
TOEICを受けるメリット
中卒者がTOEICを受けるメリットは、応募先にアピールできるスキルが増えることです。TOEICのスコアが高い場合、企業から評価されやすくなる可能性も。また、試験勉強を通して英語の知識を身につけられるでしょう。英語のレベルが上がれば、グローバルな業務に対応できるようになります。
日商簿記
日商簿記検定とは、日本商工会議所・各地商工会議所が実施する簿記検定です。経理事務に必要とされる会計知識や、財務諸表を読むためのスキルを習得できるでしょう。資格のなかでも知名度が高い傾向にあります。2級または1級を取得すると「実務経験で活かせる」と評価されやすいでしょう。
日商簿記を取得するメリット
日商簿記を取得するメリットは、経理や財務に関する知識を証明できることです。日商簿記を取得することで、経理や財務に関する基礎知識を身につけられるため、企業の経理部門や会計事務所など、幅広い職場で資格を活かせる可能性があります。
ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)
ファイナンシャル・プランニング技能士は、個人の夢や目標に合わせて資産の計画をプランニングする専門職であり、適切な資産形成の方法をアドバイスするお金のプロです。貯蓄や投資、保険、税金、年金など、幅広い金融知識が求められます。
ファイナンシャルプランナーは資格がなくても名乗ることは可能ですが、実際に仕事を得るためには資格が必要になることも。FP資格は3級、2級、1級の3つのレベルに分かれており、就職や転職を有利に進めるためには2級以上の取得が推奨されているようです。
2級FP技能検定を受験するための資格条件を以下にまとめました。
- ・AF認定研修の受講修了者
- ・3級FP技能検定合格者
- ・2年以上の実務経験者
- ・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級合格者
試験形式は学科試験がマークシート式で、実技試験が記述式です。2級FP技能検定試験合格率は難易度はやや高い傾向があります。
ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取得するメリット
ファイナンシャルプランナーの資格は、就職や転職に活かせるというメリットがあります。2級FP資格を取得することで、金融機関や保険会社、不動産会社などでの就職や転職が有利になることもあるようです。独立して個人のファイナンシャルプランナーとして活動する際にも、信頼性を高められるでしょう。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、快適な住まいを作るために、内装材やインテリアの選定などについてアドバイスや提案を行います。資格をもつことで、住宅やインテリアメーカー、販売店など、さまざまな職場で活躍できるでしょう。
インテリアコーディネーターの資格を取得するメリット
インテリアコーディネーターの資格を取得するメリットは、デザインや素材、色彩、空間の使い方など、幅広いインテリアに関する知識を身につけられることです。住宅やインテリアに関する豊富な知識を活かして、快適な住環境を提供する仕事に従事できる可能性があります。インテリア業界に興味のある中卒の方は、挑戦してみると良いでしょう。
介護事務
介護事務とは、介護サービスを利用した際にかかる費用の利用料金を国に申請する書類を作成する仕事のことです。介護事務の資格には、「社会福祉制度や介護報酬請求、介護技術、コミュニケーション力が身についていること」を証明するケアクラークや、「介護報酬を計算する知識や技術があること」を証明する介護事務管理士などがあります。いずれも受験資格に制限がなく誰でも受験可能です。
介護事務の資格を取得するメリット
介護事務の資格を取得するメリットは、介護施設や介護事業所など多岐にわたる職場での就業に役立つことです。さまざまな勤務形態が選べるため、ライフスタイルに合わせて働きやすい環境を選ぶことができます。また、日本の高齢化に伴い需要が高まっているのもメリットです。
医療事務
医療事務とは、病院やクリニックでの受付や会計、医療費の計算などを行う仕事です。医療事務の資格を取得することで、医療保険制度に関する知識や、病名、薬の知識などを証明できるでしょう。受験資格として学歴が指定されていないため、中卒の方も挑戦しやすいといえます。
医療事務の資格を取得するメリット
医療事務の資格を取得することで、病院やクリニックなどへの就職を目指す際に役立つ場合があります。病院やクリニックは全国各地に設置されているため、勤務地が選びやすいでしょう。また、専門知識をもって働けることでやりがいにつながることもあります。
調剤薬局事務
調剤薬局事務は、調剤薬局の窓口で処方箋の受け取りや会計、保険の確認、調剤報酬明細書の作成などを行う仕事です。前述した医療事務と似ていますが、「調剤」に関する専門的な知識があることを証明できるでしょう。受験資格が設けられていないため、中卒の方で、調剤薬局事務の仕事に興味がある方におすすめといえます。
調剤薬局事務の資格を取得するメリット
調剤薬局事務の資格を取得することで、即戦力としてのアピールがしやすくなるでしょう。調剤薬局事務の仕事は、資格がなくても行える場合があります。そのため、資格を取得することで、専門的な知識をアピールでき、選考で有利になる可能性があるでしょう。
登録販売者
登録販売者は、公益社団法人全日本医薬品登録販売者協会が主催する一般医薬品の販売を行うための資格です。資格を取得していることで、ドラックストアや薬局などで一般用医薬品の販売ができます。
登録販売者の資格試験は、年齢・学歴不問のため中卒者も受験可能です。ただし、実際に登録販売者として勤務するには、医薬品販売の実務経験が2年必要となるので注意しましょう。
登録販売者の資格を取得するメリット
中卒者が登録販売者の資格を取得すると、就職先の選択肢が広がる可能性があります。薬局やドラッグストアだけでなく、コンビニエンスストアやスーパー、ホームセンターなどでも活躍できるため、全国各地で働けるでしょう。
秘書技能検定
秘書技能検定は、秘書に求められる知識や技能に関する検定試験です。この資格を取得することで、秘書業務や事務職における就業機会を広げられるだけでなく、自己成長やスキルアップも期待できるでしょう。検定は誰でも受験可能なため、興味のある中卒の方は取得を検討してみるのも手です。
秘書技能検定を受けるメリット
秘書技能検定を受けるメリットは、社会的なマナーを証明できることです。ビジネスの場で求められる適切な振る舞いやコミュニケーションスキルを磨けるため、職場での信頼度や対人関係の構築に役立つ可能性があります。特に中卒の方にとっては、ビジネスマナーを学ぶ機会が少ないため、秘書技能検定を通じてビジネススキルを学べるのはメリットといえるでしょう。
ネイリスト技能検定
ネイリスト技能検定は、ネイルアートやネイルケアに関する技術を証明する資格試験です。ネイリスト検定は1級~3級があり、筆記試験と実技試験に分かれています。受験は誰でも可能なので、ネイルに興味のある方はチャレンジしてみるのもおすすめです。
ネイリスト技能検定を受けるメリット
ネイリスト技能検定を受けるメリットは、日々ネイルに関わりながら、クリエイティブな技術を磨けることです。また、ネイリスト技能検定を取得することで、自宅や専門サロンでのネイルビジネスを始める準備を整えられることもメリットといえるでしょう。美容業界を目指す中卒の方にとって、特に魅力的な資格です。
フードコーディネーター
フードコーディネーターは、食に関する知識や技術を証明する資格です。調理した料理の演出や食事の空間まで手掛ける傾向にあるため、クリエイティブの要素が強いのが特徴といえます。中卒以上で受験可能なため、食に興味がある方におすすめです。
フードコーディネーターの資格を取得するメリット
フードコーディネーターの資格を取得するメリットは、業務の幅が広いことが挙げられるでしょう。フードコーディネーターは調理だけでなく、フードビジネスの企画やコーディネートなども手掛ける傾向にあります。そのため、それぞれの部門でプロフェッショナルを目指せば、活躍の場を広げていくことも可能でしょう。
資格を取得する利点については、「転職で資格はいらない?それとも持っていると有利?取得のメリットとは」のコラムでもご紹介しています。「本当に資格は必要?」と疑問をおもちの方は、参考にしてみてください。
中卒から収入アップを目指す!難易度の高い資格5選
ここでは、中卒から収入アップを目指す方におすすめの資格を5つご紹介します。難易度が高い傾向にあるので、一定の大変さがあることを念頭に置きましょう。
税理士
税理士は、国税庁が主催する税務処理を行う国家資格です。税理士資格を得ると、資格職として安定した収入を得られる可能性があります。税理士資格は、高等学校や大学を卒業していなくても受験可能です。
中卒者が、受験資格を得るには、「日商簿記検定1級もしくは全経簿記検定上級に合格する方法」と、「税理士・弁護士・公認会計士等の業務の補助事務に2年以上従事し、受験資格を得る方法」の2通りあります。いずれも難易度は高いものの、収入アップを目指すのであればおすすめの資格といえるでしょう。
参照元
国税庁
税理士試験受験資格の概要
税理士の資格を取得するメリット
中卒者が税理士資格を取得するメリットは、専門性を証明できるため、企業や会計事務所などの職場を見つけやすくなるでしょう。税務や会計の専門知識が身につくことで、税務書類の作成に対応できるようになり、仕事の幅が広がります。職場で活躍できる機会が増えるだけでなく、将来的には経営コンサルタントとして活躍する道も開けるでしょう。
また、税理士資格は国際的にも通用するため、海外での就職やビジネス展開にも役立ちます。英語やほかの外国語と組み合わせることで、グローバルなキャリアを築けるでしょう。
行政書士
行政書士は、官公庁への提出書類や事実証明の書類の作成業務を行うための国家資格です。行政書士の資格試験は、特に受験資格がなく誰でも受験可能ですが、試験形式は筆記試験で、合格率は例年10%前後と高い傾向にあります。
行政書士の資格を取得するメリット
行政書士の資格を取得するメリットは、独立や開業をしやすくなることです。法的な手続きや書類作成の専門家として活躍ができるでしょう。また、試験を通じて法律知識が深まり、法的なサポートを提供する能力が身につくことも。この資格をもつことで、行政機関や法律事務所での就職や転職が有利になるだけでなく、法律に携わるキャリアを築ける可能性があるでしょう。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、通称「宅建」と呼ばれる国家資格です。宅地建物取引士の資格は、学歴に関係なく受験できます。不動産業界をはじめ、金融や保険業界でも役立つでしょう。
宅地建物取引士は不動産取引に関する業務を行うのが一般的。宅地建物取引士の資格は通信教育で取得する人も多く、なかには独学で資格を取得する人もいます。
宅地建物取引士の資格を取得するメリット
宅地建物取引士の資格を取得するメリットは、無資格よりも携われる業務が増えることです。不動産仲介業務やコンサルタント業務を自ら行えることもあります。
中小企業診断士
中小企業診断士は、経営のコンサルタントとして経営全体を診断し、アドバイスをする資格です。一次試験は多岐選択式、二次試験は論文式、口述で構成されています。年齢や学歴関係なく誰でも受験することが可能です。
中小企業診断士の資格を取得するメリット
中小企業診断士の資格を取得するメリットとして、能力を活かして幅広く活躍できる点が挙げられます。専門的な知識を活かして、経営のコンサルタントとして独立したり、企業内で経営のサポートとして働いたりすることも可能でしょう。多様なビジネスシーンでの活躍が期待できます。
貴金属装身具製作技能士
貴金属装身具製作技能士は、主にジュエリーデザイナーが取得する国家資格です。この資格をもつことで、宝飾品の制作やリフォームの技術を証明できます。受験の際に学歴は問われないものの、実務経験が必要です。試験は筆記試験と実技試験で構成されています。
なお、資格がなくてもジュエリーデザイナーとして働ける場合があるようです。ジュエリーデザイナーとして人気が出れば高収入が見込めるため、高い技術を習得するために資格を習得するのも一つの方法です。
貴金属装身具製作技能士の資格を取得するメリット
貴金属装身具製作技能士の資格を取得するメリットは、学歴に左右されずに専門的なスキルを身につけられることです。ジュエリー業界でのキャリアを築くうえで有利な資格であり、独立したり開業する道も広がるでしょう。
ほかにも高収入を目指しやすい資格については、「高収入を目指せる資格は?おすすめの種類や取得時のポイントについて解説」をあわせて参考にしてみてください。
中卒者が資格を取得する方法
中卒者が資格を取得するための方法には、通信講座を利用したり、専門学校に通ったりすることが挙げられます。以下で詳しく説明しているので、資格の取得を検討している方は参考にしてみてください。
中卒者が資格を取得する方法
- 通信講座を利用する
- 専門学校に通う
- 独学で取得する
通信講座を利用する
中卒者が資格を取得する方法の一つは通信講座を利用することです。通信講座では、自分のペースで学習を進められるため、時間の調整がしやすい利点があります。また、通学が難しいという方も問題ありません。さらに、専門学校に比べて費用が抑えられていたり、教材やカリキュラムが整備されていたりするため、効率的に勉強を進められるでしょう。
ただし、通信講座では自主性が求められるため、モチベーションが低下すると学習が捗らない場合があることも。そのため、モチベーションを保ちながら継続して学習を進められる人におすすめの方法です。
専門学校に通う
専門学校に通うことも中卒者が資格を取得する方法の一つです。専門学校では、同じ目標をもつ仲間と一緒に学ぶことでモチベーションを高められるメリットがあります。学校の先生によるサポート体制が整っている傾向にあり、専門的な知識や技術を効果的に学べるでしょう。
ただし、専門学校に通う場合は決まった時間に通学し、授業を受けなければなりません。そのため、アルバイトや就職活動との両立が難しい場合もあるでしょう。また、費用も高額になるため、予算やスケジュールに余裕がある場合におすすめの方法です。
独学で取得する
資格取得を独学で目指すことも可能です。自分のペースで学習を進められ、資格取得までの費用を最小限に抑えられることがメリットといえます。
しかし、独学の場合は人に頼りづらいこともあるため、理解できない部分や困難な問題に直面した際に対処するのが難しい恐れがあります。また、定められたカリキュラムがないため、自己管理能力が求められるでしょう。自己管理能力があり、継続可能な学習計画を立てられる方におすすめの方法です。
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中卒者の資格取得に関するQ&A
最終学歴が中卒の場合は、資格を取得すると就職活動がスムーズに進む可能性があります。ここでは、資格取得を目指す中卒者が抱きやすい疑問をQ&A形式でまとめました。
中卒者が独学でも取れる資格はありますか?
独学でも取得可能な資格はあります。しかし、資格のなかには特定の養成施設を卒業することで受験資格が得られるものもあるため、よく確認しましょう。また、独学の場合は理解できない部分や、困難な問題に直面した際に対処するのが難しいというデメリットがあります。デメリットも考慮したうえで、自分に合った取得方法を選びましょう。
取りやすい傾向にある資格については、「取りやすい国家資格とは?取得するメリットや選ぶときのポイントを解説」で紹介しているので、あわせてご一読ください。
資格取得と実務経験はどちらを優先すべきですか?
資格取得と実務経験のどちらを優先すべきかは、応募する企業や職種にもよります。資格を取得すれば、活用できるアピールポイントが増えるのがメリットといえるでしょう。実務経験を求職活動でアピールするには、最低でも1年以上の期間が求められる傾向にあります。求人情報には、「要資格」「実務経験△年以上」のように必要な要素が記載してあるので、自分が目指す仕事を確認してどちらが重視されるのかを判断しましょう。
実務経験の詳細については、「実務経験とは?勤務経験とは違う?年数が足りていないときの対処法を紹介」で解説しているので、参考にしてみてください。
中卒者が「資格なし」で就職するのは厳しいですか?
中卒者が「資格なし」で就職を目指すことは十分可能です。とはいえ、資格を取得することで、アピールポイントが増え、就職を有利に進められる可能性があります。
中卒の方が就職する際のポイントは、「中卒の就職率は?高卒や大卒などの学歴に比べて高い?低い?」のコラムで詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
高収入を目指せる資格はありますか?
高収入を目指しやすい資格は、「税理士」や「行政書士」などが挙げられます。高収入を目指しやすい資格は難易度は高い傾向にありますが、受験に学歴や実務経験が求められないものであれば、中卒の方も挑戦しやすいといえます。
そのほかの高収入につながる資格は、このコラムの「中卒から収入アップを目指す!難易度の高い資格5選」を参考にしてみてください。
中卒者は資格を取れば就職できますか?
資格を取得したからといって、必ず就職できる保証はありません。資格を取得したうえで、履歴書や面接で効果的にアピールする必要があるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。