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ニートの方におすすめの職業14選!就職に近づくための方法も解説
更新日
この記事のまとめ
- ニートの方が就職を目指すときは、「未経験歓迎」や「経歴不問」を含む職業がおすすめ
- ニートから挑戦しやすい職業には、工場作業員や営業職、接客・販売職などがある
- いきなり正社員として働くのが不安なニートの方は、アルバイトから始めるのも一つの手
- 職業相談をしたいニートの方は、ハローワークや就職エージェントを利用がしよう
「ニートから挑戦しやすい職業って?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。スキルや経歴を問わない仕事は、ニートの方も就職を目指せる可能性があります。具体的には、工場や倉庫の作業員、営業職、接客・販売職などが挙げられるでしょう。
このコラムでは、ニートの方が目指しやすい職業や就職するための方法などを紹介します。就職したいとお考えのニートの方はぜひご一読ください。
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ニートの方におすすめな職業の特徴
ニートから就職を目指すときは、「未経験者歓迎」や「経歴不問」の求人を含む職業に注目するのがおすすめです。また、有効求人倍率が高かったりルーティンワーク化されていたりする仕事は、ニートの方が挑戦しやすい可能性があります。
以下では、ニートの方におすすめな職業の特徴を6つまとめました。
ニートの方におすすめの職業の特徴
- 「未経験者歓迎」や「経歴不問」の記載がある
- 有効求人倍率の数値が高い
- ルーティンワークが多め
- 休みを取りやすい
- 人とあまり関わらない
- 趣味や好きなものに関われる
1.「未経験者歓迎」や「経歴不問」の記載がある
ニートの方が就職を目指して自分に合った職業を探す際は、「未経験者歓迎」や「経歴不問」の記載がある求人に注目してみましょう。このような条件を掲げている求人では特別なスキルや経験を求められる可能性が低く、ニートから挑戦しやすい傾向にあるためです。
未経験者を積極的に採用している企業の場合、入社してからの教育体制が充実していることも。働きながらスキルを身につけられる環境は、ニートの方にとって魅力的といえるでしょう。
2.有効求人倍率の数値が高い
有効求人倍率が高い職業も、ニートから目指しやすい可能性があります。有効求人倍率とは、求職者1人あたりに対しての求人数を示す指標のこと。数値が高いほど、求職者が選択できる求人数が多く仕事を選びやすい状態です。
厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和6年10月分)について 参考統計表」によると、2024年10月時点で有効求人倍率の高い職業としては、以下が挙げられます。
業界 | 有効求人倍率(倍) |
---|---|
建設・採掘掘従事者 | 5.93 |
サービス職業掘従事者 | 2.68 |
輸送・機械運転掘従事者 | 2.36 |
販売掘従事者 | 2.22 |
参照:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和6年10月分)について 参考統計表8-1」
上記の表から、建設業やサービス業などの数値が高いことが分かります。
なお、有効求人倍率はハローワークの求人数のみを反映した数値です。パートや派遣社員といった正社員以外の雇用形態の求人も含まれているため、あくまでも就活市場の動向を把握するための参考としてお役立てください。
有効求人倍率の見方については、「有効求人倍率とは?簡単に解説!年度ごとの推移や職種別の値もご紹介」で解説しています。
参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和6年10月分)について
3.ルーティンワークが多め
ニートから挑戦しやすい職業の特徴として、「ルーティンワークが多め」という点も挙げられます。ルーティンワークとは、作業の進め方やルールがある程度決まっている仕事のこと。マニュアルが用意されている場合も多いため、ブランクがあったり就業経験がなかったりするニートの方も業務内容を理解しやすいのがメリットです。
ルーティンワークが多い傾向にある職業としては、「事務職」や「工場作業員」などが挙げられます。「ルーティンワークとは何?向いてる人の特徴や具体的な仕事の例をご紹介!」のコラムでも具体的な職業名を紹介しているので、チェックしてみてください。
4.休みを取りやすい
「ニート生活からいきなり働くのは不安」「体力的に心配」という場合、休みを取りやすい仕事を選ぶのがおすすめです。休日をしっかりと確保して心身を休める時間を設けることで、無理なく仕事に慣れていけるでしょう。
求人を見る際は、年間休日数や法定外休暇の有無などを確認するのがポイントです。詳しくは「休みが多い仕事とは?業界別ランキングや正社員と公務員の有給休暇の違いも紹介」で解説しているので、参考にしてみてください。
残業やノルマの有無もチェックしよう
職業を探す際は、残業やノルマの有無も確認しておく必要があります。ニートの方がいきなり長時間の業務をこなすのは体力的に厳しいと考えられるためです。また、高過ぎるノルマは精神的なプレッシャーの要因となり得ます。心身にストレスの掛かる働き方は体調を崩したり早期離職したりする原因にもなるため、職場環境や待遇などは事前によく調べておきましょう。
5.人とあまり関わらない
「コミュニケーションに自信がない」というニートの方は、人との関わりが比較的少ない業務を選ぶのもおすすめ。たとえば、警備員や清掃員、ドライバーなどは、一人での作業がメインで、多くの人とのコミュニケーションを必要としない職業です。また、在宅でできる仕事はメールやチャットツールでのやり取りが中心のため、対面でのやり取りに不安がある方に向いているでしょう。
「人と関わらない仕事31選!正社員や一人で在宅勤務できる職種をご紹介」では、人との関わりが少ない職業をまとめています。「少しずつコミュニケーションに慣れていきたい」というニートの方はチェックしてみてください。
6.趣味や好きなものに関われる
ニートの方が就活をする際は、自分の好きなことや得意なことを活かせる職業を選ぶのも効果的です。すでに身についている知識を活かせるだけでなく、より専門的な知識を得られる楽しさも感じられる可能性があります。
興味のない仕事を選ぶと入社後もモチベーションが上がらず、「自分には合わない」と考えて早期離職につながる場合もあるでしょう。仕事を楽しみながら長く働き続けるためにも、自分の興味関心が向く分野での就職を目指すのがおすすめです。
ニートの方におすすめな14個の職業
ここでは、ニートの方が就職を目指しやすい職業を紹介します。「どの仕事に応募するか迷っている」という場合は、ぜひ参考にしてみてください。
1.清掃員
「就職したいけど人と関わる仕事は苦手…」というニートの方には、清掃員の仕事がおすすめです。清掃の業務には、個人宅を訪問するハウスクリーニングやビル・商業施設・駅といった公共の場の掃除を行うものがあります。
清掃の仕事は、小人数または一人で割り振られた場所を掃除をするのが基本のため、「一人で黙々と作業したい」という方に適した職業といえるでしょう。ルーティンワークが多い職場もあり、新しいことを覚える機会も比較的少ないため、「仕事を覚えられるか不安…」と考える方にも向いている可能性があります。
2.工場作業員
ニートから目指しやすい仕事として、工場作業員が挙げられます。工場の仕事は求人数が比較的多く、「未経験者歓迎」「経歴不問や」の求人もあるのが特徴です。ただし、なかには正社員ではなく期間工や派遣社員などの雇用形態もあるので、正社員就職を目指す場合は求人をしっかり確認しておきましょう。
食品工場や自動車工場など、工場によって仕事内容は異なりますが、与えられた役割をこなすのが基本的な働き方です。体力的にハードな業務もあるようなので、体力に自信がない場合は応募前に業務内容を調べたり、「軽作業」と明記された工場勤務の職業を選んだりしましょう。
3.倉庫作業員
倉庫作業員とは、倉庫内で荷物の搬入や搬出、検品、管理などを行う仕事のことです。職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtagの「倉庫作業員」によると、「入職前の実務経験は特に必要ない」と答えた人は77.8%に上りました。特別な知識やスキルを必要とされず未経験から始めやすいので、ニートの方におすすめの職業の一つです。
「フォークリフト運転技能者」や「危険物取扱者」などの資格を取得すれば、担当する業務の幅が広がる可能性も。企業によっては入社後の資格取得を支援している場合もあるので、求人票や会社の公式Webサイトなどを確認してみましょう。
4 .事務員
事務員は、オフィスワークのなかでも未経験OKの求人が多い傾向にあり、ニートの方が目指しやすい職業の一つといえます。基本的なパソコンスキルを求められる傾向にありますが、特別な資格や経験はそれほど重視されません。事務職の主な仕事内容は、資料作成やデータ入力など。会社によっては電話対応のほか、来客対応も任されることがあるようです。
ただし、事務職の人気は高く、正社員の選考では経験者のほうが有利になる場合も。正社員以外にも派遣社員や契約社員、アルバイトなどさまざまな雇用形態があるため、非正規から始めて業務経験を積むのも一つの手です。
事務員の仕事については、「ニートから事務職の正社員になれる?押さえておきたいポイントを紹介」のコラムでも解説しているので、ぜひご参照ください。
5.受付スタッフ
受付スタッフの仕事も特別な経験や資格を必要とされないので、ニートから挑戦しやすいといえます。受付スタッフの業務内容は、来客したお客さまの応対や電話対応、郵便物の受け取り・管理など。一般企業のほかに、百貨店やアミューズメント施設などで働く場合もあるようです。
受付の仕事は社会内外を問わずさまざまな人と接する機会が多いため、コミュニケーション能力に自信がある方におすすめといえます。受付スタッフに向いている可能性のある人の特徴は「受付の仕事内容とは?種類ごとに違う?向いている人や身につくスキルを紹介」で触れているので、参考にしてみてください。
6.コールセンター
コールセンターの仕事では基本的にマニュアルが用意されているため、業務未経験のニートの方も始めやすいでしょう。職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtagの「コールセンターオペレーター」によると、61.5%の人が「入職前の実務経験は特に必要ない」と答えています。
コールセンターの業務内容は、お客さまからかかってきた電話に対応するインバウンド業務と、顧客に電話をかけるアウトバウンド業務に分けられるようです。対面で会話をするわけではないので、「これからコミュニケーションに慣れていきたい」という意欲があるニートの方は、就職先として検討してみてください。
7.警備員
ニートから就職を目指しやすい職業の一つとして、警備員が挙げられます。専門スキルは必要なく、コミュニケーションを取る機会も比較的少ないためです。
なお、一口に「警備員」といっても、担当する業務には以下の種類があります。
種別 | 業務内容 |
---|---|
1号警備 | 学校や会社、商業施設などで盗難や事故を防止する |
2号警備 | 道路や工事現場、イベント会場などで交通誘導を行う |
3号警備 | 現金や貴金属、危険物などの輸送を担当する |
4号警備 | 対象者のボディーガードを行う |
このうち、1号警備業務や2号警備業務は、1人で仕事をすることもあるようです。人とのコミュニケーションに自信がない場合も、心理的なハードルを感じずに挑戦しやすい職業といえるでしょう。
8.ドライバー
普通自動車第一種免許を持っているニートの方には、トラックやタクシーなどのドライバー職もおすすめです。近年はトラックドライバーの不足により、未経験者を積極的に採用する企業もあります。トラックドライバーは人と関わる機会も少ないため、魅力を感じるニートの方もいるでしょう。
また、タクシードライバーも求人が豊富な傾向があり、未経験から始めやすい傾向です。給与形態が歩合制である企業も多く、頑張り次第でしっかりとした収入の確保が望めます。
9.営業職
営業職は幅広い業界で必要とされる職種のため、求人数が多い傾向にあります。未経験から応募可能な求人もあるため、ニートの方が目指しやすい職業といえるでしょう。
営業職が販売するものは、食品や自動車、不動産やサービス、人材、保険など多種多様です。会社によっては、一般の消費者だけでなく、法人向け営業をすることもあります。歩合制やインセンティブが給与に反映される企業もあり、成績次第では収入アップが狙えるため、自分の能力を発揮しやすい分野を選びましょう。
10.接客・販売職
接客や販売の仕事も、ニートから挑戦しやすい職業の一つです。具体例としては、飲食店やアパレルショップのスタッフ、ホテルのフロントスタッフなどが挙げられます。
就業するにあたって特別なスキルは必要なく、仕事の進め方や対応方法などがマニュアル化されている職場もあるようです。顧客と直接やり取りする機会が多く、人の役に立てたという実感や感謝の言葉がやりがいにつながることもあるでしょう。人と話すのが苦にならない方は、検討してみてください。
11.引っ越し業者
筋力や体力に自信があるニートの方には、引っ越し業者もおすすめです。引っ越し作業に特別な資格や経験は不要なため、ニートから目指しやすい職業といえます。
お客さまとのやり取りはリーダーが行い、ほかのスタッフは指示どおりに荷物の搬入搬出を行うといった作業が基本的な担当業務になるでしょう。イレギュラー対応も比較的少ない仕事のため、「仕事を覚えられるか不安」「黙々と作業したい」といった方に向いている可能性があります。
12.ビルメンテナンス
ビルメンテナンスも未経験から挑戦できる場合があるため、ニートの方におすすめの職業といえます。ビルメンテナンスとは、オフィスビルや商業ビルなどの保守管理、清掃などを行う仕事のことです。再開発によるオフィスビルや大型の商業施設の増加によってビルメンテナンスの需要は高まりつつあり、人材確保のために未経験者を積極的に採用する企業もあるようです。
入社後に「第二種電気工事士」「マンション管理士」などの資格を取得すれば、さらなるキャリアアップも目指せます。ビルメンテナンスの詳しい仕事内容は「ビルメンの仕事内容とは?きついって本当?年収や役立つ資格を解説!」で紹介しているので、チェックにしてみてください。
13.公務員
ニートの方は、試験に合格すれば公務員として就職することが可能です。公務員として就職すれば、収入や雇用の安定や社会信用度の向上などに期待できるでしょう。
ただし、公務員になるには年齢制限があり、公務員試験のための勉強も必要です。「気づいたら年齢制限をオーバーしていた」とならないためにも、上限年齢は自治体によって異なるため、自分が受験する試験の条件をよく確認したうえでスケジュールを立てましょう。「ニートから公務員になるには?試験の内容や面接のコツ、注意点を解説」のコラムでは、ニートから公務員になるための手順をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
14.在宅ワーク
人とのコミュニケーションや環境の変化を最小限に抑えたい方は、在宅ワークを行う選択肢もあります。在宅ワークの例として挙げられるのは、パソコンを使ったデータ入力や音声の書き起こし、ライティング、デザインなど。ほかにもテストの採点や小物の制作などといった内職もあるので、自分に合った業務を選びましょう。
在宅ワークは家から出る必要がないため、現在の生活スタイルのまま働きやすいのがメリットの一つです。パソコンとインターネット環境さえあれば始められる在宅ワークの求人もあるので、求人サイトやクラウドソーシングサイトなどで検索してみてください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag
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したい仕事がないときの対処法は?
したい仕事がないときは、「やりたくないこと」から考えてみるのも手です。たとえば、「人と話すのが苦手なので接客業や営業職は避けたい」「体力に自信がないので屋内で仕事をしたい」など。自分がやりたくないことを避けながら条件を絞っていくことで、向いている仕事が分かる可能性があります。
志望職種が定まらないときは、就職エージェントに相談するのもおすすめです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や悩みを考慮してぴったりの仕事を紹介します。選考対策のサポートも受けられるので、就活を考えているニートの方は、ぜひ利用を検討してみてください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
ニートの方が「自分に合う職業がない」と思う原因
「自分に合う職業がない」と思っているニートの方もいるようですが、世の中にはさまざまな仕事があるため、やりがいを持って働ける仕事に出会える可能性は十分にあります。そのため、「就職できないのでは」と不安になり過ぎないようにしましょう。
ニートの方が「自分に合う職業がない」と思うのは、以下のような原因が考えられます。原因を明確にし、不安な気持ちを解消するのにお役立てください。
- ・過去の失敗がトラウマになっている
- ・自分のスキルに自信がない
- ・経歴に自信がない
- ・知っている職業の種類が少ない
就業中や就活中の過去の失敗が原因で、「また失敗するのでは」「何度やっても結果は同じ」と後ろ向きな気持ちになっている場合があります。また、自分のスキルや経歴に自信がもてず、「どこも採用してくれないのでは」と不安に思う方もいるでしょう。就活に不安がある方は、就職エージェントやハローワークに相談するのがおすすめです。プロからのアドバイスを受けながら仕事探しや選考対策を進められるので、自信をもって就活に臨めるでしょう。
状況によっては、知っている職業の種類が少ないため、「自分に合う仕事がない」と思い込んでいることも。このような場合は、求人サイトを見て世の中にはどのような仕事があるのかを知ることから始めてみましょう。さまざまな求人に目を通すなかで、これまで知らなかった仕事に興味が湧く可能性もあります。
自分に合う職業の見つけ方は「自分に合ってる仕事はどうやって見つける?適職を探すときのポイント」で紹介しているので、あわせてご一読ください。
ニートの方が自分に合う職業を見つけて就職する8つの方法
ここでは、ニートから自分に合った職業へ就職するための方法を8つ解説します。
ニートの方が自分に合う職業を見つけて就職する方法
1.できるだけ早く就活を始める
「正社員になりたい」と思ったら、できるだけ早く就活を始めることをおすすめします。年齢を重ねるほど、ニートから正社員として就職する難易度は上がると考えられるためです。
ニートから正社員への移行率を示す資料がないため、ここではフリーターの就職率に関するデータをもとに、ニートの方の就職難易度を考察します。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書No.213」によると、フリーターの継続期間によって就職率は以下のように変化していました。
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 図表4-33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合」
フリーター期間が1年以内だと、男性・女性ともに60%以上の人が正社員として就職しています。しかし、フリーターの期間が延びるにつれて就職率は低下。フリーターを5年以上続けた場合の就職率は、男女ともに50%を切る結果となっていることが分かります。
上記はパートやアルバイトとして働いているフリーターのデータのため、仕事に就いていないニートの方の場合、就職の難易度が上がることも考えられるでしょう。年齢が若いうちはスキルや経歴よりもポテンシャルを評価してもらえる場合もあるため、就職を思い立ったらできるだけ早く行動に移すのが望ましいといえます。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
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2.自己分析を行う
就活を本格的に行う前に、自己分析を行いましょう。
自己分析とは、過去の経験を振り返り、自分の得意なことや苦手なこと、興味のあることなどを洗い出す作業のことです。これまでに経験して嬉しかったことや大変だったことなどを紙に書き出して、自分の考えや行動を整理してみましょう。
自己分析して自分の価値観や強みを客観的に把握することで、向いている職業を見つけやすくなるのがメリットです。自己分析で得た結果は、志望動機や自己PRを作成する際にも役立つでしょう。自己分析の取り組み方は「自己分析のやり方が知りたい!簡単にできる方法や就活に活かせるコツを紹介」でも解説しています。
仕事の適性診断ツールも活用してみよう
自分に向いている仕事を知るには、適性診断ツールを利用するのも一つの手です。適性診断ツールでは、いくつかの質問に答えることで自分に向いている仕事を分析してもらえます。Webサイト上で無料公開されているものを使えば、手軽に試せるのも利点です。
このコラムの上部にも、所要時間1分程度でできる適職診断があります。性格から自分の適職候補を知れるため、仕事探しに悩んでいる方はぜひお試しください。
3.志望先の企業研究や分析を行う
志望先企業が絞れたら、企業研究や分析を行います。入社後に「想像と違った…」とミスマッチを感じないように、事前に志望先企業のことをよく調べておきましょう。たとえば、以下のような点に関してチェックしておくのがおすすめです。
- ・社風
- ・業務内容
- ・求められる人物像
- ・志望企業ならではの強み
- ・給料や勤務時間
企業の公式Webサイトやパンフレット、求人サイトなどさまざまな媒体に目を通して、情報収集を行いましょう。四季報や業界誌などを読んで「業界内での立ち位置」や「他者との違い」といった視点で分析してみるのも手です。企業への理解が深まることで、説得力のある志望動機を考えやすくなるというメリットもあります。
4.中小企業にも目を向ける
ニートの方が職業を探す際は、大企業だけでなく中小企業にも目を向けてみましょう。大企業の選考では年齢が若い新卒者や経験豊富な中途採用者と採用枠を争うことになるため、空白期間のあるニートの方は不利になりやすいのが現状です。
一方で、中小企業は大企業ほど競争率が高くない傾向です。なかには、人材確保のために未経験者を積極的に採用している企業もあります。中小企業のなかにも経営が安定していたり待遇が良かったりする優良企業は存在するため、大企業だけにこだわらず広い視野で仕事を探してみましょう。
ニートの方が中小企業に就職するメリットは、「ニートから中小企業への就職はアリ?メリットやデメリットを解説!」のコラムで触れています。
5.アルバイトから始めてみるのも手
いきなりフルタイムの勤務をすることに不安があるニートの方は、週に数日のアルバイトから始めてみるのもおすすめです。勤務時間や日数に融通が効きやすい働き方で、生活リズムや労働に少しずつ慣れていきましょう。
正社員登用制度があるアルバイトを選べば、同じ職場で非正規から正規雇用への転換を目指せる可能性も。アルバイトの応募前に、求人票や企業の公式Webサイトなどに目を通して、正社員登用制度の有無や登用率などをチェックしておくのが得策です。
6.家族や友人の意見を参考にする
自分に合った職業を探すにあたって、家族や友人などの意見を参考にするのも一つの手です。身近な人からの客観的な意見を聞くことで、思わぬ気づきを得られる可能性があるでしょう。
たとえば、正社員として働いている友人から実際に役に立った就活のコツを聞けたり、長年一緒に過ごしてきた家族から自分では気づいていなかった強みを教えてもらえたりすることも。一人で考えても疑問や不安が解消しないときは、第三者に頼るのがおすすめです。
7.就職エージェントに相談する
「身近に相談できる人がおらず不安...」と感じる方は、就職エージェントを利用するのがおすすめです。就職エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが仕事探しや選考対策などをサポートしてくれるサービスのこと。自分に合う職業の選び方や就活でのアピール方法に関してプロからのアドバイスをもらえるため、「スキルに自信がない」というニートの方にとっても心強いサービスといえるでしょう。
エージェントによって、対象者や保有している求人は異なります。ニートの方は、「ニートの方も相談可能」と記載があったり未経験者向けの求人を多数扱っていたりするエージェントを選ぶのが効果的です。
ニートの方が就職エージェントを選ぶ際のポイントは「ニートからの転職活動!おすすめの就職・転職支援サービスを紹介します」で解説しているので、参考にしてみてください。
8.ハローワークのサポートを受ける
一人で就活するのが不安なニートの方は、ハローワークのサポートを受けるのも手です。
ハローワークとは、国が運営する公共職業安定所のこと。厚生労働省の「ハローワーク」によると、全国500ヶ所以上に設置されており、就職・転職を希望する方へ向けて、無料で職業紹介や選考対策のサポートなどを実施しています。
ハローワークでは職業訓練も受けられる
ハローワークでは、「ハローワークトレーニング」と称する職業訓練の申し込みも受け付けています。面接や筆記試験に合格後、職業訓練校や訓練施設で就職に役立つ講座を受講可能です。就業前にスキルを身に付けたい方は、職業訓練を受けることも検討してみてください。
ニートの方が利用できる就職支援サービスは「ニート向けの就労支援機関は?引きこもりから就職する方法を解説!」のコラムでも紹介しているので、チェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
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ニートの方が職業を探す際の注意点
ニートの方が職業を探す際は、いきなり高収入を目指すのは避けるのが望ましいでしょう。また、仕事の選択肢を狭くし過ぎないのもポイントです。ここでは、ニートの方が仕事探しをする際の注意点を解説します。
いきなり高収入を目指すのは避ける
ニートから就職する際、いきなり高収入の仕事を目指すのは避けましょう。高収入の職業では専門的なスキルや経験を求められることが多く、ニートからすぐに挑戦するには難易度が高いためです。求人によっては、応募資格として「○○の資格保有者」「未経験者不可」などの条件が設けられており、間口が狭い傾向にあります。
ニートからの職業探しでは、今の自分からできる仕事から始めて、スキルを身につけることを優先させましょう。着実にキャリアを積み、将来的に収入アップを目指すのがおすすめです。
仕事の選択肢を狭くし過ぎない
ニートから仕事探しをするときは、求人の選択肢を絞り過ぎないようにしましょう。「残業が少なくて給料は○○円以上で自宅から近くて…」と求める条件が多過ぎると、該当する職業がなかなか見つからない場合があります。
仕事に求める条件をいったんすべて書き出し、優先順位をつけてみてください。すべての条件に当てはまる仕事を探すのではなく、優先度の高い「譲れない条件」に合致する求人に注目することで、選択肢が広がる可能性があるでしょう。
仕事探しの前にしておきたい準備は?
生活リズムが乱れがちになっている方は、規則正しい生活を心掛けてみましょう。たとえば、「昼夜逆転している場合は毎朝決まった時間に起きて、日中に軽い運動をする」などの方法が考えられます。自由度が高いニートの生活と働く時間がある程度決まっている社会人生活とのギャップを少しでも少なくするために、生活リズムを整えておくのがおすすめです。
「就職したいけど一人で就活を進めるのは不安」というニートの方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが丁寧にカウンセリングを行い、あなたにぴったりの職業をご紹介します。
応募書類作成や面接対策などのサポートも実施。キャリアアドバイザーが、「履歴書の職業欄はどう書く?」「面接でニートになった理由を聞かれたら?」といった疑問にもお答えします。所要時間1分程度でできる、性格から分かる適職診断もおすすめです。サービスはすべて無料で利用できるので、「ニート歴があって就職できるか不安」と悩んでいる場合は、お気軽にご相談ください。
ニートから自分に合う職業を選ぶときのQ&A
ここでは、ニートから自分に合う職業を選ぶときによくある疑問をQ&A方式で回答します。
ニートから受かりやすい仕事は限られますか?
年齢が若い新卒者やスキルのある中途採用者と比較すると、ニートから受かりやすい仕事は少ない傾向にあります。今の自分ができる仕事で経験を積むことで、将来のキャリアの選択肢が広がる可能性があるでしょう。
ニートから挑戦しやすいのは、「未経験歓迎」や「経歴不問」などが求人に明記されている仕事です。詳しくは、このコラムの「ニートの方におすすめな職業の特徴」で解説しているので、ご一読ください。
自分に合う職業を探さずニートを続けるリスクはある?
ニートを続けると経済的に困窮して生活が苦しくなるリスクがあります。現在は親の収入で生活できていても、親が退職すると生活に余裕がなくなる場合もあるでしょう。
また、ニート期間が長引くと就職の難易度が上がります。「正社員になりたい」と思ってもより若い人材のほうが優先的に採用されたり、就業意欲の低さを懸念されたりしてなかなか就職できないことも。たとえ未経験であっても将来性を評価されて内定を得やすい若い年齢のうちに就職を目指すのがおすすめです。
無職期間中に資格を取ったので、知識を活かせる職に就きたいです
無職期間中に資格を取得している場合、資格を活かせる職業に就くことはおすすめの選択肢です。資格試験に合格していることで、専門知識や意欲を面接官に評価してもらえる可能性があります。就活では資格に関する職の求人を狙うのはもちろん、「自分のスキルを活かして入社後にどのような活躍をしたいか」を明確に話せるようにしておきましょう。
資格のアピール方法は、「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」のコラムでも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
「ニートはできる仕事がない」と考えてしまい、働くのが怖い…
このコラムの「ニートの方におすすめな14個の職業」でも述べているように、未経験や無資格からの応募が可能な仕事なら、ニートの方も挑戦しやすいといえます。また、いきなり正社員として働くのが不安なら、アルバイトから始めて徐々に仕事に慣れるのも手です。
「ニートが『仕事が怖い』を乗り越えるコツを解説!おすすめの職業も紹介」のコラムも参考に、「働くのが怖い」という気持ちの軽減を図ってみてください。
無職だったので自分の適性が分かりません
自分の適性が分からずにお悩みの場合は、第三者に頼るのも手です。友人や家族など身近な人に、自分の強みや印象を聞いてみてください。自分では思いもよらなかった職業への適性に気づける可能性があります。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。