就活に失敗してニートになっても、既卒者の応募を受け付ける企業は多い!原因を整理して早めに動けば、再び正社員を目指すチャンスは十分にある
就活に失敗してニートになると、再び就職を目指すための自信をなくしてしまう方もいるでしょう。ニートから希望する仕事に就ける可能性はあるため、就活に失敗しても諦めずに就職先を探し続けるのがおすすめです。
このコラムでは、卒業時に進路が決まっていなかった人の割合や、就職失敗後にニートになる主な理由を解説。就職を成功に導くための方法もまとめているので、しっかりと対策を講じたうえで改めて正社員を目指してみましょう。
あなたの強みをかんたんに
発見してみましょう!
あなたの隠れた
強み診断
就活に失敗した既卒者を取り巻く就職事情

就活がうまくいかないまま卒業し、ニートの状態になる方は少なくありません。ただ、卒業時点で進路が決まっていない人がどれくらいいるのか、企業が既卒の応募者をどう受け入れているのかは、あまり知られていないのが実情です。
ここでは公的な統計をもとに、大卒者の卒業時の状況と、企業の既卒者への対応を確認します。
大卒で進学も就職もしなかった人の割合は7.2%
文部科学省の「令和7年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値を公表します。 」によると、2025年3月に大学(学部)を卒業した58万4,304人のうち、進学も就職もせず、一時的な仕事にも就かなかった人(「左記以外の者」)は4万2,120人で、卒業者全体の7.2%でした。
ただし、この区分には進学準備中や就職準備中の人、家事の手伝いをしている人なども含まれます。そのため、この7.2%がそのまま「ニートになった人の割合」を表すわけではない点に注意が必要です。それでも、卒業時点で進路が決まっていなかった人が一定数いることは、「自分だけが就活に失敗した」と思い込む必要はないことを示しています。
| 区分 | 就職や臨時労働をしなかった者(率) |
|---|
| 2025年3月 | 7.2% |
| 2024年3月 | 7.7% |
| 2023年3月 | 8.2% |
参照:文部科学省「令和7年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値を公表します。(p.6)」
※本コラムの統計は、令和7年度学校基本統計(2026年10月確認)に基づきます。
参照元:文部科学省「学校基本調査-令和7年度 結果の概要-」
新卒採用枠で既卒者の応募を受け付けた企業は73%
厚生労働省の「労働経済動向調査(令和8年8月)の概況 Ⅳ 結果の概要」によると、2025年度の新規学卒者の採用枠で正社員を募集した事業所のうち、「既卒者は応募可能だった」とする事業所の割合は73%でした。さらに、応募可能とした事業所のうち44%が実際に既卒者を採用しています。
| 調査年度 | 既卒者が応募可能だった事業所の割合 | うち採用にいたった事業所の割合 |
|---|
| 2025年度 | 73% | 44% |
| 2024年度 | 71% | 43% |
| 2023年度 | 72% | 40% |
参照:厚生労働省「労働経済動向調査(令和8年8月)の概況(p.13)」「労働経済動向調査(令和7年8月)の概況(p.12)」「労働経済動向調査(令和6年8月)の概況(p.14)」
※「うち採用にいたった事業所の割合」は、既卒者が応募可能だった事業所を分母とした数値です。新卒枠で募集した事業所全体に対する割合は、2025年度で約32%となります。
新卒枠で募集した事業所の7割以上が既卒者の応募を受け付けており、その割合は近年ほぼ横ばいで推移しています。なお「うち採用にいたった」の割合は、応募を受け付けた事業所を分母とした数値です。募集した事業所全体で見ると、既卒者の採用に至ったのは3割程度となります。
また、この調査の「既卒者」は「学校卒業後すぐに就職する者以外で35歳未満の者」を指し、勤務経験の有無を問わないため、フリーターの方や転職者も含まれます。「ニートのみ」に絞った場合は結果が変動する可能性がある点に注意が必要です。
参照元:厚生労働省「労働経済動向調査:結果の概要」
まずはあなたのモヤモヤを相談してみましょう
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
こんなお悩みありませんか?
- 向いている仕事あるのかな?
- 自分と同じような人はどうしてる?
- 資格は取るべき?
実際に行動を起こすことは、自分に合った働き方へ近づくための大切な一歩です。しかし、何から始めればよいのか分からなかったり、一人ですべて進めることに不安を感じたりする方も多いのではないでしょうか。
そんなときこそ、プロと一緒に、自分にぴったりの企業や職種を見つけてみませんか?
就活に失敗してニートになる主な理由
就活に失敗してニートになる背景には、本人の気持ちや行動、環境などが重なっているケースが多く見られます。当てはまる点があれば、改善の糸口を見つけるきっかけになるでしょう。
ここでは、主な理由を6つに分けて紹介します。どれか1つだけが原因とは限らず、複数が重なっている場合も少なくないので、ぜひチェックしてみてください。
就活に失敗してニートになる主な理由
- 就職のための行動が遅く応募数も少なかったから
- 就職したい・働きたいという意思が薄かったから
- やりたい仕事や気になる職種が特になかったから
- コミュニケーションに苦手意識があるから
- 自分に自信がもてず自己肯定感が低いから
- 努力したにもかかわらず納得いく結果を得られなかったから
1.就職のための行動が遅く応募数も少なかったから
就職するにあたっての準備やスタートが遅かったり、企業への応募数が少なかったりすると、就活に失敗する可能性があります。
特に新卒時の就活は競争が激しいため、就活情報の収集や企業研究に出遅れてしまうと、適切なタイミングでエントリーできないことも。早い段階から計画を立てて、継続的かつ積極的に取り組めなければ、就職のチャンスを逃しやすくなるでしょう。
2.就職したい・働きたいという意思が薄かったから
「就職したい」「働きたい」という意思が薄いと、正社員を目指して意欲的に行動している人と比べて就活に失敗しやすいといえます。働く意欲が低いため、就活に対するモチベーションを維持しづらく、必要な努力が不足してしまうでしょう。
就職への関心が薄れる理由には、生活に金銭的な余裕があったり、働く意味を見出せなかったりすることが挙げられます。
3.やりたい仕事や気になる職種が特になかったから
やりたい仕事や気になる職種が特にないことも、就活に失敗しやすくなる理由の一つです。やりたい仕事がないと、「就職できればどこでも構わない」と考えてしまう傾向にあります。投げやりな気持ちのままでは企業研究や面接対策に真剣に取り組めず、選考を通過しにくくなるでしょう。
4.コミュニケーションに苦手意識があるから
人との交流に苦手意識がある場合、就活に対する大きなストレスから、応募や選考に進むのを諦めてニートになってしまう方もいるようです。面接や採用担当者とのやり取りで精神的に疲弊したり、グループディスカッションで緊張して体調が悪くなったりと、就活自体に苦痛を感じてしまうことが要因と考えられるでしょう。
5.自分に自信がもてず自己肯定感が低いから
「きっとうまくいかない」「自分にできる仕事はない」など、自信がもてず自己肯定感が低いことも、就活に失敗してニートになる理由として挙げられます。自信がないと自分の長所や強みを見つけるのが難しいため、面接やエントリーシートでの自己アピールが不十分になるでしょう。
6.努力したにもかかわらず納得いく結果を得られなかったから
就活に失敗してニートになる方のなかには、「しっかり準備をして努力もしたけれど、就活全落ちしてしまった」という人もいます。やりたい仕事がはっきりしていて、そのために情報を集めたり選考対策をしたりしても、満足できるような結果を得られなければ挫折してしまうこともあるでしょう。
頑張りが報われなかった場合、「自分はダメなんだ」と思い込んで、ふさぎ込みがちになる可能性があります。
あなたの強みをかんたんに発見してみましょう
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
こんなお悩みありませんか?
- 自分に合った仕事を探す方法がわからない
- 無理なく続けられる仕事を探したい
- 何から始めれば良いかわからない
自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない 仕事を選ぶと早期退職のリスクもあります。そこで活用したいのが、「隠れたあなたの強み診断」です。
まずは所要時間30秒でできる診断に取り組んでみませんか?強みを客観的に把握できれば、進む道も自然と見えてきます。
就活に失敗したニートが就職を諦めないほうが良い理由

ニートから挑戦できる求人があったり、空白期間が短いほうが社会復帰しやすかったりするため、就活に失敗したニートの方も、就職を諦めずに挑戦し続けましょう。以下で詳しい理由を解説するので、就活を再び始めようと考えている方は、ぜひご一読ください。
未経験者や既卒者歓迎の求人に挑戦できるから
就業経験がないニートや既卒者でも応募できる求人があるのは、若手の育成を前提に採用する企業が一定数あるためです。
本来、労働施策総合推進法により、募集・採用で年齢制限を設けることは原則として禁止されています。ただし、長期勤続によるキャリア形成を図るために若年者を募集する場合は、「期間の定めのない労働契約であること」「職業経験を問わないこと」などの条件を満たせば、例外として年齢を限定できます。こうした求人では、新卒者と同じように育成する前提で採用が行われるのが特徴です。
年齢制限の有無にかかわらず、「未経験歓迎」「既卒歓迎」と明記した求人も少なくありません。経験がなくても就職活動に挑戦できる求人が見つかる可能性があります。
参照元:厚生労働省「その募集・採用 年齢にこだわっていませんか?」
年齢を重ねると経験やスキルを求められやすくなるから
年齢を重ねるほど即戦力となる経験やスキルを求められやすいことも、ニートの方が就職を諦めるべきではない理由の一つです。30代以降の就活では、専門性の高いスキルや豊富な実務経験、マネジメント能力などが重視される傾向にあります。年齢を重ねると応募できる求人数が減ったり、若い人材が選考のライバルになったりもするため、早めの行動が就職を成功させるためのポイントです。
参照元:厚生労働省「若者への就職支援」
ニート期間が長引くと社会復帰へのハードルが高まるから
ニート期間が長くなると社会復帰へのハードルが高まりやすいため、そうなる前に行動することが重要です。企業側は空白期間が長いニートの方に対して、「働く意欲が低いのでは」と懸念を抱きやすい傾向にあります。
また、ニートからの就活では、面接で空白期間の過ごし方を聞かれやすいため、何もしていない期間が長いほど質問に答えづらくなることも。空白期間をなるべく短くするには、就職を目指して諦めずに行動しましょう。
就活失敗後の就職を成功させやすいニートの特徴

就活失敗後の就職を成功させやすいニートの方には、「ポジティブ思考」や「失敗を認めて諦めずに行動できる」などの特徴があるようです。それぞれの特徴について、以下で詳しく説明します。
1.物事をポジティブに考えられる
物事をポジティブにとらえられれば、一度就活に失敗しても「次こそはうまくいく」といったように、何事にも前向きな気持ちで取り組めるでしょう。ポジティブ思考は、ストレスと上手に付き合う際にも有効なため、就職後もストレスを適度にコントロールしながら仕事を続けられる可能性があります。
2.自分の失敗を素直に認められる
自分の失敗を素直に認め受け入れられる方は、就活失敗後にニートとなった場合も就職に成功しやすいようです。就活での失敗を認めることは反省点の分析にもつながるため、反省をもとに改善した就活を行えば、応募書類や面接をとおして採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
自分の失敗を素直に認めることは、就活のみならず仕事を始めてからも大切です。自己成長を続けるためにも、「失敗は成功のもと」と心掛けておきましょう。
3.諦めずに就職に向けた行動ができる
就活がうまくいかなくても諦めずに行動し続けられる継続力は、就職しやすいニートの方の特徴の一つです。「また失敗するかも…」といった恐怖心からニート生活を続けていると、就職へのハードルが上がってしまう恐れがあります。就活にはある程度の慣れも必要なため、諦めずに行動を続ければ、選考の傾向と対策のコツをつかめるでしょう。
うまくいかず悩むときは、就職を成功させた友人や先輩など、第三者に相談してみるのもおすすめです。
4.正しく自己分析できる
就活失敗後から就職を成功させやすいニートの方の特徴として、「正しく自己分析ができる」ことも挙げられるでしょう。自己分析をしっかり行えば、自分の強みや弱み、得意なことなどを洗い出せるため、ミスマッチを防いで理想の企業に就職しやすくなります。
空白期間の間に自分自身の強みや弱み、興味があること、価値観などを深く考える時間を設けてみましょう。
5.希望条件や仕事内容にこだわり過ぎない
企業に求める条件や仕事内容にこだわり過ぎない姿勢も、就活失敗後の就職を成功させやすいニートの方の特徴といえます。仕事探しの軸を設けることは大事ですが、こだわり過ぎると選択肢が限られてしまい、就職活動が難航してしまう可能性も。「譲れない要素」を中心に、幅広い職種や業界のなかから自分に合った仕事探しを行いましょう。
また、希望条件や仕事内容にこだわり過ぎないことで、新しいチャレンジや成長の機会を逃さず、幅広いキャリアプランを模索しやすくなります。
就活に失敗したニートが就職成功に近づく9つの方法

再び就活を検討しているニートの方は、前回の反省点の洗い出しや周囲の人を頼るなどの対策を行い、内定獲得を目指しましょう。以下で、就活に失敗したニートの方が就職を成功させるためのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
就活に失敗したニートが就職成功に近づく方法
- 就活に失敗した原因を洗い出す
- 就職の目的を明確にする
- 深く考え過ぎず行動を起こしてみる
- 幅広い視野で就職先を探す
- 周囲の人に自分の強み・弱みを教えてもらう
- 書類・面接選考の対策に力を入れる
- 就職に役立つスキルを身につける
- 自己肯定感を高めて自分に自信をもつ
- 1人だけで就活をしない
1.就活に失敗した原因を洗い出す
過去に就活に失敗した経験があるニートの方は、その原因をしっかり把握することで次の就活に役立てられるでしょう。就活に失敗した理由の一例として、以下のような内容が考えられます。
- ・就活の準備が不足していた
- ・大企業や人気企業ばかりを選んでいた
- ・業種や職種を絞り過ぎていた
ニートから正社員を目指す際は、準備を万全にしたうえで就活を戦略的に進めていくことが重要です。そのため、前回の就活で失敗した原因はどの要素にあるのか、改善点は何かを洗い出す作業が就職成功のカギになります。
2.就職の目的を明確にする
ニートの方に限らず、就活では「就職する目的の明確化」が欠かせません。「なんとなく働いてみる」「ニート生活に飽きた」などの曖昧な気持ちで就活を始めると、志望動機や自己PRに説得力が生まれず、失敗する原因になり得ます。目的を明確にすることで就活の軸ができるので、就職して何を実現したいのか、将来どのようになりたいのかを考えてみましょう。
3.深く考え過ぎず行動を起こしてみる
就職の目的を明確にしたら、完璧に準備が整うのを待たず、小さな一歩を踏み出してみるのがおすすめです。あれこれ考え込んでしまうと、心配ごとが増えたり失敗に対する恐怖心が芽生えたりして、行動を起こしにくくなります。まずは求人サイトを眺めてみる、就職支援サービスに登録してみるなど、負担の軽い行動から始めてみましょう。
4.幅広い視野で就職先を探す
希望する就職先を絞り込み過ぎて就活に失敗した経験があるニートの方は、特定の業界や職種、企業にこだわり過ぎず、視野を広くもつ意識が大切です。たとえば、大手や有名企業を志望している場合、中小企業やベンチャー企業にも目を向けてみましょう。倍率が高く経験やスキルが求められやすい大手や有名企業に比べて、中小・ベンチャー企業では、会社と一緒に成長してくれる将来性が重視されやすい傾向にあります。
初めは興味がもてなくても、業界研究や企業研究を進めていくうちに、気になる仕事を見つけられる可能性も。視野を広げて、興味の対象を増やすことが重要です。
5.周囲の人に自分の強み・弱みを教えてもらう
家族や友人、大学の先輩など、第三者の視点から自分の強みや弱みを「他己分析」してもらうのも効果的な方法の一つ。周囲の客観的な意見を聞くと、自分では気づけなかった強みや長所を知れるでしょう。自己分析と組み合わせることで、自身の認識とは異なる部分を見つけるきっかけにもなり得ます。
6.書類・面接選考の対策に力を入れる
書類・面接選考の対策を十分に行い、採用担当者を納得させられるような回答を準備しておきましょう。企業は選考をとおして、「なぜ自社を選んだのか」や「働く意欲はあるのか」などを細かく見極めようとしています。企業側の質問の意図を理解し、適切に答えられるよう対策を練ることが、就職を成功に導くポイントです。
また、企業研究を行い、志望する企業で活躍している人の特徴や求められている人材なども確認しておきましょう。
空白期間について聞かれたときの回答を準備する
空白期間の長さだけで選考の結果が決まるわけではありません。企業が知りたいのは「期間が何か月か」ではなく「その期間をどう過ごし、何を考えていたか」です。
ただし、空白期間が長くなるほど面接でその過ごし方を具体的に説明する必要が増すのは確かです。資格の勉強、アルバイト、ボランティア、情報収集など、説明できる取り組みを一つでも持っておくと、期間の長短にかかわらず働く意欲を伝えやすくなります。
面接の場では、空白期間中に業務に役立つスキルを身につけていたことや、将来のビジョンを明確に伝えると、働く意欲のアピールにつながるでしょう。
志望動機や自己PRは自分の言葉で考えよう
志望動機や自己PRの内容は、自分の言葉で本当の思いや価値観をしっかり表現することが重要です。採用担当者は、「応募者がどれだけ真剣に企業や業界に興味をもっているのかを知りたい」と考えています。
自分の言葉で考えた志望動機や自己PRを伝えることで、「本当に自社に入社したいのだな」「業務内容をしっかり理解している」といったプラスのイメージを与えられるでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー
後藤祐介からのアドバイス
7.就職に役立つスキルを身につける
業務に役立つスキルは就活で有利に働く場合があるため、就職成功に近づきやすくなるでしょう。資格やスキルは、その仕事への興味や基礎知識があることのアピール材料になります。ニート期間をスキル習得の時間に充てられれば、選考で好印象を与えられるでしょう。
アルバイトから始めてみるのも手
「資格を取得するのは難しいけれど、就活で役立つスキルがない」という場合は、アルバイトから始めてみるのも手です。興味のある分野でアルバイトをすれば、仕事のスキルが身につき、結果として就職に結びつくことがあるでしょう。
将来的に正社員としての就職を目指すなら、あらかじめ「1年以内に就活を再開する」と期間を決めてアルバイトを始めると、メリハリをつけて行動できます。
8.自己肯定感を高めて自分に自信をもつ
ニートからの就職を目指すにあたって、自分に自信をもつことを意識してみてください。就活に失敗した経験があると、周囲と比べてしまったり、自分の弱点ばかりが気になったりして、自信をなくすこともあるでしょう。しかし、就職活動は自分自身のために行うものなので、誰かと比べて落ち込む必要はありません。
自己肯定感が高まって自信をもてるようになると、表情が明るくなったり立ち振る舞いが堂々としたりして、面接でも好印象につながるメリットがあります。「自分を褒める」「ありのままの自分を受け入れる」といった方法で自己肯定感を高め、自信をつけましょう。
9.1人だけで就活をしない
就活失敗を経て再び就職を目指す際は、1人で就活を進めず、就活のプロである就職支援サービスを活用するのがおすすめです。就職・転職エージェントのハタラクティブが調査した「若者しごと白書2025(p.35)」によると、就職活動・転職活動を始めるときの不安について、「自分の経歴・スキルで就職・転職できる仕事があるか」に不安がある(「非常に不安だ」「やや不安だ」の合計)と答えた方は、正社員で64.5%、フリーターで72.7%でした。「選考時にうまく自分を伝えられるか」(自己アピール)への不安は、正社員で57.6%、フリーターで71.4%です。
プロのキャリアアドバイザーに相談すれば、自分では気づきにくい強みを見つけてもらえたり、応募書類や面接の対策を一緒に進められたりします。1人では解決できない悩みや就職への不安も相談できるので、問題を一つひとつ解決しながら進められるのも大きなメリットです。
就職支援サービスの詳細は次項で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
参照元:ハタラクティブ「若者しごと白書2025」
就活に失敗したニートにおすすめの就職支援サービス

この項では、就活に失敗したニートの方におすすめの就職支援サービスを紹介します。やりたい仕事や理想の職場への就職を成功させるためにも、自分に合ったサービスを活用しましょう。
ハローワーク
ハローワークは、就職希望者を支援するための雇用サービス機関です。国が運営する就職支援の窓口で、求人の紹介や職業相談、応募書類の添削などを受けられる点が特徴。若い方向けには、おおむね35歳未満で正社員就職を目指す方を対象とした「わかものハローワーク」もあります。
また、業務に役立つ知識や技能を習得できる「職業訓練(ハロートレーニング)」を受けることも可能です。職業訓練には、雇用保険の受給資格がある方を主な対象とする公共職業訓練と、雇用保険を受給できない方を対象とする求職者支援訓練があり、ニートの方は後者が対象となる場合が多いでしょう。いずれも受講料は無料ですが、テキスト代や交通費、一部の訓練科では用具・材料費が自己負担となります。どの訓練が利用できるかは、お住まいの地域のハローワークで確認してみてください。
参照元:厚生労働省「ハローワーク」
ジョブカフェ
ジョブカフェは、都道府県が主体的に設置している若者向けの就職支援施設です。正式名称を「若年者のためのワンストップサービスセンター」といい、就職セミナーや職場体験、カウンセリング、職業相談など、各地域の特色を生かした支援が受けられます。
相談やセミナーなどの基本的なサービスは無料で利用できるため、ジョブカフェという名前のとおり気軽に立ち寄れるのもメリットといえます。ただし、実施内容や一部の講座の取扱いは都道府県によって異なるため、利用前にお住まいの地域のジョブカフェで確認しておくと安心です。
参照元:厚生労働省「ジョブカフェにおける支援」
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーションは、働くことに悩みを抱える15〜49歳までの方に、就労に向けた支援を行う機関です。厚生労働省が、若者の支援実績のある民間団体などに委託して運営しており、全国に179か所(令和7年4月現在)設置されています。働くことに自信がもてない方や、離職後の期間が長い方の相談にも対応しているのが特徴です。まずは、お住まいの地域のサポステで利用条件や費用を確認してみましょう。
参照元:厚生労働省「地域若者サポートステーション」
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが求人の紹介から応募書類の添削、面接対策までを一貫してサポートする民間のサービスです。自分に合った求人を紹介してもらえるため、1人で探すよりも効率的に進められるでしょう。
就職市場を知り尽くしたプロから実践的なアドバイスを受けられるのも魅力です。エージェントによっては、ニートやフリーターに特化しているところもあるため、複数のサービスを比較検討してみるのがおすすめです。
まとめ
就活に失敗してニートになっても、就職の道が閉ざされるわけではありません。大学卒業時に進路が決まっていない人は一定数おり、新卒枠で既卒者の応募を受け付けた事業所も7割を超えています。ただし、採用に至った事業所は応募を受け付けた事業所の4割強にとどまるため、早めに失敗の原因を整理して対策することが大切です。
一方で、年齢を重ねるほど経験やスキルを求められやすくなり、ニート期間が長引くほど動き出しにくくなる点には注意が必要です。まずは失敗の原因を整理し、小さな行動から始めてみましょう。1人で進めるのが不安な場合は、ハローワークやサポステ、就職・転職エージェントなどの支援サービスを活用するのも一つの方法です。
就活に失敗してニートになり、正社員への就職を目指したいとお考えの方は、ぜひ就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、ニートやフリーター、既卒などの若年層に特化したサービスです。未経験歓迎や学歴不問の求人を多数扱っているので、「経歴に自信がない…」「特別なスキルをもっていない…」という方も、自分に合った就職先を見つけられます。
本番を意識した模擬面接や応募書類の書き方のアドバイス、強みを引き出す自己分析も一緒に行うなど、専任のキャリアアドバイザーが全面的にサポート。丁寧なフォローを受けながら就活に臨めるため、過去に失敗した経験がある方も安心です。サービスのご利用はすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
就活に失敗したニートが抱えるお悩みQ&A
ここでは、就活に失敗したニートの方のお悩みをQ&A形式で解決します。現状に不安がある方は、ニート状態から脱却するためのヒントにしてみてください。
ニートが許されるのは何歳までですか?
ニートでいてよい年齢に決まりはありません。就活に失敗してニートになったからといって、人生が終わるわけではないのです。統計上、若年無業者は15〜34歳で区分されますが、これは集計上の区切りであり、就職できる年齢を示すものではありません。ただし、年齢を重ねると経験やスキルを求められやすくなるため、早めに動き出すと選択肢が広がります。
ひきこもりで就職できない場合どうすればいいですか?
まずは就職を急がず、外出や生活リズムの安定など、小さな目標から始めましょう。ひきこもりは決して珍しい状態ではなく、内閣府の調査(令和4年度)では15〜64歳の約50人に1人がひきこもり状態にあると推計されています。社会復帰までの道のりは人それぞれで、一律の目安はありません。
相談先として、ひきこもり地域支援センターや、就労に向けた支援を行う地域若者サポートステーションがあります。サポステについては、このコラムの「地域若者サポートステーション」をご覧ください。
参照元:厚生労働省「ひきこもり支援に関する取組」
就職しない方がいい業界はありますか?
特定の業界が一律に避けるべきとはいえず、同じ業界でも企業によって労働環境は異なります。見るべきなのは業界よりも、企業ごとの働き方の実態です。求人票の労働条件に曖昧な点がないか、面接で残業の実態や研修の有無を確認できるかが、見分けるポイントになります。
新卒者等を募集する企業には、若者雇用促進法に基づき、応募者などから求められた場合に、「募集・採用の状況」「職業能力の開発・向上の状況」「雇用管理の状況」の3類型それぞれについて、1つ以上の職場情報を提供することが義務づけられています。たとえば、過去3年間の新卒採用者数・離職者数や平均勤続年数、研修の有無、前年度の月平均所定外労働時間、有給休暇の平均取得日数などです。企業が公表していない場合でも、応募者は情報提供を求められます。これらの数字は、労働環境に課題のある企業を避けるための判断材料になります。
参照元:厚生労働省「職場情報の提供制度」
なぜニートは増えているのですか?
「増えている」とは言い切れません。厚生労働省の資料(総務省「労働力調査」をもとに整理)によると、15〜34歳の若年無業者は令和6年に61万人で、前年から2万人増えました。ただし、長期的には50万人台から60万人台で推移しており、増加が続いているわけではありません。
なお、若年無業者は「15〜34歳の非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者」を指す統計上の区分で、35歳以上は含まれません。
参照元:厚生労働省「若年者雇用対策の現状について(資料3-2)」
参照元:総務省統計局「統計FAQ 16A-Q10 ニートの人数」
「就活に失敗して良かった」と思える可能性はある?
自分と深く向き合う時間が取れて、その結果やりたいことができたり、適職と呼べる仕事に出会えたりすれば「就活に失敗して良かった」と思える可能性があるでしょう。就活に失敗したとしても、「自分に合った企業を見つけるための準備期間だ」と前向きにとらえて、就職を諦めないことが大切です。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが求職者一人ひとりの就活を丁寧にサポートします。所要時間1分程度の性格から分かる適職診断も受けられるので、お気軽にお問い合わせください。