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引きこもりからアルバイトを始めるには?選び方やおすすめの仕事を解説
更新日
この記事のまとめ
- 働きたい気持ちがあれば、引きこもりの状態からアルバイトに挑戦することは可能
- 引きこもりとは、6ヶ月以上自宅にとどまり続ける状態を指す言葉
- 引きこもりからアルバイトをする場合、未経験歓迎や大量募集の求人がおすすめ
- 徐々に段階を踏んでアルバイトをすると、引きこもり状態から無理なく働ける可能性がある
- アルバイトに慣れたら正社員への就職を検討してみよう
「引きこもりからアルバイトはできる?」と悩み、現状打破に向けた一歩をなかなか踏み出せない方もいるでしょう。働くことに不安がある場合、仕事の選び方を工夫したり、シフトを調整して体を慣らしたりする方法が有効です。そうすることで無理なくアルバイトを始められるでしょう。
このコラムでは、引きこもりからアルバイトをする際の求人の選び方やおすすめの仕事をご紹介。アルバイトに慣れてから正社員に就職する方法も解説するので、参考にしてみてください。
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引きこもりの状態からアルバイトできる?
引きこもりの状態からアルバイトに挑戦することは可能でしょう。「働いてみたい」という気持ちがあっても、いきなり正社員として就職することには不安を覚えることも。体力面や精神面で心配がある場合は、無理せずにアルバイトで慣らし、社会復帰を目指すのがおすすめです。
そもそも「引きこもり」とは?
厚生労働省の「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」によると、引きこもりとは、原則的に6ヶ月間以上家庭にとどまり続けている状態を意味します。義務教育を含む就学や就労、家庭外での交遊を行っていない状態であり、ほかの人と関わっていない場合は外出していても引きこもりに含まれるようです。
現在引きこもり状態の方のなかには、「現状を変えたい」という前向きな気持ちはあるものの、社会に出ることに対する不安から一歩を踏み出せない方もいるでしょう。引きこもりの定義やニートとの違いついては、「ニートとひきこもりの違いは?このままだとどうなる?末路や脱出方法を紹介」のコラムもご一読ください。
参照元
厚生労働省
まず知ろう!「ひきこもりNOW」!
引きこもりからアルバイトを始める際の選び方
引きこもり状態からアルバイトを始める場合は、以下のポイントを確認して求人を選ぶのがおすすめです。ぜひ、社会復帰に向けて一歩を踏み出す際の参考にしてみてください。
黙々とこなせる仕事を探す
コミュニケーションに自信がない場合は、黙々と働ける仕事を選択肢に入れてみましょう。たとえば、警備や清掃系、軽作業などのアルバイトは人と関わる機会が少なめで、黙々と仕事に集中できる傾向があります。自分一人である程度は作業を進められるアルバイトもあるので、仕事に専念したい方におすすめです。
個人で黙々と進める仕事は「コツコツできる仕事とは?タイプ別の職種や正社員を目指すポイントを紹介!」でご紹介しています。
大量募集の職場を見つける
なるべく早めにアルバイトを始めたい場合は、オープニングや繁忙期の増員で大量募集をしている求人から探すのがおすすめです。大量募集の場合、1~2名募集の求人よりも採用されやすい傾向にあります。
また、同じタイミングでアルバイトを始める同期が複数人いる可能性も。一緒に頑張ったり、相談したりできる仲間ができることもあるでしょう。
未経験者歓迎の求人を選ぶ
経歴に不安がある方は、未経験者を歓迎している求人も探してみましょう。未経験者歓迎のアルバイトでは、採用後丁寧に仕事を教えてもらえる可能性があります。入社時に特別なスキルや専門知識を求められにくいため、初めての仕事で不安がある場合も挑戦しやすいでしょう。
シフトの融通がきくかを確認する
引きこもり状態からアルバイトを探す場合は、シフトの融通がききやすい仕事もおすすめ。アルバイトを開始したばかりの時期は、疲れやすいと感じることもあるようです。出勤日数や労働時間を調整できたり、短時間勤務が認められていたりすると、自分のペースで社会復帰を目指しやすいでしょう。
在宅ワークができるかをチェックする
在宅ワークが可能なアルバイトも引きこもりから始めやすい仕事の一つ。「人と直接会う機会がない」「通勤の負担が掛からない」という利点があります。家から出ることが不安な場合も、引きこもり脱却に向けて行動を起こしやすいでしょう。パソコンスキルを習得できる在宅ワークもあるので、外で働くことにとらわれず、視野を広げて仕事を探すことをおすすめします。
在宅ワークについては、「在宅ワークでニート卒業を目指す!おすすめの仕事や失敗しないコツを解説」のコラムもご一読ください。
人と接する仕事で状況を変える
「引きこもりの現状を変えたい」と強く望んでいる場合は、社会復帰に向けて人と接する仕事を選ぶのも一つの手。特に、対人面でのやりとりに自信がもてず「なんとかしたい」と感じているのであれば、アルバイトを通して人と接することで、コミュニケーションに対する苦手意識を軽減できる可能性があります。
ただし、販売員や飲食店のアルバイトのように不特定多数のお客さまと接するアルバイトに対しては、不安を感じる場合もあるでしょう。不特定多数の人と接するのが心配な場合は、職場の人とコミュニケーションをとりながらできる仕事を探してみてください。
引きこもりから仕事を探す場合におすすめのアルバイト
前述のとおり、引きこもりからアルバイトを始める場合は、経歴不問や未経験者歓迎の求人が出ている仕事がおすすめです。また、職場の人間関係に不安があるときは、人との関わりが少ない傾向にあるアルバイトから始め、徐々に働くことに慣れるのも一つの方法といえます。
ここでは、仕事の経験やコミュニケーション力に自信がない状態から挑戦しやすいと考えられる主なアルバイトをまとめました。
軽作業
軽作業のアルバイトでは、工場で仕分けや梱包、ピッキングなどの仕事を行います。不特定多数の人と接する機会が少ないので、コミュニケーションに苦手意識がある方にもおすすめです。「未経験者歓迎」の求人も出ているため、働いた経験がない場合も挑戦しやすいといえます。
ドライバー
ドライバーの主な仕事は、トラックや自動車で荷物や人を決められた場所に運ぶこと。運転が好きな場合、楽しく働けるでしょう。1人で働けるアルバイトもあるため、黙々と仕事に集中したい場合にも適していると考えられます。
ドライバーのアルバイトが気になる方は、「ドライバーの仕事内容とは?種類や求められるスキルについて解説」で仕事の種類や向いている人を確認してみてください。
清掃
清掃のアルバイトでは、ホテルや飲食店、病院などの掃除を行います。決められた担当エリアで一人で作業する傾向にあるので、コミュニケーションに自信がない方も挑戦しやすいでしょう。未経験歓迎の求人も出ているため、引きこもりで働いた経験がない場合にもおすすめです。適度に体を動かす仕事なので、運動不足が気になる方にも向いているといえます。
厨房のスタッフ
飲食店の厨房のスタッフは、調理や片付け、皿洗いなどの仕事を担当します。ホールスタッフと比べて人と接する機会が少ない傾向にある点が厨房の仕事の特徴。コミュニケーション力に自信のない方もアルバイトに挑戦しやすいでしょう。
農業
農業のアルバイトでは、種まきや収穫、出荷などの作業を行います。農作物の生長を目で見て実感できるので、仕事にやりがいや達成感を得られるでしょう。農業のアルバイトは、引きこもりの経験がある人を積極的に受け入れている就職先もあるようです。そのため、引きこもりに対して理解のある職場で経験を積み、社会復帰を目指したい場合にも向いています。
農業に興味がある方は、「農家へ転職するのは難しい?農業の現実や失敗しないためのポイントを解説」のコラムもご一読ください。
IT系の職種
IT系の職種のなかには、データ入力やWebライターのアルバイトなど、在宅ワークできる仕事もあります。単発や短期のアルバイトの求人も出ているので、引きこもり状態から無理なく仕事を始めたい方におすすめです。
「データ入力に正社員求人はある?仕事内容や目指すときに必要なスキルを解説」では、データ入力の具体的な業務内容や仕事で求められるスキルを解説しています。
接客業
接客業のアルバイトでは、お客さまに商品やサービスを提供します。コンビニや飲食店、アパレルショップ、ホテルなどさまざまな店舗の求人が出ており、希望に合ったアルバイト先を見つけやすいでしょう。
夜勤の仕事もあるので、「稼げるアルバイトがしたい」「静かな環境で働きたい」といった方にも向いています。
引きこもりの経験を活かせるアルバイトもおすすめ
自分自身の引きこもり経験を活かせるアルバイトに挑戦するのも一つの手。たとえば、引きこもりの生徒を対象とした塾の講師や家庭教師などのアルバイトもあるようです。引きこもりの経験があるからこそ、相手に寄り添った対応ができる可能性があるでしょう。引きこもりからアルバイトをする場合に生じやすい不安
引きこもり状態からアルバイトをする場合、人によっては不安を感じることもあるでしょう。ここでは、引きこもりからアルバイトに挑戦しようと思ったときに生じやすい不安と解決策をまとめました。
人間関係の不安
引きこもりから仕事を始める際、上手く人間関係を築けるか不安に感じることがあるでしょう。その場合は、前述したように「コミュニケーションをとる機会が少ない職種を選ぶ」という方法があります。働くうえで一定のほかの人との会話や協力は必要ですが、個人で作業を進める仕事ならコミュニケーションの機会が少ないでしょう。
人間関係が不安な方は、「人と関わらない仕事31選!正社員や一人で在宅勤務できる職種をご紹介」のコラムも確認してみてください。
体力面の不安
長時間自宅で過ごしている場合は体力面で不安に感じることもあるでしょう。仕事を開始すると体力不足を実感する方もいるようです。体力面の不安を解消したいなら、「週2~3日程度」「一日4~5時間ほど」などのアルバイトを探してみましょう。自分の体力を考え、無理なく体を慣らすことが大切です。
仕事を上手くこなせるか不安
仕事が覚えられるか不安な場合は、ルーティンワークやマニュアルに沿って行う仕事がおすすめです。業務のやり方がパターン化されていると、引きこもり状態から初めてアルバイトをする方も無理なく仕事をこなせる可能性があります。
「具体的な仕事内容が分からず不安」という場合は、日常的によく利用するお店で働くのも望ましいでしょう。仕事へのギャップが生まれにくく、スムーズに職場に馴染める可能性があります。
面接に受かるか不安
引きこもりの期間に人とコミュニケーションをとる機会が減った場合、「面接で上手く受け答えできるか不安」と感じることがあるようです。経歴に自信がないと「自己アピールが苦手」と感じてしまうことも。
一度面接に落ちてしまえば、「自分はどこにも採用されないのでは」と社会復帰に対する不安や恐怖が強まるとも考えられます。
しかし、不安になり過ぎる必要はありません。アルバイトの採用では、経験よりもやる気を重視する会社もあります。不採用の場合は縁がなかったと割り切り、より自分にあった会社を見つけるために前へ進みましょう。
面接が不安な場合は、「ニートがバイトの面接で注意することは?空白期間はどう説明する?マナーも解説」のコラムも参考にしてみてください。
社会復帰するには段階を踏むのがおすすめ
引きこもりから社会復帰するには、焦らずに段階を踏むことが大切です。無理をして週5日フルタイム勤務のアルバイトを選ぶと、体力面や精神面に負担が掛かる可能性があります。現状を考えて負担を感じ過ぎないよう、少しずつステップアップしましょう。
たとえば、短時間のアルバイトを始め、慣れたらフルタイムで働くのがおすすめ。アルバイトで自信がついたら、正社員として社会復帰を目指しましょう。引きこもりからアルバイトに慣れたら正社員を目指そう
働くことに慣れたら、正社員としての就業も検討してみましょう。正社員はアルバイトより高待遇で安定して働ける傾向にあります。以下で、正社員を目指す方法を紹介するので参考にしてみてください。
就労支援機関を利用する
引きこもりの方が正社員を目指して就職活動を行う場合は、就労支援機関を利用するのがおすすめです。それぞれの特徴を押さえ、自分に合ったものを利用してみましょう。
ハローワーク
ハローワークは公共の職業安定所です。就職相談や求人検索、面接対策などを行ってもらえます。厚生労働省の「ハローワーク」によれば、全国に500ヶ所以上あるため、自宅の近くにも見つかりやすいでしょう。
ハローワークの使い方は、「ハローワークが初めてのニートも仕事を探せる!利用方法や支援内容を解説」をご一読ください。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーション(サポステ)は、15〜49歳の働くことに不安や悩みを持つ方を対象とした公的な就労支援機関です。厚生労働省の「サポステ 地域若者サポートステーション」によると、全国に177ヶ所設置されています。就業体験や就活セミナー、面接対策など「働くために必要な力」を育てる支援を行っているのが特徴です。
参照元
厚生労働省
地域若者サポートステーション
ジョブカフェ
ジョブカフェは、若者が自分に合った仕事を見つけるためのサービスが受けられる施設です。「若年者のためのワンストップサービスセンター」とも呼ばれており、厚生労働省の「ジョブカフェにおける支援」によると、46の都道府県に設置されています。
支援内容は就職セミナーや職場体験、職業相談などです。地域の特色を活かした就労支援サービスを受けられます。
参照元
厚生労働省
就職活動を続ける若者のみなさま、事業主の皆様へ
就職エージェントを利用する
就活に不安がある場合は、民間の就職エージェントで求人紹介や書類作成のアドバイス、面接対策などをサポートしてもらうのもおすすめです。専任のキャリアアドバイザーに相談できるので、選考や仕事に対する不安を軽減できるでしょう。
ハタラクティブは、ニートやフリーター、既卒など若年層に特化した就職エージェントです。プロのキャリアアドバイザーが専任であなたをサポート。希望に合う求人をご紹介します。未経験歓迎の求人もそろっているので、職歴なしから正社員を目指す方もご安心ください。
また、応募書類の添削や面接練習も行っています。「履歴書の書き方が分からない」「面接が怖い」という方も、ぜひお気軽にハタラクティブへご相談ください。
引きこもりからアルバイトする際によくあるお悩みQ&A
引きこもりからアルバイトを始める際によくあるお悩みをQ&A方式で解決していきます。働きたいと考えている人は参考にしてみてください。
長期の引きこもりからアルバイトを始められる?
長期の引きこもりからアルバイトを始めることは可能でしょう。働きたい気持ちが出てきたら、希望に合った求人を探してみてください。急な環境の変化で体力面や精神面に負担を掛け過ぎないよう、段階的に仕事に慣れていくことが大切です。
引きこもりの場合はアルバイトに受からない?
引きこもりの場合もアルバイトに受かる可能性はあります。不採用が続く場合は、「身だしなみが乱れている」「時間を守れていない」「言葉遣いに問題がある」といった理由が考えられるでしょう。「面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」を参考に、選考時の振る舞いを見直してみてください。
引きこもりのニートでアルバイトが怖い…どうすべき?
引きこもりのニートでアルバイトが怖い場合は、単発のアルバイトや在宅ワークから慣らしていくのがおすすめです。アルバイトに怖さを感じる方は、「ニートはバイトが怖い?面接の不安解消法とおすすめ職種をご紹介」で克服法を確認してみてください。
40代の引きこもりもアルバイトに採用される?
40代で引きこもりの場合も、アルバイトに採用される可能性はあります。「経歴不問」や「未経験歓迎」のアルバイトは、40代から社会復帰を目指す方も応募しやすいでしょう。
中年で引きこもりから脱却したい方は、「中年ニートや引きこもりから就職するには?おすすめな仕事や支援機関を紹介」で就業しやすい職種や利用できる就労支援機関をご確認ください。
なかなか面接に受からないときはどうする?
アルバイトの面接に受からない原因としては、「シフトの条件が合わない」「履歴書にミスが多い」「面接マナーが守られていない」などが考えられます。落ち込み過ぎずに気持ちを切り替えて次へと進みましょう。履歴書の作成方法は「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」で解説しています。
引きこもりから働くことに不安がある方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブにぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。