アルバイトは職歴欄に書いていい?好アピールにつながる書き方のコツ

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この記事のまとめ

  • 一般的にアルバイトは職歴欄には記載しない
  • 既卒や離職経験があるなどアルバイト経験が長い場合は、職歴欄に書いてOK
  • アルバイト経験しかない状態で職務経歴書が必要な場合は、職歴欄と同様に作成する
  • 面接では職歴欄にアルバイトが書いてあることを聞かれるため対策しておこう

アルバイト経験しかない方のなかには、履歴書の職歴欄にその経験を書くべきか迷っている方もいるようです。このコラムでは、職歴欄へのアルバイト経験の記載方法をまとめました。掛け持ちをしていた場合など状況別の書き方も丁寧に解説しています。自分の経歴に照らし合わせながら、採用担当者の印象に残る履歴書作成の参考にしてみましょう。

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アルバイトは職歴欄に書いていい?

一般的に、アルバイト経験は職歴とならないため、履歴書の職歴欄には書きません。
ただし、アルバイトやパートといった非正規の仕事に応募するときや、アルバイト経験しかない場合などは記載して問題ないとされています。
履歴書や職務経歴書にアルバイト経験を書くことで就活に有利になるかは、応募企業や就活状況によって異なるので、その都度判断するようにしましょう。ここでは、アルバイト経験を職歴欄に「記載するべき場合」と「記載する必要がない場合」を解説しています。

アルバイト経験を書くべき場合

アルバイト経験を履歴書の職歴欄や職務経歴書に記載するべき場合は、主に以下の3点です。

・フリーターとして長期間アルバイトをしていた場合(社会保険に加入しているなど)
・正社員として働いた後のアルバイトでも勤務期間が長い場合
・応募企業でも活かせるスキルをアルバイトで身につけていた場合

採用担当者の主な仕事は、「会社にとって有益な人材を確保する」こと。既卒や正社員経験が短い応募者は、判断材料が乏しく「意欲や根気がない」「どのようなスキルを持っているのか分からない」という結論に至る例があります。
以上のことから、適性や能力を正しく評価するために、アルバイト経験を重視する採用担当者もいるようです。特に卒業・退職後、1つのアルバイト先での勤務期間が長い、応募企業・職種に関連する業種で働いていた、アルバイトを通してアピールできるスキルが身についている場合は、書いたほうがプラス材料になる可能性が高くなります

アルバイト経験しかないと不安に感じるかもしれませんが、「職歴欄を空欄にする」という選択を避けるためにも、自信を持ってアルバイト経験を記載しておきましょう。
書かないことで「空白の期間は何をしていたのか?」と思われることもあるので注意してください。
また、アルバイト経験を記載する場合は1年以上働いたものを書くのが理想的です。

アルバイト経験を書かない場合

アルバイト経験を書く必要がないのは、新卒で就活するときと転職活動をする場合(正社員から正社員への転職)です。
新卒の場合は採用側も在学中であることを承知しています。また、「これから育てていく人材」として評価をするため、アルバイトの経験は特に重視していません。どうしても新卒でアルバイト経験をアピールしたい場合は、自己PR欄や志望動機欄に記入すると良いでしょう。
転職活動においても、採用担当者はアルバイト経験よりも「正社員としての経験」を重視します。たとえ、正社員歴が短かったとしても、正社員として勤務した経験を記載しましょう。
ただし、転職活動中に3ヶ月以上継続して勤務していたアルバイトは、空白期間の説明となるので、記載することをおすすめします。

アルバイト経験を履歴書の職歴欄に記入するか迷う場合は、「履歴書にバイトの職歴は書かない?書き方やポイントについて解説」でも詳しく解説。応募書類作成時の参考にしてみてください。

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職歴欄へのアルバイト経験の書き方例

ここでは、履歴書の「職歴欄」へのアルバイト経験の書き方をご紹介します。

履歴書の職歴欄の基本

2015年4月 □□株式会社入社(アルバイト)
2018年3月 □□株式会社退社
2018年4月 △△株式会社入社(アルバイト)
      現在に至る
                   以上

企業が応募を行う際は、「今すぐに人材がほしい」場合と「入職は1~2ヶ月後で大丈夫」の2つに大きく分けられます。
現在勤めているアルバイト先に就職活動について知らせていなければ、せっかく内定を出してもらっても退社がスムーズにいかず、入職のスケジュールを調整しなければならなくなることも。
企業に迷惑をかけないためにも、最後の職歴の下に「現在に至る」と添え、現在「働いているのか、働いていないのか」が分かるようにし、入職できる期日を明確にしておきましょう。
また、職歴欄の最後には「以上」と記載し、これ以上の勤務経験がないことを、誰が見てもひと目で分かるように記載してください。

アルバイト経験のみの理由も記載しよう

アルバイト経験を記載せず「空白期間」があると、採用担当者は「この期間に何をしていたのか」と疑問を抱くことがあります。
履歴書の職歴欄にアルバイト経験のみを記載する場合、「アルバイト経験のみの理由」をできる限り説明できるようにしましょう。資格取得のための勉強期間、家族の介護やサポート、就職活動の継続などが挙げられます。資格取得が理由の場合、合否の結果についても書くと丁寧な印象です。また、新卒の就活時に就職できなかった場合も、正直にその旨を説明しましょう。
履歴書の記入方法について迷う方は、「履歴書の職歴はどう書く?アルバイトは書いていい?書き方を解説」を参考にしてみましょう。

【状況別】アルバイトを職歴欄に書く方法

ここでは、アルバイト経験が少ない・多いなど状況別の職歴欄への書き方をまとめました。

アルバイト歴が少ない場合

2019年1月 株式会社△△入社(アルバイト)
       ✕✕店にて販売員として、接客、発注、在庫管理を担当
2020年3月 株式会社△△ 一身上の都合により退社

このように「入社歴」の下の行に詳しい業務内容を記載すると、職歴が少なくても空欄を埋められます。
また、前述の通り、フリーターから正社員になる場合、企業で活かせるスキルを身につけていればアピール材料になることも。特に応募企業が求めているスキルに近い経験を積んだという人は、担当した業務内容や身につけたスキルを書いておきましょう。

短期でのアルバイト経験が多い場合

2015年1月 株式会社◯◯入社(アルバイト)
2015年6月 株式会社◯◯退社
2015年7月 株式会社△△入社(アルバイト)
2016年1月 株式会社△△退社
2016年2月 接客業務や倉庫業務など複数の勤務先で短期アルバイトとして勤務
2018年6月 最終勤務先 退社

正社員の採用選考時に、高く評価されるのは長期間働いたアルバイトであるのが実状。基本的には3ヶ月以上、できれば1年以上働いたアルバイトを目安に記載した方が良い印象を残せます。

長期でのアルバイト経験が多い場合

2014年3月 株式会社△△入社(アルバイト)
      約1年間勤務。キッチン担当として、調理、発注、食材管理、接客業務を担当
2015年4月 株式会社△△退社
2015年5月 コンビニエンスストアやアパレルなど複数のアルバイト(接客業務)を経験
2018年5月 最終勤務先 退社
2018年6月 ▲▲株式会社入社(アルバイト)
      キッチン担当として、仕込み、調理、発注、食材管理を担当

多すぎるアルバイト経験は履歴書が見にくく、アピールポイントも伝わりづらくなります。本当にアピールしたい職歴・応募企業に関連性の高い内容を絞って書くことがおすすめです。
ただし、空白があると不信感を抱かれてしまうため、そのほかの職歴は簡単にまとめて記載しておきましょう。
どうしてもすべての経験を伝えたい場合は、別途、職務経歴書を用意して提出してください。

アルバイトの掛け持ちをしていた場合

2016年4月 株式会社□□入社(アルバイト)
2016年8月 株式会社■■入社(アルバイト)
2018年5月 株式会社□□退社
2019年3月 株式会社■■退社

上記は、同時期に複数のアルバイトをしていた場合、入社と退社時期によって掛け持ちをしていたことが明確な書き方です。
また、アルバイトの掛け持ちは、スケジュール管理や自己管理ができると受け取られることもあります。

アルバイトを職歴欄でアピールする方法

正社員就活でアルバイト経験をアピールするには、履歴書の職歴欄への記載方法や内容を工夫する方法があります。ここでは、応募書類にアルバイト経験を記載する際の押さえておきたいポイントをご紹介します。

就職先で活かせるスキルがあることを伝える

企業の採用担当者が注目する点は、「応募者と自社とのマッチ度」です。入社後に活躍するイメージができるように、応募企業や部署での業務で活かせるスキルが身に付いていることを伝えましょう。応募者のマッチ度が高いことは、長期的な勤務が可能な人材と捉えらえることがあります。

アルバイトで得た具体的な評価を記載する

応募書類には、漠然とした表現よりも具体的な内容を記載するように心がけます。アルバイト経験でのエピソードや評価された内容は、数字や成果を交えて具体的に記載することがおすすめです。

業務に関連しない経験やスキルは自己PRでアピールする

応募する企業や部署での業務に直接的に関連しないスキルは、職歴以外の欄(自己PRや志望動機)でアピールします。志望度ややる気の高さは、職歴欄では、純粋に入社後の職務に関連することに絞って記載することを心がけましょう。

コンビニや飲食店でのアルバイト経験も強みになる

「コンビニ経験」「飲食店経験」の仕事のなかで、業務効率化や接客スキルのために工夫をしているといった仕事への向き合い方はアピール材料になります。たとえば、「店内POPの見え方を工夫・提案する」「常にお客さまの表情に注目し、おすすめ商品の提案と説明をする」など、企業側から評価をされることも。
「職歴がないから」と諦めずに、自分がこれまでどのように仕事に取り組んできたのか、もう一度洗い出してみましょう。

職務経歴書にアルバイト経験は書ける?

職務経歴書が必要な場合は、アルバイトの経験をまとめましょう
職務経歴書は、応募者の経歴やスキルを企業側へ知らせる書類です。今までどのような仕事や業務に就き、どのようなスキルを持っているかを記載します。
主に、以下のような項目を記載し、A4サイズで1〜2枚にまとめるのが一般的です。

・勤めていた企業と在職年数
・業務内容
・身についたスキル(PCのOSや使用ソフトなど)
・保有資格
・成果を挙げるために心がけていたポイント
・自己PR

職務経歴書は、転職活動で使用されるのが一般的。フリーターから就職する場合はほとんどが転職・中途採用枠での応募となるため職務経歴書の提出が求められます。

アルバイト経験を職務経歴書に書くときのポイント

これまで携わっていたアルバイトでの仕事内容やスキル、成果を挙げるための注力ポイントのほか、「なぜ正社員になりたいか」「正社員としてどのように働きたいか」など将来のイメージを意識して作成しましょう。

アルバイト経歴だけの職務経歴書の書き方見本

ここでは、アルバイト経験のみの職務経歴書の例をご紹介します。また、各項目の注意点やポイントも合わせてまとめました。

職務経歴書
2022年4月10日
□□ □□(氏名)

日付の概念に注意

職務経歴書に記載する日付は、作成日ではなく提出日または投函日です。間違えないよう注意しましょう。

【職務要約】
大学在学中より、株式会社○○○のコンビニエンスストア△△△△・□□店でアルバイトを3年間経験しました。昨年からはアルバイトリーダーとして、発注対応や新人スタッフへの教育にも携わっておりす。

要約なので簡潔にまとめる

これまでの職歴(アルバイト歴)を簡単にまとめます。3行程を目安に、応募先で活用できるスキルや経験を中心に記載しましょう。

【職務経歴】
株式会社○○○ 2019年1月~現在
事業内容:コンビニエンスストア事業
資本金:〇〇〇百万円 売上高:〇〇〇百万円(20xx年)従業員数:〇〇〇名 雇用形態:アルバイト

正しい情報を記載することが大切

就業してきた企業の概要と雇用形態、在籍期間を記載します。会社名は必ず正式名称で記載するのがルールです。

【主な職務内容】
・接客、レジ対応
・レジ清算
・品出し
・発注対応
・在庫管理
・店内清掃
・POP作成
・新人スタッフの指導

伝わりやすさを重視して具体的に書く

担当してきた業務内容を具体的に記載します。多くの業務を行っていた場合は、アピールになるものを優先的に書くのがポイントです。

【保有資格】
・普通自動車第一種運転免許(20XX年XX月取得)

基本的な書き方は履歴書と同じ

履歴書と同様に、資格や免許の名称は正式に書きましょう。なお、資格や免許が多い場合は応募先で活用できるものやアピールになるものを優先的に記載します。

【自己PR】
□□駅前に立地するコンビニエンスストアにて接客を担当していました。
通勤・通学ラッシュの時間帯は店内が混雑するので、ほかのスタッフと連携して業務を進めることの大切さを学びました。
また、業務効率化ができるように、レジ周りやバックヤードの整理整頓、スタッフ同士の声がけといった点に工夫をしました。
そのほか、新商品やキャンペーンが目立つように、POPの位置や商品配置を工夫するなど、アルバイトであっても店舗の売り上げ向上に貢献するため、能動的に動く力も身につきました。

積極的なアピールがポイント

業務を通して身につけたスキルや経験、志望意欲や熱意を伝えます。業務経験や実績と絡めながら、論理的に応募先で活躍できることをアピールすると好印象につながるでしょう。

職務経歴書は、職務経験や前の職場に関することをメインに記載するのが履歴書とは異なる点です。
履歴書の内容を補足しながらも読みやすくまとめることが重要となります。
職務経歴書については、「履歴書と何が違う?職務経歴書の書き方」「フリーターにも職務経歴書は必要?書き方の見本や作成のポイントをご紹介」でも詳しく解説しているので参考にしてみましょう。

面接ではアルバイト経験について説明できるようにしよう

アルバイト経験について履歴書の職歴欄に書く場合は、面接で経験した内容を掘り下げられる可能性が高くなります。これは、応募者の「仕事への取り組み方」「意欲」「どのようなスキルを持っているか」などを知ることが目的。プレッシャーに感じるかもしれませんが、掘り下げられた内容が自己PRの材料になることもあるので、しっかり洗い出しておくことが大切です。

面接官に質問されても堂々と答えられるように、具体的なアルバイトでの仕事内容や身につけたこと、エピソードなどを整理しておきましょう。
面接官は、応募書類を手元に置いて面接を行うことが多く、履歴書や職務経歴書に記載されているアルバイトでの経験や業務について深掘りされることもあるでしょう。
質問に回答するときは、前述の職務経歴書で記載した、業務内容や心がけているポイントをエピソードを交えて詳しく補足すると説得力が増します。数値を用いるなど具体的な内容を伝えることで、企業にとって有益な人材になり得ると印象付けられるでしょう。

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