無職から就職できる!就活の基本と就職支援の活用方法をご紹介!

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この記事のまとめ

  • 無職の状態から正社員として就職する際の難易度は、年齢によって変わる
  • 無職からの就職は、経験やスキルよりもポテンシャルを重視されやすい20代が有利
  • 無職からの就職では、人材不足の業界や未経験者を歓迎している企業への応募がおすすめ
  • 無職から就職をする際は、自己分析や企業研究を十分に行うことが大切
  • 面接では「無職だった理由」と「なぜ就職したいか」を明確に答えるのがポイント
  • 無職から就職する際は、就職支援サービスを活用しよう

「無職から就職したいけれど、なんとなく不安…」と感じ、正社員になるのを躊躇っている方もいるのではないでしょうか。無職から就職を成功させるには、自己分析・企業研究・面接対策といった事前準備をしっかりと行うことが大事です。このコラムでは、無職から正社員を目指す際の難易度や年齢別の就職活動のポイントをまとめました。就職支援サービスの活用方法もご紹介しているので、参考にしながら就活を始めてみましょう。

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無職から正社員として就職するのは難しい?

総務省統計局の「労働力調査 (基本集計)2023年(令和5年)10月分」によれば、日本における無職の方(完全失業者)の総数は175万人。決して少なくない数字といえますが、無職から正社員として就職するのは難しいのでしょうか。以下で詳しく解説します。

年齢によって難易度は変わる

無職の状態…つまり、ニートやブランク期間のある状態から正社員として就職する難易度は、年齢によって変わるといえます。

20代の場合は、スキルよりも若さや柔軟性、将来性といったポテンシャルが評価されるため、経歴にかかわらず採用される可能性が高めです。しかし30代40代になると、スキルや経歴を重視されるようになり、採用担当者の目が厳しくなっていくのが一般的。そのため、年齢を重ねるほど無職の状態から正社員になるのは難しくなる傾向があります

「無職は就職できないかも…」と悩むなら行動するのがおすすめ!

「年齢的に、今のうちに正社員になっておいたほうがいいのかも…」「正社員になりたいけど、無職から採用されるのは難しいのでは…」のように色々と考えていると、不安が膨らんでしまうことも。そのようなときは、考えるよりも先に「就活」という行動に移したほうが解決の糸口を見いだせるかもしれません。

不安が大きい場合は、就職エージェントに相談してみるのも方法の一つ。詳しくは、「無職からの就活が不安なら就職支援サービスを活用しよう!」で後述するのでぜひ最後までご覧ください。

参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計) 2023年(令和5年)10月分結果

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無職から就職する際のポイント【年代別】

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無職から正社員を目指す場合は、年齢にマッチした就職活動を行うことが大事です。以下で、年齢別の就職活動のポイントをご紹介するので、自身の年齢に該当する項目をチェックしてみましょう。

20代

20代は年齢が若いため、就職活動をする際のスキルや経験が不足していることを企業側がある程度想定しています。そのため、無職の経歴よりも意欲や積極性といったポテンシャルを重視されされやすいのが特徴です。
入社後に取り組みたいことや仕事への熱意、柔軟性などをいかにアピールするかが就職成功のカギとなるでしょう。

  • ・若い人材ならではの柔軟性や将来性を武器にする
  • ・就業意欲の高さをアピールする
  • ・「なぜ無職の状態から正社員になりたいのか」という動機を考えておく
  • ・入社後にやりたいこと(将来のビジョン)を明確にしておく
  • ・ビジネスマナーを身につけておく

「なぜ無職だったのか」という質問をされる可能性もあるので、事前に回答を準備しておきましょう。回答する際は、正社員でしか叶えられないポジティブな理由を考えるのがコツです。

ほかに、20代で無職からの就活のポイントを知りたい方は、20代を前半と後半に分けて就職活動のポイントを解説している「20代のニートが就職する方法は?正社員の目指し方やおすすめの仕事を紹介」のコラムを、チェックしてみてください。

学校を卒業後3年程度なら新卒枠が狙える

厚生労働省の資料によると、同省では若者雇用促進の観点から事業主に対し、「既卒者が卒業後少なくとも3年間は応募できるように努めること」という指針を定めています。これは、大学や高校を卒業後3年以内であれば「新卒枠」として応募を受け付けてくれる可能性があることを意味しているので、既卒の方はぜひ活かしましょう。
 

参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について

30代

職歴なしの無職から正社員を目指す場合、選考の際に「年齢に対して経験が足りない」と判断されてしまうこともあるので気をつけましょう。

  • ・30代前半まではポテンシャルが評価される可能性もある
  • ・30代後半からはマネジメントスキルが求められる場合がある
  • ・職歴がない場合は未経験者OKの求人を探す
  • ・職歴がある場合は、スキルや経験をアピールする
  • ・ビジネスマナーに対する意識を高めておく

30代は、若い人材を求める求人から採用されにくくなるため、20代に比べて就職先の選択肢が少なくなることもあります。求人を選ぶ際は、自分のスキルや経歴にあっているものか、未経験者を歓迎する求人を選ぶと良いでしょう

30代前半までに就職するのがポイント

30代で無職から正社員としての就職を目指している方は、1日でも早く就職活動をスタートすることが大切です。企業によっては、キャリア形成の観点から30代前半までの人材を積極的に募集していることもあります。後半からの就職活動はよりハードルが上がることが予想されるため、早めに行動をするのがおすすめです。

30代からの就職事情について知りたい方は、「30代ニートが職歴なしから就職できる?社会復帰や仕事探しのコツを紹介」を参考にしてみましょう。

40代

40代の場合、正社員として就職していた会社を辞め、子育てや介護のために現場を離れていた人も多いでしょう。正社員としての経験がある場合は、そのときに培ったスキルや経験をアピールするのがポイントです。
ただし、無職の期間が長くなると、「働く意欲が低いのでは」「就職してもすぐに辞めてしまうのでは」とネガティブな印象を抱かれることもあるので注意しましょう。

  • ・正社員として働いた経験がある場合はアピールする
  • ・ブランク(無職期間)の理由と現在の状況を説明できるようにする
  • ・ブランク(無職期間)に学んだことがあれば強みにする
  • ・職歴なしの場合は、未経験者を歓迎する業界に応募する
  • ・自分より若い年齢の人が上司になる可能性があることを理解しておく

ブランクがある場合は、その理由をきちんと説明できるようにしておくと安心です。たとえば、「子育てのため現場から離れていたが、子どもが成長したため復帰を考えた」のように、現在の状況と合わせて説明すると、採用担当者も理解してくれるでしょう。

無職の期間が長い場合や職歴に自信がない場合は、「未経験者OK」「未経験者歓迎」「経歴不問」「無資格OK」といった、経歴や資格の有無を問わない仕事が多い業界を調べるのがコツです。

たとえば、人材不足のため幅広く求人を募集している「介護業界」が挙げられます。介護職は、無資格から始められるうえ、30代40代から挑戦する方も少なくありません。レバウェル介護の「きらケア介護白書2022」によると、介護職員として働き始めたときの平均年齢は、33.3 歳。無職から就職を成功させた人も多いので、諦めずに求人を探してみましょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

参照元
レバウェル介護
介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2022」を公開しました

無職からすぐに就職したほうが良い理由

現在、無職の状態でいる方のなかには、「正社員になるのはもう少し先でいい」と思っている方もいるのではないでしょうか。しかし、正社員としての就職を目指すなら早いうちに行動を始めるのがおすすめです。ここでは、その理由を簡単に解説します。

年齢が上がると就職先の選択肢が減っていく

年齢を重ねると就職のハードルが上がるとともに、選択肢が減っていくことも考えられます。それは、「会社の若返りを図りたい」「人材のキャリア形成を意識して採用したい」などの意図から、若い人材を求める会社が多く、一定の年齢を超えると応募しにくくなるためです。

もちろん、どのような年齢からも応募できないわけではありませんが、会社のニーズに合わなければ不採用になる場合も。無職の場合、全くの未経験の分野に挑戦するのは20代~30代前半まで、できれば20代のうちに挑戦したほうが、豊富な選択肢のなかから正社員求人を選べるでしょう。

無職期間が長いと就職が不利になる

無職期間やブランク期間が長くなれば、就職が不利になる可能性もあります。下記は、厚生労働省のパンフレットから、フリーター期間別に正社員になれた人の割合を示した表です。

無職期間が長いと就職が不利になるの画像

出典:厚生労働省「正社員?フリーター?何が違うの?

フリーター期間が6ヶ月以内の場合は正社員移行率が64%であるのに対し、3年を超えた場合は48.9%と半数を切るという結果に。さらに年月を重ねれば、正社員移行率はさらに下がっていくことが予想されます。無職の方向けのデータではないものの、この結果も念頭に置いておくと良いでしょう。

参照元
厚生労働省
若者への就職支援

できるだけ早く就職すれば生涯年収を増やせる

無職のまま一生を過ごした場合の生涯年収は、言うまでもなく0円です。独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計 2022(p.317)」によると、大卒・大学院を卒業と同時に正社員になった場合の生涯年収は、男性の場合2億6,000万円、女性の場合2億1,000万円となっています。将来を考え、可能な限り多くの収入を得たいという方は、できるだけ早く就職することが大切です。生涯年収について詳しく知りたい方は、「サラリーマンの生涯年収ってどのくらい?収入アップのヒントもご紹介」をチェックしてみましょう。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計2022 ―労働統計加工指標集―

無職からの就職におすすめの仕事

無職からの就職におすすめの職業は以下のとおりです。

無職からの就職におすすめの仕事

1.営業職

営業職は、経歴よりも粘り強さやフットワークの軽さといった資質を求められる傾向があります。そのため、未経験者を歓迎する企業が多いのが特徴です。営業職に携わることで、交渉力やスケジュール管理、相手の要望を汲み取る力などが身につきます。

なお、平均年収は「住宅・不動産営業」の場合で、578.3万円です。成果によってインセンティブを支給する職場もあるので、努力次第で高収入を目指すこともできるでしょう。営業職について詳しくは、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」で解説しています。

参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
住宅・不動産営業

正社員

不動産コンサルティング営業

  • 年収 420万円 ~ 672万円

  • 未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり

2.介護職

介護職は、日本の少子高齢化にともない需要が高まっています。就業するのに必須となる資格はなく無資格・未経験から挑戦できる仕事のため、無職から正社員を目指しやすい求人も多いようです
介護職には、有料老人ホームや特別老後老人ホーム(老健)などで働く「施設介護員」と、訪問介護事業所のホームヘルパーとして働く「訪問介護員」などの種類があります。

平均年収は、施設介護員の場合は362.9万円、訪問介護員の場合は353.2万円。無資格未経験から始める場合の年収は低めですが、経験を重ねたり資格取得を目指したりすることで給与アップが可能です。平均年齢はどちらも40代なので、20代30代から始めても長期的に働くことができるでしょう。介護職が気になる方は、「ニートから介護職に挑戦できる?就職方法と業務内容」のコラムもご参照ください。

参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
施設介護員
訪問介護員/ホームヘルパー

正社員

介護職

  • 年収 297万円 ~ 351万円

  • 大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,昇給あり,残業少なめ,諸手当あり

3.ITエンジニア

IT業界は市場が年々拡大していることから、多くの人材が必要とされているため採用の間口を広げているようです。専門スキルが必要なため無職から就職するのは難しいように感じるかもしれませんが、教育体制の整っている職場を選べば一からスキルを身につけられます

無職からの就職におすすめなのは、システム開発などの分野で活躍する「プログラマー」です。平均年収は550.2万円で、努力次第で高収入を得られるでしょう。未経験からIT業界を目指したい無職の方は、「システム開発などの分野で活躍する」のコラムもチェックしてみてください。

参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
プログラマー

正社員

電気電子設計開発エンジニア

  • 年収 315万円 ~ 488万円

  • 大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり,残業少なめ,プライベート重視,土日祝休み

4.警備員

警備員の仕事は不規則な生活になりやすいことから、体力や忍耐力に自信がある無職の方におすすめです。また、勤務中は一人で業務に就くことが多いので、黙々と仕事に取り組みたい方にも向いているでしょう

警備員は男性が多いというイメージがあるかもしれませんが、近年ではオフィスビルや商業施設などの警備を女性が担当することも増えているようです。平均年収は、施設警備員の場合で334.3万円、雑踏・交通誘導警備員の場合で311.7万円となっています。

参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
施設警備員
雑踏・交通誘導警備員

正社員

セキュリティスタッフ

  • 年収 284万円 ~ 439万円

  • 大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり

5.工場スタッフ

工場スタッフは、主にライン作業や検品作業などを行う仕事です。集中力があり、マニュアルに沿った仕事をしたい方に向いています。作業中は人と話すことが少ないため、会話が苦手な方も挑戦しやすいでしょう。また、無資格から働けることが多く、無職の方も採用されやすい仕事といえます。

工場内での荷物の運搬などを行う工場労務作業員の平均年収は、333.1万円です。このほか、工場スタッフの仕事内容やメリットについては、「工場に就職するメリットを紹介!仕事内容と向いている人の特徴も解説」で触れているので、あわせてご覧ください。

参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
工場労務作業員

正社員

製造・物流(作業員)

  • 年収 277万円 ~ 353万円

  • 大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり,残業少なめ

6.清掃員

清掃員は、「効率よく作業を進めるのが好き」「掃除好き」といった方に向いています。ビルやホテルなどの施設の清掃を行うほか、一般家庭の清掃を行うハウスクリーニングを行う場合もあるので、選択肢が幅広いのが特徴です。

清掃員の平均年収は279.5万円。正社員だけでなく、パートやアルバイト、派遣など、自分にあった雇用形態を選びやすいのも特徴の一つ。はじめは非正規雇用社員として入社し、経験を積んだあとに正社員として就職を目指すという働き方もできます。

参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
ビル清掃

正社員

清掃、害虫駆除、除菌抗菌コーティングスタッフ

  • 年収 343万円 ~ 530万円

  • 残業少なめ,未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり

無職の状態からいきなり正社員として就職するのはハードルが高いと思う場合は、アルバイトや派遣から始めてみるのもおすすめです。正社員よりも採用されやすく、勤務時間・日数を調整しやすいのがメリット。正社員登用制度や紹介予定派遣制度を活用し、正社員を目指す方法もありますよ。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
正社員登用制度や紹介予定派遣制度について知りたい方は、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」「紹介予定派遣とは?デメリットはある?フリーターや派遣との違いを解説」をご覧ください。

無職から正社員を目指すときにやること4選

就職活動が初めての場合、「何から手をつければいいのか分からない」と困ってしまうこともあるでしょう。以下で、就職活動の基本を解説するので、内容を参考にしながら実践してみてください。

1.自己分析を行う

自己分析とは、自分の経験や思考をもとに強み・弱み・価値観などを明らかにする作業のこと。自分の得意なこと・苦手なことや働くうえで大切にしたい価値観などが分かるので、求人探しや志望動機を作成するときに役立ちます。

詳しくは、自己分析のやり方を動画で説明する「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」をチェックしましょう。

2.情報収集(企業研究・業界研究)を行う

無職から就職活動をするときは、世の中の仕事を知るために企業研究や業界研究といった情報収集を行うことが重要です。せっかく正社員として就職しても、企業との相性が合わなければ早期退職の原因になってしまうことも。ミスマッチを防ぐためにも、企業のWebサイトや就職情報誌を活用し、事業内容・理念・業績・成長性などをチェックしましょう

また、無職の状態から初めて就職活動を行う場合は、下記のような観点から仕事の情報を探してみることをおすすめします。

未経験者歓迎の仕事

未経験者歓迎の仕事は経歴を問わない傾向があるので、無職からの就職する際にチェックしておくと良いでしょう。入社後の研修やOJTなどによって人材を育成する環境が整っている可能性があります。

正社員が不足している仕事(令和5年5月時点)

人材不足に悩む企業では、採用の機会を増やすため未経験者を歓迎する傾向にあります。そのため、無職から就職を目指すなら、人材不足の仕事を知っておくと良いでしょう。下記は、厚生労働省の資料を参考に、特に人材不足が顕著な産業をまとめました。

産業名人材不足の割合
運輸業、郵便業59%
医療、福祉58%
建設業56%
サービス業(他に分類されないもの)54%
情報通信業51%

引用:厚生労働省「労働経済動向調査(令和5年5月)の概況(p.9)

人材不足の傾向のある産業から、運送ドライバーや介護職、建設作業員といった具体的な職種を考えてみましょう。興味の有無にかかわらず、挑戦してみることも大切です。

参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和5年5月)の概況

有効求人倍率が高い仕事

厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和5年8月分)について」によると、2023年8月の有効求人倍率は1.29倍です。これに対して、「建設躯体工事従事者(10.21倍)」「介護サービス職業従事者(3.43倍)」など、突出して有効求人倍率が高い職業もあります(常用(除パート)の場合)。
あくまでその職業全体の有効求人倍率なので応募先によって変わる場合があるものの、無職から正社員を目指す際は参考にしてみると良いでしょう。

参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和5年8月分)について

3.応募企業を決める

条件に優先順位をつけ理想を追い過ぎない

応募企業を探す際は、希望条件に優先順位をつけることが大切です。ただし、希望が多過ぎると、条件にぴったり当てはまる企業がなかなか見つからず、就職活動が長期化してしまう恐れも。希望条件は、「1.仕事内容、2.勤務地、3.給与」のように優先順位を決め、徐々に企業を絞っていくのがおすすめです。

ブラック企業に注意しよう

無職からの就職活動では、「早く就職しなくては」という焦りから、社員に対して無理な働き方を強いるブラック企業へ入社しないよう気をつけましょう。ブラック企業には、「いつ見ても掲載されている」「待遇が良過ぎる」「仕事内容が詳しく記載されていない」などの特徴があります。詳しくは、「ブラック企業の特徴とは?入社前に見極める方法と対処法を解説」をご参照ください。

4.選考対策を万全にする

無職の方の就職活動に限った話ではありませんが、面接などの選考を受ける際は非常に多くの方が不安を感じています。若年層向けの転職エージェントハタラクティブが実施したアンケート調査によると、「選考時に上手く自分を伝えられるか不安」という質問に対して「非常に不安/やや不安」と答えた方は、過半数以上という結果でした。

選考対策を万全にするの画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2023

このように、選考に対して不安な方は多いので、選考対策は万全にしておくと良いでしょう。次項では、無職から正社員を目指す方向けに面接対策の方法をまとめたので、ぜひチェックしてみてください。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023

無職から就職活動をするときの面接対策

無職からの就職活動では、面接で「無職だった理由」と「就職したい理由」を明確に伝えるのがポイントです。ここでは、面接対策のコツを解説するので、自信を持って選考に臨めるよう準備しておきましょう。

「無職だった理由」を用意しておく

就職活動の面接では、無職だった理由を正直に話すことが大切です。また、無職期間を振り返って、反省点や就職に対する意気込みがあれば、あわせて伝えると良いでしょう。
以下では、無職だった理由を説明する際の例文をまとめました。

家族の介護をしていた

家族の介護をするために無職だった方もいるでしょう。その場合は、やむを得ない理由があったことを採用担当者へ伝えましょう。また、「同じ理由で退職してしまわないか」といった企業側の不安を払拭するために、現在は問題なく働ける旨も付け加えるのがポイントです。

職業訓練を受けていた

無職期間に職業訓練を受けていた方は、「●●の訓練校へ通い、知識を身につけていた」と説明しましょう。職業訓練にはパソコン関連、建築、福祉などのスキルを学べる多種多様な講座があります。就職に対する前向きな姿勢を示せるので、職業訓練の内容を伝えたうえで、入社後どのようにスキルを活かしたいかをアピールすると効果的です。

資格を取得していた

就職活動のため、無職期間に資格を取得する方もいるでしょう。面接の際は、「なぜ取得したいと思ったのか」「日々どのように勉強時間を確保していたか」を説明すると、積極性や継続力をアピールできます。現在勉強中の場合は、取得予定日を伝えると良いでしょう。

叶えたい夢があった

ミュージシャン・俳優・スポーツ選手・お笑い芸人などの夢を叶えるため、就職しない道を選ぶ方もいます。このような場合は、目指してきた夢とそれに対する取り組みを具体的に伝えると、チャレンジ精神をアピールできるでしょう。

「なぜ就職したいか」を伝える前向きな伝え方を考える

面接では、無職から正社員として就職を目指す理由も質問されがちです。上手く答えられなければ「正社員じゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性があるため、下記のポイントを参考に回答の準備をしておきましょう。

将来のため

「このままでは生活が成り立たなくなるかもしれない」「無職から正社員になって自立したい」のように、将来を考えて就職活動をスタートする方もいるでしょう。面接では、将来について考えるきっかけとなった出来事や、入社後のキャリアプランといった長期的な目標を伝え、説得力をもたせるのがコツです。

やりたい職業が見つかった

やりたいことがなく無職になった場合、しばらく自分と向き合うことで、興味のある仕事が見つかることも。面接では就職したいと思った理由と応募先でやり遂げたいことを述べると、前向きに正社員を目指していることが伝わるでしょう。

誰かの役に立ちたいと思った

誰かの役に立ちたいと考え、就職を決める無職の方も。社会貢献を実感しやすい職業には、福祉関係・教育関連の仕事・公務員・清掃作業員などが挙げられます。面接では、「誰のために・どのように役立ちたいか」を具体的に伝えるのがポイントです。

親を安心させたい

「親の病気がきっかけで安心させたいと思った」「親に介護が必要になったときに備えたい」など、自分の親を安心させたいという気持ちから就職を目指す方もいるようです。この場合も、今の正直な気持ちを採用担当者に伝え、就業意欲の高さをアピールすると良いでしょう。

このほか、無職から就職を目指す際の面接対策について詳しく知りたい方は、「面接練習のやり方を解説!よく聞かれる質問や一人で行う方法は?」のコラムを参考にしてみてください。

無職からの就活が不安なら就職支援サービスを活用しよう!

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無職から就職活動をする際は、「どのように応募先を探せばいいか分からない」と不安になることもあるでしょう。また、実際に応募しても「なかなか書類選考を通過できない」という場合も少なくありません。

一人で就職活動を進めることに不安を感じる場合は、ハローワークや就職エージェントのような、就職支援サービスを活用するのがおすすめです。以下で、それぞれの特徴を紹介するので、不安な方は相談してみましょう。

ハローワーク

ハローワークは国が運営する就職支援機関で、無職のニートの方をはじめ誰でも利用可能です。全国各地にあり、利用者登録をすれば無料で求人の閲覧や失業時の手続き、窓口での職業相談などができます。ハローワークの利用方法については、「ハローワークを利用する流れは?初めての応募申し込みや失業保険の申請方法」のコラムをご覧ください。

就職エージェント

就職エージェントは求人紹介をはじめ、履歴書・職務経歴書の添削や適職のアドバイスを行う民間の就職支援サービス。支援内容はハローワークと似ていますが、一人ひとりに合ったサポートを受けられたり、非公開求人を取り扱っていたりするのが特徴です。

就職・転職エージェントの利用の流れ

就職・転職エージェントを利用する際は、まず会員登録をしましょう。その後、専任のキャリアアドバイザーと対面またはオンラインで面談を行います。自分の学歴・経歴・希望条件・挑戦してみたい仕事などを伝えたあとに、求人を紹介してもらうのが基本の流れです。

就職エージェントをおすすめする理由

無職から正社員を目指す際に就職エージェントの利用をおすすめする理由は、手厚いサービスです。具体的には、下記のようなサービスを提供しています。
  • ・就職相談
  • ・求人紹介(非公開求人を含む)
  • ・応募書類の添削
  • ・面接対策
    ・選考のスケジュール調整
    ・企業との交渉代行
    ・入社後のフォロー
就職エージェントでは、面接スケジュールの調整や、企業への条件交渉も行ってくれるので就活に集中できるでしょう。なお、面談の時点で希望の職種が決まっていない方も、適職を見つけるアドバイスをもらえるので安心して利用できます。

ただし、「就職エージェントを利用すれば、必ず内定がもらえる」というわけではありません。担当アドバイザーとの相性が合わないと感じたら変更を申し出たり、自分でも積極的に求人を探したりすることが大切です。より多くの求人のなかから就職先を選択したい無職の方は、複数の就職エージェントを併用すると良いでしょう。

無職から正社員としての就職を目指す方は、若年層の就職支援を行う就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでご紹介する求人は直接企業へ取材を行っているため、応募前に社内の雰囲気や業務内容などを詳しくお伝えできます。
また、担当アドバイザーが履歴書の添削や、応募企業に合わせた模擬面接など、就職活動に必要なサポートを一貫して行うので、自信を持って選考に臨めるでしょう。ハタラクティブの登録・ご利用はすべて無料なので、ぜひ一度お問い合わせください。

無職からの就職に関するQ&A

ここでは、無職からの就職に関するQ&Aをご紹介します。「無職の状態から就職はできる?」と不安な方は、ぜひチェックしてみましょう。

無職の大卒は就職できない?

大学を卒業後、就職せず無職になった方も、正社員として就職を目指すことは可能です。「新卒でなければ就職は厳しいのでは…」と不安を感じるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。とはいえ、学校を卒業してからの年数が経つほど、就職活動の難易度は上がっていきます。不安な方は、若年層向けの就職エージェントハタラクティブへご相談ください。

フリーターは無職ではないですか?

就職活動の場では、「職歴=正社員としての経歴」を意味する場合があるので、「正社員の経験がないから無職なのでは?」と思う方もいるでしょう。フリーターは、パートやアルバイトとして働いている若者を指す言葉なので、無職には該当しません。

30代の無職・職歴なしの場合は就職できますか?

30代で職歴がない場合、20代と比べて就職の難易度は高くなる傾向があります。しかし、就職できないわけではないので、前向きに就活を進めましょう。年齢別の就活のポイントを知りたい方は、このコラムの「無職から就職する際のポイント【年代別】」を、30代以降の方におすすめの職業について知りたい場合は、「30代から目指せる職業を紹介!男女別におすすめの仕事を解説」をご参考にしてください。

ハタラクティブ
のサービスについて

こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数

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