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30歳無職からの就職は可能?職歴なしのリスクや就活成功のポイントを解説
更新日
この記事のまとめ
- 30歳無職から就職を目指すのは可能
- 30代無職の方の割合は、約2.5%ほどいる
- 30歳無職で職歴なしの場合は、「未経験歓迎」の求人に注目しよう
- 30歳無職からの就職では、未経験から挑戦しやすい営業職や製造業などがおすすめ
- 30歳無職からの就職活動が不安なら、就職エージェントに相談してみよう
「30歳無職から就職できる?」「現状から抜け出せないかも…」と不安を感じている方もいるでしょう。しかし、しっかりと選考対策をすれば、30歳無職から就職を実現することも可能です。このコラムでは、30歳無職の方におすすめの選考対策や、就職を目指しやすい仕事についてご紹介します。内容を参考にして就活を始める際にお役立てください。
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30歳無職から就職できる?
30歳無職から就職を目指すことは可能です。ただし、30代は20代と比べ、就職の難易度が高まる傾向にあります。就職を目指す30歳無職の方は、「受かりやすい職種を知る」「未経験歓迎の求人へ応募する」「資格を取得する」などの対策をとることで、就職成功の確率が上がるでしょう。
無職の期間はできるだけ短いほうが就職に成功しやすい
無職の方は、できるだけ早めに就活を始めることをおすすめします。30歳で無職の期間が長いと、企業から「働く意欲が低いのでは?」「採用してもすぐに辞めてしまうのでは?」といった懸念を抱かれる恐れがあるためです。病気やケガ、家族の介護などやむを得ない場合を除き、できるだけ早めに行動を起こすことが就職成功のカギとなるでしょう。
フリーター継続期間と正社員就職率の相関関係
参考として、独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書No.213 『大都市の若者の就業行動と意識の変容』」にある、フリーター継続期間と正社員就職率の相関関係を、以下の表で紹介します。
【フリーター継続期間と正社員になれた割合】
フリーター継続期間 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
1年以内 | 74.7% | 64.6% |
1~2年 | 64.2% | 58.8% |
2~3年 | 68.9% | 47.5% |
3~4年 | 69.0% | 55.8% |
4~5年 | 51.4% | 28.8% |
5年以上 | 44.3% | 24.5% |
参照:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 『大都市の若者の就業行動と意識の変容』(p.128)」
フリーター継続期間が1年以内であれば、74.7%の男性と64.6%の女性が正社員就職を実現していることが分かります。しかし、男性・女性ともにフリーター継続期間が長くなるにつれて、正社員就職率は低下傾向です。
「30歳職歴なしから正社員になれる?おすすめの職種や就職成功のコツとは?」では、面接を成功させるコツや正社員就職を目指す方法について解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回 若者のワークスタイル調査」から-
30代無職の割合や就職率の実態
ここでは、30代無職の方の割合や就職率についてまとめました。ご自身の立ち位置を把握するための参考にしてみてください。
30代無職の割合は2.5%前後
総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要」を参考に、2019〜2023年に30代で無職だった方の人数を以下の表にまとめました。
【無業者の人数と割合の推移:25~34歳】
年代 | 無業者の人数 | 人口に対する割合 |
---|---|---|
2023年 | 33万人 | 2.6% |
2022年 | 31万人 | 2.4% |
2021年 | 31万人 | 2.4% |
2020年 | 32万人 | 2.4% |
2019年 | 32万人 | 2.4% |
参照:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要(p.17)」
【無業者の人数と割合の推移:35~44歳】
年代 | 無業者の人数 | 人口に対する割合 |
---|---|---|
2023年 | 37万人 | 2.5% |
2022年 | 36万人 | 2.4% |
2021年 | 36万人 | 2.3% |
2020年 | 39万人 | 2.4% |
2019年 | 39万人 | 2.4% |
参照:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要(p.17)」
2023年に無職だった方は25〜34歳で33万人、35〜44歳は37万人でした。上記の表を見ると、どちらの年代も2022年まで無職の方の人数は減少傾向にありましたが、2023年ではどちらも増加していることが分かります。
参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計) 2023年(令5年)平均結果
30代の就職率は約17%
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「問題提起 『就職氷河期世代』の全体像を把握する─平成29年版『就業構造基本調査』の二次分析から─」によると、2017年に非正規雇用から正規雇用へ移行した30代の割合は、平均で約17%でした。詳細を以下の表にまとめましたので、ご覧ください。
【非正規雇用から正規雇用へ移行した人の割合】
年齢 | 男女計 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
30~34歳 | 18.1% | 34.3% | 12.9% |
35~39歳 | 15.5% | 29.8% | 12.2% |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「問題提起 『就職氷河期世代』の全体像を把握する─平成29年版『就業構造基本調査』の二次分析から─(p.5)」
男性・女性ともに、30代前半に比べ30代後半のほうが、正社員移行率が低いことが分かります。なお、このデータはアルバイトや派遣社員など、いわゆるフリーターから正社員へ移行した人の割合です。無職からの就職率ではないため、就活時の参考程度にとどめておきましょう。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
問題提起「就職氷河期世代」の全体像を把握する-平成29年版「就業構造基本調査」の二次分析から-
30歳無職で職歴ありと職歴なしでは何が違う?
30歳無職で、正社員・アルバイト問わず社会に出て働いた経験がある場合は、これまでの仕事で培ったスキルや実績をアピールすることが可能です。前職と同じ職種に応募すると、即戦力として評価される可能性もあります。職歴なしの場合は「未経験歓迎」の求人に注目したり、応募する職種の範囲を広げたりするのがポイントです。「いきなり正社員として働くのは不安」という方は、就職する前に自分のペースで働けるアルバイトや派遣などで働いてみるのもおすすめ。会社によっては、非正規雇用で経験を積んだあとに、正社員として雇用してもらえる場合もあるようです。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
30歳無職・職歴なしのまま年齢を重ねるリスク
ここでは、30代以降も無職で過ごすリスクを紹介します。自分の理想の生き方や将来実現したいことと照らし合わせ、避ける要素は何かを考えてみましょう。
30歳無職・職歴なしのまま年齢を重ねるリスク
- 無職期間が長引くほど選考で不利になりやすい
- 年齢を重ねるごとに就職の選択肢が狭まりやすい
- 結婚を考えている場合は実現が難しくなる
- 収入源や貯金がなく生活苦に陥りやすい
- 家族から厳しい態度を取られる場合がある
- 社会の目が気になり引きこもりがちになる場合もある
無職期間が長引くほど選考で不利になりやすい
無職の期間が長くなると、再就職の際に「ブランクが長過ぎる」「職歴がない」といった理由で選考に通りにくい可能性があります。厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況」によると、フリーターの方を正社員として採用した企業の割合は、18.5%でした。
フリーターの年齢 | フリーターを正社員として採用した企業の割合 |
---|---|
15〜34歳のみ | 10% |
35〜44歳のみ | 2.1% |
15〜34歳・35〜44歳の両方 | 6.4% |
合計 | 18.5% |
参照:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況(p.12)」
上記のデータから、フリーターの方を正社員として採用した企業のうち10%が「15〜34歳のみ」、2.1%が「35〜44歳のみ」、6.4%が「15〜34歳・35〜44歳の両方」となっていることが分かります。無職期間を長引かせるほど、転職が難しくなる傾向があるため、できるだけ早めに就活に取り組むのがおすすめです。
参照元
厚生労働省
平成30年若年者雇用実態調査の概況
年齢を重ねるごとに就職の選択肢が狭まりやすい
就職・転職活動の際は、年齢を重ねると応募できる求人の選択肢が狭まる可能性があります。なぜなら、人材育成に力を入れている企業では、ポテンシャルが評価されやすい20代の若者を積極的に採用する傾向があるためです。
また、30代・40代の応募者の場合、企業から年相応の社会人経験や業務スキル、実績を求められることが一般的。職歴なしのまま年齢を重ねると、希望の企業がなかなか見つからず、無職またはフリーターから抜け出せなくなる恐れもあるでしょう。
結婚を考えている場合は実現が難しくなる
結婚を考えている場合、安定した収入が得られる正社員の仕事に就くのがおすすめです。無職のまま年齢を重ねると収入面での不安から、結婚後の生活設計を立てるのが難しくなる恐れも。結婚後に家庭を支えるためには経済的な安定が必要なため、無職期間が長いと結婚後の生活費や子育てに対する不安が生じることもあるでしょう。
収入源や貯金がなく生活苦に陥りやすい
30歳無職で親の収入を頼りに生活している場合、将来的に生計維持が難しくなる可能性があります。自分の年齢が30歳を超えると、親が定年退職をする時期も近付いてくるでしょう。なかには、年金や貯金が十分あり、自分が働かなくても生活できる人もいるようです。
しかし、基本的には親の高齢化とともに家庭内の収入が減る傾向にあるため、自分の力で収入を確保する方法を考えておくことが大切。「収入源がなくても生活保護がある」と考えていたとしても、生活保護受給の審査は厳しく、必ずしも受けられるとは限りません。
家族から厳しい態度を取られる場合がある
「30歳無職・無職」という状況に、親や兄弟から厳しい目を向けられる可能性もあります。一般的に30代は、働き盛りだったり自分の家庭を築いたりする年代と思われやすいでしょう。そのため、30歳無職の方に対し家族は、「このままで将来は大丈夫だろうか」と不安な気持ちになりやすいようです。
社会の目が気になり引きこもりがちになる場合もある
無職の期間が長くなると仕事をしている人に対し引け目を感じ、自分に自信がなくなったり、引きこもりがちになったりすることも考えられます。引きこもりがちになると、「30代で無職はやばい」「人生終わりだ」「もう就職なんてできない」と、悲観的な考えが頭をよぎる恐れもあるでしょう。行動範囲が狭まることにより、就活で必要なモチベーションや体力が低下する可能性もあります。
ニートや引きこもりになる原因は、「ニートとひきこもりの違いは?このままだとどうなる?末路や脱出方法を紹介」のコラムで触れています。ニートや引きこもりの状態から抜け出す方法も解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
30歳無職の方が就活を始める前におすすめの取り組み
ここでは、30歳無職の方が就職前にできることを4つ紹介します。「30歳無職で職歴なしからの就職は手遅れなのでは」と不安な方は、就活の第一歩として以下の行動を起こしてみましょう。
30歳無職の方が就職する前に起こすべき行動
- 生活リズムを整える
- 今できることを探してみる
- 仕事に役立つ資格やスキルを習得する
- 職業訓練を活用する
- 実際にどのような求人があるか見てみる
1.生活リズムを整える
30歳で無職の方のなかには、「仕事をしていない期間が長く、生活習慣が乱れてしまった」という方もいるでしょう。そのような場合は、就職後に備えて生活習慣を見直すことが大切です。夜型の生活をしているのであれば、早めに就寝してしっかり睡眠を取り、日中に活動する生活リズムへと切り替えましょう。
朝早く起きて朝日を浴びたり、散歩をしたりすると気分がすっきりして活力が湧いてくることも。一度に多くの変化させようとするのではなく、「就寝と起床時間を決める」「毎日1回は家から出る」というように、些細なことから生活習慣を変えてみましょう。
2.今できることを探してみる
無職の状態が続いている30歳の方のなかには、「やりたい仕事が見つからない」と感じ、なかなか就活をスタートできない人もいるでしょう。このような場合は、やりたい仕事よりも「今、自分にできること」「楽しめること」をもとに、仕事を探してみるのも一つの手です。
はじめは職種や企業をあまり限定せず、視野を広くもって求人を見てみましょう。就職後にスキルや実績を得れば、成功体験が重なって新たな目標が見つかる可能性もあります。
3.仕事に役立つ資格やスキルを習得する
応募できる求人の幅を広げるため、資格の勉強やスキルの習得を目指すのも30歳無職の方におすすめです。たとえば、パソコンの知識を証明する資格や簿記、調理師など30歳から学べるものは幅広くあります。ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、フリーターの方が身につけたい主なスキルは以下のとおりです。
身につけたいスキル | 割合 |
---|---|
語学スキル | 23.9% |
パソコンスキル | 17.3% |
財務・経理に関するスキル | 7.6% |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2024(p.61)」
「仕事を辞めたばかりで転職活動をする気力がない」「働く自信がもてず就職に踏み切れない」といった方は、上記を参考にスキルを身につけることから始めてみるのもおすすめ。自分にできることが増えれば前向きな気持ちで就職活動を進めやすくなるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
4.職業訓練を活用する
スキルや資格を得たい30歳無職の方には、ハローワークの職業訓練を受けるのも手です。パソコンや経理の知識を学べたり、資格取得を目指せたりと受講できるコースは時期や地域によってさまざま。受講期間は3ヶ月〜半年、長いものだと1〜2年間のコースもあります。職業訓練にどのようなコースがあるか知りたい方は、ハローワークインターネットサービスの「訓練検索・一覧」で検索してみましょう。
職業訓練を受講する流れは、「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や受講給付金制度を解説」のコラムでまとめています。
参照元
ハローワークインターネットサービス
訓練検索・一覧
5.実際にどのような求人があるか見てみる
なかなか就職・転職活動に踏み出せない30歳無職の方は、求人を見て世の中にどのような職業があるか知ることも大切です。そのなかから興味のある分野について詳しく調べたり、業務に活かせる資格を身につけたりするなど、少しずつ行動を起こし就活モードに切り替えましょう。
「求人サイトの情報だけでは自分に合うかどうか分からない」「応募する前に会社の雰囲気を知りたい」という場合は、就職・転職エージェントを活用してみるのもおすすめです。就職・転職支援サービスを行うハタラクティブでは、プロのキャリアアドバイザーが相談者の経歴や希望をヒアリングしたうえで、求人を紹介しています。
企業に直接インタビューしている求人も取り扱っているので、応募前に社内の雰囲気をお伝えすることも可能です。第三者のサポートを受けて就活を進めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
正社員就職に不安がある方はアルバイトから始めるのも手
無職からの就職に不安がある30歳の方は、アルバイトで働くことに慣れてから改めて就活をスタートするのも手です。アルバイトの働き方は、自分の都合に合わせて出勤日数や勤務時間を選択しやすいのが特徴。また、「土日だけ」や「1ヶ月だけ」といった短期間の求人もあります。
ただし、アルバイトでは正社員と同様の給与や待遇、キャリア形成などを望めないことが一般的です。アルバイトと正社員にどのような違いがあるか知りたい方は、「アルバイトと正社員の違いとは?メリット・デメリットや面接対策などを解説」をチェックしてみてください。
アルバイト経験がある方は就職に活かせる場合も
アルバイト経験がある方は、その経験を就職活動に活かせる可能性があります。具体的には、顧客対応のスキルやチームワーク、タイムマネジメント能力、問題解決能力などです。アルバイト先で得た知識や実務経験をアピールすれば、即戦力になり得ることを伝えられるでしょう。アルバイト経験を正社員に転職する際にどのように活かせるかを考え、積極的に自己PRをすることが大切です。30歳無職から就職を目指しやすい仕事5選
以下では、30歳無職から就職を目指す方に向け、未経験から挑戦しやすい職業と、それぞれの特徴を5つまとめました。ハタラクティブで扱う「未経験OK」の求人もご紹介しているので、興味がある求人があればぜひチェックしてみてください。
30歳無職から就職を目指しやすい仕事
- 営業職
- 製造業
- ドライバー
- 建設作業員
- 接客・販売業
1.営業職
営業職は、幅広い業界で必要とされているため、「未経験OK」の求人を見つけやすい傾向にあります。そのため、30歳無職の方も比較的挑戦しやすい仕事といえるでしょう。営業職はコミュニケーション能力や提案力など、汎用性があるスキルを身につけられる可能性があるので、将来ほかの仕事へ転職する場合も経験が役立つでしょう。「個人営業」か「法人営業」、「新規営業」か「ルート営業」かなど、営業スタイルは多岐にわたるので自分に合うものを見つけるのがポイントです。
厚生労働省の「職業情報提供サイト」を見ると、食品営業職の全国平均年収は579万5,000円でした。また、同サイトの実際に働いている人へのアンケートによると、入職前の実務経験は「特に必要ない」と回答した人が69.0%と、半数以上いることが分かります。
営業職の具体的な仕事内容は、「未経験で営業職はきつい?厳しいといわれる理由とおすすめの業界」のコラムをご覧ください。
正社員
営業アシスタント
-
年収 360万円 ~ 576万円
-
未経験OK,昇給あり,諸手当あり
2.製造業
製造業は人手不足の傾向から、未経験者を積極的に採用している企業もあるようです。工場勤務やライン作業などは、しっかりとした研修が提供されることもあるため、働きながらスキルを身につけられる可能性があります。また、夜勤やシフト勤務など、ライフスタイルに合わせた働き方ができる場合もあります。
職業情報提供サイトの「工場労務作業員」によると、工場労務作業員の全国平均年収は約340万1,000円でした。実際に工場労務作業員として働く方へのアンケート結果では、「実務経験は特に必要ない」と答えた方の割合が61%となっています。
「工場勤務がおすすめな理由とは?製造業の職種名一覧と働くメリットをご紹介」のコラムでは、工場勤務がおすすめな理由を解説しているので、製造業に興味がある方はぜひご一読ください。
正社員
製造職
-
年収 432万円 ~ 550万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
3.ドライバー
ドライバーも年齢や職歴、経験を問わず始められることがあるため、30歳無職の方におすすめの仕事です。運転する車によっては、普通自動車運転免許以外に、普通自動車第二種運転免許や中型自動車第二種運転免許が必要な場合もあります。入社後に働きながら免許を取りたい方は、求人を見る際に「資格取得支援制度」がある会社を選ぶのがおすすめです。
また、一口にドライバーといっても、トラック運転手やタクシー運転手、ルート配送ドライバーなど、さまざまな種類があります。業務内容によって必要な体力に差はありますが、慣れてしまえば自分のペースで仕事を進められる傾向にあるので、一人で黙々と働きたい方に向いているでしょう。
一例として、職業情報提供サイトの「ルート配送ドライバー」を見てみると、ルート配送ドライバーの全国平均年収は393万6,000円でした。実際に働いている人の入職前の実務経験は、「特に必要ない」と回答した人が72.7%にのぼっており、半数以上の方が未経験からルート配送ドライバーとして活躍していることが分かります。
30歳無職からドライバーを目指す際は、「正社員ドライバーになるには?転職成功のポイントや求人の探し方を解説!」で、就職成功のポイントやメリット・デメリットをご確認ください。
正社員
配達ドライバー
-
年収 345万円 ~ 439万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
4.建設作業員
建設業界も人手不足の傾向があるため、未経験者歓迎の求人もあるようです。現場での作業は、しっかりとした研修や教育が行われることが一般的なため、未経験者の方も安心して始められるでしょう。実際の作業を通じて技術を習得できる可能性があるため、将来的には職人としてキャリアを積むことも可能です。
職業情報提供サイトの「建設・土木作業員」を見ると、建築・土木作業員の全国平均年収は、411万1,000円でした。実際に建設・土木作業員として働く方へのアンケートによると、68.8%の方が実務経験は「特に必要ない」としていることが分かります。
建設作業員の詳細を知りたい方は、「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」のコラムもあわせてチェックしてみてください。
正社員
施工管理職
-
年収 396万円 ~ 612万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
5.接客・販売業
接客・販売業にも未経験者を歓迎する求人があり、30歳無職から挑戦しやすい業界といえます。たとえば、アパレル・飲食店・ホテルスタッフなど、扱う商品やサービスは就職先によってさまざまです。自分の好きな分野で仕事を探してみましょう。
なお、接客・販売業では来客数の多い土日・祝日の出勤を求められる傾向があります。週末はしっかり休みたい方は、就業条件を確認しながら求人を探しましょう。
参考として、職業情報提供サイトの「衣料品販売」「ホールスタッフ(レストラン)」「接客担当(ホテル・旅館)」で全国平均年収を見てみましょう。衣料品販売は361万円、ホールスタッフ(レストラン)が327万9,000円、接客担当(ホテル・旅館)は329万6,000円です。
入職前の実務経験を「特に必要ない」と回答した就業者は衣料品販売で75.4%、ホールスタッフ(レストラン)が78.4%、接客担当(ホテル・旅館)は64.4%と、いずれの仕事も比較的高めであることが分かります。
「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」では、接客業の種類や仕事内容、やりがいなどについて詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
正社員
買取営業職
-
年収 600万円 ~ 840万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり
30歳無職から公務員になれる?
公務員試験に合格すれば、30歳無職から公務員になることは可能です。ただし、公務員試験では学歴や職歴は問われませんが、年齢制限が設けられています。自治体や試験の種類によって異なるものの、30歳前後に設定されていることが多いようです。30歳無職から公務員を目指す場合は、各自治体の募集要項を確認しましょう。職業情報提供サイトの「地方公務員(行政事務)」によると、地方公務員(行政事務)の場合、入職前の実務経験を「特に必要ない」と回答した人が68.9%いました。全国平均年収は478万3,000円です。
公務員試験に合格するコツについては、「ニートから公務員になるには?試験の内容や面接のコツ、注意点を解説」のコラムで触れています。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag
30歳無職から就職を成功させる7つのポイント
30歳無職の方が就活を成功させるには、前向きでいることに努めたり、面接時に就業意欲を積極的に伝えたりするのがポイントです。「就職は手遅れなのでは」「30代無職は人生終わりなのかな…」と後ろ向きに考える方は、以下を参考に就活への一歩を踏み出しましょう。
1.前向きな気持ちでいることに努める
30歳無職の方が就活を成功させるには、「職歴ないし…」「引きこもりだったから…」と悲観せず、前向きでいることが大事です。30歳無職の方の就職を妨げているのは、「30歳で無職」という事実ではなく、「30歳で無職のため、自分に自信がもてない」という点である場合も。自分に自信がなければ、それが態度にも表れ、面接でマイナスな印象を抱かれてしまうこともあるでしょう。
自分の将来に不安や絶望を感じてしまうときは?
「将来に絶望している…」「無職のままだと人生終わりかも…」と不安に感じたときは、じっとしていても不安は増す一方です。求人を閲覧するだけでなく、応募企業に求める条件をまとめたり、興味がある職種の仕事内容を調べたりと、就職へつながる行動を起こしてみることが大切。「就職をきっかけに安定した生き方がしたい」と考えてはいるものの、気持ちが後ろ向きになる方は、「就活はなんとかなるって本当?ポジティブに考える方法やメリットを解説」で、就活を前向きに進めるコツを掴みましょう。2.人手不足な傾向がある業界に目を向ける
人手不足の業界では、未経験者や年齢に関係なく積極的に採用される場合があるようです。物流業界や製造業などのなかには研修制度やサポート体制が整っている企業もあるため、挑戦しやすい環境が整っているでしょう。こうした業界は長期的に成長が見込まれ、安定した職場を探す方におすすめの選択肢といえます。
3.実務経験・年齢不問の仕事を探す
未経験から挑戦できる仕事や、年齢不問で採用を行っている求人に焦点を当てるのも有効です。特に、研修制度が整っていたり、経験よりも意欲やポテンシャルを重視する企業を探すのがポイント。営業職や事務職、サービス業など、経験よりも人柄や熱意を重視する職種もあるようなので、そうした分野で活躍のチャンスを見つけるのも手です。自分のスキルに自信がなくても、学ぶ意欲を見せることで採用される可能性もあります。
4.自己分析で得意なことや強みを見つける
30歳無職の方に限らず、「やりたい仕事がない」と感じている場合は、自己分析の徹底がおすすめです。自己分析とは、これまでの経験を振り返りながら自分の強み・弱み、好きなこと・苦手なことなどを洗い出す作業を指します。自分を客観視できるようになると、仕事を選びやすくなるほか、アピールポイントも明確になりやすいようです。自己分析の手順は、「自己分析のやり方が知りたい!簡単にできる方法や就活に活かせるコツを紹介」を参考にしてみてください。
5.業界・企業研究をしっかり行う
就職活動を成功させるために、応募する業界や企業についてしっかりと調査するようにしましょう。業界の動向や企業の方針、競合他社との違いなどを理解しておくと、面接で自分の知識を活かせたり、志望動機を伝えやすくなる可能性があります。また、どの企業が自分の価値観や働き方に合っているかを見極めることも大切です。業界や企業研究を通じて、自分にとって最適な職場環境を見つけるように心掛けましょう。
6.労働条件や待遇面を確認する
求人を探すときは「自分は30歳無職だから早く就職しなくては」といった焦りから、ブラック企業に応募しないよう気をつけることも大切。ブラック企業には、「勤務時間が長過ぎる」「同業他社と比べて給与が高過ぎる・低過ぎる」という特徴があるようです。「給与は仕事内容に見合っているか」「ワークライフバランスは保てるか」「離職率は高くないか」などを慎重に確認しましょう。
「ブラック企業は見極められる?特徴や見分け方のポイントを解説」のコラムでは、ブラック企業かどうかを見分けるポイントを紹介しているので、求人を探すときの参考にしてみてください。
7.面接では熱意と就業意欲をアピールする
30歳無職の方が面接を受ける際は、明るくハキハキと話し、志望企業への熱意や就業意欲をアピールすることを意識しましょう。明るい話し方や堂々とした立ち振る舞いは、面接官を安心させ「この人と仕事をしてみたい」と思わせる効果があるようです。
「面接の自己紹介で伝える内容は?好印象を残すコツや回答例を紹介」のコラムでは、自己紹介で伝える項目や効果的なアピール方法を解説しているので、ぜひお役立てください。
30歳無職の方が就職活動する際に利用できるサービス
ここでは、30歳無職の方が就職活動を始める際におすすめのサービスをまとめました。以下で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
求人情報サイト
求人情報サイトは、自分のペースで求人を探せる便利なサービスです。業種や勤務地、雇用形態、給与条件などを自由に設定して求人を絞り込めるため、希望に合った仕事を効率的に見つけやすいでしょう。履歴書の作成ツールや適職診断など、就職活動をサポートする機能が提供されているところもあります。また、企業の口コミや採用プロセスに関する情報が掲載されている場合もあり、応募前に企業の雰囲気を把握するのに役立つ可能性もあるでしょう。
広範囲の求人情報を閲覧しながら、複数の企業を比較検討したい方に向いているサービスです。
ハローワーク
ハローワークでは、国が運営する公共職業紹介機関で、主に地域密着型の求人が豊富に揃っています。求人の登録件数が多く、地元企業や未経験歓迎の求人に特化しているのが特徴です。窓口では、職業相談や応募書類の添削、面接のアドバイスを受けられるほか、希望する職種に応じた職業訓練やスキルアップ講座の案内も行っています。また、正社員だけでなく、パートや契約社員の求人もあるため、働き方に応じた選択肢を見つけやすいのも魅力です。無料で利用できることから、就職活動の初期段階や未経験から挑戦したい方におすすめといえます。
就職エージェント
30歳無職からの就活には、就職エージェントの活用も有効です。就職エージェントでは求人紹介をはじめ、プロのキャリアアドバイザーから面接対策や応募書類の添削も受けられます。応募企業の絞り方や自分に合う仕事が分からない場合、就活そのものに不安がある場合は、就職エージェントを利用することで自信をもって選考に臨めるでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、フリーターやニート、第二新卒の方など若年層を中心とした就活サポートを行っています。専任のキャリアアドバイザーが、マンツーマンで丁寧にカウンセリングを行い、あなたの適性や経歴に合った求人を紹介することが可能です。職場の雰囲気や福利厚生といった、詳しい情報を把握したうえで応募できるので、就職が初めての方も安心。1分程度でできる適職診断もおすすめです。サービスはすべて無料なので、「就活したいけど進め方が分からない」「自分に合う求人が見つからない」とお悩みの30歳無職の方は、お気軽にご相談ください。
30歳無職・職歴なしの就職に関するQ&A
ここでは、30歳無職で職歴がない方の就職に関する疑問をQ&A方式で解決していきます。
30歳無職からやり直せるか不安…逆転できる?
30歳無職からのやり直しは十分に可能です。自分のスキルや経験を棚卸しし、何ができるのか、どのようなスキルが必要かを明確にしましょう。職歴がない場合も、アルバイトやボランティア、短期アルバイトなどを活用して「社会経験」を積める可能性があります。未経験者を歓迎する職種を中心に探すのがおすすめです。
このコラムの「30歳無職から就職を目指しやすい仕事5選」も参考に、自分の可能性を広げてみましょう。
30歳で職歴なしの無職は手遅れ?人生終わりって本当?
30歳で職歴なしの無職だからといって、必ずしも「手遅れ」とは限りません。30歳で職歴がない場合も、企業側はポテンシャルややる気を評価してくれることがあります。職歴がないことに引け目を感じる必要はありませんが、目標を設定して何をしたいのかを明確にすることが大切です。職歴なしから正社員就職の実現を目指す場合は、「職歴なしから就職を目指す方へ!履歴書の書き方や面接で好印象を与えるコツ」のコラムを参考にしてみてください。
職歴なしの30歳が就職しやすい仕事は?
飲食業・営業職など、人手不足の業界や未経験者を歓迎する仕事は、比較的就職しやすいでしょう。未経験者を受け入れている企業は研修制度が整っている場合が多く、働きながらスキルと知識を習得できる点も魅力です。
人手不足の業界については、「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムでご紹介しているので、求人を探すときの参考にしてみてください。
30歳無職が上京して仕事を探すのはアリ?
状況によりますが、幅広い可能性を求めて30歳無職の方が上京して仕事探しをするのは一つの手といえるでしょう。上京は仕事の選択肢を増やす意味では効果的ですが、都心に寄るほど生活費が高くなるため、十分な準備が必要といえます。貯金をしておくか、住み込みの仕事を探すのも一つの方法です。
「ニートが上京して就職するメリットは?引っ越し費用や東京での生活費も解説」のコラムでは、上京して仕事探しをするうえでのポイントをまとめています。
無職・フリーターは何歳までが限度?
無職やフリーターに明確な年齢の定義はありません。しかし、正社員就職を目指すのであれば、なるべく若いうちに就活をスタートするのが得策です。20代よりも30代、30代よりも40代と年齢を重ねるごとに応募できる求人の選択肢が狭まる可能性があります。
30代無職からの就活に不安を感じている方は、若年層向け就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。